JP6747577B2 - リチウムイオン二次電池 - Google Patents

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Description

本発明は、リチウムイオン二次電池に関する。
リチウムイオン二次電池は、過充電時などに内部の温度が上昇し、不具合が生じる場合がある。このため、特許文献1および2には、電極の集電体と活物質層との間に、抵抗温度係数が正であるPTC(Positive temperature coefficient)層を設けたリチウムイオン二次電池が記載されている。このリチウムイオン二次電池では、温度上昇時に、PTC層の抵抗が上昇して、電流が遮断されることにより、高温時の安全性が確保されるように構成されている。
特開2009−176599号公報 特開2008−243708号公報
ここで、温度上昇時にPTC層の抵抗が上昇するのは、温度が上昇すると、PTC層に含まれる結晶性ポリマーの結晶性が低下して体積膨張し、導電ネットワークが切断されることによる。
しかしながら、体積膨張するような高温の温度領域では、結晶性ポリマーは流動性を有しているため、電池内部の応力状況などによっては、結晶性ポリマーが流動することによって、切断された導電ネットワークが回復し、PTC層の電流遮断機能が低下する可能性がある。
本発明は、上記課題を解決するものであり、温度上昇時でも高い安全性を維持することができるリチウムイオン二次電池を提供することを目的とする。
本発明のリチウムイオン二次電池は、
正極集電体と、正極活物質を含む正極合材層とを有する正極と、
負極集電体と、負極活物質を含む負極合材層とを有する負極と、
前記正極と前記負極との間に位置するセパレータと、
非水電解液と、
前記正極合材層と前記正極集電体との間、および、前記負極合材層と前記負極集電体との間の少なくとも一方に設けられ、正の抵抗温度係数を有するPTC層と、
を備え、
前記PTC層は、非導電性のフィラー粒子を含み、かつ、120℃における電子抵抗が室温時の電子抵抗の100倍以上であり、
前記PTC層を横断する任意の断面において、前記フィラー粒子の断面積から求めた円相当直径のメジアン径D50(以下、D50_f)と前記PTC層の厚みtとの間には、0.7t≦D50_fの関係が成り立ち、
前記フィラー粒子が前記PTC層の表面から突出している部分の高さの平均値hと、前記PTC層と接している前記正極合材層および前記負極合材層のうちの少なくとも一方の合材層中の気孔の体積基準のメジアン径D50(以下、D50_k)との間には、h≦D50_kの関係が成り立つ、
ことを特徴とする。
前記非導電性のフィラー粒子は、絶縁性セラミックの粒子であってもよい。
また、前記PTC層には、高結晶性ポリエチレンエマルジョン樹脂が含まれていてもよい。
本発明によるリチウムイオン二次電池によれば、PTC層が設けられていることにより、温度が上昇して高温になると、PTC層が絶縁層として機能して電流を遮断するので、高温時の安全性を確保することができる。また、PTC層には、非導電性のフィラー粒子が含まれているので、高温下でのPTC層中の高分子の軟化・流動による、切断された導電ネットワークの復帰を抑制することができる。これにより、高温時におけるリチウムイオン二次電池の安全性を維持することができる。
特に、PTC層に含まれる非導電性のフィラー粒子のメジアン径D50_fと、PTC層の厚みtとの間には、0.7t≦D50_fの関係が成り立っているので、高温時に高分子が軟化・流動した場合でも、フィラー粒子がスペーサーとして機能し、切断された導電ネットワークの復帰を抑制することができる。
また、非導電性のフィラー粒子がPTC層の表面から突出している部分の高さの平均値hと、PTC層と接している合材層中の気孔の体積基準のメジアン径D50_kとの間には、h≦D50_kの関係が成り立つので、非導電性のフィラー粒子がPTC層の表面から突出している場合でも、フィラー粒子の突出部分は合材層の気孔内に収まる。これにより、合材層とPTC層との間の接触不良を抑制することができ、リチウムイオン二次電池のサイクル特性を向上させることができる。
本発明の第1の実施形態におけるリチウムイオン二次電池の断面図である。 第1の実施形態におけるリチウムイオン二次電池に用いられる正極の構成を示す断面図である。 第1の実施形態におけるリチウムイオン二次電池に用いられる負極の構成を示す断面図である。 第2の実施形態におけるリチウムイオン二次電池に用いられる正極の構成を示す断面図である。 第2の実施形態におけるリチウムイオン二次電池に用いられる負極の構成を示す断面図である。
以下に本発明の実施形態を示して、本発明の特徴とするところをさらに具体的に説明する。
以下では、セパレータを介して正極および負極を交互に複数積層して形成された積層体と、非水電解液とを外装体内に収容した構造のリチウムイオン二次電池を例に挙げて説明する。
<第1の実施形態>
図1は、本発明の第1の実施形態におけるリチウムイオン二次電池100の断面図である。このリチウムイオン二次電池100は、正極11と負極12がセパレータ13を介して交互に複数積層されることによって形成されている積層体10と、非水電解液14とがラミネートケース20内に収容された構造を有している。
外装体であるラミネートケース20は、一対のラミネートフィルム20aおよび20bの周縁部同士を熱圧着して接合することにより形成されている。
ラミネートケース20の一方端側からは、正極端子16aが外部に導出されており、他方端側からは、負極端子16bが外部に導出されている。複数の正極11は、リード線15aを介して、正極端子16aと接続されている。また、複数の負極12は、リード線15bを介して、負極端子16bと接続されている。
正極11は、図2に示すように、正極集電体21と、正極集電体21の両面に形成された正極合材層22とを備える。正極集電体21としては、例えば、アルミニウムなどの金属箔を用いることができる。正極合材層22は、正極活物質を含み、さらに、バインダおよび導電助剤を含んでいてもよい。正極活物質としては、例えば、コバルト酸リチウムを用いることができる。
負極12は、図3に示すように、負極集電体31と、負極合材層32と、PTC層33とを備える。負極集電体31としては、例えば、銅などの金属箔を用いることができる。負極合材層32は、負極活物質を含み、さらに、バインダおよび導電助剤を含んでいてもよい。負極活物質としては、例えば、人造黒鉛を用いることができる。
PTC層33は、負極集電体31と負極合材層32との間に設けられており、例えば、ポリマーと、導電性粒子と、非導電性のフィラー粒子とを含む。PTC層33は、正の抵抗温度係数を有し、温度の上昇に伴って抵抗が増大する。PTC層33の、120℃における電子抵抗は、室温(25℃)時の電子抵抗の100倍以上である。すなわち、PTC層33は、室温では電子伝導性を有することによって導電体層として機能し、少なくとも120℃以上の温度領域では、絶縁層として機能する。
PTC層33に含まれる非導電性のフィラーは、例えば、アルミナである。ただし、非導電性のフィラーがアルミナに限定されることはなく、シリカ、チタニア、ジルコニアなどの絶縁性セラミックを用いてもよい。
PTC層33を横断する任意の断面において、PTC層33に含まれる非導電性のフィラー粒子の断面積から求めた円相当直径のメジアン径D50(以下、このメジアン径D50をD50_fと呼ぶ)と、PTC層33の厚みtとの間には、0.7t≦D50_fの関係が成り立つ。PTC層33の厚みtは、例えば1μmである。
また、非導電性のフィラー粒子がPTC層33の表面から突出している部分の高さの平均値hと、PTC層33と接している負極合材層32中の気孔(空隙)の体積基準のメジアン径D50(以下、合材層中の気孔の体積基準のメジアン径D50をD50_kと呼ぶ)との間には、h≦D50_kの関係が成り立つ。
セパレータ13は、正極11と負極12との間に介在している。セパレータ13としては、リチウムイオン二次電池に使用可能な種々のセパレータを特に制約なく用いることができる。図1に示すセパレータ13は袋状の形状を有するが、シート状の形状を有するものであってもよいし、九十九折りの形状を有するものであってもよい。
非水電解液14もリチウムイオン二次電池に使用可能なものであれば、どのようなものであってもよく、既知の非水電解液を用いることができる。
第1の実施形態におけるリチウムイオン二次電池100では、負極集電体31と負極合材層32との間に、上述したPTC層33が設けられていることにより、温度が上昇して高温になると、PTC層33が絶縁層として機能して電流を遮断するので、高温時の安全性を確保することができる。
また、PTC層33には、非導電性のフィラー粒子が含まれているので、高温下でのPTC層33中の結晶性ポリマーの軟化・流動による、切断された導電ネットワークの復帰を抑制することができる。これにより、リチウムイオン二次電池100の高温時の安全性を維持することができる。
特に、PTC層33を横断する任意の断面において、PTC層33に含まれる非導電性のフィラー粒子の断面積から求めた円相当直径のメジアン径D50_fと、PTC層33の厚みtとの間には、0.7t≦D50_fの関係が成り立っているので、高温時に結晶性ポリマーが軟化・流動した場合でも、フィラー粒子がスペーサーとして機能し、切断された導電ネットワークの復帰を抑制することができる。
本実施形態におけるリチウムイオン二次電池100は、上記のように構成されていることにより、PTC層33の厚みtが、例えば1μmと薄い場合でも、高温時の安全性を維持することができる。すなわち、高温時の安全性を維持するために、PTC層33の厚みtを薄くすることができるので、PTC層33の厚みtが厚くなることによるリチウムイオン二次電池100の特性の低下を抑制することができる。
また、本実施形態におけるリチウムイオン二次電池100では、非導電性のフィラー粒子がPTC層33の表面から突出している部分の高さの平均値hと、PTC層33と接している負極合材層32中の気孔の体積基準のメジアン径D50_kとの間には、h≦D50_kの関係が成り立っているので、非導電性のフィラー粒子がPTC層33の表面から突出している場合でも、フィラー粒子の突出部分は負極合材層32の気孔内に収まる。これにより、負極合材層32とPTC層33との間の接触不良を抑制することができ、リチウムイオン二次電池100のサイクル特性を向上させることができる。
<第2の実施形態>
第1の実施形態におけるリチウムイオン二次電池100では、負極集電体31と負極合材層32との間に、PTC層33が設けられている。これに対して、第2の実施形態におけるリチウムイオン二次電池100では、正極集電体21と正極合材層22との間に、PTC層が設けられている。
図4は、第2の実施形態におけるリチウムイオン二次電池100に用いられる正極11Aの構成を示す断面図である。図4に示すように、正極11Aは、正極集電体21と、正極合材層22と、PTC層23とを備える。PTC層23は、正極集電体21と正極合材層22との間に設けられている。
PTC層23の構造および機能は、第1の実施形態におけるPTC層33の構造および機能と同じである。すなわち、PTC層23は、非導電性のフィラー粒子を含み、かつ、120℃における電子抵抗が室温時の電子抵抗の100倍以上である。また、PTC層23を横断する任意の断面において、フィラー粒子の断面積から求めた円相当直径のメジアン径D50_fと、PTC層23の厚みtとの間には、0.7t≦D50_fの関係が成り立つ。さらに、フィラー粒子がPTC層23の表面から突出している部分の高さの平均値hと、PTC層23と接している正極合材層22中の気孔の体積基準のメジアン径D50_kとの間には、h≦D50_kの関係が成り立つ。
一方、図5に示すように、第2の実施形態におけるリチウムイオン二次電池100に用いられる負極12Aには、第1の実施形態で説明したPTC層33は設けられていない。すなわち、負極12Aは、負極集電体31と、負極集電体31の両面に形成された負極合材層32とを有する。
第2の実施形態におけるリチウムイオン二次電池100についても、第1の実施形態におけるリチウムイオン二次電池100と同様に、高温時の安全性を維持することができ、高いサイクル特性を得ることができる。
<実施例>
[正極]
正極活物質としてコバルト酸リチウム(LCO)を、導電助剤としてアセチレンブラックを、バインダとしてポリフッ化ビニリデン(PVdF)をそれぞれ用意し、それらを、重量比でLCO:アセチレンブラック:PVdFが96:2:2となるように、N−メチル−2−ピロリドン(NMP)中に分散させて、正極合材層用スラリーを作製した。
続いて、作製した正極合材層用スラリーを、ダイコーターを用いて、目付が20.0mg/cm2となるように、アルミニウム箔の両面に塗布して乾燥させた後、ロールプレス機を用いて空隙率が17%となるように圧密化し、所定の形状になるように切断して、PTC層を含まない正極を作製した。
[負極]
負極活物質として人造黒鉛を、バインダとして、カルボキシメチルセルロースナトリウム(CMC)およびスチレンブタジエンゴム(SBR)をそれぞれ用意し、それらを、重量比で、人造黒鉛:CMC:SBRが96:2:2となるように、水中に分散させて、負極合材層用スラリーを作製した。
続いて、作製した負極スラリーを、ダイコーターを用いて、目付が10.5mg/cm2となるように、銅箔の両面に塗布して乾燥させた後、ロールプレス機を用いて空隙率が25%となるように圧密化し、所定の形状になるように切断して、PTC層を含まない負極を作製した。
また、PTC層を含む6種類の負極も作製した。
6種類の負極にそれぞれ含まれるPTC層を形成するため、まず、低結晶性ポリエチレンエマルジョン樹脂(低結晶PE)を含む水分散液、および、高結晶性ポリエチレンエマルジョン樹脂(高結晶PE)を含む水分散液を用意した。そして、用意した水分散液に対して、導電材であるアセチレンブラック、および、非導電性のフィラーであるアルミナを、ポリエチレンエマルジョン樹脂:アセチレンブラック:アルミナが体積比で8:1:1となるように混合・分散して、PTC層用スラリーを作製した。アルミナは、平均粒径が0.4μm、0.9μm、および、1.8μmのものをそれぞれ用意して用いた。
その後、銅箔の両面に、乾燥後の厚みが1μmとなるように、PTC層用スラリーを塗布して乾燥させることによって、PTC層を形成した。
この後、形成したPTC層の表面に、上述した負極合材層用スラリーを、上述した方法によって塗布した。その後、PTC層を含まない負極の作製工程と同じ作製工程により、PTC層を含む6種類の負極、すなわち、後述する表1における試料番号2〜7のセルを構成する負極を作製した。
[セル]
上述した方法により作製した正極と負極を、セパレータを介して交互に複数枚積層し、全ての正極を束ねて正極タブに溶着するとともに、全ての負極を束ねて負極タブに溶着した後、アルミラミネートカップに入れた。そして、アルミラミネートカップ内に、エチレンカーボネート(EC)とエチルメチルカーボネート(EMC)を体積比で25:75の割合で混合した溶媒に、溶媒1リットル当たり1molの6フッ化燐酸リチウム(LiPF)を溶解した有機電解液を注液した。
その後、アルミラミネートカップに対して仮の真空シールを行った後、0.2CAで充放電を行い、充放電により発生したガスをアルミラミネートカップの外に放出し、その後、真空本シールを行うことによって、容量が2Ahのセルを作製した。そして、作製したセルを、SOC70%まで充電して、55℃で24時間、エージング処理を行い、表1に示す試料番号1〜7のセルを作製した。
Figure 0006747577
試料番号1のセルは、PTC層を含まない負極を用いて作製したセルである。
試料番号2のセルは、PTC層に含まれるポリマーとして、高結晶性ポリエチレンエマルジョン樹脂を用い、かつ、PTC層が非導電性のフィラー粒子を含有していないセルである。なお、PTC層用スラリーを作製する際のポリエチレンエマルジョン樹脂とアセチレンブラックの体積比は、9:1とした。
試料番号3のセルは、PTC層に含まれるポリマーとして、低結晶性ポリエチレンエマルジョン樹脂を用い、かつ、PTC層が非導電性のフィラー粒子を含有しているセルである。この試料番号3のセルは、25℃での電子抵抗に対する、120℃での電子抵抗の割合が9.0である。
試料番号4のセルは、PTC層に含まれるポリマーとして、高結晶性ポリエチレンエマルジョン樹脂を用い、かつ、PTC層が、メジアン径D50_fが0.4μmである非導電性のフィラー粒子を含有しているセルである。
試料番号5のセルは、PTC層に含まれるポリマーとして、高結晶性ポリエチレンエマルジョン樹脂を用い、かつ、PTC層が、メジアン径D50_fが0.9μmである非導電性のフィラー粒子を含有しているセルである。PTC層に含まれる非導電性のフィラー粒子は、PTC層の表面から突出していない。
試料番号6のセルは、PTC層に含まれるポリマーとして、高結晶性ポリエチレンエマルジョン樹脂を用い、かつ、PTC層が、メジアン径D50_fが1.8μmである非導電性のフィラー粒子を含有しているセルである。非導電性のフィラー粒子は、PTC層の表面から突出しており、その突出している部分の高さの平均値hは0.8μmである。また、PTC層と接している負極合材層中の気孔の体積基準のメジアン径D50_kは1.0μmである。
試料番号7のセルは、PTC層に含まれるポリマーとして、高結晶性ポリエチレンエマルジョン樹脂を用い、かつ、PTC層が、メジアン径D50_fが1.8μmである非導電性のフィラー粒子を含有しているセルである。非導電性のフィラー粒子は、PTC層の表面から突出しており、その突出している部分の高さの平均値hは0.8μmである。また、PTC層と接している負極合材層中の気孔の体積基準のメジアン径D50_kは0.6μmである。
試料番号5および6のセルは、本発明の要件、すなわち、下記の(a)〜(d)の全ての要件を満たすセルである。
(a)正極合材層と正極集電体との間、および、負極合材層と負極集電体との間の少なくとも一方に、正の抵抗温度係数を有するPTC層が設けられている。
(b)PTC層は、非導電性のフィラー粒子を含み、かつ、120℃における電子抵抗が室温時の電子抵抗の100倍以上である。
(c)PTC層を横断する任意の断面において、フィラー粒子の断面積から求めた円相当直径のメジアン径D50_fとPTC層の厚みtとの間には、0.7t≦D50_fの関係が成り立つ。
(d)フィラー粒子がPTC層の表面から突出している部分の高さの平均値hと、PTC層と接している合材層中の気孔の体積基準のメジアン径D50_kとの間には、h≦D50_kの関係が成り立つ。
一方、表1において、試料番号に*を付したセル、すなわち、試料番号1〜4および7のセルは、本発明の要件を満たさないセル、すなわち、上記(a)〜(d)の要件のうち、少なくとも1つの要件を満たしていないセルである。
[PTC層の電子抵抗]
試料番号1〜7の各セルについて、PTC層を交流抵抗計の2つの端子で挟み込み、1kHzの周波数で測定した単位面積当たりの交流抵抗(Ω/cm2)を、PTC層の電子抵抗とした。この電子抵抗を、室温である25℃および120℃の温度環境下でそれぞれ求めるとともに、25℃での電子抵抗に対する、120℃での電子抵抗の割合を求めた。
[PTC層の厚みtの測定]
試料番号1〜7の各セルについて、PTC層をイオンミリング処理することによって断面を出し、その断面を走査型電子顕微鏡(SEM)で観察したときの画像を解析することによって、PTC層の平均厚みtを求めた。この実施例では、試料番号1〜7の各セルのPTC層の平均厚みtは1μmであった。
[PTC層中の非導電性のフィラー粒子のメジアン径D50_fの測定]
試料番号1〜7の各セルについて、PTC層をイオンミリング処理することによって断面を出し、その断面を走査型電子顕微鏡(SEM)で観察したときの画像を解析することによって、非導電性のフィラー粒子の断面積から求めた円相当直径のメジアン径D50_fを求めた。
[フィラー粒子がPTC層の表面から突出している部分の高さの平均値hの測定]
試料番号1〜7の各セルについて、PTC層をイオンミリング処理することによって断面を出し、その断面を走査型電子顕微鏡(SEM)で観察したときの画像を解析することによって、非導電性のフィラー粒子がPTC層の表面から突出している部分の高さの平均値hを求めた。なお、非導電性のフィラー粒子がPTC層の表面から突出していない場合には、上記平均値hは0である。
[PTC層と接している負極合材層中の気孔の体積基準のメジアン径D50_kの測定]
水銀ポロシメータを用いて、PTC層の表面に形成した負極合材層中の気孔の体積基準のメジアン径D50_kを求めた。
[釘刺し試験での発煙・発火の有無]
試料番号1〜7の各セルに、釘を刺して、発煙・発火の有無を確認した。釘は、直径2.5mmでステンレススチール製のものを用いた。また、釘を刺す速度は100mm/sec、環境温度は20℃とした。
[サイクル後の容量維持率]
試料番号1〜7の各セルを、45℃、0.7CAの電流、3.00V以上4.35V以下の電圧範囲の条件でフル充放電を200サイクル行い、1サイクル目の充電容量に対する200サイクル目の充電容量を、サイクル後の容量維持率として求めた。
本発明の要件を満たす試料番号5および6のセルは、釘刺し試験において、発火・発煙は発生しなかった。また、サイクル後の容量維持率は、86%以上となった。
すなわち、本発明の要件を満たす試料番号5および6のセルは、温度上昇時の高い安全性と、高いサイクル容量維持率を実現している。
一方、試料番号1〜4のセルは、本発明の要件を満たさないセルである。具体的には、上記(a)〜(d)の要件のうち、(a)〜(c)のうちの少なくとも1つの要件を満たしていない。本発明の要件を満たさない試料番号1〜4のセルは、釘刺し試験において、発火または発煙が生じた。
試料番号7のセルは、上記(a)〜(d)の要件のうち、(d)の要件を満たしていない、本発明の要件を満たさないセルである。本発明の要件を満たさない試料番号7のセルは、釘刺し試験において、発火・発煙は発生しなかったが、サイクル後の容量維持率が45%となった。これは、(d)の要件が満たされていないことにより、PTC層の表面から突出している非導電性のフィラー粒子の突出部分が負極合材層の気孔内に収まらず、負極合材層とPTC層との間で接触不良が生じていることが原因と考えられる。
本発明は、上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の範囲内において、種々の応用、変形を加えることが可能である。
例えば、上述した実施形態では、正極合材層と正極集電体との間、および、負極合材層と負極集電体との間のうちの一方に、PTC層が設けられているものとして説明したが、PTC層は、正極合材層と正極集電体との間、および、負極合材層と負極集電体との間の両方に設けられていてもよい。
また、上述した実施形態では、セパレータを介して正極および負極を交互に複数積層して形成される積層体と、非水電解液とを外装体内に収容した構造のリチウムイオン二次電池を例に挙げて説明したが、本発明によるリチウムイオン二次電池の構造が上記構造に限定されることはない。例えば、リチウムイオン二次電池は、セパレータを介して積層された正極および負極を巻回して形成される巻回体と、非水電解液とを外装体内に収容した構造であってもよい。また、外装体は、ラミネートケースではなく、金属缶であってもよい。
10 積層体
11 第1の実施形態の正極
11A 第2の実施形態の正極
12 第1の実施形態の負極
12A 第2の実施形態の負極
13 セパレータ
14 非水電解液
20 ラミネートケース
21 正極集電体
22 正極合材層
23 PTC層
31 負極集電体
32 負極合材層
33 PTC層
100 リチウムイオン二次電池

Claims (3)

  1. 正極集電体と、正極活物質を含む正極合材層とを有する正極と、
    負極集電体と、負極活物質を含む負極合材層とを有する負極と、
    前記正極と前記負極との間に位置するセパレータと、
    非水電解液と、
    前記正極合材層と前記正極集電体との間、および、前記負極合材層と前記負極集電体との間の少なくとも一方に設けられ、正の抵抗温度係数を有するPTC層と、
    を備え、
    前記PTC層は、非導電性のフィラー粒子を含み、かつ、120℃における電子抵抗が室温時の電子抵抗の100倍以上であり、
    前記PTC層を横断する任意の断面において、前記フィラー粒子の断面積から求めた円相当直径のメジアン径D50(以下、D50_f)と前記PTC層の厚みtとの間には、0.7t≦D50_fの関係が成り立ち、
    前記フィラー粒子が前記PTC層の表面から突出している部分の高さの平均値hと、前記PTC層と接している前記正極合材層および前記負極合材層のうちの少なくとも一方の合材層中の気孔の体積基準のメジアン径D50(以下、D50_k)との間には、h≦D50_kの関係が成り立つ、
    ことを特徴とするリチウムイオン二次電池。
  2. 前記非導電性のフィラー粒子は、絶縁性セラミックの粒子である、
    ことを特徴とする請求項1に記載のリチウムイオン二次電池。
  3. 前記PTC層には、高結晶性ポリエチレンエマルジョン樹脂が含まれている、
    ことを特徴とする請求項1または2に記載のリチウムイオン二次電池。
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