JPH071970Y2 - 畜舎用カーテン装置 - Google Patents

畜舎用カーテン装置

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JPH071970Y2
JPH071970Y2 JP288291U JP288291U JPH071970Y2 JP H071970 Y2 JPH071970 Y2 JP H071970Y2 JP 288291 U JP288291 U JP 288291U JP 288291 U JP288291 U JP 288291U JP H071970 Y2 JPH071970 Y2 JP H071970Y2
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JP
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hoisting
curtain
wall
winding
winch
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JP288291U
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JPH04103458U (ja
Inventor
廣 曽我
Original Assignee
士幌鉄工有限会社
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、畜舎の壁のほぼ全長に
わたって開設されている横長窓全長を、ウインチによる
ロープの巻く,解く操作によりいっせいに開閉する畜舎
用カーテン装置に関する。
【0002】
【従来技術と問題点】従来、この種の畜舎用カーテン装
置としては、種々の構造のものが開発されている。例え
ば、実公昭54−39883 号公報に開示されてる開閉装置が
知られている。斯る会へ補遺装置は畜舎の軒桁に上辺縁
を固着せしめて垂れ下げたカーテンの下辺縁全長に亘り
同カーテンを巻き上げる棒体(巻上げ軸)を固着する一
方、畜舎の側方適所に手巻きウインチを、この棒体の一
端を、畜舎の上方適所に設けた滑車を通したワイヤーロ
ープを介して手巻きウインチに連結した昇降台座に回転
自在に取り付けられている一方の巻胴に締着すると共
に、他方の巻胴にはS字型ばね8を巻き付け装着してそ
の外端部を前記巻胴に定着し、且つ該巻胴に一端部を取
り付けて必要回数巻き付けたワイヤーロープの他端部を
畜舎の下方基部に固定した構成である。然るに、昇降台
座を両ワイヤーロープにより上下動自在に張架保持させ
て置き、カーテンの開く時には手巻きウインチによるワ
イヤーロープの巻取操作により昇降台座を持ち上げるこ
とで、巻胴に必要回数即ちカーテンを全開させるのに必
要な棒体の回転数に合わせて巻胴に巻き付けられている
ワイヤーロープにより棒体を回転させてカーテンを下辺
縁から順次巻き上げる。この時、巻胴にばね作用が付与
された状態で巻き付けられているばねは巻胴の前記回転
に伴い同巻胴に強い反発力が働きながら巻き取られる。
そして、カーテンを閉じる時には手巻きウインチを前回
とは逆に回転させてワイヤーロープの巻取状態を弛める
ことにより、棒体がカーテンの巻回を解きながら自重に
て自然に下降する。この時、巻胴に巻き取れていたばね
がばね作用のもとで巻胴に巻き戻る動きにより棒体に回
転が加わり、それによりカーテンの巻回を解く棒体の前
記下降する動きが促進され、同時に巻胴にも回転が加わ
りワイヤーロープが同巻胴に巻き取られる前回の開く前
の状態に戻る(復帰する)様にしたものである。しかし
乍ら、この様な従来装置ではカーテンを閉じる時に棒体
が自重にて加速しながら下降することから、その降下衝
撃が棒体を取り付けたカーテンの下縁並びにカーテン全
体に掛り、それが原因となってカーテンの強度が短期間
で低下し、短期間で損傷してしまうものであった。その
都度、新規のカーテンを購入して交換しなければならな
いことから、その設備管理の維持費が高くなる等の問題
を有し、その改善が望まれていた。せざるカーテンのな
どの壁のほぼ全長にわたって開設されている横長窓は、
採光板又は採光シートといった採光覆いでいつも閉塞さ
れているか、該採光覆いの全くない開き放しであるかの
いずれかである。横長窓が常時閉塞されていれば、換気
の面で好ましくなく、逆に開放されたままであれば、吹
きさらしとなるので家畜の健康上好ましくない。
【0003】本考案は、この様な従来事情に鑑みてなさ
れたもので、カーテンを閉じる時に巻上軸をゆっくりと
下降させながら該巻上軸からカーテンを解いて、畜舎の
壁に開設された横長窓を一斉に閉鎖し得る様に改良した
畜舎用カーテン装置を提供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決のための手段】上記目的を達成するために
本考案がなした手段は、畜舎の壁に上側縁部を取り付け
て同壁のほぼ全長に亘って開設されている横長窓に開閉
する巻上式カーテンの巻上げ,巻下げを、ウインチによ
るロープの巻く,解く操作により行なう畜舎用カーテン
装置に於いて、前記ウインチを畜舎壁の一側に、巻上式
カーテンをその他側に取付け、ウインチ上方の畜舎壁に
ロープを通す通孔を開穿すると共に、該通孔の両側に同
ロープを掛渡すプーリーを配設し、且つ畜舎壁の他側に
巻上式カーテンの巻上軸用移動巻上機を配設すると共に
該巻上機に設けた導孔を貫通する導杆を縦設し、更に移
動巻上機を前記巻上軸の端部を連結する噛合ギヤ群を内
設するギヤボックスと、このギヤボックスの噛合ギヤ群
に連結したロープを必要回数巻き付ける巻胴から構成し
たことを特徴とする。
【0005】
【作 用】而して、上記した本考案の技術的手段によ
れば、図1に示すように巻上式カーテンが横長窓をほぼ
閉塞している状態において、ウインチを回してロープを
巻けば、巻上軸用移動巻上機のロープが必要回数巻き付
けられている巻胴が回転しながら引上げられ、同時に噛
合ギヤ群を介して巻上式カーテンの巻上軸を巻胴と同方
向に回転せしめながら引上げ、巻上式カーテンを巻上軸
に巻装せしめて横長窓全長を一斉に開放する。そして、
開放する横長窓を閉塞するときは、ウインチの止金を解
放すれば、前記移動巻上機の自重で巻胴が逆回転しなが
ら下降し、同時に噛合ギア群を介して前記巻上軸を同方
向に逆回転せしめながら下降せしめ、巻上式カーテンを
巻上軸から解いて開放横長窓を一斉に閉塞する。この
時、移動巻上機と逆回転する巻上軸の下降は噛合ギア群
によってゆっくりと行なわれる。そして前記移動巻上機
は導孔に導杆が貫通しているので、振れや揺れ少なく上
昇下降する。
【0006】
【実施例】畜舎Aは、周知の畜舎同様に両側又は片側の
壁a1 のほぼ全長にわたって横長窓a2 を開設し、前側
と後側との両方もしくは片方に開閉扉a3 を有する出入
口が構成される。そして、畜舎Aは、横長窓a2 が開設
されている壁a1 の外面又は内面のいずれか一側面(図
は内面を示す)にウインチ1を配設すると共に、そのウ
インチの上方において上記壁a1 にロープ8用の通孔2
を貫通開穿する。
【0007】ウインチ1は、巻上式カーテン5を巻上軸
6で巻上げ、かつその巻上軸をカーテン巻上げ位置に保
持するための周知のウインチである。ウインチ1は、手
巻き式、電気式など任意に選択して配設するが、図は手
巻き式の例を示した。ウインチ1は、畜舎Aの横長窓開
設側壁a1 の操作しやすい高さ位置に配設し、通孔2を
貫通して移動巻上機7にロープ8を懸渡し、このロープ
を巻き或いは解くことによって、移動巻上機7が引上げ
られ、或いは下降するように構成する。
【0008】プーリー3は一対からなり、畜舎Aの横長
窓開設側壁a1 に貫通開穿した通孔2に対向する高さ部
位において、上記壁a1 の両側面に回転自在に取付け、
ウインチ1から移動巻上機7にわたって懸渡すロープ8
を掛渡す。プーリー3は、不図示の軸受(L字形、コ字
形等の軸受)を前記壁a1 に取付けて配設する。
【0009】導杆4は、移動巻上機7を揺れ少なく、か
つ振れ少なくスムースに引上げ、下降せしめるためのも
ので、畜舎の横長窓開設側壁a1 の他側面側(ウインチ
配設側面と反対側面で、図は外面を示す)におけるウイ
ンチ1と対向する部位に縦設する。導杆4は、上記壁a
1 に固定して縦設するも、地面と畜舎Aとにわたって縦
設するも自由であるが、図は後者の縦設例を示した。導
杆4は、移動巻上機7に設けた導孔9に貫通せしめ、該
巻上機が前記した如くスムースに引上げられ、かつ下降
するように構成する。導杆4は、片方を不図示である
が、一対からなるもので、巻上式カーテン5の巻上軸6
の両端部側に縦設し、その巻上軸6の両端部に連結した
移動巻上機7の導孔9に貫通せしめ、巻上軸6が水平状
態を維持しながら引上げられ、下降しえるようにする。
【0010】巻上式カーテン5は、横長窓a2 を全長に
わたって開閉するためのやわらかい横長の1枚カーテン
であって、畜舎Aの横長窓開設側壁a1 における移動巻
上機配設側面において上側縁部を上記壁a1 に固定し、
下側縁部に巻上軸6を取付け、この巻上軸の両端部を移
動巻上機7に連結し、該巻上機が引上げられることによ
って巻上軸6で巻上げられて横長窓a2 を開放し、該巻
上機が下降することによって巻上軸から解かれて横長窓
a2 を閉塞する。
【0011】移動巻上機7は、巻上軸6の両端部を連結
する一対からなり、ギヤボックス10と、そのなかの噛合
ギヤ群12に連結した巻胴11と、ギヤボックス10に設けた
導孔9とで構成し、巻上式カーテン5の巻上げと解放と
に使用する。移動巻上機7のギヤボックス10は、内部に
周知の減速機と同じような噛合ギヤ群12を有し、一つの
歯車に巻上軸6を連結し、その巻上軸連結ギヤと対向す
るギヤに巻胴11を連結し、これをギヤボックス10と並設
する。移動巻上機7を構成するギヤボックス10内の巻上
軸連結ギヤは、複数の伝動ギヤを介して巻胴連結ギヤに
間接的に噛合い、巻上軸6が回ると同時に巻胴11が同方
向に回るように構成し、移動巻上機7が自重でゆっくり
と下降するように構成する。即ち、移動巻上機7の自重
で巻胴11が逆回転しながら下降し、同時に噛合ギア群12
を介して巻上軸6を同方向に逆回転せしめながら下降せ
しめるその動きをゆっくりさせることで、巻上式カーテ
ン5に無理な負荷応力が掛らないように構成する。移動
巻上機7の巻胴11は、ウインチ1からのロープ8を必要
回数巻回して置き、ウインチ1がロープ8を巻取ると巻
胴11が回りながら引上げられ、同時に噛合ギヤ群12を介
して巻上軸6が巻胴11と同方向に回り、巻上式カーテン
5を巻取りながら引上げられ、横長窓a2 を全長にわた
って一斉に開放する。そして、ウインチ1の止金を解放
すれば、移動巻上機7の自重で巻胴11が逆回転しながら
下降し、同時に噛合ギヤ群12を介して巻上軸6が巻胴11
と同方向に逆回転し、巻上式カーテン5の巻上げを解き
ながら下降し、横長窓a2 を全長にわたって一斉に閉塞
する。
【0012】導孔9は、移動式巻上機7のギヤボックス
10において、巻上軸6及び巻胴11の軸心と平行な一外面
に設けるが、その構成は、図示例のように上下一対から
なる平面U字形杆の両端部をギヤボックス10の上記一外
面に固定して構成することが考えられるほか、不図示で
あるがギヤボックス10の上記一外面に上下一対の平鈑を
平行突設して開孔構成することが考えられる。そして、
この導孔9に導杆4を貫通せしめて、移動巻上機7が振
れや揺れ少なく、スムースに引上げられ、かつ下降しえ
るようにする。
【0013】
【考案の効果】本考案は叙上のように構成したから、ウ
インチ操作により、畜舎の横長窓全長を巻上式カーテン
で一斉に開閉し得ることは勿論、開放する横長窓を閉塞
するときは、移動巻上機の自重で巻胴が逆回転しながら
下降するその動きを噛合ギア群によりゆっくり行なうこ
とができる。即ち巻胴の回転と同方向に逆回転せしめて
巻上式カーテンの巻上げを解きながら下降する巻上軸の
その動きをゆっくり行なうことができる。従って、従来
の装置のように横長窓の閉鎖時に巻上式カーテンに、強
度の低下を招く負荷応力を掛けることがないことから、
長期間に亘り損傷等を与えることなく巻上式カーテンを
使用し得、ひいては設備管理の維持費を従来装置に比べ
て軽減することができる。
【0014】又、移動巻上機に設けた導孔に導杆が貫通
しているので、該移動巻上機は、大きく揺れたり、大き
く振れたりすることなく、スムーズに引上げられ、かつ
下降する。従って、使いやすい構成となり、誰でも安全
かつ容易に使用することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本考案カーテン装置を設備した畜舎の一部概
略斜視図
【図2】 本考案カーテン装置の要部を表わした斜視図
【図3】 移動巻上機を一部断面で表わした斜視図
【符号の説明】
A …畜 舎 a1 …壁 a2 …横長窓 1 …ウインチ 2 …通 孔 3 …プーリー 4 …導 杆 5 …巻上式カー
テン 6 …巻上軸 7 …移動巻上機 8 …ロープ 9 …導 孔 10 …ギアボックス 11 …巻胴 12 …噛合ギア群

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 畜舎の壁に上側縁部を取り付けて同壁の
    ほぼ全長に亘って開設されている横長窓に開閉する巻上
    式カーテンの巻上げ,巻下げを、ウインチによるロープ
    の巻く,解く操作により行なう畜舎用カーテン装置に於
    いて、前記ウインチを畜舎壁の一側に、巻上式カーテン
    をその他側に取付け、ウインチ上方の畜舎壁にロープを
    通す通孔を開穿すると共に、該通孔の両側に同ロープを
    掛渡すプーリーを配設し、且つ畜舎壁の他側に巻上式カ
    ーテンの巻上軸用移動巻上機を配設すると共に該巻上機
    に設けた導孔を貫通する導杆を縦設し、更に移動巻上機
    を前記巻上軸の端部を連結する噛合ギヤ群を内設するギ
    ヤボックスと、このギヤボックスの噛合ギヤ群に連結し
    たロープを必要回数巻き付ける巻胴から構成したことを
    特徴とする畜舎用カーテン装置。
JP288291U 1991-01-31 1991-01-31 畜舎用カーテン装置 Expired - Lifetime JPH071970Y2 (ja)

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JP288291U JPH071970Y2 (ja) 1991-01-31 1991-01-31 畜舎用カーテン装置

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Publication Number Publication Date
JPH04103458U JPH04103458U (ja) 1992-09-07
JPH071970Y2 true JPH071970Y2 (ja) 1995-01-25

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