JP2024005846A - 画像形成装置、画像形成装置の警告方法および管理システム - Google Patents
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Abstract
【課題】過電圧が生じない場合であっても、直流電圧の印加による不具合を事前に防止する画像形成装置を提供する。
【解決手段】記録媒体にトナーを加熱定着する定着部により画像形成を行う画像形成部と、前記定着部の加熱回路に電力を供給する外部の電源が交流電源であるか否かを検出する交流電源検出部と、外部の端末とネットワークを介して通信する通信部と、前記画像形成部、前記交流電源検出部および前記通信部を制御する制御部とを備え、前記制御部は、前記外部の電源が交流電源でないことを前記交流電源検出部が検出した場合、前記通信部を介して、外部の管理端末に対し、、警告を送信することを特徴とする画像形成装置。
【選択図】図5
【解決手段】記録媒体にトナーを加熱定着する定着部により画像形成を行う画像形成部と、前記定着部の加熱回路に電力を供給する外部の電源が交流電源であるか否かを検出する交流電源検出部と、外部の端末とネットワークを介して通信する通信部と、前記画像形成部、前記交流電源検出部および前記通信部を制御する制御部とを備え、前記制御部は、前記外部の電源が交流電源でないことを前記交流電源検出部が検出した場合、前記通信部を介して、外部の管理端末に対し、、警告を送信することを特徴とする画像形成装置。
【選択図】図5
Description
この開示は、画像形成装置に関し、より詳細には、電子写真方式により転写されたトナーを印刷用紙に加熱定着させる定着部を備えた画像形成装置、画像形成装置の警告方法および管理システムに関する。
従来、電子写真方式により転写されたトナーを所定の温度に加熱して印刷用紙に定着させる定着部を備えた画像形成装置が知られている。
このような電子写真方式の画像形成装置において、過電圧が生じた場合に故障を防止するための安全機構を有する装置が提案されている。
例えば、電源ユニットに設けられ、入力電圧に基づいて直流電圧を生成する電圧生成回路と、第1の基板に設けられ、第1のヒューズを有し、前記直流電圧の過電圧が生じた場合に前記第1のヒューズを切断し、前記第1のヒューズが切断されているかどうかに応じた第1の検出信号を生成する第1の過電圧検出回路と、前記電源ユニットに設けられ、前記第1の検出信号に基づいて前記電圧生成回路の動作を制御する制御回路とを備えた画像処理装置が開示されている(例えば、特許文献1参照)。
例えば、電源ユニットに設けられ、入力電圧に基づいて直流電圧を生成する電圧生成回路と、第1の基板に設けられ、第1のヒューズを有し、前記直流電圧の過電圧が生じた場合に前記第1のヒューズを切断し、前記第1のヒューズが切断されているかどうかに応じた第1の検出信号を生成する第1の過電圧検出回路と、前記電源ユニットに設けられ、前記第1の検出信号に基づいて前記電圧生成回路の動作を制御する制御回路とを備えた画像処理装置が開示されている(例えば、特許文献1参照)。
ところで、画像形成装置に交流電圧を供給する外部電源に何らかの不具合が生じた結果、直流電圧が供給されることがある。
例えば、停電の発生により交流電源の代わりにバックアップ用の直流電源が作動した場合や、太陽光発電の直流電圧を交流電圧に変換するパワーコンディショナーが故障することにより、直流電圧がそのまま供給される場合などがあげられる。
このような場合、交流電圧が直流電圧に置き換わるのみで電圧の絶対値が大きくならなければ過電圧が検出されないため、加熱回路への通電の遮断などの安全機構が正常に作動せずに、そのまま直流電圧が画像形成装置に供給され続けることになる。
その結果、定着部のヒーターの温度変化を制御できなくなり、最悪の場合、定着部の発火などの重大な事故が生じるおそれがある。
この開示は、以上のような事情を考慮してなされたものであって、過電圧が生じない場合であっても、直流電圧の印加による不具合を事前に防止する画像形成装置、画像形成装置の警告方法および管理システムを提供するものである。
この開示は、記録媒体にトナーを加熱定着する定着部により画像形成を行う画像形成部と、前記定着部の加熱回路に電力を供給する外部の電源が交流電源であるか否かを検出する交流電源検出部と、外部の端末とネットワークを介して通信する通信部と、前記画像形成部、前記交流電源検出部および前記通信部を制御する制御部とを備え、前記制御部は、前記外部の電源が交流電源でないことを前記交流電源検出部が検出した場合、前記通信部を介して、外部の管理端末に対し、警告を送信することを特徴とする画像形成装置を提供する。
また、この開示は、記録媒体にトナーを加熱定着する定着部の加熱回路に電力を供給する外部の電源が交流電源であるか否かを検出し、前記外部の電源が交流電源でないことを検出した場合、外部の端末とネットワークを介して通信することにより、外部の管理端末に対し、警告を送信することを特徴とする画像形成装置の警告方法を提供する。
また、この開示は、ネットワークを介して通信可能に接続された画像形成装置および外部の管理端末からなる管理システムであって、前記画像形成装置は、記録媒体にトナーを加熱定着する定着部により画像形成を行う画像形成部と、前記定着部の加熱回路に電力を供給する外部の電源が交流電源であるか否かを検出する交流電源検出部と、外部の端末とネットワークを介して通信する通信部と、前記画像形成部、前記交流電源検出部および前記通信部を制御する制御部とを備え、前記制御部は、前記外部の電源が交流電源でないことを前記交流電源検出部が検出した場合、前記通信部を介して、前記外部の管理端末に対し、警告を送信し、前記外部の管理端末は、前記警告を表示させることを特徴とする管理システムを提供する。
また、この開示は、記録媒体にトナーを加熱定着する定着部の加熱回路に電力を供給する外部の電源が交流電源であるか否かを検出し、前記外部の電源が交流電源でないことを検出した場合、外部の端末とネットワークを介して通信することにより、外部の管理端末に対し、警告を送信することを特徴とする画像形成装置の警告方法を提供する。
また、この開示は、ネットワークを介して通信可能に接続された画像形成装置および外部の管理端末からなる管理システムであって、前記画像形成装置は、記録媒体にトナーを加熱定着する定着部により画像形成を行う画像形成部と、前記定着部の加熱回路に電力を供給する外部の電源が交流電源であるか否かを検出する交流電源検出部と、外部の端末とネットワークを介して通信する通信部と、前記画像形成部、前記交流電源検出部および前記通信部を制御する制御部とを備え、前記制御部は、前記外部の電源が交流電源でないことを前記交流電源検出部が検出した場合、前記通信部を介して、前記外部の管理端末に対し、警告を送信し、前記外部の管理端末は、前記警告を表示させることを特徴とする管理システムを提供する。
この開示によれば、過電圧が生じない場合であっても、交流電圧から直流電圧への切替を検知した場合、外部の管理端末に警告を送信することにより、直流電圧の印加による不具合を事前に防止する画像形成装置、画像形成装置の警告方法および管理システムを提供することができる。
この開示において、「画像形成装置」は、トナーによる像形成に電子写真方式を用いるプリンタなどの複写機能(コピー機能)を有する複写機や複合機、または複写以外の機能をも含むMFP(Multifunctional Peripheral:多機能周辺装置)など、画像を形成して出力する装置である。
「外部の管理端末」は、例えば、管理サーバーや管理ユーザー端末などである。
また、修理を担当するサービスマンの端末であってもよい。
「外部の管理端末」は、例えば、管理サーバーや管理ユーザー端末などである。
また、修理を担当するサービスマンの端末であってもよい。
さらに、この開示の好ましい態様について説明する。
前記外部の電源が交流電源でないことを前記交流電源検出部が検出した場合、前記加熱回路への通電を遮断する通電遮断部をさらに備え、前記制御部は、前記外部の電源が交流電源でないことを前記交流電源検出部が検出した場合、前記通電遮断部に前記加熱回路への通電を遮断させた後、前記通信部を介して、外部の管理端末に対し、警告を送信するものであってもよい。
このようにすれば、過電圧が生じない場合であっても、交流電圧から直流電圧への切替を検知した場合、加熱回路への通電を遮断した後、外部の管理端末に警告を送信することにより、直流電圧の印加による不具合を事前に防止する画像形成装置を実現できる。
装置各部の稼働状態を検知する稼働状態検知部をさらに備え、前記制御部は、前記外部の電源が交流電源でないことを前記交流電源検出部が検出した後、前記通信部が外部の端末とネットワークを介して通信可能な状態にないことを前記稼働状態検知部が検知した場合、前記通信部を通信可能な状態に移行するように制御した後、前記通信部を介して、外部の管理端末に対し、警告を送信するものであってもよい。
「前記通信部が外部の端末とネットワークを介して通信可能な状態にないことを前記稼働状態検知部が検知した場合」は、例えば、通常モードから電力を節約する省電力モードやスリープモードに移行中のため、ネットワークを介して通信できない状態などである。
このようにすれば、過電圧が生じない場合であっても、交流電圧から直流電圧への切替を検知した場合、ネットワークが通信可能な状態でないときはネットワークを通信可能な状態にした後、外部の管理端末に警告を送信することにより、直流電圧の印加による不具合を事前に防止する画像形成装置を実現できる。
前記制御部は、前記外部の電源が交流電源でないことを前記交流電源検出部が検出した場合、前記通信部を介して、自機と前記外部の電源を共有する他の画像形成装置に対しても、警告を送信するものであってもよい。
このようにすれば、過電圧が生じない場合であっても、交流電圧から直流電圧への切替を検知した場合、自機と外部の電源を共有する他の画像形成装置にも警告が送信されるため、直流電圧の印加による不具合を事前に防止する画像形成装置を実現できる。
前記制御部は、前記外部の電源が交流電源でないことを前記交流電源検出部が検出した場合、前記通信部を介して、前記他の画像形成装置が前記他の画像形成装置の定着部の加熱回路への通電を遮断する通電遮断部を備えているか否かに応じて異なる警告を送信するものであってもよい。
「前記通信部を介して、前記他の画像形成装置が前記他の画像形成装置の定着部の加熱回路への通電を遮断する通電遮断部を備えているか否かに応じて異なる警告を送信する」は、例えば、通電遮断部を備えていない他の画像形成装置に対しては、すぐに電源を切ってコンセントを抜いた上で管理者へ連絡すべき旨の警告を送信する一方で、通電遮断部を備えた他の画像形成装置に対しては、管理者へ連絡すべき旨の警告のみを送信することなどがあげられる。
このようにすれば、過電圧が生じない場合であっても、交流電圧から直流電圧への切替を検知した場合、通電遮断機構の有無に応じて異なる警告が自機と外部の電源を共有する他の画像形成装置にも送信されるため、システム全体で不具合を適切かつ事前に防止する画像形成装置を実現できる。
以下、図面を用いてこの開示をさらに詳述する。なお、以下の説明は、すべての点で例示であって、この開示を限定するものと解されるべきではない。
〔実施形態1〕
図1に基づき、この開示の画像形成装置の一実施形態であるデジタル複合機1を含む複合機管理システム10の構成について説明する。
図1は、この開示のデジタル複合機1を含む複合機管理システム10の概略構成を示す説明図である。
図1に基づき、この開示の画像形成装置の一実施形態であるデジタル複合機1を含む複合機管理システム10の構成について説明する。
図1は、この開示のデジタル複合機1を含む複合機管理システム10の概略構成を示す説明図である。
デジタル複合機1は、画像データをデジタル処理し、複写機能やスキャナ機能、ファクシミリ機能を有する複合機やMFP(Multifunctional Peripheral:多機能周辺装置)などの装置である。
この開示の複合機管理システム10において、デジタル複合機1は、有線または無線のネットワーク3を通じて管理サーバー2Aおよび管理ユーザー端末2B(以下、まとめて管理端末2とする)に接続されている。
図2は、図1に示すデジタル複合機1の本体部分の機構的構成を示す断面図である。
デジタル複合機1は、原稿を原稿読取部111に搬送する原稿搬送部112、原稿を読み取る原稿読取部111、操作パネル103(図3参照)および画像形成を行う画像形成部102を備える。
デジタル複合機1は、操作パネル103や通信部55(図3参照)を介して受付けたユーザーからの指示に基づいてスキャン、印刷およびコピー等の画像形成ジョブを実行する。
デジタル複合機1は、原稿を原稿読取部111に搬送する原稿搬送部112、原稿を読み取る原稿読取部111、操作パネル103(図3参照)および画像形成を行う画像形成部102を備える。
デジタル複合機1は、操作パネル103や通信部55(図3参照)を介して受付けたユーザーからの指示に基づいてスキャン、印刷およびコピー等の画像形成ジョブを実行する。
また、これらのジョブの実行やユーザーからの指示を受付けない時間が予め定められた省電力待機時間を超えて続いた場合、指示を受け付けたらすぐにジョブの実行を開始できる通常モードから電力を節約する省電力モードに移行するようにしてもよい。
<デジタル複合機1の構成>
ここで、図2に示すデジタル複合機1の内部的な構成を簡単に説明しておく。
ここで、図2に示すデジタル複合機1の内部的な構成を簡単に説明しておく。
デジタル複合機1においては、ブラック(K)、シアン(C)、マゼンタ(M)、イエロー(Y)の各色を用いたカラー画像を印刷用紙に印刷する。あるいは、単色(例えばブラック)を用いたモノクロ画像を印刷用紙に印刷する。このため、各色に応じた4種類のトナー像を形成するために、それぞれがブラック、シアン、マゼンタ、およびイエローに対応付けられて、4つの画像ステーションPa、Pb、Pc、Pdが構成されている。現像部12、感光体ドラム13、ドラムクリーニング部14、および帯電器15等は、それぞれ4個ずつ設けられ、各感光体ドラム13表面に各色のトナー像が形成される。
ベルトクリーニング装置22は周回移動する中間転写ベルト21の残留トナーを除去および回収する。印刷用紙は、ピックアップローラ33により4つある給送トレイ18のいずれか一つから引出されて、用紙搬送経路R1を介して2次転写部23へ給送される。あるいは、手差しトレイ19から図示しないピックアップローラによって給送され、用紙搬送経路R1を介して2次転写部23へ給送される。用紙搬送経路R1には、印刷用紙を一旦停止させて印刷用紙の先端を揃えるレジストローラ34が配置されている。また印刷用紙の搬送を促す搬送ローラ35等が配置されている。
2次転写部23の転写ローラ23aと中間転写ベルト21との間にはニップ域が形成される。印刷用紙が前記ニップを通過するとき、中間転写ベルト21の表面に形成されたカラーのトナー像が印刷用紙に転写される。印刷用紙は、前記ニップ域を通過した後、定着部17の加熱ローラ24と加圧ローラ25との間に挟まれて加熱および加圧される。この加熱および加圧により、カラーのトナー像が印刷用紙上に定着される。定着部17を通過した印刷用紙は、排出ローラ36aまたは36bを経て排出トレイ39aまたは39bへ排出される。
続いて、図3に基づき、デジタル複合機1の電気的な構成を簡単に説明しておく。
図3は、図1に示すデジタル複合機1の電気的構成を示すブロック図である。
図3に示すように、デジタル複合機1は、通信部55、制御部100、画像形成部102、操作パネル103、メモリ104、原稿読取部111および原稿搬送部112を備える。
図3は、図1に示すデジタル複合機1の電気的構成を示すブロック図である。
図3に示すように、デジタル複合機1は、通信部55、制御部100、画像形成部102、操作パネル103、メモリ104、原稿読取部111および原稿搬送部112を備える。
以下、デジタル複合機1の電気的な各構成要素を説明する。
通信部55は、外部の機器と通信データを送受信し、例えば外部のコンピュータから印刷ジョブの実行要求を受信する部分である。
制御部100は、デジタル複合機1を統合的に制御するものであって、CPU(Central Processing Unit)、RAM(Random Access Memory)、ROM(Read Only Memory)、各種のインターフェース回路等からなる。
制御部100は、デジタル複合機1全体の動作をコントロールするために、各センサの検知、モーター、クラッチ、定着ランプ等、あらゆる負荷の監視・制御を行う。
また、制御部100は、加熱温度制御部1001および交流電源検出部1002を備える。
加熱温度制御部1001は、サーミスタ110(図4参照)の電圧を逐時モニターし、サーミスタ電圧が所定の定着温度に対応する電圧に到達すると、加熱温度が当該定着温度で維持されるようにフォトトライアック108(図4参照)をON/OFF制御する部分である。
交流電源検出部1002は、電源回路109に接続された外部の電源が交流電源であるか否かを検出する部分である。
具体的には、交流電源検出部1002は、電源回路109に流れる交流電圧のゼロ地点(ゼロクロス点)の通過を検出することにより、外部の電源が交流電源であるか否かを検出する。
具体的には、交流電源検出部1002は、電源回路109に流れる交流電圧のゼロ地点(ゼロクロス点)の通過を検出することにより、外部の電源が交流電源であるか否かを検出する。
画像形成部102は、電子写真方式により印刷画像を印刷用紙に印刷する。画像形成部102は、図2における光走査部11、現像部12、感光体ドラム13、ドラムクリーニング部14および帯電器15に係る電気的構成要素を含んで構成される。さらに、中間転写ベルト21、定着部17、用紙搬送経路R1、給送トレイ18、および排出トレイ39a、39bに係る電気的構成要素を含んで構成される。また、定着部17を加熱する加熱回路120を含んで構成される。
操作パネル103は、液晶ディスプレイ(Liquid Crystal Display)とタッチパネルから構成され、液晶ディスプレイに情報を表示し、タッチパネルを通じてユーザーからの指令を受け付ける部分である。制御部100は、操作パネル103を通じて、デジタル複合機1の動作および状態の表示を行う。
メモリ104は、RAM104aおよびROM104bを備え、例えばハードディスク装置(HDD(Hard Disc Drive))やフラッシュメモリ等不揮発性の記憶手段であって、種々のデータやプログラムを格納する。
RAM104aは、制御部100がアクセス可能なメモリであり、一時的にデータを記憶しておくワークメモリを提供する。
ROM104bは、制御部100がアクセス可能な読み出し専用メモリであり、制御部100のプログラム制御のために必要なデータが格納される。
ROM104bには、例えば、画像形成機能や省電力モード移行機能などの設定の基礎となる各種のデータが格納される。
ROM104bには、例えば、画像形成機能や省電力モード移行機能などの設定の基礎となる各種のデータが格納される。
RAM104aおよびROM104bは、制御部100とバス接続されており、制御部100を動作させるためのプログラム格納、メモリ展開がなされる。これらは一例の構成であって、複数のCPUや基板により構成されるシステムであってもよい。
例えば、制御部100は、原稿読取部111および原稿搬送部112を制御して、原稿搬送部112により原稿を搬送する。そして、原稿読取部111により原稿の画像を読取らせ、原稿の画像を示す画像データをメモリ104に格納する。さらに、画像形成部102を制御して、画像形成部102でメモリ104内の画像データによって示される原稿の画像を印刷用紙に印刷させる。
<加熱回路120の電気的構成>
次に、図4に基づき、加熱回路120の電気的構成について説明する。
図4は、図1に示すデジタル複合機1の加熱回路120の電気的構成を示すブロック図である。
次に、図4に基づき、加熱回路120の電気的構成について説明する。
図4は、図1に示すデジタル複合機1の加熱回路120の電気的構成を示すブロック図である。
図4に示すように、加熱回路120は、ヒーターランプ105、第1リレー106、第2リレー107、フォトトライアック108、電源回路109およびサーミスタ110を備える。
加熱回路120は、画像形成部102の定着部17を加熱するための回路である。
以下、加熱回路120の各構成要素を説明する。
ヒーターランプ105は、電源回路109から電力を供給されて発熱することにより、定着部17の加熱ローラ24を加熱する部分である。
第1リレー106は、制御部100からの制御信号により電源回路109とヒーターランプ105とをつなぐ接点(スイッチ)を開閉させる部分である。
制御部100は、第1リレー106の出力をON/OFF制御することにより、ヒーターランプ105への電力の供給を制御し、加熱ローラ24の加熱を開始/停止させる。
制御部100は、第1リレー106の出力をON/OFF制御することにより、ヒーターランプ105への電力の供給を制御し、加熱ローラ24の加熱を開始/停止させる。
第2リレー107は、制御部100からの制御信号により電源回路109とヒーターランプ105とをつなぐ接点(スイッチ)を開閉させる部分である。
制御部100は、ヒーターランプ105に供給される電圧が直流電源によるものと判定した場合、第2リレー107の出力をOFFに制御することにより、ヒーターランプ105への電力の供給を遮断して、加熱ローラ24の加熱を停止させる。
制御部100は、ヒーターランプ105に供給される電圧が直流電源によるものと判定した場合、第2リレー107の出力をOFFに制御することにより、ヒーターランプ105への電力の供給を遮断して、加熱ローラ24の加熱を停止させる。
フォトトライアック108は、電源回路109とヒーターランプ105とをつなぐトライアック(双方向サイリスタ)のゲートの部分に組み込まれたLEDを制御部100からの制御信号により駆動してトライアックを導通状態にすることによって、ヒーターランプ105に流れる電力を制御する部分である。
電源回路109は、外部の電源に接続され、所定の電圧および周波数の交流電力をヒーターランプ105に供給する回路である。
サーミスタ110は、ヒーターランプ105の温度変化を電気抵抗値の変化に変換する部分である。
ヒーターランプ105の温度は、サーミスタ110で電圧変換され、その値を制御部100のアナログポートで読み取り、ROM104bに格納されたテーブルと比較演算することにより検出される。
制御部100は、その演算結果に基づき、フォトトライアック108をON/OFF制御させて、定着部17が予め設定された定着温度になるように制御・監視する。
ヒーターランプ105の温度は、サーミスタ110で電圧変換され、その値を制御部100のアナログポートで読み取り、ROM104bに格納されたテーブルと比較演算することにより検出される。
制御部100は、その演算結果に基づき、フォトトライアック108をON/OFF制御させて、定着部17が予め設定された定着温度になるように制御・監視する。
<加熱回路120への直流電圧印加時の警告処理>
次に、図5および図6に基づき、加熱回路120への直流電圧印加時の警告処理について説明する。
図5は、図1に示すデジタル複合機1の加熱回路120への直流電圧印加時の警告処理を示すフローチャートである。
次に、図5および図6に基づき、加熱回路120への直流電圧印加時の警告処理について説明する。
図5は、図1に示すデジタル複合機1の加熱回路120への直流電圧印加時の警告処理を示すフローチャートである。
図5のステップS1において、デジタル複合機1の制御部100は、交流電源検出部1002が、電源回路109に接続された外部の電源が直流電源であることを検出したか否かを判定する(ステップS1)。
電源回路109に接続された外部の電源が直流電源であることを検出した場合(ステップS1の判定がYesの場合)、ステップS2において、制御部100は、加熱回路120への通電を遮断する(ステップS2)。
具体的には、制御部100は、第2リレー107の出力をOFFに制御することにより、ヒーターランプ105への電力の供給を遮断して、加熱ローラ24の加熱を停止させる。
続くステップS3において、制御部100は、予め定められた警告メッセージを操作パネル103に表示させる(ステップS3)。
図6は、図1に示すデジタル複合機1の加熱回路120への直流電圧印加時に操作パネル103に表示される警告メッセージの一例である。
図6の例において、「ERROR:E0-01 警告!!!管理者へ連絡下さい。」との警告メッセージが表示されている。
なお、警告メッセージだけでなく、LEDを点灯させたり、警告音を発したりすることでユーザーに対する警告を行うようにしてもよい。
次に、図5のステップS4において、制御部100は、通信部55のネットワーク3による通信が可能な状態にあるか否かを判定する(ステップS4)。
ネットワーク3による通信が可能な状態にない場合(ステップS4の判定がNoの場合)、ステップS5において、制御部100は、ネットワーク3による通信が可能な状態にする(ステップS5)。
例えば、省電力モード中は、デジタル複合機1の各部への通電が遮断または低減されるので通常モードに比べて電力消費量は格段に減少する。
この場合、制御部100は、遮断されている各部への通電を再開し、ネットワーク3による通信が可能な通常モードに復帰させる。
この場合、制御部100は、遮断されている各部への通電を再開し、ネットワーク3による通信が可能な通常モードに復帰させる。
その後、制御部100は、ステップS6の判定を行う。
一方、ネットワーク3による通信が可能な場合(ステップS4の判定がYesの場合)、制御部100は、ステップ6の判定を行う。
一方、ネットワーク3による通信が可能な場合(ステップS4の判定がYesの場合)、制御部100は、ステップ6の判定を行う。
次に、ステップS6において、制御部100は、管理端末2への警告設定が有効か否かを判定する(ステップS6)。
管理端末2への警告設定が有効である場合(ステップS6の判定がYesの場合)、ステップS7において、制御部100は、管理端末2への警告を通信部55に送信させて(ステップS7)、処理を終了する。
一方、管理端末2への警告設定が有効でない場合(ステップS6の判定がNoの場合)、制御部100は、処理を終了する。
このようにして、過電圧が生じない場合であっても、交流電圧から直流電圧への切替を検知した場合、外部の管理端末2に警告を送信することにより、直流電圧の印加による不具合を事前に防止するデジタル複合機1を実現できる。
〔実施形態2〕
次に、図7および図8に基づき、この開示の実施形態2に係る加熱回路120への直流電圧印加時の警告処理について説明する。
次に、図7および図8に基づき、この開示の実施形態2に係る加熱回路120への直流電圧印加時の警告処理について説明する。
実施形態1においては、加熱回路120への直流電圧印加時にヒーターランプ105への電力の供給を遮断して、加熱ローラ24の加熱を停止させていた。
一方、実施形態2においては、デジタル複合機1にそのような通電遮断機構が組み込まれていない場合の処理について説明する。
実施形態2に係る複合機管理システム10の概略構成は、実施形態1(図1~図4)と同一であるため、説明を省略する。
<この開示の実施形態2に係るデジタル複合機1の加熱回路120への直流電圧印加時の警告処理>
図7は、この開示の実施形態2に係るデジタル複合機1の加熱回路120への直流電圧印加時の警告処理を示すフローチャートである。
図7は、この開示の実施形態2に係るデジタル複合機1の加熱回路120への直流電圧印加時の警告処理を示すフローチャートである。
なお、図7のステップS11~S16の処理は、それぞれ図5(実施形態1)のステップS1およびS3~S7の処理と同じであるため、説明を省略する。
図7のステップS11において、電源回路109に接続された外部の電源が直流電源であることを検出した場合(ステップS11の判定がYesの場合)、ステップS12において、制御部100は、通電遮断機構が組み込まれていない場合の予め定められた警告メッセージを操作パネル103に表示させる(ステップS12)。
図8は、この開示の実施形態2に係るデジタル複合機1の加熱回路120への直流電圧印加時に操作パネル103に表示される警告メッセージの一例である。
図8の例において、「ERROR:E0-01 警告!!!すぐに電源を切り、コンセントを抜いてください。管理者へ連絡下さい。」との警告メッセージが表示されている。
このようにして、過電圧が生じない場合であっても、交流電圧から直流電圧への切替を検知した場合、デジタル複合機1の電源を切るようユーザーに促す警告メッセージが表示されるため、不具合を事前に防止するデジタル複合機1を実現できる。
〔実施形態3〕
次に、図9~図13に基づき、この開示の実施形態3に係る加熱回路120への直流電圧印加時の警告処理について説明する。
次に、図9~図13に基づき、この開示の実施形態3に係る加熱回路120への直流電圧印加時の警告処理について説明する。
実施形態1においては、加熱回路120への直流電圧印加時にユーザーおよび管理者に警告を送信していた。
一方、実施形態3においては、ユーザーおよび管理者だけでなく、サービスマンにも警告を送信する処理について説明する。
図9は、この開示の実施形態3に係るデジタル複合機1を含む複合機管理システム10の概略構成を示す説明図である。
実施形態3に係る複合機管理システム10の概略構成は、デジタル複合機1がネットワーク3を通じてサービスマン端末4とも接続されている以外は、実施形態1(図1~図4)と同一であるため、説明を省略する。
<この開示の実施形態3に係るデジタル複合機1の加熱回路120への直流電圧印加時の警告処理>
図10は、この開示の実施形態3に係るデジタル複合機1の加熱回路120への直流電圧印加時の警告処理を示すフローチャートである。
なお、図10のステップS21~S26の処理は、それぞれ図7(実施形態2)のステップS11~S16の処理と同じであるため、説明を省略する。
図10のステップS26において、管理端末2への警告を通信部55に送信させた後(ステップS26)、ステップS27において、制御部100は、サービスマン端末4への警告設定が有効か否かを判定する(ステップS27)。
サービスマン端末4への警告設定が有効である場合(ステップS27の判定がYesの場合)、ステップS28において、制御部100は、サービスマン端末4への警告を通信部55に送信させて(ステップS28)、処理を終了する。
一方、サービスマン端末4への警告設定が有効でない場合(ステップS27の判定がNoの場合)、制御部100は、処理を終了する。
図11は、この開示の実施形態3に係るデジタル複合機1の加熱回路120への直流電圧印加時に管理ユーザー端末2Bに送信された電子メールの一例である。
図11の例において、管理者宛てに「[警告][複合機No1]トラブル○○ すぐに対処下さい。」という件名の電子メールが送信されている。
当該電子メールの本文には、「管理者様 下記、複合機に異常な電流が検知されました。安全性の為に電源をOFFにし、コンセントを抜いてください。又、サービスマンへご連絡お願いします。」というメッセージが記載されている。
また、「複合機対象:複合機No1」、「トラブル名:トラブル○○」および「対処方法:(1)電源OFF後 (2)コンセントを抜いてください。(3)サービスマンへご連絡お願い致します。※他の複合機も設置している場合はご相談下さい。」と、対象となったデジタル複合機1、トラブルの種類および対処方法が記載されている。
図12は、この開示の実施形態3に係るデジタル複合機1の加熱回路120への直流電圧印加時にサービスマン端末4に送信された電子メールの一例である。
図12の例において、サービスマン宛てに「[警告][△△株式会社][複合機No1]トラブル○○ すぐに対処下さい。」という件名の電子メールが送信されている。
当該電子メールの本文には、「サービスマン様 △△株式会社で使用している複合機に異常な電流が検知されました。管理者へ下記の対処を速やかに依頼下さい。」というメッセージが記載されている。
また、「取引会社:△△株式会社」、「複合機対象:複合機No1」、「トラブル名:トラブル○○」および「管理者へ下記対処を行うように依頼下さい。(1)電源OFF後 (2)コンセントを抜いてください。(3)他の設置している複合機も同様に対処下さい。(4)現地にてトラブルシューティングに基づき、対応して下さい。」と、取引会社、対象となったデジタル複合機1、トラブルの種類および対処方法が記載されている。
図13は、この開示の実施形態3に係るデジタル複合機1の加熱回路120への直流電圧印加時に管理サーバー2Aに表示される警告メッセージの一例である。
図13の例において、管理サーバー2Aの表示画面に「システム管理 A1地区」という件名の警告メッセージが表示されている。
当該警告メッセージには、会社および複合機のリストのうち、「△△株式会社 複合機No1」にチェックが入っている。
また、「※△△株式会社 複合機No1」として、「異常な電流が検知されました。管理者へ下記の対処を速やかに依頼して下さい。」というメッセージの後に、「トラブル名:トラブル○○ 対処方法:管理者へ下記の対処を速やかに依頼して下さい。(1)電源OFF後 (2)コンセントを抜いてください。(3)他の設置している複合機も同様に対処して下さい。(4)現地にてトラブルシューティングに基づき、対応して下さい。」と、トラブルの種類および対処方法が記載されている。
また、「※△△株式会社 複合機No1」として、「異常な電流が検知されました。管理者へ下記の対処を速やかに依頼して下さい。」というメッセージの後に、「トラブル名:トラブル○○ 対処方法:管理者へ下記の対処を速やかに依頼して下さい。(1)電源OFF後 (2)コンセントを抜いてください。(3)他の設置している複合機も同様に対処して下さい。(4)現地にてトラブルシューティングに基づき、対応して下さい。」と、トラブルの種類および対処方法が記載されている。
このようにして、過電圧が生じない場合であっても、交流電圧から直流電圧への切替を検知した場合、デジタル複合機1の電源を切るようユーザーだけでなく、サービスマン等の複数の端末にも警告メッセージが表示されるため、不具合を事前に防止するデジタル複合機1を実現できる。
〔実施形態4〕
次に、図14および図15に基づき、この開示の実施形態4に係る加熱回路120への直流電圧印加時の警告処理について説明する。
次に、図14および図15に基づき、この開示の実施形態4に係る加熱回路120への直流電圧印加時の警告処理について説明する。
実施形態4では、同じ太陽電池からの電力を共有する複数のデジタル複合機1A,1Bおよび1Cを含む複合機管理システム10について説明する。
図14は、この開示の実施形態4に係るデジタル複合機1A,1Bおよび1Cを含む複合機管理システム10の概略構成を示す説明図である。
実施形態4に係る複合機管理システム10の概略構成は、複数のデジタル複合機1A,1Bおよび1Cがネットワーク3を通じて接続されている以外は、実施形態1(図1~図4)と同一である。
なお、図14の例において、デジタル複合機1Aは、交流電源検出部1002を備えているが、デジタル複合機1Bおよび1Cは、交流電源検出部1002を備えていないものとする。
<この開示の実施形態4に係るデジタル複合機1Aの加熱回路120への直流電圧印加時の警告処理>
図15は、この開示の実施形態4に係るデジタル複合機1Aの加熱回路120への直流電圧印加時の警告処理を示すフローチャートである。
図15の例では、交流電源検出部1002を備えたデジタル複合機1Aが加熱回路120への直流電圧の印加を検知した場合を想定する。
なお、図15のステップS31~S36の処理は、それぞれ図7(実施形態2)のステップS11~S16の処理と同じであるため、説明を省略する。
図15のステップS36において、管理端末2への警告を通信部55に送信させた後(ステップS36)、ステップS37において、制御部100は、同じ外部電源を共有する他のデジタル複合機1があるか否かを判定する(ステップS37)。
同じ外部電源を共有する他のデジタル複合機1がある場合(ステップS37の判定がYesの場合)、ステップS38において、制御部100は、当該他のデジタル複合機1に対する警告を通信部55に送信させる(ステップS38)。
一方、同じ外部電源を共有する他のデジタル複合機1がない場合(ステップS37の判定がNoの場合)、制御部100は、処理を終了する。
このようにして、過電圧が生じない場合であっても、交流電圧から直流電圧への切替を検知した場合、デジタル複合機1Aと外部の電源を共有するものの、交流電源検出部1002を備えていないデジタル複合機1Bおよび1Cにも警告が送信されるため、システム全体で不具合を事前に防止するデジタル複合機1を実現できる。
〔実施形態5〕
次に、図16および図17に基づき、この開示の実施形態5に係る加熱回路120への直流電圧印加時の警告処理について説明する。
次に、図16および図17に基づき、この開示の実施形態5に係る加熱回路120への直流電圧印加時の警告処理について説明する。
実施形態4では、同じ太陽電池からの電力を共有する複数のデジタル複合機1A,1Bおよび1Cを含む複合機管理システム10において、デジタル複合機1Aは、交流電源検出部1002を備えているが、デジタル複合機1Bおよび1Cは、交流電源検出部1002を備えていないものとした。
一方、実施形態5では、複合機管理システム10において、交流電源検出部1002の有無だけでなく、通電遮断機構の有無も考慮した場合の処理について説明する。
図16は、この開示の実施形態5に係るデジタル複合機1A,1Bおよび1Cを含む複合機管理システム10の概略構成を示す説明図である。
実施形態5に係る複合機管理システム10の概略構成は、複数のデジタル複合機1A,1Bおよび1Cがネットワーク3を通じて接続されている以外は、実施形態1(図1~図4)と同一である。
なお、図16の例において、デジタル複合機1Aは、交流電源検出部1002を備えているが、デジタル複合機1Bおよび1Cは、交流電源検出部1002を備えていないものとする。
また、デジタル複合機1Aはおよび1Bは、電源回路109に接続された外部の電源が直流電源であることを検出したときの通電遮断機構を有しているが、デジタル複合機1Cは、そのような通電遮断機構を有していないものとする。
また、デジタル複合機1Aはおよび1Bは、電源回路109に接続された外部の電源が直流電源であることを検出したときの通電遮断機構を有しているが、デジタル複合機1Cは、そのような通電遮断機構を有していないものとする。
<この開示の実施形態5に係るデジタル複合機1Aの加熱回路120への直流電圧印加時の警告処理>
図17は、この開示の実施形態5に係るデジタル複合機1Aの加熱回路120への直流電圧印加時の警告処理を示すフローチャートである。
図17の例では、交流電源検出部1002を備え、通電遮断機構を有するデジタル複合機1Aが加熱回路120への直流電圧の印加を検知した場合を想定する。
なお、図17のステップS41~S47の処理は、それぞれ図5(実施形態1)のステップS1~S7の処理と同じであるため、説明を省略する。
図17のステップS47において、管理端末2への警告を通信部55に送信させた後(ステップS47)、ステップS48において、制御部100は、同じ外部電源を共有する他のデジタル複合機1があるか否かを判定する(ステップS48)。
同じ外部電源を共有する他のデジタル複合機1がある場合(ステップS48の判定がYesの場合)、ステップS49において、制御部100は、当該他のデジタル複合機1に対し、通電遮断機構の有無に応じて異なる警告を通信部55に送信させる(ステップS49)。
例えば、通電遮断機構を有するデジタル複合機1Bに対しては、図8の警告メッセージに示すように「すぐに電源を切り、コンセントを抜いてください。」という警告を送信するのに対し、通電遮断機構を有しないデジタル複合機1Cに対しては、図6の警告メッセージに示すように「管理者へ連絡下さい。」という警告のみを送信する。
なお、通電遮断機構を有するデジタル複合機1Bに対して、警告のみに限られず、加熱回路120への通電を遮断すべき指令も併せて送信するようにしてもよい。
一方、同じ外部電源を共有する他のデジタル複合機1がない場合(ステップS48の判定がNoの場合)、制御部100は、処理を終了する。
このようにして、過電圧が生じない場合であっても、交流電圧から直流電圧への切替を検知した場合、通電遮断機構の有無に応じて異なる警告がデジタル複合機1Aと外部の電源を共有する他のデジタル複合機1Bおよび1Cにも送信されるため、システム全体で不具合を適切かつ事前に防止するデジタル複合機1を実現できる。
この開示の好ましい態様には、上述した複数の態様のうちのいずれかを組み合わせたものも含まれる。
前述した実施の形態の他にも、この開示について種々の変形例があり得る。それらの変形例は、この開示の範囲に属さないと解されるべきものではない。この開示には、請求の範囲と均等の意味および前記範囲内でのすべての変形とが含まれるべきである。
前述した実施の形態の他にも、この開示について種々の変形例があり得る。それらの変形例は、この開示の範囲に属さないと解されるべきものではない。この開示には、請求の範囲と均等の意味および前記範囲内でのすべての変形とが含まれるべきである。
1,1A,1B,1C:デジタル複合機、 2:管理端末、 2A:管理サーバー、 2B:管理ユーザー端末、 3:ネットワーク、 4:サービスマン端末、 10:複合機管理システム、 11:光走査部、 12:現像部、 13:感光体ドラム、 14:ドラムクリーニング部、 15:帯電器、 17:定着部、 18:給送トレイ、 19:手差しトレイ、 21:中間転写ベルト、 22:ベルトクリーニング装置、 23:2次転写部、 23a:転写ローラ、 24:加熱ローラ、 25:加圧ローラ、 33:ピックアップローラ、 34:レジストローラ、 35:搬送ローラ、 36a,36b:排出ローラ、 39a,39b:排出トレイ、 55:通信部、 100:制御部、 102:画像形成部、 103:操作パネル、 104:メモリ、 104a:RAM、 104b:ROM、 105:ヒーターランプ、 106:第1リレー、 107:第2リレー、 108:フォトトライアック、 109:電源回路、 110:サーミスタ、 111:原稿読取部、 112:原稿搬送部、 120:加熱回路、 1001:加熱温度制御部、 1002:交流電源検出部、 C:矢印方向、 Pa,Pb,Pc,Pd:画像ステーション、 R1:用紙搬送経路
Claims (7)
- 記録媒体にトナーを加熱定着する定着部により画像形成を行う画像形成部と、
前記定着部の加熱回路に電力を供給する外部の電源が交流電源であるか否かを検出する交流電源検出部と、
外部の端末とネットワークを介して通信する通信部と、
前記画像形成部、前記交流電源検出部および前記通信部を制御する制御部とを備え、
前記制御部は、前記外部の電源が交流電源でないことを前記交流電源検出部が検出した場合、前記通信部を介して、外部の管理端末に対し、警告を送信することを特徴とする画像形成装置。 - 前記外部の電源が交流電源でないことを前記交流電源検出部が検出した場合、前記加熱回路への通電を遮断する通電遮断部をさらに備え、
前記制御部は、前記外部の電源が交流電源でないことを前記交流電源検出部が検出した場合、前記通電遮断部に前記加熱回路への通電を遮断させた後、前記通信部を介して、外部の管理端末に対し、警告を送信する請求項1に記載の画像形成装置。 - 装置各部の稼働状態を検知する稼働状態検知部をさらに備え、
前記制御部は、前記外部の電源が交流電源でないことを前記交流電源検出部が検出した後、前記通信部が外部の端末とネットワークを介して通信可能な状態にないことを前記稼働状態検知部が検知した場合、前記通信部を通信可能な状態に移行するように制御した後、前記通信部を介して、外部の管理端末に対し、警告を送信する請求項1または2に記載の画像形成装置。 - 前記制御部は、前記外部の電源が交流電源でないことを前記交流電源検出部が検出した場合、前記通信部を介して、自機と前記外部の電源を共有する他の画像形成装置に対しても、警告を送信する請求項1または2に記載の画像形成装置。
- 前記制御部は、前記外部の電源が交流電源でないことを前記交流電源検出部が検出した場合、前記通信部を介して、前記他の画像形成装置が前記他の画像形成装置の定着部の加熱回路への通電を遮断する通電遮断部を備えているか否かに応じて異なる警告を送信する請求項4に記載の画像形成装置。
- 記録媒体にトナーを加熱定着する定着部の加熱回路に電力を供給する外部の電源が交流電源であるか否かを検出し、前記外部の電源が交流電源でないことを検出した場合、外部の端末とネットワークを介して通信することにより、外部の管理端末に対し、警告を送信することを特徴とする画像形成装置の警告方法。
- ネットワークを介して通信可能に接続された画像形成装置および外部の管理端末からなる管理システムであって、
前記画像形成装置は、
記録媒体にトナーを加熱定着する定着部により画像形成を行う画像形成部と、
前記定着部の加熱回路に電力を供給する外部の電源が交流電源であるか否かを検出する交流電源検出部と、
外部の端末とネットワークを介して通信する通信部と、
前記画像形成部、前記交流電源検出部および前記通信部を制御する制御部とを備え、
前記制御部は、前記外部の電源が交流電源でないことを前記交流電源検出部が検出した場合、前記通信部を介して、前記外部の管理端末に対し、警告を送信し、
前記外部の管理端末は、前記警告を表示させることを特徴とする管理システム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2022106258A JP2024005846A (ja) | 2022-06-30 | 2022-06-30 | 画像形成装置、画像形成装置の警告方法および管理システム |
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