JP2579276B2 - 開口部開閉装置 - Google Patents

開口部開閉装置

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JP2579276B2 JP5290652A JP29065293A JP2579276B2 JP 2579276 B2 JP2579276 B2 JP 2579276B2 JP 5290652 A JP5290652 A JP 5290652A JP 29065293 A JP29065293 A JP 29065293A JP 2579276 B2 JP2579276 B2 JP 2579276B2
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義治 里中
和美 竹田
道夫 砂崎
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Kansai Denryoku KK
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、開口部開閉装置に関
し、特に、その構造の改良に関するものである。
【0002】
【従来の技術】オフィスビルや荷物倉庫などにおいて、
荷物、特に重量荷物を上階や下階に搬送する場合、床に
荷物搬送用の開口部を設け、この開口部を用いて荷物を
上下に搬送する方法が一般的に用いられている。
【0003】この場合、荷物を搬送しないときは、開口
部からの物の落下や、人の転落を防止するために、開口
部に蓋をする必要がある。
【0004】図18は、1階と2階とからなる建物の2
階の床38に、荷物を搬送するための開口部4が設けら
れている。
【0005】この開口部4には、鋼板などからなる開口
閉鎖蓋86a,86bによって閉鎖されている。
【0006】また、2階の天井面84には、荷物を上下
に搬送するためのホイスト8が設けられている。
【0007】ここで、この開口部4に設けられた開口閉
鎖蓋86a,86bを移動して、開口部4を開放状態に
する方法としては、 人力移動式 扉型移動式 水平移動式 の3つの方法が用いられている。
【0008】まず、人力移動式の場合は、図19を参
照して、まず人力により、開口閉鎖蓋86a,86b
を、荷物2の搬送に支障のない位置に移動させる。
【0009】その後、ホイスト8のフック8aを荷物2
に係合させ、荷物2を吊り上げることにより、荷物2の
搬送を行なっている。
【0010】次に、扉型移動式の場合は、図20を参
照して、開口閉鎖蓋86a,86bの一辺を開口部4の
所定箇所にヒンジ88などを用いて固定し、開口閉鎖蓋
86a,86bが扉のように開閉可能としたものであ
る。開口閉鎖蓋86a,86bの開閉動作は、人力また
はチェーン等を用いて引き上げることにより行なう。
【0011】その後、上述したと同様に、ホイスト8の
フック8aを荷物2に係合し、荷物2を吊り上げること
により荷物2の搬送を行なっている。
【0012】次に、水平移動式の場合は、図21を参
照して、開口部4の周辺にレール86を設け、このレー
ル86を用いて開口閉鎖蓋86a,86bを人力または
動力を用いて、水平移動させる。その後は、上述したと
同様にホイスト8のフック8aを荷物2に係合し、荷物
2を吊り上げることにより、荷物2の搬送を行なってい
る。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来技術においては、以下に述べるような問題点を有して
いる。
【0014】まず、人力移動式に関しては、開口閉鎖
蓋を人力により持ち上げ移動させる必要があるため、特
に開口部が大きくなればなるほど、その労力が大きくな
る。
【0015】また、開口閉鎖蓋の移動に伴い、足腰の怪
我や、開口部からの転落などの事故が発生しやすいなど
の問題点がある。
【0016】次に、扉型移動式の場合は、扉を開ける
ための空間的スペースが必要であり、また、天井高さに
余裕がない所では、荷物2を吊り上げた状態で開口閉鎖
蓋を閉じることができないという問題点がある。
【0017】さらに、水平移動式の場合は、開口部周
辺に開口蓋をスライドして収納するためのスペースが必
要となるために、スペースに余裕がない場所において
は、設置するのが困難であるという問題点がある。
【0018】この発明は、上記各問題点を解決するため
になされたもので、設置スペースの制約を受けず、かつ
人災事故の発生を防止する開口部開閉装置の提供を目的
とする。
【0019】
【課題を解決するための手段】この発明に基づいた請求
項1に記載の開口部開閉装置においては、床面に設けら
れた開口部を開閉するための開口部開閉装置であって、
上記開口部を、その開閉方向全長にわたって開閉面内に
おいて挟む領域である開閉領域と、上記開口部の開閉方
向に対して垂直方向に設けられた収納領域とにわたっ
て、上記開口部の開閉面に垂直かつ前記開閉方向に平行
に位置し、上記開口部を挟むように互いに平行に対向す
る一対の平面内において、並行して延びる一対の無限軌
道上を走行するように配された一対の動力伝達部材と、
上記開口部を閉鎖可能なように、少なくとも上記開口部
の開閉方向長さにわたって、複数本の棒状プレートを、
上記開閉方向に直交する方向にかけ渡すとともに、その
両端を上記一対の動力伝達部材に固定し配列して形成さ
れた開口閉鎖部材と、上記一対の動力伝達部材を駆動し
て、上記軌道上を走行させることにより、上記一対の動
力伝達部材を、上記開口閉鎖部材が固定された部分が上
記開閉領域または上記収納領域に位置するように移動さ
せて、かつ上記収納領域において前記開口閉鎖部材の少
なくとも一部が巻きとられながら収納されるように上記
開口閉鎖部材に開閉動作を行なわせる駆動手段とを備え
ている。
【0020】次に、この発明に基づいた請求項2に記載
の開口部開閉装置においては、請求項1に記載の開口部
開閉装置であって、上記開口部の開放時に、上記床面よ
りも上の領域において、上記開口部の周囲を覆い、上記
開口部の閉鎖時に、上記床面よりも下の領域に収納され
る安全柵を備えている。
【0021】
【作用】この発明に基づいた請求項1に記載の開口部開
閉装置によれば、開口部に設けられた開口閉鎖部材の開
閉動作を駆動手段を用いて無限軌道上を走行する一対の
動力伝達部材により行なっている。
【0022】これにより、開口閉鎖部材を収納領域へ折
り曲げながら収納することにより、開口部の開放を行な
うことが可能となる。
【0023】したがって、開口部周辺に壁などが隣接す
る場合であっても、従来のように開口閉鎖蓋を開閉し収
納するためのスペースを設ける必要がなくなる。その結
果、開口部周辺空間のスペースを有効利用することが可
能となる。
【0024】また、遠隔操作が可能となるために、従来
のように、開口部からの転落や、開口閉鎖蓋の開閉のた
めに生ずる人災事故を未然に防止することが可能とな
る。
【0025】次に、この発明に基づいた請求項2に記載
の開口部開閉装置によれば、開口部の周囲に収納可能な
安全柵を設けている。
【0026】これにより、開口部の閉鎖時は、安全柵が
収納されるため、開口部の上を人や車両の通行が可能と
なる。その結果、開口部周辺のスペースの有効利用を図
ることが可能となる。
【0027】また一方、開口部の開放時には、安全柵が
開口部の周囲を包囲するため、荷物や人の転落事故を防
止することが可能となる。
【0028】
【実施例】以下、この発明に基づいた開口部開閉装置の
第1の実施例について図を参照して説明する。
【0029】まず、図1は、この第1の実施例における
開口部開閉装置10の概略構成を示す斜視図である。た
とえば、1階と2階とからなる建物の2階の床38に荷
物を搬送するための開口部4が設けられている。
【0030】この開口部4には、複数本の棒状プレート
12からなる開口閉鎖蓋100が設けられている。図に
示す状態は、開口閉鎖蓋100により、開口部4が閉鎖
されている状態を示している。
【0031】開口閉鎖蓋100は、この開口閉鎖蓋10
0を開放方向(図中矢印B方向)または閉鎖方向(図中
矢印A方向)に移動させるための動力伝達装置200に
設けられている。
【0032】さらに、この動力伝達装置200を、上述
した開放方向または閉鎖方向に駆動するための駆動装置
300が設けられている。また、2階の天井面84に
は、ホイスト8が取り付けられている。
【0033】次に、図2〜図5を参照して、開口閉鎖蓋
100,動力伝達装置200および駆動装置300の構
造について説明する。
【0034】ここで、図2は、開口部開閉装置10の概
略平面図、図3は、図2中X−X線矢視断面図、図4
は、図2中Y−Y線矢視断面図、図5は、駆動装置30
0の概略構成図である。
【0035】まず、図2を参照して、動力伝達装置20
0は、フレーム6と、開口部4をその開閉方向全長にわ
たって、開閉面内において挟む領域である開閉領域と、
開口部4の開閉方向端部近傍の下方の領域を含む収納領
域とにわたって、開口部4の開閉面に垂直かつ開閉方向
に平行に位置し、開口部4を挟むように互いに平行に対
向する一対の平面内において、並行して延びる一対の軌
道上を走行するように配された一対の動力伝達装置34
a,34bとを有している。
【0036】この動力伝達手段34a,34bは、図3
を参照して、ローラチェーン35a,35bと、このロ
ーラチェーン35a,35bを駆動するための駆動スプ
ロケット28a,28bと、この駆動スプロケット28
a,28bの水平方向に位置し、開閉領域を形成するた
めの第1従動スプロケット16a,16bと、駆動スプ
ロケット28a,28bの下方に位置し、収納領域を形
成するための第2従動スプロケット30a,30bと、
この第2従動スプロケット30a,30bとともに収納
領域を形成するための第3従動スプロケット31a,3
1bを有している。
【0037】再び図2を参照して、第1従動スプロケッ
ト16a,16bは、第1従動シャフト22の両端に取
り付けられ、また従動シャフト22は、フレーム6に取
り付けられた軸受14により自由回転が可能に支持され
ている。
【0038】駆動スプロケット28a,28bは、駆動
シャフト18の両端に取り付けられ、また駆動シャフト
18は、駆動装置ベース32に取り付けられた軸受19
により回転支持されている。
【0039】第2従動スプロケット30a,30bは、
第2従動シャフト29の両端に取り付けられ、また第3
従動シャフト29は、駆動装置ベース32に取り付けた
軸受17により回転支持されている。
【0040】第3従動シャフト31a,31bは、第3
従動シャフト33の両端に取り付けられ、また従動シャ
フト33は、駆動装置ベース32に取り付けられた軸受
37により回転支持されている。
【0041】一方、図4を参照して、開閉領域におい
て、ローラチェーン35a,35bは、フレーム6に設
けられたアングル36aを介して取り付けられた樹脂な
どからなるガイドシュー36の上を摺動可能に走行方向
が規定されている。
【0042】また、開口閉鎖蓋100は、開口部を閉鎖
可能なように、少なくとも開口部4の開閉方向長さにわ
たって、複数本の棒状プレート12を、開閉方向に直交
する方向にかけ渡すとともに、その両端を一対のローラ
チェーン35a,35bに固定し、配列して形成されて
いる。
【0043】また、プレート12の裏側には、長手方向
に沿って補強アングル12aがそれぞれ取り付けられて
いる。
【0044】次に、駆動装置300は、図5を参照し
て、ギアードモータ40と、切換クラッチ52と、トル
クリミッタ51および駆動シャフト18に取り付けられ
た主駆動スプロケット30から構成されている。
【0045】ギアードモータ40の駆動力は、モータス
プロケット42からローラチェーン43を介して切換ク
ラッチ52に設けられたクラッチスプロケット44に伝
達される。
【0046】通常の運転時においては、切換クラッチ5
2は自動側となっているが、ギアードモータ40の故障
などの非常時には、切換ハンドル53により手動に切換
えて、減速機48を介してハンドル50からの手動力が
クラッチスプロケット44に伝達するよう非常装置が備
えられている。
【0047】クラッチスプロケット44に伝達された起
動力は、同軸に配された伝達スプロケット46に設けら
れたローラチェーン45を介して、主駆動スプロケット
30に伝達され、駆動シャフト18を回転することにな
る。
【0048】また、駆動シャフト18に許容荷重以上の
荷重が加わった場合の非常時のために、トルクリミッタ
51が安全装置として設けられている。
【0049】次に、図6〜図9を参照して、開口部閉鎖
装置10の動作および荷物の搬送動作について説明す
る。
【0050】まず、図6を参照して、ギアードモータ4
0を回転させることにより、動力伝達装置200を駆動
させ開口閉鎖蓋100を開放方向(図中矢印B方向)に
移動させる。
【0051】このとき、開口閉鎖蓋100は、駆動装置
300を取り囲むように屈曲しながら収納位置に収納さ
れる。
【0052】次に、ホイスト8からフック8aを下降さ
せ、荷物2にフック8aを係合させる。
【0053】次に、図7を参照して、ホイスト8により
荷物2を2階の床レベルより高い位置にまで吊り上げ
る。
【0054】次に、図8を参照して、再びギアードモー
タ40を回転させることにより、動力伝達装置200を
駆動させ、開口閉鎖蓋100を閉鎖方向(図中矢印A方
向)に移動させる。これにより、開口部4は閉鎖状態と
なる。
【0055】次に、図9を参照して、ホイスト8により
荷物2を開口閉鎖蓋100の上に載置して、荷物2の1
階から2階への搬送が完了する。
【0056】以上、この第1の実施例による開口部開閉
装置によれば、開口部の開口閉鎖蓋の開閉動作を駆動力
を用いて行なうことにより、開口部の開閉に伴う人災事
故を防止することが可能となる。
【0057】また遠隔操作が可能となることから、開口
部からの落下などの人災事故を防止することが可能とな
る。
【0058】さらに、開口部周辺に従来のような収納ス
ペースを設ける必要はないため、開口部周辺の空間スペ
ースを有効に利用することができる。
【0059】なお、上記第1の実施例においては1階と
2階とを有する建物について説明しているが、これに限
られることなく、複数階ある建物についても同様の作用
効果を得ることができる。
【0060】また、動力伝達装置にローラチェーンを用
いたが、これに限られず、ワイヤやロープなどを用いて
も同様の作用効果を得ることができる。
【0061】次に、この発明に基づいた第2の実施例に
ついて説明する。この第2の実施例における開口部開閉
装置は、第1の実施例で説明した動力伝達装置200の
収納領域を床面よりも上のレベルに配置したものであ
り、その他駆動装置300および開口閉鎖蓋100の構
造は同一である。
【0062】まず、図10を参照して、開口部4の直下
の領域に開閉領域を形成するための第1従動スプロケッ
ト16a(16b)および第2従動スプロケット30a
(30b)が開口部4の両端に設けられている。
【0063】第1従動スプロケット16a(16b)お
よび第2従動スプロケット30a(30b)は、図示し
ていないが、第1の実施例と同様にそれぞれ第1従動シ
ャフト22および第2従動シャフト29により連結され
ている。
【0064】第2従動スプロケット30a(30b)の
上方には、開口閉鎖蓋100が収納できるように、駆動
スプロケット28a(28b)が設けられている。ま
た、開口閉鎖蓋100を収納領域または開閉領域へ案内
するためのガイドローラ54が設けられている。
【0065】この駆動スプロケット28a(28b)も
図示していないが、第1の実施例と同様に駆動シャフト
18により連結されている。
【0066】また、駆動スプロケット28a(28b)
は、第1の実施例と同様に構成された駆動装置300に
より駆動されている。
【0067】以上、この第2の実施例における開口部開
閉装置を用いても、第1の実施例と同様の作用効果を得
ることができる。
【0068】次に、この発明に基づいた第3の実施例に
ついて説明する。この第3の実施例における開口部開閉
装置は、第1の実施例で説明した収納領域に巻取りドラ
ムを設けて、開口閉鎖蓋100を収納するようにしたも
のである。
【0069】図11を参照して、開口部4の直下の領域
に開閉領域を形成するための第1従動スプロケット16
a(16b)および駆動スプロケット28a(28b)
が、開口部4の両端に設けられている。
【0070】第1従動スプロケット16a(16b)お
よび駆動スプロケット28a(28b)は、図示してい
ないが第1の実施例と同様にそれぞれ第1従動シャフト
22および駆動シャフト18により連結されている。
【0071】駆動スプロケット28a(28b)は、第
1の実施例とほぼ同一に構成された駆動装置300によ
り駆動される。
【0072】また、本実施例によれば、開口閉鎖蓋10
0の収納領域に巻取りドラム56を設け、ローラチェー
ン57を介して駆動シャフト18に取り付けられた連動
スプロケット29を用いて、巻取りドラム56の回転と
連動スプロケット29との回転が同期するように構成さ
れている。
【0073】以上、この第3の実施例における開口部開
閉装置を用いても、第1の実施例と同様の作用効果を得
ることができる。
【0074】次に、この発明に基づいた第4の実施例に
ついて図を参照して説明する。この第4の実施例におけ
る開口部開閉装置は、第1の実施例から第3の実施例で
示した開口部開閉装置の周囲に開口部4の開放時には、
床面よりも上の領域において、開口部の周囲を覆い、開
口部の閉鎖時には、床面よりも下の領域に収納される安
全柵を設けるようにしたものである。
【0075】図12は、開口部4の開放時に、安全柵6
0が上昇した状態を示している。図13は、開口部4の
平面図であり、安全柵60は、開口部4の全周に配置さ
れた、柵60a,60b,60c,60dから構成され
ている。
【0076】次に、図14を参照して、柵60a〜60
dの構造について説明する。柵60a〜60dは、安全
シャフト80と固定プレート76と移動プレート78と
ウォームギアボックス70とから構成されている。
【0077】安全シャフト80は、上部シャフト80a
とこの上部シャフト80aよりも太く形成された下部シ
ャフト80bとを有し、下部シャフト80bの表面には
雄ねじ81が設けられている。
【0078】ウォームギアボックス70の内部には、下
部シャフト80bの雄ねじに係合する雌ねじが内周に設
けられたウォームホィール70aと、ウォームホィール
70aと係合するウォーム70bとが設けられている。
【0079】上部シャフト80aの頂部には、複数の安
全シャフト80を連結する上部プレート76が固定され
ている。
【0080】上部シャフト80aと下部シャフト80b
の連結点に形成された棚部80cには、各安全シャフト
を連結するように移動プレート78が設けられ、上部プ
レート76と棚部80cとの間を移動可能なように配置
されている。
【0081】また、下部シャフト80bの最下部には、
下部プレート77が各安全シャフト80を連結するよう
に固定されている。
【0082】この安全シャフト80を上下させるために
は、ウォーム70bを所定方向に回転させ、ウォームホ
ィール70aが回転することにより、安全シャフト80
は上下に移動することが可能となる。
【0083】また、床面の所定の位置には、安全シャフ
ト80の下降を確認するための下降センサ82が取り付
けられている。
【0084】次に、各安全シャフト80に設けられたウ
ォームギアボックス70は、図15に示すように連結さ
れている。
【0085】まず、柵60bと、柵60cおよび柵60
dの一方端側に設けられたウォームギアボックス70
は、ウォーム軸66により連結されている。また、柵6
0aと、柵60cおよび柵60dの他方端側に設けられ
たウォームギアボックス70は、ウォーム軸68により
連結されている。
【0086】このウォーム軸66とウォーム軸68の先
端部には、それぞれかさ歯車66aと68aとが取り付
けられている。
【0087】また、かさ歯車66aと68aとに係合す
るかさ歯車64a,64bが、回転軸64に取り付けら
れており、この回転軸64は、モータ62により回転可
能となっている。
【0088】したがって、モータ62の動作に従って、
柵60a〜60dの上下動を制御することが可能とな
る。
【0089】また、図16を参照して、モータ62が故
障した場合のために、回転軸64を手動で回転させるた
めの手動用スプロケット74が備えられている。さら
に、床面の下方部には、安全柵80の上昇完了を下部プ
レート77に当接して感知するための、上昇完了センサ
72が設けられている。
【0090】次に、図17を参照して、この第4の実施
例における開口部開閉装置の動作手順について説明す
る。
【0091】まず、開口閉鎖蓋の開放時のフローについ
て説明する。ステップ10(以下S10と称する)によ
り、開口ボタンを“ON”状態にする。これにより、S
20において、安全柵の上昇が開始する。
【0092】次に、S30において、上昇完了センサに
より、安全柵の上昇が確認され、S40により安全柵の
上昇が停止する。
【0093】次に、S50において、開口閉鎖蓋の開放
を開始する。その後、S60により、開口閉鎖蓋の全開
を全開完了センサにて確認した後、S70により、開口
閉鎖蓋の開放が停止する。
【0094】次に、開口閉鎖蓋の閉鎖時のフローについ
て説明する。まず、S15において、閉鎖ボタンを“O
N”状態にする。これにより、S25において、開口閉
鎖蓋の閉鎖が開始する。
【0095】次に、S35において、開口閉鎖蓋の閉鎖
が閉鎖完了センサによって感知された後、S45により
開口閉鎖蓋の閉鎖が停止する。
【0096】次に、S55において、安全柵の下降が開
始される。次に、S65において、安全柵の下降が下降
完了センサによって感知され、その後、S75により安
全柵の下降が停止する。
【0097】以上により、開口閉鎖蓋の閉鎖の一連の動
作が完了する。以上、この実施例における開口部開閉装
置によれば、開口部の閉鎖時には安全柵が収納されるた
め、開口部の上を人や車両の通行が可能となる。
【0098】その結果、開口部周辺のスペースの有効利
用を図ることが可能となる。また一方、開口部の開放時
には、安全柵が開口部の周囲を包囲するため、荷物の搬
送時における転落事故を防止することが可能となる。
【0099】
【発明の効果】この発明に基づいた請求項1に記載の開
口部開閉装置によれば、開口部に設けられた開口閉鎖部
材の開閉動作を、動力伝達手段を用いて、一対の駆動手
段により行なっている。
【0100】これにより、開口閉鎖部材を収納領域へ折
り曲げながら収納することにより、開口部の開放を行な
うことが可能となる。
【0101】したがって、開口部周辺に壁などが隣接し
ている場合であっても、従来のように開口閉鎖蓋を開閉
し収納するためのスペースを設ける必要がなくなる。そ
の結果、開口部周辺の空間のスペースを有効に利用する
ことができる。
【0102】また、遠隔操作が可能となるために、従来
のように開口部からの落下や、開口閉鎖蓋の開閉のため
の人災事故を未然に防止することが可能となり、安全性
に優れた開口部開閉装置を提供することが可能となる。
【0103】次に、この発明に基づいた請求項2に記載
の開口部開閉装置によれば、開口閉鎖部材の開閉動作に
連動して作動する安全柵を備えている。
【0104】これにより、開口部の閉鎖時には、安全柵
が収納されるため、開口部の上を人や車両の通行が可能
となる。
【0105】その結果、開口部周辺のスペースの有効利
用を図ることが可能となる。また一方、開口部の開放時
には、安全柵が開口部の周囲を包囲するため、荷物の搬
送時の転落事故を防止することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に基づいた第1の実施例における開口
部開閉装置の概略構成を示す斜視図である。
【図2】この発明に基づいた第1の実施例における開口
部開閉装置の平面図である。
【図3】図2中X−X線矢視断面図である。
【図4】図2中Y−Y線矢視断面図である。
【図5】この発明に基づいた第1の実施例における開口
部開閉装置の駆動装置の構造を示す図である。
【図6】この発明に基づいた第1の実施例における開口
部開閉装置の動作を示す第1の図である。
【図7】この発明に基づいた第1の実施例における開口
部開閉装置の動作を示す第2の図である。
【図8】この発明に基づいた第1の実施例における開口
部開閉装置の動作を示す第3の図である。
【図9】この発明に基づいた第1の実施例における開口
部開閉装置の動作を示す第4の図である。
【図10】この発明に基づいた第2の実施例における開
口部開閉装置の構造を示す断面図である。
【図11】この発明に基づいた第3の実施例における開
口部開閉装置の構造を示す断面図である。
【図12】この発明に基づいた第4の実施例における開
口部開閉装置の全体構造を示す斜視図である。
【図13】この発明に基づいた第4の実施例における開
口部開閉装置の平面図である。
【図14】この発明に基づいた第4の実施例における開
口部開閉装置の安全柵の構造を示す断面図である。
【図15】この発明に基づいた第4の実施例における開
口部開閉装置の安全柵の配置を示す平面図である。
【図16】この発明に基づいた第4の実施例における開
口部開閉装置の安全柵の構造を示す縦断面図である。
【図17】この発明に基づいた第4の実施例における開
口部開閉装置の動作を示すフロー図である。
【図18】従来技術における開口部の状態を示す模式斜
視図である。
【図19】従来技術における開口部の荷物搬送の状態を
示す図である。
【図20】従来技術における扉型移動式の開口部開閉装
置の構造を示す斜視図である。
【図21】従来技術におけるスライド式の開口部開閉装
置の構造を示す模式図である。
【符号の説明】
10 開口部開閉装置 100 開口閉鎖蓋 200 動力伝達装置 300 駆動装置 なお、図中同一符号は同一または相当部分を示す。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 砂崎 道夫 大阪府大阪市北区松ヶ枝町8番20号 砂 崎電興株式会社内 (72)発明者 高野 由起夫 大阪府大阪市北区松ヶ枝町8番20号 砂 崎電興株式会社内 (56)参考文献 特開 昭58−118996(JP,A) 実開 昭58−61806(JP,U) 実開 平1−171864(JP,U) 実開 昭61−198315(JP,U)

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 床面に設けられた開口部を開閉するため
    の開口部開閉装置であって、 前記開口部を、その開閉方向全長にわたって開閉面内に
    おいて挟む領域である開閉領域と、前記開口部の開閉方
    向端部近傍領域に対して垂直方向に設けられた収納領域
    とにわたって、前記開口部の開閉面に垂直かつ前記開閉
    方向に平行に位置し、前記開口部を挟むように互いに平
    行に対向する一対の平面内において、並行して延びる一
    対の無限軌道上を走行するように配された一対の動力伝
    達部材と、 前記開口部を閉鎖可能なように、少なくとも前記開口部
    の開閉方向長さにわたって、複数本の棒状プレートを、
    前記開閉方向に直交する方向にかけ渡すとともに、その
    両端を前記一対の動力伝達部材に固定し配列して形成さ
    れた開口閉鎖部材と、 前記一対の動力伝達部材を駆動して、前記軌道上を走行
    させることにより、前記一対の動力伝達部材を、前記開
    口閉鎖部材が固定された部分が前記開閉領域または前記
    収納領域に位置するように移動させて、かつ前記収納領
    域において前記開口閉鎖部材の少なくとも一部が巻きと
    られながら収納されるように、前記開口閉鎖部材に開閉
    動作を行なわせる駆動手段と、を備えた開口部開閉装
    置。
  2. 【請求項2】 前記開口部の開放時に、前記床面よりも
    上の領域において、前記開口部の周囲を覆い、前記開口
    部の閉鎖時に、前記床面よりも下の領域に収納される安
    全柵、を備えた請求項1に記載の開口部開閉装置。
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