JP2620008B2 - シャッタのバランス装置 - Google Patents

シャッタのバランス装置

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JP2620008B2
JP2620008B2 JP33227591A JP33227591A JP2620008B2 JP 2620008 B2 JP2620008 B2 JP 2620008B2 JP 33227591 A JP33227591 A JP 33227591A JP 33227591 A JP33227591 A JP 33227591A JP 2620008 B2 JP2620008 B2 JP 2620008B2
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久博 五十嵐
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五十嵐商品開発有限会社
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、建物の出入口や窓等の
開口部を開閉するシャッタに係わり、特にそのバランス
装置に関する。
【0002】
【従来の技術】シャッタ、特に軽量シャッタにはねじり
コイルスプリングを巻取りシャフトに内蔵したバランス
式のシャッタが普及している。これは、シャッタのスラ
ットカーテンの重量と、ねじりコイルスプリングの反力
をバランスさせ、シャッタを開けるときに手動で容易に
操作せしめるもので、コスト的に有利なことから一般商
店等で広く採用されている。また、住宅の窓用シャッタ
にも同様に理由からバランス式シャッタが普及してい
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
バランス式シャッタには以下の問題点がある。バランス
式シャッタは、巻取りシャフトの回転によってねじりコ
イルスプリングに反力を蓄え、この反力によってシャッ
タを開けるときの駆動力を得ている。このため、スラッ
トカーテンを全閉した状態では、ねじりコイルスプリン
グの反力により巻取りシャフトが回転して、スラットカ
ーテンが引っ張られた状態となる。したがって、スラッ
トカーテンの重量を利用して全閉状態を保つことができ
ず、外敵防止にはロックが不可欠であるし、万一ロック
が外された場合には、シャッタが開いて容易に侵入を許
すことになる。
【0004】また、最近住宅用として、エアースリット
タイプのシャッタが普及してきている。これは、スラッ
トとスラットの間の摺動部にエアースリットが設けら
れ、スラットカーテンが引っ張られるとそのエアースリ
ットを開放させ、採光、外気の取り入れに供するもので
ある。しかしながら、上記従来のバランス式シャッタで
は、スラットカーテンを全閉したときでも引張力が作用
しているので、エアースリットは開いたままとなり、完
全に閉じることができず、したがって、この種のシャッ
タにはバランス式は使用できない。
【0005】本発明の目的は、上記問題点に鑑み、スラ
ットカーテンが全閉位置にあるときには引張力を作用さ
せないシャッタのバランス装置をを提供することにあ
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明は、複数のスラットを連結してスラットカー
テンを形成し、このスラットカーテンを巻取りシャフト
に巻取りまたはこれから巻出すことによって開閉を行な
うシャッタのバランス装置において、前記巻取りシャフ
トに同期して回転するバランスプーリーと;一端が前記
バランスプーリーに取付けられた引張ワイヤと;前記引
張ワイヤに付勢力を作用させるばね手段と;を備え、前
記バランスプーリーは、前記スラットカーテンを閉じる
ときに前記引張ワイヤを巻取る主プーリー部と、前記主
プーリー部の一端に設けられ、主プーリー部に連続して
前記引張ワイヤを巻取る0点復帰プーリー部とを有し、
前記0点復帰プーリー部は、前記スラットカーテンを全
閉位置まで巻戻したときに前記引張ワイヤが前記主プー
リー部の軸心を通る外周形状をしていることを特徴とす
るシャッタのバランス装置を提供する。
【0007】前記0点復帰プーリー部の外周形状は、好
ましくは、前記引張ワイヤが前記主プーリー部に連続し
て巻き取られる曲面部と、この曲面部に巻き取られた引
張ワイヤが前記主プーリー部の軸心を通って延在するこ
とを可能とする0点復帰面とを有している。この場合、
0点復帰プーリー部の外周形状は、前記0点復帰面が主
プーリー部の半径にほぼ等しいそら豆形をしていてもよ
いし、前記0点復帰面が主プーリー部の直径にほぼ等し
い半月形をしていてもよい。
【0008】好ましくは、前記主プーリー部は、前記0
点復帰プーリー部が設けられる一端に、0点復帰プーリ
ー部に向かって径が漸減するトルク補正部を有する。
【0009】また、前記バランスプーリーは前記巻取り
シャフトに固定されていてもよいし、回転伝達手段を介
して前記巻取りシャフトに連結されていてもよい。
【0010】更に、前記ばね手段は、一端が固定部に取
付けられ、他端が前記引張ワイヤの他端に取付けられた
引張スプリングであってもよいし、前記引張ワイヤの他
端は巻取りリールに取り付けられ、前記ばね手段は、一
端が固定部に取付けられ、他端が巻取りリールのシャフ
トに固定されたねじりコイルスプリングであってもよ
い。
【0011】また、上記バランスプーリーの回転は手動
操作装置によってもよいが、前記バランスプーリーの一
端にこれを回転する電動モータを連結してもよい。
【0012】
【作用】以上のように構成した本発明において、スラッ
トカーテンを閉じるにしたがって、引張ワイヤはバラン
スプーリーの主プーリー部に巻き取られ、スラットカー
テンが全閉位置まで閉じると、引張ワイヤは最終的に0
点復帰プーリー部に巻かれる。ここで、0点復帰プーリ
ー部の上記外周形状の特徴により、引張ワイヤが0点復
帰プーリー部に巻かれた状態では、引張ワイヤの作用線
は主プーリー部の軸心を通るので、引張ワイヤにばね手
段の付勢力が作用しているのにも係わらず、その力は巻
取りシャフトにトルクを与えない。このため、スラット
カーテンの全閉位置においてスラットカーテンに引張力
は作用せず、スラットカーテンの全重量を利用して全閉
位置を保つことができる。シャッタを開けるときは、適
当な機構を用いて手動操作で巻取りシャフトを回転させ
るか、小型の電動モータを設置してバランスプーリーを
回転させれば、容易に開けることができる。
【0013】0点復帰プーリー部の外周形状を適当に選
ぶことにより、発生トルクがゼロからほぼ100%にな
るまでの巻取りシャフトの回転角度を任意に設定するこ
とができる。例えば、主プーリー部の軸心を通る0点復
帰面が主プーリー部の半径にほぼ等しいそら豆形の外周
形状とした場合には、当該回転角度は約270°とな
り、この場合、全閉位置で比較的スラット間の遊びの多
い、例えばエアースリットタイプのシャッタに適してい
る。また、0点復帰面が主プーリー部の直径にほぼ等し
い半月形の外周形状とした場合は、当該回転角度は約9
0°となり、この場合、全閉位置で比較的スラット間の
遊びの少ない一般スラットタイプのシャッタに適してい
る。
【0014】主プーリー部の一端に0点復帰プーリー部
に向かって径が漸減するトルク補正部を設けることによ
り、トルク100%発生時の当該トルクとスラットカー
テンの自重による発生トルクとの差を小さくするよう調
整でき、これにより、特に手動でシャッタを開ける場合
の操作性が改善される。
【0015】バランスプーリーを巻取りシャフトに固定
する場合は、コンパクトな構造が得られ、バランスプー
リーを回転伝達手段を介して巻取りシャフトに連結する
場合は、バランス装置をモジュール化して汎用性を向上
できる。
【0016】ばね手段を引張スプリングとすることによ
り、シャッタ正面から見て幅方向にコンパクトな構造が
得られ、引張ワイヤの他端を巻取りリールに取付、ばね
手段この巻取りリールに取付けられたねじりコイルスプ
リングとすることにより、縦方向にコンパクトな構造が
得られる。
【0017】バランスプーリーの一端にこれを回転する
電動モータを連結することにより、バランスプーリーに
与えられるトルクは主としてばね手段により与えられる
ので、電動モータの容量を小さくし、省エネルギーの電
動シャッタが提供できる。
【0018】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面により説明す
る。図1において、本実施例が係わるシャッタは、所定
間隔、隔てて立設された左右1対のガイドレール1,1
と、このガイドレール1,1に沿って昇降案内されるス
ラットカーテン2と、このスラットカーテン2を巻取る
ための巻取りシャフト3とで構成されている。スラット
カーテン2は多数のスラット4,4,…及び最下端のエ
ンドスラット4Aの長辺側をそれぞれ屈曲自在に連結し
て一枚のカーテン状としたものであり、その上端のスラ
ットが帯状の吊り金具15,15を介して巻取りシャフ
ト3に連結されている。吊り金具15,15と上端スラ
ットとの連結はスライド金具16,16を介してなされ
ている。巻取りシャフト3は両端に回転軸5,6を有
し、この回転軸5,6が左右1対のブラケット7,7に
軸受8,8を介して回転自在に支持されている。一方の
回転軸5にはシャッタを開閉するときに使用する手動操
作装置10が連結され、他方の回転軸6にはシャッタを
開閉するときの手動操作を容易にする本実施例のバラン
ス装置11が取付けられている。
【0019】手動操作装置10は、巻取りシャフト3の
回転軸5に取付けたスプロケット20と、固定台21に
取付けたスプロケット22と、スプロケット20,22
に巻掛けられた操作チェーン23と、操作チェーン23
を昇降操作するための手動用スライダ取手装置24とで
構成されている。固定台21は窓枠等の固定部に取り付
けられている。操作チェーン23は図2及び図3に示す
ように1対のガイドローラ25,25を通して案内され
ている。手動用スライダ取手装置24を上方にスライド
させると、巻取りシャフト3がスラットカーテン2の巻
取り方向(図2及び図3で見て反時計方向)に回転し、
シャッタが開く。手動用スライダ取手装置24を下方に
スライドさせると、巻取りシャフト3がスラットカーテ
ン2の巻戻し方向(図2及び図3で見て時計方向)に回
転し、シャッタが閉じられる。
【0020】バランス装置11は、巻取りシャフト3の
回転軸5のブラケット7の壁を越えて突出した端部にキ
ー等を介して取付けられ、巻取りシャフト3と一体に回
転するバランスプーリー30と、一端がスプリング固定
台31に取付けられた引張スプリング32と、一端がバ
ランスプーリー30に取付けられ、他端が引張スプリン
グ32の他端に取付けられた引張ワイヤ33とで構成さ
れている。引張ワイヤ33は図2及び図3に示すように
ガイドローラ34を通して案内されており、ガイドロー
ラ34のブラケットは窓枠等の固定部に取付けた固定台
35に保持されている。スプリング固定台31も同様に
窓枠等の固定部に取付けられている。
【0021】シャッタを全開した状態では、引張ワイヤ
33は図2に示すようにバランスプーリー30から巻戻
され、引張スプリング32は最小引張力を与える最小長
さLminとなっている。シャッタを全閉した状態で
は、引張ワイヤ33は図3に示すようにバランスプーリ
ー30に巻き取られており、引張スプリング32は最大
引張力を与える最大長さLmaxとなっている。引張ス
プリング32の最大引張力は、スラットカーテン2の全
荷重による最大トルクにほぼ匹敵するトルクが発生する
ように設定されている。
【0022】手動操作装置10の手動用スライダ取手装
置24の詳細構造を図4〜図9により説明する。手動用
スライダ取手装置24は、ガイド板50に形成したスリ
ット51に沿ってスライドする取手本体52と、取手本
体52に回転可能にピン53で結合され、先端にガイド
板50の内側に位置する押さえ板54を有する押さえ板
レバー55と、ガイド板50の内側に位置し、取手本体
52にネジ56,57で固定された上下のチェーン取付
板58,59と、チェーン取付板58,59に操作チェ
ーン23を挾んでそれぞれネジ60,61で取付けられ
る保持板62,63とで構成されている。ガイド板50
は窓枠等の固定部に取付けられている。押さえ板54の
内面には軟質ゴム等の弾性材64が貼着されており、押
さえ板レバー55と取手本体52との間には押さえ板5
4をガイド板50に向けて付勢する板ばね65が装着さ
れている。親指で押さえ板レバー55を押し込むと、押
さえ板54はガイド板50から離れ、取手本体52は上
下にスライド可能となる。取手本体52が所望の位置に
きたら、押さえ板レバー55を離す。すると、板ばね6
5の作用で押さえ板54の弾性材64がガイド板50に
粘着してその位置を保持する。
【0023】バランスプーリー30の詳細構造を図10
〜図12により説明する。図10において、バランスプ
ーリー30は、スラットカーテン2の巻戻し時に引張ワ
イヤ33を巻取るほぼ円筒形の主プーリー部40と、主
プーリー部40の一端に設けられ、主プーリー部40に
連続して引張ワイヤ33を巻取る0点復帰プーリー部4
1とを有している。0点復帰プーリー部41は、主プー
リー部40に連続して径が徐々に小さくなる曲面部42
と、主プーリー部40の軸心から引張ワイヤ33の径の
1/2だけオフセットした位置を通る平面部43とから
なる外周形状をしている。平面部43は、スラットカー
テン2の全閉位置において、曲面部42に巻き取られた
引張ワイヤ33が主プーリー部40の軸心Oを通るよう
に位置設定されている。すなわち、平面部43は0手復
帰面を提供する。主プーリー部40の0点復帰プーリー
部反対側にはつば44が設けられ、つば44に開けられ
た小孔でワイヤの一端を固定している。主プーリー部4
0の外周面から0点復帰プーリー部の外周面にかけて引
張ワイヤ33の巻き付きを案内する連続的な溝45が形
成されている。
【0024】スラットカーテン2を巻戻して降ろしてゆ
くと、引張ワイヤ33はバランスプーリー30に巻き取
られてゆく。スラットカーテン2が全閉位置まで降ろさ
れると、引張ワイヤ33は最終的にバランスプーリー3
0の0点復帰プーリー部41に巻き取られる。この状態
を図5及び図6に拡大して示す。この全閉位置におい
て、上記平面部43の0点復帰面としての作用により、
曲面部42に巻き取られた引張ワイヤ33は主プーリー
部40の軸心Oを通る。このように引張ワイヤ33が主
プーリー部40の軸心Oを通るとき、引張スプリング3
2が最大引張長さLmaxにあり、最大引張力を与えて
いるにも係わらず、引張力の作用線が軸心Oと一致して
いるため、バランスプーリー30には回転トルクを与え
ない。すなわち、巻取りシャフト3には回転トルクが作
用せず、スラットカーテン2の全重量が床又は窓枠下面
に作用する状態でスラットカーテン2は全閉状態に保た
れる。したがって、スラットカーテン2を全閉位置まで
閉じた状態では、スラットカーテン2の全重量を利用し
て全閉状態を保てるので、ロックを省略しかつ安全性を
確保することができる。また、全閉位置ではスラットカ
ーテンに引張力が作用しないので、エアスリットタイプ
のシャッタを用いた場合でも、エアースリットを完全に
閉じることができる。
【0025】次に、バランスプーリーの0点復帰プーリ
ー部の外周形状の特徴について説明する。まず、上記実
施例では、0点復帰プーリー部41は、主プーリー部4
0に連続して径が徐々に小さくなる曲面部42と、主プ
ーリー部40の軸心から引張ワイヤ33の径の1/2だ
けオフセットした位置を通る平面部43とからなる外周
形状をしており、特に、平面部43の長さが主プーリー
部40の半径にほぼ等しいそら豆形の外周形状をしてい
る。このようなバランスプーリーをシャッタが全閉位置
にある状態から1回転させた場合、軸心Oと引張ワイヤ
33の作用線との距離は図13に示すように変化する。
この図から分かるように、そら豆形の外周形状を有する
0点復帰プーリー部41では、ほぼ3/4回転(270
°)するとほぼ100%のトルクが発生可能となる。
【0026】0点復帰プーリー部の外周形状の他の例と
して、平面部の長さを変えた場合を図14に示す。図1
4に示す例では、バランスプーリー30Aの0点復帰プ
ーリー部41Aは、主プーリー部40の軸心から引張ワ
イヤ33の径の1/2だけオフセットした位置を通り、
長さが主プーリー部の直径にほぼ等しい平面部43Aを
有する半月形の外周形状をしており、曲面部42Aは、
結果として、主プーリー部40に連続しかつ主プーリー
部40と径が同じになっている。このような外周形状の
バランスプーリーを同様に1回転させた場合、軸心Oと
引張ワイヤ33の作用線との距離は図15に示すように
変化する。この図から分かるように、半月形の外周形状
を有する0点復帰プーリー部41Aでは、45°回転で
60%、90°回転でほぼ100%のトルクが発生可能
となる。
【0027】以上から、0点復帰プーリー部の外周形状
を適当に選ぶことにより、発生トルクがゼロからほぼ1
00%になるまでの巻取りシャフトの回転角度を任意に
設定することができることが分かる。また、上記の例で
は、そら豆形の外周形状を有する0点復帰プーリー部4
1では、発生トルクが100%になるまでの巻取りシャ
フトの回転角度が比較的大きく、半月形の外周形状を有
する0点復帰プーリー部41Aでは、発生トルクが10
0%になるまでの巻取りシャフトの回転角度が比較的小
さい。したがって、前者のそら豆形の外周形状は全閉位
置での遊びの大きいエアースリットタイプのシャッタに
適し、後者の半月形の外周形状は全閉位置での遊びの少
ない一般スラットタイプのシャッタに適する。
【0028】すなわち、エアースリットタイプの場合
は、わざわざ隣接するスラット間で首の部分を長くして
遊びの大きい摺動部を形成し、この摺動部にエアースリ
ットを形成している。この摺動部の遊び長さはメーカに
よって異なるが、約3〜6.7mmとなっている。した
がって、例えば摺動部の遊び長さを3mmとし、スラッ
トの枚数を50枚とした場合、遊び長さの合計は150
mmとなる。一方、巻取りシャフトの直径を例えば60
mmとすれば、ほぼ3/4回転で150mmの巻取り長
さとなる。すなわち、上記そら豆形の外周形状を有する
0点復帰プーリー部41では、全ての遊びのなくなるほ
ぼ3/4回転で100%のトルクが発生する。したがっ
て、全荷重にバランスしたトルクを発生させることがで
きると共に、巻取り荷重の変化に応じてトルクを変化さ
せ、手動操作装置10での操作を滑らかにすることがで
きる。
【0029】一方、一般スラットタイプの場合には、ス
ラット間の遊びが少なく、巻取りシャフトが0点からわ
ずかに回転しただけでその遊びは吸収され、スラットカ
ーテンの全荷重がかかってくる。したがって、0点から
小さい回転角度で全荷重にバランスするトルクを発生さ
せなければならない。上述したように、半月形の外周形
状を有する0点復帰プーリー部41Aでは、45°回転
で60%、90°回転でほぼ100%のトルクが発生可
能となる。直径60mmの巻取りシャフトを使用した場
合、45°及び90°それぞれでの巻取り長さは、2
3.5mm及び47mmであり、吊り金具の遊びを含め
て遊び長さの合計に対応した極めて適切な数値となって
いる。すなわち、遊びのなくなるほぼ90°で全荷重に
バランスした100%のトルクを発生させることができ
る。
【0030】次に、バランスプーリーの主プーリー部の
外周形状の設定について説明する。まず、バランスプー
リーで発生するバランストルクとスラットカーテンの重
量により発生するトルクとの関係を図16〜図18によ
り説明する。図16に示すように、シャッタ寸法を、開
口幅W=1700mm×開口高さH=2000mmと
し、全閉位置から全開位置までを4等分した各位置をP
0,P1,P2,P3,P4する。また、スラット4の
単位重量を3.4Kg/m2 とし、エンドスラット4A
の単位重量を0.36Kg/mとする。この場合、各位
置P0,P1,P2,P3,P4でのカーテン重量は図
17に示す通りである。一方、スラットカーテンは巻取
りシャフト3に巻き取られるに従い、巻取りシャフト3
上ので直径が次第に大きくなる。各位置P0,P1,P
2,P3,P4でのスラットカーテンの巻取径を図18
に同じ符号で示す。したがって、各位置におけるスラッ
トカーテンの発生トルクは、巻取径に各位置での荷重を
かけて得られ、図18にAで示すようである。すなわ
ち、位置P1で411Kg・mmの最大トルクとなって
いる。
【0031】一方、主プーリー部40が図10に示すほ
ぼ円筒形の外周形状である場合、引張スプリング32の
引張力の特性を図18の下側に示すように設定すれば、
バランスプーリー30で得られるバランストルクは図1
8にBで示すようになる。なお、Cは上記0点復帰プー
リー部41の作用による発生トルクの減少を示す特性線
である。
【0032】図18において、摩擦等のその他の力を無
視すれば、バランストルクがスラットカーテンのトルク
より大きい部分は、シャッタを開けるときには、手動操
作装置10に力を加えなくてもそのトルク差でスラット
カーテンが上昇する部分であり、シャッタを閉めるとき
は、そのトルク差に打ち勝って手動操作装置10に力を
加える必要のある部分である。逆に、スラットカーテン
のトルクがバランストルクより大きい部分は、シャッタ
を開けるときには、そのトルク差に打ち勝って手動操作
装置10に力を加える必要のある部分であり、シャッタ
を閉めるときは、手動操作装置10に力を加えなくても
そのトルク差でスラットカーテンが下降する部分であ
る。最大のトルク差は位置P0の約160Kg・mmで
ある。
【0033】言うまでもなく、シャッタの開閉共に、手
動操作装置10の操作を滑らかに行なえるようにするた
めには、トルク差の変動は少ない方が好ましく、またト
ルク差自体も小さい方が好ましい。上記実施例では、主
プーリー部40の外周形状ほぼ円筒形であるため、上記
のようなトルク差を発生したが、主プーリー部40の外
周形状を適宜修正すれば、そのトルク差を所望の形態に
修正することができる。
【0034】図19に主プーリー部の外周形状の他の例
を示す。図19において、バランスプーリー30Bは、
スラットカーテン2の巻戻し時に引張ワイヤ33を巻取
る主プーリー部40Bと、主プーリー部40Bの一端に
設けられ、主プーリー部40に連続して引張ワイヤ33
を巻取る0点復帰プーリー部41Bとを有している。主
プーリー部40は0点復帰プーリー部41に隣接した端
部部分を除いてほぼ円筒形をしており、端部部分には0
点復帰プーリー部41Bに向けて径が漸減するトルク補
正部47が形成されている。0点復帰プーリー部41B
の形状は、トルク補正部47の形状変化に伴って径が小
さくなっていることを除いて図10の実施例と同じであ
る。
【0035】以上のように構成した実施例によれば、ト
ルク補正部47の設置によりバランスプーリー30Bで
得られるバランストルクは図18に点線で示されるごと
く補正され、位置P0での最大トルク差が大幅に減少す
る。したがって、シャッタを閉めるときの手動操作装置
10の操作性を大幅に向上することができる。
【0036】本発明の他の実施例を図20〜図22によ
り説明する。上記実施例ではバランス装置11のバラン
スプーリー30を巻取りシャフト3の回転軸6に直接固
定したが、バランスプーリー30の取付方はこれに限る
ものではない。本実施例はこの点に関する他の構成を示
すものである。すなわち、図20において、符号60は
本実施例のバランス装置の要部を構成するバランスユニ
ットであり、バランスユニット60は、図21及び図2
2に示すように、本体ケース61に軸受62を介して回
転自在に支持された回転軸63と、回転軸63の本体ケ
ース外側の端部に取り付けられスプロケット64と、回
転軸63の本体ケース内側の端部に取り付けられたバラ
ンスプーリー30Cと、一端が本体ケース61の底部で
スプリング固定台31Cに取付けられた引張スプリング
32Cと、一端がバランスプーリー30Cに取付けら
れ、他端が引張スプリング32Cの他端に取付けられた
引張ワイヤ33Cとで構成されている。巻取りシャフト
3の回転軸には、図20に示すようにスプロケット65
が取付けられ、2つのスプロケット64,65の間にチ
ェーン66が巻掛けられている。バランスプーリー30
Cは、図19に示したバランスプーリーと実質的に同じ
構成をしている。
【0037】以上のように構成した本実施例において
は、バランスプーリー30Cは巻取りシャフト3が回転
すると、スプロケット64,65及びチェーン66から
なる回転伝達機構を介して巻取りシャフト3に同期して
回転する。したがって、本実施例によっても上記実施例
と同様の効果を得ることができる。また、本実施例によ
れば、バランス装置をモジュール化できるので、汎用性
を向上できる。
【0038】本発明の更に他の実施例を図23〜図27
により説明する。上記実施例では、バランスプーリーの
回転手段として手動操作装置を用い、引張ワイヤに付勢
力を付与するばね手段として引張スプリングを用いた
が、本実施例は、バランスプーリーの回転手段として電
動モータを用い、引張ワイヤに付勢力を付与するばね手
段としてねじりコイルスプリングを用いたものである。
【0039】すなわち、図23及び図24において、符
号70は本実施例のバランス装置の要部を構成するバラ
ンスユニットであり、バランスユニット70は、本体ケ
ース71に軸受72を介して回転自在に支持された回転
軸73と、回転軸73の本体ケース外側の端部に取り付
けられスプロケット74と、一端が回転軸73の本体ケ
ース内側の端部に取り付けられ、他端が本体ケース71
に軸受75を介して回転自在に支持されたバランスプー
リー30Dと、本体ケース71の外側に取り付けられ、
出力軸76がバランスプーリー30Dに挿入、固定され
たレバーシブル電動モータ77と、本体ケース71に軸
受78,79を介して回転自在に支持された巻取りリー
ル80と、一端がバランスプーリー30Dに取付けら
れ、他端が巻取りリール80に取付けられた引張ワイヤ
33Dと、一端がばね固定ブラケット81に取り付けら
れた固定ボス82に固定され、他端が巻取りリール80
の本体ケース外側に突出した回転軸83に取り付けられ
た回転ボス84に固定されたねじりコイルスプリング3
2Dとで構成されている。
【0040】図示しない巻取りシャフトの回転軸には、
図20に示した実施例と同様にスプロケットが取付けら
れ、スプロケット74はこのスプロケットにチェーンを
介して連結されている。バランスプーリー30Dは、図
25及び図26に示すように、ほぼトルク補正部47D
を備えた円筒形の主プーリー部40Dと、主プーリー部
40Dの一端に設けられた0点復帰プーリー部41Dと
を有し、0点復帰プーリー部41Dは主プーリー部40
Dの対応する端面の凹所に差し込まれ、ボルト85で固
定され、かつ回転軸73と一体に形成されている。バラ
ンスプーリー30Dの軸受75に支持されるシャフト部
には、図27に示すように電動モータ77の出力軸76
が挿入される断面矩形の穴86が形成され、両者がスプ
リング結合されている。一方、固定ボス81と回転ボス
84との間には案内パイプ87が配置され、ねじりコイ
ルスプリング32Dを保持している。
【0041】以上のように構成した本実施例において
は、バランスプーリー30Dの作用によりシャッタの全
閉位置ではスラットカーテンに引張力が作用しないの
で、第1図の実施例と同様の効果が得られる。また、バ
ランスプーリー30Dをスプロケットを介して巻取りシ
ャフトに連結するので、上述の実施例と同様にバランス
装置をモジュール化して汎用性を向上できる。更に、今
までの実施例では、バランスプーリーに付勢力を付与手
段として引張スプリングを用いたので、シャッタ正面か
ら見て幅方向にコンパクトな構造を得ることができる
が、本実施例では、ねじりコイルスプリング32Dを用
いるので、縦方向にコンパクトな構造を得ることができ
る。
【0042】更に、本実施例では、バランスプーリー3
2Dを回転する手段として、手動操作装置に代え電動モ
ータ77を用いたが、バランスプーリーに与えられるト
ルクは主としてねじりコイルスプリング32Dにより与
えられるので、電動モータ77の容量を小さくでき、特
にトルク補正部47Dを設けることにより、前述したよ
うに、トルク100%発生時の当該トルクとスラットカ
ーテンの自重による発生トルクとの差が小さくなるの
で、電動モータ77の容量を更に小さくできる。一例と
して、幅1700mm、高さ1800mm、スラットカ
ーテン重量11Kgのシャッタの場合、通常の電動シャ
ッタでは110Wの電動モータを必要とするが、本実施
例は同じ大きさのシャッタに対し、25Wの電動モータ
でよくなり、モータ容量を1/4以下に低減できる。し
たがって、近年、シャッタの高級化に伴い、軽量シャッ
タ、窓用シャッタに電動シャッタを用いる傾向がある
が、本実施例のバランス装置を用いることにより、省エ
ネルギーの電動シャッタを提供できる。
【0043】なお、以上の実施例では、シャッタ高さH
=1800mmを想定していた。しかし、実際には、H
=3000mmになるものが実用に供されている。この
場合、スラット間の摺動部長さを3mmとすると、スラ
ット枚数は75枚強となるので、摺動部長さの合計は2
5mmとなる。摺動部長さがこのように長い場合は、0
点から始まって1回転以上の回転で100%のトルクが
発生するよう設定を調整する必要がある。すなわち、バ
ランスプーリの0点復帰プーリ部の外周形状としては、
図13等に示す、0点復帰面が主プーリ部の半径にほぼ
等しいそらまめ形をした場合と、図15に示す0点復帰
面が主プーリ部の直径にほぼ等しい半月形の場合につい
て説明したが、発生トルクが100%になるまでの巻取
りシャフトの回転角度を1回転以上としたい場合には、
図28及び図29に示すように、バランスプーリ30E
の0点復帰面43Eを主プーリ部40Eの半径以下の長
さとし、0点復帰プーリ部41Eの外周形状を蝸牛形と
すればよい。このようにすることによって、上記のよう
の摺動部長さの合計が長い大型シャッタに対しても本発
明を容易に適用することができる。また、この蝸牛形の
外周形状は、摺動部の長さが6〜7mmと長いタイプの
スラットカーテンからなるシャッタのバランス装置とし
ても有効である。
【0044】
【発明の効果】本発明によれば、スラットカーテンの全
閉位置においてスラットカーテンに引張力は作用せず、
スラットカーテンの全重量を利用して全閉位置を保つこ
とができるので、より高い安全性を確保することができ
る。また、全閉位置ではスラットカーテンに引張力が作
用しないので、エアスリットタイプのシャッタを用いた
場合でも、エアースリットを完全に閉じることができ
る。
【0045】また、本発明によれば、0点復帰プーリー
部の外周形状を適当に選ぶことにより、発生トルクがゼ
ロからほぼ100%になるまでの巻取りシャフトの回転
角度を任意に設定することができるので、全閉位置で比
較的スラット間の遊びの多い、例えばエアースリットタ
イプのシャッタ、全閉位置で比較的スラット間の遊びの
少ない一般スラットタイプのシャッタのいずれにも適し
た特性を提供できる。
【0046】また、本発明によれば、主プーリー部の一
端にトルク補正部を設けることにより、トルク100%
発生時の当該トルクとスラットカーテンの自重による発
生トルクとの差を小さくするよう調整でき、これによ
り、特に手動でシャッタを開ける場合の操作性が改善さ
れる。
【0047】更に、本発明によれば、バランスプーリー
を巻取りシャフトに固定することによりコンパクトな構
造が得られ、バランスプーリーを回転伝達手段を介して
巻取りシャフトに連結することにより、バランス装置を
モジュール化して汎用性を向上できる。
【0048】また、本発明によれば、引張スプリングを
用いることにより、シャッタ幅方向にコンパクトな構造
を得ることができ、ねじりコイルスプリングを用いるこ
とにより縦方向にコンパクトな構造を得ることができ
る。
【0049】更に、本発明によれば、省エネルギーの電
動シャッタが提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例によるバランス装置を備えた
シャッタの立面図である。
【図2】図1に示すシャッタの全開状態での側面図であ
る。
【図3】図1に示すシャッタの全閉状態での側面図であ
る。
【図4】図1に示す手動操作装置における手動用スライ
ダ取手装置の側面図である。
【図5】図4に示す手動用スライダ取手装置の正面図で
ある。
【図6】図4に示す手動用スライダ取手装置の裏面図で
ある。
【図7】図5のVII−VII線断面図である。
【図8】図4に示す手動用スライダ取手装置の押さえ板
レバーの側面図である。
【図9】図8に示す押さえ板レバーの平面図である。
【図10】図1に示すバランス装置におけるバランスプ
ーリーを示す図で、(A)が正面図、(B)が側面図で
ある。
【図11】バランスプーリー及びその周辺のシャッタ全
閉位置での正面図である。
【図12】バランスプーリー及びその周辺のシャッタ全
閉位置での側面図である。
【図13】バランスプーリーをシャッタ全閉位置から1
回転させた場合の、プーリー軸心と引張ワイヤの作用線
との距離の変化を示す図である。
【図14】0点復帰プーリー部の外周形状の他の例を示
す図である。
【図15】図14に示す0点復帰プーリー部についての
プーリー軸心と引張ワイヤの作用線との距離の変化を示
す、図13と同様な図である。
【図16】バランストルクとスラットカーテンの発生ト
ルクとの関係を説明するためのシャッタの寸法とスラッ
トカーテンの各位置を示す図である。
【図17】図16に示したシャッタの各位置でのシャッ
タ重量を示す図である。
【図18】バランストルクとスラットカーテンの発生ト
ルクとの関係を示す図である。
【図19】本発明の他の実施例によるバランス装置のバ
ランスプーリーを示す図で、(A)が正面図、(B)が
側面図である。
【図20】本発明の更に他の実施例によるバランス装置
の全体を示す図である。を示す図である。
【図21】図20に示すバランス装置のバランスユニッ
トのハウジングを断面で表示した側面図である。
【図22】図20に示すバランス装置のバランスユニッ
トのハウジングを断面で表示した正面図である。
【図23】本発明の更に他の実施例によるバランス装置
の部分断面正面図である。を示す図である。
【図24】図23に示すバランス装置のバランスユニッ
トの側面図である。
【図25】図23に示すバランスプーリー部の断面図で
ある。
【図26】図25に示すバランスプーリーの正面図であ
る。
【図27】図25に示すバランスプーリーの背面図であ
る。
【図28】本発明の更に他の実施例によるバランス装置
のバランスプーリーの正面図である。
【図29】図28に示すバランスプーリーの側面図であ
る。
【符号の説明】
1 ガイドレール 2 スラットカーテン 3 巻取りシャフト 4 スラット 10 手動操作装置 11 バランス装置 30 バランスプーリー 31 固定台 32 引張スプリング 33 引張ワイヤ 40 主プーリー部 41 0点復帰プーリー部 42 曲面部 43 平面部(0点復帰面) 47 トルク補正部 64,65 スプロケット(回転伝達手段) 66 チェーン(回転伝達手段)

Claims (10)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数のスラットを連結してスラットカー
    テンを形成し、このスラットカーテンを巻取りシャフト
    に巻取りまたはこれから巻出すことによって開閉を行な
    うシャッタのバランス装置において、 前記巻取りシャフトに同期して回転するバランスプーリ
    ーと;一端が前記バランスプーリーに取付けられた引張
    ワイヤと;前記引張ワイヤに付勢力を作用させるばね手
    段と;を備え、前記バランスプーリーは、前記スラット
    カーテンを閉じるときに前記引張ワイヤを巻取る主プー
    リー部と、前記主プーリー部の一端に設けられ、主プー
    リー部に連続して前記引張ワイヤを巻取る0点復帰プー
    リー部とを有し、前記0点復帰プーリー部は、前記スラ
    ットカーテンを全閉位置まで巻戻したときに前記引張ワ
    イヤが前記主プーリー部の軸心を通る外周形状をしてい
    ることを特徴とするシャッタのバランス装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のシャッタのバランス装置
    において、前記0点復帰プーリー部の外周形状は、前記
    引張ワイヤが前記主プーリー部に連続して巻き取られる
    曲面部と、この曲面部に巻き取られた引張ワイヤが前記
    主プーリー部の軸心を通って延在することを可能とする
    0点復帰面とを有することを特徴とするシャッタのバラ
    ンス装置。
  3. 【請求項3】 請求項2記載のシャッタのバランス装置
    において、前記0点復帰プーリー部の外周形状は、前記
    0点復帰面が前記主プーリー部の半径にほぼ等しいそら
    豆形をしていることを特徴とするシャッタのバランス装
    置。
  4. 【請求項4】 請求項3記載のシャッタのバランス装置
    において、前記0点復帰プーリー部の外周形状は、前記
    0点復帰面が前記主プーリー部の直径にほぼ等しい半月
    形をしていることを特徴とするシャッタのバランス装
    置。
  5. 【請求項5】 請求項1記載のシャッタのバランス装置
    において、前記主プーリー部は、前記0点復帰プーリー
    部が設けられる一端に、0点復帰プーリー部に向かって
    径が漸減するトルク補正部を有することを特徴とするシ
    ャッタのバランス装置。
  6. 【請求項6】 請求項1記載のシャッタのバランス装置
    において、前記バランスプーリーは前記巻取りシャフト
    に固定されていることを特徴とするシャッタのバランス
    装置。
  7. 【請求項7】 請求項1記載のシャッタのバランス装置
    において、前記バランスプーリーは回転伝達手段を介し
    て前記巻取りシャフトに連結されていることを特徴とす
    るシャッタのバランス装置。
  8. 【請求項8】 請求項1記載のシャッタのバランス装置
    において、前記ばね手段は、一端が固定部に取付けら
    れ、他端が前記引張ワイヤの他端に取付けられた引張ス
    プリングであることを特徴とするシャッタのバランス装
    置。
  9. 【請求項9】 請求項1記載のシャッタのバランス装置
    において、前記引張ワイヤの他端は巻取りリールに取り
    付けられ、前記ばね手段は、一端が固定部に取付けら
    れ、他端が巻取りリールのシャフトに固定されたねじり
    コイルスプリングであることを特徴とするシャッタのバ
    ランス装置。
  10. 【請求項10】 請求項1または10記載のシャッタの
    バランス装置において、前記バランスプーリーの一端に
    これを回転する電動モータが連結されていることを特徴
    とするシャッタのバランス装置。
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