JP6722846B2 - 売買情報交換装置及び方法 - Google Patents

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Description

本発明は、売買を行うための情報通信技術に関するものである。
本明細書において、物品とは物品とサービスを含む全ての売買の対象を表し、販売とは物品の販売とサービスの提供を表し、物品の購入とは物品とサービスの購入を表す。購入者とは、潜在的に物品を購入する可能性のある人や組織と、購入を行いつつある人や組織を表す。販売者とは物品の販売を行う人や店舗や会社等の組織を表す。購入情報とは購入金額の見積もりや広告、割引クーポン等を指す。購入者識別情報とは住所氏名、ユーザーIDやメールアドレス等、購入者を特定し識別する情報を指す。
従来から、物品の購入者と販売者の間における売買を支援する情報交換システムが種々考案されており、以下の特許文献1や特許文献2には、情報処理技術を用いて購入者と販売者の希望をマッチングし、合致した当事者にその結果を通知する技術が開示されている。
競争入札(オークション)はコネや実績がない販売者も公平に市場に参加できる方法である。ゲーム理論及び市場デザインの研究分野において、入札は社会的な公平性と効率を高める社会基盤的な方法であるとして研究と実践が進んでいる。入札中の最高値が公開されない入札方式に関しては、非特許文献1に示されるように、現在の検索広告では、第2価格オークションという二番目に高い価格を支払う方式が一般的に実施されている。
また、複数の物品の組み合わせに入札をする「組み合わせオークション」も研究されており、VCGオークションといった方式がある。なお、一人が複数の架空名義を用いて複数の入札を行う不正を完全に防ぐ方法はないことが証明されている。
非特許文献2は入札を用いて購入者が行う検索の結果に商品価格を掲載するネットワーク上のサービスである。検索窓に複数の物品名や数量を入力しても合計金額の見積もりは表示されず、価格交渉の手段も提供されない。
特許文献3はReal−Time Bidding(RTB)広告技術を開示している。これはWebページの表示に先立って、複数の入札エージェントが各々保持する広告を閲覧者に提供したいと判断した場合は入札金額をサーバーに送付し、サーバーは最も高額な入札を唯一選択し、選択されたエージェントが提供する広告をページ上に表示するものである。Webページの閲覧機会が入力であり、読者の任意の物品名の入力は対象としない。また、閲覧者への出力は1つの広告のみである。
非特許文献3は物品の購入を支援する小型の装置であり、購入者の「キャベツ」といった音声をサーバーに送信することにより、物品名をWebサイト上のショッピングカートに追加する。
特開2012−155504号公報 特許第5116116号公報 米国特許第8364541号明細書
ポール・ミルグロム著、「オークション 理論とデザイン」、第1版、東洋経済新報社、2007年11月、p.11-58 Google、"Google Shopping"、[online]、2012年3月31日、Google、[平成26年4月23日検索]、インターネット<URL:https://www.google.com/shopping> Amazon(R)、"Amazon(R) Dash"、[online]、平成26年4月4日、Amazon(R)、[平成26年4月23日検索]、インターネット<URL:https://fresh.amazon.com/dash/>
スマートフォン等で欲しい物品の写真を撮影したり、テレビの視聴中に欲しい物品が映ったらリモコンのボタンを押したり、「○○2つと△△3台を、設置と説明付きで、よろしく」と欲しい物品の仕様を文字や音声で入力したりすることにより、複数の販売者から見積もりや割引クーポンを受け取り、好みの販売者を選んで購入ができる売買情報の交換方法と装置を提供することが主な課題である。
また、販売者に、広告より効率的で、受注見込み案件が随時配信されたり、購入希望者の検索を行ったり、購入希望者にキャンペーン情報を届けたりすることができる売買情報の交換方法と装置を提供することも主な課題である。
情報通信技術の発達により、ショッピング・サイト、価格比較サイト、オークション(競り上げ)、逆オークション(競り下げ)、クラウド・ソーシング(ネットワーク上での作業委託)の普及が進んでいる。
これまで購入者は、複数の物品やサービスを同時に購入したい場合、価格比較サイトやショッピング・サイトの価格と配送料を調査して、表計算ソフトなどを用いて最も安くなるショッピング・サイトの組み合わせを計算する必要があり手間がかかっていた。
特に、スマートフォンの小さな画面では綿密な価格調査は難しい。設置や説明等のサービスを含む価格を容易に知る方法もなかった。物品やサービスの購入において、何でもいつでも綿密な価格比較をしたいわけではない。
価格比較サイトはひとつの物品の価格を表示しており、複数の物品をまとめて買う場合の価格は分からない。ショッピング・サイト上の店舗で買い物カートを使用すると、複数の物品の価格は分かるが、その店舗の価格しか分からない。メールや電話を用いて店舗に価格を問い合わせる場合も、その店舗の価格しかわからず、見積もり依頼を複数回行う必要がある。
一方、店舗やショッピング・サイトを運営する販売者にとっては、売上げ目標を設定して少しでも多くの人に少しでも高く物品を販売することが事業の目標である。これまで販売者は、購入者を引きつけるために大量の広告を出して、購入者が店舗やWebサイトを訪れて品物をカートに入れるまで待つことが一般的である。しかし、広告は販売者が販売したい物品の買い物に興味がない人にも提示される表示されるため、広告費の効率が低い。
価格比較サイトの運営者にとっては、購入者が欲しい複数の物品の最も安くなる組合せを算出することは容易である。しかし、販売者は、客寄せとして安く売る目玉商品と共に、ついで買いの物品を売ることにより収益を得ていることが多い。複数の物品をまとめて買う購入者を得たいという希望がある。
価格比較サイトやクラウド・ソーシングにおいては、全国の非常に多数の販売者が参加可能であるため、受注を得るためには全国で最も安価な水準の販売金額を提示する必要がある。個々の販売者は、仕入れ値、人件費等販売コストを他の販売者よりもより低くしようと行動するため、マクロ経済的視点から見ると物品の値段が下がり続けるデフレーションと、働く人の給与水準の継続的な低下の要因のひとつとなっている。
購入者にとって、安く買えることは短期的にはよいことであるが、長期的には上記によって給与水準が低下していくため可処分所得が減る問題がある。
更に、品揃えの豊富な巨大ショッピング・サイトの売上が大幅に増大している反面、地元の小規模店舗が倒産して、すぐに必要な時に近くで買えなくて困る、地域経済が崩壊する、所得格差が広がるといった課題がある。また、遠隔地からの配送の機会が増加しCO2の排出量の増大と温暖化が進んでいる。
上記の課題の解決のために、安く買いたい購入者と高く売りたい販売者の双方のバランスが取れていて、より利便性の高い売買情報交換方法「Hマーケティング」、及び物価の調整が可能な新しい市場経済メカニズム「H経済」を提供する。
上記課題を解決するため、本発明は、情報通信ネットワークを構成し、接続された複数のコンピューターによる情報交換を実現するための売買情報交換装置であって、受信条件とリクエスト情報を記憶する記憶手段と、課金対象者毎の口座を含み口座に対する課金記録を行う課金手段と、販売者のコンピューターから受信した販売者の受信条件を記憶手段に記憶させ、購入者のコンピューターから受信したリクエスト情報を記憶手段に記憶させ、
販売者の受信条件がリクエスト情報に合致する一ないし複数の販売者を選択する第1の選択を行い、購入者連絡先情報を含まないリクエスト情報を選択された販売者のコンピューターに対して送信した後、入札金額を示す情報を受信して、課金手段に入札金額の課金が成功する販売者に限って、入札金額に応じて一ないし複数の販売者を選択する第2の選択を行い、第2の選択で選択された販売者のコンピューターと合致した購入者のコンピューターとの通信の許可をなすデータ処理手段とを備えた売買情報交換装置を提供する。
また、上記課題を解決するため、本発明は、情報通信ネットワークを構成し、接続された複数のコンピューターによる情報交換を実現するための売買情報交換装置であって、受信条件と送信データを記憶する記憶手段と、課金対象者毎の口座を含み口座に対する課金記録を行う課金手段と、購入者のコンピューターから受信した購入者の受信条件、及び販売者のコンピューターから受信した送信データを記憶手段に記憶させ、送信データが購入者の受信条件と合致する一ないし複数の販売者を選択する第1の選択を行い、購入者連絡先情報を含まない購入者の受信条件を選択された販売者のコンピューターに対して送信した後、入札金額を示す情報を受信して、課金手段に入札金額の課金が成功する販売者に限って、入札金額に応じて一ないし複数の販売者を選択する第2の選択を行い、第2の選択で選択された販売者のコンピューターと合致した購入者のコンピューターとの通信の許可をなすデータ処理手段とを備えた売買情報交換装置を提供する。
また、上記課題を解決するため、本発明は、情報通信ネットワークを介して売買情報交換装置を含む複数のコンピューターに接続され購入を実現する買い物処理装置であって、アフィリエイターたる閲覧者に情報掲示を表示し、アフィリエイターが広告対象の物品の識別情報と物品に対応する文字列若しくは画像の入力を受け付けて記憶する記憶手段と、購入者が情報掲示を閲覧した際に記憶した文字列若しくは画像を表示し、購入者が文字列若しくは画像を選択した際に、物品の識別情報をリクエスト情報若しくは購入者の受信条件として売買情報交換装置に送信する購入手段を備える買い物処理装置を提供する。
また、上記課題を解決するため、本発明は、情報通信ネットワークを構成し、接続された複数のコンピューターによる購入を実現する買い物装置であって、購入対象の購入金額の決済処理若しくは決済情報の送信処理を行う決済手段と、購入者によりコンピューターに入力された文字、選択肢、音声若しくは画像を含む情報を1ないし複数の販売者のコンピューターに送信し、販売者のコンピューターから購入金額を示す情報を受信し、決済手段により購入金額の決済を行うか又は購入者から受領した購入の意思を示す情報を販売者のコンピューターに送信する購入手段を備える買い物装置を提供する。
また、上記課題を解決するため、本発明は、情報通信ネットワークに含まれた複数のコンピューターによる情報交換を実現するための売買情報交換方法であって、販売者のコンピューターから受信した販売者の受信条件を記憶手段に記憶させるステップと、購入者のコンピューターから受信したリクエスト情報を記憶手段に記憶させるステップと、販売者の受信条件がリクエスト情報に合致する一ないし複数の販売者を選択する第1の選択を行うステップと、購入者連絡先情報を含まないリクエスト情報を第1の選択で選択した販売者のコンピューターに送信した後、入札金額を示す情報を受信して、入札金額の課金が成功する販売者に限って、入札金額に応じて一ないし複数の販売者を選択する第2の選択を行うステップと、第2の選択で選択された販売者のコンピューターと購入者のコンピューターとの通信の許可をなすステップを有する売買情報交換方法を提供する。
また、上記課題を解決するため、本発明は、情報通信ネットワークに含まれた複数のコンピューターによる情報交換を実現するための売買情報交換方法であって、データ処理手段が購入者のコンピューターから受信した購入者の受信条件を記憶手段に記憶させるステップと、データ処理手段が販売者のコンピューターから送信データを受信して記憶手段に記憶させるステップと、送信データが購入者の受信条件と合致する一ないし複数の販売者を選択する第1の選択を行うステップと、データ処理手段が選択された販売者のコンピューターに対して購入者連絡先情報を含まない購入者の受信条件を送信した後、入札金額を示す情報を受信して、課金手段に入札金額の課金が成功する販売者に限って、入札金額に応じて一ないし複数の販売者を選択する第2の選択を行うステップとを有する売買情報交換方法を提供する。
また、上記課題を解決するため、本発明は、情報通信ネットワークを構成するコンピューター上で買い物を行う買い物処理方法であって、購入手段がアフィリエイターたる閲覧者に情報掲示を表示するステップと、購入手段がアフィリエイターから広告を行う物品の識別情報と物品に対応する文字列若しくは画像の入力を受け付けて記憶手段に記憶させるステップと、購入手段が、購入者が情報掲示を閲覧した際に記憶した文字列若しくは画像を表示するステップと、購入手段が購入者による文字列若しくは画像の選択を受け付けるステップと、購入手段が選択された文字列若しくは画像に対応する物品の識別情報をリクエスト情報若しくは購入者の受信条件として売買情報交換装置に送信するステップを有する買い物処理方法を提供する。
また、上記課題を解決するため、本発明は、情報通信ネットワークを構成するコンピューターによる買い物を実現する買い物方法であって、購入手段が購入者によりコンピューターに入力された文字、選択肢、音声若しくは画像を含む情報を1ないし複数の販売者のコンピューターに送信するステップと、購入手段が販売者のコンピューターから購入金額を示す情報を受信するステップと、購入手段が購入者に対する購入物品の購入金額の決済処理を行う決済手段に購入金額の決済を行わせ又は購入者から受領した購入の意思を示す情報を販売者のコンピューターに送信するステップを有する買い物方法を提供する。
本発明によれば、売り手や買い手となるコンピューター利用者間における売買情報の交換をより効率的なものとすることができる。
購入者は、スマートフォンで欲しい物品の写真を撮影したり、テレビの視聴中にリモコンのボタンを押したり、欲しい物品の仕様を音声で入力したりすることにより、複数の見積もりを受け取り、好みの販売者から購入をすることができる。更に、「在庫があり、今すぐに買いに行ける店」といった購入条件を付加することもできる。スマートフォンの小さな画面においても容易に価格調査が可能である。また、複数の販売者を組み合わせることにより、最も低い購入金額により買い物をしたり、位置情報を加味して複数の店舗を回る一度の買い物で済ませたりすることができる。
販売者にとっては、売りたい物品名や「配達と設置、説明が可能」といった販売条件と入札金額を本装置に送信することにより、受注見込み案件が随時届き効率的に販売活動が可能である効果がある。また、物品の購入を希望する購入者の検索を行うことができるため、能動的に営業の提案を行うことができる。
本発明では限られた販売者の数の中で好条件を示せばよく、過当な安売り競争を避けることができる。価格比較サイトと比較して、例えば設置や説明のサービス付きで販売する地域型の店の販売者は、高齢の購入者が設置サービス付きの条件を指定していれば、適正なサービスの価格を含めた販売金額を提示することができる。また、購入者が適切な物品を買うための知識を有していない場合でもおおよそのキーワードのマッチングによって、販売者の経験により適切と思われる提案をすることが可能である。
既存の検索連動型広告やコンテンツ連動型広告と比較して、本発明は買うつもりがある人に提案する用途に向いており、広告費の効率が高いと期待される。
また、掲示板等の多数の一般の読者が効率的に販売キーワードを含む書き込みを作成可能となりアフィリエイト報酬を受け取ることができ、それを読む多数の読者が書き込みを選択するだけで話題の物品を容易に購入可能である効果がある。また、画面に広告スペースや、アフィリエイトのバナーやリンクを設置する必要がなくなり、画面がすっきり美しくなる。
また、複数の品物を買いたい購入者に対して、品揃えが少なく1店ではその全ての品物が揃わない販売者同士が連携して品物を揃えることにより、大規模店に対抗する手段を与える。地域の小規模な販売者が活発化する効果がある。
本発明の実施の形態に係る情報通信ネットワークの構成を示す図である。 売買情報交換装置SV1の構成を示すブロック図である。 広告情報処理装置SV2の構成を示すブロック図である。 入札装置SV3の構成を示すブロック図である。 買い物処理装置SV4の構成を示すブロック図である。 買い物装置C5の構成を示すブロック図である。 第1の売買情報交換方法である販売者の受信条件設定による片サイド方式売買情報交換方法(入札あり)を示すフローチャートである。 図7に示された販売者の受信条件設定による片サイド方式売買情報交換方法(入札あり)のシーケンス図である。 特許文献3に示されたRTBのシーケンス図である。 第2の売買情報交換方法である購入者の受信条件設定による逆片サイド方式売買情報交換方法(入札あり)を示すフローチャートである。 図10に示された購入者の受信条件設定による逆片サイド方式売買情報交換方法(入札あり)のシーケンス図である。 両サイド方式売買情報交換方法(入札あり)を示すシーケンス図である。 両サイド方式売買情報交換方法(入札なし)を示すシーケンス図である。 両サイド方式の受信条件設定時起動方法(入札あり)を示すシーケンス図である。 両サイド方式の受信条件設定時起動方法(入札なし)を示すシーケンス図である。 受信条件の検索方法(入札あり)を示すシーケンス図である。 受信条件の検索方法(入札なし)を示すシーケンス図である。 複数の物品の購入方法を示すフローチャートである。 複数の物品の購入方法のステップS4の詳細を示すフローチャートである。 自動入札の方法を示すシーケンス図である。 買い物処理方法であるアフィリエイトの方法を示すシーケンス図である。 掲示板のアフィリエイトの例を示す図である。 買い物方法を示すシーケンス図である。 買い物方法を示すシーケンス図である。 動画の視聴中の買い物方法を示すシーケンス図である。
以下において、コンピューターとは情報を処理する機能を有するプログラム内蔵型計算装置を含む物であって、パーソナル・コンピューター、サーバー・コンピューター、クラウド・コンピューター、クラスター・コンピューター、量子コンピューター、バイオ・コンピューター、スマートフォン、タブレット、組込み用コンピューター、ウェアラブル・コンピューター、携帯端末、電話機、音楽プレーヤー、ゲーム機、テレビ、録画機、カメラ、リモコン、乗り物、ロボット、サイボーグ等を含み、Webブラウザやプログラムが搭載された物である。ネットワークとは無線又は有線の情報通信ネットワークを表す。
図1は、本発明の実施の形態に係るネットワークの構成を示す図である。図1に示すように、売買情報交換装置、広告情報処理装置、買い物処理装置、入札装置としてのサーバー群SV1〜SV4がネットワークにより相互接続され、サーバー群SV1〜SV4には販売者のコンピューターC1、購入者のコンピューターC2、付加サービスの提供者のコンピューターC3、アフィリエイターのコンピューターC4が接続される。なお、誤解のない場合は購入者C1と書いて購入者のコンピューターC1を指す場合がある。
なお、図1においては4個のサーバーSV1〜SV4を含むネットワークが図示されているが、売買情報交換装置、広告情報処理装置、買い物処理装置、入札装置のサーバーの数はそれぞれ1ないし複数台で構成されても、あるいはクラウドとして不定の台数でも構成されてもよい。ネットワーク内の通信はHTTPあるいはその他の任意のプロトコルで行われる。サーバーSV1〜SV4はWebサーバーであっても、その他のプロトコルのサーバーであってもよい。場所は会社内、会社外、データセンターを問わない。
図2は、売買情報交換装置SV1の構成を示すブロック図である。図2に示すように、売買情報交換装置SV1はバス2と、バス2に接続されたデータ処理部1、記憶部3、課金部5、決済部7、ショッピングカート8及び報酬部9を含み、ネットワークを介して、販売者のコンピューターC1及び購入者のコンピューターC2等に接続される。
図3は、本発明の実施の形態に係る広告情報処理装置SV2の構成を示すブロック図である。図3に示すように、広告情報処理装置SV2は相互接続された記憶部21及び広告情報処理部22を備え、売買情報交換装置SV1とネットワーク若しくはバスを介して接続される。
図4は、本発明の実施の形態に係る入札装置SV3の構成を示すブロック図である。図4に示すように、入札装置SV3は記憶部31及び入札部32を含み、売買情報交換装置SV1とネットワーク若しくはバスを介して接続される。
図5は、本発明の実施の形態に係る買い物処理装置SV4の構成を示すブロック図である。図5に示すように、買い物処理装置SV4は記憶部41、及び購入処理部42を含み、売買情報交換装置SV1とネットワーク若しくはバスを介して接続される。
図6は、本発明の実施の形態に係る別の買い物装置C5の構成を示すブロック図である。図6に示すように、買い物装置C5は決済部51と購入処理部52とを含みネットワークに接続される。買い物支援ロボットC6、買い物用乗り物C7も買い物装置C5の構成要素を含みネットワークに接続される。これらは購入者と直接対話を行い、ネットワークを介して他の買い物装置C5、売買情報交換装置SV1若しくは販売者のコンピューターC1と通信を行う。
なお、上記の全ての実施の形態において、各々の処理部と処理手段は図示しないCPUとメモリを用いてソフトウェアにより実現してもよい。
[請求項1、31対応 販売者の受信条件と購入者のリクエストをマッチング+入札+課金+通信 (片サイド方式) ]
[第1の売買情報交換方法]
購入者は、スマートフォン等に買いたい物品の名称や数量を入力するだけで、複数の見積もりを得て、好みの販売者から購入したいという課題がある。そこで、本発明の第1の売買情報交換方法にかかる実施例1は、販売者側が予め設定する販売条件と、購入者側が随時入力した物品購入に関するリクエストをマッチングし、マッチした複数の販売者が入札によって購入者へのアクセス権を得て、見積金額の提示、割引クーポンの提供、価格交渉等を行う方法である。
以下において、上記第1の売買情報交換方法を、図2に示された売買情報交換装置SV1の構成図と、図7のフローチャートと図8のシーケンス図を参照しつつ詳しく説明する。これを片サイド方式と呼ぶ。
なお、販売者は事前にアカウント登録を行い、連絡先情報の登録と課金部5への課金口座の開設を行う。購入者は連絡先情報を登録しておいてもよい。
図7及び図8に示されたステップS1において、データ処理部1は予め記憶部3に販売者のコンピューターC1から受信した販売者の受信条件とその販売者の識別情報を組にして記憶させる。
ここで、「販売者の受信条件」とは、販売者のコンピューターC1が購入者のコンピューターC2から送信されたリクエスト情報を受信するための条件をいう。例えば、「OAデスク」「水道工事」等の販売者が販売したい物品のキーワードや、「C3=PO」といった商品名、ISBNコードやGTINコード等の共通商品番号、物品の画像、「東京」等の販売者の住所、あるいは「宅配可」、「説明可」、「在庫数」等という販売条件が考えられる。これらは、記憶部3に条件検索が可能な形態で記憶される。ひとつの販売者は多数の受信条件を登録してもよく、記憶部は多くの販売者から送信された多数の販売条件を記憶する。
ある時点において、物品の購入金額を知りたい、あるいは物品の購入を希望する購入者が、購入者のコンピューターC2に購入したい物品や購入条件について入力するとする。入力は、例えば、物品の写真付き一覧から選択した物品でもよいし、あるいは、「品名:OAデスクDMC12 数量:3 品名:OAチェア 数量:3 納期:2日以内 配送設置:あり」といった複数の物品と購入条件を含む見積照会、「幼児用のカルシウム牛乳2本を毎日配達お願いします。」といった文章データ、「長崎旅行で9月22日から3泊4日、大人22人、レンタカー付きでいいツアーはありませんか。」といった音声、あるいは、街で見かけてカメラで撮影した車の写真、新聞・雑誌の広告に付加されたバーコード等の商品コード、デジタル新聞・雑誌の広告をタップ・クリックすること等が考えられる。購入者のコンピューターC2はこれらをリクエスト情報として売買情報交換装置SV1に送信する。
ステップS2において、データ処理部1は、購入者のコンピューターC2からリクエスト情報を受信し、記憶部3に記憶させる。
次にステップS3において、データ処理部1は当該リクエスト情報とステップS1で記憶された受信条件とがマッチする販売者を複数選択する。このマッチングの処理を「第1の選択」と呼ぶ。リクエスト情報に含まれる複数の物品と購入条件が全て、あるいは一部マッチする販売者を選択する。曖昧性がある場合は推測や補完によってもよい。
しかし、ここで例として50社の販売者が選択されたとすると、購入者が見積もりを吟味して選択したり価格交渉を行うには数が多すぎる。これを減らす必要がある。
ステップS4では、データ処理部1は購入者の連絡先情報を含まないリクエスト情報を第1の選択でマッチした複数(例えば50社)の販売者のコンピューターC1へ送信する。連絡先情報とはIPアドレス、メールアドレス、電話番号等の全ての通信手段である。販売者はリクエスト情報を受け取っても、購入者を特定したり連絡をすることができない。また、これにより、購入者の購入傾向・嗜好に関するプライバシーは保たれる。
リクエスト情報を受信した販売者は、受注したいと考えたとき、入札金額を示すデータを売買情報交換装置SV1へ返信する。
ここで、「入札金額」とは、主に、販売者が購入者との間で販売交渉、見積の提示、あるいは広告の提示を行う権利(購入者へのアクセス権)を取得するために提示する金額をいう。実際の物品の販売金額より大幅に低い金額であると予想される。この入札金額は、販売者がコンピューターC1に手動で入力するほか、コンピューターC1に予め設定した方法により自動的に算出して送信されるようにしてもよい。
データ処理部1は、複数の販売者(例えば10社)からそれぞれの入札金額を示すデータ受信する。受信した入札金額は販売者に公開しても公開しなくてもよく、複数回の入札を受け付けても受け付けなくてもよい。
所定の入札可能時間の後に入札を締切る(例えば5分後)。次いで、入札金額に応じて所定の数(販売者選択数)の販売者を選択するのであるが、100億円といった入札金額によって、支払いをする気がない販売者が不正に選択されることを防がなければならない。
そこで、課金対象者毎の口座を含むと共に上記口座に対する課金記録を行う課金部5に対して、販売者の口座へ入札金額を課金させ、成功した販売者のみを選択する。これを「第2の選択」と呼ぶ。
データ処理部1は第2の選択で選択された複数の販売者と、リクエスト情報を送った購入者とに通信を許可する。これを「通信の許可」と呼ぶ。
通信の許可の方法としては、上記第2の選択で選択された販売者(例えば4社)のコンピューターC1あるいはリクエスト情報を送信した購入者のコンピューターC2にIPアドレスのような相互の通信路の確立に必要な情報を提供すること、メールアドレスや電話番号等の連絡先情報を提供すること、メッセージを中継すること、掲示板を開設すること等全ての方法を含む。購入者と販売者の一方に通信を許可して他方にアクセスさせる方法、あるいは両方に通信を許可する方法が考えられる。売買情報交換装置SV1上に購入者の連絡先情報を保存せず、購入者C2が通信の許可がなされた販売者C1に自己の連絡先情報を提供する方法でもよい。
このような通信が許可される結果として、複数の販売者は購入情報、即ち、購入者に適切な物品の提案、販売金額の見積もりの送信、または広告や特典クーポン等の情報の送信を行うことができるようになる。一方、購入者は上記4通の見積もりや広告を比較した上で、気に入った販売者の物品を購入したり、更に物品の仕様に関する細部の交渉を行ったりすることができることになる。
以上の売買情報交換方法の効果として、購入者にとっては、購入したい物品等の名称や購入条件を入力したり、行って欲しい工事の大まかな仕様を送ったり、写真を撮影して送るだけで、複数の販売者から購入情報、即ち、見積もりや提案、あるいは割引クーポンを受け取ることができ、それらの販売者の中から購入金額や納期等を勘案して所望の販売者を選択できる。スマートフォンの小さな画面においても容易に価格調査が可能である。更に、複数の物品の見積もり依頼については値引きを期待できる。
一方、販売者にとっては、売りたい物品等の名称や販売条件を予め登録しておくことにより、受注見込み案件が随時届き、効率的に販売活動を実施することができるという効果がある。また、販売者にとっては、「設置」や「説明」といった付加サービスを上記受信条件として予めサーバーSV1に登録しておくことにより、当該付加サービスを望む購入者との間で本サービスを含めた対価交渉を容易に進めることができる。これらのことから、多大な広告費を投入できない販売者であっても、販売地域等の自己が希望する条件において合理的な価格で物品を販売することができる。
ここで、第1の選択のステップで選択する販売者の数を「第1の販売者選択数」、第2の選択のステップで選択する販売者の数を「第2の販売者選択数」と呼ぶことにする。第2の販売者選択数は1から多数まであり得る。売買情報交換装置SV1を管理運営する者が予め設定する方法の他、購入者が数を選択する方法等が考えられる。購入者の立場からすると数が多いほど安値を引き出しやすいが、交渉や選択の手間がかかる。販売者の立場からすると、販売者選択数が少数であれば、過当な価格競争は避けられると期待される。
売買情報交換装置の運営者にとっては、入札金額を課金することにより運営費を得られる効果がある。
以下、各ステップにおいて取り得る付加的な構成について記載する。これらの多くは他の実施例においても共通する。
第1のステップS1においては、上記「受信条件を示す情報」は、一つのサーバーSV1のみならず他のサーバーの記憶部にも分散して記憶させ、各サーバーに含まれたデータ処理部が並列的に動作を実行する構成も有効である。リクエスト情報あるいは受信条件は、物品等の名称を単に羅列したキーワード、物品名と数量をURLエンコーディングやXML等で記述したリストや表、データベースの行やテーブルであってもよい。
放送局から配信されるテレビ番組、CM、動画サイトから配信されるストリーム型やダウンロード型の動画を「動画」と総称する。動画識別情報とは、それぞれの動画を識別する情報であって、例えば、放送チャンネルと放送日時、あるいは、日本の電波産業会の規格である「デジタル放送に使用する番組配列情報(ARIB STD−B10)」における放送番組番号識別と放送日時、あるいはストリーム動画やダウンロード動画に付与されたURLやUUID等の識別子が考えられる。CM等放送局側で識別子を付与していない場合は、放送チャンネル情報と放送日時を用いることも可能である。日時は、テレビ放送中であれば実際の時刻を、録画された動画であれば放送時の時刻を用いる。
販売者の受信条件を表す情報として、ある動画の動画識別情報とその動画に対応して販売したい物品の物品識別情報を予め受信して記憶し、後日、購入者がその動画を視聴中に動画に映った物品を購入したいと希望した場合に、購入者のコンピューターC2からリクエスト情報として動画識別情報を受信して、受信条件中の動画識別情報から対応する物品識別情報と販売者を特定してもよい。ひとつの動画に対して複数の販売者が登録することが考えられる。あるいは動画視聴の間中、シーンに対応する物品の選択画面を順次表示し、購入者の物品の選択によって上記の手順を実行する構成も有効である。ひとつの動画中に映る複数の物品を販売する方法については後述する。
第2のステップS2においては、売買情報交換装置SV1は運営者が異なる複数のWebサイトに跨がる仮想的なショッピングカート(見積もり依頼書)を提供し、購入者がWebサイトで提示された物品の写真や説明をクリックすると売買ショッピングカートに追加され、見積もりボタンを押すとリクエスト情報として受信する構成、物品の一覧から所望の物品を選択してリクエスト情報内のショッピングカートに追加する構成、購入者にレコメンデーションを行うための情報を提供する構成、ショッピング・サイトや価格比較サイトの参考価格を提示する構成、過去の購入事例における物品毎の購入額に関する統計情報の表示や販売者の評価やレビューの入力と表示が可能な構成、誰かの購入の援助をしたい第3者がアドバイス情報を提供することが可能な構成、情報交換のための掲示板を設ける構成も有効である。
第1の選択をなす第3のステップS3においては、複数の種類の物品を含むリクエスト情報が受信条件に全て合致する販売者を選択する構成、一部のみ合致する販売者を選択する構成、両者を切り替え可能とする構成も有効である。受信条件がマッチする販売者が多数に登る場合は、乱数や地域の販売者を優先する等の手段により第1の販売者選択数を制限する構成も有効である。
第2の選択をなす第4のステップS4においては、販売者に送信するリクエスト情報あるいは受信条件から電話番号やメールアドレス等を削除することにより課金の回避を防ぐ構成も有効である。
販売者の選択方法は種々考えられる。入札を販売金額の入札によって行う構成も有効である。入札金額に応じた選択の方法としては、購入者へのアクセス権を入札する場合、入札金額の高い順に所定の販売者選択数の販売者を選ぶ方法のほか、販売金額を入札する場合は入札金額の低い順に所定の販売者選択数の販売者を選ぶ方法、入札の着順を加味する方法、入札金額に乱数を加算して選択する方法、代理店のコンピューターが入札情報を送信する構成が考えられる。他に入札金額の優先順位を下げて、購入者が指定する納期や納入方法を優先する方法、販売力が弱い販売者を優遇する方法、ラウンドロビン(round robin)により公平性を重視する方法、販売者が希望する代金受領時期を加味する方法、配送の温暖化ガス排出量の大小を加味する方法等を採用することができる。第1の販売者選択数が必要とされている第2の販売者選択数以下である場合はあえて入札を行う必要はないが、入札金額に相当する金額を決める必要があるかもしれない。第2の選択の結果の販売者数がゼロであった場合に、自動的に特定の販売者を割り当てる方法も有効である。
課金とは、課金部5の課金口座に入札金額を随時記録して事後に実際の引き落とし処理を行うか、即時の引き落しを行うことをいう。通常、銀行口座の残高不足等が発生すると課金口座は凍結され、以後の課金は失敗する。
入札金額を示す情報と共に購入情報を一緒に受信し、通信の許可の後に受信した購入情報を購入者に提示する構成をとると、通信の回数の削減に有効である。しかし、第2の選択において選択されなかった場合は、見積もり作成の手間が無駄になる。
通信の許可をなす第5のステップS5においては、通信の許可の結果として発生する見積もり若しくは広告の表示順序に入札価格を反映する構成、通信の許可を受けた販売者によって更に販売価格に係るオークションを行う構成も有効である。
購入者はステップS2あるいは他のタイミングにおいて、図示されないログイン処理を行ったり、あるいは購入者識別情報を提供したりしてもよい。それによって、売買情報交換装置SV1は購入者の連絡先情報を特定することが可能となる。購入者識別情報、連絡先情報は、売買情報交換装置SV1から万一漏洩した際にもリクエスト情報や受信条件と結びつかないよう、暗号化されていることが望ましい。
また、上記見積金額については、販売者が自己の保有する販売者のコンピューターC1に手で入力するほか、上記入札金額と同様に、売買情報交換装置SV1に含まれたデータ処理部1や販売者のコンピューターC1に含まれた演算部(図示していない)が自動算出するようにしてもよい。
また、選択された販売者のコンピューターC1において、当該購入者のコンピューターC2を特定する上記送信者特定情報が一旦販売者に認知されれば、当該取引以後において当該購入者に対して迷惑な広告が送りつけられる可能性がある。
そこで、データ処理部1は、一定期間若しくは当該取引限りで有効な一時アドレス情報を生成し、恒久的な上記送信者特定情報の代わりに上記選択された販売者のコンピューターC1へ供給することによって通信の許可若しくは購入者連絡先情報の提供としてもよい。
この場合には、当該アドレス情報を取得した販売者のコンピューターC1は、購入者のコンピューターC2から見積金額や広告を、上記一時アドレス情報を宛先として当該購入者のコンピューターC2へ送信する。
また、上記サーバーSV1と購入者のコンピューターC2の両機能を含み、購入者が入力した入力データを購入者のコンピューターC2からのリクエスト情報として扱い、購入者のコンピューターC2との通信の許可に代えて他のサーバー等との相互の通信を許可する売買情報交換装置が構成しうる。本装置は、より具体的には、P2P型として構成されても、サーバーとして構成されても購入者のコンピューターに内蔵されても良い。
なお、特許文献3に記載のRTBは、図9のシーケンス図に示すように、あるWeb閲覧者がリンクをクリックした際に、エージェント技術を用いてリンク先のページに含まれる広告を選択するプロセスである。広告主のエージェントはページの属性に関して広告主が指定する基準に適合する場合に入札を行い、サーバーは複数の入札の中からひとつの広告を選択して閲覧者に表示する。閲覧者が訪問するWebサイトの特性から趣味・嗜好を特定してマッチする広告を表示する行動ターゲッティングを行うことが一般的であり、人によっては「気持ちが悪い」と感じたり、プライバシー侵害と捉えたりする場合がある。
本発明は入力、出力、通信シーケンスが全て異なるほかエージェント技術を用いていない。複数の物品を含む購入希望に適合する複数の販売者から見積もり情報や広告を提供することが可能である。また、購入者の連絡先を伏せて購入者を特定させないためプライバシーが保たれる効果がある。
[請求項2、32対応 購入者の受信条件と販売者の送信データをマッチング+入札+課金+通信(逆片サイド方式)]
[第2の売買情報交換方法]
購入者は、買いたい物品の名称や数量を入力しておくだけで、随時見積もりを得て、好みの販売者から購入したいという課題がある。そこで、本発明の第2の売買情報交換方法にかかる実施例2は、購入者側が予め設定する条件と、販売者側が随時送信する物品に関するキャンペーン情報等をマッチングし、販売者が入札によってマッチする購入者へのアクセス権を得て、見積金額の提示、割引クーポンの提供、価格交渉を行う方法である。
図2に示された売買情報交換装置SV1の構成図、フローチャート図10、シーケンス図11を参照しつつ説明する。これを逆片サイド方式と呼ぶ。売買情報交換装置SV1においてデータ処理部1は以下を行う。
ステップS1において、データ処理部1は記憶部3に購入者のコンピューターC2から供給された受信条件を予め記憶させる。例えば、購入者が希望する物品等の名称や、購入数量を示す言葉等が考えられる。より具体的には、エアコンの購入を計画中の購入者は「エアコン」というキーワードあるいは機種名と数量、「設置工事:あり」、「場所:茨城」、「価格帯:○○円〜○○円」といった購入条件を登録することが考えられる。
次に、ステップS2において、データ処理部1は複数の販売者のコンピューターC1からそれぞれ送信された送信データを受信し、記憶部3に記憶させる。
ここで例えば、販売者はエアコンのキャンペーンを行いたいときに「エアコン」というキーワードと販売条件を含む送信データを送信する。夏が近づくと多くのエアコン販売者がこのようなキャンペーンを企画するため、毎日多数の送信がなされることが予測される。販売者が送信データを送る度に購入者が受信していると、購入者はスパムメールのように煩わしく思い、また、送信データが多すぎると比較検討することができなくなってしまう問題がある。
そこで、ステップS3において、データ処理部1は例えば1日2回といった所定の期間、送信データを蓄積する。そして期間ごとに上記購入者の受信条件とマッチする送信データを抽出する。この処理をまた「第1の選択」と呼ぶ。
ステップS4では、データ処理部1は購入者の連絡先情報を含まない「購入者の受信条件」を第1の選択でマッチした複数の販売者のコンピューターC1へ送信する。ここで購入者の受信条件であるのは、購入者が欲しいエアコンの型番や数量、購入条件を含むためである。以後、上記の実施例1と同様のステップを実行する。即ち、データ処理部1は入札により販売者を選択する第2の選択を行い、通信の許可を行う。
以上より、購入者にとっては自己の欲する物品の情報を購入者のコンピューターC2に入力するだけで、当該物品等につき条件に合う複数の販売者から提案や見積もりに関する情報を取得し、自己の好みに合った販売者を選択することが可能である。
一方、販売者にとっても、販売したい物品等の情報と入札金額を売買情報交換装置SV1へ送信することにより、当該物品等を購入したいと考えている購入者にキャンペーン情報を送り、売買交渉を開始する機会を得ることができる。
なお、上記の実施例1において購入者のリクエスト情報を記憶しておいて、本実施例2の購入者の受信条件として使用してもよい。
第1のステップS1において、購入者が受信条件(キーワード)を登録すると販売者に通知が届き、販売者が送信データを送信する構成も有効である。
第2のステップS2において、販売者から送信データと合わせて入札金額や広告を受信して、いくつかのステップを省略する構成も有効である。ただし、購入者の希望に合わせたきめ細かい提案は困難である。
第3のステップS3において、マッチする販売者の数が一つである場合には、直ちに通信許可を行う構成や、同様なキーワードの過去の入札金額の実績に応じた課金を行う構成等が可能である。
[請求項3、33対応 1+2 (両サイド方式 入札あり)]
また、一つの売買情報交換装置において、購入者からの見積もりリクエストの処理と、販売者からのキャンペーン情報の配信処理の両方を行いたいといった要請に対しては、第1の売買情報交換方法に、第2の売買情報交換方法を組み合わせることも有効である。
図12に本実施例に係るシーケンス図を示す。これを両サイド方式と呼ぶ。売買情報交換装置SV1においてデータ処理部1は以下を行う。
この場合には、第1のステップS1において、記憶部3に購入者のコンピューターC2から送信された購入者の受信条件と販売者のコンピューターC1から送信された販売者の受信条件の両方を記憶させる。順序はどちらが先でもよく、一方のみでも構わない。
第2のステップS2においては、購入者からのリクエスト情報と、販売者からの送信データのどちらも受け付けることが可能である。どちらの場合も、データ処理部1によって以後の第3のステップS3から第5のステップS5が実行される。
このような売買情報交換装置SV1によれば、一つの売買情報交換装置において、購入者からの見積もりリクエストの処理と、販売者からのキャンペーン情報の配信処理の両方が可能となる効果がある。例えば、購入者が送信したリクエストや購入の実績を記憶部3に記憶しておき、興味を持ちそうな購入者に販売者側から案内を送ると効果が高いと期待される。
[請求項4、34対応 入札なし(両サイド方式)]
無償あるいは固定料金制の売買情報交換方法においては入札が不用であるという要請がある。
図13に入札を行わない両サイド方式のシーケンス図を示す。売買情報交換装置SV1においてデータ処理部1は以下を行う。
第1のステップS1から第2のステップS2までは実施例3と同様である。第3のステップS3と第4のステップS4は第1の選択と第2の選択であるが、リクエスト情報と受信条件を販売者に送信することと入札を受けることに代えて、リクエスト情報が販売者の受信条件にマッチする販売者、あるいは、送信データが購入者の受信条件にマッチする販売者を選択し、所定の基準によって選択を行う。選択の基準は実施例1において示した多様な選択基準のいずれかが考えられる。ここでの選択も第2の選択と呼ぶ。
第5のステップS5で通信の許可を行う手順は上記と同様である。
これにより、無償あるいは固定料金制で入札を行わない売買情報交換方法を提供可能である効果がある。
なお、全ての実施例において、例えば、購入者側からのリクエストの場合は入札なしとし、販売者側からの動作の場合は入札ありとするように、入札ありとなしを組合せる構成も有効である。
[請求項5、35対応 3+受信条件設定時にもマッチング (両サイド方式 入札あり)]
これまで述べた方式には、リクエスト情報や送信データの発生を待つ必要がある問題がある。
図14に受信条件設定時に直ちにマッチングを開始する両サイド方式のシーケンス図を示す。売買情報交換装置SV1においてデータ処理部1は以下を行う。
エアコンの販売時期である7月には、人気機種を買いたい購入者と売りたい販売者が多数存在し、それぞれが受信条件を登録すると考えられる。図2の記憶部3をよく見ると、両サイド方式においては、購入者の受信条件と販売者の受信条件が記憶されている。
第1のステップS1及び第2のステップS2において、購入者の受信条件を受信した際には、これを記憶部3に記憶した後、記憶部3の販売者の受信条件を検索する。例えば、購入者が「エアコン」に関する情報を受け取りたいと希望して受信条件を登録したならば、第3のステップS3において、既に販売者が登録済みの「エアコン」とマッチさせ、複数の販売者が見つかれば第4のステップS4において、入札を含む第2の選択を行い、第5のステップS5において通信の許可を行う。
第1のステップS1及び第2のステップS2において、販売者の受信条件を受信した際には、同様にキャンペーン情報を待っている購入者がいるかを記憶部3の購入者の受信条件中で検索する。以後は同様である。
これにより、リクエスト情報や送信データの発生を待つことなく、受信条件の登録とキャンペーン情報の送信・受信、購入交渉を開始することが可能である効果がある。
[請求項6、36対応 4+受信条件設定時にもマッチング (両サイド方式 入札なし)]
無償あるいは固定料金制の売買情報交換方法においては上記において入札が不用であるという要請がある。
図15に受信条件設定時に直ちにマッチングを開始する両サイド方式であって、入札を行わないシーケンス図を示す。売買情報交換装置SV1においてデータ処理部1は以下を行う。
第1のステップS1から第2のステップS2までは実施例5と同様である。第3のステップS3と第4のステップS4は第1の選択と第2の選択であるが、リクエスト情報と受信条件を販売者に送信することと入札を受けることに代えて、購入者の受信条件が販売者の受信条件にマッチする販売者のうちから所定の基準によって1つないし複数の販売者をする。選択の基準は実施例1において示した多様な選択基準のいずれかが考えられる。ここでの選択も第2の選択と呼ぶ。
第5のステップS5で通信の許可を行う手順は上記と同様である。
これにより、無償あるいは固定料金制で入札を行わない売買情報交換方法を提供可能である効果がある。
[請求項7、37対応 1〜4+受信条件の検索+入札]
販売者にとっては、需要がどこにあるか、即ち、世の中に多くの人がいる中で、自社の物品を買ってくれるお客さんは誰かを手軽に知りたい要請がある。
記憶部3は、多くの購入者が受信条件として登録した物品等の名称やキーワードを大量に記憶している。それは、いわば「需要の海」ということができる。そこで、利用者はサーバーSV1等の売買情報交換装置に対して検索条件となるキーワードや地域に関する情報を送信して検索を行い、検索条件にマッチする購入者に魅力的な販売の提案を行ってもよい。
図16に受信条件の検索に係るシーケンス図を示す。売買情報交換装置SV1において、データ処理部1は以下を行う。なお、購入者と販売者を総称してここでは利用者と呼ぶ。
第1のステップS1において記憶部3が購入者の受信条件を受信し記憶するところは同様である。
第2のステップS2において、需要の海を検索したい利用者から検索の条件を受信する。例えば、「エアコンDMC12 茨城」である。記憶部3に記憶された受信条件を検索して、マッチする受信条件と、その受信条件の識別子の組の一覧を作成する。
第3のステップS3において、利用者のコンピューターにこの一覧を検索結果として送信する。
ところが、夏が近くなって暑い日に、エアコンの売り先を探す販売者は多数に上り、索結果のうちから同じ購入者の条件を選択する販売者も多数になると考えられる。購入者は、販売者が検索を行う度に販売の勧誘を受けていたのでは、生活に支障が生じる。
そこで、第4のステップS4において、データ処理部1は、検索中の利用者から、検索結果から選んだ受信条件に附された識別子と、対応する入札金額を受信する。更に、課金部5に入札金額の課金が成功する利用者に限って、入札金額に応じて複数の利用者の選択を行い第2の選択とする。
第5のステップS5において、データ処理部1は、第2の選択で選択した利用者のコンピューターに、受信条件を登録した購入者若しくは販売者のコンピューターとの通信の許可を行う。
これにより、販売者が購入者の受信条件の検索を行った場合には、売りたい物品等の販売の機会の発見や、物品等毎の需要の調査が可能である。一方、購入者が購入者条件の検索を行った場合には、売れ筋の物品等を知ることが可能となる。また、購入者が販売者の受信条件を検索すると、購入を希望する物品等をどの販売者が販売しているかを知ることができる。なお、購入者保護の点からは、検索結果は購入者を特定する情報を含まないようにする構成が必要となる。
なお、Amazon(R)の「ほしい物リスト」の検索は人名とメールアドレスの入力に対してその人の「ほしい物リスト」が表示される機能であり、本発明の物品名に対する販売機会の検索とは異なる。
[請求項8、38対応 31〜34+受信条件の検索 入札なし]
無償あるいは固定料金制の売買情報交換方法においては上記において入札が不用であるという要請がある。
図17に入札のない受信条件の検索に係るシーケンス図を示す。売買情報交換装置SV1において、データ処理部1は以下を行う。
第1のステップS1から第3のステップS3は上記と同様である。
第4のステップS4において、データ処理部1は、検索中の利用者から、検索結果から選んだ受信条件に附された識別子を受信し、入札金額は受信しない。購入者の受信条件が販売者の受信条件にマッチする販売者のうちから所定の基準によって1つないし複数の販売者をする。選択の基準は実施例1において示した多様な選択基準のいずれかが考えられる。ここでの選択も第2の選択と呼ぶ。
第5のステップS5で通信の許可を行う手順は上記と同様である。
これにより、無償あるいは固定料金制で入札を行わない売買情報交換方法を提供可能である効果がある。
[請求項9対応 1〜8+自然言語や画像]
なおこれまで述べてきたリクエスト情報、送信データ、受信条件若しくは検索条件は、キーワード、物品名、数量、商品コード、画像、音声、販売条件、購入条件、広告送信条件、広告受信条件の中から1つ以上を含む構成が有効である。
購入者がスマートフォンで欲しい物品の写真を撮影してリクエスト情報とし、販売者が同じく登録した同等物品の写真と画像レベルのマッチングを行っても良い。
更に、購入者あるいは販売者が音声で入力した音声情報、購入者が撮影した購入希望物品が写った写真、購入希望物品の名称が書いてある写真、バーコードの場合、音声認識技術、画像処理技術を施した後に自然言語処理によって購入対象の物品名や数量を抽出する構成が有効である。また、文章は自然言語処理によって認識する。例えば、「牛乳2本を毎日配達お願いします。ついでに、紙おむつも届けて下さい。」いう文章あるいは音声を受け取ったデータ処理部1は、「牛乳が2本で条件が毎日宅配、紙オムツが1つで配達」という内容を抽出し、所定のフォーマットにエンコードしてリクエスト情報とする。
その際、音声認識等の処理は購入者や販売者のコンピューターC1、C2において前処理を行ってから売買情報交換装置SV1に送信してもよいし、前処理を行わずに売買情報交換装置SV1に送信し、売買情報交換装置SV1側で購入対象抽出処理を行ってもよい。また、第三のサーバーを用いて負荷の重い前処理をさせてもよい。
このとき、例えば自然言語処理により上記リクエスト情報から「牛乳」や「紙おむつ」等の語句を抽出した上で上記マッチングを実行する方法が考えられるが、自然言語処理により上記のような抽出を行う場合には上記リクエスト情報の送信者の意図を正確に反映した抽出が行われない場合があり、かかる問題を解決するためには高い演算能力と巨大なデータベースが必要となる。
そこで、例えば上記送信者が自ら「牛乳」や「紙おむつ」といった購入を希望する物品等を示すキーワードの直前及び直後にカギ括弧等のアノテーションを付したマーキング付データを上記送信データに含めることが有効な手段となる。なぜなら、データ処理部1は上記アノテーションを目印として送信者がキーワードと認識する情報を確実に抽出することができるため、必要となる演算能力を低減することができるからである。
上記自然言語処理を実行することによっても明確なキーワードを抽出することができない場合には、記憶部3に記憶されている購買履歴情報を参照して文字列同士の類否から上記キーワードを推測するようにしてもよい。
また、提示された見積もり情報を表示するディスプレイや音声出力手段を備えていても良い。
[請求項10対応 1〜6+付加サービスの選択(多サイド方式)]
また、購入者と販売者の間で物品の売買が成約し、それに伴う配送や長期保証といった付加サービスが必要となった際に、付加サービスの販売者を効率よく選びたいという要請がある。このとき、付加サービスを行いたい販売者が多数になる場合、そこからどのように選択するかが問題となる。
このような問題を解決するため、データ処理部1は、ある購入者と販売者の間で成約した売買に関する情報と、上記とは別の第2の販売者が設定した受信条件との間でマッチングを行い、マッチする複数の販売者を選択して第1の選択とし、次いでこれまで説明を行った入札による第2の選択を行って、これで選択された第2の販売者、最初の購入の購入者及び販売者の間に通信を許可する構成が有効である。
付加サービスとして購入物の配送を例にとって説明すると、配送者は予め発送を受注したい物品や地域に関する配送条件を示す情報を送信し、当該情報は記憶部3に販売者の受信条件として記憶される。そして、購入者と販売者との間で売買が成立した場合、データ処理部1は、配送が必要である物品の条件と、購入者と販売者の位置に関する条件が上記配送条件とマッチする配送者を複数選択する。配送者の配送車が販売店の近くに存在するといった条件を加味してもよい。
そして、データ処理部1は選択された配送者のコンピューターC3に、購入者と販売者の連絡先を伏せて配送物や地域に関する情報を送信する。このとき、配送者は入札を行って配達する権利を得るが、配送料を入札して最も安価な配送料を提示した配送者を選択する構成であっても、購入者若しくは販売者に配送料を提案する権利に関する入札を行って購入者若しくは販売者が入札の結果選ばれた複数の配送者から配送料の提示を受けた上で一つの配送者を選択する構成であってもよい。
このような実施の形態によれば、購入者と販売者との間で成約した売買に付加するサービスを提供する者を効率よく選択することができる。
[請求項11対応 2、3、7+入札金額に応じた数の購入者]
ここで、前述の夏におけるエアコン購入の例で言えば、暑くなってくるとエアコンを設置したい購入者の数が多数になるため、その数をどう分配するかが課題となる。
そこで、図11に示されたステップS4においては、データ処理部1は販売者のコンピューターC1から提示された入札金額に応じた数の購入者のコンピューターC2との間で通信を許可するか若しくは購入者連絡先情報を提供することが考えられる。
上記の「提示された入札金額に応じた数」とは、例えば販売者毎の入札金額に応じて按分する数や割合にあたる購入者のコンピューター数を意味する。この例では、販売者のコンピューターC1を利用する販売者が入札金額を高く提示するほど多くの購入者のコンピューターC2へ送信データを送ることができることになる。
以上のような売買情報交換方法によれば、販売者のコンピューターC1を利用する販売者と購入者のコンピューターC2を利用する購入者の間における商談の機会が上記入札金額に応じたものとされるため、「勝者の総取り」とならず、入札額を高くできない販売者にも提案の機会が与えられる。
[請求項12、40対応 1〜6+購入者用決済]
また上記において、データ処理部1は、図8のステップS5において通信の許可若しくは購入者連絡先情報が提供された販売者のコンピューターC1と購入者のコンピューターC2との間において、ステップS6において当該物品の仕様データや見積金額を示すデータなど売買交渉で必要とされる情報の交換を仲介し、かかる情報交換により当該販売者と当該購入者との間で交渉が成立したときは、ステップS7において決済部7に対して上記交渉により決定された販売価格を示す情報に基づいて代金決済処理を実行させる構成も有効である。
[請求項13、41対応 1〜3、31〜33+販売者の組合せ]
購入者が行う1回の見積照会に複数の物品が含まれている場合、1つの販売者が全てを一時に提供することが難しい場合がある。例えば、風邪を引いて自宅で仕事をしたい購入者が「風邪薬と無線ルーターとパジャマ」を急遽買う必要があるとする。品揃えの豊富な巨大ショッピング・サイトは全ての物品を販売することが可能であるが配送日数がかかりすぐには買えないため、在庫を持つ近くの薬局とパソコンショップと衣料品店を探して、今すぐに買いに行きたい。ここで、3つの物品の販売者を個別に探すのではなく、「風邪薬と無線ルーターとパジャマが、今すぐ買いに行ける店」というひとつのリクエスト情報の送信で探したいという課題がある。
そのような薬局等は駅前の商店街の中、近くの大きなショッピングモールの中、幹線道路沿いのチェーン店等に存在すると考えられる。物品は安ければよいというものでもなく、購入者にとっては、店の雰囲気やついでの買い物の利便、衣料品のデザインの好み等も重要である。
そこで、以下において、図18、図19を参照しつつ、本課題を解決する売買情報交換方法を詳しく説明する。売買情報交換装置SV1において、データ処理部1は以下を行う。
ステップS1は上記と同様である。
第2のステップS2では、購入者のコンピューターC2から購入を希望する複数の購入の物品名と購入条件を含むリクエスト情報を受信する。
第3のステップS3では、データ処理部1は、複数の購入希望物品の一部若しくは購入条件の一部が販売者の受信条件と合致する販売者を選択する。
第4のステップS4は、更に図19の5ステップに分かれる。複数の購入希望物品を満たす販売者の組合せが複数ある場合、そのリストを作り、リストから組合せを選択する。図19を用いて下記に詳しく述べる。
第4の1のステップS4−1では、選択された販売者のコンピューターに購入者連絡先情報を含まないリクエスト情報若しくは受信条件を送信する。
第4の2のステップS4−2では、販売者から販売可能な物品の識別情報と物品毎の入札金額を示す情報を合わせて受信する。それぞれの販売者は全ての物品を揃えられないかもしれない。
第4の3のステップS4−3では、購入希望物品及び購入条件を満たす販売可能な物品と対応する販売者の識別情報の組み合わせを選び1つの販売セットとする。可能な組合せが複数あれば、複数の販売セットからなるリストを作成する。
第4の4のステップS4−4では、リスト中から1ないし複数の販売セットを選択する。
第4の5のステップS4−5では、選択した販売セットに含まれる販売者を所定の基準によって選択する第2の選択を行う。
図18の第5のステップS5では、選択された販売者のコンピューターC1と当該購入者のコンピューターC2との通信を許可し、若しくは購入者連絡先情報の提供を行う。その際に、購入者に上記選択された複数の販売セットに関する情報を提供し、各販売者には販売する物品に関する情報を提供する。
入札金額の課金に関しては、販売セットのリストから販売セットを選択する際に、販売セットに含まれる物品に対応する入札金額を課金が可能な販売者のみからなる販売セットを選択する構成が有効である。複数の販売セットを購入者に提示する場合、課金する金額は、第2の選択で選択された販売セットに含まれる全ての物品に対応する入札金額を販売者毎に合算して課金する構成、販売セットに物品がいくつ出てきてもその物品については入札金額を一度だけ加算して課金する構成が有効である。
また、購入希望物品を全て満たす販売者の組み合わせから販売者を選ぶ方法としては、後述の最も安価な合計販売金額を選ぶ方法、入札金額の最大化を行う方法、効率的に買い物に回れるように地理的条件を優先する方法、配送時の二酸化炭素排出量を最低にする方法、最も早く入手が可能な方法等が考えられる。
その結果、例えば、地元の商店街にある複数の小規模店が連携して照会に応じることができれば、購入者はすぐに買いに行って入手することができ、送料もかからないため安価に購入が可能であるという効果がある。
[請求項14、42対応 4、34+販売者の組合せ 入札なし]
入札が不用である要請がある場合、第4の2のステップS4−2において入札を受信しない他は実施例13と同様である。
[請求項15、43対応 13、14、41、42+販売者の組合せにおける合計購入金額の優先]
最も安価に購入可能な販売者の組合せを知りたい要請もある。
その場合、第4の2のステップS4−2において、販売者のコンピューターから、その販売者が販売可能な物品毎の販売金額を示す情報を合わせて受信する。
第4の3のステップS4−3において、販売セット毎にその販売セットに含まれる物品の販売金額を合計して合計販売金額を算出し、第4の4のステップS4−4においてリスト中で合計販売金額に応じて1ないし複数の販売セットを選択する。
ここで、合計販売金額に応じてとは、販売金額の合計が最も低いセットから順に所定の数を選択する方法が考えられる。購入者には購入希望を満たす販売者の組合せセットを複数提供することにより、購入者は好みの組合せセットを選択することが可能である。各販売者には販売する物品に関する情報を提供する。このような方法により、購入者は最も安価に買い物をすることが可能となる。
物品毎の販売金額と、配送料の計算方法、振り込み手数料等に関する情報を合わせて受信して、これらを加味した合計販売金額を算出する構成も有効である。
[請求項16、44対応 13、14、41+販売者の組合せにおける合計入札金額の優先]
最も合計入札金額が高くなる販売者の組合せを取りたい要請もある。
その場合、実施例13の第4の3のステップS4−3において、販売セット毎にその販売セットに含まれる物品に対応する入札金額を合計した合計入札金額を算出し、第4の4のステップS4−4においてリスト中で合計入札金額に応じて1ないし複数の販売セットを選択する。
また、入札金額に応じてとは、入札金額の合計が最も高いセットから順に所定の数を選択する方法が考えられる。これにより、入札金額の最大化を図ることが可能となる。
[請求項17対応 13、14+販売者の組合せにおける連携相手の指定]
販売者にとっては、同じ商店街あるいは同じショッピングモールの店同士で連携して買い物需要に応えたい、あるいは大規模店に隣接する小規模店は大規模店での買い物のついでに来店してもらいたいという要望がある。
そこで、販売者のコンピューターC1から組み合わせを希望する販売者を指定する情報を受信して記憶部3が予め記憶しておき、データ処理部1は販売者同士の組み合わせの指定を優先して上記組み合わせと販売者の選択を行う構成も有効である。
[請求項18、45対応 13、14、41、42+位置と買い物ルートを加味した販売者の組合せ]
また、販売者のコンピューターC1及び購入者のコンピューターC2がネットワークを介して提供する位置情報を記憶部3が記憶しておき、データ処理部1は、購入者のコンピューターC2から購入したい販売者の位置についての希望を示す情報を受信したときに、記憶された位置情報に基づいて、販売者の位置や買い物の道順が希望に合致するよう販売者の組み合わせと選択を行う構成も有効である。
ここで、位置情報は住所を示す文字情報の他、緯度及び経度を示す情報等であってもよい。
上記のステップS4における組み合わせの特定においては、複数の販売者の店舗を購入者が順次訪問する際の道のりを積算し、かかる道のりの合計が購入者の希望の範囲内となるように決定する方法や、購入者の位置から上記店舗の位置を順次直線で結び直線距離を積算する簡易な距離積算を行い、かかる距離積算の結果が最小となるように決定する方法等も考えられる。
このとき、購入者からの希望として「家から近い」等という条件が提示された場合、候補となる上記店舗のうち上記家から所定の距離以上離れた店舗を除外した上で上記積算を実行することとすれば、演算時間を短縮することができる。
また、特定された上記組み合わせに応じて購入者が実際に移動することになる買い物ルートを示す情報についても、購入者のコンピューターC2、あるいは当該購入者が有する車やスマートフォンのナビゲーションシステムに供給するようにしてもよい。
このように、優先的に組み合わせる販売者を指定可能とすることにより、同じ商店街や近くの販売者と組み合わされる方が購入者の買い物の利便が良い。
一方、販売者にとっては、地理的に近い範囲に居住する購入者を顧客とすることができ、商店街のイベント等での効果が上がるというメリットがある。地域の小規模事業者が連携して売買に参加できるため、地域での売り上げの向上と雇用の増大、ひいては格差社会の軽減が期待される。
[請求項19対応 13、14+組合せ広告を生成する広告情報処理装置]
例えば、商店街にある店舗が合同して来客を招請したいという要請がある。商店街は、四季折々に独自性のあるイベントを行って集客に努めている所が多い。例えば、桜の花の時期に、商店街の桜並木を活かして桜祭りと称するイベントを行っている場合、同じ商店街に属する美容院の広告とレストランの広告と割引クーポン、及び商店街の美しい夜桜の写真を合成して、購入者に送信したい。
そのような合成された広告を提供することは、個々の販売者では難しいため、図3に示す広告代理店のサーバー等からなる広告情報処理装置SV2において広告処理を行う構成も有効である。
広告情報処理装置SV2は記憶部21と、広告情報処理部21を含む。そして、広告情報処理部21は、売買情報交換装置SV1に含まれたデータ処理部1と販売者のコンピューターC1に接続される。
予め、記憶部21は、販売者のコンピューターC1から供給された物品等毎の広告情報を記憶しておく。広告情報には物品等の仕様や使用方法等を説明する文字データのみならず、クーポンや物品等を撮影することにより得られた画像データや動画データ等も含まれる。
ここで、購入者が複数の物品等を希望した場合、広告情報処理部22は売買情報交換装置SV1から販売者と物品の組合せセットを受信し、記憶部21から物品等毎に対応する広告情報を読み出してそれらをひとつの広告に合成して購入者のコンピューターC2へ送信する。
このとき、物品等の広告のみならず、商店街の花見イベントの案内のような販売者に共通の広告を挿入すると訴求効果が高い。
また、上記購入者の属性データ、すなわち性別や年齢、購入希望者の過去の利用履歴、他の購入の履歴、他の利用者のキーワード履歴等を示す属性データを予め記憶部21に記憶しておき、広告情報を合成する際にこれらの属性データを参照して合成対象データを選択するようにすれば、購入者のコンピューターC2を利用する者が購入を希望する物品等に関し、当該利用者のニーズにより合致した合成広告情報を提供することができる。
なお、本広告情報処理装置SV2を売買情報交換装置SV1の内部に組み込んでおくことによって、通信の許可の度に売買情報交換装置から購入者のコンピューターに自動的に広告を送信する構成も有効である。
上記より、例えば広告情報処理装置SV2が広告代理店により管理運用され、当該広告代理店で生成された高品質な広告情報が記憶部21に記憶されることにより、販売者は購入者に対して低コストで高品質な広告情報を提供することができる。
例えば、上記の「美容院に行って、友人と会ってレストランで食事をしたい。」という照会に対しては、同じ商店街に属する美容院の広告とレストランの広告とクーポン、商店街の満開の桜並木の写真を合成することが考えられる。広告には画面上に予約ボタンを付加し、販売者側で名前や予約数を把握可能とする構成も望ましい。
[請求項20、46対応 1〜3、7,13、31〜33、37、41+入札金額課金は売買成立時に発生]
また、入札金額の課金は上記のように通信許可の前になされるが、購入者を装う者が購入する意志もないのにリクエスト情報を送信すると、販売者はその度に入札金額を課金される問題がある。
それを防止するためには、購入者あるいは販売者のどちらかが売買情報交換装置SV1に売買成立を通知した時点で入札金額を課金する構成も有効である。なお、このような方法は、電話で売買が成立した場合でも有効である。上記決済部7が決済処理を実行した時点で課金を行えば更に簡便である。
[請求項21、47対応 1〜3、7,13、31〜33、37、41+自動入札]
また、販売者が提示する入札金額に関しては、販売者のコンピューターに購入者連絡先情報を含まない購入者のリクエスト情報若しくは受信条件を送信し入札金額を示す情報を受信する方法に代えて、図20に示すようにステップS0において記憶部3に予め入札金額や、入札予算金額、当該販売者の在庫情報、仕入れ値、材料費、加工費、サービス提供費、人件費等を含む原価を示す調達コスト、あるいは入札金額の算出式といった入札金額算出情報を格納しておき、第4のステップS4においてデータ処理部1が入札金額算出情報に基づいて入札金額を算出して自動的に入札を行うようにしてもよい。
なお、販売者のコンピューターは、入札金額算出情報を予め送信しておいてもよいし、送信データや販売者の受信条件と共に送信してもよい。
また、購入者が見積もりを取る度に販売者は入札金額を支払う必要が生じる。このため、購入者が頻繁に見積もりを取っても購入に至らない場合は、販売者の入札金額が無駄になる。また、不正やいたずらで見積もり取得をする購入者も想定し得る。
そこで、このようないたずらへの対策として、各購入者の見積もり要求に対して、過去にどれくらいの頻度で購入に至っているかを示す購入実績を加味して、よく購入する購入者に対する入札金額は高く、あまり購入しない購入者に対する入札金額は低く算出すれば入札金額の無駄を防ぐことができる。
記憶部3は購入者毎のリクエスト情報の受信回数と購入回数を購入実績として更に記録し、データ処理部1は第2の選択に代えて、リクエスト情報、受信条件若しくは送信データに含まれる物品を特定する情報、入札金額算出情報、及び購入実績におけるリクエスト情報の受信回数に対する購入回数の比に応じて入札金額を算出して入札金額とし、入札金額に応じて一ないし複数の販売者を選択する第2の選択を行う構成も有効である。
例えば、販売金額と所定の入札金額率(例:2%)に対して、次のような計算式が考えられる。ここで、購入者の購入率はリクエスト情報の受信回数に対する購入回数の比である。
Figure 0006722846
上記のような方法によれば、購入実績の少ない購入者や、不正やいたずらで見積もりを取得する購入者に対して、販売者が入札金額を支払うというリスクを低減することができる。
また、販売者にとって売買成約の可能性は入札の結果選択される販売者の数にも依存する。入札金額の算出に入札の結果選択される販売者の数を加味する構成も有効である。販売者数が少ないならば入札金額を大きくし、多いならば入札金額を小さくすると、入札金額が無駄に支払うリスクを低減できる。
更に、購入者に単なる興味で価格を聞いているのか、真剣に購入を考えているかといった購入意思の強さの度合いを記入させ、それを数値化して購入意思が強ければ入札金額を高く算出する構成も有効である。
[請求項22対応 1〜3、7,13、31〜33、37、41 +自動入札をする入札装置]
また、上記における入札は、図4に示された入札装置SV3による自動入札としてもよい。
すなわち、記憶部31は販売者のコンピューターC1から入札金額算出情報を受信して記憶すると共に、入札処理部32は売買情報交換装置SV1から購入者が送信したリクエスト情報送信を受信して、リクエスト情報に含まれる物品を特定する情報及び記憶部31に記憶された入札金額算出情報に応じて入札金額を算出し入札を行う。売買情報交換装置SV1において販売者として選択されて通信許可を受けた場合は販売者のコンピューターC1にその旨を通知する。
ここで、入札装置SV3は、より具体的には販売者、販売代理店、広告代理店のコンピューター等を想定しているがそれに限らない。
また、上記入札処理部32は、上記の入札金額算出方法によって入札金額を算出するようにすることも考えられる。
[請求項23対応 1〜6、13、14+自動見積もり]
売買情報交換装置SV1に含まれた記憶部3は販売者のコンピューターC1から提供された物品毎の販売金額、調達コスト若しくは販売金額算出式を含む見積金額算出情報を更に記憶し、データ処理部1が、購入者のコンピューターC2から受信したリクエスト情報と通信の許可を受けた販売者のコンピューターC1から供給された見積金額算出情報に応じて合計金額を含む見積金額を算出し、購入者のコンピューターC2へ送信するようにしてもよい。
また、本自動見積もり算出は、販売者が提供する仕入れ値と希望の利益率、及び記憶部3に記憶された複数の見積もりから購入に至った購入率とに応じて見積金額を算出する方法等が考えられる。ここで例えば、仕入れ値に利益率及び購入率に比例した係数を乗じた金額を見積金額とすれば、過去の購入率が低い場合は見積金額も低くなるため、購入率の向上が見込まれる効果がある。
本自動見積もり算出を上記の入札装置に組み込んで、販売者のコンピューターC1あるいは広告代理店のコンピューターにおいて入札と見積もり提出の両方を自動的に行う構成も有効である。
[請求項24対応 1〜6+掲示板の書き手のアフィリエイト]
[請求項25、48対応 掲示板の書き手のアフィリエイトの買い物処理装置]
[第1の買い物処理方法]
図2に示されたサーバーSV1等の売買情報交換装置においては、リクエスト情報を送信する購入者の数を増やしたい、そのためには物品名等のキーワードを含むリクエスト情報を効率的に作成し、購入者がリクエスト情報を容易に送信できるようにしたいという課題もある。そこで、アフィリエイトを用いて、購入者が1クリックでリクエスト情報を送信できる手段を提供する。
アフィリエイトとは、一般的には、アフィリエイターと呼ばれるブログ等の運営者が販売者から提供されたアフィリエイト・リンク(物品の識別情報が付加された長いURL)をWebページに埋め込む方法である。ブログの読者が当該リンクをクリックするとアフィリエイト先の販売者の物品の購入ページが表示され、読者が購入に至った場合に販売者若しくは広告代理店がアフィリエイターに成功報酬を支払う仕組みである。
一般のアフィリエイトにおいては、Webページにアフィリエイト・リンクを埋め込むことができるのはそのWebページの運営者のみである。これに対して、本発明においては、運営者に加えて一般の利用者(読者)がアフィリエイト情報を読者参加型の掲示板、SNS、ブログのコメント欄、動画の付加情報に書き込んでアフィリエイト報酬を得る方法を提供する。また、Webページの広告、デジタル新聞・雑誌の広告、アプリケーション等にも適用可能である。アプリケーションの場合は、アフィリエイターは開発者を指し,閲覧者はアプリケーションの利用者を指すものとする。
以下において、本発明の第1の買い物処理方法の実施の形態を、図5の構成図と図21のシーケンス図を参照しつつ詳しく説明する。ここでは、具体的な例として、Webサーバーを兼ねる買い物処理装置SV4が読者参加型の掲示板を提供し、掲示板の閲覧者としてアフィリエイターはコンピューターC4を、購入者はコンピューターC2を使用する。買い物処理装置SV4は売買情報交換装置SV1と連携し、販売者のコンピューターC1は売買情報交換装置SV1と連携する。掲示板は一例であって、雑誌記事や広告の表示、動画の表示、アプリケーション中の任意の表示であってもよい。
図21に示すように、本発明におけるアフィリエイトを用いた買い物処理方法は上記5つの構成要素間の通信手順から構成される。
売買情報交換装置SV1の第1のステップS1においては、データ処理部1は記憶部3に販売者のコンピューターC1から送信された受信条件を記憶させる。
買い物処理装置SV4はステップS41において、アフィリエイターC4に掲示板を表示する。図22に示す掲示板の例では、過去に他の閲覧者によって書き込まれた意見103を読むことができる。ここで、アフィリエイターC4は、自分も意見を書き込み、その中に「○○社のHAL9000」という商品のアフィリエイト情報を埋め込みたいと考えたとする。
アフィリエイターC4は、ステップS31において、売買情報交換装置SV1に上記○○社のHAL9000という物品名あるいは商品コードと、自身の識別情報を送信する。識別情報とは、例えば、アフィリエイターのアカウント名である。
売買情報交換装置SV1のデータ処理部1はステップS10において、○○社のHAL9000という物品名とアフィリエイターの識別情報から、一時的な物品の識別情報(例19920112)を生成し、これらを記憶部3に記憶させる。また、アフィリエイターC4に送信する。
アフィリエイターC4はステップS32において、図22の新規書き込みの送信フォーム101に文章を書き込む際に、例えば、[[文字列|物品の識別情報]]というアフィリエイト情報を埋め込み、送信ボタン102を押す。ここで、「文字列」とは、表示のための物品等の名称や画像である。
入力者によるアフィリエイト情報の入力は、このようなアノテーション文字を付する方法の他、編集ボタンを押下して入力修飾機能を実行する方法、あるいは上記のステップS31の代わりにアフィリエイターC4に物品情報の一覧を検索させて対応する物品識別情報を自動的に入力する方法、デジタル新聞・雑誌に映っている物品にアフィリエイト情報を付加する方法、動画において映っている物品に相当するシーンにアフィリエイト情報を付加する方法をとってもよい。
買い物処理装置SV4の記憶部41はステップS42において、上記書き込まれた意見を記憶する。上記の手順は、売買情報交換装置SV1から直接物品識別情報を受け取る手順としてもよい。
次に、ステップS21において、異なる閲覧者、即ち購入者C2がこの掲示板を表示すると、ステップS43において、買い物処理装置SV4の記憶部3から上記記憶された掲示板が読み出されて、表示される。その際、アフィリエイターC4が入力した文字情報又は画像情報が選択(クリック、タップ)可能な状態で表示される。図22の104は選択可能なアフィリエイト情報の別の例である。
この物品の価格を知りたいと考えた購入者C2が上記アフィリエイト情報を選択すると、物品の識別情報が送信される。
買い物処理装置SV4の購入処理部42はステップS44において、上記物品の識別情報を受信する。
買い物処理装置SV4の購入処理部42はステップS45において、上記物品の識別情報と、購入者C2の識別情報を売買情報交換装置SV1に送信する。
売買情報交換装置SV1のデータ処理部1は第2のステップS2において、物品の識別情報を受信し、それを用いて、ステップS10で記憶した物品とアフィリエイターC4を検索する。物品に関する情報をリクエスト情報として、上述の第3のステップS3から第5のステップS5までを実行する。
買い物処理装置SV4の購入処理部42はステップ46において、売買成立の場合に決済処理を行うか、又は購入者の購入の意思を売買情報交換装置SV1あるいは販売者のコンピューターC1に伝達する。
売買情報交換装置SV1のデータ処理部1はステップS6において、通信の許可が発生する度、あるいは売買が成立する度に、報酬処理を行う報酬部9にアフィリエイターC4に対する報酬処理を行わせる。
以上のステップのうち、売買情報交換装置SV1に関わるステップが実施例24であり、買い物処理装置SV4に関わるステップが実施例25である。
ここで、アフィリエイト情報の選択時に価格相場やレコメンデーションの表示を行う構成、Webページ内でキーワードを学習し自動的にマーキングを行ってアフィリエイト情報を設置する構成、希望の納期や配送方法の条件を付加可能とする構成、ブログや掲示板の運営者の識別子を受け取ってアフィリエイト報酬を分配する構成、キーワードに対応する広告を受け取る構成等が考えられる。また、これらの構成はWebシステムに加えて、アプリケーションとして実現することもできる。
これにより、ブログや掲示板の運営者とは異なる多数の一般の読者が効率的にリクエスト情報を作成することが可能となり、また、アフィリエイト報酬を得ることができる。また、それを読む多数の読者が掲示板等に表示された文字若しくは画像を選択するだけで、容易に物品の購入を行うことができる効果がある。
掲示板やブログの運営者にとっては、従来のように、掲示板の画面に広告スペース、アフィリエイトのバナーやリンクを設ける必要がなくなるため、当該画面に表示されるコンテンツがすっきり美しく見えるという効果も得ることができる。
なお、アフィリエイターC4が自分でクリックを行って報酬を不正に得ることも考えられる(自己クリック)。対策としてHTTPクッキーを用いた不正対策等を施す構成も有効である。
[請求項26対応 25+サイトを跨がる仮想ショッピングカート]
上記アフィリエイトにおいて、運営者が異なる複数の掲示板に表示された複数のアフィリエイト対象物品に関して、一度に見積もりを照会したいという課題もある。
そこで、売買情報交換装置SV1の記憶部3にショッピングカートを設ける。図2ではショッピングカート8として図示されている。
買い物処理装置SV4の購入処理部42は、購入者が物品を示す文字列若しくは画像を選択した際に、売買情報交換装置SV1に購入者の識別情報と物品の識別情報を送信し、売買情報交換装置SV1のショッピングカート8に物品の識別情報を追加させる。
ここで、購入者の識別情報とは、アカウント情報、HTTPクッキーやアプリケーションの利用者識別子等を意味し、1人の購入者が、運営者が異なる複数のページにおいてそれぞれ物品情報を選択して、その購入者に対応する見積もりカートに追加することを可能とする。このとき、購入者が希望する数量、納期、設置や説明等サービスに関する購入条件も指定可能とするとよい。
また、購入者が物品をショッピングカート8に追加した後、図22の見積もり依頼ボタン105を押すと、買い物処理装置SV4の購入処理部42は売買情報交換装置SV1に見積もり依頼ボタン105が押された旨のリクエスト情報を送信し、ショッピングカート8に既に追加されている複数の物品に関する売買情報交換処理を開始させることができる。
[請求項27、49対応 1〜6、31〜36+買い物装置]
以上の売買情報交換方法を利用する購入者側のコンピューターC2においては、売買情報交換方法の特別な処理方式に対応している必要がある。そのようなコンピューターC2を買い物装置と呼ぶとして、図6に示す購入者の端末である買い物装置C5として構成する場合と、図5の買い物処理装置SV4のようにサーバーとして構成して購入者の端末にサービスを行う場合が考えられる。以下において、図23のシーケンス図を参照しつつ、本発明の実施の形態に係る買い物方法を説明する。
ステップS11において買い物装置C5の購入処理部52若しくは買い物処理装置SV4の購入処理部42は、購入者から入力された購入希望物品や購入条件等を示すリクエスト情報を売買情報交換装置SV1に送信する。なお、事前に売買情報交換装置SV1から物品の説明、写真、物品識別情報等を受信し、購入者に提示してから、物品識別情報を売買情報交換装置SV1に送信してもよい。
ステップS12において購入処理部52若しくは購入処理部42は、販売者のコンピューターC1又は売買情報交換装置SV1から上記購入対象に対する購入条件情報を複数受信する。購入条件情報には納期、購入金額、広告等の情報が含まれる。
ステップS13において決済部51若しくは決済部43は、購入の意思を示す情報を売買情報交換装置SV1又は当該販売者のコンピューターC1に送信するか、購入金額の決済処理を実行する。
以上により、購入者がデジタル新聞・雑誌の広告をタップ・クリックする、新聞・雑誌の広告に付随する商品コードをスキャンする、欲しい物品に関する文字や写真を入力する、といった行動により、複数の見積もりを受け取り、好みの販売者から購入をすることができる。
なお、購入者によりコンピューターに入力された文字情報、音声情報若しくは画像情報に自然言語処理若しくは音声画像処理を施すことにより購入希望物品を示す情報を抽出する購入対象情報抽出手段を備える構成も有効である。また、買い物装置の開発者が購入金額あるいは入札金額の一部を報酬として受領する構成も有効である。
[請求項28、50対応 自然言語の買い物装置]
[第2の買い物方法]
非特許文献3に示す音声入力端末においては、購入者が音声で入力した物品名がサーバーに送信され、Web上のショッピングカートに追加される。その後、購入者はパソコンを用いてWeb上のショッピングカートを開き、個々の物品名と金額、及び合計金額を確認して発注を行う。合計金額の提示は運営会社からのひとつのみである。複数の販売者の販売価格を比較して有利な条件で買い物を行いたいという要請がある。
そこで、これまで述べてきた、スマートフォンに欲しい物をしゃべるだけ、写真を撮るだけで、複数の見積もりを受領し、好みの見積もりを選択して購入する方法を提供するという課題に対して、技術上の意義が密接に関連する今ひとつの解決方法を提案する。
以下において、図24を参照しつつ、図6に示された買い物装置C5による本発明の実施の形態に係る第2の買い物方法を詳しく説明する。本買い物方法は、スマートフォンに欲しい物をしゃべるだけ、写真を撮るだけで、複数の見積もりを受信し、好みの見積もりを選択して購入する方法を提供するものであるが、売買情報交換装置SV1は介さず、直接販売者や代理店のコンピューターC1とやりとりを行う。また、図5の買い物処理装置SV4のようにサーバーとして構成して購入者の端末にサービスを行う構成としてもよい。
ステップS11において買い物装置C5の購入処理部52は、購入者から入力された購入希望物品や購入条件等を含むリクエスト情報を複数の販売者のコンピューターC1に送信する。
ステップS12において購入処理部52は、販売者あるいは代理店のコンピューターC1から購入条件情報を受信する。購入条件情報には納期、購入金額、広告等の情報が含まれる。
ステップS13において決済部51は、購入の意思を示す情報を当該販売者のコンピューターC1に送信するか、決済処理を実行する。
上記における販売者の選択方法としては、多数の販売者を登録し一覧から選択可能なサーバーを使用する構成、購入者の過去の購入履歴、他の人の購入実績、販売者の評価、販売金額が低い順、人気順、在庫の有無等購入条件等を加味して選択する方法が考えられる。
上記において、自然言語処理や音声・画像処理が必要な場合、買い物装置C5で行う構成と、図示しない第3のサーバーで実行する構成、販売者のコンピューターC1でそれぞれお実行する構成がある。
決済処理は、販売金額の受信後に購入者による購入の意志を示す情報を受け付けてから決済を行わせる構成も、購入者による購入の意思を確認せずに購入金額の高低等の所定の条件により自動的に購入を行う構成も有効である。
本発明における買い物装置C5は、購入者にとっては販売条件と合計金額が好みに合う販売者の選択が可能である効果と、販売者にとっては多様な販売に参加する機会が増える効果がある。
[請求項29対応 買い物支援ロボット]
上述の買い物装置を図6のロボットC6として構成すると、購入者の身近で買い物の手配や代行をしてくれるため大変便利である。
[請求項30対応 買い物支援乗り物]
買い物装置を図6の乗り物C7として構成すると、購入者が乗り物に乗って買い物に出かける際に買い物を支援してくれて大変便利である。
なお、ここまで本発明に係る売買情報交換装置及び広告情報処理装置と売買情報交換方法を物品の売買に適用した場合における実施の形態について説明したが、本発明は物品の売買のみならず、例えば販売者のコンピューターC1を旅行代理店が使用すると共に、購入者のコンピューターC2を旅行者が利用する場合にも有用である。
この場合には、旅行代理店は上記受信条件を示す情報として例えば自己が提供したい旅行ツアーの目的地等を予め記憶部3に記憶させておき、旅行者が自己の希望する行き先をリクエスト情報として売買情報交換装置SV1へ送信することによって、旅行者は当該行き先に強みを持つ旅行代理店との間で効率的に参加するツアーを決定することができる。
さらに、本発明は、例えば販売者のコンピューターC1を人材募集会社が使用すると共に、購入者のコンピューターC2を就労希望者が利用するような場合にも有用である。
この場合には、人材募集会社は上記受信条件を示す情報として例えば自己が提示する給与等を予め記憶部3に記憶させておき、就労希望者が自己の希望する就労条件をリクエスト情報として売買情報交換装置SV1へ送信することによって、就労希望者は自己が求める就労条件を提示する人材募集会社との間で効率的に就労先を決定することができる。
[請求項51、52対応 動画を視聴中に物品を購入する買い物処理方法]
[請求項53、54対応 動画を視聴中に物品を購入する買い物の方法(端末側)]
これまで、購入者がテレビ番組中やコマーシャル(CM)で魅力的な物品を見て「ステキ!欲しいわ」と思っても(更に電話番号や検索キーワードも表示されても)、時間が経過すると何が欲しかったかを忘却してしまうという課題があった。テレビ番組、CM、ストリーミング動画を見ながら、そこ映った物品をごく簡単な操作で直ちに購入したいという要請もある。
これまではテレビに付属するリモコンを用いて購入に必要な住所といった個人情報を入力することが困難であったために、CMに映る商品を購入する方法は普及していない。購入者の個人情報が特定可能な光ネットワーク上のデジタル放送において一部可能であるのみである。現在では購入者がテレビを見ながらスマートフォンも稼働状態である場合も多い。家電メーカーはスマートフォンをテレビのキーボードとして文字入力を容易にするアプリケーションを提供している。また、スマートフォンがテレビやサーバーと通信を行って個人情報を伝達することは容易である。
ところが、これまでのテレビ・ショッピング番組のように、「ズバリ○○円でご提供!ええー!」と提示される価格がひとつのみであると、「近所の店やショッピング・サイトでもっと安く買えるのかもしれない」という心理が働いて購入に踏み切れない場合がある。
そこで、複数の見積価格の提示を受けて、価格に納得をした上で購入をしたいという要請もある。あるいは、CMを提供するメーカーから割引クーポンの提供を受けて、後日に購入可能な店で購入をしたいという要請がある。
そのような前提の元で、図5及び図6の構成図と図25のシーケンス図を参照しながら、テレビや動画サイト視聴中における物品の購入方法を説明する。
購入者が使用するコンピューターC2若しくは買い物装置C5は、テレビ受像機、BDレコーダー等の録画機、スマートテレビ・アダプター、スマートフォン、タブレットといった形態、あるいはそれらの組合せの形態が想定される。ここでは例としてテレビとスマートフォンの形態の買い物装置C5を想定するが、動画を視聴可能な機械であればそれらに限らない。
買い物処理装置SV4は、購入者に動画を提供する動画サイトのサーバー、放送局のサーバー、あるいは広告代理店のサーバーが想定される。なお、売買情報交換装置SV1が買い物処理装置SV4を兼ねて直接動画による買い物を処理する構成についてと、動画識別情報に関しては実施例1と段落0072において説明した。下記においては実施例1と共通する事項も多い。
販売者あるいは広告代理店は放送局あるいは動画配信サイトから自社が提供する動画、あるいは自社製品が映っている動画に関する動画識別情報を受領しておく。
最初のステップS11において買い物処理装置SV4の購入処理部42は、販売者あるいは広告代理店のコンピューターC1、又は売買情報交換装置SV1から、ある動画の動画識別情報と、その動画に対応して販売したい物品を識別する物品識別情報の組を受信して記憶部41に記憶させる。即ち、販売者は、あるチャンネルである日時に放送される動画、あるいは特定のURLで配信される動画と、販売したい物品を結びつける情報を買い物処理装置SV4に登録する。必ずしも販売者自身が提供する動画である必要はなく、多くの販売者がそのような組を多数登録すると想定される。
ステップS22において購入者は、動画を視聴中に映った物品を欲しいと思ったら、テレビC5の所定のリモコンボタンを押す。すると、テレビC5の購入処理部52はその時に映っていた動画の動画識別情報を買い物処理装置SV4に送信する。あるいはスマートフォンC5のアプリケーションの所定のボタンを押すと、スマートフォンC5の購入処理部52はその時に映っていた動画の動画識別情報を買い物処理装置SV4に送信する。
ステップS12において、買い物処理装置SV4の購入処理部42は、テレビC5又はスマートフォンC5から動画識別情報を受信する。更に、記憶部41を検索して、受信した動画識別情報に対応する物品識別情報を特定する。
ステップS13において、買い物処理装置SV4の購入処理部42は、特定した物品識別情報を売買情報交換装置SV1に購入者のリクエスト情報として送信する。以後は前述の買い物方法、及び売買情報交換方法と同様である。前述の自動入札、自動見積もりによる方法が迅速で望ましい。
ステップS23において、購入者のテレビC5、スマートフォンC5等の購入処理部52は販売者C1等から購入情報、即ち、複数の見積もり情報、割引クーポンあるいは広告等を受信する。そして、購入者に購入情報を提示し選択を受け付ける。選択によっては決済部51を用いて購入処理を行ってもよい。
購入に必要な住所等の購入者の個人情報の入力はステップS21で予め行っても決済の段階で行ってもよく、スマートフォンC5から供給してもよいし、テレビC5のリモコンから入力しても、その他の方法によってもよい。
以上のステップのうち、買い物処理装置SV4に関わるステップが買い物処理方法であり、買い物装置C5に関わるステップが買い物方法である。
なお、ステップS22において購入者が動画に映った物品の購入情報を知りたいと思った時点で所定のボタンを押すのであるが、タイミングが遅れると、後のCMの物品の購入情報が提供されてしまう。ステップS22又はS23において「前の物品」「次の物品」というボタンやスクロール表示を設けて、放送の時間軸上で連続する物品を提示し、購入者が物品を特定可能とする構成が有効である。
あるいは動画視聴の間中、シーンに対応する物品の選択画面を順次表示し、購入者の物品の選択によって上記の手順を実行する構成も有効である。
なお、販売者C1が放送局から動画識別情報を得られない場合、買い物処理装置SV4が図示しない放送局のサーバーに当該放送日時を送信して対応する動画識別情報を受領する方法、クラウド・ソーシングの方法により受信者が放送の度にネットワーク上の掲示板等に動画識別情報と物品情報をアップロードし、チャンネルと放送日時から物品を特定する方法も有効である。
ひとつの動画中に映る複数の物品から選んで購入したいという要請もある。
その場合、ステップS11において、更に動画の始まりからの時間とその時間に対応して販売する物品の物品識別情報を受信して記憶手段に記憶させ、ステップS12において更に動画開始時からの時間を受信し、その時間に対応する物品識別情報を特定し、ステップS13以降は上記と同様の処理を行う様態も有効である。
例えば、ある動画の開始から5秒から10秒の間は物品Aの広告に対応し、10秒から15秒の間は物品Bの広告であるような対応関係の情報を受信して記憶しておく。購入者がその動画を視聴して、8秒の時点で見積もりを指示する動作を行った場合、8秒という時間を受信して、物品Aが特定される。
更に、ひとつの動画中のひとつのシーンに表示される複数の物品から選んで購入したいという要請もある。
その場合、ステップS11において、更に、動画のある時間における画像フレーム中の位置情報と、その時間と位置情報に対応して販売する物品の物品識別情報を受信して記憶手段に記憶させ、ステップS12において、更に画像中で購入者が購入したい物品の位置情報を受信し、その時間と位置情報に対応する物品識別情報を特定し、ステップS13以降は上記と同様の処理を行う様態も有効である。
例えば、ある動画の開始から5秒から10秒の間、右の人物が保持するのは物品Aで、左の人物が保持するのは物品Bであるような対応関係の情報を受信して記憶しておく。購入者がその動画を視聴して、8秒の時点で、左の自分物が保持する物品を選択した場合、8秒という相対時間とフレーム内で左側という位置情報を受信して、物品Bが特定される。
本発明によって買い物の利便性が向上すると、一時的な欲求によって必要性の低い物品を次々と購入してしまう可能性がある。特にテレビ放送の場合は、認知機能が低下した高齢者にも購入が容易であり、リアルタイム性のために十分な検討をせずに購入を繰り返すかもしれない。そこで、パスワードやテレビに付加したカメラによって特定の購入者のみが購入可能である構成、発注には家族や介助者等の承認操作を必要とする構成、発注確定までに所定の時間をおいてキャンセル可能とする構成、予算額や購入回数の枠を設けてそれ以上の購入は受け付けない構成、本発明によって得た物品に関する情報を「欲しい物リスト」に追加可能とし、物品の必要性の精査や後日の発注を可能にする構成等を併用することが望ましい。
[請求項55対応 物価を調整するH経済]
情報通信技術の発達により物品の販売が広い範囲での競争となり、物価低下(デフレーション)と給与水準の低下の一因となっていることは「発明が解決しようとする課題」に述べたとおりである。
本発明により価格競争の機会が減ると、物価は上昇する。購入者にとって望ましくない物価高(インフレーション)に至る危惧がある。一方、本発明により価格競争が強化されて、販売者にとって望ましくない物価低下が発生する可能性もあり得る。そこで、本発明を用いて売買される物品の物価を調整したいという課題がある。
ここで、売買情報交換方法において第1の選択のステップで選択する販売者の数を「第1の販売者選択数」、第2の選択のステップで選択する販売者の数を「第2の販売者選択数」と呼ぶことにする。
第2の販売者選択数が多いと、多くの販売者が通信を許可されるため、購入者に提出される見積もりの数も多くなる。販売者は「多数の販売者との価格競争に勝つためには見積金額を低くする必要がある」と考えるため、購入者の購入金額も低くなると予測される。これが続くと、全体的に物価は下降する。第2の販売者選択数が少ない場合には、逆に、物価は上昇する。「コンクリート製品」といった物品の分野毎、地域毎にいくつかの特定の物品の価格を継続的に調査することにより、物品の分野毎、地域毎の物価の動向を把握することが可能である。
そこで物価の上昇を観測した場合は物価下落のために第2の販売者選択数を増やし、物価の下降を観測した場合には物価上昇のために第2の販売者選択数を減らす操作を行う方法をとると、物価を一定の範囲の中に留める効果が期待される。物品の分野毎、地域毎に調整を行うとよい。
一回一回の売買情報交換においては、販売者選択数は整数値である必要があるが、売買情報交換の度に少しずつ変化させて、統計的に販売者選択数が非整数の小数値になるように調整するとより精密な調整が可能である。第2の販売者選択数を購入者により選択可能とする場合には、選択の範囲を上記の方法により変更することが有効である。
販売者による第2の選択のための入札が過熱すると、販売者にとって入札金額の支払いが過度の負担になる課題もある。
第1の選択では受信条件とマッチする販売者が選択されるが、 第1の販売者選択数を乱数や地域の販売者を優先する等の手段により更に減らすことも可能である。この第1の販売者選択数が多いと、販売者は入札においてより高い入札金額を提示する必要があると考え、第1の販売者選択数が少ないと入札金額はあまり高くなくてよいと考える傾向があると予測される。従って、第1の販売者選択数は入札段階での競争率と入札金額の支払いの大きさを左右する。入札が過熱する傾向がある場合、売買情報交換装置の運営者が第1の販売者選択数を減らすことにより、販売者の入札の負担を減らすことが可能である。
本発明による売買情報交換方法をHマーケティング、「需要の海」を含む市場をH市場、上記の物価調整方法を含む本発明の経済システムをH経済と呼ぶ。
市場経済において物価調整のために一般的に行われる中央銀行による金利とマネタリー・サプライの操作は、間接的な物価調整手段であるため、行きすぎた景気過熱(バブル)とインフレーションを招く危険がある。また、物価調整が効かず、デフレーションを止められない場合もある。
市場経済でありながら競争の範囲の調整が可能なH経済において、上記の物価調整は直接的であり、即座に効果があると期待される。また、物価を加熱させる投機的なマネーゲームが起きにくいことが期待される。
物価調整は、中央銀行と同様に政治から独立で、購入者と販売者の双方の意見を反映する組織によって慎重に行われるべきである。売買情報交換装置SV1が安全で堅固な情報システムであることも重要である。
[請求項56対応 並行接客]
通信の許可をなされた販売者は購入者の相談に乗り提案や見積もりの提出を行う。ここではこれを接客と呼ぶ。販売者にとって接客には人件費がかかるため、接客を行わないネットワーク上の通信販売専門店と比較して販売価格が高くなる問題がある。そこで、接客コストを下げて競争力のある販売価格を実現したいという課題がある。
その解決手段として、通信を許可された販売者がメールやチャットのような手段により同時に複数の購入者を接客して提案や交渉を行うことを可能とする並行接客を実現する技術について説明する。例えば、慣れた販売者であれば同時に5人や10人とメールやチャットで接客をすることが可能であると思われる。
ある販売者が同時に接客が可能な数を「接客サービス数」と呼ぶ。また、新たに接客する購入者を受け入れ可能な数を「受け入れ可能な接客サービス数」と呼ぶ。これは「空き」に相当する。本明細書において販売者は個人、店舗や会社等の組織を表しており、1つの販売者が内部に複数(P人)の接客担当者を配置している場合もある。その場合、1人の接客担当者が複数(Q人)の購入者と同時に並行接客を行うとすると、最大でP×Qの接客サービス数を有することになる。1つの販売者はM/M/(P×Q)という待ち行列モデルで表される。
販売者が受け入れ可能な接客サービス数に空きがないにもかかわらず購入者を受け入れると、購入者はチャットの待ち時間が長くなり不満を感じる。あるいは、接客サービスに入る前の段階で待たされてしまう。一方、他の販売者の接客サービス数には空きがあるかもしれない。そこで、販売者が提供可能な接客サービス数を超えない範囲で購入者を割り当てる必要がある。
単純には、販売者は受け入れ可能な接客サービス数に空きがない場合は第2の選択のための入札を行わないと仮定すれば、上記の問題は生じないと考えられる。しかし、入札を行わない販売者が多いと、入札する販売者の数が第2の販売者選択数を満たさない事態が起きうるという重大な欠点がある。
そこで、H−マーケットのシステム全体ではこのような販売者が複数存在する階層的な待ち行列構造をとるとみなして、複数の販売者の接客サービス数の空き具合を勘案して購入者を割り当てる。具体的には、第1の選択において、リクエスト等の選択条件に加えて、更に受け入れ可能な接客サービス数が1以上の(空きがある)販売者に限って選択の対象にする条件を付加する構成をとる。
そして、第2の選択後の通信の許可において、すでに通信の許可をなされていて接客中の販売者にも更に通信を許可することとすれば、同時並行の接客サービスの提供が可能となる。
効果として、並行接客を行わない場合や実店舗において店員が購入者につきっきりで接客を行う場合と比較して、購入者1人あたりにかける接客サービスのコストを大幅(1/Q)に下げることが可能である。また、ある販売者に割り当てられる購入者の数が接客能力を超えているために購入者が待たされるということはなくなる。どこかの販売者の接客サービス数が空いているのに、他の販売者において購入者が待たされるということもなくなる。(購入者が多すぎて、すべての販売者の接客が追いつかない場合に待ち時間が生じるのは致し方ない。)
ここで、第1の選択において販売者が提供可能な接客サービス数を算出する方法としては、販売者がサーバーSV1に提供可能な接客サービス数を随時通知しそれを記憶しておく方法、販売者がサーバーSV1に提供可能な最大の接客サービス数を登録しておきサーバーSV1が通信を許可した回数から使用可能な接客サービス数を計算する方法等が考えられる。また、平均接客サービス時間から入札終了時点での接客サービス数を推測してもよい。
1 データ処理部、3,21,31,41 記憶部、5 課金部、7,51 決済部、8 ショッピングカート、9 報酬部、22 広告情報処理部、32 入札処理部、52 購入処理部、SV1 売買情報交換装置、SV2 広告情報処理装置、SV3 入札装置、SV4 買い物処理装置,C1 販売者のコンピューター、C2 購入者のコンピューター,C3 付加サービス提供者のコンピューター、C4 アフィリエイターのコンピューター、C5 買い物装置、C6 ロボット、C7 乗り物。

Claims (27)

  1. 情報通信ネットワークに接続された複数のコンピューターに、前記情報通信ネットワークを介して接続され、複数の販売者と複数の購入者との間の情報交換を実現するための売買情報交換装置であって、記憶手段と、データ処理手段と、を備えた売買情報交換装置において、
    前記データ処理手段は、
    前記販売者のコンピューターから受信した販売者の販売条件を前記記憶手段に記憶させる第1のステップと、
    前記購入者のコンピューターから受信した購入者の購入条件を前記記憶手段に記憶させる第2のステップと、
    前記購入者の購入条件それぞれに対し、前記複数の販売者の中から、販売者の販売条件が前記購入者の購入条件と合致する販売者を、選択する第1の選択を行う第3のステップと、
    前記第1の選択により選択された販売者の中から、前記第1の選択により選択された販売者の数より少ない所定の数までの複数の販売者を、前記第1の選択により選択された複数の販売者のコンピューターから受信した入札金額に応じた選択基準により選択する第2の選択を行う第4のステップとを実行する、売買情報交換装置
  2. 情報通信ネットワークに接続された複数のコンピューターに、前記情報通信ネットワークを介して接続され、複数の販売者と複数の購入者との間の情報交換を実現するための売買情報交換装置であって、記憶手段と、データ処理手段と、を備えた売買情報交換装置において、
    前記データ処理手段は、
    前記販売者のコンピューターから受信した販売者の販売条件を前記記憶手段に記憶させる第1のステップと、
    前記購入者のコンピューターから受信した購入者の購入条件を前記記憶手段に記憶させる第2のステップと、
    前記購入者の購入条件それぞれに対し、前記複数の販売者の中から、販売者の販売条件が前記購入者の購入条件と合致する販売者を、選択する第1の選択を行う第3のステップと、
    前記第1の選択により選択された販売者の中から、前記第1の選択により選択された販売者の数より少ない所定の数までの複数の販売者を、前記第1の選択により選択された複数の販売者のコンピューターから受信した入札金額及び乱数に応じた選択基準により選択する第2の選択を行う第4のステップとを実行する、売買情報交換装置
  3. 前記データ処理手段は、前記第4のステップにおいて、更に、前記第1の選択により選択された前記販売者のコンピューターに対して前記購入者の購入条件の送信を行う請求項1又は2に記載の売買情報交換装置。
  4. 前記データ処理手段は、更に前記第2の選択により選択された販売者のコンピューターと前記購入者のコンピューターとの通信の許可をなすステップを実行する、請求項1〜のいずれか一項に記載の売買情報交換装置。
  5. 前記データ処理手段は、前記第4のステップにおいて、更に、前記通信の許可により販売する物品の物価を上昇させたい場合には、より少ない所定の数までの販売者のコンピューターを選択し、前記通信の許可により販売する物品の物価を下落させたい場合には、より多い所定の数までの販売者のコンピューターを選択することによって、前記物価を一定の範囲の中に留めることを特徴とする、請求項4に記載の売買情報交換装置
  6. 前記売買情報交換装置は、更に前記入札金額での課金が可能である販売者のコンピューターを特定し、この販売者に対する課金を行う課金手段を有する請求項1〜のいずれか一項に記載の売買情報交換装置。
  7. 前記販売者の販売条件は、静止画像及び若しくは動画像を含む画像に関してこの画像を識別する画像識別情報及びこの画像識別情報に関連する物品識別情報を含み、且つ前記購入者の購入条件は、購入者が希望する物品に関連する前記画像識別情報を含み、
    前記データ処理手段は、前記購入者の購入条件における前記画像識別情報に対応する前記販売者の販売条件における前記物品識別情報を特定し、この物品識別情報を前記購入者の購入条件として前記第1の選択を行う請求項1〜のいずれか一項に記載の売買情報交換装置。
  8. 前記データ処理手段は、前記第3のステップにおいて、更に、前記販売者のコンピューターから検索条件として受信した前記販売者の販売条件に応じて前記記憶手段に記憶された前記購入者の購入条件を検索して合致する前記購入者の購入条件の一覧を作成し、この一覧を検索結果として前記販売者のコンピューターに送信する請求項1〜のいずれか一項に記載の売買情報交換装置。
  9. 前記データ処理手段は、前記第4のステップにおいて、更に、前記第1の選択により選択された前記複数の販売者のコンピューターからの入札金額算出情報に基づいて入札金額を算出する請求項1〜8のいずれか一項に記載の売買情報交換装置。
  10. 前記データ処理手段は、前記第3のステップにおいて、更に、前記複数の販売者から、販売者の受け入れ可能な接客サービス数が1以上の前記販売者を、前記第1の選択された販売者として選択する、請求項1〜9のいずれか一項に記載の売買情報交換装置。
  11. 前記入札金額は前記販売者が前記購入者へのアクセス権を取得するために提示する金額である請求項1〜10のいずれか一項に記載の売買情報交換装置。
  12. 情報通信ネットワークに接続された複数のコンピューターに、前記情報通信ネットワークを介して接続された売買情報交換装置によって、複数の販売者と複数の購入者との間の情報交換を実現するための売買情報交換方法であって、
    前記売買情報交換装置は、記憶手段と、データ処理手段とを備え、
    前記売買情報交換方法は、前記データ処理手段が実行する、
    前記販売者のコンピューターから受信した販売者の販売条件を前記記憶手段に記憶させる第1のステップと、
    前記購入者のコンピューターから受信した購入者の購入条件を前記記憶手段に記憶させる第2のステップと、
    前記購入者の購入条件それぞれに対し、前記複数の販売者の中から、販売者の販売条件が前記購入者の購入条件と合致する販売者を、選択する第1の選択を行う第3のステップと、
    前記第1の選択により選択された販売者の中から、前記第1の選択により選択された販売者の数より少ない所定の数までの複数の販売者を、前記第1の選択により選択された複数の販売者のコンピューターから受信した入札金額に応じた選択基準により選択する第2の選択を行う第4のステップとを含む、売買情報交換方法
  13. 情報通信ネットワークに接続された複数のコンピューターに、前記情報通信ネットワークを介して接続された売買情報交換装置によって、複数の販売者と複数の購入者との間の情報交換を実現するための売買情報交換方法であって、
    前記売買情報交換装置は、記憶手段と、データ処理手段とを備え、
    前記売買情報交換方法は、前記データ処理手段が実行する、
    前記販売者のコンピューターから受信した販売者の販売条件を前記記憶手段に記憶させる第1のステップと、
    前記購入者のコンピューターから受信した購入者の購入条件を前記記憶手段に記憶させる第2のステップと、
    前記購入者の購入条件それぞれに対し、前記複数の販売者の中から、販売者の販売条件が前記購入者の購入条件と合致する販売者を、選択する第1の選択を行う第3のステップと、
    前記第1の選択により選択された販売者の中から、前記第1の選択により選択された販売者の数より少ない所定の数までの複数の販売者を、前記第1の選択により選択された複数の販売者のコンピューターから受信した入札金額及び乱数に応じた選択基準により選択する第2の選択を行う第4のステップとを含む、売買情報交換方法
  14. 前記データ処理手段は、前記第4のステップにおいて、更に、前記第1の選択により選択された前記販売者のコンピューターに対して前記購入者の購入条件の送信を行う請求項12又は13に記載の売買情報交換方法。
  15. 前記データ処理手段は、更に前記第2の選択により選択された販売者のコンピューターと前記購入者のコンピューターとの通信の許可をなすステップを実行する、請求項1214のいずれか一項に記載の売買情報交換方法。
  16. 前記データ処理手段は、前記第4のステップにおいて、更に、前記通信の許可により販売する物品の物価を上昇させたい場合には、より少ない所定の数までの販売者のコンピューターを選択し、前記通信の許可により販売する物品の物価を下落させたい場合には、より多い所定の数までの販売者のコンピューターを選択することによって、前記物価を一定の範囲の中に留めることを特徴とする、請求項15に記載の売買情報交換方法
  17. 前記売買情報交換装置は、更に前記入札金額での課金が可能である販売者のコンピューターを特定し、この販売者に対する課金を行う課金手段を有する請求項1216のいずれか一項に記載の売買情報交換方法。
  18. 前記販売者の販売条件は、静止画像及び若しくは動画像を含む画像に関してこの画像を識別する画像識別情報及びこの画像識別情報に関連する物品識別情報を含み、且つ前記購入者の購入条件は、購入者が希望する物品に関連する前記画像識別情報を含み、
    前記データ処理手段は、前記購入者の購入条件における前記画像識別情報に対応する前記販売者の販売条件における前記物品識別情報を特定し、この物品識別情報を前記購入者の購入条件として前記第1の選択を行う請求項1217のいずれか一項に記載の売買情報交換方法。
  19. 前記データ処理手段は、前記第3のステップにおいて、更に、前記販売者のコンピューターから検索条件として受信した前記販売者の販売条件に応じて前記記憶手段に記憶された前記購入者の購入条件を検索して合致する前記購入者の購入条件の一覧を作成し、この一覧を検索結果として前記販売者のコンピューターに送信する請求項1218のいずれか一項に記載の売買情報交換方法。
  20. 前記データ処理手段は、前記第4のステップにおいて、更に、前記第1の選択により選択された前記複数の販売者のコンピューターからの入札金額算出情報に基づいて入札金額を算出する請求項12〜19のいずれか一項に記載の売買情報交換方法。
  21. 前記データ処理手段は、前記第3のステップにおいて、更に、前記複数の販売者から、販売者の受け入れ可能な接客サービス数が1以上の前記販売者を、前記第1の選択された販売者として選択する、請求項1220のいずれか一項に記載の売買情報交換方法。
  22. 前記入札金額は前記販売者が前記購入者へのアクセス権を取得するために提示する金額である請求項12〜21のいずれか一項に記載の売買情報交換方法
  23. 情報通信ネットワークに接続され、請求項1〜11のいずれか一項に記載の売買情報交換装置を介して購入者のコンピューターとの間で情報通信を実現する販売者のコンピューターであって、
    前記販売者のコンピューターのうちの一つは、
    前記販売者の販売条件を前記売買情報交換装置に送信し記憶させる第1のステップと、
    前記売買情報交換装置が、前記購入者の購入条件それぞれに対し、前記複数の販売者の中から、前記購入者の購入条件と合致する販売条件を提示する販売者を選択する第1の選択を実行した結果、選択された場合、前記売買情報交換装置から送信される前記購入者の購入条件を受信する第2のステップと、
    前記購入者の購入条件を受信した場合、この購入条件に応じて前記売買情報交換装置に入札金額を送信する第3のステップと、
    前記売買情報交換装置が、前記入札金額に応じて、前記第1の選択された販売者の数より少ない所定の数までの複数の販売者を、選択する第2の選択を実行した結果、選択された場合、前記売買情報交換装置から前記購入者のコンピューターとの通信の許可を得たことを示す情報を受信する第4のステップとを実行する、販売者のコンピューター。
  24. 情報通信ネットワークに接続され、請求項12〜22のいずれか一項に記載の売買情報交換方法が実行される売買情報交換装置を介して購入者のコンピューターとの間で情報通信を実現する販売者のコンピューターで実行される販売方法であって、
    前記販売者のコンピューターは、記憶手段と、データ処理手段とを備え、
    前記販売方法は、前記販売者のコンピューターの前記データ処理手段が実行する、
    前記販売者の販売条件を前記売買情報交換装置に送信し記憶させる第1のステップと、
    前記売買情報交換装置が、前記購入者の購入条件それぞれに対し、前記複数の販売者の中から、前記購入者の購入条件と合致する販売条件を提示する販売者を選択する第1の選択を実行した結果、選択された場合、前記売買情報交換装置から送信される前記購入者の購入条件を受信する第2のステップと、
    前記購入者の購入条件を受信した場合、この購入条件に応じて前記売買情報交換装置に入札金額を送信する第3のステップと、
    前記売買情報交換装置が、前記入札金額に応じて、前記第1の選択された販売者の数より少ない所定の数までの複数の販売者を、選択する第2の選択を実行した結果、選択された場合、前記売買情報交換装置から前記購入者のコンピューターとの通信の許可を得たことを示す情報を受信する第4のステップとを含む、販売方法。
  25. 請求項12〜22,24のいずれか一項に記載の方法を実行するためのプログラム。
  26. 情報通信ネットワークに接続された複数のコンピューターに、前記情報通信ネットワークを介して接続され、複数の販売者と複数の購入者との間の情報交換を実現するための売買情報交換装置を有する売買情報交換システムであって、
    前記売買情報交換装置は、記憶手段と、データ処理手段と、を備え、
    前記データ処理手段は
    前記販売者のコンピューターから受信した販売者の販売条件を前記記憶手段に記憶させる第1のステップと、
    前記購入者のコンピューターから受信した購入者の購入条件を前記記憶手段に記憶させる第2のステップと、
    前記購入者の購入条件それぞれに対し、前記複数の販売者の中から、販売者の販売条件が前記購入者の購入条件と合致する販売者を、選択する第1の選択を行う第3のステップと、
    前記第1の選択により選択された販売者の中から、前記第1の選択により選択された販売者の数より少ない所定の数までの複数の販売者を、前記第1の選択により選択された複数の販売者のコンピューターから受信した入札金額に応じた選択基準により選択する第2の選択を行う第4のステップとを実行し、
    前記販売者のコンピューターのうちの一つは、
    前記販売者の販売条件を前記売買情報交換装置に送信し記憶させる第5のステップと、
    前記売買情報交換装置が、前記購入者の購入条件それぞれに対し、前記複数の販売者から、前記購入者の購入条件と合致する販売条件を提示する販売者を選択する第1の選択を実行した結果、選択された場合、前記売買情報交換装置から送信される前記購入者の購入条件を受信する第6のステップと、
    前記購入者の購入条件を受信した場合、この購入条件に応じて前記売買情報交換装置に入札金額を送信する第7のステップと、
    前記売買情報交換装置が、前記第1の選択された販売者の数より少ない所定の数までの複数の販売者を選択する第2の選択を実行した結果、選択された場合、前記売買情報交換装置から前記購入者のコンピューターとの通信の許可を受ける第8のステップとを実行する、売買情報交換システム。
  27. 情報通信ネットワークに接続された複数のコンピューターに、前記情報通信ネットワークを介して接続され、複数の販売者と複数の購入者との間の情報交換を実現するための売買情報交換装置を有する売買情報交換システムであって、
    前記売買情報交換装置は、記憶手段と、データ処理手段と、を備え、
    前記データ処理手段は、
    前記販売者のコンピューターから受信した販売者の販売条件を前記記憶手段に記憶させる第1のステップと、
    前記購入者のコンピューターから受信した購入者の購入条件を前記記憶手段に記憶させる第2のステップと、
    前記購入者の購入条件それぞれに対し、前記複数の販売者の中から、販売者の販売条件が前記購入者の購入条件と合致する販売者を、選択する第1の選択を行う第3のステップと、
    前記第1の選択により選択された販売者の中から、前記第1の選択により選択された販売者の数より少ない所定の数までの複数の販売者を、前記第1の選択により選択された複数の販売者のコンピューターから受信した入札金額及び乱数に応じた選択基準により選択する第2の選択を行う第4のステップとを実行し、
    前記販売者のコンピューターのうちの一つは、
    前記販売者の販売条件を前記売買情報交換装置に送信し記憶させる第5のステップと、
    前記売買情報交換装置が、前記購入者の購入条件それぞれに対し、前記複数の販売者から、前記購入者の購入条件と合致する販売条件を提示する販売者を選択する第1の選択を実行した結果、選択された場合、前記売買情報交換装置から送信される前記購入者の購入条件を受信する第6のステップと、
    前記購入者の購入条件を受信した場合、この購入条件に応じて前記売買情報交換装置に入札金額を送信する第7のステップと、
    前記売買情報交換装置が、前記第1の選択された販売者の数より少ない所定の数までの複数の販売者を選択する第2の選択を実行した結果、選択された場合、前記売買情報交換装置から前記購入者のコンピューターとの通信の許可を受ける第8のステップとを実行する、売買情報交換システム。
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