JP6711132B2 - 画像形成装置の制御方法 - Google Patents

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Description

本発明は、複写機、プリンタ、ファクシミリ、またはそれらの複合機における画像形成装置の制御方法に関する。
画像形成装置に設けられた定着装置においては、定着部材を加熱源により加熱して必要な温度まで上昇させる際に、加熱源の不具合等が原因で、定着部材の温度が十分に上がらない低加熱状態になる場合がある。
この様な低加熱状態に対する従来の画像形成装置の制御方法として、例えば画像形成装置の起動時の定着装置の立ち上げ動作において、定着部材の温度を検出し、その温度が所定の基準値を下回る場合には、低加熱状態を検出する制御方法が既に存在している。
そして、低加熱状態を検出した場合には、画像形成装置の異常であると判断して画像形成装置本体を停止し、装置の保守点検を行うサービスマン等に異常状態を報知するという制御がなされる。これにより、加熱源等の装置の不具合をサービスマンが修理して、画像形成装置を正常な状態で起動する(立ち上げる)ことができる。
また、上記とは異なる画像形成装置の制御方法として、AC電源の電圧値を検出して、電源側の電圧降下を防ぐ方法が既に知られている。
例えば、特許文献1(特開2015−210355号公報)では、AC電源の電圧の変化量によりAC電源の異常を検出し、電源異常であると判断された場合には、電力の供給を行う定着ヒータの本数を減らす等して、AC電源の電圧降下を防ぐ制御をしている。
ところで、定着装置の立ち上げ時に定着部材の温度が十分に上がらない原因としては、前述した定着部材を加熱する加熱源等の画像形成装置内での不具合の他、画像形成装置に接続された電源側が原因となる場合がある。つまり、電源から画像形成装置に入力される電圧が小さく、画像形成装置の立ち上げが低電圧状態で行われることにより、加熱源が定着部材を十分に加熱できず、低加熱状態となることがある。特に、電源の状態が安定しない新興国等では、このような低電圧状態での定着装置の立ち上げによる低加熱状態が生じやすい。
この際、前述の様に定着部材の温度によってのみ低加熱状態を検出し、画像形成装置の異常であると判断する制御方法では、画像形成装置の側に何ら異常がなく、低電圧状態であることが原因で定着部材の加熱が遅れている様な場合であっても、装置本体を停止してサービスマンに画像形成装置の異常を報知してしまう。この場合、サービスマンの不要な訪問が生じるだけでなく、サービスマンによる復旧まで画像形成装置を使用できなくなる等の問題があり、定着部材の低加熱状態に対して、その原因に応じた適切な制御がなされているとは言えなかった。
この様な事情から、本発明では、定着部材の低加熱状態に対して、その原因毎に適切な対処をすることのできる画像形成装置の制御方法を提供することを課題としている。
上記の課題を解決するため、本発明は、待機状態ではない定着装置の立ち上げ動作中画像形成装置に入力される電圧、電流、電力の少なくともいずれか一つを検出すると共に、前記定着装置の立ち上げ動作中の定着部材の温度を検出し、画像形成装置の電源停止、および、その後の電源投入動作を画像形成装置の復帰動作とすると、検出された電圧または電流または電力から得られる状態が、所定の条件を満たさない低入力状態の場合であって、検出された前記定着部材の温度から得られる加熱状態が所定の加熱条件を満たさない低加熱状態の場合は、前記画像形成装置の復帰動作を促す報知を行い、前記検出された電圧または電流または電力から得られる状態が、所定の条件を満たす場合を通常入力状態とすると、前記通常入力状態で前記低加熱状態の場合には、前記画像形成装置の異常状態を報知する報知信号を画像形成装置の外部へ発信し、前記画像形成装置の電源を停止することを特徴とする。
本発明では、低入力状態の場合であって低加熱状態の場合には、直ちに画像形成装置内の異常であると判断することなく、定着装置の復帰動作を促す報知を行う。このため、例えば画像形成装置に入力された電圧により得られる電圧条件が所定の条件を満たさない低電圧状態であることが原因で定着部材の加熱の遅れが生じた場合にも、復帰動作後に再び定着部材の加熱を行うことができ、低加熱状態を生じた原因に応じた対処をすることができる。
画像形成装置の概略構成図である。 画像形成装置の斜視図である。 操作パネルの概略構成図である。 画像形成装置のブロック構成図である。 定着ヒータ周辺のブロック構成図である。 定着ヒータ周辺の制御回路の回路構成図である。 本実施形態の画像形成装置の制御方法を示すフロー図である。 入力電圧の検出の様子を示す図である。 低加熱状態の判断の基準となる定着ローラの基準温度を示す図である。 復帰動作後の定着ローラの温度推移を示す図である。 異なる実施形態の画像形成装置の制御方法のフロー図である。 異なる実施形態の画像形成装置のブロック構成図である。 異なる実施形態の画像形成装置のブロック構成図である。
以下、本発明に係る実施の形態について、図面を参照して説明する。なお、各図中、同一又は相当する部分には同一の符号を付しており、その重複説明は適宜に簡略化ないし省略する。
図1および図2に示すモノクロの画像形成装置1には、プロセスユニット2が着脱可能に設けられている。プロセスユニット2は、表面上に現像剤としてのトナーを担持可能なドラム状の回転体である、感光体ドラム10と、感光体ドラム10の表面を一様に帯電させる帯電ローラ11と、感光体ドラム10の表面にトナーを供給する現像装置12と、感光体ドラム10の表面をクリーニングするためのクリーニングブレード13等で構成されている。現像装置12の隣には、トナーを現像装置12に供給するトナーボトル26が配置されている。
プロセスユニット2の下方には、光書込装置3が配置されている。光書込装置3は、画像データに基づいて、レーザ光を発するように構成されている。
また、感光体ドラム10に当接する位置に、感光体ドラム10表面上の画像を転写する転写ローラ14が配置されている。転写ローラ14と感光体ドラム10の当接部により転写ニップが形成される。また、転写ローラ14には、所定の直流電圧(DC)及び/又は交流電圧(AC)が印加されるようになっている。
画像形成装置1の下部には給紙部4が位置しており、記録媒体としての用紙Pを収容した給紙トレイ15や、給紙トレイ15から用紙Pを搬送路5へ搬出する給紙ローラ16等からなっている。給紙ローラ16の搬送方向下流側にはレジストローラ17が配置されている。
給紙部4とは別に、手差し給紙部8が設けられる。手差し給紙部8は、用紙Pを載置する手差し給紙トレイ22、用紙Pを装置内部へ給紙する手差し給紙ローラ23、用紙Pを一枚毎に分離する、手差し分離ローラ24、手差し給紙路25などが設けられる。手差し給紙トレイ22は、回転中心22aを中心に回転可能に設けられる。
定着装置6は、加熱源としての定着ヒータ27と、定着ヒータ27によって加熱される定着部材としての定着ローラ18、その定着ローラ18を加圧可能な加圧ローラ19、定着ローラ18の表面温度を検出する温度検出部材としてのサーミスタ28、定着分離爪29等を有している。また、定着装置6には、定着ローラ18の過昇温防止のためのサーモスタットが設けられている。
搬送路5の末端には排紙部7が設けられる。排紙部7は、用紙Pを外部へ排出するための一対の排紙ローラ20と、排出された用紙Pをストックするための排紙トレイ21とが配置されている。
画像形成装置1の上方には、ADF(自動原稿送り装置)30と、スキャナ部31等が設けられる。画像形成装置1の外装面の所定の位置には操作パネルが設けられる。なお、PCオンライン出力専用機(所謂プリンタバージョン)等でコントローラを内蔵し、スキャナ部31を設けない構成であってもよい。
以下、図1および図2を参照して上記画像形成装置1の基本的動作について説明する。
画像形成動作が開始されると、まず感光体ドラム10が帯電ローラ11によってその表面を帯電される。そして、画像データに基づいて光書込装置3からレーザービームが照射され、照射された部分の電位が低下して静電潜像が形成される。静電潜像が形成された感光体ドラム10には、現像装置12から表面部分にトナーが供給され、トナー画像(現像剤像)として可視像化される。そして、転写後の感光体ドラム10に残されたトナー等は、クリーニングブレード13によって取り除かれる。
一方、画像形成動作が開始されると、画像形成装置1の下部では、給紙部4の給紙ローラ16が回転駆動することによって、給紙トレイ15に収容された用紙Pが搬送路5に送り出される。
手差し給紙部8から給紙される場合には、手差し給紙トレイ22に載置された用紙Pが、手差し給紙ローラ23によって装置内部へ給紙され、手差し分離ローラ24によって一枚毎に分離され、手差し給紙路25から搬送路5に送り出される。
搬送路5に送り出された用紙Pは、レジストローラ17によってタイミングを計られ、感光体ドラム10表面上のトナー画像と向かい合うタイミングで転写ローラ14と感光体ドラム10のニップ部へ搬送され、トナー画像が転写される。
トナー画像が転写された用紙Pは、定着装置6へと搬送される。定着装置6では、サーミスタ28によって定着ローラ18の温度を検出し、定着ヒータ27のON/OFF制御を行っている。
定着ローラ18と加圧ローラ19はスプリングなどの付勢機構によって常時当接しており、定着ニップNを形成している。定着装置6へ搬送された用紙Pは、定着ニップNへ送られ、定着ニップNにおいて加熱および加圧されて、トナー画像が用紙Pに定着される。そして、トナー画像が定着された用紙Pは、定着分離爪29によって定着ローラ18から分離され、排紙ローラ20によって排紙トレイ21へと排出される。
図3は、画像形成装置1に設けられた操作パネル40の図である。操作パネル40には、操作内容や装置の異常等を表示する液晶パネル41が設けられる。その周辺に印刷等の各操作や設定を行うためのボタンが配置されており、例えば、コピーおよびスキャナ機能の切り替えを行う機能選択キー42、テンキー43、ファンクションキー44、コピーの動作開始などを行わせるスタートキー45等が設けられる。
作業者は、液晶パネル41に表示される選択画面を見ながら印刷の各種条件を設定し、スタートキー45を押下して印刷等の動作を開始させる。異常状態を画像形成装置1の制御部が検出した場合や作業者に所定の作業を促す場合等にも、必要な情報が液晶パネル41に表示される。
図4において、画像形成装置1は、コントローラ50、ROM(Read Only Memory)51、RAM(Random Access Memory)52、通信I/F53、操作表示部(操作パネル)40、作像部54、定着部(定着装置)6及び光書込部(光書込装置)3等を備えており、主要各部は、バス55により接続されている。作像部54は、プロセスユニット2や画像の転写機構に関する制御部分である。
ROM51は、画像形成装置1としての基本プログラム及び後述する定着制御プログラム等の各種プログラムを格納するとともに、当該各プログラムを実行するのに必要なデータが予め格納されている。
RAM52は、コントローラ50のワークメモリとして利用され、コントローラ50が実行途中で必要とする各種データを書き込む。
コントローラ50は、ROM51内に格納されているプログラムに基づいてRAM52をワークメモリとして利用して、画像形成装置1の各部を制御して画像形成装置1としての処理を実行するとともに、特に、後述する定着制御処理を実行する。
通信I/F53には、LAN等のネットワークNWが接続され、ネットワークを介して画像データ等を送受信する。
操作表示部40は、前述した画像形成装置1の操作に必要な各種キーとディスプレイ等が設けられており、コントローラ50の制御下でディスプレイに各種情報を表示したり、キー操作内容をコントローラ50に出力する。
図5は、AC電源から画像形成装置に入力される電圧値を検出し、定着ヒータ27のONOFF制御をする定着ヒータ周辺の制御部分の構成を示すブロック図で、図6が図5のブロック図で示した構成をより詳細に説明した回路構成図である。
画像形成装置1は、上記コントローラ50が図6に示す制御基板56上に搭載されており、この制御基板56上には、さらに、上記ROM51及びRAM52が搭載されている。
図6に示すように、制御基板56には、上記作像部54、定着部6、光書込部3、操作表示部40等が接続されているとともに、DC電源部57、定着ヒータリレー制御部58、ゼロクロス検出部59、ヒータ制御部60及びAC電圧検出部61等が接続されており、DC電源部57には、ノイズフィルタ(NF)62を介してAC(交流)100Vの外部電源、例えば、商用電源が供給される。そして、ノイズフィルタ62とDC電源部57との間の電源供給線には、ヒータリレー制御部58及びヒータ制御部60を介して定着部6の定着ローラを加熱する定着ヒータ27が接続されている。
DC電源部57は、ノイズフィルタ62を介して供給されるAC100Vの外部電源をDC(直流)に整流・電圧調整して、制御基板56を介してDC電源を画像形成装置1の各部に供給する。
ヒータリレー制御部58は、定着ヒータリレー581及びトランジスタ582等を備え、制御基板56からトランジスタ582のベースに入力する定着ヒータ給電用リレー制御信号を制御することで、定着ヒータリレー581をオン/オフさせて、定着ヒータ27への通電をオン/オフ制御する。特に、制御基板56のコントローラ50は、電源オンに通電させ、定着ヒータ27の異常時にオフするように、定着ヒータ給電用リレー制御信号をトランジスタ582に出力する。
ゼロクロス検出部59は、全波整流回路、電圧比較回路等で構成され、ノイズフィルタ62を介して供給されるAC100Vの外部電源にヒータリレー制御部58を介して接続されている。ゼロクロス検出部59は、AC電源電圧のゼロクロスタイミングを検出して、そのタイミングでゼロクロスタイミング信号を発生する。 このゼロクロスタイミング信号は、制御基板56に入力され、制御基板56のコントローラ50の割り込み信号に接続されて、種々のAC関連制御の基準タイミング、特に、定着ヒータ27の通電制御に使用される。
ヒータ制御部60は、コイルL1、L2、コンデンサC1、C2、抵抗R1、R2、トライアックTR1、TR2、フォトカプラPC1、PC2及びトランジスタTr1、Tr2等を備えており、コンデンサC1、抵抗R1及びコイルL1からなる共振回路に定着ヒータ271が接続され、コンデンサC2、抵抗R2及びコイルL2からなる共振回路に定着ヒータ272(もう一本のヒータ)が接続されている。ヒータ制御部60は、制御基板56から定着ヒータ制御信号D1、D2がトランジスタTr1、Tr2に入力されると、フォトカプラPC1、PC2がオンして、トライアックTR1、TR2がON(オン)し、抵抗R1、コイルL1及びコンデンサC1の共振回路で定着ヒータ271を発熱させ、また、抵抗R2、コイルL2及びコンデンサC2の共振回路で定着ヒータ272を発熱させ、定着部6の定着ローラ18を加熱させる。その後、トライアックTR1、TR2が、その特性により電圧の極性が反転すると、OFF(オフ)して、定着ヒータ27への通電を停止する。
AC電圧検出部61は、トランス611及びダイオードブリッジ612等を備え、トランス611にノイズフィルタ62を介して供給される外部電源に定着ヒータリレー制御部58を介して接続され、この外部電源をACからDCに変換するとともに、ダイオードブリッジ612を介して制御基板56に入力することで、制御基板56で外部電源電圧を検出できるようにしている。
すなわち、AC電圧検出部61は、外部電源のAC電圧を検出して制御基板56に入力し、制御基板56は、A/Dコンバータの検出可能な電圧に変換する抵抗を搭載していて、電圧変換した信号をA/Dコンバータでデジタル変換することで、AC電圧を検出している。この外部電源は、商用電源の場合、電圧波形が通常50Hzまたは60Hzの正弦波であるため、AC電圧に対してサンプリング周期を十分に速くし、AC電圧の検出信号を制御基板56に取り込んで、制御間隔単位時間分のAC電圧情報を記憶する設定となっている。
以上の画像形成装置1では、定着装置6の立ち上げ時に定着ヒータ27による定着ローラ18の加熱が十分に行われない低加熱状態を検出し、これを制御する仕組みが設けられている。以下、本実施形態の画像形成装置の低加熱状態に対する制御方法について、図7のフロー図を用いて説明する。
なお、定着装置6の立ち上げとは、定着ヒータ27に通電して定着ローラ18の加熱を行い、定着ローラ18を用紙Pの定着動作に必要な温度まで上昇させる動作を指す。そして、この定着装置6の立ち上げには、定着ヒータ27への通電がされず、何ら定着ローラ18の温度制御が行われていない状態からの立ち上げ動作の他、定着ローラ18の温度が所定の温度に保つ制御が行われている等、定着ローラ18に対して何らかの温度制御が行われた、定着装置6の待機状態からの立ち上げ動作も含んでいる。そして、以下の実施形態では、一例として、画像形成装置1の電源投入による起動動作により、定着装置6の立ち上げ動作を開始している。
図7に示すように、画像形成装置1の立ち上げを開始すると、所定時間経過後に画像形成装置1に入力される電圧の値を検出する(ステップS11)。そして、この検出された電圧値により低電圧状態か否かの判断を行う(ステップS12)。
図8は、画像形成装置1の立ち上げ時の入力電圧の検出の様子を示す図で、図の横軸が画像形成装置1の立ち上げを開始してからの時間である立ち上げ時間t[sec]、縦軸が入力電圧V[V]である。本実施形態では、AC電圧検出部61(図5参照)により、外部電源から画像形成装置1に入力された電圧値を検出している。
図8に示すように、画像形成装置1に電源を投入してから、t1秒後にt2秒間の電圧検出時間を設けて、このt2秒間に入力電圧の検出をE回行う。そして、このt2秒間に検出された電圧値(電圧状態)が、電圧基準値V1を下回る回数をカウントし、この回数が、閾値となる回数であるE0回以上であるか否か(電圧条件)を判断する。E0回以上であった場合(電圧条件を満たさない場合)には低電圧状態(低入力状態)であると判断し、E0回より少ない場合には通常電圧状態(通常入力状態)と判断する。この閾値E0は、定められた電圧基準値V1等の条件に応じて適宜変更が可能である。
ここで、通常電圧状態とは、画像形成装置1が正常に稼働する電圧状態のことであり、低電圧状態は、例えば画像形成装置1の動作保障範囲から外れる等、通常の稼働範囲を大きく外れた状態のことである。例えば、220〜240Vを定格電圧とする新興国等においては、この定格電圧の15%以下(画像形成装置の動作保障の15%以下)まで電圧が低下する場合があり、低電圧状態が生じる場合が多く存在する。
電源投入後、定着ヒータ27に突入電流が流れるときには、AC電源の電圧降下が発生し、一時的に低い値の入力電圧値が検出される。本実施形態では、電源を投入してからt1秒後に入力電圧の検出を行うことにより、この電圧降下のタイミングを避けて入力電圧の検出を行うことができ、正確に通常電圧状態と低電圧状態を判別することができる。t1の値としては、事前に電圧降下の発生する時間の長さを測定し、この時間の長さを上回る数値を設定することができる。
図7に示すように、通常電圧状態と低電圧状態の判別を行った後、各条件で低加熱状態の検出が行われる(ステップS13,S14)。
図9は、各条件での低加熱状態か否かの基準値を示す図で、横軸が画像形成装置1に電源を投入してからの時間である立ち上げ時間t[sec]、縦軸がサーミスタ28(図2参照)によって検出される定着ローラ18の温度T[℃]である。図9のTBは、加熱前の定着ローラ18の温度を示す。低加熱状態か否かは、この定着ローラ18の温度Tの値により判断される。
図9に示すように、通常電圧状態の場合には図の実線部、低電圧状態の場合には図の点線部を基準にして低加熱状態であるか否かの判断が行われる。低加熱状態の判断は、定着ローラ18の温度Tが、定着動作に必要な目標温度(定着動作を行うために、サーミスタ28の検出位置において必要な定着ローラ18の温度)Trに到達するまでに2回行われ、以下の加熱条件を満たすか否かにより低加熱状態か否かの判断が行われる。
1回目の判断は、時間t3秒後からt4秒間の定着ローラ18の温度上昇値ΔTが、所定の温度上昇基準値を超えるか否かにより判断され、通常電圧状態では温度上昇基準値をΔT1、低電圧状態では、温度上昇基準値をΔT1よりも小さいΔT1−αとする。
2回目の判断は、定着ローラ18の温度Tが、所定の目標到達時間までに目標温度Trを超えるか否かにより判断される。そして、この目標到達時間は、通常電圧状態では電源投入からt5秒後の時点、低電圧状態では、t5秒後よりも後の時点であるt5+β秒後の時点で判断が行われる。つまり、低電圧状態の場合には、目標到達時間が、通常電圧状態と比較してβ秒だけ余分に設けられることになり、その判断基準がβ秒分だけ緩くなっている。
このように、本実施形態では、ステップS12で低電圧状態と通常電圧状態の判別をまず行う。そして、低電圧状態の場合には、通常電圧状態の場合と比較して低い基準値(α℃だけ低い温度基準値、あるいは、β秒だけ長い加熱時間)により低加熱状態の判断を行う。
1回目の温度勾配による低加熱状態の判断は、t3秒後に定着ローラ18が所定の温度Tcを超えている場合には行われない。これは、定着ローラ18の温度が既に目標温度Trに近い状態まで上昇しており、t5+β秒後(通常電圧状態ではt5秒後)には目標温度Trまで到達できるにも関わらず、t4秒間の上昇温度の勾配が小さいために低加熱状態を検出することを防止するためである。これは、特に、後述する定着装置の復帰動作後の再度の立ち上げ時に、定着ローラ18が1度目の立ち上げ動作で高温状態になっている場合に有効である。なお、温度Tcを超えるか否かの判断は、t3秒の時点に限らず、1回目の温度勾配による低加熱状態の判断を行う以前の任意のタイミングで行うことができる。
本実施形態では低加熱状態の判断を2回としたが、目標到達時間までに低加熱状態の検出を3回以上行うものとしてもよいし、1回だけ行ってもよい。また、目標温度Trより小さい温度に到達するか否かにより、低加熱状態を判断してもよい。これらの場合、通常電圧状態の場合には図9の実線部、低電圧状態の場合には点線部を基準にして低加熱状態であるか否かの判断を行うことができる。
さらに、電源投入から所定の時間内に定着ローラ18の温度上昇が確認できない場合に、低加熱状態と判断することもでき、例えば、通常電圧状態ではt9秒、低電圧状態ではt9+γ秒後に定着ローラ18の温度上昇が確認できない場合に低加熱状態と判断することができる。
図7に示すように、上記の低加熱状態の検出を行い、低加熱状態が検出されなかった場合には、目標温度Trに到達した時点で定着装置の立ち上げ動作が終了し、用紙Pに定着動作を行うための準備が完了する。
通常電圧状態で低加熱状態が検出された場合には、画像形成装置1に低加熱状態が発生したことを外部へ報知する、報知信号としてのサービスマンコールが発信される。また、液晶パネル41(図3参照)には低加熱状態によるサービスマンコールが表示され(SC表示がされ)、画像形成装置1の運転を自動的に停止させる(図7のステップS15a)。
そして、このサービスマンコールにより、サービスマンが現地に赴いて画像形成装置1を異常状態から復旧させる。具体的には、通常電圧状態で低加熱状態が生じた場合には、定着ヒータ27やサーミスタ28の断線、サーミスタ28の浮きによる温度検知不良等が生じており、サービスマンが部品の交換等により、画像形成装置1を低加熱状態から復旧させる。
低電圧状態で低加熱状態が検出された場合には、まず、定着ヒータ27への給電を停止し、定着ローラ18の加熱を停止する(図7のステップS15b)。そして、液晶パネル41に「装置の電源をOFFした後、再び電源をONしてください」といった表示(報知)がなされ、操作パネル40を操作している作業者に画像形成装置1の復帰動作(以下、単に復帰動作とも呼ぶ)を促す(図7のステップS16b)。低電圧状態で低加熱状態が検出された場合の報知としては、上記の様な液晶パネル41への表示の他、音(音声)による報知であってもよいし、音と表示の両方により報知してもよい。
本実施形態では、上記の定着装置の復帰動作を、画像形成装置の復帰動作(画像形成装置の電源を停止後、再度電源を投入する動作)により行うものとした。これにより、定着ヒータ27による定着ローラ18の加熱等の装置内の動作を一度停止し、立ち上げ時間tをリセットした上で、再度の定着装置6の立ち上げ動作を行うことができる。しかし、定着装置の復帰動作の方法はこれに限らない。例えば、定着装置への通電のみを一度停止して立ち上げ時間tをリセットした後、再度、定着装置へ通電し、立ち上げ時間を0からカウントして定着装置の再度の立ち上げ動作を行わせることもできるし、定着装置への通電は停止せずに継続して立ち上げ動作を行い、立ち上げ時間tのみをリセットして再び0からカウントする(あるいは、低加熱状態を判断するまでの定着ローラ18の加熱時間のみを長くする)といった方法で復帰動作を行ってもよい。
低電圧状態で低加熱状態を検出した場合、液晶パネル41に表示された指示に従って、作業者が画像形成装置1の復帰動作を行う。そして、図7に示すように、画像形成装置1の再度の立ち上げ動作を開始して、1度目の立ち上げ動作と同様の手順により低加熱状態の判断を行う。つまり、画像形成装置1の立ち上げ時に電源から入力される電圧を検出して低電圧状態か否かを判別し、その後、低加熱状態の判断を行う。
画像形成装置1の復帰動作後の再度の立ち上げ動作では、1度目の立ち上げ動作よりも定着ローラ18の温度が高い状態から再度の立ち上げ動作を行うことができる。つまり、図10に示すように、1回目の立ち上げ動作(図の直線M1)では基準値を満たさずに低加熱状態が検出された場合でも、2回目の立ち上げ動作(図の直線M2)では定着ローラ18が1回目よりも高温である温度TAの状態から昇温するため、t5+β秒の間に目標温度Trに到達させることができる。
以上の様に、本実施形態の画像形成装置の制御方法では、定着装置の立ち上げ時に、まず、画像形成装置1に入力される電圧の状態を判別する。そして、低電圧状態の場合には、通常電圧状態と比較して、低い基準値により低加熱状態か否かの判断を行う。
これに対して、電源側の状態に関わらず、定着ローラ18の温度によって低加熱状態を検出する従来の方法では、画像形成装置1に何ら異常がなく、入力電圧が低いことにより定着ヒータ27による定着ローラ18の加熱速度が遅くなっている場合でも、低加熱状態を検出してサービスマンコールを行い、画像形成装置1を停止してしまう。
本実施形態では、低電圧状態では、上記の様に低い基準値により低加熱状態か否かの判断を行うことで、低電圧状態が原因で定着ローラ18の温度上昇が遅れている場合にも、低加熱状態が検出させず、定着装置6の立ち上げ動作を完了させることができる。
さらに、この低い基準値を下回り、低加熱状態と判断された場合でも、液晶パネル41の表示により作業者に復帰動作を促して、画像形成装置1の再度の立ち上げ動作を行い、定着ローラ18を加熱するための時間を余分に設けることができる。このため、電源から入力される電圧が低いことが原因で定着ローラ18の加熱が遅れている場合でも、十分な加熱時間を設けることができ、定着装置6の立ち上げ動作を完了することができる。これにより、装置側に異常がない場合にサービスマンコールを行うことを防止でき、サービスマンの不要な訪問を回避できる。また、作業者は、サービスマンの訪問を待つことなく、画像形成装置1の復帰動作により、直ちに定着装置6の立ち上げ動作を完了することができる。
低電圧状態で低加熱状態を検出した場合、図7に示した、液晶パネル41の表示により作業者に復帰動作を促す制御方法の他、以下の様な制御方法を採用することもできる。つまり、図11に示すように、液晶パネル41の表示により作業者に復帰動作を促した後(ステップS16b)、所定の時間ta秒経過後に、自動で画像形成装置1の復帰動作を行う(ステップS17b)ようにすることもできる。また、液晶パネル41の表示をせず、自動で画像形成装置1の復帰動作を行わせることもできる。自動で復帰動作を行う制御とすることにより、作業者が画像形成装置1の前で作業をしておらず、液晶パネル41を見ていない場合でも、画像形成装置1の復帰動作を行うことができる。
また、液晶パネル41の表示により作業者に復帰動作を促す場合と、自動で復帰動作を行う場合を切り替え可能に設け、設定によりいずれかの制御方法を選択できる画像形成装置1としてもよい。
さらに、作業者が操作パネル40を操作し、画像形成装置1本体内での信号により画像形成装置1が立ち上げされた場合(あるいは、定着装置6が立ち上げされた場合、以下も同様。)には、液晶パネル41の表示により作業者に復帰動作を促し、外部装置(例えば、画像形成装置1と有線あるいは無線接続されたパソコン)の信号により画像形成装置1が立ち上げられた場合には、自動で復帰動作を行う等、画像形成装置1の立ち上げの条件によって好ましい制御方法を変更することもできる。この場合、操作パネル40の操作により画像形成装置1が立ち上げられて画像形成動作が開始された場合には、作業者が操作パネル40の前で作業をしているため、液晶パネル41の表示により作業者に復帰動作を促すことができる。外部装置からの信号により画像形成装置1が立ち上げられ、画像形成動作が開始された場合には、作業者が液晶パネル41の前で作業をしておらず、その表示を確認しない場合も多いため、自動で復帰動作をさせることが好ましい。この様に、画像形成装置1の立ち上げの条件に応じた好ましい制御方法を自動で選択させることができる。また、上記で説明した画像形成装置1の自動復帰の前に、液晶パネル41の表示により作業者に復帰動作を促すことができるのはもちろんである。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は上述の実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の変更を加え得ることは勿論である。
以上の実施形態では、AC電圧検出部61(図5参照)により画像形成装置に入力される電圧を検出し、通常電圧状態(通常入力状態)と低電圧状態(低入力状態)のそれぞれで異なる制御を行った。しかし、これに限らず、画像形成装置に入力される電流や電力を検出してもよい。そして、この検出値から得られる状態が、所定の条件を満たさない低入力状態の場合と、所定の条件を満たす通常入力状態の場合に、上記の実施形態で説明した異なる制御をすることができる。この場合、図12の電流検出部63、あるいは、図13の電力検出部64をそれぞれ画像形成装置に設け、電流あるいは電力を検出することができる。またこの際、入力される電流等に対する画像形成装置の抵抗値をあらかじめ算出することで、検出した電流あるいは電力の値を電圧値に変換し、この電圧値から得られる状態により、所定の電圧条件との比較を行うことができる。
本発明に係る画像形成装置は、図1に示すモノクロ画像形成装置に限らず、カラー画像形成装置であってもよく、ファクシミリ等の機能を備えていてもよい。
記録媒体としては、用紙P(普通紙)の他、厚紙、はがき、封筒、薄紙、塗工紙(コート紙やアート紙等)、トレーシングペーパ、OHPシート等が含まれる。
1 画像形成装置
6 定着装置(定着部)
18 定着ローラ(定着部材)
27 定着ヒータ(加熱源)
28 サーミスタ(温度検出部材)
40 操作パネル(操作表示部)
41 液晶パネル
t 立ち上げ時間
T 定着ローラの温度
Tr 目標温度
V 入力電圧
V1 電圧基準値
特開2015−210355号公報

Claims (12)

  1. 待機状態ではない定着装置の立ち上げ動作中画像形成装置に入力される電圧、電流、電力の少なくともいずれか一つを検出すると共に、
    前記定着装置の立ち上げ動作中の定着部材の温度を検出し、
    画像形成装置の電源停止、および、その後の電源投入動作を画像形成装置の復帰動作とすると、
    検出された電圧または電流または電力から得られる状態が、所定の条件を満たさない低入力状態の場合であって、検出された前記定着部材の温度から得られる加熱状態が所定の加熱条件を満たさない低加熱状態の場合は、前記画像形成装置の復帰動作を促す報知を行い、
    前記検出された電圧または電流または電力から得られる状態が、所定の条件を満たす場合を通常入力状態とすると、
    前記通常入力状態で前記低加熱状態の場合には、前記画像形成装置の異常状態を報知する報知信号を画像形成装置の外部へ発信し、前記画像形成装置の電源を停止することを特徴とする画像形成装置の制御方法。
  2. 前記低入力状態で前記低加熱状態の場合に、前記画像形成装置の復帰動作を促す報知を行った後、所定の時間経過後に、自動的に前記画像形成装置の復帰動作を行う請求項1記載の画像形成装置の制御方法。
  3. 前記低入力状態で前記低加熱状態の場合に、前記画像形成装置の復帰動作を促す表示を行う制御方法と、前記画像形成装置の復帰動作を促す表示を行った後、所定の時間経過後に自動的に前記復帰動作を行う制御方法との切り替えが可能な請求項2記載の画像形成装置の制御方法。
  4. 前記画像形成装置は、画像形成装置本体の信号、あるいは、外部装置からの信号のいずれによっても前記定着装置の立ち上げ動作を行うことができ、
    前記低入力状態で前記低加熱状態の場合で、前記外部装置からの信号によって前記立ち上げ動作が行われた場合には、前記画像形成装置の復帰動作を促す報知を行った後、自動的に前記画像形成装置の復帰動作を行い、
    前記低入力状態で前記低加熱状態の場合で、前記画像形成装置本体の信号によって前記立ち上げ動作が行われた場合には、前記画像形成装置の復帰動作を促す報知を行う請求項3記載の画像形成装置の制御方法。
  5. 前記画像形成装置の復帰動作による前記定着装置の立ち上げ動作中において、
    定着装置の立ち上げ動作中に画像形成装置に入力される電圧、電流、電力の少なくともいずれか一つを検出すると共に、
    定着装置の立ち上げ動作中の定着部材の温度を検出し、
    検出された電圧または電流または電力から得られる状態が、所定の条件を満たさない低入力状態の場合であって、検出された前記定着部材の温度から得られる加熱状態が所定の加熱条件を満たさない低加熱状態の場合は、前記画像形成装置の復帰動作を促す報知を再度行う請求項1から4いずれか1項に記載の画像形成装置の制御方法。
  6. 待機状態ではない定着装置の立ち上げ動作中画像形成装置に入力される電圧、電流、電力の少なくともいずれか一つを検出すると共に、
    前記定着装置の立ち上げ動作中の定着部材の温度を検出し、
    画像形成装置の電源停止、および、その後の電源投入動作を画像形成装置の復帰動作とすると、
    前記検出された電圧または電流または電力から得られる状態が、所定の条件を満たさない低入力状態の場合であって、検出された前記定着部材の温度から得られる加熱状態が所定の加熱条件を満たさない低加熱状態の場合は、自動的に前記画像形成装置の復帰動作を行い、
    前記検出された電圧または電流または電力から得られる状態が、所定の条件を満たす場合を通常入力状態とすると、
    前記通常入力状態で前記低加熱状態の場合には、前記画像形成装置の異常状態を報知する報知信号を画像形成装置の外部へ発信し、前記画像形成装置の電源を停止することを特徴とする画像形成装置の制御方法。
  7. 前記画像形成装置の復帰動作後の前記定着装置の立ち上げ動作中において、
    定着装置の立ち上げ動作中に画像形成装置に入力される電圧、電流、電力の少なくともいずれか一つを検出すると共に、
    定着装置の立ち上げ時の定着部材の温度を検出し、
    検出された電圧または電流または電力から得られる状態が、所定の条件を満たさない低入力状態の場合であって、検出された前記定着部材の温度から得られる加熱状態が所定の加熱条件を満たさない低加熱状態の場合は、自動的に前記画像形成装置の復帰動作を再度行う請求項1から6いずれか1項に記載の画像形成装置の制御方法。
  8. 前記定着部材の温度検出による前記低加熱状態か否かの判断を、前記低入力状態の場合、前記通常入力状態よりも低い基準値によって行う請求項1から7いずれか1項に記載の画像形成装置の制御方法。
  9. 前記画像形成装置に入力される電圧、電流、電力の少なくともいずれか一つの検出を、前記定着装置の立ち上げ開始から所定の時間経過後に行う請求項1から8いずれか1項に記載の画像形成装置の制御方法。
  10. 前記画像形成装置に入力された電圧、電流、電力の少なくともいずれか一つの検出を所定の時間内に複数回行い、
    前記検出された電圧値または電流値または電力値が、所定の電圧基準値または電流基準値または電力基準値を下回る回数が所定の回数以上である場合に低入力状態とする請求項1から9いずれか1項に記載の画像形成装置の制御方法。
  11. 前記低加熱状態か否かの判断を、前記定着装置の立ち上げ開始から所定の時間経過後に検出された前記定着部材の温度が、所定の目標温度を超えるか否かにより行う請求項1から10いずれか1項に記載の画像形成装置の制御方法。
  12. 前記低加熱状態か否かの判断を、所定の時間内の前記定着部材の温度上昇値が、所定の温度上昇基準値を超えるか否かにより行う請求項1から11いずれか1項に記載の画像形成装置の制御方法。
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