JP6726453B2 - 真空掃除機用のベースステーション - Google Patents

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Description

本発明は、第1の真空掃除機の掃除機集塵室を清浄化しかつ/又は空にするためのベースステーションに関し、そのベースステーションは、ベース集塵室と、ベース集塵室に流体的に接続された第1のエア入口と、ベース集塵室に流体的に接続された第2のエア出口と、を有し、それらのエア入口及びエア出口は、第1の真空掃除機のエアダクトと接続可能であることにより、第1の真空掃除機の掃除機集塵室内に収容された吸引物を、ファンによってベース集塵室へ移送可能である。そのファンは、ベースステーションのファンでもよく、又は、第1の真空掃除機自体のファンでもよい。
上述したタイプのベースステーションは、公知技術である。これらは、特に、いわゆるパーマネントフィルタを有する真空掃除機と組み合わせて用いられる。パーマネントフィルタは、吸引物で満杯になったときに交換されるのではなく、塵の通常の吸引方向とは逆の方向の吸引気流により吸引物が排出される。このために、その真空掃除機の掃除機集塵室が、ベースステーションのファン、又は、真空掃除機自体のファンに接続される。
特許文献1は、例えば、真空掃除機の掃除機集塵室を清浄化しかつ/又は空にするためのベースステーションを開示している。そのベースステーションは、真空掃除機の掃除機集塵室から吸引物を送り込むことが可能なベース集塵室を有している。ベースステーションのファン又は真空掃除機の掃除用ファンが、掃除機集塵室からの塵の吸引のためにベース集塵室に接続される。ベース集塵室を通るファンの吸引気流は、掃除機集塵室に振り向けることが可能であり、それによりベース集塵室内に生じる負圧によって、吸引物が掃除機集塵室からベース集塵室内に吸引される。
欧州特許第1 243 218号公報
このタイプのベースステーションは公知であるが、これは1つの真空掃除機を清浄化しかつ/又は空にするためにのみ適している。もし、ユーザーが複数かつ/又は異種の真空掃除機を用いるならば、より多くのベースステーションを必要とする。
従って、本発明の目的は、多数の真空掃除機を同時に接続可能、又は、異なるタイプの真空掃除機を接続可能であるベースステーションを提供することを目的とする。さらにそのベースステーションは、占有スペースが極めて小さく、かつ、消費者にとってできるだけ低価格とすることを可能とする。
上記の目的を達成するべく本発明は、アダプタモジュールと着脱可能に接続するための少なくとも1つのインタフェースを有し、インタフェースがベース集塵室と流体的に接続する、すなわち連通するように設けられた閉鎖可能な第2のエア入口を具備し、第2のエア入口を介してアダプタモジュールが第2の真空掃除機と接続することにより、第2の真空掃除機の掃除機集塵室に収容された吸引物をベース集塵室に移送することができる。
本発明により、モジュール式の拡張可能なベースステーションが提供され、清浄化されるべき真空掃除機のタイプに応じて1又は複数のアダプタモジュールを設けることが可能である。そのためにベースステーションは、1又は複数のインタフェースを有し、必要に応じてそれに対してアダプタモジュールを接続することができる。従って、ユーザは、例えばハンディ型充電掃除機と掃除ロボットのような2つの異なる真空掃除機を清浄化したり空にしたりするために、2つの異なるベースステーションを購入する必要がない。その替わりにユーザは、所定のタイプの真空掃除機を清浄化しかつ空にするために既に適応されているベースステーションに対し、さらに別のタイプの真空掃除機のためのアダプタモジュールを補充することができる。これにより、ユーザの個別の必要性に応じてベースステーションを構成することが可能となる。加えて、ベースステーションをできる限り小さく構成することが可能である。さらにユーザは、ベースステーションが具備するインタフェースをそれらの真空掃除機用に標準化する必要はない。ユーザがいろいろなタイプの真空掃除機を使用することはないので、そのようなことはおそらく全く不要である。その結果、ユーザは、自分が使用するタイプの真空掃除機に対応する1つのベースステーションと、1又は複数のアダプタモジュールとを購入すればよいことになる。
第2の真空掃除機の掃除機集塵室に収容された吸引物が、ベースステーションのファンを用いて、第2の真空掃除機のファンを用いて、又は、第1の真空掃除機のファンを用いて、ベース集塵室内に移送されることが提示される。ベースステーションの第2のエア入口は、そのようにベース集塵室により、清浄化されるべき第2の真空掃除機自体のファンを用いても、他の真空掃除機(例えば第1の真空掃除機)のファンを用いても清浄化を行えることが有用である。どのタイプの真空掃除機がベースステーションに接続されているかによって、ユーザが選択スイッチにより、どの掃除機集塵室を空にすべきか、そしてそのためにどの掃除機ファンを使用すべきかを選択できることが有用である。このために、各場合において強力なファンを選択できることが有用である。ベースステーション内にて流路が互いに連通されることにより、エアは、清浄化されるべき真空掃除機から当該真空掃除機のファン又は他の真空掃除機のファンへと流れる。第2の真空掃除機の掃除機集塵室が第2の真空掃除機自体のファンにより清浄化される場合、アダプタモジュール及びそれにより第2の真空掃除機とも接続されるベースステーションの第2のエア入口が、ベースステーションの第2のエア出口と流体的に対応し、第2のエア出口は、アダプタモジュール又は第2の真空掃除機のいずれかと流体的に接続している。
ベースステーションの第1のエア入口及び/又は第2のエア入口に、入口バルブが設けられることが有用である。入口バルブは、第1の真空掃除機の掃除機集塵室又は第2の真空掃除機の掃除機集塵室のいずれから吸引物を移送したいかによって、切換可能である。従って、ベースステーションに接続されて清浄化されるのが第1の真空掃除機であるのか第2の真空掃除機であるのかによって切り換えられる流路を、ベースステーション内に形成可能である。
第1の実施形態においては、例えば第1の真空掃除機のみをベースステーションに接続することができ、その場合、第2のエア入口におけるアダプタモジュールとの接続は基本的に不要である。それによりベースステーションは、最もシンプルな形態で使用される。この真空掃除機の掃除機集塵室の清浄化は、ベースステーションの第1のエア入口と第1のエア出口が第1の真空掃除機のエアダクトと接続され、掃除機集塵室に収容された吸引物が、清浄化されるべき第1の真空掃除機のファンによりベース集塵室に移送されるように行われる。清浄化動作の選択を行うために、ベースステーションは、例えば、ベースステーションのユーザが手動で操作可能なスイッチを有する。スイッチにより多数の機能を選択することができるが、その場合、ベースステーションに接続された真空掃除機により実行可能な機能のみを選択可能である。加えて、スイッチが、多段階で操作可能であってもよく、例えばスイッチを僅かに押すとファンが起動し、スイッチを完全に押すと特定の流路に切り替わるなどである。例えば、第1及び第2の真空掃除機がベースステーション上に接続されているとき、ユーザは、第2の真空掃除機を、第2の真空掃除機のファン又は第1の真空掃除機のファンのいずれを用いて清浄化したいかについて選択することができる。どの真空掃除機を清浄化するか、どの真空掃除機が清浄化のためのファンを提供するかの選択についても、スイッチを用いて行うことができる。
第2の実施形態においては、エア流路の切換が、電気機械的にではなくユーザにより手動で行われてもよい。この実施形態では、第1のエア入口、第2のエア入口及び任意のさらに別のエア入口にどの真空掃除機が接続されたかをベースステーションが自動的に検知し、接続された真空掃除機の特定の組合せにより、特定の清浄化オプションを開始する。例えば、第1の真空掃除機のみがベースステーションに接続されている場合、ベースステーション内の流路は、第1の真空掃除機の掃除機集塵室が第1の真空掃除機のファンにより清浄化されるように切り換えられる。それに替えて、例えば、ベースステーションの第1のエア入口に第1の真空掃除機が接続されかつ第2のエア入口上にアダプタモジュールが第2の真空掃除機と共に接続されている場合、ベースステーションは、デフォールト設定として基本的に、第2の真空掃除機からの排出が第1の真空掃除機のファンにより実行されるように構成してもよい。しかしながら、別の例として、第2の真空掃除機の掃除機集塵室が第2の真空掃除機のファンにより清浄化されてもよい。さらに例えば、特定の清浄化シーケンスを設定してもよく、それに従って、ベースステーションに接続された多数の真空掃除機が、設定された順序で次々に清浄化されてもよい。例えば、常に第1の真空掃除機の掃除機集塵室の清浄化を最初に行い、他の真空掃除機の掃除機集塵室の清浄化動作を後に行ってもよい。ベースステーションは、エア入口の領域及び必要であればエア出口の領域に設けられた接点により、真空掃除機及び/又はアダプタモジュールがベースステーションに接続されているか否かを検知できることが有用である。必要であれば、接点の種類により特定のタイプの真空掃除機を認知することもできる。
例えば、第2の真空掃除機の掃除機集塵室から吸引物を移送するために、ベースステーションの入口バルブが第1のエア入口を閉鎖するように切換可能であり、かつ、第1の真空掃除機の掃除機集塵室から吸引物を移送するために入口バルブが第2のエア入口を閉鎖するように切換可能である構成が提示される。従って、入口バルブは、2つの異なる位置の間で切換可能であり、それらのうち第1の位置は、アダプタモジュールへの流路を確立する一方、第2の位置は、第1の真空掃除機の掃除機集塵室から吸引物を移送するために設けられている。第1のエア入口又は第2のエア入口のいずれの吸引物の流路が接続されるかによって、そのもう一方のエア入口すなわち第2のエア入口又は第1のエア入口のいずれかが閉鎖されなければならない。これらのことは、入口バルブによって同時に行われるので有用である。このように、入口バルブは、第1の流路の開放機能と、第2の流路の閉鎖機能を同時に満足する。
入口バルブがバルブコントローラを設けている構成が提示される。バルブコントローラは、アダプタモジュールにおける第2のエア入口との接続によって入口バルブが自動的に切り替わることにより、第1のエア入口が閉鎖されるように構成されている。この実施形態では、バルブコントローラが、流路のデフォールト設定として、ベースステーションと接続されたアダプタモジュールにより自動的に第1のエア入口を閉鎖しかつ第2のエア入口を開放することが提示される。これに関して、第1の真空掃除機の清浄化に適用されおそらくなお存在している流路が分離され、かつ、アダプタモジュールに接続された第2の真空掃除機の清浄化に適用される流路が開放される。例えば、もし第1の真空掃除機が商用電源動作の床掃除機でありかつ第2の真空掃除機がロボット掃除機であって、ロボット掃除機の掃除機集塵室が商用電源動作の床掃除機の掃除機集塵室よりも基本的に小さいダスト容量である場合、そのような設定が好適である。
インタフェースは、第2のエア入口を着脱可能に閉鎖するカバーキャップ及び/又は第2のエア入口を、そのアダプタモジュールとの接続により開放するように構成されたインタフェースバルブを具備するように設けられている。最初に提示される事例としては、インタフェースがカバーキャップを有し、そのカバーキャップが例えば手動操作可能かつ/又は着脱可能にベースステーションの第2のエア入口に配置されている。カバーキャップの機能は、例えば第1のエア入口に配置された真空掃除機の清浄化の際に、第2のエア入口を通して副次的エアがベースステーションに流入することを防止するものである。カバーキャップは、基本的に手動又は電気機械式に操作され、かつ、例えばフラップ又はプラグ等として構成された多様な形態を有する。第2の事例では、インタフェースが第2のエア入口を閉鎖するインタフェースバルブを有し、特に電気機械式動作に好適である。それにより、アダプタモジュールが第2のエア入口に接続されたとき、インタフェースバルブが即座に開放される。従って、ベースステーションのユーザは、第2のエア入口を手動で開放する必要がないだけでなく、アダプタモジュールをインタフェースと接続するだけでよい。インタフェースは、接続されたアダプタモジュールが無ければアナログ的であり、自発誘導的に降下して閉じる。
この相互接続においてさらに、インタフェースバルブが、アダプタモジュールの一部の、特にアダプタエア出口の機械的動作により開放可能であることが提示される。インタフェースバルブと接続されたインタフェースコントローラは、これにより、インタフェースとアダプタモジュールの間の機械的接触を検知することができる。例えば、アダプタモジュールのアダプタエア出口がインタフェースに接触することによる。その場合例えば、アダプタエアダクトの一部が第2のエア入口の一部にプラグ接続のように挿入される。よって、インタフェース上に設けられた機械的接点は、ベースステーションの第2のエア入口の領域へのアダプタモジュールの接触を検知でき、対応する信号をバルブコントローラへ送信し、それが最終的に開放コマンドを出力する。
上述した本発明によるベースステーションに加え、同様にベースステーションシステムが提示される。それは、上述した実施形態のいずれかのベースステーションと、ベースステーションのインタフェースと接続されたアダプタモジュールとを有し、アダプタモジュールは、インタフェースと流体的に接続するアダプタエア出口と、第2の真空掃除機のエアダクトと接続可能なアダプタエア入口とを具備する。アダプタモジュールは、ベースステーションと第2の真空掃除機の間のアダプタとして機能し、アダプタモジュールは、一方ではインタフェースに流体的に接続するアダプタエア出口を具備し、他方では第2の真空掃除機のインタフェースと流体的に接続するアダプタエア入口を具備する。全体として、それによりエアダクトが設けられ、それは一方では、第2の真空掃除機の掃除機集塵室を、アダプタモジュールにより設けられるエアダクトを介し、ファンへ向かうベースステーションの流路と接続する。ファンは、例えば第1の真空掃除機のファン、第2の真空掃除機のファン、又は、ベースステーションのファンでもよい。上述した別の形態の各々では、ベースステーションのベース集塵室を通る流路は、清浄化される真空掃除機の掃除機集塵室に収容された吸引物をベースステーションに収集可能であるように繋がっている。
さらに本発明により、真空掃除機と着脱可能に接続するためのアダプタモジュールと、ベースステーション、特に本発明によるベースステーションとが、吸引物を真空掃除機の掃除機集塵室からベースステーションのベース集塵室に移送するために提示される。この場合、アダプタモジュールが、形状フィット、摩擦フィット及び/又はファンの吸引力によりベースステーションと接続可能なアダプタエア出口と、形状フィット、摩擦フィット及び/又はファンの吸引力により真空掃除機と接続可能なアダプタエア入口とを有する。例えば、アダプタモジュールは、アダプタエア出口及び/又はアダプタエア入口の領域に対応する接続手段を有し、例えばラッチ手段、クランプ手段等である。さらに、例えばコネクタも可能であり、それは任意であるがファンの吸引力により増強される。
さらに本発明により、ベースステーションを用いて、特に本発明によるベースステーションを用いて第1の真空掃除機の掃除機集塵室を清浄化しかつ/又は空にするための方法も提示される。その方法では、第1の真空掃除機のエアダクトが、ベースステーションのベース集塵室に流体的に接続する第1のエア入口及びベースステーションの第1のエア出口と接続され、かつ、第1の真空掃除機の掃除機集塵室に収容された吸引が、ファンを用いて、特に第1の真空掃除機のファンを用いてベース集塵室に移送され、そして、少なくとも、ベースステーションの第2のエア入口に設けられたインタフェースがアダプタモジュールと接続され、かつ、第2の真空掃除機の掃除機集塵室に収容された吸引物がベース集塵室に移送される。
さらに、ベースステーション又はベースステーションシステムに関して記載した有用性及び実施形態は、本発明の方法にも適用可能である。
特に、第2の真空掃除機の掃除機集塵室に収容された吸引物が、第2の真空掃除機のファンを用いて、又は、第1の真空掃除機のファンを用いて、ベース集塵室に移送されることが提示される。特に、掃除機集塵室の清浄化動作及び/又は排出動作において、ベースステーションのユーザのための選択も備えることができる。すなわちユーザは、第1又は第2の真空掃除機のファンのいずれを用いて第2の真空掃除機の掃除機集塵室を清浄化し/空にするかを決めることができる。ユーザによる選択に加えて、特にベースステーションに接続された真空掃除機のタイプの実際の組合せに応じて使用されるファンの選択を自動的に行う方法を別に設けることも可能である。
さらに、第1のエア入口及び/又は第2のエア入口に連係する入口バルブが、吸引物を第1の真空掃除機の掃除機集塵室又は第2の真空掃除機の掃除機集塵室のいずれから移送したいかによって切り換えられることが可能である。特に、入口バルブは第2の真空掃除機の掃除機集塵室から吸引物を移送するために第1のエア入口を閉鎖するように切換え可能であるとともに、入口バルブは第1の真空掃除機の掃除機集塵室から吸引物を移送するために第2のエア入口を閉鎖するように切換え可能である。これらの各場合において、入口バルブの現在位置によって各エア入口への所望する流体的接続が確立されるのみでなく、(使用されていない)他方の各エア入口による副次的エアの侵入が阻止される。
図1は、ベースステーションの概略的な側面図である。 図2は、アダプタモジュールの概略的な側面図である。 図3は、第1の真空掃除機と共に示すベースステーションの図である。 図4は、第1の真空掃除機と、第2の真空掃除機を伴うアダプタモジュールとを示す図である。 図5は、ベースステーションの断面図である。 図6は、第1の真空掃除機を配置されたベースステーションの断面図である。 図7は、入口バルブが第1の位置にある図6の、第1の真空掃除機を配置されたベースステーションの断面図である。 図8は、入口バルブが第2の位置にある図6の、第1の真空掃除機を配置されたベースステーションの断面図である。 図9は、清浄化後の第1の真空掃除機と共に示すベースステーションの図である。 図10は、第1の真空掃除機及びアダプタモジュールと共に示すベースステーションの断面図である。 図11は、第1の真空掃除機、アダプタモジュール及び第2の真空掃除機と共に示したベースステーションの断面図である。
以下、本発明の実施形態を詳細に説明する。
図1は、ベースステーション1の概略側面図であり、特にハンディ型直立真空掃除機、充電掃除機等である真空掃除機3を受容するように構成されている。ベースステーション1は、第1のエア入口7と、第1のエア出口8を有し、それらは真空掃除機3のエア出口及びエア入口と接続されるように構成されている。ベースステーション1上には、さらに接点19、20が設けられており、それらは、ベースステーション1と接続されるべき真空掃除機との接点として機能する。特にこれらは、ベースステーション1上での真空掃除機3の保持のための支持機能の役割も果たし、又は、真空掃除機3のドッキングを検知するためにセンサを設けられてもよい。さらにベースステーション1は、インタフェース13を有し、これを介して第2の真空掃除機4がベースステーション1に接続可能である。インタフェース13は、図示では、カバーキャップ24により覆われている。
ベースステーション1は、スイッチ22を具備し、それによりユーザは所定の清浄化動作を設定することができる。例えばスイッチ22は、第1の掃除機3の清浄化又は第2の掃除機4の清浄化のために異なる停止位置を設けられている。
図2は、ベースステーション1のインタフェース13に接続可能なアダプタモジュール16を示す。アダプタモジュール16は、インターフェース13と接続するためのアダプタエア出口17と、第2の真空掃除機4と接続するためのアダプタエア入口18とを具備する。アダプタモジュール16は、回転軸上に旋回可能に装着された可動の吸引アーム23を有し、それは、接続される第2の真空掃除機4上に降下させることができる。アダプタモジュール16は、ベースステーション1に接続されるべき特定のタイプの真空掃除機に特に適応されていてもよい。しかしながら、アダプタモジュール16は、複数のタイプの真空掃除機をベースステーション1に接続可能でもよい。
図3は、その上に接続された第1の真空掃除機3と共に示したベースステーション1である。第1の真空掃除機3は、吸引ノズル28における通常は掃除されるべき床に向く面が、ここではベースステーション1の第1のエア入口7に接続されている。それにより、第1の真空掃除機3のハウジングが、ベースステーション1の接点19と接続される。第1の真空掃除機3のハウジング形状は、接点19に対し適合して押圧するように構築されている。これにより、特定のタイプの真空掃除機を他の真空掃除機と区別する。
図4は、図3に示した、第1の真空掃除機3をその上に接続されたベースステーション1を示す。さらに、アダプタモジュール16がベースステーション1のインターフェース13に接続されている。このために、インタフェース13を保護するカバーキャップ24が外されている。アダプタモジュール16は、そのアダプタエア出口17によりインターフェース13に接続されている。アダプタモジュール16のアダプタエア入口18には、ここでは自走式掃除ロボットとして構成された第2の真空掃除機4が接続されている。アダプタモジュール16の旋回可能な吸引アーム23は、第2の掃除機4におけるアダプタモジュール16へのドッキング位置に対応する位置に旋回することが可能である。
図5は、ベースステーション1の断面を示す。ベースステーション1は、ベース集塵室2を有し、その中に、清浄化されるべき又は空にされるべき真空掃除機3、4から吸引物15を吸引可能である。ベース集塵室2は、第1のエア入口7及び第1のエア出口8と接続されている。この流体的接続により、第1の真空掃除機3からベースステーション1の第1のエア入口7を通って吸引されるエアが、ベース集塵室2を通って流れ、その後、第1のエア出口8を通ってベースステーション1から再び出て行くことができ、そして、例えば第1の真空掃除機3のファン11に供給される。さらに、ベース集塵室2には、第2のエア入口12を使用可能とするインタフェース13が設けられている。第1のエア入口7から第1のエア出口8への流路と、第2のエア入口12から第1のエア出口8への流路の2つの流路は、入口バルブ14により分離されている。入口バルブ14は、ここでは旋回可能なフラップバルブとして設けられているが、他の形態も採用可能である。入口バルブ14は、この場合、第1のエア入口7を閉鎖する位置から、第2のエア入口12を閉鎖する位置に旋回させられ、また、逆方向に旋回させられる。
ベース集塵室2は、通常の方式にてフィルタバッグを具備することができる。そのフィルタバッグは、ベースステーション1が例えば塵や埃である吸引物で満杯になったとき取り外すことができ、かつ/又は、空にすることができる。
図6は、図5に示したベースステーション1をそれに接続された第1の真空掃除機3と共に示す断面図である。第1の真空掃除機3は、第1のベースステーション1の第1のエア入口7に接続される吸引ノズル28を具備する。第1の真空掃除機3の吸引ノズル28からファン11まで、第1の真空掃除機3の内部にエアダクト9が延在している。第1の真空掃除機3の通常の吸引動作においては、吸引物15が、掃除されるべき床からファン11によって吸引ノズル28に吸引され、エアダクト9を通って流れることによりエアフィルタ27を通過させられる。エアフィルタ27は、吸引されたエアをフィルタリングする。これにより、エアに含まれる吸引物15がエアフィルタ27のフィルタ材上に付着し、吸引物15から分離されたエアが、ファン11の方へ流れ続けることができる。
エアダクト9上におけるエアフィルタ27とファン11の間に、サイドエアバルブ26を具備するサイドエアダクト25が接続されている。サイドエアダクト25を通して、副次的エアが第1の真空掃除機3のエアダクト9に流入することができる。副次的エアは、第1の真空掃除機の清浄化動作中、真空掃除機3の通常の吸引動作のフロー方向とは逆のフロー方向に流れる。第1の真空掃除機3をベースステーション1の第2のエア出口8に接続可能とするために、真空掃除機3のエアダクト9はさらに、入口領域29を設けられている。入口領域29は、第1のエア出口8を第1の真空掃除機3のファン11と連通可能に接続する。入口領域29には、ベースステーション1から真空掃除機1のファン11へのフロー方向において開放したり閉鎖したりするバルブ30が設けられている。図6では、バルブ30はまだ閉鎖されており、これは第1の真空掃除機3の通常の吸引動作に適応している。このように、バルブ30は、ベースステーション1の第1のエア出口8と第1の真空掃除機3のエアダクト9の間の流体的接続を遮断する。
図7は、その上に第1の真空掃除機3が配置されたベースステーション1を示し、第1の真空掃除機3の掃除機集塵室5の清浄化動作の直前を示している。清浄化を開始するために、スイッチ22が対応するスイッチ位置に押される。それに応じて、バルブ30が、エアダクト9におけるファン11とエアフィルタ27の間の流体的接続を遮断する位置に旋回する。それにより同時に、ベースステーション1の第1のエア出口8と第1の真空掃除機3のファン11の間の入口領域29が開放される。
図8は、次のステップを示しており、清浄化動作のための副次的エアを第1の真空掃除機3のエアダクト9に流入させるために、サイドエアダクト25上に配置されたサイドエアバルブ26が開放される。
第1のエア入口7と、ベースステーション1の第2のエア入口12の間に配置された入口バルブ14が、第1の真空掃除機3の掃除機集塵室5の清浄化のために所定の位置に旋回する。それにより、第2のエア入口12を通してベース集塵室2にエアが流入できない。こうして、第1のエア入口7と第1のエア出口8の間のベース集塵室2を介する流路が開放される。
このとき、掃除機集塵室5の清浄化のための清浄化動作を行う。それは、ファン11が、第1のエア出口8を介し、ベース集塵室2、吸引ノズル28、掃除機集塵室5に、そして第1の真空掃除機3のエアフィルタ7に、次々に負圧を生じるように行う。それにより、サイドエアバルブ26を通して副次的エアがサイドエアダクト25に吸引され、エアフィルタ27のフィルタ機能のためのフロー方向とは逆の方向にエアフィルタ27を通って流れる。それにより、エアフィルタ27の外面が清浄化され、外面上に付着していた吸引物15が掃除機集塵室5内に吸引される。掃除機集塵室5に収容された全ての吸引物15が、その後、吸引ノズル28を通り、吸引物15が収集されるベース集塵室2内に移送され、後に行われるベース集塵室2の清浄化動作により排出可能となる。ベース集塵室2を通って流れる吸引物を含むエアは、こうして清浄化され、そして吸引物15を伴わずに第1のエア出口8を介して第1の真空掃除機3のファン11へと入る。総括すると、第1の真空掃除機3はそれ自体のファン11を用いることにより清浄化され、それにより、掃除機集塵室5に収容されていた吸引物15は、ベースステーション1のベース集塵室2に移送される。ベースステーション1がそれ自体のファンを有する必要はなく、ベースステーション1は、排出のための適切な流路を形成しかつベース集塵室2内に吸引物15を収集する受動ステーション1として構築することができる。
図9は、第1の真空掃除機3の清浄化を完了した直後のベースステーション1及び第1の真空掃除機3を示す。これにより、第1の真空掃除機3から排出された吸引物15は、ベースステーション1のベース集塵室2内にある。入口バルブ14が、その元の位置に戻るように旋回することにより、ベースステーション1の第1のエア入口7を閉鎖する。これにより、ベース集塵室2内に収容された吸引物15は吸引ノズル28を通って第1の真空掃除機3に戻ることはできなくなる。
図10及び図11は、最後に、第2の真空掃除機がアダプタモジュール16によりベースステーション1に接続された例を示す。
図示の通り、アダプタモジュール16は、ベースステーション1のインタフェース13に接続されている。アダプタモジュール16のアダプタエア出口17をベースステーション1の第2のエア入口12に接続可能とするために、インタフェース13に予め取り付けられていたカバーキャップ24が外される。インタフェース13の領域に配置された接点20は、アダプタモジュール16のベースステーション1への接続を検知し、例えばインタフェース13の領域に配置された(さらに別の)インタフェースバルブ(図示せず)と共有されてもよい。別の例として、ユーザが、インタフェース13からカバーキャップ24を手で外しただけで、アダプタモジュール16の第2のエア入口12が開放されてもよい。
アダプタモジュール16は、ベースステーション1と、例えば掃除ロボットである第2の真空掃除機4との間の流体的接続を可能とするように構築される。このためにアダプタモジュール16は、アダプタエア出口17をアダプタエア入口18と接続するエアダクトを有する。旋回可能な吸引アーム23によってアダプタエア入口18の位置を変更できることにより、形状及び/又は高さの異なる第2の真空掃除機4に接続可能である。
図11は、接続されたアダプタモジュール16と共にベースステーション1を示す。アダプタモジュール16のアダプタエア出口17は、ベースステーション1の第2のエア入口12と接続されている。吸引アーム23は、若干下方に旋回することにより、エ第2の真空掃除機4のエアダクト10への流体的接続を形成している。このとき、第2の真空掃除機4の掃除機集塵室6を、第1の真空掃除機3のファン11を用いて清浄化するためにバルブ30が切り換えられる。それにより、第1の真空掃除機3のファン11が、第1の真空掃除機3のエアフィルタ27から流体的に分離される。さらに、入口バルブ14が、ベースステーション1の第1のエア入口7を閉鎖するように旋回し、ここで、第2のエア入口12と第1のエア出口8がベース集塵室2を介して互いに接続されることとなる。第2の真空掃除機4の清浄化動作を開始するために、ベースステーション1のユーザは、スイッチ22により適切な清浄化プログラムを選択する。それにより、ファンが始動して、エアが第2の真空掃除機4からアダプタモジュール16に流入し、そしてそこからベース集塵室2を通って最後に第1の真空掃除機3のファン11へと流れる。その結果、第2の真空掃除機4の掃除機集塵室6内に収容されていたエアがアダプタモジュール及びインタフェース13を介してベースステーション1のベース集塵室2に与えられる。ベース集塵室2に配置されているフィルタにより、第1の真空掃除機3のファン11の方向に流れるエアから吸引物15が分離される。吸引物15を除去されたエアは、ファン11から周囲環境に放出させることができる。
総括すると、本発明により、モジュール方式で1又は複数のアダプタモジュール16を接続可能なベースステーション1が提供される。このために、ベースステーション1は1又は複数のインタフェース13を有し、それらは各々、アダプタモジュール16と接続されるように構成されている。ベースステーション1のユーザは、スイッチ22により、いずれの真空掃除機3、4(掃除機集塵室5、6)を清浄化したいか、そして、いずれの真空掃除機3、4(ファン11)を清浄化のために使用したいかを選択することができる。この場合、例えば上述した実施形態で示したように、第1の真空掃除機3の掃除機集塵室5が、第1の真空掃除機3のファン11により清浄化される。さらに別の実施形態では、第2の真空掃除機4の掃除機集塵室6もまた、第1の真空掃除機3のファン11により清浄化することができる。しかしながら、さらに、ベースステーション1の使用について他にも多様なオプションがある。例えば、アダプタモジュール16によりベースステーション1に接続された第2の真空掃除機4が、それ自体のファンにより清浄化されることも可能である。このためには、ベースステーション1に、対応する第2のエア出口が設けられ、これを通して第2の真空掃除機4のファンから吸引されると、エアがアダプタモジュール16からベース集塵室2に到達できる。
1 ベースステーション
2 ベース集塵室
3 第1の真空掃除機
4 第2の真空掃除機
5 掃除機集塵室
6 掃除機集塵室
7 第1のエア入口
8 第1のエア出口
9、10 エアダクト
11 ファン
12 第2のエア入口
13 インタフェース
14 入口バルブ
15 吸引物
16 アダプタモジュール
17 アダプタエア出口
18 アダプタエア入口
19、20、21 接点
22 スイッチ
23 吸引アーム
24 カバーキャップ
25 サイドエアダクト
26 サイドエアバルブ
27 エアフィルタ
28 吸引ノズル
29 入口領域
30 バルブ

Claims (11)

  1. 第1の真空掃除機(3)の掃除機集塵室(5)を清浄化しかつ/又は空にするためのベースステーション(1)であって、ベース集塵室(2)と、該ベース集塵室(2)と流体的に接続する第1のエア入口(7)と、該ベース集塵室(2)と流体的に接続する第1のエア出口(8)とを有し、該第1のエア入口(7)及び該第1のエア出口(8)は第1の真空掃除機(3)のエアダクト(9)と接続されることにより、該第1の真空掃除機(3)の該掃除機集塵室(5)に収容された吸引物(15)が、ファンを用いて該ベース集塵室(2)に移送可能である、該ベースステーション(1)において、
    前記ベースステーション(1)が、アダプタモジュール(16)と着脱可能に接続される少なくとも1つのインタフェース(13)を有し、該インタフェース(13)は、該ベース集塵室(2)と流体的に接続する閉鎖可能な第2のエア入口(12)を具備し、該第2のエア入口(12)における該アダプタモジュール(16)による第2の真空掃除機(4)との接続により、該第2の真空掃除機(4)の掃除機集塵室(6)に収容された吸引物(15)が、該ベース集塵室(2)に移送可能であり、
    前記ベースステーション(1)がスイッチ(22)を有し、該スイッチ(22)を介して該ベースステーション(1)のユーザが、いずれの掃除機集塵室(5,6)を清浄化するべきであるか、及び、そのためにいずれの真空掃除機(3,4)を使用するべきかを選択可能であり、かつ/又は、
    前記ベースステーション(1)がエア流路の切換えのための自動切換装置を有し、使用されるファンが、該ベースステーション(1)に接続された真空掃除機のタイプの現在の組合せに基づいて自動的に選択されることを特徴とするベースステーション。
  2. 前記第2の真空掃除機(4)の掃除機集塵室(6)に収容された吸引物(15)が、前記ベースステーション(1)のファンにより、前記第2の真空掃除機(4)のファンにより、又は、前記第1の真空掃除機(3)のファン(11)により、前記ベース集塵室(2)に移送可能であることを特徴とする請求項1に記載のベースステーション。
  3. 前記第1のエア入口(7)及び/又は前記第2のエア入口(12)に入口バルブ(14)が設けられ、該入口バルブ(14)は、吸引物(15)を前記第1の真空掃除機(3)の前記掃除機集塵室(5)から移送したいか、又は、前記第2の真空掃除機()の前記掃除機集塵室(6)から移送したいかによって切換可能であることを特徴とする請求項1又は2に記載のベースステーション。
  4. 前記第2の真空掃除機(4)の前記掃除機集塵室(6)から吸引物(15)を移送するために前記入口バルブ(14)が切換可能であることにより該入口バルブ(14)が前記第1のエア入口(7)を閉鎖し、かつ、前記第1の真空掃除機(3)の前記掃除機集塵室(5)から吸引物(15)を移送するために前記入口バルブ(14)が切換可能であることにより該入口バルブ(14)が前記第2のエア入口(12)を閉鎖することを特徴とする請求項3に記載のベースステーション。
  5. 前記入口バルブ(14)がバルブコントローラを具備し、該バルブコントローラは、前記アダプタモジュール(16)が前記第2のエア入口(12)に接続されると、前記第1のエア入口(7)が閉鎖されるように自動的に切り換えることを特徴とする請求項3又は4に記載のベースステーション。
  6. 前記インタフェース(13)が第2のエア入口(12)を閉鎖する着脱可能なカバーキャップ(24)及び/又はインタフェースバルブを具備し、該インタフェースバルブは、それ自体がアダプタモジュール(16)と接続することにより該第2のエア入口(12)を開放するように構成されていることを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載のベースステーション。
  7. 請求項1〜6のいずれかに記載のベースステーション(1)と、該ベースステーション(1)のインタフェース(13)と接続可能なアダプタモジュール(16)と、を有し、該アダプタモジュール(16)が、該インタフェース(13)と流体的に接続するアダプタエア出口(17)と、第2の真空掃除機(4)のエアダクト(10)と接続可能なアダプタエア入口(18)とを具備し、
    前記アダプタモジュール(16)が前記ベーステーション(1)の前記インタフェース(13)と着脱可能に、かつ前記第2の真空掃除機(4)の前記エアダクト(10)と着脱可能に接続可能であるベースステーションシステム。
  8. 真空掃除機(3,4)の掃除機集塵室(5,6)からベースステーション(1)のベース集塵室(2)へ吸引物を移送するために、該真空掃除機(3,4)と着脱可能に接続するとともに、請求項1〜6のいずれかに記載のベースステーション(1)と着脱可能に接続するためのアダプタモジュール(16)であって、
    形状フィット、摩擦フィット及び/又はファン(11)の吸引力により前記ベースステーション(1)と接続可能なアダプタエア出口(17)と、
    形状フィット、摩擦フィット及び/又はファン(11)の吸引力により前記真空掃除機(3,4)と接続可能なアダプタエア入口(18)とを具備するアダプタモジュール。
  9. 請求項1〜6のいずれかに記載のベースステーション(1)を用いて第1の真空掃除機(3)の掃除機集塵室(5)を清浄化しかつ/又は空にするために、第1の真空掃除機(3)のエアダクト(9)が、前記ベースステーション(1)のベース集塵室(2)と流体的に接続して設けられている第1のエア入口(7)及び前記ベースステーション(1)の第1のエア出口(8)と接続されており、かつ、該第1の真空掃除機(3)の該掃除機集塵室(5)に収容された吸引物(15)が、該第1の真空掃除機(3)のファン(11)である場合を含むファンを用いて該ベース集塵室(2)に移送される方法であって、
    前記ベースステーション(1)における第2のエア入口(12)の少なくとも1つを設けられたインタフェース(13)がアダプタモジュール(16)と接続され、
    続いて、前記アダプタモジュール(16)は第1の真空掃除機(4)と接続され、かつ、
    前記第2の真空掃除機(4)の掃除機集塵室(6)に収容された吸引物(15)が、該第2の真空掃除機(4)のファン又は前記第1の真空掃除機(3)のファンを用いて前記ベース集塵室(2)に移送されることを特徴とする方法。
  10. 第1のエア入口(7)及び/又は第2のエア入口(12)と連係する入口バルブ(14)が、第1の真空掃除機(3)の掃除機集塵室(5)又は第2の真空掃除機(4)の掃除機集塵室(6)のいずれから吸引物(15)を移送したいかによって、切り換えられることを特徴とする請求項9に記載の方法。
  11. 第2の真空掃除機(4)の掃除機集塵室(6)から吸引物(15)を移送するために前記入口バルブ(14)が第1のエア入口(12)を閉鎖するように切り換えられ、かつ、第1の真空掃除機(3)の掃除機チャンバ(5)から吸引物(15)を移送するために前記入口バルブ(14)が第2のエア入口(12)を閉鎖するように切り換えられることを特徴とする請求項10に記載の方法。
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