JP2005318823A - プラスチックフィルムハウスの天窓開閉装置 - Google Patents

プラスチックフィルムハウスの天窓開閉装置 Download PDF

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Abstract

【課題】プラスチックフィルムハウスの屋根の天窓を覆蓋するシートを開閉して天窓を開閉する天窓開閉装置であって、該シート上に水が溜まりにくいと共に、該シートにたるみが生じにくい天窓開閉装置を提供する。
【解決手段】天窓6のシート12は、下辺が該天窓6の低位側の辺縁に固定されており、上辺が、天窓6に沿って該天窓6の高位側と低位側との間を転動移動可能な巻芯14に結合されている。巻芯14には、延出体16の一端が連結されている。延出体16の他端側は屋根1rの天頂部1tを越えて該屋根1rの他半側へ延出している。延出体16はネット16aよりなる。延出体16の最下位部に、引下げ力を与える錘体18が配置されている。巻芯14が天窓6に沿って該天窓6の高位側から低位側へ転動しながら移動することによりシート12が該巻芯14に巻取られ、天窓6が開放される。巻芯14には、延出体16を介して錘体18から天窓6の高位側への引張り力が加えられている。
【選択図】図1

Description

本発明は、ビニルハウスなどのプラスチックフィルムハウスの天窓を開閉するための天窓開閉装置に係り、特にプラスチックフィルムハウスの屋根の天窓を覆蓋するシートを開閉して天窓を開閉する天窓開閉装置に関する。
農業用、園芸用等の温室として用いられるビニルハウス等のプラスチックフィルムハウスにあっては、屋根に天窓を設け、この天窓を開閉させることにより該プラスチックフィルムハウス内の温度調節や換気を行うことがある。
特開平8−172933号公報には、このビニルハウスの天窓の開閉装置の一例が記載されている。同号公報においては、屋根は略切妻屋根状であり、その頂陵状の天頂部から両側に向って下り勾配となっている。この屋根の天頂部よりも一半側に、天頂部付近から屋根の下端付近にまで延在する天窓が設けられている。
この天窓を覆うようにビニル樹脂製のシートが設けられている。このシートは、一端辺(上端辺)が天窓の上縁部に固定され、他端辺(下端辺)側からロッドに巻取り可能とされている。ロッドは、頂陵状の天頂部の棟方向に延在している。
なお、ロッドは手動式のハンドル操作によって屋根上を転動するよう構成されている。
この天窓開閉装置においては、ハンドルを回転操作してロッドを天窓に沿って該天窓の低位側から高位側へ転動させることにより、シートが該ロッドに巻取られて天窓が開放される。また、ロッドを天窓に沿って該高位側から低位側へ転動させることにより、シートがロッドから巻出されて天窓が閉鎖される。
特開平8−172933号公報
上記特開平8−172933号公報の天窓開閉装置にあっては、天窓を覆うシート上に掛かった雨水等の水滴が該シート上を屋根の低位側へ流れ落ちる場合、該シートの下端辺に連結されたロッド又は該ロッドによるシート下端辺側からのシート巻取り体により、この水滴が堰き止められ、該シート上に水が溜まり易い。
なお、このシートの下端辺を天窓の下縁部に固定し、該シートの上端辺側からロッドで該シートを巻取るよう構成することにより、該シート上を流れ落ちる水が途中で堰き止められることを防止することも考えられる。しかしながら、このように構成した場合、シート及びロッドには各々の自重により屋根の低位側へ向う力が作用するため、シートにたるみが生じ易くなる。
本発明は、プラスチックフィルムハウスの屋根の天窓を覆蓋するシートを開閉して天窓を開閉する天窓開閉装置であって、該シート上に水が溜まりにくいと共に、該シートにたるみが生じにくい天窓開閉装置を提供することを目的とする。
本発明(請求項1)のプラスチックフィルムハウスの天窓開閉装置は、プラスチックフィルムハウスの屋根に設けられた天窓を覆蓋するシートを開閉するための天窓開閉装置であって、該屋根は頂陵状の天頂部を有し、該天頂部から両側に向って下り勾配となっており、該天窓は該天頂部よりも一半側に設けられている天窓開閉装置において、前記シートは、一側辺が該天窓の低位側に固定され、該天窓の高位側まで拡開する大きさを有しており、該シートの他側辺が結合されており、該天窓に沿って天窓の高位側と低位側との間を転動しながら移動可能であり、該高位側から低位側へ転動することにより該シートを巻取り、該低位側から高位側へ転動することによりシートを天窓に覆蓋させる巻芯と、一端が該巻芯に連結され、他端側が屋根の天頂部よりも他半側に延出しており、該巻芯の低位側への転動に伴って該巻芯に巻取られ、該巻芯の高位側への転動に伴って該巻芯から巻出される延出体と、該延出体に対し引下げ力を与える錘体とを備えてなるものである。
請求項2のプラスチックフィルムハウスの天窓開閉装置は、請求項1において、該延出体の少なくとも一部はネットであることを特徴とするものである。
請求項3のプラスチックフィルムハウスの天窓開閉装置は、請求項1において、該延出体の少なくとも一部は紐状であることを特徴とするものである。
請求項4のプラスチックフィルムハウスの天窓開閉装置は、請求項1ないし3のいずれか1項において、該延出体は前記巻芯と平行な折り返し部に沿って折り返されており、該延出体のうち折り返されて上側に配置された部分が前記巻芯に連なり、延出体のうち折り返されて下側に配置された部分の上端側がプラスチックフィルムハウスに取り付けられており、該折り返し部の内側に沿って円柱状又は円筒状の前記錘体が保持されていることを特徴とするものである。
本発明のプラスチックフィルムハウスの天窓開閉装置においては、シートは、下端辺が天窓の低位側に固定されると共に、上端辺が巻芯に結合されている。このシートが天窓を覆った状態から巻芯を天窓の高位側から低位側へ転動させると、シートが巻芯に巻取られ、天窓が開放される。なお、この際、延出体も巻芯に巻取られる。
シートを巻取った巻芯を、該低位側から高位側へ転がし上げると、巻芯からシートが巻出され、このシートが天窓を覆うので、天窓が閉鎖される。なお、この巻芯が転がり上がるときには、延出体が巻芯から巻出される。
本発明では、延出体に対し、錘体の自重により屋根の反対側(天窓が設けられた側と反対側)への引き下げ力が加えられている。従って、巻芯には、この延出体を介し、該錘体の自重により天窓の高位側(屋根の天頂部側)への引き上げ力が作用している。
このように、本発明のプラスチックフィルムハウスの天窓開閉装置にあっては、シートの下端辺を天窓の低位側に固定し、該シートの上端辺側から巻芯により該シートを巻取るよう構成しているので、シート上を水滴等が流れ落ちる場合に、巻芯又は該巻芯によるシート巻取り体によってこの水滴が堰き止められることがなく、該シート上に水が溜まりにくい。
また、巻芯には、錘体の自重により天窓の高位側への引き上げ力が作用しているため、この巻芯を介してシートの上端辺側が天窓の高位側へ引張られ、シートがピンと張るようになる。これにより、シートにたるみが生じにくい。
なお、本発明のプラスチックフィルムハウスの天窓開閉装置においては、巻芯には、その自重(及び巻取ったシートの重量)により天窓の低位側へ転がり落ちようとする力と、錘体に引張られて天窓の高位側へ転がり上がろうとする力との双方の力が加わるので、両者の力の差よりも若干大きい程度の力を加えるだけで巻芯を転動させることができる。
本発明のプラスチックフィルムハウスの天窓開閉装置においては、シートが巻芯に巻取られると、延出体も巻芯に巻取られ、天窓側へ引き出される。そのため、延出体は、ネットや紐状のものなど、天窓の通気を許容するものであることが望ましい(請求項2,3)。
延出体をネットとした場合には、天窓開放時に天窓がネットで覆われるため、該天窓からプラスチックフィルムハウス内に害虫やゴミ等が侵入することが防止される。
なお、延出体を紐状とした場合には、延出体の構成をきわめて簡易なものとすることができる。
請求項4の態様にあっては、延出体が巻芯からの延出方向の途中部分において折り返され、この折り返し部の内側に円柱状又は円筒状の錘体が自転可能に保持されているため、この錘体の自重により、延出体に対し引き下げ力が加えられる。
以下に、図面を参照して本発明の実施の形態について説明する。
第1図は実施の形態に係るプラスチックフィルムハウスの天窓開閉装置10を備えたプラスチックフィルムハウスの断面図であり、(a)図は天窓閉状態時を示し、(b)図は天窓開状態時を示している。第2図はこの天窓開閉装置の斜視図である。第3図はこの天窓開閉装置の作動態様の説明図である。第4図及び第5図は巻芯とシートとの結合部の断面斜視図である。第6図は巻芯転動装置の斜視図である。第7図は他の実施の形態に係る天窓開閉装置10Aを備えたプラスチックフィルムハウスの断面図である。なお、これらの図においては、この天窓開閉装置の構成を明瞭にするために、各シートの厚みを誇張して示している。
第1図に示すように、この実施の形態では、プラスチックフィルムハウス1は、アーチ形のフレーム(パイプ)2を複数本所定の間隔にて立設し、これらのフレーム2を取り囲むように合成樹脂シート(プラスチックフィルム)4を張設してなるものである。なお、該合成樹脂シート4は、この実施の形態では、一般的なビニルハウスに用いられる塩化ビニル系樹脂シート又はポリオレフィン系樹脂シートであるが、これに限定されるものではない。該合成樹脂シート4は、要所が複数箇所において各フレーム2に対し固定具やバンド(いずれも図示略)により固定されている。
このプラスチックフィルムハウス1の頂陵状の屋根1rの天頂部1tよりも一半側に天窓(開口)6が形成されている。この天窓6がシート12によって開閉される。このシート12は、下辺が天窓6の低位側の辺縁に固定され、該天窓6の高位側へ拡開することにより該天窓6を覆蓋しうる大きさを有している。
天窓開閉装置10は、このシート12と、該シート12の上辺が結合されており、該天窓6(屋根1rの上面)に沿って該天窓6の高位側と低位側との間を転動しながら移動可能となっている巻芯14と、一端が該巻芯14に連結されており、他端側が前記天頂部1tを越えて屋根1rの他半側へ延出した延出体16と、該延出体16の最下位部に対し引下げ力を与える錘体18と、該巻芯14を天窓6の高位側から低位側並びに該低位側から高位側へ転動させる巻芯転動装置20とを備えている。
この実施の形態のように、延出体16は、ネット16aと、該ネット16aの上側辺に連なるシート部16bとで構成されていることが好ましい。このシート16bが巻芯に結合されている。なお、この結合構造の詳細については後述する。このように延出体16の根元側にシート部16bが存在していることにより、第1図(a)に示すように、天窓閉状態時において該シート部16bが巻芯14の高位側から屋根1rの天頂部1tを越えて該屋根1rの他半側の上部までを覆うようになり、該巻芯14の高位側に雨水等が溜まることが防止される。
該シート12は、この実施の形態では、プラスチックフィルムハウス1の外殻を構成する合成樹脂シート4と同様の材質よりなるものであるが、該合成樹脂シート4と異なっていてもよい。この実施の形態では、該シート12の下辺は、天窓6の下縁付近の合成樹脂シート4に対しファスナー(固定具)を用いて、あるいは溶着や接着等により結合されているが、これに限定されるものではない。
巻芯14は、天窓6に沿って該天窓6の高位側から低位側へ転動しながら移動することによりシート12を巻取り、天窓6を開放させる。この際、延出体16も該シート12と一緒に巻芯14に巻取られる。また、巻芯14が天窓6に沿って該天窓6の低位側から高位側へ転動しながら移動することによりシート12を巻出して天窓6に覆蓋させる。この際、延出体16も巻芯14から巻出される。なお、この巻芯14は、円柱状(棒状)又は円筒状のものであり、屋根1rの棟方向と平行に略水平に延在している。
この巻芯14の材質は特に限定されるものではないが、例えば塩ビ管等を用いることができる。また、この巻芯14の直径は、シート12及び延出体16の巻取り及び巻出しをスムーズに行うことができる大きさであればよく、特に限定されるものではないが、5〜50mm程度であることが好ましい。
この実施の形態では、延出体16は、第1図及び第2図に示すように、該巻芯14からの延出方向の途中部分において、該巻芯14の延在方向と平行な折り返し部に沿って下側に折り返されている。この下側へ折り返された部分の上端辺は、屋根1rの天頂部1t又は該天頂部1tから所定距離低位側へ離隔した位置にファスナー(固定具)を用いて、あるいは接着や溶着等により固定されている。
この延出体16にあっては、図示の通り、該折り返し部が最も低位となっている。この延出体16の折り返し部の内側に錘体18が保持されている。この実施の形態では、第2図に示すように、該錘体18は円柱状のものであり、該折り返し部に沿って巻芯14と平行に延在している。この錘体18は、天窓6の開閉に際し、延出体16が巻芯14に巻取られること及び巻芯14から巻出されることに伴い、該折り返し部の内側において自転(転動)しつつ屋根1rの低位側から高位側並びに高位側から低位側へ移動する。
この実施の形態では、錘体18の重量は、第1図(b)の如く天窓6が全開状態となるまで巻芯14がシート12及び延出体16を巻取った状態において、該巻芯14と、該巻芯14に巻取られたシート12及び延出体16との合計重量により巻芯14に生じるシート巻取り方向(転がり落ちる方向)への回転トルクよりも、該錘体18の重量により延出体16を介して巻芯14に生じる転がり上がる方向の回転トルクの方が大きくなるよう設定されている。
即ち、この実施の形態では、巻芯14には、錘体18から常時天窓6の高位側への引張り力が加えられている。
この錘体18の材質や構造は特に限定されるものではない。例えば、この錘体18は、金属製又は合成樹脂製の中実円柱状(棒状)体であってもよく、中空円筒状体に重量物を充填したものであってもよい。具体的には、塩ビ管に砂などを充填したものであってもよい。
天窓6の下辺に沿って好ましくはストッパ22が上方に突設される。巻芯14がシート12を巻取りながら該天窓6の低位側へ移動したときに、該巻芯14が該ストッパ22に当接して停止する。また、天窓6の上辺に沿う天頂部1t付近に、好ましくはストッパ24が上方に突設される。巻芯14がシート12を巻出しながら該天窓6の高位側へ移動したときに、該巻芯14が該ストッパ24に当接して停止する。この実施の形態では、これらのストッパ22,24は、それぞれ、シート12の下端辺を天窓6の下縁部に固定するファスナーと、延出体16のうち前記下側に折り返された部分の上端辺を屋根1rの天頂部1t付近に固定するファスナーとに一体に設けられているが、これらのファスナー22,24の構成はこれに限定されるものではない。
なお、後述の第7図の実施の形態の如く、屋根1rの天窓6と反対側に、巻芯14に延出体16が巻取られるのに伴って屋根1rの高位側へ移動した錘体18の該高位側への移動を停止させるストッパが突設されていてもよい。
この実施の形態では、第4図に示すように、シート12と延出体16とが一続きとなっている。即ち、該シート12は、天窓6に覆蓋する領域と、この領域が天窓6に覆蓋した状態において屋根1rの天頂部1tを越えて該屋根1rの前記他半側(天窓6が設けられた側と反対側)に延出して延出体16の一部(シート部16b)を構成する領域とを有している。このシート部16bにネット16aが連なっている。
この実施の形態では、第4図に示すように、シート12のうち上記の2つの領域の境界付近を巻芯14に被せ、その上から挟み固定部材14cを装着することにより、該シート12(及び延出体16のシート部16b)を巻芯14に固定している。この挟み固定部材14cは、図示の如く断面C字形の弾性部材であり、弾性変形しつつ巻芯14を咥え込むようにして該巻芯14に外嵌し、該シート12を巻芯14に固定するよう構成されている。
なお、このシート12の巻芯14への固定構造はこれに限定されるものではなく、例えば、第5図に示すように、巻芯14に側周面から軸心側に向って切込み状のスリット14aを設け、シート12のうち上記の2つの領域の境界付近をこのスリット14aに挟み込むようにして巻芯14に結合してもよい。
巻芯転動装置20は、第6図に示すように、巻芯14の端部に設けられたスプロケット20aと、該スプロケット20aに巻掛けられた無端チェーン20bと、地面Gに設けられたチェーン掛止フック20cとを備えている。この無端チェーン20bを無端回動させることにより、スプロケット20aを介して巻芯14が自転し、天窓6に沿って該天窓6の高位側から低位側あるいは低位側から高位側へ転動しながら移動するようになる。また、この無端チェーン20bを地面Gのチェーン掛止フック20cに掛止することにより、該巻芯14の転動が阻止され、巻芯14が固定される。
このように構成された天窓開閉装置10の操作手順について次に説明する。
第1図(a)及び第3図(a)のように天窓6がシート12で閉鎖された状態から天窓6を開放させる場合には、巻芯14が第3図(a)の矢印R方向へ自転するように無端チェーン20bを引張り、巻芯14を天窓6の高位側から低位側へ転動させる。この天窓6の高位側から低位側への巻芯14の転動により、第3図(a)から(c)の如くシート12が該巻芯14に巻取られ、天窓6が開放される。この際、延出体16も巻芯14に巻取られることにより、図示の如く延出体16のネット16aが天窓6の上方へ引き出されて該天窓6を覆うようになる。天窓6を全開又は所望量開放させた後、無端チェーン20bを地面Gのフック20cに引掛けて巻芯14を固定する。
この天窓開放操作時においては、錘体18から該巻芯14に加えられるシート巻出し方向の回転トルクに抗して無端チェーン20bを引張り、巻芯14を転落方向へ転動させる。
第1図(b)及び第3図(c)のように開放状態となっている天窓6をシート12で閉鎖するには、無端チェーン20bをチェーン掛止フック20cから外し、巻芯14をシート巻出し方向へ(天窓6の低位側から高位側へ)転動させる。この巻芯14の天窓6の高位側への転動によりシート12が巻出され、天窓6がシート12によって覆われるようになる。なお、巻芯14には、延出体16を介して錘体18から天窓6の高位側への引張り力が加えられているため、巻芯14から巻出されたシート12は該巻芯14により該高位側へ引張られ、たわみなく天窓6に沿って展張される。
この天窓閉鎖操作においては、操作者は、無端チェーン20bを掴んで巻芯14の転がり上がりスピード(シート巻出し速度)を調節する。
この天窓開閉装置10にあっては、シート12の下端辺を天窓6の低位側に固定し、該シート12の上端辺側から巻芯14により該シート12を巻取るよう構成しているので、シート12上を水滴等が流れ落ちる場合に、巻芯14又は該巻芯14によるシート巻取り体によってこの水滴が堰き止められることがなく、該シート12上に水が溜まりにくい。
また、巻芯14には、錘体18の自重により天窓6の高位側への引き上げ力が作用しているため、この巻芯14を介してシート12の上端辺側が天窓6の高位側へ引張られ、シート12がピンと張るようになる。これにより、シートにたるみが生じにくい。
この天窓開閉装置10においては、天窓6を開放させると延出体16が天窓6の上方に引き出されて該天窓6を覆うようになるが、この実施の形態では、該延出体16は通気性を有するネット16aよりなるので、このネット16aを介してプラスチックフィルムハウス1の内外の空気が相互に流通する。また、このように天窓開放時に天窓6をネット16aで覆っておくことにより、該天窓6からプラスチックフィルムハウス1内に害虫やゴミ等が侵入することが防止される。
この実施の形態では、延出体16を巻芯14からの延出方向の途中部分において折り返し、この折り返し部の内側に円柱状の錘体18を自転可能に保持している。そのため、この錘体18は、天窓6の開閉に際し延出体16が巻芯14に巻取られること及び巻芯14から巻出されることに伴い、該折り返し部の内側において自転(転動)しつつ屋根1rの低位側から高位側並びに高位側から低位側へスムーズに移動することができる。
なお、上記の実施の形態では、巻芯転動装置20として、スプロケット20aと無端チェーン20bとを組み合せたものを採用しているが、巻芯転動装置の構成はこれに限定されるものではなく、巻芯を回転させうる機能を有する任意の装置を採用することが可能である。
第7図は第1〜5図の途中で折り返した延出体16の代わりに屋根1rに一重に重なる延出体16Aを有する天窓開閉装置10Aを備えたプラスチックフィルムハウスの断面図であり、(a)図は天窓閉状態時を示し、(b)図は天窓開状態時を示している。
この天窓開閉装置10Aも、該シート12と、該シート12の上辺が結合されており、該天窓6に沿って該天窓6の高位側と低位側との間を転動しながら移動可能となっている巻芯14と、一端が該巻芯14に連結されており、他端側が前記天頂部1tを越えて屋根1rの他半側へ延出したネット16aよりなる延出体16Aと、該延出体16Aの最下位部に対し引下げ力を与える錘体18Aと、該巻芯14を天窓の高位側から低位側並びに該低位側から高位側へ転動させる巻芯転動装置(図示略)とを備えている。
この実施の形態では、延出体16Aは、巻芯14からの延出方向の途中部分において折り返されることなく、屋根1rの低位側へと引き回されており、この延出体16Aの下端に錘体18Aが結合されている。
この天窓開閉装置10Aにおいては、該錘体18Aは、天窓6の開閉に際し延出体16Aが巻芯14に巻取られること及び巻芯14から巻出されることに伴い、屋根1rの上面に沿って滑動しつつ、該屋根1rの低位側から高位側並びに高位側から低位側へ移動する。
なお、この実施の形態では、屋根1rの天窓6と反対側に、巻芯14に延出体16Aが巻取られるのに伴って屋根1rの高位側へ移動した錘体18Aの該高位側への移動を停止させるストッパ26が突設されている。
この天窓開閉装置10Aのその他の構成は前述の第1〜5図の天窓開閉装置10と同様となっており、同一符号は同一部分を示している。
この天窓開閉装置10Aにあっても、シート12上を水滴等が流れ落ちる場合に、巻芯14又は該巻芯14によるシート巻取り体によってこの水滴が堰き止められることがなく、該シート12上に水が溜まりにくい。また、巻芯14に作用する錘体18Aからの天窓6の高位側への引き上げ力により、シート12がピンと張り、シート12にたるみが生じにくい。
なお、図示はしないが、この実施の形態においては、錘体18Aにローラや車輪等を設けて該錘体18Aとプラスチックフィルムハウス1の屋根1rの上面との間の摩擦抵抗を低減させるよう構成してもよい。
上記の各実施の形態は本発明の一例を示すものであり、本発明は上記の各実施の形態に限定されるものではない。
例えば、上記の各実施の形態では延出体をネットにより構成しているが、延出体は孔開きシートであってもよく、紐状体であってもよい。延出体を紐状体とした場合には、延出体の構成をきわめて簡易なものとすることができる。
実施の形態に係るプラスチックフィルムハウスの天窓開閉装置を備えたプラスチックフィルムハウスの断面図であり、(a)図は天窓閉状態時を示し、(b)図は天窓開状態時を示している。 図1のプラスチックフィルムハウスの天窓開閉装置の斜視図である。 図1のプラスチックフィルムハウスの天窓開閉装置の作動態様の説明図である。 図1のプラスチックフィルムハウスの天窓開閉装置における巻芯とシートとの結合部の断面斜視図である。 別の巻芯とシートとの結合構造を示す断面斜視図である。 図1のプラスチックフィルムハウスの天窓開閉装置における巻芯転動装置の斜視図である。 別の実施の形態に係るプラスチックフィルムハウスの天窓開閉装置を備えたプラスチックフィルムハウスの断面図であり、(a)図は天窓閉状態時を示し、(b)図は天窓開状態時を示している。
符号の説明
1 プラスチックフィルムハウス
1r 屋根
1t 天頂部
2 フレーム
4 合成樹脂シート
10,10A 天窓開閉装置
12 シート
14 巻芯
16,16A 延出体
16a ネット
18,18A 錘体

Claims (4)

  1. プラスチックフィルムハウスの屋根に設けられた天窓を覆蓋するシートを開閉するための天窓開閉装置であって、
    該屋根は頂陵状の天頂部を有し、該天頂部から両側に向って下り勾配となっており、該天窓は該天頂部よりも一半側に設けられている天窓開閉装置において、
    前記シートは、一側辺が該天窓の低位側に固定され、該天窓の高位側まで拡開する大きさを有しており、
    該シートの他側辺が結合されており、該天窓に沿って天窓の高位側と低位側との間を転動しながら移動可能であり、該高位側から低位側へ転動することにより該シートを巻取り、該低位側から高位側へ転動することによりシートを天窓に覆蓋させる巻芯と、
    一端が該巻芯に連結され、他端側が屋根の天頂部よりも他半側に延出しており、該巻芯の低位側への転動に伴って該巻芯に巻取られ、該巻芯の高位側への転動に伴って該巻芯から巻出される延出体と、
    該延出体に対し引下げ力を与える錘体と
    を備えてなるプラスチックフィルムハウスの天窓開閉装置。
  2. 請求項1において、該延出体の少なくとも一部はネットであることを特徴とするプラスチックフィルムハウスの天窓開閉装置。
  3. 請求項1において、該延出体の少なくとも一部は紐状であることを特徴とするプラスチックフィルムハウスの天窓開閉装置。
  4. 請求項1ないし3のいずれか1項において、該延出体は前記巻芯と平行な折り返し部に沿って折り返されており、
    該延出体のうち折り返されて上側に配置された部分が前記巻芯に連なり、
    延出体のうち折り返されて下側に配置された部分の上端側がプラスチックフィルムハウスに取り付けられており、
    該折り返し部の内側に沿って円柱状又は円筒状の前記錘体が保持されていることを特徴とするプラスチックフィルムハウスの天窓開閉装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN102283050A (zh) * 2011-07-11 2011-12-21 杭州儒燕科技开发有限公司 植物暖棚
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CN110150176A (zh) * 2019-06-26 2019-08-23 西南民族大学 一种适用于高海拔地区的藏香鸡舍

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