JP6729973B2 - エレベータ制御装置及び冷却状態検出方法 - Google Patents
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Description
図1は、本発明に係るエレベータ制御装置の第1実施形態の構成を処理手順とともに示している。
初めに、温度上昇基準値をデータベースに記録する処理が必要であるが、この処理は、温度上昇基準値記録部21で実施される。温度上昇基準値を測定する処理では、例えば、エレベータ据付後や清掃・点検直後の深夜や早朝等のエレベータ利用者がいない時間帯において、無負荷運転で乗りかごを上昇・下降の往復運転を行う(ステップST1,ST2,ST3)。その際、エレベータの運転時にインバータ装置5の半導体スイッチング素子9は、通電電流に比例して発熱する。半導体スイッチング素子9の発熱は、冷却器10を構成する冷却ファン11,12及び冷却フィン13によって放熱され、温度上昇が抑制される。冷却器10が正常な状態で動作しているときの温度上昇基準値として、温度センサ15で測定された温度計測値が取り込まれ、所定時間に渡って温度上昇値が算出される(ステップST4)。例えば、5分毎の温度上昇値が算出される。測定が終了すると、温度上昇基準値として記録される(ステップST5,ST6)。
インバータ装置5が搭載されているエレベータ制御装置1Aが設置される機械室または昇降路は、塵埃が多い環境であり、冷却フィンの目詰まりや冷却ファンの回転部への塵埃の付着等によって冷却器10の性能が低下する。
図5は、本発明に係るエレベータ制御装置の第2実施形態の構成を処理手順とともに示している。なお、図1に示した第1実施形態と同一構成部分、同一処理手順部分には同一符号を付し、その説明を省略又は簡素化する。
図6は、本発明に係るエレベータ制御装置の第3実施形態の構成を処理手順とともに示している。なお、図1に示した第1実施形態及び図4に示した第2実施形態と同一構成部分、同一処理手順部分には同一符号を付し、その説明を省略又は簡素化する。
図8は、本発明に係るエレベータ制御装置の第4実施形態の構成を処理手順とともに示している。
図9は、本発明に係るエレベータ制御装置の第5実施形態の構成を処理手順とともに示している。
Claims (5)
- 直流電力を所望の電圧及び所望の周波数の交流電力に変換し、変換された交流電力によってエレベータの巻上機用モータを駆動制御するインバータ装置と、前記インバータ装置を冷却する冷却器とを備え、前記冷却器の冷却状態を検出する機能を有するエレベータ制御装置であって、
前記冷却器が正常に動作する健全状態のとき、前記エレベータを所定期間に渡り、運転条件を変更して通常運転し、当該運転条件ごとに、エレベータ加速時の所定時間における温度上昇値を測定し、これを加速時温度上昇基準値として記録する温度上昇基準値記録部と、
通常運転時においては、前記エレベータを運転したときの前記冷却器の温度上昇値を温度上昇計測値として記録する温度上昇計測値記録部と、
前記加速時温度上昇基準値と前記温度上昇計測値とを比較し、前記運転条件に最も近似する加速時温度上昇基準値を抽出する比較判定部と、
抽出された加速時温度上昇基準値と前記温度上昇計測値との差分が一定値以上である場合には、前記冷却器の性能が低下したものとみなして冷却性能低下情報を報知する冷却性能低下情報報知部と、を備えることを特徴とするエレベータ制御装置。 - 前記冷却性能低下情報報知部は、今回の定期点検から次回の定期点検までの間に前記冷却性能低下情報が出力された回数をカウントし、冷却性能低下情報が出力された回数が所定回数を超えた場合に冷却異常情報を報知する、
ことを特徴とする請求項1に記載のエレベータ制御装置。 - 前記冷却性能低下情報報知部は、前記冷却性能低下情報を出力した後、前記冷却器の性能が回復するまでの間は、前記巻上機用モータに対する加速度を低下させてエレベータを運転するよう指示する、
ことを特徴とする請求項1に記載のエレベータ制御装置。 - 前記冷却性能低下情報報知部は、前記冷却性能低下情報を出力した後、前記冷却器の性能が回復するまでの間は、前記インバータ装置を構成する半導体スイッチング素子に対するキャリア周波数を低下させてエレベータを運転するよう指示する、
ことを特徴とする請求項1に記載のエレベータ制御装置。 - 直流電力を所望の電圧及び所望の周波数の交流電力に変換し、変換された交流電力によってエレベータの巻上機用モータを駆動制御するインバータ装置を冷却する冷却器の冷却状態を検出する、エレベータ制御装置による冷却状態検出方法であって、
前記冷却器が正常に動作する健全状態のとき、前記エレベータを所定期間に渡り、運転条件を変更して通常運転し、当該運転条件ごとに、エレベータ加速時の所定時間における温度上昇値を測定し、これを加速時温度上昇基準値として記録し、
通常運転時においては、前記エレベータを運転したときの前記冷却器の温度上昇値を温度上昇計測値として記録し、
前記加速時温度上昇基準値と前記温度上昇計測値とを比較し、前記運転条件に最も近似する加速時温度上昇基準値を抽出し、
抽出された加速時温度上昇基準値と前記温度上昇計測値との差分が一定値以上である場合には、前記冷却器の性能が低下したものとみなして冷却性能低下情報を報知する、
ことを特徴とする冷却状態検出方法。
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