JP2576581Y2 - 開き方が変えられるたくし上げカーテン - Google Patents

開き方が変えられるたくし上げカーテン

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JP2576581Y2
JP2576581Y2 JP1992030497U JP3049792U JP2576581Y2 JP 2576581 Y2 JP2576581 Y2 JP 2576581Y2 JP 1992030497 U JP1992030497 U JP 1992030497U JP 3049792 U JP3049792 U JP 3049792U JP 2576581 Y2 JP2576581 Y2 JP 2576581Y2
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公夫 藁谷
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トーソー株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案はカーテンを多様な形状に
開くことができるたくし上げカーテンの改良に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】カーテンのたくし上げ用コードをドラム
に巻き上げる方式のたくし上げカーテンであって、カー
テンを多様な形状に開くことができるものは、実開昭6
3−117366号、同63−117367号によって
公知である。前者は回転駆動するシャフトにスリーブを
取付け、そのスリーブにドラムをねじばねし、シャフト
の回転があらかじめ決められた回転数に達するまではド
ラムを回転させずに軸方向に移動させることにより、各
ドラムが巻き上げるコードの長さを調整してカーテンの
開き方を変え、後者はシャフトに固定したドラムの外径
を変え、シャフトの回転によって各ドラムに巻き上げる
コードの長さを調整してカーテンの開き方を変えるもの
であった。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】ドラムをスリーブにね
じばめするものは、ドラムの回転も軸方向の移動も不安
定であり、実用姓に問題があった。又、ドラムの外径を
変えるものは、実用姓はあるが、ヘッドレールの前後幅
による制限を受けないようにするため、ヘッドレールの
前後幅を従来のものよりも大きくしなければならいとい
う問題があった。
【0004】本考案はこれらの問題を解決するためにな
されたものであり、その目的とするところはシャフトを
回転してシャフトに取付けたドラムにたくし上げコード
を巻き上げてカーテンを開く方式のたくし上げカーテン
であって、ヘッドレールの前後幅を大きくしなくても、
カーテンを多様な形状に開くことができるものを提供す
ることにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するた
め、本考案が採用する手段は、ヘッドレールにドラムケ
ースを取付け、そのドラムケースにドラムを回転自在に
軸受けし、そのドラムにシャフトを通し、ドラムにコー
ドを巻きつけてカーテンをたくし上げる方式のたくし上
げカーテンにおいて、少なくとも1つのドラムをシャフ
トに一体回転するように、残りのドラムをシャフトにス
リップするように取付け、そのスリップするドラムの一
端部にシャフトに遊嵌した減速被動ギヤの1端部を連結
し、そのスリップするドラムのドラムケースに第1減速
ギヤケースを軸方向に連結して、減速被動ギヤの他端部
を軸受けし、シャフトに減速駆動ギヤを一体回転するよ
うにはめ、第1減速ギヤケースに第2減速ギヤケースを
軸方向に連結して減速駆動ギヤの軸方向位置を規制し、
2段中間ギヤの一方を減速駆動ギヤに他方を減速被動ギ
ヤに係合させ、その2段中間ギヤの一方の軸端部をドラ
ムケースに他方の軸端部を第2減速ギヤケースにそれぞ
れ軸受けしたことにある。
【0006】
【作用】シャフトと一体回転するドラムの回転数はシャ
フトの回転数と同じであるが、シャフトとスリップする
ドラムは、シャフトの回転数が減速駆動ギヤ、2段中間
ギヤ、減速被動ギヤを介してドラムに伝達されるから、
減速駆動ギヤ、第1中間ギヤ、第2中間ギヤ、減速被動
ギヤの歯数をn1 、n2 、n3 、n4 とすると、ドラム
のシャフトに対する減速比は、n1 ×n3 /n2 ×n4
となる。中間ギヤとシャフトの軸心間距離を一定とし
て、各ギヤのモジュールを同一にして、n1、n2 、n3
、n4 を設定すると、ドラムをシャフトに対して多様
な減速比で回転することができる。例えば、n1 =1
1、n2 =15、n3 =11、n4 =15の場合、減速
比は0.54に、n1 =11、n2 =15、n3 =9、
n4 =17の場合、減速比は0.39となる。
【0007】このように、ドラムの巻径が同一であって
もシャフトを回転したとき、ドラムごとに回転数を調整
してコードの巻き上げ長さ、すなわちカーテンのたくし
上げ長さを多様に設定すると、カーテンの開き方を自由
に変化させることができる。
【0008】
【実施例】本考案をのたくし上げカーテンを図面に示す
実施例に基づいて説明する。図1はカーテンを山形に開
いたたくし上げカーテンを略図的に示す背面図である。
カーテン10は上縁をヘッドレール11の前面に止着して垂
れ下げる。ヘッドレール11にシャフト12を通して軸受け
し、その一端に滑車13を固定し、その滑車にボールチェ
ーン14を掛ける。ボールチェーン14を引くとシャフト12
が回転する。図示していないが、電気モータでシャフト
を回転駆動することも可能である。シャフト12には5個
の同一巻径のドラム15、15aがはめられ、各ドラムはヘ
ッドレール11に取付けたドラムケース16、16aによって
回転自在に軸受けされる。中央のドラム15aはシャフト
12と一体回転するようにはめ、他のドラム15はシャフト
12にスリップするようにはめる。中央のドラムケース16
aには減速ギヤケースを付設しないが、他のドラムケー
ス16には減速ギヤを収容した減速ギヤケースを付設し、
シャフト12の回転をギヤリングによって減速してドラム
15に伝達する。
【0009】カーテン10の背面の各ドラム15、15aに応
じた位置に垂直に延びるテープ17を止着し、そのテープ
にループ18を間隔をあけて取付ける。各ドラム15、15a
に上端を止着したコード20の下端を上からループ18に順
次通して最下段のループ又はそこに掛けたウェイトに止
着する。ボールチェーン14を引いてカーテン10を開く
と、ギヤリングによって中央のドラムの回転数に対して
その両側のドラムの回転数を約1/2に、さらにその両
側のドラムの回転数は約1/3に設定してあるから、開
いたカーテン10は山形になる。
【0010】図2及び図3に示すように、ドラムケース
16、16aのベース19は座板21とボルト、ナット22を介し
てヘッドレール11の底板23に固定する。ドラムケース1
6、16aは両側板24、24の軸受孔25、25によってドラム1
5、15aの両軸端部を回転自在に軸受けする。ドラム1
5、15aに巻きつけたコード20の上端はドラムのフラン
ジ26のコード孔27に通してドラムに止着する。コード20
はドラムケース16、16aのベース19の開口27とヘッドレ
ール11の底板23の開口28から垂下する。図2のドラム15
aの軸孔29の中央部はシャフト12と同一断面の6角形で
あり、ドラム15aは常にシャフト12と一体に回転する。
【0011】図3のドラム15の軸孔30はシャフト12の外
径よりも大きいから、ドラム15aはシャフト12の回転に
対してスリップする。ドラム15の一方の軸端面に角溝31
を形成し、その角溝に減速被動ギヤ32の角型軸端部33を
はめてドラム15と一体回転させる。減速被動ギヤ32の反
対側の軸端部34を回転自在に軸受けする軸受け41を備え
た第1減速ギヤケース40をドラムケース16の側板24に連
結する。シャフト12の断面と同じ断面の軸孔35を有する
減速駆動ギヤ36をシャフト12にはめる。第1減速ギヤケ
ース40に第2減速ギヤケース50を連結し、その間におい
て減速駆動ギヤ36の軸方向位置を規制する。軸方向に並
ぶ減速駆動及び被動ギヤ33、36に係合する駆動及び被動
中間ギヤ37、38を一体に形成した中間段ギヤ39の両軸端
部42、43を第2減速ギヤケース50とドラムケース15にそ
れぞれ形成した軸孔44、45に回転自在に軸受けする。
【0012】図4に示すように、ドラムケース16の側板
24の前後面に複数個の溝51を形成し、その溝に第1減速
ギヤケース40から突出するフック状の突起52を掛けて、
第1減速ギヤケース40をドラムケース16の側板24に着脱
可能に連結する。第1減速ギヤケース40の前後面の下部
に溝53を形成し、その溝に第2減速ギヤケース50から突
出するフック状の突起54を掛けて、第2減速ギヤケース
50を第1減速ギヤケース40に着脱自在に連結する。これ
らの溝と突起の代りにボルト等を使用して連結してもよ
い。第1及び第2減速ギヤケース40、50には減速駆動ギ
ヤ両軸端部のはまる軸孔55、56を設け、第1減速ギヤケ
ース40には減速駆動ギヤのギヤを囲む円弧板57を形成す
る。第1減速ギヤケース40の下部に大きな軸孔58を設け
て中間段ギヤを通る。中間段ギヤの両端部はドラムケー
ス16の側板24の軸孔45と第2減速ギヤケース50の軸孔44
にはめる。
【0013】次に、カーテンの動作について説明する。
ギヤ32、36、37、38のモジュールとは同一であり、中間
段ギヤ39の軸心からシャフト12の軸心までの距離は一定
である。中央のドラム15aの両隣のドラム15を回動させ
る減速駆動及び被動ギヤ36、38の歯数は11、15、1
1、15であり、減速比は0.54である。それらのド
ラムの外方に隣合うドラム15を回動させる同じギヤの歯
数は11、15、9、17であるり、減速比は0.39
である。カーテンを下げ切ったとき、カーテンの下縁は
一線に並ぶ。ボールチェーン14をカーテン10が開く方向
に引くと、シャフト12が回転し、各ドラム15、15aがコ
ード20を巻き上げてカーテン10をたくし上げる。このと
き、中央のドラム15aはシャフト12と一体であるあら、
回転数はシャフト12と同一であるが、その両隣のドラム
15の回転数は中央のドラム15aの回転数の0.54倍で
あり、さらに両端のドラム15の回転数は中央のドラム15
aの回転数の0.39倍である。その結果、カーテン10
は図1に示すように山形に開く。
【0014】この実施例はカーテン10を山形に開くもの
であるが、減速するドラム15と減速しないドラム15aの
配置を変えることにより、又は減速比を変えることによ
り、もしくはその双方を変えることにより、カーテン10
の開き方を多様に変化させることができる。
【0015】
【考案の効果】上記のとおり、本考案のたくし上げカー
テンは、ドラムに巻き上げるカーテンたくし上げ用コー
ドの長さをドラムごとに変えてカーテンの開き方を多様
化する方式であるが、従来のシャフトと一体回転するド
ラムの巻径を変えてコードの巻き上げ長さを変えていた
ために、ドラムの巻径が大きくなり、それに伴ってヘッ
ドレールの前後幅を拡大する必要のあったものとは異な
り、少なくとも1つ以上のドラムをシャフトに遊嵌し、
そのドラムに減速ギヤリングを介してシャフトの回転を
伝達し、そのドラムの回転を遅くしてコードの巻き上げ
長さを変えるから、ヘッドレールの前後幅を拡大する必
要はないという優れた効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】は本考案の一実施例のたくし上げカーテンの略
図であり、ヘッドレールを切欠いて背面を示す。
【図2】は図1の中央のドラム(減速しない)とドラム
ケースの断面図、
【図3】は図1の減速するドラムとドラムケースの断面
図、
【図4】は図3のドラムケースと第1及び第2減速ギヤ
ケースの分解斜視図である。
【符号の説明】
10:カーテン、11:ヘッドレール、12:シャフト、15,
15a:ドラム、16,16a:ドラムケース、20:コード、
32:減速被動ギヤ、36:減速駆動ギヤ、37:駆動中間ギ
ヤ、38:被動中間ギヤ、39:中間段ギヤ、40:第1減速
ギヤケース、50:第2減速ギヤケース

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】ヘッドレール(11)と、前記ヘッドレール
    に通した回転駆動可能なシャフト(12))と、前記シャ
    フトにはめた複数個のドラム(15、15a)と、前記ヘッ
    ドレールに取付けて前記ドラムを軸受けするドラムケー
    ス(16、16a)と、前記ドラムに上端を止着し下端をカ
    ーテン(10)に止着したカーテンたくし上げ用のコード
    (20)とを備えたたくし上げカーテンにおいて、前記シ
    ャフトは少なくとも1つのドラム(15a)を一体回転す
    るように、残りのドラム(15)をスリップするようにそ
    れぞれ取付け、そのスリップするドラム(15)の一端面
    に減速被動ギヤ(32)を軸方向に直結し、そのドラム
    (15)を軸受けするドラムケース(16)に第1減速ギヤ
    ケース(40)を軸方向に連結して前記減速被動ギヤを軸
    受けし、前記第1減速ギヤケースに第2減速ギヤケース
    (50)を軸方向に連結し、前記シャフトに減速駆動ギヤ
    (36)を一体回転するように取付けてその軸方向位置を
    前記第1及び第2減速ギヤケースによって規制し、前記
    ドラムケースと前記第2減速ギヤケースの間に駆動中間
    ギヤ(37)と被動中間ギヤ(38)を一体に備えた中間段
    ギヤ(39)を渡して軸受けし、前記減速駆動及び被動ギ
    ヤ(36、32)に前記中間段ギヤの前記駆動及び被動中間
    ギヤ(37、38)を係合させて前記シャフトの回転を前記
    ドラム(15)に減速して伝達したことを特徴とする開き
    方が変えられるたくし上げカーテン。
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