JPH0972174A - シャッタ - Google Patents

シャッタ

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Publication number
JPH0972174A
JPH0972174A JP25475195A JP25475195A JPH0972174A JP H0972174 A JPH0972174 A JP H0972174A JP 25475195 A JP25475195 A JP 25475195A JP 25475195 A JP25475195 A JP 25475195A JP H0972174 A JPH0972174 A JP H0972174A
Authority
JP
Japan
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pulley
winding
curtain
shutter
take
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP25475195A
Other languages
English (en)
Inventor
Hisahiro Igarashi
久博 五十嵐
Katsuhiko Nakamura
勝彦 中村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Shin Nikkei Co Ltd
Showa Orifa Co Ltd
Original Assignee
Shin Nikkei Co Ltd
Showa Orifa Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Shin Nikkei Co Ltd, Showa Orifa Co Ltd filed Critical Shin Nikkei Co Ltd
Priority to JP25475195A priority Critical patent/JPH0972174A/ja
Publication of JPH0972174A publication Critical patent/JPH0972174A/ja
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  • Operating, Guiding And Securing Of Roll- Type Closing Members (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 シャッタの全体容積を可及的に小型化し、取
付を容易にし、カーテンの開閉を可及的に小さな力で行
えるようにする。 【解決手段】 ガイドレール1の上方に設置される一つ
のボックス7と、ボックス内に回転自在に取付けられた
巻胴3と、この巻胴の一端に固着された第1巻取プーリ
4と、ボックス内に回転自在に支持された第2巻取プー
リ12と、一端が巻胴と同一側でボックスに固定され、
他端が第2巻取プーリに固定されたコイルバネ15と、
一端が第1巻取プーリに固定され、他端部が第2巻取プ
ーリに固定された引張りワイヤ18とを有する。第1巻
取プーリは、カーテンを閉める時に引張りワイヤを巻取
る主プーリ部4aと、その主プーリ部に連続して引張り
ワイヤを巻取る0点復帰プーリ部4bとを有し、0点復
帰プーリ部はカーテンを全閉位置まで巻戻した時に引張
りワイヤが主プーリ部の軸心を通る外周形状を有してい
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、建物の出入口や窓
を開閉するシャッタに係り、とくに、バランス装置を備
えたものに関する。
【0002】
【従来の技術】建物の出入口や窓を開閉するシャッタ、
とくに軽量シャッタには、バランス装置を備えたバラン
ス式シャッタが使用されている。往時のバランス式シャ
ッタは、複数の水平細長スラットを屈曲自在に縦方向に
連結してなるカーテン(本明細書では、単にカーテンと
いう)の重量と、巻胴に内蔵したコイルバネの反力とを
バランスさせることにより、カーテンを開ける時に要す
る駆動力を軽減するようにしたものであるが、上記従来
のバランス式シャッタは、巻胴とコイルバネの回転軸を
直結して、巻胴の回転によってコイルバネに反力を蓄
え、その反力によりカーテンを開ける時の駆動力を得る
ようにしたものであるから、コイルバネの引張力がカー
テンの全閉状態において最大になり、カーテンの全開状
態において最小となるため、カーテンを開ける時、途中
で力のバランスがくずれる所があり、カーテンを静止さ
せることが困難であるという問題があった。あるいは、
自重で全て閉まるようにした場合は、開放当初に非常に
重いという問題があった。このため、窓のブラインドを
開閉するのと同様な方法で、巻胴をロープ又はチェーン
などを用いて室内側で回転させて、容易に開閉を行うこ
とができなかった。
【0003】また、隣接するスラットの間の摺動部にス
リットを設け、カーテンが引張られると、そのスリット
が開口して採光・通風に供されるようにしたスリットタ
イプのシャッタが、最近、住宅用として普及している
が、上記従来のバランス式シャッタにおいては、カーテ
ンが全閉状態にされた時にも、カーテンに引張り力が作
用するため、スリットが開放したままとなり、完全に閉
じることができないので、スリットタイプのシャッタに
は、上記の従来のバランス装置を使用できないという問
題点もある。
【0004】従来のもう一つのバランス式シャッタに
は、巻胴の外側に、その巻胴に同期して回転するバラン
スプーリを設けるとともに、そのバランスプーリに一端
を結合した引張りワイヤに付勢力を与えるバネ手段を備
え、バランスプーリはカーテンを閉じる時に引張りワイ
ヤを巻取る主プーリ部と、主プーリ部に連続して引張り
ワイヤを巻取る0点復帰プーリ部とを有し、0点復帰プ
ーリ部はカーテンを全閉位置まで巻戻した時に引張りワ
イヤが主プーリ部の軸心を通る外周形状を有しているも
のも知られている。このバランス式シャッタは、カーテ
ンが全閉位置にあるときには、バネ手段の引張り力を作
用させないので、万一、ロックが外された時にも、シャ
ッタが開くことがなく、また、スリットタイプのシャッ
タに適用した場合は、カーテンが全閉状態でスリットが
開いたままとなることが防止される利点を有する。ま
た、このバランス式シャッタにおいては、バランスプー
リの主プーリ部の終端部分に、径が0点復帰プーリ部に
かけて漸減するトルク補正部を形成することにより、バ
ランスプーリで発生するバランストルクとカーテンの重
量により巻胴に発生するトルクとの、シャッタ全閉位置
における最大トルク差が減少するので、シャッタを手動
操作装置で閉めるときの操作性を向上させることができ
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記バ
ランス式シャッタにおいては、バランスプーリ、引張り
ワイヤ、バネ手段が、巻胴の外部に、しかも、巻胴及び
カーテンを収容するボックスの外側に設けられていたの
で、シャッタの全体容積が大きくなり、建物の開口部の
上辺に取付けた場合の外観が損われ、また、取付手間が
増えるという問題点があった。
【0006】本発明は、上記の点に鑑み、バランス式シ
ャッタにおいて、シャッタの全体容積を可及的に小型に
するとともに、取付手間を簡潔にし、カーテンの開閉を
可及的に小さな力で容易に行えるようにすることを目的
とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記の課題を
解決するため、カーテンを案内するガイドレールの上方
に設置される一つのボックスと、前記ボックスに前記ガ
イドレールの上端部に対応して設けてある開口の上方に
おいて前記ボックス内に回転自在に取付けられた巻胴
と、この巻胴の一端に同軸上に固着された第1巻取プー
リと、前記ボックス内に前記第1巻取プーリと同一側に
前記第1巻取プーリの軸と平行な軸回りに回転自在に支
持された第2巻取プーリと、一端が前記巻胴と同一側で
前記ボックスに固定され、他端が前記第2巻取プーリに
固定されたコイルバネと、一端が前記第1巻取プーリに
結合され、他端部が前記第2巻取プーリに結合された引
張りワイヤとを有し、前記第1巻取プーリは、前記カー
テンを閉める時に前記引張りワイヤを巻取る主プーリ部
と、その主プーリ部に連続して前記引張りワイヤを巻取
る0点復帰プーリ部とを有し、0点復帰プーリ部は前記
カーテンを全閉位置まで巻戻した時に前記引張りワイヤ
が前記主プーリ部の軸心を通る外周形状を有している。
【0008】好ましくは、巻胴、第1巻取プーリ及び第
2巻取プーリは、ボックスの側板に一体的に設けられた
軸受により回転自在に支持されている。
【0009】好ましくは、第1巻取プーリ及び第2巻取
プーリは、傾斜方向が互いに逆で、かつ、周面に引張り
ワイヤが嵌まり込む螺旋溝を有する円錐プーリで構成さ
れている。また、好ましくは、第1巻取プーリは前記第
2巻取プーリよりも大きい径を有する。
【0010】巻胴の一端に巻胴よりも大きい径を有する
ホイールを固着し、そのホイールに室内側で回転操作す
るロープを掛け回した構成とすることもできる。
【0011】さらに好ましくは、巻胴に所定長の弾性材
料製の連結片の一端部を連結し、その連結片の他端部に
カーテンの上端スラットを連結し、ボックスの背面側
に、カーテンの全閉状態において前記連結片の弾性伸長
により変位された前記上端スラットの上昇を阻止するス
トッパを設けてある。
【0012】
【発明の実施の形態】本発明は、複数のスラットを屈曲
自在に連結してなるカーテンを巻胴に巻取り又はこれか
ら巻戻すことにより、開閉を行うシャッタにおいて、カ
ーテンを案内するガイドレールの上方に設置される一つ
のボックスと、そのボックスに前記ガイドレールの上端
部に対応して設けてある開口の上方において前記ボック
ス内に回転自在に取付けられた前記巻胴と、この巻胴の
一端に同軸上に固着された第1巻取プーリと、前記ボッ
クス内の前記第1巻取プーリと同一側に第1巻取プーリ
の軸と平行な軸回りに回転自在に支持された第2巻取プ
ーリと、一端が前記巻胴と同一側で前記ボックスに固定
され、他端が第2巻取プーリに固定されたコイルバネ
と、一端が第1巻取プーリに結合され、他端部が第2巻
取プーリに結合された引張りワイヤとを有し、第1巻取
プーリは、前記カーテンを閉める時に前記引張りワイヤ
を巻取る主プーリ部と、その主プーリ部に連続して前記
引張りワイヤを巻取る0点復帰プーリ部とを有し、0点
復帰プーリ部は前記カーテンを全閉位置まで巻戻した時
に前記引張りワイヤが前記主プーリ部の軸心を通る外周
形状を有していることを特徴としている。従って、カー
テンの巻胴、第1巻取プーリ、第2巻取プーリ、コイル
バネ及び両端部がそれぞれ第1巻取プーリと第2巻取プ
ーリに結合された引張りワイヤがすべて一つのボックス
内に取付けられているので、そのボックスを建物の開口
部の上部に取付けるだけで、バランス式シャッタの設置
作業が終了する。そして、カーテンを閉めるに連れて、
引張りワイヤは第1巻取プーリの主プーリ部に巻取ら
れ、カーテンが全閉位置まで閉まると、引張りワイヤは
最終的に0点復帰プーリ部に巻かれる。0点復帰プーリ
部の外周形状の特徴により、引張りワイヤが0点復帰プ
ーリ部に巻かれた状態では、引張りワイヤの作用線は、
主プーリ部の軸心を通るので、引張りワイヤにコイルバ
ネの付勢力が作用しているにも拘らず、その力は巻胴に
トルクを与えない。このため、カーテンの全閉位置にお
いてカーテンに引張り力が作用せず、カーテンの全重量
を利用して全閉位置を保つことができる。シャッタを開
けるときは、適当な機構を用いて手動操作により巻胴を
回転させれば、容易に開けることができる。
【0013】本発明においては、巻胴の一端、第1巻取
プーリの回転軸の一端及び第2巻取プーリの回転軸の一
端を、ボックスの側板に一体的に設けられた軸受により
回転自在に支持させることが望ましい。このようにした
場合は、構成が簡単で、小型軽量になり、開口部の上部
への取付けが容易にできる。
【0014】本発明においては、第1巻取プーリ及び第
2巻取プーリを、傾斜方向が互いに逆で、かつ、周面に
引張りワイヤが嵌まり込む螺旋溝を有する円錐プーリで
構成することが望ましい。このようにした場合は、カー
テンの重量により巻胴に発生する回転トルク(以下、巻
胴トルクという)と第1巻取プーリで発生するバランス
トルクとの、シャッタ全開位置から全閉位置までの間に
おいて生じるトルク差が小さくなり、シャッタを開閉す
るときの手動操作装置の操作性が大幅に向上する。
【0015】本発明においては、第1巻取プーリを第2
巻取プーリよりも大きい径とすることが望ましい。この
ようにした場合は、第1巻取プーリで発生するバランス
トルクと巻胴トルクとの、シャッタ全開位置から全閉位
置までの間において生じるトルク差が格段に小さくな
り、シャッタを開閉するときの手動操作装置の操作性が
さらに大幅に向上する。
【0016】本発明においては、巻胴の一端にホイール
を固着し、そのホイールに室内側で回転操作するロープ
を掛け回した構成とすることが望ましい。このようにし
た場合は、室内側からの手動開閉操作に要する力をさら
に軽減することができる。
【0017】本発明において、巻胴に所定長の弾性材料
製の連結片の一端部を連結し、その連結片の他端にカー
テンの上端スラットを連結し、ボックスの背面側に、カ
ーテンの全閉状態において前記連結片の弾性伸長により
変位された上端スラットの上昇を阻止するストッパを設
けた場合は、シャッタを全閉状態にした時に、連結片の
復元力により上端スラットがストッパに近接されるの
で、シャッタを持ち上げようとしても、上端スラットが
ストッパに停止されるため、シャッタを開けることがで
きない。
【0018】
【実施例】次に、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。図1は、本実施例に係るシャッタの、ボックスの
一部を除去した状態の斜視図であり、図2は要部の横断
面図、図3は、主としてバランス装置の構成を、一部を
省略して透視した斜視図、図4はシャッタ全開状態の縦
断面図、図5は同全閉状態の縦断面図である。
【0019】本発明に係るシャッタは、基本的構成要素
として、所定間隔をもって平行に立設された左右一対の
ガイドレール1,1と、このガイドレールに案内されて
昇降されるカーテン2と、このカーテンを巻取るための
巻胴3とを有している。カーテン2は、周知の物と同様
に、多数のスラット2a及び下端スラット2bの長辺側
を互いに屈曲自在に連結して一枚のカーテン状に形成し
たものであり、上端スラット2cが複数個の帯状の連結
片2dを介して巻胴3に連結されている。
【0020】巻胴3の一端には、バランス装置の一構成
要素である第1巻取プーリ4が、その軸心を巻胴3の軸
心に合致させた状態で固着されている。そして、巻胴3
の他端と第1巻取プーリ4の先端には回転軸5,6が固
着され、その回転軸は、ボックス7の左右両側の側板7
a,7bに一体的に取付けられた軸受8,9により回転
自在に支持されている。軸受8,9は、一例として、ロ
ールベアリングが用いられ、側板7a,7bに固着した
押え金具10,11により挟持されている。
【0021】ボックス7は、前記両側板7a,7bと、
必要に応じて側板の背面側を遮蔽するために用いられる
背面板7cと、両側板の上辺間から前辺間にかけて遮蔽
する正面板7dと、背面板7cの下辺からカーテンの昇
降用開口7eの至近までを遮蔽する底板7fとを有して
いる。底板7fは、断面L字形に形成して強度を増し、
垂直部7f´で背面板の一部を兼ねてもよい。ボックス
7は、正面板7dの下端と底板7fの前端との間のカー
テン昇降用開口7eにガイドレール1の上端部を挿入し
た状態で、側板7a,7bの後端部に形成された固定縁
7a´,7b´からネジを建物の躯体にねじ込むなどし
て、堅牢に取付けることができる。各図において、Sは
サッシ窓枠である。
【0022】底板7fの上面には、バランス装置の他の
構成要素である第2巻取プーリ12及びコイルバネ15
が取付けられている。底板7fの第1巻取プーリ4と同
一側における上面に、左右一対の板13a,13bと、
その板を四隅部において連結する離間軸13cとからな
るハウジング13が取付けられ、このハウジングの板に
第2巻取プーリ12に固着された回転軸14の両端が回
転自在に支持されている。そして、第2巻取プーリ12
の回転軸の一端に、コイルバネ15の一端が結合され、
そのコイルバネの他端は、底板7に固着された固定金具
16に固定されている。
【0023】コイルバネ15の中には、コイルバネを常
に水平状態に保持するための保形管17が挿入されてい
る。図示の例では、ハウジング13は、第2巻取プーリ
12及びコイルバネ15の一端を回転自在に支持するた
めに用いているが、ハウジング13は、コイルバネ15
の一端を回転自在に支持するために用い、第2巻取プー
リ12の回転軸の一端は、ボックス7の側板に取付けた
軸受8,9と同様の軸受により支持しても良い。
【0024】第1巻取プーリ4と、第2巻取プーリ12
には、バランス装置のもう一つの構成要素である引張り
ワイヤ18が巻回されている。つまり、本発明では、バ
ランス装置は、巻胴3と一体回転する第1巻取プーリ4
と、第1巻取プーリと同一側に設けられた第2巻取プー
リ12と、一端がボックス7に固定され、他端が第2巻
取プーリ12に巻回して結合されたコイルバネ15と、
一端が第1巻取プーリ4に結合され、他端が第2巻取プ
ーリ12に巻回して結合された引張りワイヤ18とから
構成されている。
【0025】第1巻取プーリ4は、カーテン2の巻戻し
時、すなわち、シャッタ閉時に引張りワイヤ18を巻取
る主プーリ部4aと、主プーリ部の一端部に設けられ、
主プーリ部の巻取りに連続して引張りワイヤ18を巻取
る0点復帰プーリ部4bとを有する。主プーリ部4a
は、図2に示されるように、巻胴3側に形成された円筒
形の等径部4a1 と、これに連続して径が徐々に小さく
なる円錐部4a2 とを有している。また、0点復帰プー
リ部4bは、図5に示されるように、主プーリ部の円錐
部4a2 の先端に連続して径が徐々に小さくなる曲面部
4b1 と、主プーリ部の軸心から引張りワイヤの径の二
分の一だけ変位した位置を通る平面部4b2 とからなる
外周形状を有している。平面部4b2 は、カーテン2の
全閉位置において、曲面部4b1 に巻取られた引張りワ
イヤ18が主プーリ部4aの軸心を通るように、すなわ
ち、引張りワイヤの0点復帰面となるように設定されて
いる。
【0026】また、第2巻取プーリ12は、コイルバネ
15と反対側に形成された円筒形の等径部12aと、こ
れに連続して第1巻取プーリ4の円錐部4a2 と逆方向
に径が徐々に小さくなる円錐部12bとを有している。
引張りワイヤ18の一端は、第1巻取プーリ4の主プー
リ部4aの0点復帰部と反対側の端部に結合されてお
り、引張りワイヤ18の他端は、第2巻取プーリ12の
コイルバネ15と反対側の端部に結合されている。こう
して、第1巻取プーリ4と第2巻取プーリ12とは傾斜
方向が互いに逆の円錐部を有して、引張りワイヤ18と
ともに、コイルバネのトルクを一定の関係をもって第1
巻取プーリ4に伝達する円錐プーリを構成している。そ
して、第1巻取プーリ4の径は、第2巻取プーリ12の
径よりも大きく設定されている。プーリ径を変えること
により、バランス装置の伝達トルクの増大を図ってい
る。すなわち、プーリ間のワイヤ18の引張り力は一定
であるが、トルク=力×距離であるから、第2巻取プー
リで生じるコイルバネ15による力(ワイヤを引く力)
により、第1巻取プーリに生じるトルクは、第1巻取プ
ーリの径が第2巻取プーリより大きい程大きくなる。
【0027】さらに、第1巻取プーリ4の外周面には、
主プーリ部4aから0点復帰プーリ部4bにかけて引張
りワイヤ18の巻付きを案内する螺旋状溝が形成されて
いる。第2巻取プーリ12の外周面にも、等径部12a
から円錐部12bにかけて引張りワイヤ18の巻付きを
案内する螺旋状溝が形成されている。
【0028】上記の構成によるバランス装置の作用を、
図2、図4、図6ないし図8及び表1に基づいて説明す
る。図6は、シャッタの開閉状態と、引張りワイヤの第
1巻取プーリ及び第2巻取プーリに対する巻取状態との
関係を示す説明図であり、図7はシャッタの寸法とカー
テンの各位置を示す説明図、表1は、図7に示したシャ
ッタの各位置でのシャッタの重量を示すものであり、図
8はコイルバネのトルクとシャッタの重量により巻胴に
生じる巻胴トルクとバランス装置により第1巻取プーリ
4に生じるバランストルクとの関係を示す説明図であ
る。
【表1】
【0029】まず、図7に示すように、シャッタ寸法
を、開口幅W=1735mm×開口高さH=1840m
mとし、全開位置から全閉位置までを4等分した各位置
をP0,P1 ,P2 ,P3 ,P4 及びP5 とする。な
お、P4 は、下端スラットが床面に接触しているが、ス
ラットのスリットが開放状態にある位置であり、P
5 は、下端スラットが床面に接触し、かつ、スラットの
スリットが閉鎖状態にある位置である。また、カーテン
の単位重量を3.3Kg/m2 とし、下端スラット2b
の重量を0.36Kg/mとする。この場合、各位置P
0 ,P1 ,P2 ,P3 ,P4 でのカーテンの下り長さ、
面積、重量及び巻胴の回転半径(カーテンの巻取径)
は、表1に示す通りである。
【0030】巻胴の回転半径は、シャッタ閉時に巻胴3
から巻き戻されるに連れて小さくなり、上記各位置P0
〜P5 でのカーテンの巻取径は表1に示す通りである。
従って、各位置における巻胴トルクは、巻取径に各位置
の荷重を掛けて得られ、カーテンの開閉位置の変化に対
応した巻胴トルクは、図8にAのカーブで示される通り
である。これに対して、コイルバネ15の回転トルク
は、そのばね定数により決まり、図8に直線Bで示され
る通りである。また、コイルバネ15の回転トルクは、
前記バランス装置の円錐プーリの特性により、すなわ
ち、第1巻取プーリ及び第2巻取プーリが互いに逆方向
に傾斜していることと、第1巻取プーリの径が第2巻取
プーリの径よりも大きいことに基づいて、第1巻取プー
リから巻胴3に伝達される時は、カーテンのP0 からP
4までの間において、コイルバネのトルクBよりも増大
する方向に修正される結果、カーブB´で示されるバラ
ンストルクとなって、巻胴トルクと逆向きに巻胴3に伝
達される。
【0031】図8において、領域Cはコイルバネ15に
よる巻上力(バランストルク)が巻胴トルクよりも強い
領域であり、また、領域Dは巻胴トルクがコイルバネ1
5による巻上げ力よりも大きい領域である。従って、P
0 からほぼP1 にかけては、カーテンにはこれを自動的
に開放する方向の力が作用し、P1 からP5 にかけて
は、カーテンには、これを自動的に閉鎖する方向の力が
作用する。また、バランストルクのB”部分は、第1巻
取プーリの0点復帰カーブによる調整カーブである。な
お、図8は、コイルバネ15の線径3.5mm,コイル
径40mm,巻数200の場合のものである。
【0032】図8から明らかなように、バランス装置を
用いない場合は、巻胴トルクのカーブAとコイルバネの
トルクのカーブBとの差(トルク差)分の比較的大きい
力を巻胴3に加えないと、カーテンを開けることができ
ないのに対して、上記構成のバランス装置を用いる本発
明では、巻胴トルクのカーブAとバランストルクのカー
ブB´との差(トルク差)分の、バランス装置を用いな
い場合よりも格段に小さな力を巻胴3に加えるだけで、
カーテンを開けることができる。
【0033】さらに詳述すると、カーテンの全開位置
(P0 )においては、図6(a)に示すように、引張り
ワイヤ18の第1巻取プーリ4側の巻終端は等径部4a
に巻付けられているのに対して、第2巻取プーリ12側
の巻終端は円錐部12bの先端付近に巻付けられてい
る。従って、カーテンの全開位置(P0 )では、図6,
8に示すように、バランストルクは巻胴トルクよりも大
きいので、カーテンは安定して全開状態を維持する。図
8は、全開時のバランストルクが全開時の巻胴トルクよ
りもやや大きくなるようにコイルバネ15の回転トルク
(ばね定数)及び巻取プーリの外周形状を設定した場合
のものである。ばね定数及び/又は巻取プーリの外周形
状の選択により、下端スラット2bの各位置において開
放方向又は閉鎖方向のいずれの方向の力を作用させるか
を決定することができる。
【0034】そして、適当な操作機構により、巻胴3を
所定方向(図5において時計方向)に回転してカーテン
2を巻戻して降下させると、引張りワイヤ18は第1巻
取プーリ4に巻取られて行く。その際に、図6(b)に
示すように、引張りワイヤの第1巻取プーリ4側の巻終
端が等径部4aから徐々に円錐部4bの先端方向に移動
し、かつ、第1巻取プーリ4と同一方向に回転する第2
巻取プーリ12側から巻戻されて、引張りワイヤの第2
巻取プーリ12側の巻終端は、円錐部12bから徐々に
等径部12a方向に移動する。これと同時に、コイルバ
ネ15が捩じられて反力、すなわちバランストルクが蓄
積される。
【0035】この際に、カーテンの閉面積の増大と共
に、巻戻されて降下するカーテンの荷重の増大に伴う巻
胴トルクが、図8のカーブAで表されるように漸増し、
かつ、捩じれ角が増えるコイルバネの反力によるバラン
ストルクも、図8のコイルバネのトルクBからカーブB
´で表されるように漸増する。コイルバネのトルクから
バランストルクへの増加率は、前述したように、バラン
ス装置の二つの巻取プーリ4,12の径の比に比例す
る。従って、従来よりも小さな駆動力を巻胴3に加える
だけで、シャッタの開閉操作を行うことができる。
【0036】カーテンが全閉位置P5 まで降下される
と、引張りワイヤ18は最終的に第1巻取プーリ4の0
点復帰プーリ部4bに巻取られる。この状態は、図5及
び図6(b)に示す通りである。この全閉位置におい
て、平面部4b2 の0点復帰面としての作用により、曲
面部4b1 に巻取られた引張りワイヤ18は、主プーリ
部4aの軸心を通る。このように、引張りワイヤが主プ
ーリ部4aの軸心を通るとき、コイルバネ15が最大捩
じれ角にあり、回転トルクが最大であるにも拘らず、引
張りワイヤの引張り力の作用線が軸心と一致しているた
め、第1巻取プーリ4に回転トルクを与えない。すなわ
ち、巻胴3には回転トルクが作用しないので、カーテン
の全重量が床又は窓枠下面に作用する状態でカーテン2
が全閉状態に保持される。
【0037】なお、図5及び図9に示すように、上端ス
ラット2cを巻胴3に結合する連結片2dを板バネで短
冊状に形成し、連結片2dと連結部材2eを一体的に作
成し、これを複数個上端スラット2cに均等の間隔をも
って取付け、カーテンの全閉状態において、連結片2d
が弾性復元して上端スラット2cをボックス7の背面側
に取付けたストッパ19の下面に対向する位置に変位さ
せるようにした場合は、全閉状態のカーテンを、手掛け
部20を用いて屋外側から手で持ち上げようとしても、
上端スラット2cが前記ストッパ19に停止されるた
め、全閉状態のシャッタが屋外側から不正開放されるこ
とを阻止することができる。なお、連結片2dは、長手
方向一端に形成された係止部2d1 を巻胴3に形成され
た係合孔3aに横向きで挿入した後、縦に向けることに
より、回動自在に、しかし、抜脱不能に連結され、連結
片2dの他端2d2 は、連結部材2eに設けた孔2e1
及び軸2e2 に回動自在に連結してある。連結部材2e
はフランジ付き溝2e3 に上端スラット2cのフック2
1 を摺動挿入して屈曲自在に連結されている。
【0038】また、全閉状態のカーテンを開ける場合
は、巻胴3を適当な回転機構により図3,4,5におい
て反時計方向に回転すると、まず、連結片2dが巻胴3
に巻取られて、上端スラット2cをストッパ19から巻
胴3方向に引くので、その後は、カーテンは円滑に上昇
することができる。また、第1巻取プーリ4が巻胴3と
同一方向に同期回転するとともに、コイルバネ15の引
張り力により第2巻取プーリ12が回転し、引張りワイ
ヤ18が巻取られる。この時は、カーテンを閉めるとき
と逆に、引張りワイヤ18の第1巻取プーリ4側の巻戻
し始端が、第1巻取プーリの円錐部4bの先端から徐々
に径が大きくなる方向に移動する反面、第2巻取プーリ
12側の巻取始端が等径部12aから円錐部12bに移
動し、巻取径が徐々に小さくなる。従って、バランスト
ルクはカーテンの開放当初は非常に大きく、開面積の漸
増に連れて漸減し、また、巻胴トルクは、カーテンの開
放当初はバランストルクよりも大きく、開面積の漸増に
連れて漸減するが、円錐プーリを用いるバランス装置の
作用効果として、カーテンの開放位置の如何に関わりな
く、小さいトルク差が維持される。従って、巻胴に小さ
い力で巻上力を加えることによりシャッタを開けること
ができる。
【0039】なお、上記トルク差を最適値に設定するこ
とを可能にするため、コイルバネ15の固定金具16側
の端部に固定した軸20を固定金具16に回転自在に貫
通するとともに、その軸にラチェット21を固着し、固
定金具16にそのラチェット21に噛み合って、コイル
バネの最小捩じれ角を規制するラッチ22を取付けてあ
る。このコイルバネ15のトルク調整手段により、バラ
ンストルクB´の修正カーブのコイルバネのトルクBか
らの偏位量を変えることができる。
【0040】上記のように、一対の円錐プーリを用いる
バランス装置によれば、カーテン開閉時に巻胴に加える
べき回転力が小さくて良いので、本発明の好ましい実施
例では、図10に例示するように、巻胴3の回転軸5上
に巻胴よりも僅かに大きい径を有するホイール23を固
定するとともに、ボックス内のホイールよりも背面側に
上下一対のガイドプーリ24を設けて、ホイール23及
びガイドプーリ24に掛け回したロープ25を外壁Wに
形成した孔26を経て屋内側まで延長し、屋内側でその
ロープを操作することにより、巻胴3を小さな力で時計
方向または反時計方向に回転操作して、シャッタの開閉
を行うことができるようになっている。図8のP3 にお
ける巻胴トルクが最大であるとすると、ホイール23の
径が85mmの場合は、ホイール23の必要巻上げ力
は、次の計算式から、1.18Kgとなる。すなわち、 巻胴トルク(444 Kgf)−バランストルク(350 Kg
f)= 100Kgmm 100 Kgmm÷ 85 mm=1.18Kg。 こうして摩擦抵抗等を考慮しても、4〜5Kgの小さな
力でホイール23を回転することにより、シャッタを昇
降させることができる。
【0041】ホイール23及びロープ25を用いて室内
側でシャッタの開閉操作をする場合、とくに、カーテン
の中間閉鎖状態を保持することを容易にするため、好ま
しい実施例では、外壁の室内側面に、図10ないし図1
2に示すようなラッチ機構が取り付けられている。
【0042】このラッチ機構は、外壁の室内側面に固定
されるハウジング27を有する。ハウジングは、本体2
7aに蓋27bを嵌合被覆してなり、本体27aは、外
壁に固定される背板27a1 とその背板から突出する左
右の支持壁27a2 とを有し、その支持壁の間に一対の
近接させたプーリ28が、その軸29を前記支持壁27
2 に貫通させて回転自在に支持されている。プーリ2
8の両側には、中心を軸29に合致させたラチェットホ
イール30が固着されている。また、支持壁27a2
は、軸31によりアーム32の基端部が回転自在に固定
してある。
【0043】アーム32の下端部には、左右一対のガイ
ドプーリ33が回転自在に支持され、また、アームの中
間部に設けた軸34に、付勢手段により、例えば、一端
が背板27a1 に固定された引っ張りバネ35の他端部
が引っ掛けられて、アーム32を常にラチェッホイール
30側に付勢している。従って、アーム32の基端と軸
34との間に、ラチェットホイール側に突出するように
設けられた爪36が、ラチェットホイール30の爪の間
に嵌合して、ラチェットホイールの回転を阻止すること
ができるようになっている。
【0044】上記の構成により、外壁Wに設けられた孔
26から室内側に延長されるロープ25は、ハウシング
27の背板27a1 に形成してある孔に通して、一対の
プーリ28にそれぞれ1本ずつ掛け回した後、それぞれ
対応するガイドプーリ33に掛け回して、そのロープ2
5をハウジングの蓋27bの下部に形成してある孔から
室内に垂らしてある。
【0045】室内に伸びているロープ25に力を加えな
い自然状態では、図12に示すように、アーム32の爪
36が引っ張りバネ35の付勢力によりラチェットホイ
ール30の爪の間に嵌合して、いずれの方向の回転も阻
止している。これに対して、室内に伸びているロープを
引くと、図13に示されているように、ガイドプーリ3
3に手前方向の力が加えられるため、アーム32が手前
側に移動されて、爪36がラチェットホイールから離間
されるので、ロープ25を操作して、ホイール23を所
定方向に回転させることにより、カーテン2を開け又は
閉めることができる。ロープ25を手から放せば、引っ
張りバネ35によりアーム32が復帰して爪36がラチ
ェットホイール30に噛み合うので、カーテンがそのと
きの開放位置に停止される。
【0046】上述のように、本実施例においては、円錐
プーリを用いてコイルバネのトルクを増大するバランス
装置を用いているので、巻胴を回転操作するために要す
る力が小さくて良いことから、上記のようなホイール2
3に巻回したロープ25を室内側に延長し、ロープを僅
かに室内方向に引いて回転操作するだけで、容易にシャ
ッタの開閉を行うことができる。そして、ラッチ機構を
用いるので、操作後はロープ25を放すだけで、ロープ
がその位置に停止され、シャッタの開放面積又は閉鎖面
積が保持される。従って、ロープを係止部材などに結合
する手間が掛からない。
【0047】
【発明の効果】以上に説明したように、本発明によれ
ば、バランス式シャッタにおいて、シャッタの基本的構
成要素である巻胴とカーテンのほかに、バランス装置を
構成する第1巻取プーリと、第2巻取プーリと、引っ張
りワイヤと、コイルバネとが、全て一つのボックス内に
収納されているので、シャッタの全体容積を可及的に小
型にすることができるとともに、ボックスを建物の出入
り口又は窓の上部に取付けるだけの簡単な施工により、
バランス式シャッタの取付けを容易に行うことができ
る。
【0048】巻胴、第1巻取プーリ及び第2巻取プーリ
を、ボックスの側板に一体的に設けられた軸受により回
転自在に支持させた場合は、ボックスへの巻胴及びバラ
ンス装置の取付構成が簡単で、小型軽量になり、建物へ
の取付が容易にできる。
【0049】また、第1巻取プーリ及び第2巻取プーリ
を、傾斜方向が互いに逆で、かつ、周面に引張りワイヤ
が嵌まり込む螺旋溝を有する円錐プーリで構成した場合
は、巻胴トルクとコイルバネのトルクとの、シャッタ全
開位置から全閉位置までの間において生じるトルク差が
格段に小さくなり、かつ、安定しているので、シャッタ
を開閉するときの手動操作性が大幅に向上する。
【0050】第1巻取プーリの径を第2巻取プーリより
も大きくした場合は、第2巻取プーリで生じるバネの力
及び引張りワイヤにより第1巻取プーリに生じるトルク
が、プーリ径が大きいほど大きくなるので、巻胴を回転
してシャッタを開閉するために要する操作力が小さくて
済む。
【0051】また、第1巻取プーリ及び第2巻取プーリ
を、傾斜方向が互いに逆で、かつ、周面に引張りワイヤ
が嵌まり込む螺旋溝を有する円錐プーリで構成し、巻胴
の他端にホイールを固着して、そのホイールに室内側で
回転操作するロープを掛け回した場合は、室内側でロー
プを操作して容易にシャッタの開閉を行うことができ
る。
【0052】巻胴に弾性連結片の一端部を連結し、その
連結片の他端にカーテンの上端スラットを連結し、ボッ
クスの背面側に、カーテンの全閉状態において前記連結
片の弾性伸長により変位された上端スラットの上端部の
上昇を阻止するストッパを設けた場合は、シャッタを全
閉状態にした時に、連結片の復元力により上端スラット
の上端部がストッパの下面に近接されるので、シャッタ
を持ち上げようとしても、上端スラットがストッパに停
止されるため、屋外側からシャッタを不正に開けられる
ことを有効に防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例に係るシャッタの、ボックスの
一部を除去した状態の斜視図である。
【図2】同じく要部の横断面図である。
【図3】主としてバランス装置の構成を、一部を省略し
て透視した斜視図である。
【図4】シャッタの全開状態の縦断面図である。
【図5】同じく全閉状態の縦断面図である。
【図6】シャッタの開閉状態と、引張りワイヤの第1巻
取プーリ及び第2巻取プーリに対する巻取状態との関係
を示す説明図である。
【図7】シャッタの寸法とカーテンの各開放位置を示す
説明図である。
【図8】コイルバネのトルクと巻胴トルクとバランス装
置により第1巻取プーリ4に生じるバランストルクとの
関係を示す説明図である。
【図9】巻胴とカーテンの連結部の構造の一例を示す分
解斜視図である。
【図10】主としてシャッタの開閉操作部の一部の構成
を示す縦断面図である。
【図11】ラッチ機構のハウジングを破断して示す正面
図である。
【図12】ラッチ機構の縦断面図である。
【図13】ラッチ機構のロープを操作している場合の状
態を示す縦断面図である。
【符号の説明】
1 ガイドレール 2 カーテン 2a スラット 2b 下端スラット 2c 上端スラット 2d 連結片 3 巻胴 4 第1巻取プーリ 4a 主プーリ部 4a1 等径部 4a2 円錐部 4b 0点復帰部 5,6 回転軸 7 ボックス 8,9 軸受 12 第2巻取プーリ 12a 等径部 12b 円錐部 13 軸受 15 コイルバネ 16 固定部材 18 引っ張りワイヤ 19 ストッパ 23 ホイール 25 ロープ 27 ハウンジング 28 プーリ 30 ラチェットホイール 32 アーム 33 ガイドプーリ 35 引っ張りバネ

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】複数のスラットを屈曲自在に連結してなる
    カーテンを巻胴に巻取り又はこれから巻戻すことによ
    り、開閉を行うシャッタであって、 前記カーテンを案内するガイドレールの上方に設置され
    る一つのボックスと、前記ボックスに前記ガイドレール
    の上端部に対応して設けてある開口の上方において前記
    ボックス内に回転自在に取付けられた前記巻胴と、この
    巻胴の一端に同軸上に固着された第1巻取プーリと、前
    記ボックス内の前記第1巻取プーリと同一側に前記第1
    巻取プーリの軸と平行な軸回りに回転自在に支持された
    第2巻取プーリと、一端が前記巻胴と同一側で前記ボッ
    クスに固定され、他端が前記第2巻取プーリに固定され
    たコイルバネと、一端が前記第1巻取プーリに結合さ
    れ、他端部が前記第2巻取プーリに結合された引張りワ
    イヤとを有し、 前記第1巻取プーリは、前記カーテンを閉める時に前記
    引張りワイヤを巻取る主プーリ部と、その主プーリ部に
    連続して前記引張りワイヤを巻取る0点復帰プーリ部と
    を有し、0点復帰プーリ部は前記カーテンを全閉位置ま
    で巻戻した時に前記引張りワイヤが前記主プーリ部の軸
    心を通る外周形状を有していることを特徴とするシャッ
    タ。
  2. 【請求項2】請求項1記載のシャッタにおいて、前記巻
    胴の一端、第1巻取プーリの回転軸の一端及び前記第2
    巻取プーリの回転軸の一端は、前記ボックスの側板に一
    体的に設けられた軸受により回転自在に支持されている
    ことを特徴とするシャッタ。
  3. 【請求項3】請求項1又は2記載のシャッタにおいて、
    前記第1巻取プーリ及び前記第2巻取プーリは、傾斜方
    向が互いに逆で、かつ、周面に前記引張りワイヤが嵌ま
    り込む螺旋溝を有する円錐プーリで構成されていること
    を特徴とするシャッタ。
  4. 【請求項4】請求項3記載のシャッタにおいて、前記第
    1巻取プーリは前記第2巻取プーリよりも大きい径を有
    することを特徴とするシャッタ。
  5. 【請求項5】請求項3記載のシャッタにおいて、巻胴の
    一端に巻胴よりも大きい径を有するホイールを固着し、
    そのホイールに室内側で回転操作するロープを掛け回し
    たことを特徴とするシャッタ。
  6. 【請求項6】請求項1ないし4のいずれかに記載のシャ
    ッタにおいて、前記巻胴に弾性材料製の連結片の一端部
    を連結するとともに、その連結片の他端部に前記カーテ
    ンの上端スラットを連結し、ボックスの背面側に、前記
    カーテンの全閉状態において前記連結片の弾性伸長によ
    り変位された前記上端スラットの上昇を阻止するストッ
    パを設けたことを特徴とするシャッタ。
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