JPH089353Y2 - ベネシャンブラインド昇降装置 - Google Patents

ベネシャンブラインド昇降装置

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JPH089353Y2
JPH089353Y2 JP290U JP290U JPH089353Y2 JP H089353 Y2 JPH089353 Y2 JP H089353Y2 JP 290 U JP290 U JP 290U JP 290 U JP290 U JP 290U JP H089353 Y2 JPH089353 Y2 JP H089353Y2
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JP
Japan
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pulley
brake
drive shaft
brake spring
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JP290U
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JPH0392296U (ja
Inventor
和弥 林
正 稲葉
Original Assignee
トーソー株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案はベネシャンブラインドのヘッドボックスに軸
受けした駆動軸を回転させてブラインドを昇降する装置
の改良に関するものである。
[従来の技術] 比較的大型のベンシャンブラインドは操作コードで直
接ブラインドを昇降するには重すぎるので、ヘッドボッ
クスに駆動軸を設け、その駆動軸に、リール又はドラム
を取付け、ブラインドを吊る昇降索をリール又はドラム
に巻き付け、駆動軸に滑車を取付け、その滑車に操作コ
ードを掛け、操作コードを一方に引いてリール又はドラ
ムに昇降索を巻上げてブラインドを上昇し、他方に引い
てリール又はドラムから昇降索を巻戻してブラインドを
下降する。この操作を軽くするために、操作コードを掛
ける滑車と駆動軸の間に減速歯車機構を設けることは実
公昭58-18559号によって公知である。この公知の装置
は、駆動軸の軸端にブラインドの自重による下降を制止
するためのブレーキばね機構を取付け、そのブレーキば
ね機構の内側に遊星歯車式減速歯車機構を設け、その減
速機構の内側に突出する太陽歯車に滑車を固定し、その
滑車に操作コードを掛ける方式であった。
[考案が解決しようとする課題] 公知の装置を備えたベネシャンブラインドのヘッドボ
ックスとスラットの左右幅を同一にすると、操作コード
はヘッドボックスの端面から数センチ内側から垂下する
ため、その垂下した操作コードがスラットにからむとい
う問題があった。
又、操作コードは汚損による取替えの外、ユーザの好
みによって取替えることも多い。しかし、公知装置は操
作コードの滑車が、ブレーキ及び減速歯車機構の内側に
あるため、無端の操作コードは、ブレーキばね及び減速
は歯車機構を取外さないと操作ひもの取替えができない
ので、操作コードの取替えが非常に厄介であるという問
題があった。
本考案はこれらの問題を解決するためになされたもの
であり、その目的とするところは、ヘッドボックスに軸
受けした駆動軸をブレーキばね機構と減速歯車機構を介
して操作コードにより回転し、その駆動軸に取付けたリ
ール又はドラムに昇降索を巻上げたり巻戻したりしてブ
ラインドを昇降する装置であって、ヘッドボックスとス
ラットの左右幅を同一にしても操作コードがスラットに
からむおそれがなく、減速歯車機構等を外さなくても無
端の操作コードを簡単に取替えることができるものを提
供することにある。
[課題を解決するための手段] 前記目的を達成するため、本考案が採用する手段は、
ヘッドボックスに設けられて昇降索を巻上げる駆動軸
と、ヘッドボックスに設けられたコードプーリに掛けら
れた操作コードと、駆動軸とコードプーリの間に設けら
れてコードプーリ側からの回転を減速して駆動軸側へ伝
達する減速歯車機構と、コードプーリ側からの回転は駆
動軸へ伝達するが駆動軸側からの回転は制止するブレー
キばね機構とを備えた装置において、減速歯車機構のギ
ヤケースの内端面にブレーキばね機構のブレーキドラム
を外端面にプーリケースをそれぞれ取付け、駆動軸をブ
レーキばね機構のブレーキ軸に連結し、ブレーキドラム
を巻くばねの両端部の間にブレーキ軸と一体の突起を挿
入し、そのばねの両端部を減速歯車機構の出力軸に設け
た円弧状の切欠きにはめ、プーリケース内に突出する減
速歯車機構の入力軸にコードプーリを挿脱自在にはめ込
み、プーリケースの前面をヘッドボックスの端面に接す
る開口から突出させ、そのプーリケース前面の設けたコ
ード出口から操作コードを垂下させたことにある。
[作用] 操作コードを引くと、コードプーリが回転し、その回
転は減速歯車機構を介して減速され、ブレーキばね機構
を通じて駆動軸を回転させるから、スラットは軽く巻上
げ巻戻されてブラインドが昇降する。駆動軸側からの回
転はブレーキばね機構により制止されるから、スラット
の自重降下は防止される。
操作コードは実質的にヘッドボックスの端面前方から
垂下するから、ヘッドボックスとスラットの左右幅が同
一であっても操作コードがスラットにからむおそれは少
ない。したがって、ヘッドボックスとスラットの左右幅
をほぼ同一にすることが可能である。ヘッドボックスの
端面からコードプーリごと操作コードを取替えることが
できるから、操作コードの取替えは至極簡単である。
[実施例] 本考案の装置を図面に示す実施例に基づいて説明す
る。
第1図及び第2図に示すように、駆動軸10の一端はブ
レーキ軸11の角孔に挿入されて止めねじ12により固定さ
れる。ブレーキ軸11にはブレーキドラム13が遊嵌され、
そのブレーキドラムにはワッシャ15とブレーキばね14が
はまる。ブレーキばね14の両端部14a、14bは軸方向に見
ると交差した後に外半径方向に突出する。ブレーキ軸11
の外側端部にはフランジ状大径部が設けられ、その大径
部からブレーキばね両端部14a、14bの間にはまる突起16
が一体に形成される。ブレーキ軸11は内歯車体17の中空
内筒部に同軸にはまるが、このとき、ブレーキばね両端
部14a、14bと突起16は中空円筒部の切欠き部18にはま
る。内歯車体17の内周には内歯19が形成され、その内歯
には小歯車20がかみ合う。小歯車20はギヤケース21にボ
ール22を介して回転自在に軸受けされ、内歯車体17はギ
ヤケース21にギヤベース24とボール23を介して相互回動
自在に収容される。ブレーキドラム13はねじ25を介して
ギヤケース21の内端面に固定される。ギヤケース21の外
端面にはプーリケース30がフック止めされ、そのプーリ
ケースを小歯車20と一体のプーリ軸31が貫通する。プー
リ軸31にはコードプーリ32が嵌着され、そのプーリ軸31
の外端部はプーリキャップ33の軸孔38にはまる。第1図
及び第3図に示すように、コードプーリ32には操作コー
ド34が掛けられる。プーリケース30の前面はヘッドボッ
クス40の端面に接する開口から突出し、その前面にはコ
ード出口35が設けられる。コード出口35の下縁には操作
コード34を案内するガイドロール36が軸止めされる。プ
ーリキャップ33の底部にフック37が形成され、プーリキ
ャップ33をヘッドボックス40の端面に挿入したとき、フ
ック37はヘッドボックス40の底面の孔41にはまる。ヘッ
ドボックス40の上面にはカバー42が取付けられる。
第3図に示すように、ブラインドの各スラット43はヘ
ッドボックス40から垂下するラダーコード44に支持さ
れ、最下端のスラットであるボトムレール45は同じくヘ
ッドボックス40から各スラット43の孔を通って垂下する
昇降コード46によって支持される。
図示していないが、ヘッドボックスに軸受けされた駆
動軸にドラムが一体回転可能に取付けられ、昇降コード
の上端はドラムに止着される。駆動軸が一方に回転する
と昇降コードはドラムに巻上げられてボトムレールが昇
降し、逆に回転すると昇降コードが巻戻されてボトムレ
ールが下降する。
ボトムレールが自重で下降しようとすると、ドラムと
一体の駆動軸10とブレーキ軸11が回転しようとする。こ
のとき、ブレーキ軸11の突起16がブレーキばね両端部14
a、14bのいずれか一方をブレーキばね14がしまる方向に
押すため、ブレーキばね14はブレーキドラム13に締着し
てブレーキ軸11とそれと一体の駆動軸とドラムの回転を
阻止する。したがって、ボトムレールの自重による降下
は自動的に制止される。
操作コード34を引くと、コードプーリ32と一体の小歯
車20が回転する。小歯車20の回転は内歯19とのかみ合い
によって内歯車体17を減速回転させる。内歯車体17が回
転すると、切欠き部18はブレーキばね両端部14a、14bの
いずれか一方を外側から押してブレーキばね14を弛める
から、ブレーキばね14がブレーキドラム13から離れ回転
可能になる。そこで切欠き部18はブレーキばね14と共に
突起16を介してブレーキ軸11を回転させるから、駆動軸
10が回転し、ドラムが昇降コードを巻上げるか又は巻戻
してボトムレールを昇降する。操作コード34による回転
は小歯車20と内歯19によって減速されるから、その分ボ
トムレールの昇降すなわちブラインドの開閉操作は軽く
なる。
操作コード34はヘッドボックス40の端面前側から垂下
するので、スラット43とボトムレール45の左右幅をヘッ
ドボックスの左右幅と同程度にしても垂下した操作コー
ド34がスラット43やボトムレール45にかまむおそれはな
い。
ヘッドボックス40の下からフック37を押すと、プーリ
キャップ33をヘッドボックス40から簡単に外すことがで
きる。プーリキャップ33を取ると操作コード34のみを簡
単にコードプーリ32から外すことも、コードプーリ32と
共に抜くこともできるから、操作コード34の取替えは至
極容易である。
実施例の減速歯車機構は小歯車とそれにかみ合う内歯
の大歯車から構成されるが、これを遊星歯車機構に代え
てもよい。
[考案の効果] 上記のとおり、本考案の装置は、従来のヘッドボック
スとスラットの左右幅を同一にすると操作コードがスラ
ットにからみつきやすく、無端操作コードの取替えが容
易ではなかったものとは異なり、コードプーリが実質的
にヘッドボックス端面前方に位置するから、ヘッドボッ
クスとスラットの左右幅を同一にしても操作コードがス
ラットにからむおそれはなく、又、無端操作コードの取
替えも至極容易であるという格別の効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
第1図及び第2図は本考案の装置の分解斜視図及び断面
図、 第3図は本考案の装置を備えたベネシャンブラインドの
要部を一部切欠いて示す斜視図である。 図において、符号10は駆動軸、11はブレーキ軸、13はブ
レーキドラム、14はブレーキばね、16は突起、17は内歯
車体、18は切欠き部、19は内歯、20は小歯車、21はギヤ
ケース、24はギヤベース、30はプーリケース、32はコー
ドプーリ、33はプーリキャップ、34は操作コード、35は
コード出口、40はヘッドボックス、46は昇降コード(昇
降索)をそれぞれ示す。

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】ヘッドボックスに軸受けされて昇降索(4
    6)を巻上げる駆動軸(10)と、同じくヘッドボックス
    (40)内において掛けられた操作コード(34)によって
    回転駆動されるコードプーリ(32)と、前記コードプー
    リと前記駆動軸の間に介在して前記コードプーリの回転
    を減速して前記駆動軸に伝達する減速歯車機構と前記駆
    動軸側から前記コードプーリ側への回転は制止するが、
    前記コードプーリ側から前記駆動軸側への回転は伝達す
    るブレーキばね機構とを備えた装置であって、前記ブレ
    ーキばね機構及び前記減速歯車機構は中空のギヤケース
    (21)に納められ、前記ギヤケースの内端面に前記ブレ
    ーキばね機構のブレーキドラム(13)が、外端面にプー
    リケース(30)がそれぞれ取付けられ、前記駆動軸は前
    記ブレーキばね機構のブレーキ軸(11)に直結され、前
    記ブレーキドラムにブレーキばね(14)が巻かれ、前記
    ブレーキばねの両端部(14a、14b)は軸方向に見ると交
    差して外半径方向に突出して前記減速歯車機構の出力軸
    の円弧状の切欠き(18)にはまり、前記ブレーキばね両
    端部の間に前記ブレーキ軸と一体の突起がはまり、ケー
    ス内に突出する前記減速歯車機構の入力軸に前記コード
    プーリが挿脱自在に嵌着され、前記プーリケースの前面
    は前記ヘッドボックスの端面に接する開口から突出し、
    前記プーリケース前面のコード出口から前記操作コード
    が垂下することを特徴とするベネシャンブラインド昇降
    装置。
  2. 【請求項2】プーリケース(30)の外端面にコードプー
    リ(32)の軸方向位置を規制するプーリキャップ(33)
    が取付けられ、前記プーリキャップはヘッドボックス
    (40)に嵌着されてその端面カバーを兼ねることを特徴
    としてなる請求項1に記載のベネシャンブラインド昇降
    装置。
JP290U 1990-01-04 1990-01-04 ベネシャンブラインド昇降装置 Expired - Lifetime JPH089353Y2 (ja)

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JP290U JPH089353Y2 (ja) 1990-01-04 1990-01-04 ベネシャンブラインド昇降装置

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JPH0392296U JPH0392296U (ja) 1991-09-19
JPH089353Y2 true JPH089353Y2 (ja) 1996-03-21

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2020076244A (ja) * 2018-11-07 2020-05-21 株式会社ニチベイ 遮蔽装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2020076244A (ja) * 2018-11-07 2020-05-21 株式会社ニチベイ 遮蔽装置

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JPH0392296U (ja) 1991-09-19

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