JP6721808B1 - 開閉カバー装置とその操作運転方法 - Google Patents
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Description
このカバー2を巻き上げた解放状態を保持しておくための適宜な保持手段を設ける。引き動かした巻き上げ用ロープ9と上動用ロープを結び留めて置けるような構成と記載。
カバー体を巻き上げ自在に垂下し、このカバー体の少なくとも左右端部に、このカバー体の左右端部を開閉着脱自在に連結するスライドファスナーを設けるとともに、この各スライドファスナーは、ジッパーを採用してスライダーが上動することで開放し、下動することで閉塞する構成として、各スライダーを上動して左右のスライドファスナーを開放することでカバー体の左右端部がこのカバー体の支持部から離脱してこのカバー体を開閉し得るように設け、このカバー体の下端に巻き上げ体を設けて、前記スライドファスナーを開放したこのカバー体を、巻き上げ体を回転することで上方へ巻き上げし得るように構成し、この巻き上げ体を回転させてカバー体を巻き上げする巻き上げ手段を備え、このスライダー上動手段による前記スライダーの上動と前記巻き上げ手段による前記カバー体の巻き上げとを略同時に開始操作する操作手段を備え、前記スライダー上動手段によるスライダーの上動位置を前記巻き上げ手段による前記巻き上げ体の巻き上げ開始位置よりもやや上方に設定して、前記操作手段により巻き上げ手段とスライダー上動手段を開始操作した際、スライダーが巻き上げ体よりも常に上方に位置しつつ上動して、スライダーの上動によりスライドファスナーが上動開放した部位のカバー体が巻き上げ体に巻き上げられるように構成した開閉カバー装置であって、少なくとも一本の側稜線を有する支柱を、その支柱の側稜線が略面するように、少なくとも二本を一対として、少なくとも一対並立させ、この少なくとも二本の各支柱の側稜線と、対に並立相対する支柱の側稜線との間に、少なくとも二つの右のスライダー上動手段、下動手段と、左のスライダー上動手段、下動手段、を上動させる上動用ロープと、少なくとも二つの左右の巻き上げ体を上動させる巻き上げロープとを挟み入れることによって前記上動用ロープと前記巻き上げロープとを前記少なくとも二本を一対とする支柱の間にロープを係止することによって成る。
そして、スライダーが巻き上げ体よりも常に上方に位置しつつ上動して、スライダーの上動によりスライドファスナーが上動開放した際、前記スライダー上動手段によるスライダーの上動開始位置を、前記巻き上げ体の巻き上げ開始位置よりもやや上方に設定維持したまま、前記少なくとも二本を一対とする支柱の間にロープを係止することによって成る。
本発明によると少なくとも一本の側稜線を有する支柱を、その支柱の側稜線が略面するように、少なくとも二本を一対として、少なくとも一対並立させることにより、各支柱をカバー体から水平方向に距離を置いた位置に二本の各支柱を配することができる作用・効果を奏する。これにより、少なくとも二つの左右の巻き上げ体を上動させる巻き上げロープや、少なくとも二つの右のスライダー上動手段、下動手段と、左のスライダー上動手段、下動手段、を上動させる上動用ロープを、手で引動しつつ、二本の各支柱の側稜線と、対に並立相対する支柱の側稜線との間に、手を使って配置させることができる作用・効果を奏する。
段落0026にて、少なくとも二つの、左右の巻き上げ体を上動させる巻き上げロープを手で引動しつつ、二本の各支柱の側稜線と、対に並立相対する支柱の側稜線との間に配すると、この支柱から上方の巻き上げロープには、巻き上げ体の重力に対応するテンション力が印加されている。この巻き上げ体の重力に対応するテンション力により、左右の巻き上げ体を上動させる巻き上げロープが、ロープの弾力性をもって、支柱の側稜線に食い込む、または、引っかかる状態に係止される作用・効果を奏する。
同様に、段落0026にて、少なくとも二つの、右のスライダー上動手段、と、左のスライダー上動手段を上動させる上動用ロープを手で引動しつつ、二本の各支柱の側稜線と、対に並立相対する支柱の側稜線との間に配すると、この支柱から上方の上動用ロープには、スライダーを上動させるに相当するテンション力が印加されている。このスライダーを上動させるに相当するテンション力により、スライダーを上動させる上動用ロープが、ロープの弾力性をもって、支柱の側稜線に食い込む、または、引っかかる状態に係止される作用・効果を奏する。
同様に、本発明請求項1にかかる作用、効果として、これらの巻き上げロープ、上動用ロープは、三つ打種の各材質規格、エイト(八打ち種)の各材質規格、トエル(十二打ち種)の各材質規格、タフレ種の各材質規格、エースライン(登録商標)等を採用しても、ロープ本体の弾力性の他、ロープ表面に必ず存在する複雑な凹凸と各支柱の側稜線との作用で容易に係止される作用・効果を奏する。
スライダーが巻き上げ体よりも上方の適切な位置に位置する状態を維持し、スライダー上下手段を上動させる上動用ロープと巻き上げ体を上動させる巻き上げロープの、少なくとも二つの支柱の近傍を手で同時に把持し、スライダー上下手段を上動させる上動用ロープと巻き上げ体を上動させる巻き上げロープの両方を、一緒に引動することによって、各スライドファスナーとしてのジッパーが、スライダーが上動することで逐次開放できる作用・効果を奏する。そして、スライダー上下手段を上動させる上動用ロープと巻き上げ体を上動させる巻き上げロープの少なくとも二つの支柱の近傍を手で同時に把持し、スライドファスナーとしてのジッパーが、スライダーが下動することで逐次閉塞できる作用・効果を奏する。
段落0026〜段落0030に記載した作用・効果と連関して、本発明は、安全で取り扱いが容易な開閉カバー装置を提供できる。取り付け後のメンテナンス作業が少なく、且安全に吊り張りでき、同時に、容易で安全に、巻き上げ体、スライダーとその周辺要素を上下動を含んで動作せしめることができる作用・効果を奏する。そして、さしたる熟練も要さず、簡単にしかも短時間で操作、運転することができる作用・効果を奏する。開閉カバー装置の全体の系として、機能材料要素の採用、選定を通して、軽量な開閉カバー装置の系とすることができる作用・効果を奏する。手を挾むことなく安全に、万一手を何百回かに一回程度挟んだとしても、軽量化の作用効果とともに、手指の擦過に全然至らずに操作性良好に運転せしめられる作用・効果を奏する。
スライダー上動手段によるスライダーの上動開始位置を、巻き上げ体の巻き上げ開始位置よりもやや上方に設定維持したまま、少なくとも二本を一対とする支柱の間に係止することによって、スライダーと巻き上げ体等の開閉カバー装置の要素を、係止した次のスライダーと巻き上げ体等の上動、下上動のいずれの操作、動作に対しても、本発明は、安全で取り扱いが容易な開閉カバー装置を提供できる。スライダーと巻き上げ体等の開閉カバー装置の要素を、係止した次のスライダーと巻き上げ体等の上動、下上動のいずれの操作、動作に対しても、段落0026〜段落0031に記載の効果を奏すると同時に、段落0032に記載の作用・効果を奏する。
少なくともに一本の側稜線を有する支柱の対を六角柱の対と成すことによって、ロング六角ナット、高ナット、長ナットなどと通称される規格品、量産市販品を採用することができ、低コストで生産性の良好な開閉カバー装置の系を提供できる。そして、段落0026〜段落0032の効果を奏すると同時に、メンテナンス性、互換性、サービス性の良好な開閉カバー装置の系を提供できる作用・効果を奏する。
本発明は、少なくとも一本の側稜線を有する支柱を、その支柱の側稜線が略面するように、少なくとも二本を一対として、少なくとも一対並立させる前記支柱の軸を、巻き上げ手段の軸と略同一方向の水平方向とし、前記カバー体から所定の距離をもって固設することによって、少なくとも一対並立させる前記支柱の間に、スライダーを上動させる上動用ロープ、巻き上げ体を上動させる巻き上げロープを、確実に、簡単に手で係止することができる。同時に段落0026〜段落0033記載の効果を奏する。
本発明は、少なくとも一本の側稜線を有する支柱を、その支柱の側稜線が略面するように、少なくとも二本を一対として、少なくとも一対並立させ、この少なくとも二本の各支柱の側稜線と、対に並立相対する支柱の側稜線との間のクリアランスを、前記上動用ロープ径、前記巻き上げロープ径よりも小さくすることによって、スライダーを上動させる上動用ロープ、巻き上げ体を上動させる巻き上げロープを、より一層確実に、より簡単に手で係止することができる。同時に段落0026〜段落0034に記載の効果を奏する。
本発明は、少なくとも一本の側稜線を有する支柱を、その支柱の側稜線が略面するように、少なくとも二本を一対として、少なくとも一対並立させる前記支柱の支持板に、ボルトナット等の締結具で、少なくとも一本の側稜線を有する支柱と、その支柱の側稜線が略面するように、少なくとも二本を一対として固設する支持板のいずれか一方の穴を水平方向に長い長穴とし、前記対に並立相対する支柱の側稜線との間のクリアランスの大小を水平方向に調整して固設することによって、スライダーを上動させる上動用ロープ、巻き上げ体を上動させる巻き上げロープの材質、タイプ、規格、直径に対して最適な支柱間クリアランスを調整できる。支柱を設置の際、支持板の長穴側に固設する支柱をこの支持板の長穴を介して仮止め仮締めし、スライダー、巻き上げ体、スライダーを上動させる上動用ロープ、巻き上げ体を上動させる巻き上げロープ他の要素が最良の操作、運転状況になる条件にて長穴側の支柱をその支持板に対してボルトナット等の締結具を本締め固設し、建屋系に対して固設するできる作用・効果を奏する。
本発明は、スライダー、巻き上げ体の系の係止、上下動の状況を把握しながら、最適な係止、上下動、操作運転性になるように、最初に長穴側でない側の支柱を支持板に固設しておき、仮止めした長穴側の支柱に対して、ハンマー等で長穴の長手方向に軽くたたいてもう一方の支柱との支柱間クリアランスを微調整し、最適な支柱間クリアランスになったとき、支持板に対して、長穴側の支柱をボルト、ナット等の締結具で本締めして最終固設できる作用・効果を奏する。
さらに具体的には、本発明は、長穴側の支柱を仮止め、仮締結した状態で、スライダーを上動させる上動用ロープと巻き上げ体を上動させる巻き上げロープの材質、タイプ、規格、直径に対して最適な支柱間クリアランス、スライダー、巻き上げ体の上下動にかかる重力、抵抗力、スライダーを上動させる上動用ロープと巻き上げ体を上動させる巻き上げロープに伝わるテンション力、このロープに伝わるテンション力方向と支持体位置によって決まる水平(垂直)方向に対する角度とこれらのロープの材質、剛性、ロープ種、ロープ規格に依存するロープ表面の複雑な凹凸、ロープの弾力等に依存して、手による作業性、安全性等を斟酌する。そして、仮止めした長穴側の支柱に対して、ハンマー等で長穴の長手方向に軽くたたいてもう一方の支柱との支柱間クリアランスを微調整し、最適な支柱間クリアランスになったとき、支持板に対して、長穴側の支柱を、ボルト、ナット等の締結具で本締めして最終固設できる作用・効果を奏する。
本発明は、スライダー、巻き上げ体とその系を上動させるために、スライダーを上動させる上動用ロープと巻き上げ体を上動させる巻き上げロープを引動すると、引動した分、上動用ロープと巻き上げロープの、スライダー、巻き上げ体と反対側が、たるむ。手で引動する場合、手で把持したところから、スライダー、巻き上げ体と反対側の上動用ロープと巻き上げロープがたるむことになる。このたるんだロープを床上等に放置すると、ロープのための部分的スペースが必要になる、部分的スペースによって人の作業領域に制限が加わる、人が引っかかって危険である、等の不具合が生じる。ここに、少なくとも二つの右のスライダー上動手段、左のスライダー上動手段を上動させる上動用ロープの操作部側端部近傍と、少なくとも二つの左右の巻き上げ体を上動させる巻き上げロープの操作部側端部近傍とを、前記支柱より下側に配置する容器の中に格納することによって、ロープのための部分的スペースが必要になる、部分的スペースによって人の作業領域に制限が加わる、人が引っかかって危険である、等の不具合が解消される作用・効果を奏する。この容器として、水平断面が円形の容器を採用すると、上動用ロープと巻き上げロープの弾力性、合成、表面凹凸の程度によって、水平断面が円形の容器の中に、引動の程度、進展に応じて螺旋的に格納され、円形の容器の下方には、略円形に、格納される作用・効果を奏する。上動用ロープと巻き上げロープを手でなく、機械巻き上げ引動、モーター巻き上げ引動としても同様の作用・効果を奏する。
本発明は、スライダー、巻き上げ体とその系を下動させる際、上動用ロープと巻き上げロープの支柱より少し上を手で軽く引動保持して、上動用ロープと巻き上げロープの支柱に対する係合を解除する。スライダー、巻き上げ体とその系の自重による下動に応じて段落0039の後半に記載のより螺旋的部分から上動用ロープと巻き上げロープが繰り出され、スライダー、巻き上げ体が下死点近傍になって、水平断面が円形の容器の中の下方に略円形に格納されたロープが順次繰り出されていくため、上動用ロープと巻き上げロープの径が細く、弾性、剛性が弱かったとしても、上動用ロープと巻き上げロープ等のロープが乱れ、絡まることがない作用・効果を奏する。上動用ロープと巻き上げロープを手でなく、機械巻き上げ引動、モーター巻き上げ引動としても同様の作用・効果を奏する。
本発明は、少なくとも二つの右のスライダー上動手段、左のスライダー上動手段、を上動させる上動用ロープの操作部近傍の一部であって、前記容器の中に格納する部分の上方と、少なくとも二つの左右の巻き上げ体を上動させる巻き上げロープの操作部近傍の一部であって、容器の中に格納する部分の上方と、を手で把持し、引動し、上動用ロープの一部と巻き上げロープの一部とを少なくとも二つの支柱間に手で配置し、巻き上げ体、巻き上げ手段、スライダー上動手段等を所望の位置に重力を利用して係止することによって、特に大掛かりな機構を用いることなく、生産コストが安く、操作性が良好で、安全性の高いスライダー上動手段等を所望の位置に重力を利用して信頼性高く係止できる良好な開閉カバー装置の操作運転方法を提供できる作用・効果を奏する。簡単に、短時間動作でこれらの開閉カバー装置の操作運転方法を提供できる作用・効果を奏する。
本発明は、少なくとも二つの右のスライダー上動手段、左のスライダー上動手段、を上動させる上動用ロープの操作部近傍の一部であって、前記容器の中に格納する部分の上方と、少なくとも二つの左右の巻き上げ体を上動させる巻き上げロープの操作部近傍の一部であって、前記容器の中に格納する部分の上方と、を手で把持し、少し引動し、少なくとも二つの支柱間に配置してあった状況を解除し、手で保持しつつ、巻き上げ体、巻き上げ手段、スライダー上動手段等を所望の位置に向けて重力を利用しつつ下降せしめることによって、特に大掛かりな機構を用いることなく、生産コストが安く、操作性が良好で、安全性の高いスライダー上動手段等を所望の位置に重力を利用して信頼性高く下降せしめる良好な開閉カバー装置の操作運転方法を提供できる作用・効果を奏する。簡単に、短時間動作でこれらの開閉カバー装置の操作運転方法を提供できる作用・効果を奏する。
本発明は、少なくとも二つの右のスライダー上動手段、左のスライダー上動手段、を上動させる上動用ロープの操作部近傍の一部であって、前記容器の中に格納する部分の上方と、少なくとも二つの左右の巻き上げ体を上動させる巻き上げロープの操作部近傍の一部であって、前記容器の中に格納する部分の上方と、を手で把持し、少し引動し、少なくとも二つの支柱間に配置してあった状況を解除し、手で保持しつつ、巻き上げ体、巻き上げ手段、スライダー上動手段等を所望の位置に向けて重力に抗しつつ上昇せしめることによって、特に大掛かりな機構を用いることなく、生産コストが安く、操作性が良好で、安全性の高いスライダー上動手段等を所望の位置に重力を利用して信頼性高く上昇せしめる良好な開閉カバー装置の操作運転方法を提供できる作用・効果を奏する。簡単に、短時間動作でこれらの開閉カバー装置の操作運転方法を提供できる作用・効果を奏する。
そして、段落0026〜段落0043に記載の作用、効果とともに、全体に簡易で容易に確実に操作運転できる開閉カバー装置を提供することができる効果を奏する。また、本発明は、このような開閉カバー装置の簡易で良好な操作運転方法を提供する効果を奏する。
巻き上げ体(巻き上げ体右底部114、巻き上げ体左底部115等)、巻き上げ手段、スライダー上動手段(スライダー右上動手段112、スライダー左上動手段113)等を所望の位置に向けて重力を利用しつつ下降せしめることによって、格納容器15の中比較的上方により新しく格納されたロープ群から順次供給されていくので、ロープ群が乱れたり、からまったりしにくく操作運転できる作用、効果を奏する。これにより、段落0026〜段落0044に記載の作用、効果を奏する
前記少なくとも二つの左右の巻き上げ体を上動させる巻き上げロープの操作部8近傍の一部であって、格納容器15の中に格納する部分の上方と、を手で把持し、少し引動し、
前記少なくとも二つの支柱間に配置してあった状況を解除し、手で保持しつつ、巻き上げ体(巻き上げ体右底部114、巻き上げ体左底部115等)、巻き上げ手段、スライダー上動手段(スライダー右上動手段112、スライダー左上動手段113)等を所望の位置に向けて重力に抗しつつ上昇せしめることによって、格納容器15の中に格納することにより、たるんだ部分に引っかかってしまったりすることがなく、安全が維持できる作用、効果を奏する。格納容器15は、図1に示すように、略円筒体とすると、ロープ群が略円筒体の内面にならって順次格納すべく操作運転できる作用、効果を奏する。これにより、段落0026〜段落0044に記載の作用、効果を奏する
2 側稜線が略面するように配置した支柱右
3 スライダー右につながるロープ
4 スライダー左113につながるロープ
5 巻き上げ体右につながるロープ
6 巻き上げ体左につながるロープ
7 支持板
8 操作部
9 支持板固設ボルト
11 巻き上げ体右
12 巻き上げ体左
111 巻き上げ体
112 スライダー右上動手段
113 スライダー左上動手段
A・・・カバー体
Claims (10)
- シャッターや窓や扉の開閉部を、開閉部と併設状態、または、単独状態に配設して、二重閉塞構造として、または、単独閉塞構造として、防音、防塵、防風、防湿、防雪、断熱効果を得る開閉カバー装置であって、
カバー体を巻き上げ自在に垂下し、カバー体の少なくとも左右端部に、カバー体の左右端部を開閉着脱自在に連結するスライドファスナーを設けるとともに、
各スライドファスナーは、ジッパーを採用してスライダーが上動することで開放し、下動することで閉塞する構成として、各スライダーを上動して左右のスライドファスナーを開放することでカバー体の左右端部がカバー体の支持部から離脱してカバー体を開閉し得るように設け、カバー体の下端に巻き上げ体を設けて、前記スライドファスナーを開放したカバー体を、巻き上げ体を回転することで上方へ巻き上げし得るように構成し、巻き上げ体を回転させてカバー体を巻き上げする巻き上げ手段を備え、
スライダー上動手段による前記スライダーの上動と前記巻き上げ手段による前記カバー体の巻き上げとを略同時に開始操作する操作手段を備え、前記スライダー上動手段によるスライダーの上動位置を前記巻き上げ手段による前記巻き上げ体の巻き上げ開始位置よりもやや上方に設定して、前記操作手段により巻き上げ手段とスライダー上動手段を開始操作した際、スライダーが巻き上げ体よりも常に上方に位置しつつ上動して、スライダーの上動によりスライドファスナーが上動開放した部位のカバー体が巻き上げ体に巻き上げられるように構成した開閉カバー装置であって、
少なくとも一本の側稜線を有する支柱を、その支柱の側稜線が略面するように、少なくとも二本を一対として、少なくとも一対並立させ、少なくとも二本の各支柱の側稜線と、対に並立相対する支柱の側稜線との間に、右のスライダー上動手段、左のスライダー上動手段
を上動させる上動用ロープと、少なくとも二つの左右の巻き上げ体を上動させる巻き上げロープとを挟み入れることによって前記上動用ロープと前記巻き上げロープとを前記少なくとも二本を一対とする支柱の間にロープを係止することを特徴とする開閉カバー装置。 - 前記スライダー上動手段によるスライダーの上動位置を前記巻き上げ手段による前記巻き上げ体の巻き上げ開始位置よりもやや上方に設定して、前記操作手段により巻き上げ手段とスライダー上動手段を開始操作した際、
そして、スライダーが巻き上げ体よりも常に上方に位置しつつ、上動して、スライダーの上動によりスライドファスナーが上動開放した際、
前記スライダー上動手段によるスライダーの上動開始位置を、
前記巻き上げ体の巻き上げ開始位置よりもやや上方に設定維持したまま、前記少なくとも二本を一対とする支柱の間にロープを係止することを特徴とする請求項1項に記載の開閉カバー装置。 - 前記少なくともに一本の側稜線を有する支柱の対を六角柱の対と成すことを特徴とする請求項1項または2項に記載の開閉カバー装置。
- 少なくとも一本の側稜線を有する支柱を、その支柱の側稜線が略面するように、少なくとも二本を一対として、少なくとも一対並立させる前記支柱の軸を、巻き上げ手段の軸と略同一方向の水平方向とし、前記カバー体から所定の距離をもって固設することを特徴とする請求項1項または2項に記載の開閉カバー装置。
- 少なくとも一本の側稜線を有する支柱を、その支柱の側稜線が略面するように、少なくとも二本を一対として、少なくとも一対並立させ、少なくとも二本の各支柱の側稜線と、対に並立相対する支柱の側稜線との間のクリアランスを、前記上動用ロープ径、前記巻き上げロープ径よりも小さくすることを特徴とする請求項1項〜請求項4項のいずれか1項に記載の開閉カバー装置。
- 少なくとも一本の側稜線を有する支柱を、その支柱の側稜線が略面するように、少なくとも二本を一対として、少なくとも一対並立させる前記支柱の支持板に、
ボルトナットの締結具で、
少なくとも一本の側稜線を有する支柱と、その支柱の側稜線が略面するように、少なくとも二本を一対として固設する支持板のいずれか一方の穴を水平方向に長い長穴とし、対に並立相対する支柱の側稜線との間のクリアランスの大小を水平方向に調整して固設することを特徴とする請求項1項〜請求項5項のいずれか1項に記載の開閉カバー装置。 - 右のスライダー上動手段、左のスライダー上動手段、を上動させる上動用ロープの操作部側端部近傍と、
左右の巻き上げ体を上動させる巻き上げロープの操作部側端部近傍とを、
支柱より下側に配置する容器の中に格納することを特徴とする請求項1項〜請求項6項のいずれか1項に記載の開閉カバー装置。 - 右のスライダー上動手段、左のスライダー上動手段を上動させる上動用ロープの操作部近傍の一部であって、容器の中に格納する部分の上方と、
左右の巻き上げ体を上動させる巻き上げロープの操作部近傍の一部であって、容器の中に格納する部分の上方と、を手で把持し、引動し、上動用ロープの一部と
前記巻き上げロープの一部とを支柱間に手で配置し、
巻き上げ体、巻き上げ手段、スライダー上動手段等を所望の位置に重力を利用してロープを係止することを特徴とする請求項1〜請求項7のいずれか1項に記載の開閉カバー装置の操作運転方法。 - 前記右のスライダー上動手段、左のスライダー上動手段を上動させる上動用ロープの操作部近傍の一部であって、前記容器の中に格納する部分の上方と、
左右の巻き上げ体を上動させる巻き上げロープの操作部近傍の一部であって、容器の中に格納する部分の上方と、を手で把持し、少し引動し、
支柱間に配置してあった状況を解除し、手で保持しつつ、
巻き上げ体、巻き上げ手段、スライダー上動手段を所望の位置に向けて重力を利用しつつ下降せしめることを特徴とする請求項1〜請求項7のいずれか1項に記載の開閉カバー装置の操作運転方法。 - 右のスライダー上動手段と、左のスライダー上動手段を上動させる上動用ロープの操作部近傍の一部であって、前記容器の中に格納する部分の上方と、
左右の巻き上げ体を上動させる巻き上げロープの操作部近傍の一部であって、容器の中に格納する部分の上方と、を手で把持し、少し引動し、
支柱間に配置してあった状況を解除し、手で保持しつつ、
巻き上げ体、巻き上げ手段、スライダー上動手段を所望の位置に向けて重力に抗しつつ上昇せしめることを特徴とする請求項1〜請求項7のいずれか1項に記載の開閉カバー装置の操作運転方法。
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