JP6735972B2 - ショウガ粉末加工物の製造方法及びショウガ粉末加工物 - Google Patents
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Description
本発明のショウガ粉末加工物の製造方法は、ショウガ粉末と平均一次粒径d50が500μm以下の多価カルボン酸の乾燥粉末とを混合して混合粉末を得る混合工程と、前記混合粉末を加熱する加熱工程とを含むことを特徴とするものである。本発明のショウガ粉末加工物の製造方法によれば、ジンゲロールの含有量を低減しつつ、ショウガオールの含有量を高めたショウガ粉末加工物を製造することができる。また、溶媒を用いずに、ショウガ粉末と多価カルボン酸の乾燥粉末とを粉末同士で混合し、これを加熱することによって、黒色化、吸湿、デンプン質の糊化、苦味が強くなるといった性状・呈味の変化が生じにくく、飲食品の原料に適したショウガ粉末加工物を製造することができる。さらに、本発明のショウガ粉末加工物の製造方法によれば、低い加熱温度や短い加熱時間であっても、ジンゲロールを低減し、かつ、ショーガオールを効率よく富化することができる。本発明のショウガ粉末加工物の製造方法は、ショウガ粉末を用いることから、粉末状のショウガ粉末加工物を容易に得ることができる。本願明細書においてショーガオールとは、6−ショーガオールを意味し、また、ジンゲロールとは、6−ジンゲロールを意味する。
本発明における混合工程は、ショウガ粉末と平均一次粒径d50が500μm以下の多価カルボン酸の乾燥粉末とを混合して混合粉末を得る工程である。本願明細書において、平均一次粒径d50とは、得られた体積基準粒子径の累積度数分布において、累積値が50%となるときの径(即ち、メジアン径)を意味する。
本発明における加熱工程は、前記混合工程で得られたショウガ粉末と多価カルボン酸の乾燥粉末との混合粉末を加熱する工程である。加熱工程における加熱温度は90〜120℃であることが好ましい。90℃より低い温度で加熱すると、加熱処理に長時間を要する場合がある。一方、120℃より高い温度で加熱すると、ショウガ粉末加工物に焦げを生じやすくなるほか、多価カルボン酸の安定性にも悪影響を与える恐れがある。より好ましくは95〜115℃である。
上記のとおり、本発明のショウガ粉末加工物の製造方法によれば、効率的にジンゲロールの含有量を低減しつつ、ショーガオールの含有量を高めたショウガ粉末加工物を製造することができる。このようなショウガ粉末加工物は、体温を下げる作用のあるジンゲロールのショーガオールに対する含有割合が低いことから、ショーガオールの効能である深部体温を上昇させる効能を効率よく得ることが可能となる。本発明のショウガ粉末加工物の製造方法によれば、ショウガ粉末加工物の固形分当たりに含有される6−ショーガオール量が0.50%以上であり、かつ6−ショーガオールの6−ジンゲロールに対する質量比が4以上である、高ショーガオールかつ低ジンゲロールのショウガ粉末加工物を得ることができる。
原料であるショウガ粉末、及び、ショウガ粉末加工物に含まれるジンゲロールならびにショーガオールの量は、高速液体クロマトグラフィー(以下、「HPLC」)を用いて、下記の条件で測定した。測定値は、別に測定した乾燥減量を差し引き、固形物あたりの含有量に換算した。
・検出器:紫外吸光光度計(検出波長280nm)
・カラム:内径3.0mm、長さ250mmのステンレス管に5μmの液体クロマトグラフィー用オクタデシルシリル化シリカゲルを充填したカラム((株)ワイエムシィ製YMC−Pack Pro C18)
・カラム温度:40℃付近の一定温度
・移動相:移動相には水とアセトニトリルの混合溶媒を用いた。最初は水とアセトニトリルの混合比が40:60となるように溶出し、分析開始から20分までに水とアセトニトリルの混合比が20:80となるまで溶媒の比率を次第に変化させるグラジエント溶出を行った。
・流速:0.5mL/min
・注入量:10μL
・標準溶液の調製と検量線の作成
日本薬局方生薬試験用試薬のジンゲロールおよびショーガオール標準品(いずれも和光純薬工業(株)製)をメタノールと水の混合液(メタノール:水=3:1)に溶解して標準溶液を調製し、HPLC分析におけるピーク面積値から検量線を作成した。
・試料溶液の調製
各試料にメタノールと水の混合液(メタノール:水=3:1)を加えて30分間振盪した後、遠心して得られた上澄液を試料溶液とした。
試料約1gをとり、105℃にて6時間加熱した後、デシケータ中で室温まで冷却した。加熱前後の試料質量を測定し、加熱によって減少した試料質量の、加熱前の試料質量に対する百分率を乾燥減量とした。
多価カルボン酸について、レーザー回析/散乱式粒子径分布測定装置LA−960(株)堀場製作所製)を用い、レーザー回折散乱法により粒子径の測定を行なった。得られた体積基準粒子径の累積度数分布において、累積値が50%に相当するメジアン径(d50)[μm]を求めた。また、同様にして累積値が90%に相当する粒子径(d90)[μm]を求めた。
加熱処理には、ヤマト科学(株)製の定温恒温器DK63を使用した。
ショウガ粉末(「ショウガ末」:香栄興業(株)製、粒径355μm以下(42メッシュパス)、乾燥減量5%)のジンゲロール量及びショーガオール量を上記方法で測定した。結果を表1に示す。
ショウガ粉末(「ショウガ末」:香栄興業(株)製、粒径355μm以下(42メッシュパス)、乾燥減量5%)をレトルト袋に入れ、開口部をヒートシールして密封した後、錐を用いてレトルト袋に直径1〜5mmの穴を1か所開け、半密封状態にした。その後、115℃で4時間の加熱処理を行い、ショウガ粉末加工物を得た。得られたショウガ粉末加工物のジンゲロール量及びショーガオール量を測定した。結果を表1に示す。
ショウガ粉末(「ショウガ末」:香栄興業(株)製、粒径355μm以下(42メッシュパス、乾燥減量5%)と、クエン酸粉末(「無水クエン酸パウダー」:昭和化工(株)製、d50[μm]=57、d90[μm]=81、乾燥減量3%以下)とを、下記表1記載の質量比で量り取り、ポリ袋中で激しくかき混ぜてショウガ粉末またはクエン酸粉末の塊が認められなくなるまで乾燥粉末同士を混合した。この混合粉末をレトルト袋に入れ、開口部をヒートシールして密封した後、錐を用いてレトルト袋に直径1〜5mmの穴を1か所開け、半密封状態にした。その後、115℃で4時間の加熱処理を行い、ショウガ粉末加工物を得た。得られたショウガ粉末加工物のジンゲロール量及びショーガオール量を測定した。結果を表1に示す。
前記実施例1−1とは、クエン酸粉末を、クエン酸粉末(「クエン酸(無水)80MP」:扶桑化学工業(株)製、d50[μm]=82、d90[μm]=120、乾燥減量3%以下)に変えた以外は同じ方法で、ショウガ粉末加工物を得た。結果を表2に示す。
前記実施例1−1とは、クエン酸粉末を、クエン酸粉末(「精製クエン酸(無水)MS」:扶桑化学工業(株)製、d50[μm]=200、d90[μm]=279、乾燥減量3%以下)に変えた以外は同じ方法で、ショウガ粉末加工物を得た。結果を表3に示す。
前記実施例1−1とは、クエン酸粉末を、クエン酸粉末(「精製クエン酸(無水)M」:扶桑化学工業(株)製、d50[μm]=404、d90[μm]=571、乾燥減量3%以下)に変えた以外は同じ方法で、ショウガ粉末加工物を得た。結果を表4に示す。
前記実施例1−1とは、クエン酸粉末を、クエン酸粉末(「精製クエン酸(無水)L」:扶桑化学工業(株)製、d50[μm]=661、d90[μm]=945、乾燥減量3%以下)に変えた以外は同じ方法で、ショウガ粉末加工物を得た。結果を表5に示す。
ショウガ粉末(「ショウガ末」:香栄興業(株)製、粒径355μm以下(42メッシュパス)、乾燥減量5%)を平皿に移し、115℃で4時間の加熱処理を行い、ショウガ粉末加工物を得た。得られたショウガ粉末加工物のジンゲロール量及びショーガオール量を測定した。結果を表6に示す。
ショウガ粉末(「ショウガ末」:香栄興業(株)製、粒径355μm以下(42メッシュパス)、乾燥減量5%)と、クエン酸粉末(「無水クエン酸パウダー」:昭和化工(株)製、d50[μm]=57、d90[μm]=81、乾燥減量3%以下)とを、下記表1記載の質量比で量り取り、ポリ袋中で激しくかき混ぜてショウガ粉末またはクエン酸粉末の塊が認められなくなるまで乾燥粉末同士を混合した。この混合粉末を平皿に移し、115℃で4時間の加熱処理を行い、ショウガ粉末加工物を得た。得られたショウガ粉末加工物のジンゲロール量及びショーガオール量を測定した。結果を表6に示す。
前記実施例2−1とは、クエン酸粉末を、クエン酸粉末(「クエン酸(無水)80MP」:扶桑化学工業(株)製、d50[μm]=82、d90[μm]=120、乾燥減量3%以下)に変えた以外は同じ方法で、ショウガ粉末加工物を得た。結果を表6に示す。
前記実施例2−1とは、クエン酸粉末を、クエン酸粉末(「精製クエン酸(無水)MS」:扶桑化学工業(株)製、d50[μm]=200、d90[μm]=279、乾燥減量3%以下)に変えた以外は同じ方法で、ショウガ粉末加工物を得た。結果を表6に示す。
前記実施例2−1とは、クエン酸粉末を、クエン酸粉末(「精製クエン酸(無水)M」:扶桑化学工業(株)製、d50[μm]=404、d90[μm]=571、乾燥減量3%以下)に変えた以外は同じ方法で、ショウガ粉末加工物を得た。結果を表6に示す。
前記実施例2−1とは、クエン酸粉末を、クエン酸粉末(「精製クエン酸(無水)L」:扶桑化学工業(株)製、d50[μm]=661、d90[μm]=945、乾燥減量3%以下)に変えた以外は同じ方法で、ショウガ粉末加工物を得た。結果を表6に示す。
ショウガ粉末(「ショウガ末」:香栄興業(株)製、粒径355μm以下(42メッシュパス)、乾燥減量5%)と、クエン酸粉末(「無水クエン酸パウダー」:昭和化工(株)製、d50[μm]=57、d90[μm]=81、乾燥減量3%以下)とを、10:2の重量比で量り取り、ポリ袋中で激しくかき混ぜてショウガ粉末またはクエン酸粉末の塊が認められなくなるまで乾燥粉末同士を混合した。この混合粉末を平皿に移し、下記表7記載の加熱温度および加熱時間で処理することで、ショウガ粉末加工物を得た。得られたショウガ粉末加工物のジンゲロール量及びショーガオール量を測定した。
ショウガ粉末(「ショウガ末」:香栄興業(株)製、粒径355μm以下(42メッシュパス)、乾燥減量5%)を平皿に移し、下記表8記載の加熱温度および加熱時間で処理することで、ショウガ粉末加工物を得た。得られたショウガ粉末加工物のジンゲロール量及びショーガオール量を測定した。
ショウガ粉末(「ショウガ末」:香栄興業(株)製、粒径355μm以下(42メッシュパス)、乾燥減量5%)と、クエン酸粉末(「無水クエン酸パウダー」:昭和化工(株)製、d50[μm]=57、d90[μm]=81、乾燥減量3%以下)とを、10:2の重量比で量り取り、ポリ袋中で激しくかき混ぜてショウガ粉末またはクエン酸粉末の塊が認められなくなるまで乾燥粉末同士を混合した。この混合粉末を平皿に移し、115℃で4時間の加熱処理をすることで、ショウガ粉末加工物を得た。
実施例4−1とは、クエン酸粉末を、酒石酸粉末(「L−酒石酸S」:扶桑化学工業(株)製、d50[μm]=301、d90[μm]=423、乾燥減量3%以下)に変えた以外は同じ方法で、ショウガ粉末加工物を得た。
実施例4−1とは、クエン酸粉末を、リンゴ酸粉末(「リンゴ酸フソウS」:扶桑化学工業(株)製、d50[μm]=141、d90[μm]=198、乾燥減量3%以下)に変えた以外は同じ方法で、ショウガ粉末加工物を得た。
実施例4−1とは、クエン酸粉末を、フマル酸粉末(「フマル酸フソウ(微粉)」:扶桑化学工業株式会社、d50[μm]=3、d90[μm]=7、乾燥減量3%以下)に変えた以外は同じ方法で、ショウガ粉末加工物を得た。
実施例4−1とは、クエン酸粉末を、コハク酸粉末(「コハク酸」:扶桑化学工業株式会社、d50[μm]=315、d90[μm]=447、乾燥減量3%以下)に変えた以外は同じ方法で、ショウガ粉末加工物を得た。
実施例4−1とは、クエン酸粉末を、アジピン酸粉末(「アジピン酸」:和光純薬工業株式会社、d50[μm]=174、d90[μm]=245、乾燥減量3%以下)に変えた以外は同じ方法で、ショウガ粉末加工物を得た。
実施例1−1で得たショウガ粉末加工物1kgに70vol%エタノール10Lを加えて室温にて1週間、抽出を行った。濾過により、必要に応じオリ(沈殿物)を除き、その後、適宜70vo%エタノールを加えて15Lのエキスを得た。
実施例1−1で得たショウガ粉末加工物1kgに70vol%エタノール10Lを加えて2時間加熱還流抽出を行った。濾過により、必要に応じオリ(沈殿物)を除き、濾液を減圧濃縮し、その後凍結乾燥を行い、約250gのエキス末を得た。
高麗人参(3質量部)、オオバコ種子(3質量部)、ウコン(3質量部)、みかんの果皮(2質量部)を228質量部の水を張った抽出釜に投入し、加温して沸騰30分後に、さらに花椒(2質量部)、白芥子(1質量部)を投入、その後さらに30分間沸騰し、抽出液を得た。得られた抽出液をろ過して生薬残渣と分離し、得られた濾液を減圧濃縮した後、難消化性デキストリン(松谷化学工業1.6質量部)を加えて均一に撹拌、殺菌後スプレードライによって生薬エキス粉末(3.2質量部)を得た。切裁が必要な生薬に関しては、抽出刻みに加工して使用した。上記で得られた生薬エキス粉末を用いて、下記表1に示す原材料を、表中に記載の割合(質量%)にて配合し、健康食品(青汁)を製造した。
下記表中の配合割合で、グミを常法により製造した。
下記表中の配合割合で、せんべいを常法により製造した。
下記表中の配合割合で、ケーキを常法により製造した。
下記表中の配合割合で、シロップを常法により製造した。
下記表中の配合割合で、味噌汁を常法により製造した。
下記表中の配合割合で、シチューを常法により製造した。
下記表中の配合割合で、清涼飲料水を常法により製造した。
下記表中の配合割合で、サプリメント(錠剤)を常法により製造した。
下記表中の配合割合で、サプリメント(カプセル)を常法により製造した。
下記表に示す組成により長径20mm、厚さ9.4mmの炭酸ブリケット製剤を製造した。
下記表に示す組成の成分に対して、機械練り法(各成分をニーダー中で攪拌混合した後、ニーダーより取り出し、チリングロールで室温まで冷却する。これをセッケン用プロッダーで2〜3回混練した後、コーン部より押し出し、型打ちして乾燥し、全体を磨き成型する)及び枠練り法(メントール等の添加剤を除く各成分を混合加熱(約70℃)溶解し、冷却したのち約50℃にて添加剤を加え、混合してから枠練り用枠に流し込む。固化後枠から取り出し60〜90日乾燥後、型打ち機で型打ちを行い、全体を磨いて仕上げる)を適用して白色固形セッケンを製造した。
下記表中の配合割合で、ヘアーリキッドを常法により製造した。
下記表中の配合割合で、ヘアーシャンプーを常法により製造した。
下記表中の配合割合で、ヘアートリートメントを常法により製造した。
下記表中の配合割合で、軟膏(PEG)を常法により製造した。
下記表中の配合割合で、軟膏(パラフィン)を常法により製造した。
上記調製例で得たショウガ粉末加工物のエキス末を、50%エタノール水溶液に溶解し、ショウガ粉末加工物のエキス末溶解液を得た。これを使用し、下記表中の成分と混合し、育毛剤を製造した。
下記表の処方(質量%)に従い、まず、酢酸dl−α−トコフェロール、イソプロピルメチルフェノール、パントテニルアルコール、グリチルレチン酸、エタノール(99.5%)、ミリスチン酸オクチルドデシル、2−エチルヘキサン酸オクチル、香料、メントールを均一に混合した。次に、センブリ抽出液、ニンジン抽出液、1,3−ブチレングリコール、ジプロピレングリコール、アスコルビン酸リン酸エステルナトリウム、エデト酸4ナトリウム、ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油(50E.O)、ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油(20E.O)、ショウガ粉末加工物のエキス、精製水を均一に混合した。最後に両者を混合し、濾過して充填することにより液状型トニックを製造した。
下記表の処方(質量%)に従い、まず、酢酸dl−α−トコフェロール、イソプロピルメチルフェノール、パントテニルアルコール、エタノール(99.5%)、香料、メントールを均一に混合した。次に、センブリ抽出液、ニンジン抽出液、ジプロピレングリコール、3−メチル−1,3−ブタンジオール、アスコルビン酸リン酸エステルナトリウム、エデト酸4ナトリウム、ポリオキシエチレンポリオキシプロピレングリコール、モノラウリン酸デカグリセリル、ショウガ粉末加工物のエキス、精製水を均一に混合した。次に両者を混合し、濾過して原液とし、最後に、原液と噴射剤を充填処方に合わせて、缶に充填することによりエアゾール型トニックを製造した。
下記表の処方(質量%)に従い、下記の製造例に準拠し、ハンドクリーム製剤を製造した。まず、流動パラフィン、パルミチン酸イソプロピル、ステアリン酸、セタノール、モノステアリン酸グリセリン、ジメチルポリシロキサン、デカメチルテトラシロキサン、ブチルパラベン、モノステアリン酸デカグリセリル、酢酸トコフェロールを混合し、加熱した。次に、メチルパラベン、1,3−ブチレングリコール、1,2−ペンタンジオール、濃グリセリン、エデト酸2ナトリウム、トリエタノールアミン、精製水を混合し加熱し、先の混合物に加え乳化させた。冷却後、フェノキシエタノール、グリチルリチン酸ジカリウム、香料、ショウガ粉末加工物のエキスを添加することによりハンドクリームを製造した。
下記表の処方(質量%)に従い、油相と水相をそれぞれ70℃に加熱し、完全溶解させた。水相に油相を添加して乳化させた後、冷却後、添加相を添加することによりpH6.1のボディクリームを製造した。
下記表の処方(質量%)に従い、油相と水相をそれぞれ70℃に加熱し、完全溶解させた。水相に油相を添加して乳化させた後、冷却後、添加相を添加することによりpH7.5のボディクリームを製造した。
下記表の処方(質量%)に従い、油相と水相をそれぞれ70℃に加熱し、完全溶解させた。水相に油相を添加して乳化させた後、冷却後、微細に粉砕した粉体相および添加相を添加することによりSPF20の日焼け止めクリームを製造した。
上記調製例で得たショウガ粉末加工物のエキス末を、50%エタノール水溶液に溶解し、ショウガ粉末加工物のエキス末溶解液を得た。これを使用し、下記表の処方(質量%)に従い、すべての原料を均一に混合することにより粉体入浴剤を製造した。
上記調製例で得たショウガ粉末加工物のエキス末を、50%エタノール水溶液に溶解し、ショウガ粉末加工物のエキス末溶解液を得た。これを使用し、下記表の処方(質量%)に従い、A相およびB相を70℃に加熱し完全溶解させ、A相をB相に添加後、30℃まで冷却することにより液状入浴剤を製造した。
下記表の処方(質量%)に従い、水相にアルコール相を添加し原液を調整し、その原液を缶に入れ、LPG、ブタン等のガスを充填することにより化粧水(エアゾール製品)を製造した。
下記表の処方(質量%)に従い、水相にアルコール相を添加し、可溶化させることによりpH5.5の弱酸性化粧水(透明タイプ)を製造した。
下記表の処方(質量%)に従い、水相にアルコール相を添加し、乳化させることによりpH7.5の化粧水(白濁タイプ)を製造した。
下記表の処方(質量%)に従い、水相にアルコール相を添加して可溶化させた後、粉体相を添加することによりpH6.2の3層型の化粧水(分離型タイプ)を製造した。
下記表中の配合割合で、スプレーローションを常法により製造した。
下記表中の配合割合で、エアゾールスプレーを常法により製造した。
下記表中の配合割合で、上がり湯用組成物を常法により製造した。
下記表中の配合割合で、清拭剤を常法により製造した。
下記表中の配合割合で、シャワー洗い流しローションを常法により製造した。
Claims (3)
- ショウガ(但し、ショウガ抽出物を除く)の乾燥粉末と平均一次粒径d50が500μm以下の多価カルボン酸の乾燥粉末とを混合して混合粉末を得る混合工程と、半密閉型の容器または開放型の容器を用いて、水を添加しないで前記混合粉末を90〜120℃(但し、120℃を除く)で加熱する加熱工程とを含む粉末状のショウガ粉末加工物の製造方法であって、
前記多価カルボン酸が、クエン酸、酒石酸、リンゴ酸、フマル酸、コハク酸、及び、アジピン酸から選ばれる1種以上であることを特徴とする粉末状のショウガ粉末加工物の製造方法。 - 前記多価カルボン酸の乾燥粉末の平均一次粒径d50が350μm以下であり、d90が450μm以下である請求項1記載の粉末状のショウガ粉末加工物の製造方法。
- 前記ショウガ(但し、ショウガ抽出物を除く)の乾燥粉末が、ショウガの根茎の乾燥粉末である請求項1又は2記載の粉末状のショウガ粉末加工物の製造方法。
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