JP6722358B2 - シート構造 - Google Patents
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Description
本発明は、上述した事情に鑑みてなされたものであり、カバーを確実にシートに固定すると共にフレキシブルにカバーの張りを調整できるシート構造を提供することを目的とする。
本発明は、座部を構成するクッション部材(20)と、該クッション部材(20)の下面に位置する底板(21、221)と、前記クッション部材(20)を覆うカバー部材(22、222、322、422)と、で構成するシート構造において、前記カバー部材(22、222、322、422)の端縁は前記底板(21、221)にかかる締結片(46、246、370、446)を備え、該締結片(46、246、370、446)と前記底板(21、221)の内側にはそれぞれを係合するカバー係合構造(100、200、300、400)を備えることを特徴とする。
また、上記発明において、前記底板(21、221)の幅方向端部には下方に指向する縦壁(21c、221c)を備え、前記カバー係合構造(100、200、300、400)は該縦壁(21c、221c)の内側に位置しても良い。
また、上記発明において、前記めくれ防止機構(101、301)は前記面ファスナー(72、372)と別体に形成され、前記面ファスナー(72、372)よりも前記締結片(46、370)の端部(47、374)側に位置しても良い。
また、上記発明において、前記めくれ防止機構(101、301)は前記底板(21)に設けられるフック(27a)と前記締結片(46、370)に設けられる開口(46b、346b)とからなっても良い。
また、上記発明において、前記底板(221)に設けられる前記面ファスナー(272、474)は、前記カバー部材(222、422)の引張り方向に対して対向する方向に傾斜して設けられる突起形状(272a、472a)をなしても良い。
また、上記発明において、前記底板の幅方向端部には下方に指向する縦壁を備え、前記カバー係合構造は該縦壁の内側に位置する。カバーを折り返して引っ張りさせやすく、係合および張りを調整できる。また簡単な係合構造なので、ユーザが好みの張りにし易い。
また、上記発明において、前記めくれ防止機構は前記面ファスナーと別体に形成され、前記面ファスナーよりも前記締結片の端部側に位置しても良い。この構成によれば、締結片の余り代を押さえることで確実に締結片の動きを規制して面ファスナーに影響が出ないようにすることができる。
また、上記発明において、前記開口は前記締結片に複数設けられても良い。この構成によれば、余り代の長さに応じてフレキシブルに底板に締結片を係止できる。
なお、説明中、前後左右及び上下といった方向の記載は、特に記載がなければ車体の各方向と同一である。また、各図に示す符号FRは車体前方を示し、符号UPは車体上方を示し、符号RHは車体右方を示す。
図1は、本発明の第1の実施の形態に係る自動二輪車1のシート10の周辺部の斜視図である。図2は、シート10の周辺部の右側面図である。
自動二輪車1は、前輪(不図示)と、後輪(不図示)と、車体フレーム11(図2)と、駆動輪である後輪を駆動する動力を発生させるパワーユニット(不図示)とを備える。
自動二輪車1は、上記前輪の後方且つ上方にタンク状部材12を備える。タンク状部材12は車体フレーム11に支持される。ここでは、タンク状部材12は、燃料タンクであるが、エアクリーナーや収納箱等を覆うタンク状のカウルであっても良い。
シート10は、車体フレーム11上に支持される。シート10は、シートロック機構(不図示)を介して車体フレーム11側に着脱自在に取り付けられる。シートロック機構を操作するためのキーシリンダ操作部14は、リアカウル13の前部に設けられる。
図1〜図3を参照し、シート10は、運転者用のシングルシートである。シート10は、その前縁がタンク状部材12の後縁に沿うとともに、その後縁がリアカウル13の前面に沿うように設けられる。シート10は、その後部から前方側に行くほど車幅方向(左右方向)の幅が小さくなるように形成されており、平面視では、左右の側縁部10a,10aは、前方側に行くほど車幅方向内側に位置するように傾斜している。
シート10は、前方に行くほど幅狭となるので、シート10に着座した運転者Rの脚Lの移動の自由度が確保される。また、シート10は後方に行くほど幅広になるので、運転者Rの姿勢変化などに対応した広いシート面積が確保される。なお、シングルシートでない二人乗り用のシートである場合にも、前方に行くほどシートが幅狭となる形状の場合がある。
シート10は、座部を構成するクッション体(クッション部材)20と、クッション体20の下面に位置するシート底板21と、クッション体20を覆うシートカバー(カバー部材)22と、を備える。
シート底板21は、シート10の骨格として機能する板状のフレーム部材であり、例えば硬質合成樹脂などの比較的高い剛性を有する材料で形成される。シート底板21は、平面視では、シート10の外形と略同一の外形に形成されている。
図3及び図4を参照し、シート底板21の前端部は、タンク状部材12の後面に沿って後方に凹む湾曲形状に形成される。詳細には、シート底板21の前端部の左右側部には、前方に突出する前方突出部21b,21bが形成されている。前方突出部21b,21bは、タンク状部材12の後端部の左右の側面に沿うように前方に延びる。
図5に示すように、シート底板21は、幅方向(左右方向)へ略水平に延びる上面部26と、上面部26の左右の側縁から車幅方向外側且つ下方へ延びる左右の傾斜部27,27とを一体に備える。上面部26及び傾斜部27,27は、シート底板21の前後方向の略全体に亘って形成されている。シート底板21の側縁部21a,21aは、傾斜部27,27の外側縁部である。側縁部21a,21aは、その下面部が下方に膨出している。すなわち、本実施形態のシート底板21の幅方向端部には、傾斜部27および側縁部21aが形成されており、傾斜部27および側縁部21aが、シート底板21の上面部26に対して下方に曲がり、下方に指向する縦壁21c、21cを構成している。第1の実施の形態では、傾斜部27,27および側縁部21a,21aが縦壁21c、21cを構成するが、図6に示すように、縦壁21c、21cは、上面部26に対して下方に曲がり、上下方向(縦方向)に延びて下方に指向する壁形状であってもよい。
シート10は、脚部28・・・を介して車体フレーム11側に受けられる。また、シート10は、係止部30,30を介して車体フレーム11側に係止されるとともに、ステー部29,29に係合されるボルト等の固定具を介して車体フレーム11に固定される。
また、シートカバー22は、シート底板21の前方突出部21b,21b(図4)に被さる前側袋部42,42と、シート底板21の後端に被さる後側袋部43とを備える。
前側袋部42,42は、前方突出部21b,21bを上下左右及び前方から覆うように袋状に形成されており、前方突出部21b,21bに前方から引っ掛けられる。
後側袋部43は、シート底板21の後端の全体を上下左右及び後方から覆うように袋状に形成されており、シート底板21の後端に後方から引っ掛けられる。
なお、表皮部41は、メッシュ部40の素材の表面を覆うように設けても良く、或は、メッシュ部40の素材の外縁に縫合して設けても良い。
図7に示すように、シートカバー22のメッシュ部40は、表層40aと、裏層40bと、表層40aと裏層40bとを連結する連結層40cとを備え、各層40a〜40cが、合成樹脂などからなる繊維素材を編んで形成された編地からなる三層構造の立体編物で構成されている。表層40a及び裏層40bは、メッシュ状の孔空き組織の編地で形成され、通気性を有する。なお、表層40aには、表面の肌触りを良好にし、かつ、保水性の少ない繊維素材(例えば嵩高糸)を用いることが好ましい。
また、メッシュ部40は三層以外の多層構造にしてもよい。また、表層40a又は裏層40bを1枚のメッシュ生地に変更する等、各層40a〜40cの一部或いは全てを編地以外で構成してもよい。また、多層構造に限らず、公知のメッシュ素材を使用しても良い。
折り返し部46・・・は、シート底板21において、下方に指向する縦壁21c、21cの先端(側縁部21a)を、下方から覆う屈曲部46a・・・でシート10の内側方向へ折り返される。よって、シートカバー22を縦壁21c、21cの先端で折り返して引っ張らせやすく、縦壁21c、21cを利用して、係合および張りを調整し易くできる。
図8(A)に示すように、側縁部21a,21aよりも幅方向内側となる傾斜部27,27の下面(縦壁21c、21cの内側面)には、面ファスナー72が設けられている。面ファスナー72は、フック状に密集して起毛されたフック72aが複数形成されたフック面である。すなわち、一般には、面ファスナーは、フック状に密集して起毛されたフック面と、ループ状に密集して起毛されたループ面とを対として構成されているが、本第1の実施の形態では、片側のフック面のみで構成されている。
シート10に運転者R(乗員)が座る場合、運転者Rの重量によりシート10上面が下方に押し下げられるため、シート10を覆うシートカバー22も下方に押し下げられシートカバー22には面に沿って引っ張り力が作用する。よって、シートカバー22の側部や、側縁部21aよりも内側の折り返し部46では、シートカバー22の側部や折り返し部46の面に沿った方向に引っ張られる。このとき、折り返し部46では面ファスナー72の面に沿った方向に引っ張り力が作用するため、時間の経過もしくは、他の外乱が入った場合に、折り返し部46が面ファスナー72から剥がれる場合がある。
なお、本実施形態では、面ファスナー72がフック72aを有する構成を説明したが、例えば、図8(B)に示すように、先端が膨出したキノコ状の引掛け部72bによる面ファスナーの構成も可能である。
メッシュ素材で構成される折り返し部46の先端部は、加熱された治具Tによって圧縮加工され、熱によって硬化した板状の先端部47になる。その後、プレス加工等による孔抜き加工によって先端部47に係合孔46bが形成される。上記圧縮加工により生じた余剰部分47aは、切断されて除去される。
なお、折り返し部46は、シートカバー22に設けられた別部材でも良く、その場合には、別部材に面ファスナー72(カバー係合部100)と、めくれ防止機構101としての孔46b(開口)を設ける。
第1のクッション体20aは、シート底板21の上面部26に支持される。第2のクッション体20b及び第3のクッション体20cは、第1のクッション体20aの左右に配置され、シート底板21の傾斜部27,27にそれぞれ支持される。
第1のクッション体20a、第2のクッション体20b及び第3のクッション体20cは、シート底板21の前後の略全体に亘って設けられる。
つまり、クッション体20は、熱可塑性エラストマー網状体で構成される。これにより、クッション性及び耐久性に優れ、且つ、通気性に優れたクッションが得られる。特に、ウレタン製の従来の車両用クッションと比べ、格段に通気性に優れたクッションが得られる。
なお、クッション体20は、熱可塑性エラストマー網状体に限定されない。要は、クッション体20に三次元網状構造を適用することで、所望のクッション性及び通気性などを得ることができる。
第1の袋体23aは、メッシュ部40の裏面に縫合されるシート状部材50とメッシュ部40とによって袋状に構成される。
シート状部材50は、一側シート状部材50a及び他側シート状部材50bの内縁部が互いに重なり合う結合部50cを備える。結合部50cは、第1のクッション体20aとシート底板21との間に挟まれることで摩擦力によって結合されている。
詳細には、シート状部材53は、右側の折り返し部46の屈曲部46aの裏面の下側表皮結合部51aで結合される一側シート状部材53aと、表皮結合部51でメッシュ部40に結合される他側シート状部材53bとを備える。
シート状部材53は、一側シート状部材53a及び他側シート状部材53bの内縁部が互いに重なり合う結合部53cを備える。
結合部53cは、第2のクッション体20bとシート底板21との間に挟まれることで結合されている。
なお、表皮結合部51で縫合される一側シート状部材50a及び他側シート状部材53bは、一体のシートで構成しても良い。
詳細には、シート状部材54は、表皮結合部52でメッシュ部40に結合される一側シート状部材54aと、左側の折り返し部46の屈曲部46aの裏面の下側表皮結合部52aで結合される他側シート状部材54bとを備える。
シート状部材54は、一側シート状部材54a及び他側シート状部材54bの内縁部が互いに重なり合う結合部54cを備える。
結合部54cは、第3のクッション体20cとシート底板21との間に挟まれることで結合されている。
なお、表皮結合部52で縫合される他側シート状部材50b及び一側シート状部材54aは、一体のシートで構成しても良い。
また、結合部50c,53c,54cは、例えば面ファスナー等の結合手段によってそれぞれ結合されても良い。
袋体23は、クッション体20を上下左右から覆う。なお、袋体23は、クッション体20を上下左右及び前後から覆っても良い。
また、メッシュ部40において表皮結合部52の幅方向内側には、表皮結合部52に沿って前後に延在するステッチ部56が設けられている。
表皮結合部51,52は、メッシュ部40と袋体23とを重ねた部分に樹脂製の紐状部材を溶着し、メッシュ部40と袋体23とを結合させた部分である。
表皮結合部51,52及びステッチ部55,56は、メッシュ部40の表面に凹凸として露出する。これにより、メッシュ部40と着座者との摩擦が増加し、表皮結合部51,52及びステッチ部55,56を着座者の滑り止めとして利用できる。
なお、表皮結合部51,52及びステッチ部55,56は、溶着に限らず、メッシュ部40に糸を縫合して形成しても良い。
シートカバー22及びクッション体20の通気性が高いため、シートカバー22及びクッション体20に雨等の水が侵入することがある。
図5を参照し、シート10に上方から侵入した水Wは、シートカバー22及びクッション体20を伝って下方に移動するとともに、シート底板21の上面に沿うように移動し、傾斜部27,27を下って屈曲部46a,46a側に流れる。
また、水Wは、傾斜部27,27の外側に位置するシートカバー22及びクッション体20を伝うようにして、下方の屈曲部46a,46aに流れる。
クッション体20は、定形の形状、例えば直方体で提供されるものを所望の形状にカットすることで製造される。クッション体20は、第1のクッション体20a、第2のクッション体20b及び第3のクッション体20cに分割されているため、クッション体20の形状をシート10の所定の形状に合わせ易い。
第1のクッション体20a、第2のクッション体20b及び第3のクッション体20cは、空間S内で互いに隣接して配置されることで、互いに位置を規制し合っている。
図4及び図10を参照し、シートカバー22の後側袋部43は、下面に係止孔43a,43aを備える。係止孔43a,43aには、シート底板21から後方に延設された係止部30,30が挿通される。シートカバー22は、係止孔43a,43aに係止部30,30が引っ掛かることで、シート底板21側に係止される。これにより、シートカバー22を無理に剥がそうとしてもシートカバー22が外れないため、シートカバー22の盗難を防止できる。
以下、図11を参照して、本発明を適用した第2の実施の形態について説明する。この第2の実施の形態において、上記第1の実施の形態と同様に構成される部分については、同符号を付して説明を省略する。
本第2の実施の形態では、第1の実施の形態のめくれ防止機構101が省略されている。よって、第2の実施の形態の折り返し部246では、係合孔46bが省略されている。また、シート底板221の傾斜部227、227の下面から、めくれ防止フック27a・・・が省略されている。
なお、第2の実施の形態では、第1の実施の形態のめくれ防止機構101を省略したが、めくれ防止機構101を設けることによって、より確実にシートカバー222を固定する構造としても良い。すなわち、シート底板221にめくれ防止フックを設けると共に、押し返し部246に、めくれ防止フックに引っ掛かる引っ掛け孔を設けても良い。
以下、図12を参照して、本発明を適用した第3の実施の形態について説明する。この第3の実施の形態において、上記第1の実施の形態と同様に構成される部分については、同符号を付して説明を省略する。
本第3の実施の形態は、シートカバー322が折り返し部46に代えて、メッシュ部40とは別体の取付体370(締結片)を備えている。すなわち、シートカバー322が、取付体370および面ファスナー372を介してシート底板21に固定される点等が、上記第1の実施の形態と異なる。
シートカバー322は、メッシュ部340と、表皮部41とを備える。メッシュ部340は、上記第1の実施の形態のメッシュ部40と同様にメッシュ素材で形成されているが、折り返し部46,46を備えていない点が、第1の実施の形態のメッシュ部40と異なる。
取付体370は、メッシュ部340よりも強度や剛性が高い素材で構成されても良い。また、取付体370は、メッシュ部340よりも通気性が低く防水性が高い素材で構成されても良い。例えば、取付体370は、PVCレザーなどの合成樹脂製のシート材で形成される。
以下、図13を参照して、本発明を適用した第4の実施の形態について説明する。この第4の実施の形態において、上記第2の実施の形態と同様に構成される部分については、同符号を付して説明を省略する。
本第4の実施の形態では、第2の実施の形態の折り返し部246に代えて、折り返し部446を備える点が第2の実施の形態とは異なっている。
上記第1の実施の形態では、面ファスナー72に代えて、第2の実施の形態や第4の実施の形態の棘部272aを有する面ファスナー272を使用することが可能である。
上記第3の実施の形態では、面ファスナー72に代えて、キノコ状の引掛け部72bを有する面ファスナー72や、第2の実施の形態や第4の実施の形態の棘部272aを有する面ファスナー272を、対をなす一方の一側面ファスナーとして使用することも可能である。
21、221 底板
21c、221c 縦壁
22、222、322、422 カバー部材
27a フック
72、272、372、474 面ファスナー
46、246、370、446 締結片
46b、346b 開口
47、374 端部
100、200、300、400 カバー係合構造
101、301 めくれ防止機構
272a、472a 突起形状
Claims (5)
- 座部を構成するクッション部材(20)と、該クッション部材(20)の下面に位置する底板(21、221)と、前記クッション部材(20)を覆うカバー部材(22、222、322、422)と、で構成するシート構造において、
前記カバー部材(22、222、322、422)の端縁は前記底板(21、221)にかかる締結片(46、246、370、446)を備え、該締結片(46、246、370、446)と前記底板(21、221)の内側にはそれぞれを係合するカバー係合構造(100、200、300、400)を備え、
前記カバー係合構造(100、200、300、400)は面ファスナー(72、272、372、472)であり、
前記締結片(46、370)にはめくれ防止機構(101、301)が設けられ、
前記めくれ防止機構(101、301)は前記面ファスナー(72、372)と別体に形成され、前記面ファスナー(72、372)よりも前記締結片(46、370)の端部(47、374)側に位置することを特徴とするシート構造。 - 前記底板(21、221)の幅方向端部には下方に指向する縦壁(21c、221c)を備え、前記カバー係合構造(100、200、300、400)は該縦壁(21c、221c)の内側に位置することを特徴とする請求項1に記載のシート構造。
- 前記めくれ防止機構(101、301)は前記底板(21)に設けられるフック(27a)と前記締結片(46、370)に設けられる開口(46b、346b)とからなることを特徴とする請求項1または2に記載のシート構造。
- 前記開口(46b、346b)は前記締結片(46、370)に複数設けられることを特徴とする請求項3に記載のシート構造。
- 前記底板(221)に設けられる前記面ファスナー(272、474)は、前記カバー部材(222、422)の引張り方向に対して対向する方向に傾斜して設けられる突起形状(272a、472a)をなすことを特徴とする請求項1ないし4のいずれか1項に記載のシート構造。
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