JP2790620B2 - ハッチ安全柵 - Google Patents

ハッチ安全柵

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JP2790620B2
JP2790620B2 JP8063149A JP6314996A JP2790620B2 JP 2790620 B2 JP2790620 B2 JP 2790620B2 JP 8063149 A JP8063149 A JP 8063149A JP 6314996 A JP6314996 A JP 6314996A JP 2790620 B2 JP2790620 B2 JP 2790620B2
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行雄 仲谷
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  • Architecture (AREA)
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  • Structural Engineering (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Fencing (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、多層階の建造物
のスラブに設けられたハッチのまわりに設置される安全
柵に関する。
【0002】
【従来の技術】発電所等の多層階の建造物においては、
各階のスラブに機器や資材を搬入或いは搬出するために
ハッチが設けられ、普段そのハッチは床蓋により閉鎖さ
れている。
【0003】上記のハッチを通して機器等の搬入搬出を
行う際は、最上階に設置された天井クレーンにより床蓋
を吊り上げてこれを移動させ、次に、開放されたハッチ
の周囲に安全柵を設置し、しかるのちに機器等の搬入搬
出を行う。ハッチを閉じる際は、上記と逆の手順で行
う。
【0004】上記のような手順でハッチの開閉を行う場
合、作業者としては、クレーンの運転手とハッチのまわ
りで作業する2人の作業者の合計3人の作業者が必要と
なり、その3人で1ハッチ当たり約25分の作業時間を
要した。下層階に機器を搬入したり、逆に下層階から搬
出する場合は上層階の各ハッチごとに上記作業が必要と
なるので、甚だ作業能率が悪い。
【0005】また、ハッチを開放した状態で安全柵をそ
の周辺に設置する作業は、ハッチから作業者や物が落下
する危険がある一方、安全柵の設置作業に時間がかかる
ため、場合によっては安全柵を設置しないで搬入搬出の
作業を行う危険性もあった。
【0006】これらの点を解決するため、前記スラブに
設けられたハッチに床蓋及び側枠を取り付け、これらに
よりハッチを閉塞し、また、そのハッチを用いて機器搬
入等の作業を行うとき、その側枠及び床蓋を順番に立ち
上げてハッチを開けると同時にハッチ安全柵が組みあげ
られることが、実開平5−57243号公報に開示され
ている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記公
報に開示されているハッチ安全柵には、前記床蓋を容易
に立ち上げるために、カウンタウエイトが用いられてお
り、このカウンタウエイトを支持するための軸が前記ハ
ッチ両端辺に、前記ハッチの一側辺から他の側辺にわた
って設けられている。このため、機器類を搬入搬出する
場合のハッチの有効面積は、ハッチ全面ではなく、前記
軸の間に限られる。このため、ハッチの大きさは、搬入
搬出される装置類の大きさに、前記軸の位置を考慮する
必要がある。
【0008】また、ハッチの設けられた階層の天井の高
さが低い場合、機器類を搬入搬出するときに、前記安全
柵より高い位置に機器類を吊り上げることができず、機
器類の搬入搬出ができない場合が生じる。
【0009】さらに、ハッチ内に作業者が立ち入る必要
が生じた場合でも、安全柵によってハッチ内に作業者が
入ることができない。
【0010】さらにまた、一般的に、作業者が内側に落
ちないために必要な柵の高さは、約110cmであり、
これより低いと安全柵としての機能を有さない。前記ハ
ッチが小さい場合、前記床蓋及び側枠を立ち上げて安全
柵を形成したとき、安全柵の高さが低くなり、上記約1
10cmより低くなる場合が生ずる。
【0011】そこで、発明が解決しようとする課題は、
開口の広さを有効に利用でき、天井の低い場所における
機器類の搬入搬出を可能にし、また、必要な場合は、ハ
ッチ内に作業者が立ち入ることができるようにし、さら
に、小さいハッチにおいても十分な高さを有する安全柵
を提供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
め、請求項1にかかる発明は、建造物のスラブ1に設け
た四角形のハッチ2の両端辺に、それぞれハッチ2のほ
ぼ半分を閉塞する大きさの床蓋7が起伏自在に設けら
れ、前記ハッチ2の両側辺に所定の高さを有する側枠9
が起伏自在に設けられており、前記ハッチ2の両端辺の
各側辺近くに歯車4及びこれにかみ合った歯車5が設け
られ、前記歯車4及び5を支持する前記ハッチ2の両端
辺に平行な第1軸3及び第2軸6が配され、前記歯車4
に前記床蓋7の後端部が取り付けられ、前記第2軸6に
カウンタウエイト8が取り付けられ、前記床蓋7と前記
側枠9を起こすことにより形成されるハッチ安全柵にお
いて、前記歯車4及び5の両脇に前記ハッチ内部に固定
されたブラケット10を設け、このブラケット10で前
記第1軸3及び前記第2軸6を保持するようにしたので
ある。
【0013】前記ブラケット10を前記歯車4、5の両
脇に設けたので、前記歯車4、5を支える第1軸3、第
2軸6を前記ブラケット10の間に設ければよく、前記
ハッチ2の一側辺から他の側辺にわたって第1軸3、第
2軸6を設ける必要はなく、すなわち、一端辺上の歯車
間の間に軸を設ける必要がない。このため、上記歯車の
ある部分以外は、ハッチ2の側壁まで充分広く用いるこ
とができる。
【0014】請求項2にかかる発明は、建造物のスラブ
1に設けた四角形のハッチ2の両端辺に、それぞれハッ
チ2のほぼ半分を閉塞する大きさの床蓋7が起伏自在に
設けられ、前記ハッチ2の両側辺に所定の高さを有する
側枠9が起伏自在に設けられており、前記ハッチ2の両
端辺の各側辺近くに歯車4及びこれにかみ合った歯車5
が設けられ、前記歯車4及び5を支持する前記ハッチ2
の両端辺に平行な第1軸3及び第2軸6が配され、前記
歯車4に前記床蓋7の後端部が取り付けられ、前記第2
軸6にカウンタウエイト8が取り付けられ、前記床蓋7
と前記側枠9を起こすことにより形成されるハッチ安全
柵において、前記側枠9が起こされるときに前記側枠9
の支柱15、16が挿入される側枠支持穴17が設けら
れ、前記側枠支持穴17に挿入される前記支柱15、1
6の先端が接続部23を介して前記側枠9が起伏自在に
なるように側枠起伏部材21と接続されており、前記側
枠9がハッチ2側、及びハッチ2側と反対側のスラブ1
に倒れるようにしたのである。
【0015】前記側枠9が前記ハッチ2側と反対側のス
ラブ1に倒れるので、機器類を安全柵より高い位置に吊
り上げることなく、これらを搬入搬出することができ
る。
【0016】請求項3にかかる発明は、建造物のスラブ
1に設けた四角形のハッチ2の両端辺に、それぞれハッ
チ2のほぼ半分を閉塞する大きさの床蓋7が起伏自在に
設けられ、前記ハッチ2の両側辺に所定の高さを有する
側枠9が起伏自在に設けられており、前記ハッチ2の両
端辺の各側辺近くに歯車4及びこれにかみ合った歯車5
が設けられ、前記歯車4及び5を支持する前記ハッチ2
の両端辺に平行な第1軸3及び第2軸6が配され、前記
歯車4に前記床蓋7の後端部が取り付けられ、前記第2
軸6にカウンタウエイト8が取り付けられ、前記床蓋7
と前記側枠9を起こすことにより形成されるハッチ安全
柵において、前記側枠9の支柱15の、前記スラブ1に
設けられた前記側枠の支柱を保持するための穴17側の
端に回転軸28が形成され、上記回転軸28と回転自在
に嵌合する回転部を有する下段支柱29と嵌合してお
り、また、前記側枠9の支柱15と反対側の支柱16が
支柱上部と支柱下部に分かれ、これらは接合ピン25で
接合分離自在に取り付けられており、前記接合ピン25
を外すことにより前記支柱16の支柱上部が支柱下部か
ら分離され、前記支柱15が回転することにより、前記
安全柵の前記側枠9が開閉自在としたのである。
【0017】前記側枠9が開閉自在であるので、開かれ
た側枠9からピット内に、安全に作業者がハッチに入る
ことができる。
【0018】請求項4にかかる発明は、建造物のスラブ
1に設けた四角形のハッチ2の両端辺に、それぞれハッ
チ2のほぼ半分を閉塞する大きさの床蓋7が起伏自在に
設けられ、前記ハッチ2の両側辺に所定の高さを有する
側枠9が起伏自在に設けられており、前記ハッチ2の両
端辺の各側辺近くに歯車4及びこれにかみ合った歯車5
が設けられ、前記歯車4及び5を支持する前記ハッチ2
の両端辺に平行な第1軸3及び第2軸6が配され、前記
歯車4に前記床蓋7の後端部が取り付けられ、前記第2
軸6にカウンタウエイト8が取り付けられ、前記床蓋7
と前記側枠9を起こすことにより形成されるハッチ安全
柵において、前記床蓋7の上端部に蝶番34を介して補
助枠33が設けられ、前記側枠9の上端部に上下方向に
スライド固定自在のスライド枠31が設けられ、前記補
助枠33を前記床蓋7上にたて、前記スライド枠31を
上方にスライドさせ、前記補助枠33と前記スライド枠
31を係脱装置35により固定したのである。
【0019】前記床蓋7と前記側枠9の高さを補助枠3
3及びスライド枠31で高くすることができるので、ハ
ッチ2が狭いため前記床蓋7と前記側枠9の高さが低い
ときでも、必要に応じて高くすることができる。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態を添
付図面を参照して説明する。
【0021】この発明の第1の実施の形態は、図1〜図
4に示すように、まず、建造物のスラブ1に四角形のハ
ッチ2が設けられている。前記ハッチ2の両端辺には、
それぞれハッチ2のほぼ半分を閉塞する大きさを有する
床蓋7が起伏自在に設けられている。また、両端辺と隣
り合う両側辺に所定の高さを有する側枠9が設けられて
いる。これら床蓋7及び側枠9を立ち上げることによ
り、図1に示すように安全柵が形成される。また、床蓋
7でハッチ2を塞ぎ、その上に側枠9を倒すことによ
り、ハッチ2は完全に閉塞される。
【0022】前記ハッチ2の両端辺の各側辺近くには、
図2又は図3に示すように、歯車4とこれにかみ合った
歯車5が設けられ、歯車4は第1軸3で、歯車5は第2
軸6で支持されている。前記第1軸3及び前記第2軸6
は、歯車4、5の両脇に設けられたブラケット10で支
持されている。また、ブラケット10は、図4に示すよ
うに、前記ブラケット10のスラブ1側の壁に接したブ
ラケット支持部10’を介してスラブ1に固定されてい
る。
【0023】図4に示すように、歯車4には欠円部13
が形成されており、この部分で床蓋7の後端部が接合さ
れている。また、歯車5には、カウンタウエイト8が取
り付けられている。床蓋7を立ち上げたとき、歯車4が
回転し、これとかみあった歯車5が回転し、それにあわ
せてカウンタウエイト8が降下する。これにより、床蓋
7の立ち上げ及び引き倒しをスムーズに行うことができ
る。
【0024】また、側枠9は、図3に示すように、側枠
9を立ち上げたときに側枠9の支柱の一端が挿入される
側枠保持穴17が設けられており、側枠9がハッチ2側
に倒れるときに前記側枠9の一端が配置される前記側枠
保持穴17の上端部分に前記側枠9の脱離を防止するた
めのピン12が設けられており、前記側枠9の一端の部
分に、前記ピン12を通すための長孔11が設けられて
いる。この長孔11は、側枠9を立ち上げたとき、長孔
11の上端にピン12が位置し、側枠9をハッチ2側に
倒したとき、長孔11の下端にピン12が位置するよう
に形成されている。
【0025】側枠9は、図1に示すように、一側面に2
枚を設けてもよいが、ハッチ2の大きさ及びこれを立ち
上げる労力を考慮して、一側面に1枚の側枠9を設けて
もよいし、3枚以上の側枠9を設けてもよい。また、そ
の高さは、人がハッチ2内に落ちない程度の高さを有し
ていればよく、これを倒したとき、このハッチ2の大き
さ以内であれば、相対する側枠9と重なってもよいし、
また、相対する側枠9との間に隙間が生じてもよい。重
なる場合は、側枠9の形状を工夫すれば、重ね合わせる
ことができ、また、隙間が生じる場合、その隙間は床蓋
7で閉塞されているので、ハッチ2内に物が落ちること
はない。
【0026】次に、この発明の第2の実施の形態は、図
5に示すように、形成された安全柵の一側辺の側枠9が
ハッチ2側だけでなく、それとは反対側のスラブ1側に
倒れるようにしたものである。
【0027】このハッチ1側に倒れることのできる側枠
9は、図6に示すように、側枠9の支柱15、16のう
ち前記側枠保持穴17に挿入される側の先端部分が、必
要に応じて接続部23を介して、側枠9が起伏自在にな
るための側枠起伏部材21と接続されている。この側枠
起伏部材21には、前記側枠保持穴17に設けられた前
記ピン12を通すため、前記長孔11よりも孔が長いピ
ン通し孔22が設けられている。すなわち、図6から明
らかなように、側枠をハッチ2と反対側のスラブ1側に
倒すには、前記接続部23をスラブ1まで上昇させる必
要があり、このため、前記ピン通し孔22は、前記接続
部23をスラブ1まで上昇させることのできる長さを有
している。
【0028】側枠9の支柱15、16と前記側枠起伏部
材21とが前記接続部23で回転自在なので、側枠9自
体は、図7(b)に示すように、前記接続部23のとこ
ろで側枠9をハッチ2側に倒すことができ、また、もう
少し側枠9を引き上げて、図7(a)に示すように、ハ
ッチ2側と反対側に側枠9を倒すことができる。このと
き、前記ピン12は前記ピン通し孔22内にあるので、
側枠9の側枠保持穴17からの脱離を防止できる。
【0029】側枠起伏部材21の長さが短い等で、所定
のピン通し孔22の長さを確保できないときは、前記ピ
ン通し孔22のかわりに、下方に穴の貫通したピン通し
溝を設けてもよい。この場合、前記ピン12は前記ピン
通し溝からはずれるが、側枠起伏部材21自体が側枠保
持穴17内にある限り、側枠9の側枠保持穴9からの脱
離を防止できる。また、前記ピン12が設けられていな
い場合は、特にピン通し孔22やピン通し溝を設ける必
要はなく、孔や溝のない側枠起伏部材21を用いても、
側枠起伏部材21自体が側枠保持穴17内にある限り、
側枠9の側枠保持穴9からの脱離を防止できる。
【0030】上記以外のこの発明にかかる内容は、発明
の第1の実施の形態に記載した内容と同様である。ま
た、この発明の形態において、床蓋7に取り付けられた
歯車及びそれを支える軸については、通常のものであっ
てもよいし、発明の第1の実施の形態に用いられたもの
であってもよい。発明の第1の実施の形態に用いられた
ものを用いた場合は、この発明の形態において得られる
効果と発明の第1の実施の形態において得られる効果を
合わせて得ることができる。
【0031】この発明の第3の実施の形態は、図8に示
すように、側枠9を開閉自在にしたものである。側枠9
の一方の支柱15は、図10に示すように、前記支柱1
5が側枠保持穴17に挿入される側の端に回転軸28が
設けられており、この回転軸28と回転自在に嵌合する
筒部27を有する下段支柱29と嵌合している。これに
より、前記支柱15は、側枠保持穴17に挿入されてい
る下段支柱29と独立して回転自在となる。
【0032】また、回転自在となった側枠9の支柱15
と反対側にある他方の支柱16は、図8及び図9に示す
ように、前記支柱16は、側枠9を立ち上げたときにス
ラブ1より上方にスラブ1と平行な分離面26を介して
前記支柱16と隣接する隣の側枠9の支柱16’と接し
ており、また、前記支柱16は、側枠保持穴に挿入され
る支柱下部とその上方の支柱上部とに分かれており、こ
れらは、接合ピン25で接合されている。接合ピン25
は、前記支柱内の支柱上部から支柱下部にわたって接続
棒が配されることで両者が接合され、前記接続棒を前記
支柱16の支柱上部に移動させることにより、前記接合
が解除される。接合ピン25は、上記接続棒の周面の下
方にその接続棒と直角に操作棒が設けられており、この
操作棒は、前記支柱16の支柱上部から支柱下部にわた
って形成されているコの字状の溝部内を移動自在に配置
されている。前記支柱16をたてた場合、前記操作棒が
コの字状の溝部の上辺部や下辺部に配されると、それら
の辺は水平にあるので、接合ピン25の位置が保持され
る。
【0033】図9に示すように、前記操作棒が前記コの
字状の溝部の下辺部に配置されると、前記接続棒が前記
支柱の支柱上部と支柱下部にまたがって配置されるの
で、この支柱上部と支柱下部は接合される。また、前記
操作棒を前記コの字状の溝部に沿って移動し、溝の上辺
部に配置すると、前記接続棒全体が前記支柱の支柱上部
内に入るので、前記支柱の支柱上部と支柱下部との接合
が解除される。これにより、前記側枠支柱16の支柱上
部と支柱下部は分離され、もう一方の支柱15が回転自
在であるので、側枠9は開閉自在となる。
【0034】この発明の形態では、側枠9の支柱16の
支柱上部の下端で分離面26を介して接合される支柱下
部の部材を隣の支柱16’から独立させたが、この支柱
16の支柱下部の部材を前記支柱16’と一体化させて
もよい。また、側枠9自体がハッチ2の一側面に1枚の
み設けられているときは、支柱16の分離面26を介し
て接合される部材は単独で存在する。また、回転軸とな
る支柱15としてハッチ2の角部に位置する支柱を選ん
だ場合、その支柱の上端近くで、床蓋7と係脱装置によ
り接合されているので、回転軸が安定し好ましい。
【0035】上記以外のこの発明にかかる内容は、発明
の第1の実施の形態に記載した内容と同様である。ま
た、この発明の形態において、床蓋7に取り付けられた
歯車及びそれを支える軸については、通常のものであっ
てもよいし、発明の第1の実施の形態に用いられたもの
であってもよい。また、側枠9をスラブ1側に倒す必要
がある場合は、発明の第2の実施の形態に用いられた側
枠9の支柱15、16を用いることができる。発明の第
1又は第2の実施の形態に用いられたものを用いた場合
は、この発明の形態において得られる効果と発明の第1
又は第2の実施の形態において得られる効果を合わせて
得ることができる。
【0036】この発明の第4の実施の形態は、図11〜
図12に示すように、床蓋7及び側枠9の上端部に枠を
設け、高さを確保したものである。前記床蓋7の上端部
に蝶番34を介して補助枠33が設けられ、前記側枠9
の上端部に上下方向にスライド固定自在のスライド枠3
1が設けられている。スライド枠31のスライド支柱3
2は、側枠9の支柱15、16の上端部に挿入されてお
り、スライド自在としている。補助枠33の高さは、人
が中に落ちないような任意の高さに設定する事ができ
る。またスライド枠31の高さは、床蓋7及び補助枠3
3の高さに合わせて任意に高さを選ぶことができる。床
蓋7と側枠9を立ち上げて係脱装置36で両者を接合
し、次いで、補助枠33及びスライド枠31を立ち上げ
て、係脱装置35で両者を接合する。これにより、補助
枠33及びスライド枠31を固定することができる。
【0037】上記以外のこの発明にかかる内容は、発明
の第1の実施の形態に記載した内容と同様である。ま
た、この発明の形態において、床蓋7に取り付けられた
歯車及びそれを支える軸については、通常のものであっ
てもよいし、発明の第1の実施の形態に用いられたもの
であってもよい。また、側枠9をスラブ1側に倒す必要
がある場合は、発明の第2の実施の形態に用いられた側
枠9の支柱15、16を用いることができる。さらに、
側枠9の開閉を行いたい場合は、発明の第3の実施の形
態に用いられた側枠9を用いることができる。発明の第
1から第3の実施の形態に用いられたものを用いた場合
は、この発明の形態において得られる効果と発明の第1
から第3の実施の形態において得られる効果を合わせて
得ることができる。
【0038】
【発明の効果】前記ブラケット10を前記歯車4、5の
両脇に設けたので、前記歯車4、5を支える第1軸3、
第2軸6を前記ブラケット10の間に設ければよく、前
記ハッチ2の一側辺から他の側辺にわたって第1軸3、
第2軸6を設ける必要はなく、すなわち、一端辺上の歯
車間の間に軸を設ける必要がない。このため、上記歯車
のある部分以外は、ハッチ2の側壁まで充分広く用いる
ことができる。
【0039】また、前記側枠9が前記ハッチ2側と反対
側のスラブ1に倒れるので、機器類を安全柵より高い位
置に吊り上げる必要がなく、これらを搬入搬出すること
ができる。
【0040】さらに、前記側枠9が開閉自在であるの
で、開かれた側枠9から作業者がハッチよりピット内に
入ることがでる。
【0041】さらにまた、前記床蓋7と前記側枠9の高
さを補助枠33及びスライド枠31で高くすることがで
きるので、ハッチ2が狭いため前記床蓋7と前記側枠9
の高さが低いときでも、必要に応じて高くすることがで
き、作業者が安全柵より落下することを防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の第1の実施の形態を示す模式図
【図2】図1の一部拡大正面図
【図3】図2の一部拡大正面図
【図4】図1の歯車部分を示す一部拡大断面図
【図5】この発明の第2の実施の形態を示す模式図
【図6】図4の側枠支柱部分の一部拡大断面図
【図7】(a)図7の側枠をスラブ側に倒した断面図 (b)図7の側枠をハッチ側に倒した断面図
【図8】この発明の第3の実施の形態を示す模式図
【図9】図7の開閉側の側枠支柱部分の一部拡大断面図
【図10】図7の回転軸側の側枠支柱部分の一部拡大断
面図
【図11】この発明の第4の実施の形態を示す模式図
【図12】図11の一部拡大側面図
【符号の説明】
1 スラブ 2 ハッチ 3 第1軸 4 歯車 5 歯車 6 第2軸 7 床蓋 8 カウンタウエイト 9 側枠 10 ブラケット 10’ ブラケット支持部 11 長孔 12 ピン 13 欠円部 15、16、16’ 側枠支柱 17 側枠保持穴 21 側枠起伏部材 22 ピン通し孔 23 接続部 24 接続部材 25 接合ピン 26 分離面 27 筒部 28 回転軸 29 下段支柱 31 スライド枠 32 スライド支柱 33 補助枠 34 蝶番 35 係脱装置 36 係脱装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 中川 博人 大阪府大阪市北区中之島3丁目3番22号 関西電力株式会社内 (72)発明者 堀 満 大阪府大阪市北区中之島3丁目3番22号 関西電力株式会社内 (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) E04H 5/06 E04H 17/00

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 建造物のスラブ1に設けた四角形のハッ
    チ2の両端辺に、それぞれハッチ2のほぼ半分を閉塞す
    る大きさの床蓋7が起伏自在に設けられ、前記ハッチ2
    の両側辺に所定の高さを有する側枠9が起伏自在に設け
    られており、 前記ハッチ2の両端辺の各側辺近くに歯車4及びこれに
    かみ合った歯車5が設けられ、前記歯車4及び5を支持
    する前記ハッチ2の両端辺に平行な第1軸3及び第2軸
    6が配され、前記歯車4に前記床蓋7の後端部が取り付
    けられ、前記第2軸6にカウンタウエイト8が取り付け
    られ、 前記床蓋7と前記側枠9を起こすことにより形成される
    ハッチ安全柵において、 前記歯車4及び5の両脇に前記ハッチ内部に固定された
    ブラケット10を設け、このブラケット10で前記第1
    軸3及び前記第2軸6を保持することを特徴とするハッ
    チ安全柵。
  2. 【請求項2】 前記側枠9が起こされるときに前記側枠
    9の支柱15、16が挿入される側枠支持穴17が設け
    られ、前記側枠支持穴17に挿入される前記支柱15、
    16の先端が接続部23を介して前記側枠9が起伏自在
    になるように側枠起伏部材21と接続されており、前記
    側枠9がハッチ2側、及びハッチ2側と反対側のスラブ
    1に倒れることを特徴とする請求項1に記載のハッチ安
    全柵。
  3. 【請求項3】 前記側枠9の支柱15の、前記スラブ1
    に設けられた前記側枠の支柱を保持するための穴17側
    の端に回転軸28が形成され、上記回転軸28と回転自
    在に嵌合する回転部を有する下段支柱29と嵌合してお
    り、また、前記側枠9の支柱15と反対側の支柱16が
    支柱上部と支柱下部に分かれ、これらは接合ピン25で
    接合分離自在に取り付けられており、前記接合ピン25
    を外すことにより前記支柱16の支柱上部が支柱下部か
    ら分離され、前記支柱15が回転することにより、前記
    安全柵の前記側枠9が開閉自在となることを特徴とする
    請求項1に記載のハッチ安全柵。
  4. 【請求項4】 前記床蓋7の上端部に蝶番34を介して
    補助枠33が設けられ、前記側枠9の上端部に上下方向
    にスライド固定自在のスライド枠31が設けられ、前記
    補助枠33を前記床蓋7上にたて、前記スライド枠31
    を上方にスライドさせ、前記補助枠33と前記スライド
    枠31を係脱装置35により固定させることを特徴とす
    請求項1に記載のハッチ安全柵。
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