JPH0215979Y2 - - Google Patents

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JPH0215979Y2
JPH0215979Y2 JP12047984U JP12047984U JPH0215979Y2 JP H0215979 Y2 JPH0215979 Y2 JP H0215979Y2 JP 12047984 U JP12047984 U JP 12047984U JP 12047984 U JP12047984 U JP 12047984U JP H0215979 Y2 JPH0215979 Y2 JP H0215979Y2
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cord
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drum
door
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Description

【考案の詳細な説明】 考案の目的 (産業上の利用分野) この考案は、ガラス障子等の建具に組込まれる
ブラインドの操作手段に関するものである。
(従来の技術) 横型ブラインドを組込んだガラス障子等の建具
の一種類としてそのブラインドを操作するための
操作コードを縦框内に張設し、その操作コードの
一部を建具の取手部分等に露出させて操作するよ
うにしたものがある。
(考案が解決しようとする問題点) 上記のような従来の技術においては、建具の取
手部分に露出される操作コードは美観上好ましく
なく、又取手で建具を引き違い操作する場合に操
作コードの存在は煩しいものであつた。
考案の構成 (問題点を解決するための手段) この考案は上記問題点を解決するために、縦框
11に操作コード10を取出す開口部29を設
け、その開口部29の一端に常には同開口部29
を覆う操作扉30を回動可能に取着し、同操作扉
30を閉じたとき縦框11内に突出し、同操作扉
30の開放回動に伴つて縦框11内に垂下される
操作コード10を開口部29に引寄せる取出片3
1を操作扉30の一端に設けている。
(作用) 上記手段により、操作扉30を閉じれば操作コ
ード10は縦框11内に完全に隠され、操作扉3
0を開けば、操作コード10は取出片31により
開口部29まで自動的に引寄せられる。
(実施例) 以下、この考案を具体化した一実施例を図面に
従つて説明すると、ガラス障子1は、第2図に示
すようにガラス板の後方にブラインド2が配設さ
れ、そのブラインド2はヘツドボツクス3から吊
下げられるラダーコード4に多数枚のスラツト5
がそれぞれ支持され、そのヘツドボツクス3を昇
降させることにより各スラツト5を昇降させるも
のである。そのヘツドボツクス3の昇降装置を説
明すると、ガラス障子1の上框6内にはスラツト
5を昇降させるための昇降駆動軸7がその両端を
軸受8により回転可能に支持されている。昇降駆
動軸7の一端にはプーリー9が嵌合固定され、そ
のプーリー9に無端状の操作コード10が掛装さ
れている。その操作コード10はガラス障子1の
縦框11内に垂下され、その下端にはおもり12
が掛装され、上下方向に緊張されるようになつて
いる。そして、操作コード10を操作してプーリ
ー9を回転させると昇降駆動軸7が回転されるよ
うになつている。
昇降駆動軸7の両端には駆動ドラム13及び被
動ドラム14がそれぞれ嵌挿されている。その駆
動ドラム13は、第4図に示すようにネジ15で
昇降駆動軸7に固定されて、昇降駆動軸7と一体
に回転するようになつている。被動ドラム14は
昇降駆動軸7に対し緩く嵌挿され、そのその一側
に設けられたブレーキ装置16により常には回転
しないようになつている。すなわち、ブレーキ装
置16は上框6に固定されるケース17と、一端
がそのケース17に固定されるコイルスプリング
18と、そのコイルスプリング18の付勢力によ
り被動ドラム14一側面に圧着される制動板19
とからなり、制動板19と被動ドラム14との摩
擦により被動ドラム14は常には回転しないよう
になつている。
被動ドラム14の駆動ドラム13側の側面には
円形の凹部20が設けられ、その凹部20内の一
箇所に係合突起21が形成されるとともに、前記
駆動ドラム13からその凹部20内に係合爪22
が突出されている。そして、係合突起21は係合
爪22の回動軌跡上に位置し、駆動ドラム13が
回転されて係合爪22が係合突起21に係合して
いない状態では昇降駆動軸7の回転により駆動ド
ラム13のみが回転し、係合爪22が係合突起2
2に係合した後は駆動ドラム13の回転に伴つて
被動ドラム14が回転されるようになつている。
駆動ドラム13及び被動ドラム14には昇降テ
ープ23,24がそれぞれ同方向に巻着されてい
る。前記ヘツドボツクス3にはスラツト5の角度
調節軸25が回転可能に支持され、その角度調節
軸25の両端部には吊下部材26が嵌合固定され
ている。その吊下部材26には軸心に対し対称状
に突出する吊下枠27が設けられている。そし
て、第1図に示すように、駆動ドラム13に巻着
された昇降テープ23の下端に前方の吊下枠27
が掛止めされ、被動ドラム14に巻着された昇降
テープ24の下端に後方の吊下枠27が掛止めさ
れている。従つて、角度調節軸25及びヘツドボ
ツクス3は同角度調節軸25両端の両昇降テープ
23,24により昇降駆動軸7から吊下支持され
ている。
吊下枠27には前記ラダーコード4の上端が結
び付けられ、そのラダーコード4に各スラツト5
がそれぞれ支持されている。なお、ラダーコード
4の下端はガラス障子1の下框28内において固
定され、そのラダーコード4及び昇降テープ2
3,24は縦框11内に隠れている。
縦框11の上下方向中央部には第6図に示すよ
うに前記操作コード10を取出すための開口部2
9が設けられ、その開口部29の一側に操作扉3
0が回動可能に支持されて、その開口部29を開
閉可能となつている。操作扉30は指掛けとして
の長孔30aが設けられるとともに、その基端は
直角に折曲げられて取出片31が形成され、この
取出片31の先端はさらに内側へ屈曲されてい
る。取出片31の前面にはゴム製のストツパ32
が設けられ、一方の操作コード10すなわちヘツ
ドボツクス3の引上げ操作側の操作コード10を
挾持してその移動を阻止するようになつている。
そして、操作扉30を開くと、取出片31はスト
ツパ32に挾持した一方の操作コード10と縦框
11内に垂下される他方の操作コード10とをと
もに引寄せて操作扉30の開口部29に露出させ
るようになつている。
次に、上記のように構成されたブラインド2の
作用を説明する。
さて、第2図左方のガラス障子のように、ヘツ
ドボツクス3が上框6と下框28の中間に位置
し、スラツト5が水平に保持された状態からヘツ
ドボツクス3をさらに引上げる場合を説明する
と、この状態では第5図に示すように駆動ドラム
13の係合爪22は被動ドラム14の係合突起2
1に対しそれらの回転角度においてほぼ180度離
れた位置にある。
このような状態から、ヘツドボツクス3を上方
へ引上げるために、操作扉30を開くと、取出片
31により2本の操作コード10が同操作扉30
の開口部29に露出される。そして、この2本の
操作コード10のうちストツパ32に挾持されて
いる操作コード10を同ストツパ32から外し下
方へ引くと、プーリー9を介して昇降駆動軸7が
回転される。このとき、縦框11内から操作扉3
0外部へ引出される操作コード10はおもり12
により自動的に縦框11内に引込まれる。昇降駆
動軸7が回転されると、駆動ドラム13が回転さ
れるが、今駆動ドラム13の係合爪22が被動ド
ラム14の係合突起21に係合していない状態で
あるので、駆動ドラム13のみが回転してその昇
降テープ23が巻上げられる。すると、第9図に
示すように吊下部材26はその一方のみが引上げ
られて回動し、その回動に伴つてラダーコード4
を介して各スラツト5が傾動される。そして、同
図に示すようにスラツト5がほぼ垂直状態まで傾
動されると、第5図に鎖線で示すように駆動ドラ
ム13の係合爪22が被動ドラム14の係合突起
21に係合し、その状態から操作コード10をさ
らに同方向へ操作すると、被動ドラム14はブレ
ーキ装置16の制動力に抗しながら駆動ドラム1
3と一体に回転される。両ドラム13,14が一
体に回転されると、両昇降テープ23,24が共
に巻上げられるので角度調節軸25は回動するこ
となく上方へ引上げられ、それに伴つて各スラツ
ト5はほぼ垂直方向に保持された状態で上方へ引
上げられる。
このようにして、ヘツドボツクス3を所望位置
まで引上げた後、操作コード10を逆方向へ操作
して角度調節軸25を逆回転させると、駆動ドラ
ム13のみが逆回転されて昇降テープ23が巻戻
されるので、スラツト5は第9図に示す垂直状態
から第8図に示す水平状態あるいは第10図に示
す状態の範囲において所望位置まで傾動される。
そして、所望位置まで傾動させた後にはヘツドボ
ツクス3を引上げ操作側の操作コード10をスト
ツパ32に嵌挿して挾持させれば操作コード10
の移動は阻止されてヘツドボツクス3は所望位置
に保持される。
一方、ヘツドボツクス3を下降させてブライン
ド2を開放する場合には、操作コード10をスト
ツパ32から取外し、同操作コード10をヘツド
ボツクス3下降方向へ操作する。今、第8図に示
すようにスラツト5が水平方向に位置する状態か
ら、操作コード10をヘツドボツクス3下降方向
へ操作すると、まず駆動ドラム13のみが回転さ
れて昇降テープ23が巻戻され、角度調節軸25
が回動されて各スラツト5が第10図に示す状態
まで傾動される。この状態まで傾動されると、駆
動ドラム13の係合爪22が被動ドラム14の係
合突起21に係合するため、駆動ドラム13と被
動ドラム14とが一体に回転し、昇降テープ2
3,24がともに巻戻されて角度調節軸25が回
転することなく下降される。
このようにして、ヘツドボツクス3を所望位置
まで下降された後、必要とあれば再び操作コード
10をヘツドボツクス3上方方向へ操作すれば、
駆動ドラム13のみが回転されて各スラツト5を
角度調節することができる。
以上のようにこのガラス障子1はブラインド2
の昇降及び角度調節を行う場合には、操作扉30
を開けば取出片31により縦框11内の操作コー
ド10が開口部29に自動的に引寄せられて露出
される。そして、取出片31のストツパ32に挾
持された操作コード10を同ストツパ32から取
外して操作すればスラツト5の昇降及び角度調節
を行うことができる。
従つて、操作扉30を閉じた状態では操作コー
ド10は縦框11内に完全に隠されて美観上好ま
しく、ブラインド2を操作するときには操作扉3
0を開けば縦框11内の操作コード10が自動的
に開口部29に露出されるので、操作コード10
の縦框11内からの取出しも極めて容易である。
考案の効果 以上詳述したようにこの考案は、ブラインド2
の操作コード10を縦框11内に垂下した建具に
おいて、常には操作コード10を縦框11内に隠
蔽して美観を向上させ、その操作コード10の操
作時には操作扉30を開くことにより同操作コー
ド10を自動的に開口部29に露出させて速やか
にかつ容易に操作することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案を具体化し昇降装置の斜視
図、第2図はそのブラインドを取着したガラス障
子の正面図、第3図は昇降機構の正面図、第4図
は駆動ドラム及び被動ドラム部分の縦断面図、第
5図はその係合突起及び係合爪を示す横断面図、
第6図は操作扉部分の縦框を示す斜視図、第7図
はその部分の横断面図、第8図はブラインドの側
面図、第9図及び第10図はスラツトを垂直方向
に傾動した状態のブラインドの側面図である。 操作コード…10、縦框…11、開口部…2
9、操作扉…30、取出片…31。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. ブラインドの操作コードを縦框内に垂下したブ
    ラインド付建具において、縦框11に操作コード
    10を取出す開口部29を設け、その開口部29
    の一端に常には同開口部29を覆う操作扉30を
    回動可能に取着し、操作扉30の開放回動に伴つ
    て縦框11内の操作コード10を前記開口部29
    に引寄せる取出片31を操作扉30から突出した
    ことを特徴とするブラインド付建具のブラインド
    操作装置。
JP12047984U 1984-08-03 1984-08-03 Expired JPH0215979Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP12047984U JPH0215979Y2 (ja) 1984-08-03 1984-08-03

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JP12047984U JPH0215979Y2 (ja) 1984-08-03 1984-08-03

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JPS61115397U JPS61115397U (ja) 1986-07-21
JPH0215979Y2 true JPH0215979Y2 (ja) 1990-04-27

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