JP2002332755A - 多目的ハウス用屋根 - Google Patents

多目的ハウス用屋根

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JP2002332755A
JP2002332755A JP2001136134A JP2001136134A JP2002332755A JP 2002332755 A JP2002332755 A JP 2002332755A JP 2001136134 A JP2001136134 A JP 2001136134A JP 2001136134 A JP2001136134 A JP 2001136134A JP 2002332755 A JP2002332755 A JP 2002332755A
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JP
Japan
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sheet
guide
guide rope
roof
house
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JP2001136134A
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English (en)
Inventor
Terumasa Ikenouchi
輝正 池野内
Shunichiro Fukutoku
俊一郎 福徳
Kenichi Kasai
健一 葛西
Akira Ichimura
明 市村
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OGUTEKKU KK
NKK Plant Engineering Corp
Original Assignee
OGUTEKKU KK
NKK Plant Engineering Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 作業員が屋根に登らなくても掛けることがで
きる屋根。 【解決手段】 ガイドレール2内に配置されたガイドロ
ープ9がシート巻取りドラム14及びドラム15に巻き
取られている。ガイドロープ9を介して、1対のガイド
レール間にシート7が展張りされている。シート巻取り
ドラム14にシート7が巻かれている、屋根を掛ける前
の状態から、シート巻取りドラム14を巻き出し、巻取
りドラム15を巻き取りながら、シート7を上方に移動
させて屋根部5を覆って屋根を掛ける。屋根を掛けたら
シート7の移動を停止する。次いで、テンションワイヤ
16、22を引張ってガイドロープ9、9に張力を与え
る。これにより、シート7の幅方向及び長さ方向におい
て弛むことなく展張りすることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、容易且つ確実に
屋根張りを行うことができる多目的ハウス用屋根に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】骨組みを形成するフレーム間にシートを
展張りしてなる簡易式の多目的ハウスが、簡易倉庫やプ
ール用簡易建物として利用されている。従来のハウス
は、屋根部の本体フレームにシートを被せて、そのシー
トの幅の両端に付いているフックにワイヤーロープで固
縛している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ハウスにシートを被せ
るには、作業員が屋根の上に登り作業しなければならな
いので効率が悪く危険であった。また、このような構造
のハウスは、屋根を開閉する機構を有しない。
【0004】従って、この発明の目的は、作業員が屋根
に登らなくても作業することができ、屋根を開閉するこ
とができる多目的ハウス用屋根を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
屋根部に互いに所定間隔をあけて設けられた、対面部に
その長手方向にわたりスリットを有する、1対のガイド
レールと、前記1対のガイドレールの各々の前記スリッ
トの外側に配置されるガイドロープと、その両側の縁部
が前記スリットを通って前記ガイドロープの各々に固着
されているシートと、前記ガイドロープを前記シートと
共に前記ガイドレールに沿って移動させて前記1対のガ
イドレール間に展張りされた前記シートを開閉するため
のガイドロープ移動装置とを備えることに特徴を有する
ものである。
【0006】請求項2記載の発明は、前記ガイドロープ
移動装置は、ハウスの両側にそれぞれ設置された、前記
ガイドロープの端部を巻き取り及び巻き出し可能な巻き
取り機構を備え、前記巻き取り機構は、前記ガイドロー
プが前記スリットから遠ざかる方向に移動するようにそ
の設置位置から移動可能に設けられ、前記設置位置から
移動する前記巻き取り機構によって引張られて前記スリ
ットから遠ざかる前記ガイドロープによって前記シート
が両側に引張られて前記シートの張りが強化されること
に特徴を有するものである。
【0007】請求項3記載の発明は、前記ガイドロープ
移動装置は、ハウスの一方側に設置された、前記ガイド
ロープの端部を巻き取り及び巻き出し可能な巻き取り機
構と、前記ハウスの他方側に設置された前記ガイドロー
プを掛け回すプーリとを備え、前記ガイドロープが前記
巻き取り機構と前記プーリとによりループ状に取り付け
られていることに特徴を有するものである。
【0008】請求項4記載の発明は、前記巻き取り機構
は、前記ガイドロープが前記スリットから遠ざかる方向
に移動するようにその設置位置から移動可能に設けら
れ、前記設置位置から移動する前記巻き取り機構によっ
て引張られて前記スリットから遠ざかる前記ガイドロー
プによって前記シートが両側に引張られて前記シートの
張りが強化されることに特徴を有するものである。
【0009】請求項5記載の発明は、前記ガイドロープ
が前記スリットから遠ざかる方向に移動するように前記
ガイドロープを引張るための引張りワイヤが前記ガイド
ロープに取り付けられ、前記引張りワイヤによって引張
られて前記スリットから遠ざかる前記ガイドロープによ
って前記シートが両側に引張られて前記シートの張りが
強化されることに特徴を有するものである。
【0010】請求項6記載の発明は、請求項1、2、
3、4又は5記載の多目的ハウス用屋根が複数並べられ
ていることに特徴を有するものである。
【0011】
【発明の実施の形態】次に、この発明の実施の形態を図
面を参照しながら説明する。
【0012】[実施の形態1]図1〜8は、この発明の
第1の実施の形態に係る図面であり、図1は、この発明
の多目的ハウス用屋根を示す正面図、図2は、ガイドレ
ールを示す断面図、図3は、ガイドレール内にガイドロ
ープ及びシートが挿入された状態を示す断面図、図4
は、屋根部に展張り前のシートの状態を示す斜視図、図
5は、シートが展張りされた状態を示す斜視図、図6
は、シートが展張りされた状態を示す平面図、図7は、
シートの縁部を示す平面図、図8は図7の側面図であ
る。
【0013】図1から図5に示すように、多目的ハウス
(以下、「ハウス」という)1の屋根部5には、ハウス
の本体フレーム19に、1対のガイドレール2と3と
が、互いに所定間隔をあけて、屋根なりに設けられてい
る。1対のガイドレール2及び3は、ハウス1を構成す
る本体フレーム19にボルト締結等によって取り付けら
れている。ガイドレール2、3は、ハウス1の屋根部5
のみならず、側面1a、1bまで設けられている。ガイ
ドレール2は、図2に示すように、筒状の上部2aと下
部2bとを有する上下2段構造となっている。ガイドレ
ール3は、筒状の上部3aと下部3bとを有する上下2
段構造となっている。ガイドレールの上部2aと3aと
の対面部の壁面2c、3cには、ガイドレールの長手方
向にわたりスリット6が、ガイドレールの下部2bと3
bとの対面部の壁面2d、3dには、ガイドレールの長
手方向にわたりスリット4が、それぞれ設けられてい
る。図2、3に示すように、スリット6は壁面2c、3
cの上部の位置に、スリット4は壁面2d、3dの上部
の位置に設けられている。スリット6、4の隙間の幅
は、図3に示すように、ガイドロープ9がスリット6、
4の隙間から抜け落ちることがないようにガイドロープ
9の外径よりも小さく、そして、シート7が挿入可能な
寸法となっている。ガイドレール2、3の材質はアルミ
ニウム等が好ましい。ガイドレール2、3の上部及び下
部の両方にシート7を展張りして、2枚のシートを備え
る屋根を形成することもできる。
【0014】シート7の両側の縁部7a、7bには、袋
部17が縁部の全長にわたり形成されている。袋部17
は、シート7の縁部を折り返して重ね合わせ、袋部を形
成する部分を残し、シート端から所定の位置を熱溶着す
ることにより形成されている。18は熱溶着部分であ
る。なお、シート7の前後側の縁部7c、7dも袋状に
形成されている。シート7としては、プラスチックシー
ト(ポリエチレン、フッ素樹脂、塩化ビニール等)や布
等を使用する。耐候性が良く、摩擦が小さく雪が積もり
にくい材質として、フッ素樹脂製シートを使用するとよ
い。シート7の色彩は、無色又は色付き、採光用又は遮
光用等使用目的によって選択する。布製のシートを用い
るときは縫合によって袋部を形成すればよい。
【0015】シート7の両側の縁部7a、7bの袋部1
7内にガイドロープ9、9を挿入し、ガイドロープ9の
長手方向に所定間隔毎に配されたクリップ8によってシ
ート7とガイドロープ9とが固着され、かくして、ガイ
ドロープ9の全長の一部に、シート7の縁部7a、7b
が固着されている。
【0016】ガイドロープ9、9は、ガイドレール2、
3の全長にわたり挿入されて配置されている。ガイドロ
ープ9の一端は、シート巻取りドラム14に、他端は巻
取りドラム15に巻き取られている。
【0017】このようにして、ガイドロープ9、9がガ
イドレール2、3内に配置され、すなわち、スリット6
(4)の外側に配置され、シート7の両縁部7a、7b
がガイドロープ9、9を介してガイドレール2、3内、
すなわち、スリット6(4)の外側に配置され、かくし
て、シート7は、1対のガイドレール2、3間にわたり
展張りされる。
【0018】次に、シートの開閉に係わる装置について
説明する。図1に示すように、ハウス1の一方の側面1
aには、ガイドロープ9、9及びシート7を巻き取るた
めの、巻き取り及び巻き出し自在のシート巻取りドラム
14、及び、ガイドロープ9、9を引張るためのテンシ
ョンワイヤ16が取り付けられ、ハウス1の他方の側面
1bには、ガイドロープ9、9を巻き取るための、巻き
取り及び巻き出し自在の巻取りドラム15、及び、ガイ
ドロープ9、9を引張るためのテンションワイヤ22が
取り付けられている。ガイドロープ9、9及びシート7
は、シート巻取りドラム14から巻き出され、ガイドレ
ール2、3の上部2a、3aを通ってガイドロープ9、
9は巻取りドラム15に巻き取られている。シート巻取
りドラム14、巻取りドラム15の巻き出し、巻取りを
調整し、シート7によって屋根を形成する。
【0019】屋根を掛けるときは、作業員をハウスの他
方側の側面1bに配置し、巻き取りドラム15を巻き取
れば、シート巻き取りドラム14ではシート7及びガイ
ドロープ9が自動的に巻き出される。作業員をハウスの
一方側の側面1aに配置する必要はない。屋根を開ける
ときは、逆に、シート巻き取りドラム14のあるハウス
の一方側の側面1aに作業員を配置すればよい。
【0020】巻き出し、巻取りを停止した後、テンショ
ンワイヤ16、22を引張ることにより、スリット6の
位置とガイドレール2、3の上部2a、3aの底部の位
置との高低差によってシート7を引張ることができ(図
3参照)、シート7の張りを強化することができる。
【0021】また、シート巻き取りドラム14や巻き取
りドラム15をその設置位置で昇降可能に設け、該シー
ト巻き取りドラム14や巻き取りドラム15の昇降によ
ってガイドロープ9、9を引張ってガイドロープ9、9
に張力を与え、シート7に張力を与える構成としてもよ
い。
【0022】なお、1対のガイドレール2、3を備える
本発明の屋根をハウスの屋根部に複数並べて配設するこ
とにより、広い範囲においてハウスの屋根を形成するこ
とができる。その場合には、隣り合わせに並べたガイド
レール3と2とを図2に示すように接触して設ければよ
い。
【0023】また、シート7の両側の縁部7a、7bの
袋部17内にガイドロープ9、9を挿入した後、クリッ
プ8によってシート7とガイドロープ9とを固着しない
構成とすることもできる。すなわち、シート7の両側の
縁部7a、7bの前端及び後端にシート7を引張るため
の引張りロープ(引張り紐)を取り付け、ガイドロープ
9を袋部17内に挿入した後、該引張りロープの端部を
ガイドロープ9に沿ってガイドレール2、3内を通し
て、ハウスの側面1a及び1bのガイドレール2、3の
端部から出しておく。該引張りロープをハウスの側面1
bにおいて引張れば、シート7がガイドロープ9に沿っ
てハウスの側面1aから1bに向けて移動し、ガイドロ
ープ9を移動させなくてもシート7の移動のみで屋根を
掛けることができる。このように、クリップ8によって
シート7とガイドロープ9とを固着せずに、シート7が
ガイドロープ9に沿って移動(摺動)可能な構造とする
ことも可能である。
【0024】[作用]次に、シート開閉の施工について
説明する。
【0025】ガイドロープ9、9は、ガイドレール2、
3の上部2a、3aに挿入されている(図3)。屋根を
掛ける前は、シート巻取りドラム14にシート7が巻か
れている。この状態から、シート巻取りドラム14を巻
き出し、作業員によって巻取りドラム15を巻き取りな
がら、シート7を上方に移動させて屋根部5を覆って展
張りする。屋根を掛けたらシート7の移動を停止する。
次いで、テンションワイヤ16、22を引張ってガイド
ロープ9、9に張力を与える。これにより、シート7の
幅方向及び長さ方向において弛むことなく展張りするこ
とができる。
【0026】屋根を開けるときは、まず、テンションワ
イヤ16、22を弛めてシート7の張りを弛める。次い
で、シート巻取りドラム14、巻取りドラム15を上記
とは逆の方向に回して、ガイドロープ9、9を巻取りド
ラム15から巻き出しながら、作業員がガイドロープ
9、9及びシート7をシート巻取りドラム14に巻き取
る。
【0027】上記のように、屋根を掛けるときは、作業
員をハウスの他方側の側面1bのみに配して巻き取りド
ラム15を巻き取り、一方、屋根を開けるときは、ハウ
スの一方側の側面1aのみに配してシート巻取りドラム
14を巻き取ればよく、巻き出し側には作業員は不要で
あり、小人数で施工可能である。
【0028】[実施の形態2]次に、この発明の第2の
実施の形態を説明する。
【0029】図9〜図13は、この発明の第2の実施の
形態に係る図面であり、図9は、多目的ハウスの全体構
成を示す斜視図、図10は多目的ハウス用屋根の正面
図、図11は、ドラム部を示す側面図、図12は、ドラ
ム部を示す正面図、図13は、プーリ部を示す正面図で
ある。本実施の形態は、シートの開閉に係わる装置が第
1の実施の形態と異なっている。
【0030】ハウス1の一方側の側面1aには、巻取り
ドラム12と、その下方のシート巻取りドラム11が設
けられている。ハウス1の他方側の側面1bには、プー
リ13が設けられている。シート巻取りドラム11から
ガイドロープ9、9の他方側9a、9aが巻き出され
る。ガイドロープ9、9は、ガイドレール2、3の上部
2a、3aを通り、軸受け49によって支持されている
プーリ13に掛け回され、ガイドレール2、3の下部2
b、3bを通り、ガイドロープ9、9の一方側9b、9
bが、巻取りドラム12に巻き取られてループ状に取り
付けられている。シート巻取りドラム11及び巻取りド
ラム12は、昇降機構を備えており、シート巻取りドラ
ム11及び巻取りドラム12自体がその設置位置から上
下に昇降可能となっている。
【0031】ハウスの本体フレーム19には、ねじ31
を受けるブラケット32がボルト締結されている。シー
ト巻取りドラム11及び巻取りドラム12を取り付ける
ためのフレーム33が両側に配置されている。フレーム
33は、ナット34を介してねじ31によって上下方向
を固定され、押え板48によって脱落を防止されてい
る。ハンドル20を回すとねじ31にあるスプロケット
36とチェーン37により、シート巻取りドラム11及
び巻取りドラム12を容易に昇降することができる。ブ
ラケット32に取り付けられている軸受38によってね
じ31を固定している。軸35は、巻取りドラム12を
貫通し、両側のフレーム33の軸受け39によって支持
されている。軸40は、シート巻取りドラム11を貫通
し、両側のフレーム33の軸受け39によって支持され
ている。軸受け41によって支持された軸42に取り付
けているハンドル21を回すことにより、チェーン43
を介してスプロケット44、45を、チェーン46を介
して1対のスプロケット47を回転させる。ハンドル2
0、21は、作業員10の手の届く位置に配されてい
る。
【0032】なお、図面では、ハンドルが手動になって
いるが、モータ等の動力を利用すれば更に作業が楽にな
る。
【0033】本実施の形態では、図9に示すように、ハ
ウス1の屋根部に1対のガイドレール2、3を合計で5
対配設し、本発明の多目的ハウス用屋根を5組並べた構
成となっている。
【0034】なお、本実施の形態では、5組並べた多目
的ハウス用屋根のそれぞれにシート巻取りドラム11及
び巻取りドラム12等を備える巻き取り機構が設けられ
ており、それぞれの巻き取り機構が個々に駆動して5組
の屋根を個々に開閉することができるようになってい
る。実施例として、この5つの巻き取り機構を共通の駆
動源によって同時に駆動可能に設けることもできる。こ
のような構成にすれば、同時に駆動する5つの巻き取り
機構により5組の屋根を一斉に開閉することができる。
また、駆動源を共通としなくても、個々の巻き取り機構
を連動して同時に駆動可能とすることもできる。実施の
形態2も同様である。
【0035】[作用]次に、シート開閉の施工について
説明する。
【0036】屋根を掛ける前は、シート巻取りドラム1
1にシート7が巻き取られている。この状態から、ハン
ドル20を回して、シート巻取りドラム11及び巻取り
ドラム12を上昇させる。次いで、ハンドル21を回し
てガイドロープ9a及びシート7をシート巻取りドラム
11から巻き出し、ガイドロープ9bを巻取りドラム1
2で巻き取り、シート7を上方に移動させて屋根部5を
覆って展張りする。屋根を掛けたらシート7の移動を停
止する。次いで、ハンドル20を回してシート巻取りド
ラム11及び巻取りドラム12を降下させて、ガイドロ
ープ9に張力を与える。これにより、シート7の幅方向
及び長さ方向において弛むことなく展張りすることがで
きる。
【0037】屋根を開けるときは、まず、ハンドル20
を回してシート巻取りドラム11及び巻取りドラム12
を上昇させてシート7の張りを弛める。次いで、ハンド
ル21を上記とは逆の方向に回して、ガイドロープ9
(9a)を巻取りドラム12から巻き出しながら、ガイ
ドロープ9(9b)及びシート7をシート巻取りドラム
11で巻き取る。
【0038】上記のように、シート巻取りドラム14及
び巻き取りドラム15がどちらもハウスの一方側の側面
1aに設けられているので、屋根を掛けるときも開ける
ときも作業員をハウスの一方側の側面1aに配置すれば
よく、小人数で施工可能である。
【0039】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれ
ば、以下に示す有用な効果がもたらされる。 屋根部に登らなくても屋根を掛けることができ作業
能率が良く危険がない。 ガイドロープを巻き取り式とすることで容易にシー
トの開閉を行うことができる。また、巻き取り機構をハ
ウスの両側に設置したときは巻き取り側に、巻き取り機
構をハウスの一方側に設けたときはその側に作業員を配
置すればよいため、ハウスの片側のみにおいて作業を実
施でき、小人数によって施工可能である。 展張りされたシートを、更に、テンションワイヤや
巻き取りドラムの昇降機構によって引張ることにより、
幅方向及び長さ方向において弛むことなく展張りするこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の第1の実施の形態に係る多目的ハウ
ス用屋根を示す正面図である。
【図2】この発明の第1の実施の形態に係るガイドレー
ルを示す断面図である。
【図3】この発明の第1の実施の形態に係るガイドレー
ル内にガイドロープ及びシートが挿入された状態を示す
断面図である。
【図4】この発明の第1の実施の形態に係る屋根部に展
張り前のシートの状態を示す斜視図である。
【図5】この発明の第1の実施の形態に係るシートが展
張りされた状態を示す斜視図である。
【図6】この発明の第1の実施の形態に係るシートが展
張りされた状態を示す平面図である。
【図7】この発明の第1の実施の形態に係るシートの縁
部を示す平面図である。
【図8】この発明の第1の実施の形態に係るシートの縁
部を示す側面図である。
【図9】この発明の第2の実施の形態に係る多目的ハウ
スの全体構成を示す斜視図である。
【図10】この発明の第2の実施の形態に係る多目的ハ
ウス用屋根を示す正面図である。
【図11】この発明の第2の実施の形態に係るドラム部
を示す側面図である。
【図12】この発明の第2の実施の形態に係るドラム部
を示す正面図である。
【図13】この発明の第2の実施の形態に係るプーリ部
を示す正面図である。
【符号の説明】
1 多目的ハウス 1a ハウスの一方側の側面 1b ハウスの他方側の側面 2 ガイドレール 2a 上部 2b 下部 2c 対面部の壁面 2d 対面部の壁面 3 ガイドレール 3a 上部 3b 下部 3c 対面部の壁面 3d 対面部の壁面 4 スリット 5 ハウス屋根部 6 スリット 7 シート 7a、7b シートの両側の縁部 7c、7d シートの前後側の縁部 8 クリップ 9 ガイドロープ 9a ガイドロープの他方側 9b ガイドロープの一方側 10 作業員 11 シート巻取りドラム 12 巻取りドラム 13 プーリ 14 シート巻取りドラム 15 巻取りドラム 16 ガイドロープテンション用ワイヤ 17 シートの袋状部 18 シートの熱溶着部分 19 本体フレーム 20 ハンドル 21 ハンドル 22 ガイドロープテンション用ワイヤ 23 壁面 24 壁面 25 スリット 31 ねじ 32 ブラケット 33 フレーム 34 ナット 35 軸 36 スプロケット 37 チェーン 38 軸受 39 軸受け 40 軸 41 軸受け 42 軸 43 チェーン 44 スプロケット 45 スプロケット 46 チェーン 48 押え板 47 スプロケット 49 軸受け
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 福徳 俊一郎 神奈川県横浜市鶴見区弁天町3番地7 エ ヌケーケープラント建設株式会社内 (72)発明者 葛西 健一 神奈川県横浜市鶴見区弁天町3番地7 エ ヌケーケープラント建設株式会社内 (72)発明者 市村 明 北海道札幌市手稲区前田4条14丁目4−20 株式会社オグテック内 Fターム(参考) 2E141 AA02 AA07 BB01 CC05 DD02 DD12 DD28 EE03 EE04 EE11 EE22 EE33 EE37 HH01

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 屋根部に互いに所定間隔をあけて設けら
    れた、対面部にその長手方向にわたりスリットを有す
    る、1対のガイドレールと、前記1対のガイドレールの
    各々の前記スリットの外側に配置されるガイドロープ
    と、その両側の縁部が前記スリットを通って前記ガイド
    ロープの各々に固着されているシートと、前記ガイドロ
    ープを前記シートと共に前記ガイドレールに沿って移動
    させて前記1対のガイドレール間に展張りされた前記シ
    ートを開閉するためのガイドロープ移動装置とを備える
    ことを特徴とする多目的ハウス用屋根。
  2. 【請求項2】 前記ガイドロープ移動装置は、ハウスの
    両側にそれぞれ設置された、前記ガイドロープの端部を
    巻き取り及び巻き出し可能な巻き取り機構を備え、前記
    巻き取り機構は、前記ガイドロープが前記スリットから
    遠ざかる方向に移動するようにその設置位置から移動可
    能に設けられ、前記設置位置から移動する前記巻き取り
    機構によって引張られて前記スリットから遠ざかる前記
    ガイドロープによって前記シートが両側に引張られて前
    記シートの張りが強化される請求項1記載の多目的ハウ
    ス用屋根。
  3. 【請求項3】 前記ガイドロープ移動装置は、ハウスの
    一方側に設置された、前記ガイドロープの端部を巻き取
    り及び巻き出し可能な巻き取り機構と、前記ハウスの他
    方側に設置された前記ガイドロープを掛け回すプーリと
    を備え、前記ガイドロープが前記巻き取り機構と前記プ
    ーリとによりループ状に取り付けられている請求項1記
    載の多目的ハウス用屋根。
  4. 【請求項4】 前記巻き取り機構は、前記ガイドロープ
    が前記スリットから遠ざかる方向に移動するようにその
    設置位置から移動可能に設けられ、前記設置位置から移
    動する前記巻き取り機構によって引張られて前記スリッ
    トから遠ざかる前記ガイドロープによって前記シートが
    両側に引張られて前記シートの張りが強化される請求項
    3記載の多目的ハウス用屋根。
  5. 【請求項5】 前記ガイドロープが前記スリットから遠
    ざかる方向に移動するように前記ガイドロープを引張る
    ための引張りワイヤが前記ガイドロープに取り付けら
    れ、前記引張りワイヤによって引張られて前記スリット
    から遠ざかる前記ガイドロープによって前記シートが両
    側に引張られて前記シートの張りが強化される請求項1
    記載の多目的ハウス用屋根。
  6. 【請求項6】 請求項1、2、3、4又は5記載の多目
    的ハウス用屋根が複数並べられていることを特徴とする
    多目的ハウス用屋根。
JP2001136134A 2001-05-07 2001-05-07 多目的ハウス用屋根 Pending JP2002332755A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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KR101515549B1 (ko) * 2013-08-01 2015-06-01 김백영 조립식 터널 구조물
KR101748343B1 (ko) * 2016-12-22 2017-07-03 (주)대농건설 이동식 지붕 개폐 장치
KR20180131670A (ko) * 2017-05-30 2018-12-11 (주)신화기업 가변형 구조의 주차천막 장치

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