JP2005240294A - パネル反転装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】大型の木質パネルPを現場まで横置きにして搬送した際に、より安全に、かつ、この木質パネルPを縦置きにして、住宅の構築作業の効率を高める。
【解決手段】木質パネルPをL字状の反転置台2に横置きして、この反転置台2をL字の基端部2cをスライドさせながら反転置台2ごと木質パネルPを90度回転させて木質パネルPを縦置きした状態に反転させるパネル反転装置1において、反転置台2を載せる基台部3と、反転置台2を横置きから縦置きに反転させる反転機構4とを備え、前記反転機構4は、反転置台2の基端部2cを左右にスライド自在に支持するスライド機構13と、反転置台2の一部に連結されて、反転置台2の基端部2cをスライドさせた時に、主軸を中心に反転置台2を90度回転させるリンク機構14とを具備していることを特徴とするパネル反転装置1。
【選択図】図2

Description

本発明は、木質パネルをL字状の反転置台に横置きして、この反転置台をL字の基端部をスライドさせながら反転置台ごと木質パネルを90度回転させて木質パネルを縦置きした状態に反転させるパネル反転装置に関する。
近年においてはその家族構成や生活パターンの変化とともに、住戸内にも家具その他の多くの物品が揃えられ、また、その物品の使用形態も季節等に応じて多様化していることなどから、必要に応じてこれらの物品を建物内に収納しておくための大きな収納空間を必要とするようになってきている。この点は、土地の高騰に伴う敷地の有効利用および建物内容積の有効利用の観点からも、建物内に可能な限り大きくしかも効率的な収納空間を設けておくことが望まれている。
このような点を考慮した建物として、本出願人は「蔵型収納付き建物」(特許文献1参照)などを提案した。この「蔵型収納付き建物」の技術においては、大型収納区画、いわゆる蔵型収納室を設置した建物は、上階と下階の間に蔵型収納室を配置し、蔵型収納階に至る階段を設け、該階段の踊場に面して蔵型収納室の出入り口を設けたことを特徴とした。
このような蔵型収納付き建物の構造として、本出願人は、建物全体を木質パネルにて構築する構成のものを提案しているが、蔵型収納階を設けるような場合には、下階と蔵階とを合わせた大きさの大型木質パネルを用いて、建物の蔵階までを設ける建物の施工の効率化を図っていた。
ところが、蔵型収納付き建物に用いる大型木質パネルは、下階および蔵階部分の高さを備えた木質パネルであるため、搬送する場合などは、縦置きの状態では搬送車両の高さ制限等により、搬送することができなかった。
従って、搬送車両の高さ制限を越える高さの大型の壁パネルを、縦置きに立てた状態で搬送することは困難であることから、大型の木質パネルを工場から現場へと搬送する際には、搬送車両の高さ制限上、横置きあるいは寝かせて輸送する手段がとられている。
そして、このような大型の木質パネルは、現場で住宅の所定箇所に設置する場合には、横置きにしていたものを立て起こして縦置きにしたり、寝かせた状態のパネルを立て起こすことが可能な広い場所で立ち上げたりして、クレーン等による吊り上げ作業を行っていた。
特開平06−323009号公報
ところが、このような吊り上げ作業は、現場に搬送されたパネルを90度反転させたり、一旦、木質パネルを寝かしてから立て起こしたりしなければならないため、現場での作業に時間がかかるという課題があった。
そこで、このような大型の木質パネルを立て起こす時に、より安全に、かつ簡易に立て起こすことができるパネル反転装置の開発が望まれていた。
本発明の課題は、搬送車両の高さ制限を越える高さを持ち、あらかじめ工場で完成させた大型の木質パネルを、工場から現場まで横置きにして搬送した際に、より安全に、かつ、この横置きにした大型木質パネルを90度反転させて縦置きした状態にすることができ、クレーン等で吊り上げる作業の手間を軽減させることのできるパネル反転装置を提供することを目的とする。
請求項1に記載の発明は、図1および図2に示すように、木質パネルPをL字状の反転置台2に横置きして、この反転置台2をL字の基端部2cをスライドさせながら反転置台2ごと木質パネルPを90度回転させて木質パネルPを縦置きした状態に反転させるパネル反転装置1において、
反転置台2を載せる基台部3と、反転置台2を横置きから縦置きに反転させる反転機構4とを備え、前記反転機構4は、反転置台2の基端部2cを左右にスライド自在に支持するスライド機構13と、反転置台2の一部に連結されて、反転置台2の基端部2cをスライドさせた時に、主軸Aを中心に反転置台2ごと木質パネルPを90度回転させるリンク機構14とを具備していることを前記課題の解決手段とした。
請求項1に記載の発明によれば、横置きにして搬送されてきた木質パネルPを、パネル反転装置1のL字状の反転置台2に、横置きのまま載せる。
そして、基台部3上に設けられたスライド機構13を作動させて、反転置台2の基端部2cを、基台部3の先端に向けてスライドさせる。
この時、反転置台2に連結されたリンク機構14が、基台部3の先端に向かってスライドしつつ、反転置台2を、主軸Aを中心に、90度回転させるため、反転置台2上の木質パネルPは縦置きの状態に立て起こされる。
請求項2に記載の発明は、前記L字状の反転置台2に、木質パネルPの倒れ止めとなる前後一対の柵体5、6を設け、この柵体5、6を、木質パネルPを反転置台2に横置きした時に、木質パネルPの下方で倒れ止めとなって木質パネルPを支える第1および第2の柵体5a、5bと、木質パネルPを縦置きした時に、木質パネルPの下方で倒れ止めとなって木質パネルPを支える第3の柵体5cとから構成し、これら柵体5、6のうち前側の柵体5を、ヒンジ7を介して開閉自在に設け、かつ第1および第2の柵体5a、5bを、反転置台2の基端部2cから先端部に向けて順番に配置し、しかも前面柵体5bを前面柵体5aよりも高さの低い柵体5bとしたことを前記課題の解決手段とした。
請求項2に記載の発明によれば、このパネル反転装置1によって木質パネルPを立て起こす際に、前後一対の柵体5、6が設けられていることで木質パネルPは前後を柵体5、6に挟まれて倒れることがない。すなわち、木質パネルPを反転置台2に横置きした時には、第1および第2の柵体5a、5bによって木質パネルPは、自身の下方が支えられ、また、木質パネルPを縦置きした時には、第3の柵体5cによって木質パネルPの下方は、自身の下方が支えられるので倒れることがない。
また、反転置台2の前面柵体5はヒンジ7を介して開閉自在とされているので、搬送車両から反転置台2への載置作業や、木質パネルPをクレーンなどで所定の位置に吊り上げるときに、この前面柵体5を開くことによって、木質パネルPの出し入れがしやすくなるものである。
請求項3に記載の発明は、前記スライド機構13が、反転置台2の基端部2cを、チェーン18を介して基台部3の長さ方向に移動させる駆動部15と、反転置台2の基端部2cとチェーン18とを連結する連結部と、この連結部を基台部3の長さ方向に案内するガイド部17とを具備していることを前記課題の解決手段とした。
請求項3に記載の発明によれば、駆動部15を駆動させると、連結部16を介して連結された基端部2cがチェーン18を介して左右にスライドし、ガイド部17が前記連結部16を、基台部3の長さ方向に案内する。
請求項4に記載の発明は、前記リンク機構14を、主軸Aを支持する架台26と、反転置台2に備えられて、この反転置台2を回転自在に支持した構成とした支持軸Bと、この反転置台2の支持軸と主軸Aとを連結する連結アーム27とを具備し、前記反転置台2の支持軸Bを、反転置台2が横置き状態の時に、主軸Aよりも反転置台2の先端側に位置し、かつ主軸Aの取り付け位置よりも下方に位置して設けたことを前記課題の解決手段とした。
請求項4に記載の発明によれば、反転置台2の支持軸Bが、主軸Aに対して連結アーム27により連結されているので、反転置台2の基端部2cをスライドさせた時に、連結アーム27を半径として主軸Aを中心に支持軸Bが移動する。
また、この支持軸Bは、木質パネルPを横置きにした状態の時には主軸Aよりも反転置台2の先端側に位置し、かつ主軸Aの取り付け位置よりも下方に位置しているため、反転置台2を横置きした状態から、反転置台2の基端部2cをスライドさせると、この支持軸Bは、主軸Aを中心に連結アーム27を半径として主軸Aの取り付け位置よりも上方に向かって回転し、これによって、反転置台2は基端部2cを支点に、反転置台2の先端部から次第に迫り上がり、90度反転して縦置きの状態となる。
請求項5に記載の発明は、基台部3に、基台部3の設置状態を安定させる前後左右4本の脚機構10を備えた構成とし、かつこの脚機構10を、基台部3の外側に展開する旋回アーム10aと、この旋回アーム10aの先端に設けられて、高さ調整自在な接地プレート10bとから構成したことを前記課題の解決手段とした。
請求項5に記載の発明によれば、この旋回アーム10aを外側に展開させて、接地プレート10bで支持させれば、基台部3の前後左右が安定し、パネル反転装置1がバランス良く設置される。
請求項1に記載の発明によれば、搬送車両の高さ制限を越える高さを持った大型の木質パネルでも、安全に90度反転させて縦置きにした状態にすることができるので、クレーン等で起立させる作業の手間を軽減させて住宅の構築作業の効率を高めることができる。
請求項2に記載の発明によれば、パネル反転中には、前後一対の柵体5、6を設けたことで木質パネルPの転倒を防ぐことができ、安全に作業を進めることができる。
また、この柵体5、6の前面柵体5はヒンジ7を介して開閉することができるので、木質パネルPを搬送車両からパネル反転装置1に降ろす際や、立て起こした木質パネルPをクレーンで吊り上げる時などに、木質パネルPを容易に反転装置1から取り出すことができる。
また、前面柵体5を構成する、第1および第2の柵体5a、5bは、反転置台2の基端部2cから先端部に向けて順番に配置され、しかも第2の柵体5bは、第1の柵体5aよりも高さの低い柵体5bとしているので、木質パネルPの出し入れがし易く、小型のパネルであっても、柵体5、6が邪魔になることもなく、様々な大きさの木質パネルを反転させることについても、容易に対応することができる。
請求項3に記載の発明によれば、反転置台2の基端部2cがチェーン18を介して移動させられ、またガイド部17によって基端部2cが基台部3の長さ方向に案内させられるので、安定したパネルの立て起こしが可能になる。
請求項4に記載の発明によれば、支持軸Bが主軸Aを中心に、連結アーム27を半径として移動し、主軸Aの取り付け位置よりも上方に向かって回転することによって、反転置台2が基端部2cを支点に、反転置台2の先端部分から次第に迫り上がって、木質パネルPを立て起こすので、立て起こし作業にかかる手間を軽減することができるとともに、住宅の構築作業の効率を高めることができる。
請求項5に記載の発明によれば、基台部3の前後左右にそれぞれ脚機構10を設けて、作業時には、これら脚機構10の旋回アーム10aを外側に展開し、接地プレート10bを設置することにより、パネル反転装置1の転倒を防止することができ、作業の安全性を向上させることができる。
以下図面を参照して、本発明のパネル反転装置1の実施の形態を詳細に説明する。
このパネル反転装置1は、より具体的には、図1〜図4に示すように、木質パネルPを載せる反転置台2と、反転置台2を載せる基台部3と、反転置台2を横置きから縦置きに反転させる反転機構4とから構成されている。
前記反転置台2は、鋼材等により、全体がL字状に形成されたもので、木質パネルPを載せて横置きした時に、木質パネルPの下方を支持する第1の載置部2aと、木質パネルPを載せて縦置きした時に、木質パネルPの下方を支持する第2の載置部2bとから構成されている。
この第1および第2の載置部2a、2bには、木質パネルPの倒れ止めとなる前後一対の柵体5、6が設けられ、この前後一対の柵体5、6のうち、前面柵体5の第1および第2の柵体5a、5bは、図1および図5に示すように、ヒンジ7を介して載置部2aに開閉自在に設けられている。そして、第1および第2の柵体5a、5bは、第1の載置部2aの基端部2cから先端部に向けて順番に配置され、しかも前面柵体5bは前面柵体5aよりも高さの低い柵体5bとなっている。
一方、前面柵体5の第3の柵体5cは、ヒンジ7を介して載置部2bに開閉自在に設けられており、木質パネルPを縦置きした時に、木質パネルPの下方で、この木質パネルPの倒れ止めとなるものである。
さらに、第1の柵体5aと第3の柵体5cは錠8によって固定され、パネル反転時には前面柵体5が開かないように構成されている。
また、後面柵体6は、図2〜図4に示すように、反転置台2に設けられて、開閉しない構造となっているが、木質パネルPが横置きの状態においても、また縦置きの状態においても木質パネルPの下方で、この木質パネルPの倒れ止めとなるものである。なお、前記後面柵体6には、木質パネルPを反転置台2に載置した際に、この木質パネルPの倒れ止め補助となるように補助柱9が設けられている。
前記基台部3は、鋼材(例えばC型鋼、H型鋼)等を用いて矩形枠状に組み立てられて、この基台部3上に設けられた反転置台2を安定的に支持できるように形成されている。
この基台部3には、基台部3の設置状態を安定させる前後左右4本の脚機構10が備えられ、かつこの脚機構10は、基台部3の外側に展開する旋回アーム10aと、この旋回アーム10aの先端に設けられて、高さ調整自在な接地プレート10bとから構成されている。
前記旋回アーム10aは、その基端部分が旋回軸11を介して基台部3に取り付けられ、また、旋回アーム10aの先端部には、接地プレート10bがネジ軸126を介して高さ調整可能に取り付けられている。
前記反転機構4は、反転置台2の基端部2cを左右にスライド自在に支持するスライド機構13と、反転置台2の一部に連結されて、反転置台2の基端部2cをスライドさせた時に、主軸Aを中心に反転置台2を90度回転させるリンク機構14とから構成されている。
前記スライド機構13は、図6に示すように、反転置台2の基端部2cを、チェーン18を介して基台部3の長さ方向に移動させる駆動部15と、反転置台2の基端部2cとチェーン18とを連結する連結部16と、この連結部16を基台部3の長さ方向に案内するガイド部17とを主体として構成されている。
そして、駆動部15は、本実施の形態では電動モータ等が適用され、電動モータの駆動軸19の先端部にはギア(図示せず)を介してチェーン18が連結されて、駆動軸19の回転によりチェーン18が駆動されるようになっている。
なお、この駆動部15としては、電動モータや油圧モータなどが考えられるが、チェーン18を駆動できるものであれば、これらに限られるものではない。
また、このチェーン18は、ギアを介して駆動軸19と連結して、駆動部15の動力を伝達できるものであれば、これに限るものではない。例えば、ワイヤー状のものや、ベルト状のものであっても良い。
前記連結部16は、反転置台2の基端部2cに取り付けられ、全体としては略逆U字型に形成されている。
そして、連結部16にはチェーン18と連結される連結軸14が設けられ、さらに、この連結軸14は、その両端が連結部16の両側板より突出して、各端部に支持ローラ21、21が設けられている。この支持ローラ21、21は連結部16を介して、反転置台2を支持するもので、基台部3上に設けられたガイドレール22、23上を移動するようになっている。
また、連結軸14の一端は、後述する補助フレーム30と連結されて、反転置台2が反転する時に反転置台2を安定させるように配慮されている。
前記ガイド部17は、前記連結部16を基台部3の長さ方向に案内するもので、本実施の形態では、前記支持ローラ21、21の案内路となる左右一組のガイドレール24と、このガイドレール24に嵌合する形態で連結部16に設けられたガイド突起25とを主体として構成されている。
なお、このガイドレール24は、C型鋼等を用いて基台部3上に設けられており、また、ガイド突起25は、ガイドレール24の一部に嵌合するように設けられていて、連結部16の移動を安定させるように構成されている。
反転機構4を構成するリンク機構14は、図7に示すように、主軸Aを支持する架台26と、反転置台2に備えられて、この反転置台2を回転自在に支持する支持軸Bと、この反転置台2の支持軸Bと主軸Aとを連結する連結アーム27とを主体として構成されている。
前記架台26は、基台部3上に鉄骨を用いて組み立てられ、この架台26の上端には反転置台2の回転中心となる主軸Aの軸受け28が設けられ、この軸受け28に主軸Aが回転自在に支持されている。
支持軸Bは、反転置台2の補助フレーム30に、支持プレート29を介して取り付けられ、反転置台2が横置き状態の時に、主軸Aよりも反転置台2の先端側に位置し、かつ主軸Aの取り付け位置よりも下方に位置して設けられている。
なお、この補助フレーム30は長方形のフレームから構成され、一端が反転置台2の基端部2cと一致し、対角線上の他端の角部に支持軸Bの支持プレート29が設けられている。
連結アーム27は、主軸Aと支持軸Bを連結するもので、一方の端部に支持軸Bが連結され、他方の端部に主軸Aが連結されている。
なお、本実施の形態に用いられる木質パネルPには、例えば、立て起こした状態の高さがおよそ14尺、横幅がおよそ9尺ほどの、蔵型収納付き建物専用の大型木質パネルPなどが用いられるが、この木質パネルPは、蔵型収納付き建物専用のものに限られず、パネル反転装置1で反転されるべきパネルであれば他の用途に用いられるパネルであっても良い。
以上のように構成されたパネル反転装置1を用いて、木質パネルPを反転させるには、図8に示すように、まず、反転置台2が設けられた基台部3を地面上に設置する。この時、基台部3の四方に取り付けられた脚機構10の旋回アーム10aを外側に展開し、接地プレート10bの高さを調整してパネル反転装置1を安定した状態に据え付ける。
次に、図8(a)に示すように、反転置台2を横置きの状態にしておく。そして、あらかじめ前面柵体5を開いた状態にして、容易に木質パネルPを載置できるようにする。
そして、横置きに搬送されてきた木質パネルPに吊り治具31を取り付け、クレーンで吊り上げて、横置きのまま反転置台2の第1の載置部2aに載置する。
載置した後は吊り治具31を取り外し、図8(b)に示すように、開いておいた前面柵体5を閉じて、前後の柵体5、6で木質パネルPを挟むようにして保持する。
この木質パネルPを立て起こした状態にするには、スライド機構13の駆動部15を駆動させてチェーン18を動かし、反転置台2の基端部2cを基台部3の長さ方向にスライドさせる。この時、ガイド部17によって前記連結部16が、基台部3の先端方向に案内されるので安定した状態でパネルの立て起こしが可能になる。
また、反転置台2の基端部2cが基台部3の先端方向にスライドさせられると、リンク機構14の支持軸Bが、主軸Aを中心に、連結アーム27を半径として移動し、主軸Aの取り付け位置よりも上方に向かって回転することによって、反転置台2が基端部2cを支点に、反転置台2の先端部分から次第に迫り上がって木質パネルPを立て起こすことができる。
このような反転機構4の作用によって、木質パネルPが、図9(a)に示すように縦置きの状態となる。
木質パネルPを縦置きの状態に立て起こした後は、この木質パネルPに、図9(b)に示すように、吊り治具31を取り付け、閉じていた前面柵体5を開いて、クレーン等で吊り上げて、安全に所定の場所に設置する。
上記の本実施の形態によって、搬送車両の高さ制限を越える高さを持った大型の木質パネルPでも、より安全に、かつ、この横置きにした大型木質パネルPを90度反転させて縦置きした状態にすることができ、クレーン等で吊り上げて立て起こす作業の手間を軽減させるとともに、住宅の構築作業の効率を高めることができる。
本発明のパネル反転装置の一例を示すもので、木質パネルを横置きした際の正面図である。 木質パネルを横置きした状態を示した背面図である。 木質パネルを立て起こす中途を示した背面図である。 木質パネルを縦置きした状態を示した背面図である。 前面柵体が開いた状態を示す斜視図である。 スライド機構を示した基端部側からの断面図である。 リンク機構を示した背面図である。 木質パネルを横置きした際の概略図であり、(a)は吊り治具を取り付けた状態を示し、(b)は吊り治具を取り外した状態を示すものである。 木質パネルを縦置きした際の概略図であり、(a)は吊り治具を取り付ける前の状態を示し、(b)は吊り治具を取り付けた状態を示すものである。
符号の説明
P 木質パネル
1 パネル反転装置
2 反転置台
2c 基端部
3 基台部
4 反転機構
5 前面柵体
13 スライド機構
14 リンク機構
A 主軸
B 支持軸

Claims (5)

  1. 木質パネルをL字状の反転置台に横置きして、この反転置台をL字の基端部をスライドさせながら反転置台ごと木質パネルを90度回転させて木質パネルを縦置きした状態に反転させるパネル反転装置において、
    反転置台を載せる基台部と、反転置台を横置きから縦置きに反転させる反転機構とを備え、前記反転機構は、反転置台の基端部を左右にスライド自在に支持するスライド機構と、反転置台の一部に連結されて、反転置台の基端部をスライドさせた時に、主軸を中心に反転置台ごと木質パネルを90度回転させるリンク機構とを具備していることを特徴とするパネル反転装置。
  2. 請求項1記載のパネル反転装置において、
    前記L字状の反転置台には、木質パネルの倒れ止めとなる前後一対の柵体が設けられ、この柵体は、木質パネルを反転置台に横置きした時に、木質パネルの下方で倒れ止めとなって木質パネルを支える第1および第2の柵体と、木質パネルを縦置きした時に、木質パネルの下方で倒れ止めとなって木質パネルを支える第3の柵体とからなり、これら柵体のうち前側の柵体は、ヒンジを介して開閉自在に設けられ、かつ第1および第2の柵体は、反転置台の基端部から先端部に向けて順番に配置され、しかも第2の柵体は第1の柵体よりも高さの低い柵体とされていることを特徴とするパネル反転装置。
  3. 請求項1記載のパネル反転装置において、
    前記スライド機構は、反転置台の基端部を、チェーンを介して基台部の長さ方向に移動させる駆動部と、反転置台の基端部とチェーンとを連結する連結部と、この連結部を基台部の長さ方向に案内するガイド部とを具備していることを特徴とするパネル反転装置。
  4. 請求項1記載のパネル反転装置において、
    前記リンク機構は、主軸を支持する架台と、反転置台に備えられて、この反転置台を回転自在に支持する支持軸と、この反転置台2の支持軸と主軸とを連結する連結アームとを具備し、前記反転置台の支持軸は、反転置台が横置き状態の時に、主軸よりも反転置台の先端側に位置し、かつ主軸の取り付け位置よりも下方に位置して設けられていることを特徴とするパネル反転装置。
  5. 請求項1ないし請求項4記載のパネル反転装置において、
    基台部には、基台部の設置状態を安定させる前後左右4本の脚機構が備えられ、かつこの脚機構は、基台部の外側に展開する旋回アームと、この旋回アームの先端に設けられて、高さ調整自在な接地プレートとから構成されていることを特徴とするパネル反転装置。
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