JP2014169241A - 温感付与組成物 - Google Patents
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Abstract
【課題】 高い効果を有し安全な温感付与組成物、並びに当該組成物を含有する飲食品、医薬品、体温調節改善剤、香粧品、口腔用組成物、香味料組成物を提供することである。
【解決手段】 ショウガ科バンウコン属バンウコン抽出物、該植物の抽出物の分画物、精油、精油由来のp−メトキシ桂皮酸エチル、桂皮酸エチルを有効成分として含有する温感付与組成物、並びに当該組成物を含有する飲食品、医薬品、体温調節改善剤、香粧品、口腔用組成物、香味料組成物である。
【選択図】 なし
【解決手段】 ショウガ科バンウコン属バンウコン抽出物、該植物の抽出物の分画物、精油、精油由来のp−メトキシ桂皮酸エチル、桂皮酸エチルを有効成分として含有する温感付与組成物、並びに当該組成物を含有する飲食品、医薬品、体温調節改善剤、香粧品、口腔用組成物、香味料組成物である。
【選択図】 なし
Description
本発明は、バンウコン抽出物、その分画物、バンウコン精油、p−メトキシ桂皮酸エチル又は桂皮酸エチルを有効成分として含有する温感付与組成物に関する。また、当該温感付与組成物を含有する飲食品、香味料組成物、医薬品、体温調節改善剤並びに香粧品に関する。
冷え症(「冷え性」とも言う)は体の一部、特に四肢末端、腰部が他の部位に比較して異常に冷たく感じる症状である。
冷え症に伴う症状としては肩こり、頭痛、むくみ、不眠、手足のしびれ、紫色の爪、白くなった手足の指、手足の痛み、頻尿、めまい、のぼせ、しもやけ、便秘、腰痛、倦怠感、疲労、耳鳴りなどが挙げられる。
冷房が普及した現代では、冷え症の悩みは寒い季節の問題ではなく、夏の冷房で体調不良を訴える人も多い。
さらに、近年、冷え症とメタボリックシンドローム(代謝症候群)、性機能障害であるED(Erectile Dysfunction)との関係についても指摘されており、女性のみならず男性においても冷え症の改善は大きな意味をもつと言える。
冷え症に伴う症状としては肩こり、頭痛、むくみ、不眠、手足のしびれ、紫色の爪、白くなった手足の指、手足の痛み、頻尿、めまい、のぼせ、しもやけ、便秘、腰痛、倦怠感、疲労、耳鳴りなどが挙げられる。
冷房が普及した現代では、冷え症の悩みは寒い季節の問題ではなく、夏の冷房で体調不良を訴える人も多い。
さらに、近年、冷え症とメタボリックシンドローム(代謝症候群)、性機能障害であるED(Erectile Dysfunction)との関係についても指摘されており、女性のみならず男性においても冷え症の改善は大きな意味をもつと言える。
冷え症の予防改善を目的として、リンゴベリーエキスを有効成分とする冷え性改善組成物(特許文献1)、アスタキサンチンとリグニンからなる末梢血行改善用組成物(特許文献2)、シナモン抽出物を含有する冷え性改善剤(特許文献3)、黒生姜(Kaempferia parviflora)加工物を含む冷え性改善用組成物(特許文献4)、ヒハツ抽出物、トウガラシ抽出物、鉄及びユビキノンを含む冷え性改善用組成物(特許文献5)、オルニチン又はその塩を有効成分として含む冷え症改善剤(特許文献6)、梅肉エキスを含む冷え症改善剤(特許文献7)、カシス濃縮物、アミノ酸、有機酸からなる群より選択される少なくとも1種を含む組成物(特許文献8)などが提案されている。
近年、健康長寿に対する国民の意識が高まるなか、年齢、性、食習慣、生活時間帯などの違いから、商品の種類や使用形態も様々であり、目的に応じた冷え症予防改善素材が求められている。
近年、健康長寿に対する国民の意識が高まるなか、年齢、性、食習慣、生活時間帯などの違いから、商品の種類や使用形態も様々であり、目的に応じた冷え症予防改善素材が求められている。
バンウコン(Kaempferia galanga L.)は、インド及びマラヤ原産のショウガ科植物である。その根茎部を乾燥したものは、ショウガに似た芳香と辛味があり、東南アジアを中心に調味料や香辛料として流通している。また、根茎は芳香性健胃薬として利用される。
さらに、血小板凝集抑制剤(特許文献9)、毛穴目立ち予防又は改善剤(特許文献10)、骨粗鬆症などの骨吸収性疾患の予防改善を目的とした破骨細胞分化抑制剤(特許文献11)、肌のうるおい、張り、しわ、くすみ改善作用を示す皮膚改善剤(特許文献12)、紫外線吸収性皮膚化粧料(特許文献13)としての用途が提案されている。
しかし、健康長寿が注目されている現在、安全安心な食品素材によるクォリティ・オブ・ライフ(QOL)向上の要望は極めて高く、バンウコンにおいてもさらなる効能を見出すことでさらなる用途拡大が期待されている。
さらに、血小板凝集抑制剤(特許文献9)、毛穴目立ち予防又は改善剤(特許文献10)、骨粗鬆症などの骨吸収性疾患の予防改善を目的とした破骨細胞分化抑制剤(特許文献11)、肌のうるおい、張り、しわ、くすみ改善作用を示す皮膚改善剤(特許文献12)、紫外線吸収性皮膚化粧料(特許文献13)としての用途が提案されている。
しかし、健康長寿が注目されている現在、安全安心な食品素材によるクォリティ・オブ・ライフ(QOL)向上の要望は極めて高く、バンウコンにおいてもさらなる効能を見出すことでさらなる用途拡大が期待されている。
R. Othman, et al. "Bioassay-guided isolation of a vasorelaxant active compound from Kaempferia galanga L.", Phytomedicine, 13, 61-66 (2006).
本発明の解決しようとする課題は、安全性が確認された植物由来の温感付与作用を有する組成物の提供であり、当該温感付与組成物を含有する飲食品、医薬品、香粧品、体温調節改善剤、口腔用組成物、香味料組成物を提供することである。
本発明者らは上記目的を達成するために鋭意研究を重ねた結果、古来より飲食に供され十分に安全性が確かめられているバンウコン抽出物、その分画物、バンウコン精油、バンウコンに含まれる成分のうちp−メトキシ桂皮酸エチル又は桂皮酸エチルに優れた温感付与効果があることを見出し、本発明を完成させるに至った。
すなわち、本発明は以下の通りである。
(1)バンウコン(Kaempferia galanga L.)の抽出物又はその分画物、或いはバンウコンの精油を有効成分として含有する温感付与組成物、
(2)p−メトキシ桂皮酸エチル、桂皮酸エチルのうち少なくとも1種を有効成分として含有する温感付与組成物、
(3)上記p−メトキシ桂皮酸エチル、桂皮酸エチルがバンウコンの抽出物、分画物、又は精油由来である温感付与組成物、
(4)上記(1)〜(3)の温感付与組成物を含有することを特徴とする飲食品、香味料組成物、医薬品、体温調節改善剤、口腔用組成物、香粧品。
(1)バンウコン(Kaempferia galanga L.)の抽出物又はその分画物、或いはバンウコンの精油を有効成分として含有する温感付与組成物、
(2)p−メトキシ桂皮酸エチル、桂皮酸エチルのうち少なくとも1種を有効成分として含有する温感付与組成物、
(3)上記p−メトキシ桂皮酸エチル、桂皮酸エチルがバンウコンの抽出物、分画物、又は精油由来である温感付与組成物、
(4)上記(1)〜(3)の温感付与組成物を含有することを特徴とする飲食品、香味料組成物、医薬品、体温調節改善剤、口腔用組成物、香粧品。
本発明のバンウコンの抽出物、分画物、精油、あるいはp−メトキシ桂皮酸エチル又は桂皮酸エチルを有効成分とする温感付与組成物を摂取することで、例えば体熱産生などの生理効果が期待される。その結果、ヒトの体温上昇効果やエネルギー代謝亢進によるいわゆるダイエット効果などの有用性を期待でき、冷え性対策やダイエットを目的とする新たな医薬品や飲食品への応用が見込まれる。
また、バンウコンの根茎は古来より調味料や香辛料として広く飲食に供されており、安全性が十分に確認されているので、その抽出物や精油は安心して摂取可能である。
また、バンウコンの根茎は古来より調味料や香辛料として広く飲食に供されており、安全性が十分に確認されているので、その抽出物や精油は安心して摂取可能である。
(1)原材料
本発明で用いられるショウガ科バンウコン属バンウコン(Kaempferia galanga L.)は、その根茎部が用いられる。
本発明の温感付与組成物は根茎部をそのまま用いても良く、これらを乾燥した乾燥体、もしくは乾燥後粉砕した粉末を用いることもできる。また、これらを溶媒抽出、圧搾、酵素分解、超臨界抽出、水蒸気蒸留、濃縮、希釈、固液分離、精製等の公知の技術を単独あるいは組み合わせて得られるエキスあるいは粉末であってもよい。
本発明で用いられるショウガ科バンウコン属バンウコン(Kaempferia galanga L.)は、その根茎部が用いられる。
本発明の温感付与組成物は根茎部をそのまま用いても良く、これらを乾燥した乾燥体、もしくは乾燥後粉砕した粉末を用いることもできる。また、これらを溶媒抽出、圧搾、酵素分解、超臨界抽出、水蒸気蒸留、濃縮、希釈、固液分離、精製等の公知の技術を単独あるいは組み合わせて得られるエキスあるいは粉末であってもよい。
(2)バンウコンの抽出物
各種の抽出法の中でも、好ましい方法としては溶媒抽出が挙げられる。用いられる溶媒としては、例えば水、メタノール、エタノール、イソプロパノール、アセトン、1,3−ブチレングリコール、エチレングリコール、プロピレングリコール、グリセリン、酢酸、酢酸エチル、エーテル、へキサン等およびこれらの混合溶媒が挙げられる。
中でも、水、エタノール又はエタノール水溶液(エタノール濃度(W/W)が10〜90%、好適には30〜70%)が特に好ましい。
各種の抽出法の中でも、好ましい方法としては溶媒抽出が挙げられる。用いられる溶媒としては、例えば水、メタノール、エタノール、イソプロパノール、アセトン、1,3−ブチレングリコール、エチレングリコール、プロピレングリコール、グリセリン、酢酸、酢酸エチル、エーテル、へキサン等およびこれらの混合溶媒が挙げられる。
中でも、水、エタノール又はエタノール水溶液(エタノール濃度(W/W)が10〜90%、好適には30〜70%)が特に好ましい。
用いる溶媒の量は特に限定されるものではないが、通常はバンウコン根茎部の乾燥体1質量部に対して0.5〜50質量部、好ましくは1.0〜30質量部、特に好ましくは5.0〜20質量部で用いられる。溶媒量が植物の乾燥体1質量部に対して0.5質量部未満の場合は、溶媒の種類によっては抽出が十分でない場合があり、溶媒量が50質量部を超える場合は経済的に有利でない場合がある。
抽出方法としては、そのまま又は粉砕物を適当な抽出溶媒に浸漬する方法、加温下(常温〜溶媒の沸点の範囲)攪拌する方法等によって抽出物を得ることができる。
例えば、バンウコン根茎部の粉砕物を室温下の50%エタノール中で10〜60分間攪拌して抽出物を得る方法や、バンウコン根茎部の粉砕物を100℃加熱還流下の水中で30〜60分間攪拌して抽出物を得る方法などが挙げられる。
抽出方法としては、そのまま又は粉砕物を適当な抽出溶媒に浸漬する方法、加温下(常温〜溶媒の沸点の範囲)攪拌する方法等によって抽出物を得ることができる。
例えば、バンウコン根茎部の粉砕物を室温下の50%エタノール中で10〜60分間攪拌して抽出物を得る方法や、バンウコン根茎部の粉砕物を100℃加熱還流下の水中で30〜60分間攪拌して抽出物を得る方法などが挙げられる。
上記の抽出操作で得られた抽出物は、香気成分を除去してもよい。抽出物から香気成分を除去する方法としては、溶媒抽出を行う方法(例えば米国特許第3950266号明細書参照)、超臨界二酸化炭素を用いる方法(例えば特開平3−9985号公報参照)、合成吸着樹脂を用いる方法(例えば特開2003−105337号公報参照)などを単独あるいは適宜組み合わせて用いることができる。
(3)バンウコン抽出物の分画物
また、低極性画分を目的として得られた抽出物を分画してもよい。特に、合成吸着剤による分画が好ましい。本発明に用いる合成吸着剤は、一般に不溶性の三次元架橋構造ポリマーであってイオン交換基のような官能基を実質的に持たないものである。
本発明に用いる合成吸着剤としては、その母体がスチレン系のスチレン−ジビニルベンゼン共重合体、例えば三菱化学株式会社製の「セパビーズSP70(商品名)」(細孔分布:細孔容積1.6mL/g、比表面積870m2/g、最頻度半径が71Å)や「ダイヤイオンHP20(商品名)」(細孔分布:細孔容積1.3mL/g、比表面積590m2/g、最頻度半径が260Å)等が使用できるが、これらに限るものではない。
また、低極性画分を目的として得られた抽出物を分画してもよい。特に、合成吸着剤による分画が好ましい。本発明に用いる合成吸着剤は、一般に不溶性の三次元架橋構造ポリマーであってイオン交換基のような官能基を実質的に持たないものである。
本発明に用いる合成吸着剤としては、その母体がスチレン系のスチレン−ジビニルベンゼン共重合体、例えば三菱化学株式会社製の「セパビーズSP70(商品名)」(細孔分布:細孔容積1.6mL/g、比表面積870m2/g、最頻度半径が71Å)や「ダイヤイオンHP20(商品名)」(細孔分布:細孔容積1.3mL/g、比表面積590m2/g、最頻度半径が260Å)等が使用できるが、これらに限るものではない。
(4)バンウコンの精油
バンウコンの根茎を水蒸気蒸留装置に仕込み、常圧にて蒸気(100℃)を導入し、原料を通過した抽出水蒸気をコンデンサーで冷却し、凝集液を回収してオイル部のみを分離し、さらにアルコールを加え冷却濾過を行うことで、バンウコン精油を得ることができる。
バンウコンの根茎を水蒸気蒸留装置に仕込み、常圧にて蒸気(100℃)を導入し、原料を通過した抽出水蒸気をコンデンサーで冷却し、凝集液を回収してオイル部のみを分離し、さらにアルコールを加え冷却濾過を行うことで、バンウコン精油を得ることができる。
(5)p−メトキシ桂皮酸エチル、桂皮酸エチル
バンウコンは古来より高血圧の治療に効果があるとされ、その主要活性物質を探索する研究において、バンウコンのジクロロメタン抽出物中に桂皮酸エチルとp−メトキシ桂皮酸エチルが存在することが確認され、それぞれ単離されている。そして、ラットに対して静脈内投与した結果、桂皮酸エチルについては血管緊張低下作用が確認され、一方、p−メトキシ桂皮酸エチルについては弛緩作用が見られなかったことが報告されている(非特許文献1参照)。
バンウコンは古来より高血圧の治療に効果があるとされ、その主要活性物質を探索する研究において、バンウコンのジクロロメタン抽出物中に桂皮酸エチルとp−メトキシ桂皮酸エチルが存在することが確認され、それぞれ単離されている。そして、ラットに対して静脈内投与した結果、桂皮酸エチルについては血管緊張低下作用が確認され、一方、p−メトキシ桂皮酸エチルについては弛緩作用が見られなかったことが報告されている(非特許文献1参照)。
(6)組成物に添加する任意成分
本発明の温感付与組成物においては、飲食品用、香粧品又は医薬用として通常用いられている他の任意成分を含有させてもよい。
用いられる任意成分としては、例えば香味料、甘味料、着色料、保存料、増粘安定剤、酸化防止剤、苦味料、酸味料、乳化剤、強化剤、製造用剤、賦形剤、崩壊剤、結合剤、滑沢剤、コーティング剤、可塑剤、防腐剤、界面活性剤及び香料などであり、これらを添加して各種製剤・剤型として用いることもできる。
本発明の温感付与組成物においては、飲食品用、香粧品又は医薬用として通常用いられている他の任意成分を含有させてもよい。
用いられる任意成分としては、例えば香味料、甘味料、着色料、保存料、増粘安定剤、酸化防止剤、苦味料、酸味料、乳化剤、強化剤、製造用剤、賦形剤、崩壊剤、結合剤、滑沢剤、コーティング剤、可塑剤、防腐剤、界面活性剤及び香料などであり、これらを添加して各種製剤・剤型として用いることもできる。
(7)組成物の製剤化
本発明のバンウコン抽出物あるいは分画物の使用形態は、そのまま或いは希釈した状態、乳化状態、更には粉化した様々な製剤の形で用いることができる。
本発明のバンウコン抽出物あるいは分画物の使用形態は、そのまま或いは希釈した状態、乳化状態、更には粉化した様々な製剤の形で用いることができる。
(8)香味料組成物
本発明の温感付与組成物は、その原材料のバンウコンに特有の芳香と辛味があるので、既存の各種香味料を適宜添加して新規でユニークな香味料組成物を調製することができる。
添加する既存の香味料としては、例えばアセト酢酸エチル、アセトフェノン、アニスアルデヒド、α−アミルシンナムサルデヒド、アントラニル酸メチル、イオノン、イソオイゲノール、イソ吉草酸イソアミル、イソ吉草酸エチル、イソチオシアン酸アリル、イソチオシアン酸3−ブテニル、
本発明の温感付与組成物は、その原材料のバンウコンに特有の芳香と辛味があるので、既存の各種香味料を適宜添加して新規でユニークな香味料組成物を調製することができる。
添加する既存の香味料としては、例えばアセト酢酸エチル、アセトフェノン、アニスアルデヒド、α−アミルシンナムサルデヒド、アントラニル酸メチル、イオノン、イソオイゲノール、イソ吉草酸イソアミル、イソ吉草酸エチル、イソチオシアン酸アリル、イソチオシアン酸3−ブテニル、
イソチオシアン酸4−ペンテニル、イソチオシアン酸ベンジル、イソチオシアン酸3−メチルチオプロピル、イソチオシアネート類、インドール及びその誘導体、γ−ウンデカラクトン、エステル類、エチルバニリン、エーテル類、オイゲノール、オクタノール、オクタナール、オクタン酸エチル、ギ酸イソアミル、ギ酸ゲラニル、ギ酸シトロネリル、ケイ皮酸、ケイ皮酸エチル、ケイ皮酸メチル、ケトン類、ゲラニオール、酢酸イソアミル、酢酸エチル、酢酸ゲラニル、酢酸シクロヘキシル、酢酸シトロネリル、酢酸シンナミル、酢酸テルピニル、酢酸フェネチル、酢酸ブチル、酢酸ベンジル、
酢酸リナリル、シクロヘキシルプロピオン酸アリル、シトラール、シトロネラール、シトロネロール、1,8−シネオール、脂肪酸類、脂肪族高級アルコール類、脂肪族高級アルデヒド類、脂肪族高級炭化水素類、シンナミルアルコール、シンナムアルデヒド、チオエーテル類、チオール類、デカナール、デカノール、デカン酸エチル、テルピネオール、リモネン、ピネン、ミルセン、タピノーレン、テルペン系炭化水素類、γ−ノナラクトン、バニリン、パラメチルアセトフェノン、ヒドロキシシトロネラール、ヒドロキシシトロネラールジメチルアセタール、ピペロナール、フェニル酢酸イソアミル、フェニル酢酸イソブチル、フェニル酢酸エチル、
フェノールエーテル類、フェノール類、フルフラール及びその誘導体、プロピオン酸、プロピオン酸イソアミル、プロピオン酸エチル、プロピオン酸ベンジル、ヘキサン酸、ヘキサン酸アリル、ヘキサン酸エチル、ヘプタン酸エチル、l−ペリラアルデヒド、ベンジルアルコール、ベンズアルデヒド、芳香族アルコール類、芳香族アルデヒド類、d−ボルネオール、マルトール、N−メチルアントラニル酸メチル、メチルβ−ナフチルケトン、酪
酸、酪酸イソアミル、酪酸エチル、酪酸シクロヘキシル、酪酸ブチル、ラクトン類、リナロオール等の合成或いは天然由来の香料の他、オレンジ、レモン、ライム、グレープフルーツなどシトラス系精油類、アップル、バナナ、グレープ、メロン、ピーチ、パイナップル、ストロベリーなどフルーツ系の精油或いは回収フレーバー、
酸、酪酸イソアミル、酪酸エチル、酪酸シクロヘキシル、酪酸ブチル、ラクトン類、リナロオール等の合成或いは天然由来の香料の他、オレンジ、レモン、ライム、グレープフルーツなどシトラス系精油類、アップル、バナナ、グレープ、メロン、ピーチ、パイナップル、ストロベリーなどフルーツ系の精油或いは回収フレーバー、
ミルク、クリーム、バター、チーズ、ヨーグルトなど乳系の抽出香料、緑茶、ウーロン茶、紅茶、コーヒー、ココアなど嗜好品系の回収フレーバー、アサノミ、アサフェチダ、アジョワン、アニス、アンゼリカ、ウイキョウ、ウコン、オレガノ、オールスパイス、オレンジノピール、カショウ、カッシア、カモミール、カラシナ、カルダモン、カレーリーフ、カンゾウ、キャラウェー、クチナシ、クミン、クレソン、クローブ、ケシノミ、ケーパー、コショウ、ゴマ、コリアンダー、サッサフラス、サフラン、サボリー、サルビア、サンショウ、
シナモン、シャロット、ジュニパーベリー、ショウガ、スターアニス、セイヨウワサビ、セロリー、ソーレル、タイム、タマネギ、タマリンド、タラゴン、チャイブ、ディル、トウガラシ、ナツメグ、ニガヨモギ、ニジェラ、ニンジン、ニンニク、バジル、パセリ、バニラ、パプリカ、ヒソップ、フェネグリーク、ホースラディッシュ、マジョラム、ミョウガ、ラベンダー、リンデン、レモングラス、レモンバーム、ローズ、ローズマリー、ローレル、ワサビなどから得られる香辛料抽出物、アイスランドモス、アカヤジオウ、アケビ、アサ、
アサフェチダ、アジアンタム、アジョワン、アズキ、アスパラサスリネアリス、アップルミント、アーティチョーク、アニス、アボカド、アマチャ、アマチャズル、アミガサユリ、アミリス、アーモンド、アリタソウ、アルカンナ、アルテミシア、アルニカ、アルファルファ、アロエ、アンゴスツラ、アンゴラウィード、アンズ、アンズタケ、アンゼリカ、アンバー、アンバーグリス、アンブレット、イカ、イカリソウ、イグサ、イースト、イタドリ、イチゴ、イチジク、イチョウ、イノコヅチ、イランイラン、イワオウギ、インペラトリア、インモルテル、ウィンターグリーン、ウォータークレス、ウコギ、ウコン、ウスバサイシン、ウッドラフ、ウニ、ウメ、ウーロンチャ、エゴマ、エノキダケ、エビ、エビスグサ、エリゲロン、エルダー、エレウテロコック、エレカンペン、エレミ、エンゴサク、エンジュ、エンダイブ、欧州アザミ、オウレン、
オオバコ、オカゼリ、オキアミ、オーク、オークモス、オケラ、オスマンサス、オポポナックス、オミナエシ、オモダカ、オランダセンニチ、オリガナム、オリス、オリバナム、オリーブ、オールスパイス、オレンジ、オレンジフラワー、カイ、カイニンソウ、カカオ、カキ、カサイ、カシューナッツ、カスカラ、カスカリラ、カストリウム、カタクリ、カツオブシ、カッシー、カッシャフィスチュラ、カテキュ、カニ、カーネーション、カノコソウ、カモミル、
カヤプテ、カラシ、カラスウリ、カラスビシャク、ガラナ、カラムス、ガランガ、カーラント、カリッサ、カリン、カルダモン、ガルバナム、カレー、カワミドリ、カンゾウ、ガンビア、カンラン、キウィーフルーツ、キカイガラタケ、キキョウ、キク、キクラゲ、キササゲ、ギシギシ、キダチアロエ、キナ、キハダ、ギボウシ、ギムネマシルベスタ、キャットニップ、キャラウェイ、キャロップ、キュウリ、キラヤ、キンミズヒキ、グァバ、グァヤク、クコ、クサスギカズラ、クサボケ、クズ、クスノキ、クスノハガシワ、グーズベリー、
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シャ、ケイパー、ゲットウ、ケード、ケブラコ、ゲルマンダー、ケンチュール、ケンポナシ、ゲンノショウコ、コウジ、コウダケ、コウチャ、コウホネ、コカ、コガネバナ、コクトウ、コクルイ、ココナッツ、ゴシュユ、コショウ、コスタス、コストマリー、コパイパ、コーヒー、コブシ、ゴボウ、ゴマ、コーラ、コリアンダー、コルツフート、ゴールデンロッド、コロンボ、コンサイ、コンズランゴ、コンフリー、サイプレス、
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ーム、マツタケ、マツブサ、マツホド、マテチャ、マメ、マリーゴールド、マルバダイオウ、マルメロ、マレイン、マロー、マンゴー、マンゴスチン、ミカン、ミシマサイコ、ミソ、ミツマタ、ミツロウ、ミート、ミモザ、ミョウガ、ミルク、ミルテ、ミルフォイル、ミルラ、ミロバラン、ムギチャ、ムスク、ムラサキ、メスキート、メドウスィート、メハジキ、メープル、メリッサ、メリロット、
ーム、マツタケ、マツブサ、マツホド、マテチャ、マメ、マリーゴールド、マルバダイオウ、マルメロ、マレイン、マロー、マンゴー、マンゴスチン、ミカン、ミシマサイコ、ミソ、ミツマタ、ミツロウ、ミート、ミモザ、ミョウガ、ミルク、ミルテ、ミルフォイル、ミルラ、ミロバラン、ムギチャ、ムスク、ムラサキ、メスキート、メドウスィート、メハジキ、メープル、メリッサ、メリロット、
メロン、モウセンゴケ、モニリアバイヨウエキ、モミノキ、モモ、モロヘイヤ、ヤクチ、ヤマモモ、ユーカリ、ユキノシタ、ユズ、ユッカ、ユリ、ヨウサイ、ヨロイグサ、ライオンズフート、ライチ、ライフエバーラスティングフラワー、ライム、ライラック、ラカンカ、ラカンショウ、ラズベリー、ラタニア、ラディッシュ、ラブダナム、ラベンダー、ラングウォルト、ラングモス、
ランブータン、リキュール、リーク、リツェア、リナロエ、リュウガン、リョウフンソウ、リョクチャ、リンゴ、リンデン、リンドウ、ルー、ルリジサ、レセダ、レモン、レモングラス、レンギョウ、レンゲ、レンブ、ローズマリー、ロベージ、ローレル、ロンゴザ、ワサビ、ワタフジウツギ、ワームウッド、ワームシード、ワラビ、ワレモコウなどから得られる天然香料が例示され、適宜選択して使用される。
香味料の添加量は特に限定されるものではないが、一般的には本発明の温感付与組成物を含む組成物中、0.0001〜50質量%、好ましくは0.001〜30質量%、最も好ましくは0.01〜10質量%の添加量となるように配合される。
(9)飲食品
本発明に関わる温感付与組成物を含有する飲食品を製造するには、上記の方法で製造した成分またはその製剤を用いることができ、慣用の手段を用いて、食用に適した状態、例えば、顆粒状、粒状、錠剤、カプセル剤、ソフトカプセル剤、ペースト状等に形成したものを用いることができる。
この飲食品は、香辛料、清涼菓子や嗜好品としてそのまま食用に供してもよく、また種々の食品(例えばハム、ソーセージ、かまぼこ、ちくわ、パン、バター、粉乳、チューインガム、ビスケット、キャンデー等の菓子など)に添加して使用、あるいは水、酒類、果汁、牛乳、清涼飲料水等の飲料に添加して使用してもよい。
本発明に関わる温感付与組成物を含有する飲食品を製造するには、上記の方法で製造した成分またはその製剤を用いることができ、慣用の手段を用いて、食用に適した状態、例えば、顆粒状、粒状、錠剤、カプセル剤、ソフトカプセル剤、ペースト状等に形成したものを用いることができる。
この飲食品は、香辛料、清涼菓子や嗜好品としてそのまま食用に供してもよく、また種々の食品(例えばハム、ソーセージ、かまぼこ、ちくわ、パン、バター、粉乳、チューインガム、ビスケット、キャンデー等の菓子など)に添加して使用、あるいは水、酒類、果汁、牛乳、清涼飲料水等の飲料に添加して使用してもよい。
(10)医薬品
本発明の温感付与組成物を医薬品として使用する場合には、そのままでも種々の投与形態で使用できるが、好ましくは錠剤、丸剤、粉剤、シロップ剤、乳剤、液剤、カプセル剤のような製剤化した内服薬、注射剤として使用する。
また、外用剤としては、クリーム、パップ剤、浴用剤などに使用できる。
本発明の温感付与組成物を医薬品として使用する場合には、そのままでも種々の投与形態で使用できるが、好ましくは錠剤、丸剤、粉剤、シロップ剤、乳剤、液剤、カプセル剤のような製剤化した内服薬、注射剤として使用する。
また、外用剤としては、クリーム、パップ剤、浴用剤などに使用できる。
本発明の温感付与組成物の摂取量は、年齢、体重、症状、疾患の程度、医薬品や飲食品の形態等により適宜選択・決定されるが、例えば、抽出、乾燥した粉末として一日当たり1mg〜10g程度、好ましくは10mg〜1gとされ、一日数回に分けて摂取してもよい。
(11)香粧品
本発明の温感付与組成物は、その原材料のバンウコンに特有の芳香と辛味があるので、香粧品に適用することができる。
温感付与組成物を含む香粧品として化粧料組成物や浴用剤組成物などを例示することができ、それぞれ液状、乳液状、ぺースト状、ゲル状、パウダー状(粉末状)、顆粒状、ペレット状、スティック状、固形状等の何れの形態として提供されてもよい。
本発明の温感付与組成物は、その原材料のバンウコンに特有の芳香と辛味があるので、香粧品に適用することができる。
温感付与組成物を含む香粧品として化粧料組成物や浴用剤組成物などを例示することができ、それぞれ液状、乳液状、ぺースト状、ゲル状、パウダー状(粉末状)、顆粒状、ペレット状、スティック状、固形状等の何れの形態として提供されてもよい。
化粧料組成物としては、化粧水(ローション)、乳液、クリーム、オイル、軟膏、パック、リップ、口紅、ファンデーション、アイライナー、頬紅、マスカラ、アイシャドウ、マニキュア・ペディキュア、爪被覆剤、爪被覆除去剤、ひげ剃り用剤、シャンプー、リンス、ヘアトリートメント、ヘアトニック、ヘアスプレー、ヘアクリーム、ヘアローション、整髪料、育毛料、パーマネント液、染毛料、ハンドソープ・ボディーソープ、洗顔料・石鹸類等が上げられる。
浴用剤組成物は、入浴時、浴湯に投じて使用するもので、液状、粉末状、顆粒状、固形状、ゲル状など性状は何れであってもよい。粉末、顆粒又は固形状である場合は、本発明の抗酸化性植物抽出液を乾燥せず、液状のままで吹きつけて乾燥することにより製造することも可能である。
(12)口腔用組成物
本発明の温感付与組成物を口腔用組成物として使用する場合には、歯磨き類、洗口剤、口中清涼剤、トローチ、うがい薬として使用できる。
本発明の温感付与組成物を口腔用組成物として使用する場合には、歯磨き類、洗口剤、口中清涼剤、トローチ、うがい薬として使用できる。
(13)体温調節改善剤
本発明に関わる温感付与組成物を含有する体温調節改善剤を製造するには、上記の方法で製造した成分またはその製剤を用いることができ、慣用の手段を用いて、食用に適した状態、例えば、顆粒状、粒状、錠剤、カプセル剤、ソフトカプセル剤、ペースト状等に形成したものを用いることができる。
本発明に関わる温感付与組成物を含有する体温調節改善剤を製造するには、上記の方法で製造した成分またはその製剤を用いることができ、慣用の手段を用いて、食用に適した状態、例えば、顆粒状、粒状、錠剤、カプセル剤、ソフトカプセル剤、ペースト状等に形成したものを用いることができる。
以下、実施例等を挙げて本発明をさらに説明するが、本発明はこれらに限定されるものではない。
〔原材料〕
製造例に用いたバンウコン根茎は、外国産(中国、タイ、インドネシア)の乾燥品を購入して使用した。
〔原材料〕
製造例に用いたバンウコン根茎は、外国産(中国、タイ、インドネシア)の乾燥品を購入して使用した。
〔製造例1〕バンウコンのエタノール抽出物
バンウコン根茎の乾燥品100gに対して2kgの50%エタノール水溶液を加えて、室温下1時間撹拌した。残渣を濾過除去して得られた抽出液を減圧濃縮、凍結乾燥し12gの粉末品を得た。
バンウコン根茎の乾燥品100gに対して2kgの50%エタノール水溶液を加えて、室温下1時間撹拌した。残渣を濾過除去して得られた抽出液を減圧濃縮、凍結乾燥し12gの粉末品を得た。
〔製造例2〕バンウコンのエタノール抽出物の分画物
バンウコン根茎の乾燥品100gに対して2kgの50%エタノール水溶液に浸漬し室温下10分間、攪拌しながら抽出を行った。この抽出液に蒸留水を加えてエタノール濃度を30%に調整し、三菱化学株式会社製の合成吸着剤「セパビーズSP70(商品名)」を充填したカラム(直径135mm×長さ120cm)に導入した。さらに30%エタノール水溶液にて溶出した。これを濃縮乾固して3gの試料を得た。
バンウコン根茎の乾燥品100gに対して2kgの50%エタノール水溶液に浸漬し室温下10分間、攪拌しながら抽出を行った。この抽出液に蒸留水を加えてエタノール濃度を30%に調整し、三菱化学株式会社製の合成吸着剤「セパビーズSP70(商品名)」を充填したカラム(直径135mm×長さ120cm)に導入した。さらに30%エタノール水溶液にて溶出した。これを濃縮乾固して3gの試料を得た。
〔製造例3〕バンウコン精油
バンウコン根茎を水蒸気蒸留装置に2kg仕込んだ。常圧にて、原料の下部から蒸気(100℃)を導入し、原料を通過した抽出水蒸気をコンデンサー(5℃)で冷却し、凝集液を回収し、オイル部のみを分離し、さらに95%エタノール水溶液を加え冷却濾過を行うことで、バンウコン精油2gを得た。
バンウコン根茎を水蒸気蒸留装置に2kg仕込んだ。常圧にて、原料の下部から蒸気(100℃)を導入し、原料を通過した抽出水蒸気をコンデンサー(5℃)で冷却し、凝集液を回収し、オイル部のみを分離し、さらに95%エタノール水溶液を加え冷却濾過を行うことで、バンウコン精油2gを得た。
<人の体表面温度測定>
被験者は、冷え性を自覚していない50代男性(被験者1)と30代女性(被験者2)、各1名を対象とした。
製造例1で作製したバンウコン粉末300mgを腸溶性カプセルに詰めサンプルとした。被験者は室温22℃、湿度46%の部屋で椅子に着座し、37℃の湯50mlとともに1カプセルを経口摂取し、手の表面温度をサーモグラフィーカメラ(NEC Avio赤外線テクノロジー(株)製の「サーモショットF30」(商品名))で測定した。
測定は摂取前、摂取10分後、20分後の計3回行った。
結果は、図1に示すように、バンウコン抽出物(製造例1)摂取後の手表面温度は経時的に上昇した。さらに、表1に示すように、手指先の温度は経時的に上昇した。
なお、プラセボ摂取では、手表面温度は上昇しなかった。
被験者は、冷え性を自覚していない50代男性(被験者1)と30代女性(被験者2)、各1名を対象とした。
製造例1で作製したバンウコン粉末300mgを腸溶性カプセルに詰めサンプルとした。被験者は室温22℃、湿度46%の部屋で椅子に着座し、37℃の湯50mlとともに1カプセルを経口摂取し、手の表面温度をサーモグラフィーカメラ(NEC Avio赤外線テクノロジー(株)製の「サーモショットF30」(商品名))で測定した。
測定は摂取前、摂取10分後、20分後の計3回行った。
結果は、図1に示すように、バンウコン抽出物(製造例1)摂取後の手表面温度は経時的に上昇した。さらに、表1に示すように、手指先の温度は経時的に上昇した。
なお、プラセボ摂取では、手表面温度は上昇しなかった。
〔実施例1〕(混合茶飲料)
90℃の湯500mlに対して、緑茶葉1g、はとむぎ8g、大麦1g、玄米0.2g、プーアル茶0.2g、どくだみ茶0.1g、はぶ茶0.1g、チコリー0.1gを添加し、8分間抽出を行った。
抽出後固液分離を行い、ビタミンC 0.1gと水を加えて1000mlとし炭酸水素ナトリウムにてpHを5.5に調整後、製造例1のバンウコン50%エタノール抽出物を0.1%となるように添加して、混合茶飲料を得た。
90℃の湯500mlに対して、緑茶葉1g、はとむぎ8g、大麦1g、玄米0.2g、プーアル茶0.2g、どくだみ茶0.1g、はぶ茶0.1g、チコリー0.1gを添加し、8分間抽出を行った。
抽出後固液分離を行い、ビタミンC 0.1gと水を加えて1000mlとし炭酸水素ナトリウムにてpHを5.5に調整後、製造例1のバンウコン50%エタノール抽出物を0.1%となるように添加して、混合茶飲料を得た。
〔実施例2〕(清涼飲料水)
バレンシアオレンジ果汁30ml、レモン果汁3ml、果糖1.5g、クエン酸0.5g、ビタミンC 0.1g、に製造例2のバンウコン50%エタノール抽出物の分画物 0.1g加え、水を加えて100mlとし、よく攪拌した後に炭酸ガスを封入し、清涼飲料水を得た。
バレンシアオレンジ果汁30ml、レモン果汁3ml、果糖1.5g、クエン酸0.5g、ビタミンC 0.1g、に製造例2のバンウコン50%エタノール抽出物の分画物 0.1g加え、水を加えて100mlとし、よく攪拌した後に炭酸ガスを封入し、清涼飲料水を得た。
〔実施例3〕(チューインガム)
ガムベース50gに砂糖100g、香料0.5g、製造例1のバンウコン50%エタノール抽出物の1%水溶液を30g添加し、ニーダーを使用して練り、成型後完成した。
ガムベース50gに砂糖100g、香料0.5g、製造例1のバンウコン50%エタノール抽出物の1%水溶液を30g添加し、ニーダーを使用して練り、成型後完成した。
〔実施例4〕(ビスケット)
強力粉100g、ショートニング100g、上白糖40g、薄力粉30g、水 20g、製造例2のバンウコン50%エタノール抽出物の分画物10g、全脂粉乳4g、重曹0.6gを混合し、成型したのち焼成してビスケットを得た。
強力粉100g、ショートニング100g、上白糖40g、薄力粉30g、水 20g、製造例2のバンウコン50%エタノール抽出物の分画物10g、全脂粉乳4g、重曹0.6gを混合し、成型したのち焼成してビスケットを得た。
〔実施例5〕(キャンデー)
水飴280g、グラニュー糖360g、製造例2のバンウコン50%エタノール抽出物の分画物2gを混合した後、155℃まで加熱した。その後、120℃まで冷却し、クエン酸12g、香料1.2g、グリセリン50gを添加し、成型、冷却後完成した。
水飴280g、グラニュー糖360g、製造例2のバンウコン50%エタノール抽出物の分画物2gを混合した後、155℃まで加熱した。その後、120℃まで冷却し、クエン酸12g、香料1.2g、グリセリン50gを添加し、成型、冷却後完成した。
〔実施例6〕(顆粒剤)
製造例1のバンウコン50%エタノール抽出物5.0gに、乳糖5.0g、トウモロコシデンプン5.0gを加えて練合し、造粒した後、乾燥して整粒した。
製造例1のバンウコン50%エタノール抽出物5.0gに、乳糖5.0g、トウモロコシデンプン5.0gを加えて練合し、造粒した後、乾燥して整粒した。
〔実施例7〕(カプセル剤)
製造例1のバンウコン50%エタノール抽出物5.0g、トウモロコシデンプン5.0g、乳糖5.0g、結晶セルロース1.0gを充分に混合した後、カプセルに充填し、カプセル剤40個を製造した。
製造例1のバンウコン50%エタノール抽出物5.0g、トウモロコシデンプン5.0g、乳糖5.0g、結晶セルロース1.0gを充分に混合した後、カプセルに充填し、カプセル剤40個を製造した。
〔実施例8〕(錠剤)
製造例3のバンウコン精油50gにトウモロコシデンプン2.0g、乳糖50g、ステアリン酸カルシウム0.2g、タルク1.8gを充分に混合した後、打錠機により打錠し、重量0.52gの錠剤を200錠製造した。
製造例3のバンウコン精油50gにトウモロコシデンプン2.0g、乳糖50g、ステアリン酸カルシウム0.2g、タルク1.8gを充分に混合した後、打錠機により打錠し、重量0.52gの錠剤を200錠製造した。
[実施例9](スキンケア用クリーム)
処方例1にしたがい、水相部として、精製水に1,3−ブチレングリコール、ポリエチレングリコール1500などの保湿剤を配合したものを用意し、これに製造例1のバンウコン50%エタノール抽出物を0.3%配合した。油相部として、ステアリン酸、ステアリルアルコール、水添ラノリンなどの固形油分、スクワラン、オクチルドデカノールなどの液体油分、防腐剤、界面活性剤などの油性成分を配合したものを用意した。
水相部を徐々に加熱し、約80℃になったところで、これに、ほぼ同じ温度に加熱された油相部を少しずつ添加し、乳化して本発明のスキンケア用クリームを製造した。
処方例1にしたがい、水相部として、精製水に1,3−ブチレングリコール、ポリエチレングリコール1500などの保湿剤を配合したものを用意し、これに製造例1のバンウコン50%エタノール抽出物を0.3%配合した。油相部として、ステアリン酸、ステアリルアルコール、水添ラノリンなどの固形油分、スクワラン、オクチルドデカノールなどの液体油分、防腐剤、界面活性剤などの油性成分を配合したものを用意した。
水相部を徐々に加熱し、約80℃になったところで、これに、ほぼ同じ温度に加熱された油相部を少しずつ添加し、乳化して本発明のスキンケア用クリームを製造した。
[実施例10](浴用剤組成物)
処方例2にしたがい、硫酸ナトリウム、炭酸水素ナトリウムに、香料を添加し混合した浴用剤基剤を用意し、製造例1のバンウコン50%エタノール抽出物を2.0%配合し、本発明の浴用剤組成物を製造した。
処方例2にしたがい、硫酸ナトリウム、炭酸水素ナトリウムに、香料を添加し混合した浴用剤基剤を用意し、製造例1のバンウコン50%エタノール抽出物を2.0%配合し、本発明の浴用剤組成物を製造した。
[実施例11](洗口剤)
処方例3にしたがい、安息香酸ナトリウム、リン酸二水素ナトリウム、硬化ひまし油に、香料などを添加した洗口剤基剤を用意し、製造例1のバンウコン50%エタノール抽出物を0.1%配合し、本発明の洗口剤を製造した。
処方例3にしたがい、安息香酸ナトリウム、リン酸二水素ナトリウム、硬化ひまし油に、香料などを添加した洗口剤基剤を用意し、製造例1のバンウコン50%エタノール抽出物を0.1%配合し、本発明の洗口剤を製造した。
本発明により、温感付与組成物を提供することができる。それを摂取することで、例えば体熱産生効果が期待できる。
Claims (10)
- バンウコン(Kaempferia galanga L.)の抽出物又はその分画物を有効成分として含有する温感付与組成物。
- バンウコン(Kaempferia galanga L.)の精油を有効成分として含有する温感付与組成物。
- p−メトキシ桂皮酸エチル及び桂皮酸エチルのうち少なくとも1種を有効成分として含有する温感付与組成物。
- 請求項3記載のp−メトキシ桂皮酸エチル、桂皮酸エチルがバンウコンの抽出物、分画物、又は精油由来である温感付与組成物。
- 請求項1〜4のいずれか1項に記載の温感付与組成物を含有することを特徴とする飲食品。
- 請求項1〜4のいずれか1項に記載の温感付与組成物を含有することを特徴とする香味料組成物。
- 請求項1〜4のいずれか1項に記載の温感付与組成物を含有することを特徴とする医薬品。
- 請求項1〜4のいずれか1項に記載の温感付与組成物を含有することを特徴とする体温調節改善剤。
- 請求項1〜4のいずれか1項に記載の温感付与組成物を含有することを特徴とする香粧品。
- 請求項1〜4のいずれか1項に記載の温感付与組成物を含有することを特徴とする口腔用組成物。
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2017194332A (ja) * | 2016-04-20 | 2017-10-26 | 京都電子工業株式会社 | アルコール濃度測定システム、アルコール濃度測定方法 |
WO2019103751A1 (en) * | 2017-11-27 | 2019-05-31 | Colgate-Palmolive Company | Oral care composition comprising rottlerin |
JP2021023279A (ja) * | 2019-07-31 | 2021-02-22 | 株式会社常磐植物化学研究所 | 涙液量改善用組成物、便秘改善用組成物、及び、肌質改善用組成物。 |
JP2021087423A (ja) * | 2019-11-27 | 2021-06-10 | 大正製薬株式会社 | 経口液体組成物 |
-
2013
- 2013-03-04 JP JP2013041443A patent/JP2014169241A/ja active Pending
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