JP2513893Y2 - カ―テン装置 - Google Patents

カ―テン装置

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JP2513893Y2
JP2513893Y2 JP1988093178U JP9317888U JP2513893Y2 JP 2513893 Y2 JP2513893 Y2 JP 2513893Y2 JP 1988093178 U JP1988093178 U JP 1988093178U JP 9317888 U JP9317888 U JP 9317888U JP 2513893 Y2 JP2513893 Y2 JP 2513893Y2
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JP
Japan
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curtain
bar
winder
cord
tension
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JP1988093178U
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JPH0218094U (ja
Inventor
修 北島
精三 林口
Original Assignee
株式会社サン・エンタープライズ
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  • Operating, Guiding And Securing Of Roll- Type Closing Members (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は建築物の窓等の開口部を遮蔽するカーテン装
置に関するものであって、特に開口部の上部に取付けら
れた巻上げ機にカーテンを巻回し、そのカーテンの下端
に止着されたバーを操作してカーテンの引下げ及び巻上
げをするようにしたカーテン装置に関する。
この種のカーテン装置は、建築物等の窓や、空港のコ
ントロールタワーの展望窓等における遮光カーテン装置
として、広く使用されている。
[従来の技術] 従来広く使用されているこの種のカーテン装置を第2
図に示す。1はカーテンであって、その上部には巻上げ
機2が取付けられており、下端にはバー3が止着されて
いる。
前記巻上げ機2にはばねが内在せしめられており、該
ばねによりカーテン1を常時巻上げ方向に付勢してい
て、カーテン1をその全長に亙って巻回するようになっ
ている。
またバー3の両端部にはそれぞれ紐体4a,4bの端末が
止着されており、該紐体4a,4bは窓枠の下縁等の固定物
に止着された滑車5a,5b,5c,5dにより誘導され、原動機
により駆動される巻取り機6に巻取られている。
そしてこのカーテン装置においては、前記巻取り機6
を駆動して紐体4a,4bを牽引することによりバー3は下
動せしめられ、カーテン1はばねの弾力に抗して巻上げ
機2から引出されて展張され、窓などの開口部を遮蔽す
る。また巻取り機6を逆方向に駆動することにより、紐
体4a,4bは巻取り機6から送り出され、巻上げ機2はそ
のばねによりカーテン1を巻回することができ、開口部
は開放される。
[考案が解決しようとする問題点] しかしながらこのカーテン装置においては、左右の紐
体4a,4bの張力が厳密に一致している必要がある。もし
それが僅かでも狂うと、張力が大きい方の一方の紐体4a
のみによってカーテン1の昇降操作がなされることとな
り、他方の紐体4bは緩んでしまい、昇降操作に関与しな
くなる。そうなるとカーテン1もその両縁部に作用する
張力が異なり、巻上げ機2もその両端においてカーテン
1を巻締める力が異なる。
そのため図面において鎖線で示すように、バー3が巻
上げ機2に対して斜めに傾斜し、またカーテン1も巻上
げ機2に対して斜めに昇降することとなり、カーテン1
の一方の側縁が巻上げ機2におけるカーテン1が出入す
るスリットの一端部に食込み、カーテン1の昇降操作が
困難となったり、カーテン1が損傷を受けたりする可能
性がある。
また前述の遮光カーテンは、ポリエステルフィルム等
の比較的剛直な厚手のフィルムに、遮光効果を有する塗
装を施したフィルム状のものであって、織物のようなド
レープ性を有しない。また通常ロール状に巻いて供給さ
れ、また使用中においても巻上げ機2内においてロール
状に巻回した状態にあるため、前記フィルム自体に巻き
癖がついており、そのためこれを平面状に伸ばしても自
然にカールする傾向にある。
またフィルムを巻上げ機2やバー3に取付ける際に、
その接合部において歪が生じる可能性があり、さらに一
般にこの種のフィルムは所定の幅の長尺のものとして供
給されるため、その幅以上の広幅のカーテン1を形成す
るためには第2図に示すようにカーテン1のどこかの位
置で接続部7において接続する必要があり、その接続部
7においてもフィルムに歪が生じる。
このようにフィルムに巻き癖や歪があると、これを平
面状に伸ばした状態でカーテン1を形成し、これに巻上
げ機2やバー3を取付けたとしても、そのカーテン1の
両側縁の長さに微妙な誤差が生じ、また巻上げ機2によ
るカーテン1の巻上げや引出しの過程においてカーテン
1が波を打ち、左右における巻上げや引出しの速度にば
らつきが生じるのである。
さらにカーテン1の巻上げ及び引出しを繰返している
と、カーテン1や紐体4a,4bに局部的に伸縮の歪みが生
じ、これらもカーテン1の巻上げや引出し速度のばらつ
きの原因となる。
これらの作用が重なって、バー3の左右に止着された
紐体4a,4bの張力に微妙な誤差が生じ、一方の紐体4aと
それが止着された側のカーテン1の縁部とのみに張力が
作用し、その張力のみによってカーテン1の巻上げ引出
しが行われることとなる。
そして他方の紐体4bやその側のカーテン1の縁部には
弛みが生じ、結局バー3に傾斜が生じることとなり、さ
らにその傾斜がカーテン1に波及してこれを斜めに昇降
せしめ、見苦しくしたりカーテン1が傷付いたりする原
因となる。カーテン装置を組立てる際にはこれらの左右
の張力が同じになるように組立てるのであるが、それで
もカーテン1や紐体4a,4bの歪みによる微妙なばらつき
を完全に取除くことはできない。
またカーテン1が織物等のドレープ性を有するもので
ある場合においては、カーテン1自体における歪等は生
じにくいが、部分的に極めて僅かの張力の差が生じても
それがカーテン1全体に波及し、斜めに大きな且つ鋭い
折り皺が生じ、極めて見苦しいものとなる。
また一部ではカーテン1の下端に取付けられたバー3
の中央部に紐体を一本だけ止着し、その紐体によりカー
テン1を昇降せしめるようにしたものも知られている
が、このようなものではそのカーテン1の左右の張力を
同じにすることは望むべくもない。
本考案はかかる事情に鑑みなされたものであって、カ
ーテン1に多少の歪みや巻き癖等があったとしても、そ
れによりカーテン1を操作する紐体やカーテン1に張力
のむらが生じることがなく、常に両側部を均一に昇降せ
しめることができ、バー3が斜めに傾斜したりカーテン
1が斜めに昇降したりすることのなく、またこれらの張
力の差によりカーテン1に皺が生じたり傷付いたりする
ことのない、新規なカーテン装置を提供することを目的
とするものである。
[問題点を解決する手段] 而して本考案は、カーテンと、該カーテンの上端に止
着され、内在するばねによりカーテンをその全長に亙っ
て巻回する巻上げ機と、前記カーテンの下端に止着され
たバーとよりなり、当該バーを前記巻上げ機に対して離
接移動せしめてバーと巻上げ機の間にカーテンを展張す
るカーテン装置において、前記バーの両端部に滑車を取
付け、当該両滑車に掛け渡された紐体の両端を同時に牽
引送出しすることにより、前記バーを巻上げ機に対して
離接移動せしめるようにしたことを特徴とするものであ
る。
本考案における前記紐体の掛回し構造としては、前記
紐体の両端部を固定物に取付けられた滑車を介して誘導
し、原動機により駆動される巻取り機により当該紐体の
両端の牽引及び送出しをするようにすることができる。
[実施例] 以下本考案の実施例を図面に従って説明する。第1図
は本考案の一実施例を示すものである。この実施例にお
いて1はカーテンであり、前記従来例と同様に当該カー
テン1の上部には巻上げ機2が取付けられており、下端
にはバー3が止着されている。
前記巻上げ機2にはばねが内在せしめられており、該
ばねの動力によりカーテン1を常時巻上げ方向に付勢し
ていて、カーテン1をその全長に亙って巻回するように
なっている。
またバー3の両端部にはそれぞれ滑車8a,8bが取付け
られており、この滑車8a,8bには紐体4が掛け渡されて
いる。該紐体4の両端部は窓枠の下縁等の固定物に止着
された滑車5a,5b,5c,5dにより誘導され、原動機により
駆動される巻取り機6に巻取られており、その紐体4の
両端が同時に巻取り機6により牽引及び送出しされるよ
うになっている。
なお紐体4は、当該紐体4を巻取り機6等で機械的に
操作するものである場合には、ワイヤー等の強力な紐体
を使用することができ、また手動により操作するもので
ある場合には、組紐、撚り紐等の比較的柔軟で太く、操
作する際に手を痛めることのないものであることが好ま
しい。さらに組紐等に滑り止めの凹凸を形成したものを
使用することもできる。
[作用] 而して第1図の実施例においては、巻取り機6を駆動
して紐体4を牽引することによりバー3は下動せしめら
れ、カーテン1は巻上げ機2内のばねの弾力に抗して巻
上げ機2から引出されて、窓等の開口部を遮蔽する。ま
た巻取り機6を逆方向に駆動することにより紐体4は巻
取り機6から送り出され、巻上げ機2のばねによりカー
テン1を巻回して引上げ、開口部は開放される。
而して本考案においては、バー3の両端部に滑車8a,8
bが取付けられており、連続した紐体4がこの滑車8a,8b
に掛渡され、その紐体4の両端を牽引送出しするので、
カーテン1が巻上げ機2から真直ぐに垂下し、両側の紐
体4に均等に張力が作用している状態では、作動により
滑車8a,8bが回転することはなく、前記従来例の場合と
全く同様にカーテン1の巻上げ及び引出しを行うことが
できる。
ここにおいて何等かの原因で両側の紐体4に作用する
張力に差が生じたときには、前記従来例のものでは前述
のように、バー3に傾きが生じ、カーテン1の両側縁に
も張力の差が生じ、カーテン1が傾いてスムーズな開閉
をすることができなくなるのであるが、本考案によれ
ば、両側の紐体4が滑車8a,8bを介して連続しているの
で、僅かでも張力の差が生じたときには両側の紐体4が
滑車8a,8bを介して相互に移動し、その張力の差を解消
する。
そのためバー3の両側部において滑車8a,8bから下方
に延びる紐体4の部分に加わる張力は常に同一となり、
従ってカーテン1の両側縁に作用する張力も常に同一で
あって、一方の側縁にのみ張力が加わり、他方の側縁が
緩むということがない。
前記紐体4の張力の差は、カーテン1の部分的な歪み
や巻き癖、長期間の使用によるカーテン1や紐体4の伸
縮など、各種の要因によって生じ得るが、その理由の如
何を問わず、滑車8a,8bに掛渡された紐体4が移動する
ことにより、その張力が同一になるように調整し、両側
の紐体4の張力を一定に保持することにより、カーテン
1の両側縁の張力を同一に保持する。
[考案の効果] 従って本考案によれば、カーテン1をその両側部にお
いて下方に引張っている両側の紐体4の張力が常に同一
であり、またカーテン1自体の両側縁部に加わる張力も
同一となるのでカーテン1の局部的な歪みや巻き癖、カ
ーテン1や紐体4の経時的な伸縮などにより張力の変化
あがあっても、両側の張力にばらつきが生じることはな
い。
従ってバー3は斜めに傾斜することなく、常に水平を
保持することができ、カーテン1は常に真直ぐに昇降す
ることとなり、その縁部が巻上げ機2のスリットの端部
に食込んだり、傷付いたりすることがないのである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の実施例のカーテン装置の正面図であ
り、第2図は従来のカーテン装置の正面図である。 1……カーテン、2……巻上げ機 3……バー、4……紐体 5a,5b,5c,5d,8a,8b……滑車 6……巻取り機

Claims (2)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】カーテン(1)と、該カーテン(1)の上
    端に止着され、内在するばねによりカーテン(1)をそ
    の全長に亙って巻回する巻上げ機(2)と、前記カーテ
    ン(1)の下端に止着されたバー(3)とよりなり、当
    該バー(3)を前記巻上げ機(2)に対して離接移動せ
    しめてバー(3)と巻上げ機(2)の間にカーテン
    (1)を展張するカーテン装置において、前記バー
    (3)の両端部に滑車(8a,8b)を取付け、当該両滑車
    (8a,8b)に掛け渡された紐体(4)の両端を同時に牽
    引送出しすることにより、前記バー(3)を巻上げ機
    (2)に対して離接移動せしめるようにしたことを特徴
    とする、カーテン装置
  2. 【請求項2】請求項1のカーテン装置において、前記紐
    体(4)の両端部を固定物に取付けられた滑車(5a,5b,
    5c,5d)を介して誘導し、原動機により駆動される巻取
    り機(6)により当該紐体(4)の両端の牽引及び送出
    しをするようにしたことを特徴とする、カーテン装置
JP1988093178U 1988-07-13 1988-07-13 カ―テン装置 Expired - Lifetime JP2513893Y2 (ja)

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Families Citing this family (2)

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ITMI20031902A1 (it) * 2003-10-03 2005-04-04 Pellini Spa Sistema per la manovra di una tenda a telo inserita in una vetro-camera.
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