JP2004026780A - 不定愁訴治療用組成物 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】本発明は、少ない服用量で早期に効果の発現する生薬、ビタミンEを含有する不定愁訴予防・治療組成物を提供することを目的とする。生薬およびビタミンEを配合したカプセル剤、錠剤等の組成物を製造することによって、投与2週後より全般改善度、症状別改善度において、改善効果を発揮することが可能となり、上記の課題を解決できた。
【選択図】なし
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は新規な組成物に関する。さらに詳しくは、不定愁訴予防・治療用組成物に関する。
【0002】
【従来の技術】
婦人科領域においては、自律神経失調症、更年期障害等に基づく不定愁訴が多く報告されている。これらの不定愁訴には、生薬、主に、トウキ、コウジンを含有する製品又はこれらの両成分を含有する組成物が使用されてきた。(寒川慶一ら,更年期障害と薬用人参,治療学,28,1,57−62(1994))又、コウジンにビタミンB6、ビタミンEを添加した薬剤による治療も報告されている。(荻田幸雄,中高年婦人に対するDU−6369の臨床評価)
トウキは、中枢作用として鎮痛作用および鎮静催眠作用、自律神経系に対する作用として抗アセチルコリン作用、多様な効果を有しており、不定愁訴の予防・治療剤として使用され、コウジンは、交感神経の抑制作用を介して、頭痛、肩こり、冷え性等の不定愁訴に対して効果があること(奥田拓道ら:不定愁訴に対する紅参の作用,薬用人参‘89−その基礎・臨床研究の進歩−,160−172,共立出版(株))から、婦人科領域の不定愁訴に使用されてきた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、これらの生薬配合組成物は、トウキであれば原生薬として1日2gから15g(汎用生薬便覧,675,日本大衆薬工業協会生薬製品委員会生薬文献調査部会)、コウジンであれば、原生薬として1日1.5gから9g(汎用生薬便覧,298,日本大衆薬工業協会生薬製品委員会生薬文献調査部会)と、服用量が多いこと、(汎用生薬便覧,298,日本大衆薬工業協会生薬製品委員会生薬文献調査部会)効果の発現が遅いことなどから、使用者が限られていた。寒川らの報告では、トウキの1日服用量9g、コウジンの1日服用量6gとする、投与期間4週間によるトウキ、コウジン単独投与および両者の併用効果は、全般改善度で、トウキ単独投与群で軽度改善以上82.4%、コウジン単独投与群で75%、併用群で76.5%となっている。又、荻田らによって、コウジンにビタミンB6、ビタミンEを添加した薬剤による治療が試みられているが、1日服用量コウジン末1000mg、ビタミンB6 50mg、ビタミンE 300mgにより、投与期間6週間後の症状別改善度は、肩こり57.4%、手足のしびれ35.1%、頭重66%、疲労倦怠感54.9%、発汗77.8%、全般改善度は、79.3%であった。
そこで、少ない服用量で、早期に効果の発現する生薬配合組成物が求められていた。
【0004】
【課題を解決するための手段】
本発明者らはこの様な現状に鑑み鋭意検討を行った結果、下記の不定愁訴予防・治療組成物を見出し、本発明を完成させた。
すなわち、本発明は、生薬エキスおよびビタミンEを含有する組成物であって、生薬エキスおよびビタミンEを含有する不定愁訴の予防および治療用組成物である。当該組成物の生薬エキスがトウキエキスおよびコウジンエキスであることも可能である。
本組成物は、医薬品および食品であり、不定愁訴予防・治療用組成物であり、更年期障害による不定愁訴予防・治療用組成物である。
【0005】
【発明の実施の形態】
本発明において、不定愁訴とは、自律神経の失調、ホルモン分泌の失調に基づく不定愁訴であり、具体的には、自律神経障害、更年期障害による不定愁訴等が挙げられるが、これに限定されない。
【0006】
本発明に係る組成物は、トウキエキス、コウジンエキスおよびビタミンEを成分として含むものである。トウキエキス、コウジンエキスの服用量は特に限定されないが、トウキエキスの1日服用量は、通常は、100mg〜3.5g(原生薬として400mg〜14g)であり、好ましくは100mg〜1.75g(原生薬として400mg〜7g)であり、さらに好ましくは100mg〜1g(原生薬として400mg〜4g)である。当該コウジンエキスの1日服用量が60mg〜3g(原生薬として600mg〜30g)であり、好ましくは60mg〜1.5g(原生薬として600mg〜15g)であり、さらに好ましくは60mg〜600mg(原生薬として600mg〜6g)である。ビタミンEの1日服用量は、通常は、900mg〜1800mgであり、好ましくは900mg〜1400mgであり、さらに好ましくは900mg〜1200mgである。
【0007】
本発明の組成物は主に、医薬品であるが、食品に適用することができる。その形態は、カプセル製剤、錠剤、散剤、丸剤、液剤、ドリンク剤等であり特に限定されないが、好ましくはカプセル製剤、錠剤である。
【0008】
本発明に係る組成物には、トウキエキス、コウジンエキスおよびビタミンEの他にも、薬効を示す成分を配合することができる。具体的には例えば、抗不安剤、解熱鎮痛消炎剤、催眠剤、血管拡張剤、高脂血症用剤、ビタミン、ホルモン剤、等が挙げられる。
【0009】
上記抗不安剤の例としては、トフィソゼパム、クロチアゼパム、エチゾラム、オキサゼパム、アルプラゾラム、ロラゼパム、ブロマゼパム、ジアゼパム、クロルジアゼポキシド、オキサゾラム、メタゼパム、フルジアゼパム、プラゼパム、フルトラゼパム、ヒドロキシジン、パモ酸ヒドロキシジン、塩酸ヒドロキシジン、ブスピロンが挙げるが、これらに限定されない。
【0010】
上記解熱消炎鎮痛剤の例としては、アスピリン、サリチル酸ナトリウム、エテンザミドに代表されるサリチル酸誘導体、アセトアミノフェン、フェナセチンに代表されるパラアミノフェノール誘導体、アンチピリン、スルピリン、イソプロピルアンチピリンに代表されるピラゾロン誘導体、メフェナム酸、フルフェナム酸に代表されるアントラニル酸誘導体、インドメタシン、スリンダク、アセメタシン、フェンブフェン、ジクロフェナックナトリウム、プログルメタシンに代表されるアリル酢酸誘導体、イブプロフェン、ナプロキセン、ケトプロフェン、フルルビプロフェンに代表されるプロピオン酸誘導体、ピロキシカムに代表されるオキシカム誘導体が挙げられるが、これに限定されない。
【0011】
上記催眠剤の例としては、ブロムワレリル尿素、トリクロホス、ベルラピン、ゾピクロン、ブトクタミドに代表される非バルビツール酸系催眠薬が挙げられるが、これに限定されない。
【0012】
上記血管拡張剤の例としては、ジピリダモール、トラピジル、ニフェジピン、ニカルジピン、ジルチアゼム、ニルバジピン、ベシル酸アムロピジン、マレイン酸エナラプリルが挙げられるが、これに限定されない。
【0013】
上記高脂血症用剤の例としては、クロフィブラート、シンフィブラートに代表されるクロフィブラート誘導体、ニコチン酸、ニコモール、ニセリトールに代表されるニコチン酸誘導体、コレスチラミンに代表されるイオン交換樹脂、シトステロール、ソイステロール、γ−オリザノールに代表される植物ステロール、プラバスタチン、シンバスタチンに代表されるHMG−CoA還元酵素阻害薬、デキストラン硫酸ナトリウム、プロブコールが挙げられるが、これに限定されない。
【0014】
上記ビタミンの例としては、酢酸レチノール、パルミチン酸レチノール、ビタミンA油、肝油、エルゴカルシフェロール、コレカルシフェロール、リボフラビン、リン酸リボフラビンナトリウム、酪酸リボフラビン、塩酸ピリドキシン、リン酸ピリドキサール、塩酸ヒドロキソコバラミン、酢酸ヒドロキソコバラミン、シアノコバラミン、ヒドロキソコバラミン、メコバラミン、ニコチン酸、ニコチン酸アミド、パンテノール、パントテン酸カルシウム、パントテン酸ナトリウム、ビオチン、アスパラギン酸カリウム、ガンマオリザノール、ユビデカレノン等が挙げることができるが、これに限定されない。
【0015】
上記ホルモン剤の例としては、エストラジオール、エストロン、エストリオールに代表される天然卵胞ホルモン、エチニルエストラジオール安息香酸エストラジオール、ジプロピオン酸エストラジオール、メストラノールに代表される半合成エストロゲン、ジエチルスチルベストロール、ヘキセストロール、ジエンストロール、クロロトリアセニン、メタレンストリルに代表される合成エストロゲン、クエン酸クロミフェン、タモキシフェン、エタモキシトリフェトールに代表される抗エストロゲン薬、プロゲステロン、ジドロゲステロン、カプロン酸ヒドロキシプロゲステロン、酢酸クロルマジノン、酢酸メドキシプロゲステロン、酢酸メゲステロールに代表されるプロゲステロン誘導体が挙げることができる。
【0016】
本発明に係る組成物には、通常用いられる種々の添加剤を配合することができる。配合可能な添加物は特に限定されないが、具体的に例えば、甘味剤、着色剤、清涼化剤、着香剤、矯味剤、芳香剤、着香剤・香料等が挙げられる。
【0017】
上記甘味剤の例としては、特に限定されないが、例えば甘味を有する医薬品添加物、食品添加物、薬物、食品等を挙げることができる。
【0018】
上記甘味剤具体的なの例としては、アスパルテーム、アマチャ、アマチャ末、カンゾウ、カンゾウエキス、カンゾウ粗エキス、カンゾウ末、液糖、果糖、果糖ブドウ糖液、ブドウ糖果糖液糖、還元麦芽糖水アメ、グリシン、グリセリン、グリチルリチン酸二カリウム、グリチルリチン酸二ナトリウム、グリチルリチン酸三ナトリウム、グリチルリチン酸モノアンモニウム、黒砂糖、高果糖液糖、ブドウ糖、粉末還元麦芽糖水アメ、水アメ、高ブドウ糖水アメ、乳糖、白糖、精製白糖、精製白糖球状顆粒、ハチミツ、精製ハチミツ、サッカリン、サッカリンナトリウム、ステビア、スクラロース、エリスリトール、キシリトール、D−ソルビトール、D−ソルビトール液、マルチトール、マルチトール液、マルトース、D−マンニトール、単シロップ等を挙げることができる。好ましくは、グリチルリチン酸二カリウム、グリチルリチン酸二ナトリウム、グリチルリチン酸三ナトリウム、エリスリトール、ステビア、キシリトール、D−マンニトールであるが、これに限定されない。
【0019】
上記着色剤の例としては、酸化チタン、黄色三二酸化鉄、タルク、ベニバナ色素、クチナシ色素、パプリカ色素、β−カロチン、カラメル、銅クロロフィリンナトリウム、シルク末等が挙げられるが、これに限定されない。
【0020】
上記矯味剤の例としては、アスコルビン酸、L−アスパラギン酸、L−アスパラギン酸ナトリウム、L−アスパラギン酸マグネシウム、アスパルテーム、アセンヤク末、アマチャ、アマチャエキス、アマチャ末、アミノエチルスルホン酸、DL−アラニン、5′−イノシン酸二ナトリウム、ウイキョウ、ウイキョウチンキ、ウイキョウ末、ウイキョウ油、液糖、エタノール、エリスリトール、塩化ナトリウム、塩化マグネシウム、塩酸、オイゲノール、オウバク末、オウヒエキス、オウレン、オウレン末、オノニス根乾燥エキス、オレンジ、オレンジ油、カカオ末、果糖、果糖ブドウ糖液糖、カラメル、カラバコール、還元麦芽糖水アメ、カンゾウ、カンゾウエキス、乾燥酵母、カンゾウ粗エキス、カンゾウ末、d−カンフル、dl−カンフル、希塩酸、キシリトール、D−キシリトール、5′−グアニル酸二ナトリウム、クエン酸、クエン酸カルシウム、クエン酸ナトリウム、グリシン、グリセリン、グリチルリチン酸、グルコノ−δ−ラクトン、L−グルタミン酸、L−グルタミン酸L−アルギニン、L−グルタミン酸塩酸塩、L−グルタミン酸ナトリウム、黒砂糖、クロレラエキス、クロレラ末、ケイヒチンキ、ケイヒ末、ケイヒ油、コハク酸、コハク酸一ナトリウム、コハク酸二ナトリウム六水和物、コンブ末、酢酸、サッカリン、サッカリンナトリウム、サフラン、サフランチンキ、サリチル酸メチル、サンショウチンキ、サンショウ末、β−シクロデキストリン、シュクシャ末、酒石酸、D−酒石酸、酒石酸水素カリウム、DL−酒石酸ナトリウム、ショウキョウチンキ、ショウキョウ末、食用ニンジン末、精製白糖、精製ハチミチ、センブリ、ソヨウ末、D−ソルビトール、D−ソルビトール液、ダイズ油、タイソウ末、脱脂粉乳、タラクサシ根・草乾燥エキス、炭酸水素ナトリウム、単シロップ、タンニン酸、チモール、中鎖脂肪酸トリグリセリド、チョウジチンキ、トウガラシ、トウガラシチンキ、銅クロロフィリンナトリウム、トウヒチンキ、トウヒ末、ニガキ末、乳酸、乳糖、濃グリセリン、梅肉エキス、白糖、ハチミツ、ハッカ水、ハッカ油、氷酢酸、ピロリン酸四ナトリウム、ブドウ酒、ブドウ糖、ブドウ糖果糖液糖、フマル酸、フマル酸一ナトリウム、粉糖、粉末還元麦芽糖水アメ、ペパーミントパウダー、ペルーバルサム、ポピドン、d−ボルネオール、マルツエキス、マルトース、D−マンニトール、水アメ、ミルラ流エキス、ミレフォリウム草乾燥エキス、無水エタノール、無水クエン酸、無水ピロリン酸ナトリウム、メチルセルロース、dl−メントール、l−メントール、メントールパウダー、ユーカリ油、リュウノウ、リュウノウ末、緑茶末、リンゲル液、リンゴ果汁、dl−リンゴ酸、dl−リンゴ酸ナトリウム、リンゴ酢、リンゴ濃縮果汁、レモン油、ローズ油、ローヤルゼリー等が挙げられるが、これに限定されない。
【0021】
上記芳香剤の例としては、ウイキョウ末、ウイキョウ油、エチルバニリン、オレンジ油、d−カンフル、dl−カンフル、ケイヒ末、ケイヒ油、ショウキョウ油、ジンコウ末、チョウジ油、トウガラシ末、パイナップル粉末香料、ハッカ水、ハッカ油、バニラ粉末香料、バニリン、d−ボルネオール、マルトール、dl−メントール、l−メントール、ユーカリ油、酪酸エチル、リュウノウ、レモン油、ローズ水等が挙げられるが、これに限定されない。
【0022】
上記着香剤・香料の例としては、ウイキョウ末、ウイキョウ油、エタノール、エチルバニリン、エチルマルトール、オレンジ、オレンジエッセンス、オレンジ油、カプシカムフレーバー、カラメル、カンゾウ末、dl−カンフル、魚鱗箔、ケイヒ末、ケイヒ油、シュガーフレーバー、ジンコウ末、シンナムアルデヒド、チェリーフレーバー、チョウジ油、チリフレーバー、トウヒチンキ、トウヒ油、ハッカ油、ハッカ水、バニラフレーバー、バニリン、ビターエッセンス、ビターベース、フルーツフレーバー、フレーバーGI、ベルモットフレーバー、d−ボルネオール、ミックスフレーバー、ミントフレーバー、dl−メントール、l−メントール、ユーカリ油、ラベンダー油、リュウノウ、リュウノウ末、レモンパウダー、レモン油、ロジン、ローズ油等が挙げられるが、これに限定されない。
【0023】
【製造例】
本発明にかかる固形組成物は、通常行われている製剤化方法で製造することができる。例えば、カプセル剤の場合は、トウキエキス100mg、コウジンエキス60mgおよびd−αトコフェロール300mgに、綿実油等の溶剤、サラシミツロウ等の懸濁剤を加えてよく攪拌混合する。次に乳化機により混合物を乳化し、脱泡した後カプセル剤に充填し、カプセル剤を得ることができる。
【0024】
【実施例】
以下に、実施例を示して本発明をさらに詳細に説明するが、本発明はこれらに限定されるものではない。
【0025】
実施例1 カプセル剤
d−αトコフェロール300gを、サラシミツロウ約25g、綿実油適量に溶解する。 その後、本溶解液に、トウキエキス100mg、コウジンエキス60mgを加え攪拌混合する。この混合した液を、さらに真空乳化機により攪拌し、脱泡した後にカプセル剤に充填し、カプセル剤を得た。
【0026】
試験例 臨床試験
実施例1と同様の方法で、カプセル剤を製造した。
このカプセル剤1日量3カプセルを、40歳から60歳の女性94例(症状が重症でない、医療機関での治療を受けていない、ホルモン剤、ビタミンE製剤(健康食品を含む)、トウキ、コウジンを含む漢方・生薬製剤を服用していないことを条件として対象を選択した)に対して、投与し、臨床試験を行い評価した。
【0027】
本発明に係るカプセル剤では、投与開始4週間後において、更年期障害における不定愁訴の全般改善度93.6%であり、トウキ、コウジン単独、トウキ・コウジン配合剤、コウジン・ビタミンB6・ビタミンE配合剤と比較し、早期に効果発現することが明らかになった。なお、症状別投与期間別改善度は、次のとおりである。
【0028】
本発明に係るカプセル剤の安全率(全症例中に問題なしが占める割合)は、90.9%であり、問題ありとされた症例に発現した嘔気、高度の胃痛、皮疹については、服薬中止により消失又は軽快した。
従来の報告では、トウキ、コウジンの服用量が多いにもかかわらず、効果発現が遅く、改善率も低かったが、本発明の組成物により、少ない服用量で、早期に高い効果を発現させることができるようになった。
【0029】
【発明の効果】
少ない服用量で、早期に不定愁訴を予防、治療することを可能にする組成物を提供することが可能になった。
Claims (8)
- 生薬エキスおよびビタミンEを含有する組成物。
- 生薬エキスおよびビタミンEを含有する不定愁訴の予防および治療用組成物。
- 生薬エキスがトウキエキスおよびコウジンエキスである請求項1または2記載の組成物。
- ビタミンEが酢酸トコフェロール、酢酸d−α−トコフェロール、ニコチン酸トコフェロール、コハク酸d−α−トコフェロール、ビタミンEリノレート、d−α−トコフェロール、d−β−トコフェロール、d−γ−トコフェロール、d−δ−トコフェロール、天然ビタミンEである請求項1乃至3記載の組成物。
- 組成物が医薬品又は食品である請求項項1乃至4のいずれかに記載の組成物。
- 組成物が不定愁訴予防・治療用組成物である請求項項1乃至5のいずれかに記載の組成物。
- 組成物が更年期障害による不定愁訴予防・治療用組成物である請求項項1乃至6のいずれかに記載の組成物。
- 更年期障害による不定愁訴が、のぼせ、冷え、肩こり、手足のしびれ、頭重、疲労感、発汗である請求項項1乃至7のいずれかに記載の組成物。
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