JP4687034B2 - 画像形成装置 - Google Patents

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Description

この発明は、電子写真方式を適用した複写機、プリンタ、ファクシミリあるいはこれらの複合機等の画像形成装置に関するものである。
従来、この種の電子写真方式を適用した複写機、プリンタ、ファクシミリあるいはこれらの複合機等の画像形成装置では、像担持体としての感光体ドラムを中心として、この感光体ドラムの周面に対向するように帯電部、光走査部、現像部、転写部等が配置されている。
すなわち、帯電部によって感光体ドラムの表面を一様に帯電し、光走査部からの光ビームによって静電潜像を形成し、現像部においてトナーを供給して現像し、転写部において例えば、中間転写体等へトナー像を転写した後、記録用紙へ画像を転写する。
画像が転写された記録用紙は、排出口までの搬送中に定着部において定着処理されるようになっている。この定着部では、記録用紙に対して加熱及び加圧処理を行っており、加熱源として、ハロゲンランプ等のヒューザランプが適用されている。
ヒューザランプは、前記画像形成装置による画像形成処理制御を実行するコントローラからの信号に基づいて、オン/オフ制御され、所望の温度に維持されている。
一方、ヒューザランプは、上記のように、発熱体として適用されるため、その温度管理や通電状態を充分に監視することが必要である。
このため、ヒューザランプの近傍には、サーモスタット等の温度に応じて通電を遮断することができる監視機能を設けている。
ところで、ヒューザランプの監視には、過熱(過剰な温度上昇)と、サーミスタ断線(温度検出不可)と、があるが、互いに異常と判断するサーミスタ検出値が異なるため、例えば、サーミスタのプルアップ抵抗を交互に切り替えて、それぞれを制御回路へ入力し、ソフト的な判断によって、過熱検知又は断線検知を行っている(一例として、特許文献1参照)。
これにより、時分割によって、過熱検知と断線検知が可能となり、実質的に常時2種類の異なる検知(過熱検知及び断線検知)が可能となる。
特開平11−305594号公報
しかしながら、上記従来構成の温度監視では、信頼性が高く、かつ確実に過熱検知及び断線検知を行うためには、2個のサーモスタット(或いは、1個のサーモスタット+温度ヒューズ)と、これらによって検出した情報に基づき異常を判別する制御回路(ソフト)と、が必要となり、例えば、制御回路に異常があった場合、2個のサーモスタットのみに頼ることになり、この場合、かなり高温にならなければ、通電が遮断されず、正常時は信頼性が高いものの、何らかの監視回路系に不具合があった場合の対応が不十分となっている。
本発明は上記事実を考慮し、定着工程における発熱源の過熱、並びに断線の監視を同時に行うことができる監視回路系を確立し、かつ断線・高温異常をソフト制御にたよることなく、高い信頼性を維持することができる画像形成装置を得ることが目的である。
第1の発明は、像担持体の表面に対して近接される帯電部材へ所定の電圧を印加することで、前記像担持体の表面を一様に帯電し、前記一様に帯電された像担持体へ画像データに応じて光ビームを照射することで静電潜像を形成した後、トナーを供給することで現像すると共に、記録媒体へトナー画像を転写し、当該転写したトナー画像を定着することで画像を形成する画像形成エンジンを有する画像形成装置であって、前記定着時に必要な熱源として適用され、通電することにより発熱する発熱体と、通常は制御回路からの指示信号に基づいて動作され、前記発熱体への電源供給ラインを断続するための電源供給ライン断続回路と、前記発熱体の近傍に配設され、前記発熱体の温度を検知する単一の温度検出手段と、前記温度検出手段の検出結果に基づいて前記発熱体における断線異常を判別する比較器及び高温異常を判別す比較器を備え、それぞれの比較器から前記発熱体が異常であるか否かを示す状態情報信号を出力する第1のハードロジック回路と、前記第1のハードロジック回路から出力される前記状態情報信号に基づいて、前記制御回路を介さずに前記電源供給ライン断続回路を直接制御するスイッチング回路と、前記第1のハードロジック回路から出力された前記発熱体が異常であることを示す前記状態情報信号がゲートに入力されると、エミッタとコレクタとの間がオン状態になり、かつ、前記オン状態になった後は、前記ゲートに入力される前記状態情報信号にかかわらず、前記電源供給ライン断続回路による回路遮断を継続させるための異常信号を送出するラッチトランジスタを備えた第2のハードロジック回路と、を有している。
第2の発明は、像担持体の表面に対して近接される帯電部材へ所定の電圧を印加することで、前記像担持体の表面を一様に帯電し、前記一様に帯電された像担持体へ画像データに応じて光ビームを照射することで静電潜像を形成した後、トナーを供給することで現像すると共に、記録媒体へトナー画像を転写し、当該転写したトナー画像を定着することで画像を形成する画像形成エンジンを有する画像形成装置であって、前記定着時に必要な熱源として適用され、通電することにより発熱する発熱体と、通常は制御回路からの指示信号に基づいて動作され、前記発熱体への電源供給ラインを断続するための電源供給ライン断続回路と、前記発熱体の近傍に配設され、前記発熱体の温度を検知する単一の温度検出手段と、前記温度検出手段の検出結果に基づいて前記発熱体における断線異常を判別する比較器及び高温異常を判別す比較器を備え、それぞれの比較器から前記発熱体が異常であるか否かを示す状態情報信号を出力する第1のハードロジック回路と、前記第1のハードロジック回路から出力される前記状態情報信号に基づいて、前記制御回路を介さずに前記電源供給ライン断続回路を直接制御するスイッチング回路と、前記温度検出手段からの信号を入力として、ソフト的に前記発熱体の温度管理を行う温度管理手段と、前記温度管理手段により異常と判断した場合に前記ソフト的な温度管理結果により異常内容を判断する異常内容判断手段と、前記第1のハードロジック回路から出力された前記発熱体が異常であることを示す前記状態情報信号がゲートに入力されると、エミッタとコレクタとの間がオン状態になり、かつ、前記オン状態になった後は、前記ゲートに入力される前記状態情報信号にかかわらず、前記電源供給ライン断続回路による回路遮断を継続させるための異常信号を送出するラッチトランジスタを備えた第2のハードロジック回路と、を有している。
また、第1の発明及び第2の発明において、前記異常の内容を本体又は定着装置のメモリに記憶しておき、当該異常内容によって電源オン・オフ後の定着装置への電源供給を許可・不許可を判断することを特徴としている。
さらに、前記定着装置の交換を検出した場合に、前記電源供給を許可することを特徴としている。
また、前記異常内容によっては、一度異常を発生した定着装置が装着された場合は電源供給を不許可とすることを特徴としている。
さらに、上記第1の発明又は第2の発明において、前記比較器の一方が、前記発熱体の温度検出装置及びその配線の断線を判別する断線異常検知を実行し、前記比較器の他方が、前記発熱体の過熱状態を判別する高温異常検知を実行することを特徴としている。さらに、上記第1の発明又は第2の発明において、前記制御回路から出力された第1の信号と、前記第1の信号とレベルが異なる、前記制御回路から出力された第2の信号と、に基づいて、前記発熱体の前記電源供給ライン断続回路が接続される側と反対側の端部と、電源とを接続するためのスイッチング制御回路を備えたことを特徴としている。
第1の発明によれば、画像形成工程、現像工程、転写工程を経て、記録用紙上に形成されたトナー画像は、定着工程によって定着される。定着工程では、記録用紙を加圧すると共に加熱を行う。
この加熱のための発熱体(例えば、ハロゲンランプ等のように、光エネルギーから熱エネルギーへの転換率が高いランプ)を適用しており、発熱体はその温度が厳重に監視されている。
すなわち、発熱体の近傍には単一の温度検出手段が設けられている。この温度検出手段により検出した結果(温度に基づく電気信号)は、第1のハードロジック回路の一部を構成する一対の比較器の入力端へ入力される。
一方の比較器では、発熱体の過熱状態を監視しており、しきい値として比較的高温レベルを設定している。また、他方の比較器では、温度検出装置の断線を監視しており、しきい値として比較的高抵抗レベルを設定している。
それぞれの比較器からの出力(発熱体の状態情報信号)は、ソフト制御回路を介さずにスイッチング回路によって発熱体への電源供給ラインを断続するためのリレー回路を制御する。
これにより、単一の温度検出手段によって、2種類の異なる異常の監視を同時に実行することができるため、簡単な回路構成で信頼性の高い異常監視が可能となる。また、ソフト制御によらないため、当該ソフト制御回路の不具合(プログラムの暴走等)があっても、確実に発熱体の温度監視が可能となる。
さらに、第2の発明では、異常内容判断手段によって、異常と判断した場合に、ソフト的な温度検出を行うことで異常の種類を判別する。
さらに、異常判別時には、異常から復帰しても電源供給回路断続手段が電源を遮断し続けるための第2のハードロジック回路を有することで、一度異常があったことで異常状態を維持することができる。言い換えれば、自然復帰を回避することができる。
また、異常検出時に異常内容をメモリに記憶しておき、異常の内容(例えば、高温異常発生時)によっては、電源オフ・オン後に電源供給回路断続手段による遮断状態を継続するようにし(電源供給の不許可)、異常の内容(例えば、発熱体の温度検出に適用可能なサーミスタの断線)によっては、電源オフ・オン後に異常から復帰していれば電源供給を許可し、電源を供給する。
さらに、定着装置の交換を検出したときに電源供給を許可する。また、例えば、一度高温異常を発生させた定着装置を装着しても電源供給を不許可とする。これにより、復帰後の異常の再発を防止することができる。
以上により、発熱体の温度管理が確実となり、信頼性を向上することができる。
以上説明した如く本発明では、定着工程における発熱源の過熱、並びに断線の監視を同時に行うことができる監視回路系を確立し、かつ断線・高温異常をソフト制御にたよることなく、高い信頼性を維持することができるという優れた効果を有する。
(画像形成装置の概略構成)
図1には、本発明の実施の形態に係る画像形成装置10の概要が示されている。画像形成装置10には、エンジン部12が備えられており、エンジン部12の下部には、給紙ユニット14が設けられている。
この給紙ユニット14は、用紙が積載される用紙トレイ22と、この用紙トレイ22から用紙を送り出す給紙ロール24と、で構成されており、給紙ロール24により送り出された用紙は、搬送ロール26、28を経て給紙路30を通過し、後述する転写ロール74へ搬送される。
この転写ロール74によってトナー像が用紙に転写され、定着部32の定着ロール32Aで定着された後、切替爪34の位置選択によって、排出ロール36又は排出ロール38により、エンジン部12の上部に設けられた第1の排出トレイ16又は第2の排出トレイ18へ排出される。
ここで、両面印刷の場合、上記のような順序で表面の印刷が終わった後、第1の排出トレイ16へ用紙が完全に排出される前に、排出ロール36が逆転し、該用紙が反転路40へ供給される。そして、搬送ロール42、44、46、48を経て再び給紙路30に戻され、用紙の裏面側が印刷される。また、手差し印刷の場合、手差しトレイ20へ用紙を載置することで、用紙は手差しロール49から搬送ロール48を経て給紙路30へ搬送され、印刷される。
前記定着部32は、ランプ(例えば、ハロゲンランプ等)の点灯によって定着ロール32Aが所定温度に加熱されており、前記トナー像は、この加熱された定着ロール32Aによる加熱及び加圧によって用紙にトナー像が定着されるようになっている。言い換えれば、定着部32は、他の部位に比べて、極めて高温環境であるため、厳重な監視の下、温度制御が行われている。この定着部32の温度制御については、後述する。
ところで、画像形成装置10の図1の右側には、各色毎の現像剤(トナーと磁性キャリアからなる)が充填された4個の現像剤カートリッジ64が配設されている。この現像剤カートリッジ64は、それぞれ現像剤供給路65によって、図1の上から順に配列された後述する現像器60Y、60M、60K、60Cと接続されており、現像剤カートリッジ64中の現像剤が現像器60Y、60M、60K、60Cへ供給される。
現像剤カートリッジ64の図1の左側には、露光ユニット62が配置されており、露光ユニット62からは、画像信号に応じた4本のレーザ光L(Y)、L(M)、L(K)、L(C)が、露光ユニット62の図1の左側に配置された感光体ユニット50を構成する感光体ドラム52Y、52M、52K、52C(以下、総称する場合は、単に「52」とする)へ向けて発せられ、感光体ドラム52に潜像を形成するようになっている。
感光体ドラム52は、図1の上からイエロー(52Y)、マゼンダ(52M)、ブラック(52K)、シアン(52C)用となっている。
露光ユニット62は、 Y、M、C、K各色のレーザ光L(Y)、L(M)、L(K)、L(C)(以下総称する場合は、レーザ光Lという)を出力する光源部と、レーザ光Lに対して変調及び走査を行なう変調処理部と、露光面上の走査速度を補正するfθレンズや走査方向にレンズパワーを持つ面倒れ補正用のシリンドリカルレンズ等により構成された光学系と、を含んで構成されている。
露光ユニット62では、光源部から射出された各色のレーザ光Lが変調処理部に入射され、各色毎の画像情報に応じてそれぞれ変調されて、ポリゴンモータ63により回転しているポリゴンミラー67により走査(主走査)される。ポリゴンミラー67により走査された各色のレーザ光Lは、ミラー群69により各色に対応する感光体ドラム52の配設方向に反射されて各感光体ドラム52上に結像される。
感光体ユニット50には、各感光体ドラム52に対応して、帯電ロール56及びリフレッシュロール54が備えられており、それぞれ感光体ドラム52に接触回転するように設けられている。帯電ロール56では、感光体ドラム52を一様に帯電させ、後述する現像器ユニット58に備えられたマグネットロール80から飛翔するトナーを感光体ドラム52の表面に付着させる。一方、リフレッシュロール54では感光体ドラム52を放電させ、感光体ドラム52の表面に付着した残留トナーを取り除き、感光体ドラム52の表面にトナーが残留することで生じるゴースト等を防止する。
ここで、現像器ユニット58は、それぞれの感光体ユニット50の図1右下側に配置されており、各感光体ドラム52(52Y、52M、52K、52C)に対応して4つの現像器60Y、60M、60K、60Cが縦方向に並べられている。
一方、感光体ユニット50の図1の左側には、中間転写ユニット66が配置されており、3つのドラム状の中間転写体68、70、72が備えられている。2つの第1中間転写体68、70は、縦方向に上下に並べられており、上部の第1中間転写体68が、感光体ドラム52のうち上部に配置された2つの感光体ドラム52Y、52Mに接触回転し、下部の第1中間転写体70が、下部に配置された2つの感光体ドラム52K、52Cに接触回転するようになっている。また、第2中間転写体72は、第1中間転写体68、70の双方に接触回転するようになっており、この第2中間転写体72に、前述した転写ロール74が接触回転する。
したがって、感光体ドラム52Y、52Mから各トナー像が第1中間転写体68に転写され、感光体ドラム52K、52Cから各トナー像が第1中間転写体70にそれぞれ転写される。この第1中間転写体68、70に転写された各2色のトナー像が、第2中間転写体72に転写されて4色となり、この4色のトナー像が転写ロール74により用紙に転写されることになる。
これらの中間転写体68、70、72の近傍には、それぞれクリーニングロール76及びクリーニングブラシ78が配置されており、中間転写体68、70、72の表面の残留トナーが掻き落とされる。
(画像形成装置全体の制御系の概略構成)
図2は、エンジン部12における画像形成のための制御系のブロック図である。
メイン電源管理部200には、図示しない商用電源が接続されており、LVPS(低電圧電源)及びHVPS(高電圧電源)を生成し、電源供給ラインを介して各部へ電源を供給する。
メインコントローラ202には、ユーザインターフェイス204が接続され、ユーザの操作によって画像形成等に関する指示がなされると共に、画像形成時等の情報をユーザへ報知するようになっている。
また、このメインコントローラ202には、図示しない外部ホストコンピュータとのネットワークラインが接続されており、画像データが入力されるようになっている。
画像データが入力されると、メインコントローラ202では、例えば、画像データに含まれるプリント指示情報と、イメージデータとを解析し、エンジン部12に適合する形式(例えば、ビットマップデータ)に変換し、MCU100の一部を構成する画像形成処理制御部206へ画像データを送出する。
画像形成処理制御部206では、入力されたイメージデータに基づいて、画像寄生処理制御部206と共に、それぞれMCU100を構成する光走査系コントロール部208、駆動系コントロール部210、帯電器コントロール部212、現像装置コントロール部214、定着部コントロール部216のそれぞれを同期制御し、画像形成を実行する。
画像形成処理制御部206には、ユニット装填状態管理部218が接続されており、エンジン部12の稼動状態(例えば、処理モード中、スリープモード中、スリープモードからの立ち上げ中処理中等)を判別するようになっている。ユニット装填状態管理部218で判別した前記稼動状態は、メインコントローラ202へ送出されるようになっている。
また、前記メイン電源管理部200には、電源投入監視センサ220が接続され、この電源投入監視センサ220によって電源の投入時を検出し、その電源投入時情報をユニット装填状態管理部218を介してメインコントローラ202へ送出するようになっている。
さらに、メインコントローラ202には、環境検出手段としての、温度センサ221、湿度センサ222が接続されている。この温度センサ221、湿度センサ222では、エンジン部1A内の環境温度・湿度を検出する。
(定着部32のヒューザランプ点灯制御の概略構成)
前述した定着部32の定着ロール32Aには、図3に示される如く、ヒューザランプ102が内蔵されており、このヒューザランプ102の点灯時に発する熱によって定着ロール32Aが加熱されるようになっている。
図3に示される如く、定着部(FUSER)32のヒューザランプ102は、MCU100の一部を構成する定着部コントローラ216と、メイン電源管理部200の一部を構成する低電圧電源(LVPS)104とによって制御されるようになっている。
ヒューザランプ102の一端に接続された信号線106は、サーモスタット108を介して、LVPS104に設けられたヒューザリレー回路110のスイッチ部110Aの一端に接続されている。このスイッチ部110Aの他端は、AC電源(AC Line)に接続されている。
ヒューザリレー回路110のコイル部110Bは、その一端が、24V INTLKに接続されており、他端がメインスイッチングトランジスタ112(npn型)のコレクタに接続されている。このメインスイッチングトランジスタ112のエミッタはアースされ、ベースは定着部コンTゴロール部216のCPU114に接続されている。
このため、CPU114からハイレベルの信号(Hレベル信号)が出力されると、メインスイッチングトランジスタ112のエミッタ−コレクタ間がオンとなり、コイル部110Bが励磁され、スイッチ部110Aがオンする。
また、ヒューザランプ102の他端に接続された信号線116は、LVPS104に設けられたスイッチング制御部118に接続されている。
このスイッチング制御部118は、一次側と二次側とで構成されており、前記信号線116は、一次側のトライアック120の一端に接続されている。トライアック120の他端は、AC電源(AC Nut)に接続されている。
また、トライアック120の両端は、コンデンサ122及び抵抗124が直列に接続されている。
さらに、トライアック120の両端は、抵抗126、128及びコンデンサ130等と共に、フォトトライアック132の一次側(受光部132A)が接続されている。
この受光部132Aに所定の光(後述する二次側の投光部132Bからの光)が入力されることで、前記信号線116がAC電源(AC Nut)と導通状態となり、前記ヒューザリレー回路110のスイッチ部110Aがオンしている状態で、ヒューザランプ102が点灯する。
フォトトライアック132の二次側(投光部132B)は、その一端が抵抗134を介して定着部コントロール部216に設けられた第1のスイッチングトランジスタ136(pnp型)のコレクタに接続されている。この第1のスイッチングトランジスタ136のエミッタには、フォトトライアック132の投光部132Bを点灯させるための電源(3.3V)の電源線が接続されている。また、第1のスイッチングトランジスタ136のベースは、コントロール信号を出力する定着部コントロール部216のCPU114に接続されている。すなわち、この第1のスイッチングトランジスタ136のベースにL(ローレベル)のコントロール信号が出力されることで、前記エミッタ−コレクタ間がオンする構成である。
一方、フォトトライアック132の投光部132Bの他端は、定着部コントロール部216に設けられた第2のスイッチングトランジスタ138(npn型)のコレクタに接続されている。この第2のスイッチングトランジスタ138のエミッタは、アースされている。また、第2のスイッチングトランジスタ138のベースは、コントロール信号を出力するCPU114に接続されている。すなわち、この第2のスイッチングトランジスタ138のベースにH(ハイレベル)のコントロール信号が出力されることで、前記エミッタ−コレクタ間がオンする構成である。
上記構成において、CPU114からのコントロール信号として、第1のスイッチングトランジスタ136へローレベルのコントロール信号が出力され、同時に第2のスイッチングトランジスタ138へハイレベルのコントロール信号が出力されることで、フォトトライアック132の投光部132Bを点灯させることができる。この結果、一次側のトライアック120によってヒューザランプ102からの信号線116がAC Nutと導通状態となり、ヒューザランプ102を点灯させることができる。
言い換えれば、互いに逆論理の信号が同時に出力されることで、フォトトライアック132の投光部132Bの点灯するようになっており、何れかの信号が不具合を起こしたとき(短絡又は断線)は、投光部132Bを消灯させる方向の不具合となり、逆の常時点灯という不具合を回避することが可能となっている。
(ヒューザランプ102の温度管理制御)
図3に示される如く、ヒューザランプ102の近傍には、温度検出手段としてSTS(温度センサ)140が配設されており、その信号線は、前記MCU100のCPU114に接続されている。このCPU114では、補助的にヒューザランプ102の温度が正常か異常かを常に判別するようになっている。ところで、このCPU114での温度の監視は、ヒューザランプ102の過熱を判別する温度しきい値と比較・判別している。
ここで、本実施の形態では、前記CPU114による温度監視とは別に、ハードロジック回路構成の温度監視回路142によって、ヒューザランプ102の温度の監視を行っている。
すなわち、温度監視回路142には、前記STS140とCPU114とを接続する信号線から分岐された分岐線144が接続されており、STS140による検出温度(温度に基づく電気信号)が入力されるようになっている。
この温度監視回路142の出力信号線146は、アンド回路148の一方の入力端に接続されている。このアンド回路148の他方の入力端には、前記CPU114からの出力信号線150が接続されており、双方の出力信号線146、148からの論理積によりアンド回路148の出力が決まる(双方がハイレベル(1)のとき、出力がハイレベル(1))。従って、ヒューザランプ102が正常に動作している場合は、温度監視回路142及びCPU114の双方からハイレベルの信号が出力されることになる。
このアンド回路148の出力信号線152は、前記メインスイッチングトランジスタ112のベースに接続され、ヒューザリレー回路110のコイル部110Bの通電・非通電を制御する。
また、アンド回路148の出力信号線152は、監視用スイッチングトランジスタ154のベースに接続されている。この監視用スイッチングトランジスタ154は、ヒューザレレー回路110の通電状態をCPU114へ通知する役目を有しており、コレクタ側がCPU114と接続され、エミッタ側アースされている。
これにより、監視用スイッチングトランジスタ154のオン・オフ状態でヒューザリレー回路110の通電状態をCPU114によって確認することが可能となる。
(温度監視回路142の詳細)
図4は、上記温度監視回路142の詳細が示されている。
STS140の両端は、抵抗156(15KΩ)、抵抗158(15Kオーム)、抵抗160(2.2MΩ)が直列に接続されて、ループ状に接続されている。
また、ループ状の回路における抵抗158と抵抗160との間は、断線検出用の比較器162のプラス側入力端と接続されている。
さらに、前記STS140の一端と抵抗156との間には、十字形に分岐線164が接続され、その一方がCPU114と接続されると共に他方が断線検出用の比較器162のマイナス側入力端と、過熱検出(高温検出)用の比較器166のプラス側入力端とに接続されている。
また、前記抵抗156と抵抗158との間には、十字形に分岐線168が接続され、その一方が駆動電源(3.0V)と接続され、他方が抵抗170(15Kオーム)、抵抗172(2.4KΩ)を介して、STS140と抵抗160との間に接続されている。なお、この接続点は、アースされている。
この分岐線168における抵抗170と抵抗172との間は、前記過熱検出用の比較器166のマイナス側入力端に接続されている。
前記断線検出用の比較器162及び過熱検出用の比較器166のそれぞれの出力端は共通とされ、抵抗174を介して電源線176に接続されている。この電源線176の一端には、コンデンサ178を介して駆動電源(5V)が印加されている。
また、この電源線176には、前記アンド回路148の一方の入力端に接続されている。
電源線176の他端は、抵抗180を介してラッチ回路182を構成するラッチトランジスタ184のベースに接続されている。このラッチトランジスタ184のエミッタには、抵抗186を介して電源(5V)が供給されており、コレクタは前記分岐線168の抵抗170と抵抗172の間、並びに過熱検出用の比較器166のマイナス側入力端に接続されている。なお、このラッチトランジスタ184のエミッタ−ベース間には、抵抗188が介在されている。
すなわち、ラッチ回路182では、断線検出用の比較器162、或いは過熱検出用の比較器166の何れかにおいて異常信号が出力されると、ラッチトランジスタ184のエミッタ−コレクタ間がオンとなり、常時異常信号となるようなラッチ信号を過熱検出用の比較器166のマイナス側入力端へ送出することになる(異常ラッチ状態)。 前記ラッチ回路182によって異常ラッチ状態となった場合、この異常ラッチ状態は、ラッチ解除回路190によって解除されるようになっている。
ラッチ解除回路190は、リセットIC192(CPU114に搭載)からのラッチ解除指示によって動作する。
リセットIC(トランジスタ構造)のエミッタ−コレクタ間がオン(リセット時)となると、2段構成のラッチ解除トランジスタ192、194の1段目がオフとなり、このオフ状態によって2段目がオンする。
この2段目のラッチ解除トランジスタ194がオン(コクレタ−エミッタ間のオン)になることで、前記ラッチトランジスタ184のコレクタから2段目のラッチ解除トランジスタ194へと電流が流れ、過熱検出用の比較器166へのラッチ信号の出力が解除される。
なお、このラッチ解除回路190では、1段目のラッチ解除トランジスタ192のコレクタに3.3V電圧を印加しており、2段目のラッチ解除トランジスタ194のコレクタにあ5V電圧を印加している。
すなわち、ラッチ解除回路190がない場合、電源電圧の立ち上がりの順序として、5Vよりも3.3Vが立ち上がれば、ラッチ回路182は正常に動作するが、3Vが先に立ち上がるとラッチ解除がなされない。このため、ラッチ解除回路190を設け、CPU114からのリセット信号によって、温度開始回路142のラッチ解除を強制的に実行するようにしている。
以下に本実施の形態の作用を説明する。
(画像形成処理の流れ)
各感光体ドラム52の周囲では、周知の電子写真方式による各色毎の画像形成(印字)プロセスが次のように行われる。
まず、各感光体ドラム52は所定の回転速度(例えば95mm/sec)で回転駆動される。
そして、感光体ドラム52の表面は、図1に示すように、帯電ロール56に所定の帯電レベル(例えば、約−800V)の直流電圧を印加することによって、所定レベルに一様に帯電される。なお、本実施の形態では、帯電ロール56に対して直流電圧のみを印加しているが、交流成分を直流成分に重畳するように構成することもできる。
次に、一様な表面電位とされた各感光体ドラム52の表面に、露光ユニット62によって各色に対応したレーザ光Lが照射され、各色毎の画像情報に応じた静電潜像が形成される。これにより、感光体ドラム52のレーザ光Lによる露光部位の表面電位は所定レベル(例えば、−60V以下程度)にまで除電される。
そして、各感光体ドラム52の表面に形成された静電潜像は対応する各現像器ユニット58によって現像され、各感光体ドラム52上に各色のトナー像として可視化される。
次に、各感光体ドラム52上に形成された各色のトナー像は、対応する一次中間転写ドラム68、70上に静電的に一次転写される。ここで、感光体ドラム52Y、52Mに形成されたY色及びM色のトナー像は一次中間転写ドラム68に、感光体ドラム52K、52Cに形成されたK色及びC色のトナー像は一次中間転写ドラム70上に、各々転写される。
この後、一次中間転写ドラム68、70上に形成されたトナー像は、二次中間転写ドラム72上に静電的に二次転写される。これにより、二次中間転写ドラム72上には、単色像からY、M、K、Cの各色の四重色像までのトナー像が形成されることになる。
最後に、二次中間転写ドラム72上に形成されたトナー像は、転写ロール74によって用紙搬送路を通る用紙に三次転写される。当該用紙は、三次転写の後、用紙上に形成されたトナー像が、定着ユニット32によって加熱定着され、画像形成プロセスが終了する。
(ヒューザランプ102の点灯制御)
ここで、MCU100の定着部コントロール部216では、定着ロール32Aを加熱するための加熱源としてヒューザランプ102の点灯制御を実行している。
この点灯制御は、基本的には、定着部コントロール部216のCPU114からの二値化信号によって実行しており、まず、ヒューザランプ102へ電力を供給可能するべく、CPU114からメインスイッチングトランジスタ112に対してHレベルの信号を出力する。
これにより、メインスイッチングトランジスタ112のエミッタ−コレクタ間がオンとなり、ヒューザリレー回路110のコイル部110Bが24V INTLKによって励磁される。このコイル部110Bが励磁されることで、スイッチ部110Aがオンとなり、電力供給ラインが開通する。
この状態で、CPU114は、スイッチング制御部118のフォトトライアック132の投光部132Aの点灯/消灯を制御することで、ヒューザランプ102を導通、非導通とすることができる。
ところで、従来は、このフォトトライアック132の投光部132Bの点灯/消灯制御は、単一の信号ラインで、Hレベル(オン)/ローレベル(オフ)の信号を送出していたため、前記CPU114の出力端の端子ブリッジやハンダくずによるショート(共に短絡)、ハーネスの噛み込みによる断線又は短絡等が挙げられ、このような不具合が生じるとフューザランプの点灯制御が不能となり、最悪の場合、フューザランプの常時点灯(過熱状態)となる可能性があった。
そこで、本実施の形態では、フォトトライアック132の投光部132Bの点灯制御を、互いに逆論理となる2本の信号によって実行することで、上記不具合があっても、少なくとも常時点灯という最悪の事態を回避するようにした。
すなわち、フォトトライアック132の投光部132Bの両端に、それぞれ第1のスイッチングトランジスタ136及び第2のスイッチングトランジスタ138を設ける。
第1のスイッチングトランジスタ136では、CPU114からローレベルの信号が出力されることで、投光部132Bの一端を電源電圧である3.3Vの電源線と導通させることができる(第1のスイッチングトランジシタ136のエミッタ−コレクタ間のオン状態)。
一方、第2のスイッチングトランジスタ138では、CPU114からハイレベルの信号が出力されることで、投光部132Bの他端をアースすることができる(第2のスイッチングトランジスタ138のエミッタ−コレクタ間のオン状態)。
従って、何れか一方に前記端子ブリッジ等が発生したとしても、他方のオン/オフ制御によって、投光部132を通常制御させることができるため、一方の信号が最悪(常時点灯)の自体を回避することができる。
(ヒューザランプ102の温度監視制御)
STS140は、ヒューザランプ102の温度に基づいて、抵抗値が変化し、CPU114へ入力される電圧が変化する。
この電圧値はCPU114へ送出される.CPU114では、当該STS140からの電圧値(電圧値に基づくデジタル値)でヒューザランプ102の温度制御を行う。
また、抵抗170(15KΩ)と抵抗172(2.4KΩ)の分圧による電圧は、過熱検出用の比較器166のマイナス側入力端に入力され、これがしきい値となる。また、この過熱検出用の比較器166のプラス側入力端には、STS140の両端電圧が入力され、前記しきい値と比較される。
この比較の結果、STS140間の電圧がしきい値を下回っていると、過熱状態であると判断し、過熱検出用の比較器166から異常信号が出力され、図3に示すアンド回路148の一方の入力端に入力される。
これにより、アンド回路148の出力が、メインスイッチングトランジタ112をオフとなる信号に切り替わり、ヒューザリレー回路110のコイル部110Bへの通電が遮断され、AC LINEのスイッチ部110Aがオフとなる。
また、アンド回路148の出力信号は、監視用スイッチングトランジスタ154のベースへ送出され、CPU114において、異常発生が認識される。
次に、抵抗158(15KΩ)と抵抗160(2.2MΩ)の分圧による電圧は、断線検出用の比較器162のプラス側入力端に入力され、これがしきい値となる。また、この断線検出用の比較器162のマイナス側入力端には、STS140の両端電圧が入力され、前記しきい値と比較される。
この比較の結果、STS140間の電圧がしきい値を上回っていると、断線状態であると判断し、断線検出用の比較器162から異常信号が出力され、図3に示すアンド回路148の一方の入力端に入力される。
これにより、アンド回路148の出力が、メインスイッチングトランジタ112をオフとなる信号に切り替わり、ヒューザリレー回路110のコイル部110Bへの通電が遮断され、AC LINEのスイッチ部110Aがオフとなる。
また、アンド回路148の出力信号は、監視用スイッチングトランジスタ154のベースへ送出され、CPU114において、異常発生が認識される。
このように、一対の比較器(過熱検出用の比較器166、断線検出用の比較器162)を含むハードロジック回路(温度監視回路142)によって、CPU114を介さずに、ヒューザランプ102の過熱異常、断線異常の双方を同時に監視するべく、STS140間の電圧を、過熱検出用の比較器166、断線検出用の比較器162に入力し、それぞれ異なるしきい値によって異常の判別を行ったため、同時に2種類の異常の監視が可能となり、信頼性の高い監視構成を構築することができる。
(異常による動作停止からの復帰)
上記何れかの比較器(162又は166)によって異常を検出すると、異常信号は、ラッチ回路182へも送出される。このラッチ回路182では、上記異常信号をラッチドランジスタ184がオンとなり、異常信号が途絶えたとしても、過熱検出用の比較器166のマイナス側入力端へ常に異常となるような電圧をしきい値として保持する。
これにより、一度でも異常が発生すると、回復したとしても安全性の面から定着部へ電源供給されることが回避され、異常状態(電源断状態)を継続することができる。
ここで、電源電圧の立ち上がりの順序として、5Vよりも3.3Vが立ち上がれば、ラッチ回路182は正常に動作するが、3Vが先に立ち上がるとラッチ解除がなされない。このため、電源立ち上げ時に確実にラッチされないようにするためにラッチ解除回路190を設けている。ラッチ解除回路190はCPU114等のリセット信号を用いてラッチを解除する。
このラッチ解除回路190によって、3.3Vが先に立ち上がっても、5Vが先に立ち上がっても、確実にラッチ回路182のラッチ状態を解除することができ、CPU114からのリセット信号によって、温度監視回路142の確実なラッチ解除が可能となる。
ところで、CPU114では、前述の如く、過熱異常の監視を行っており、かつ異常の発生を認識しているため、結果として、異常の種類(過熱異常か断線異常か)を判別することができる。
しかし、このラッチ回路182も電源オフされればハードロジック回路だけではラッチ継続が不可能なため、アンド回路の一方にCPU114からのリレーオフを継続させることのできる信号を持っている。この信号により、電源オフ・オン後でも異常の種類によりリレーオフを継続することが可能である。このときのリレー制御は、異常の種類によってそれぞれ異なる条件を設けている。
すなわち、過熱異常により動作が停止した場合には、ヒューザランプ102に何らかの異常があるためであり、交換が必須となる。このため、この交換作業が終了したことを条件でリレーオンを許可する。
一方、断線により動作が停止した場合には、ヒューザランプ102自体に不具合は少なく、主として信号線106、116に問題があるため、本実施の形態では特に条件なしで、リセット信号の出力を許可する。
このように、異常の種類によって条件を変えて、リセット信号の出力の許可・不許可を判断するため、同じ異常の早期の再発を防止することができる。
なお、本実施の形態では、過熱異常時にのみヒューザランプ102の交換という条件を設定し、断線異常時は条件を設定しなかったが、条件の有無が問題ではなく、異常の種類によって条件が異なれば、断線異常時にも信号線106、116の交換済、或いは導通テスト実施済等の条件を設定してもよい。
また、本実施の形態では、発熱体としてハロゲンランプに代表される点灯によって発熱するヒューザランプ102を適用したが、通電によって発熱するものであれば点灯は必須ではなく、高抵抗の導電線(電熱線)であってもよい。
本実施の形態に係る画像形成装置を示す側面図である。 エンジン部の制御ブロック図である。 定着部のヒューザランプ点灯制御のための回路構成図である。 ヒューザランプ点灯制御回路に設けた温度監視回路の詳細構成図である。
符号の説明
10 画像形成装置
12 エンジン部
32 定着部
52 感光体ドラム
60 現像器
62 露光ユニット
32A 定着ロール
102 ヒューザランプ(発熱体)
100 MCU
104 LVPS
110 ヒューザリレー回路(リレー回路)
112 メインスイッチングトランジスタ(スイッチング回路)
114 CPU(制御回路、異常種類判別手段、復帰形態変更手段)
142 温度監視回路(ハードロジック回路)
140 STS(温度検出手段)
148 アンド回路(スイッチング回路)
162 断線検出用の比較器
166 過熱検出用の比較器
184 ラッチトランジスタ
190 ラッチ解除回路
192 リセットIC
192、194 ラッチ解除トランジスタ
200 メイン電源管理部
216 定着部コントロール部

Claims (7)

  1. 像担持体の表面に対して近接される帯電部材へ所定の電圧を印加することで、前記像担持体の表面を一様に帯電し、前記一様に帯電された像担持体へ画像データに応じて光ビームを照射することで静電潜像を形成した後、トナーを供給することで現像すると共に、記録媒体へトナー画像を転写し、当該転写したトナー画像を定着することで画像を形成する画像形成エンジンを有する画像形成装置であって、
    前記定着時に必要な熱源として適用され、通電することにより発熱する発熱体と、
    通常は制御回路からの指示信号に基づいて動作され、前記発熱体への電源供給ラインを断続するための電源供給ライン断続回路と、
    前記発熱体の近傍に配設され、前記発熱体の温度を検知する単一の温度検出手段と、
    前記温度検出手段の検出結果に基づいて前記発熱体における断線異常を判別する比較器及び高温異常を判別す比較器を備え、それぞれの比較器から前記発熱体が異常であるか否かを示す状態情報信号を出力する第1のハードロジック回路と、
    前記第1のハードロジック回路から出力される前記状態情報信号に基づいて、前記制御回路を介さずに前記電源供給ライン断続回路を直接制御するスイッチング回路と、
    前記第1のハードロジック回路から出力された前記発熱体が異常であることを示す前記状態情報信号がゲートに入力されると、エミッタとコレクタとの間がオン状態になり、かつ、前記オン状態になった後は、前記ゲートに入力される前記状態情報信号にかかわらず、前記電源供給ライン断続回路による回路遮断を継続させるための異常信号を送出するラッチトランジスタを備えた第2のハードロジック回路と、
    を有する画像形成装置。
  2. 像担持体の表面に対して近接される帯電部材へ所定の電圧を印加することで、前記像担持体の表面を一様に帯電し、前記一様に帯電された像担持体へ画像データに応じて光ビームを照射することで静電潜像を形成した後、トナーを供給することで現像すると共に、記録媒体へトナー画像を転写し、当該転写したトナー画像を定着することで画像を形成する画像形成エンジンを有する画像形成装置であって、
    前記定着時に必要な熱源として適用され、通電することにより発熱する発熱体と、
    通常は制御回路からの指示信号に基づいて動作され、前記発熱体への電源供給ラインを断続するための電源供給ライン断続回路と、
    前記発熱体の近傍に配設され、前記発熱体の温度を検知する単一の温度検出手段と、
    前記温度検出手段の検出結果に基づいて前記発熱体における断線異常を判別する比較器及び高温異常を判別す比較器を備え、それぞれの比較器から前記発熱体が異常であるか否かを示す状態情報信号を出力する第1のハードロジック回路と、
    前記第1のハードロジック回路から出力される前記状態情報信号に基づいて、前記制御回路を介さずに前記電源供給ライン断続回路を直接制御するスイッチング回路と、
    前記温度検出手段からの信号を入力として、ソフト的に前記発熱体の温度管理を行う温度管理手段と、
    前記温度管理手段により異常と判断した場合に前記ソフト的な温度管理結果により異常内容を判断する異常内容判断手段と、
    前記第1のハードロジック回路から出力された前記発熱体が異常であることを示す前記状態情報信号がゲートに入力されると、エミッタとコレクタとの間がオン状態になり、かつ、前記オン状態になった後は、前記ゲートに入力される前記状態情報信号にかかわらず、前記電源供給ライン断続回路による回路遮断を継続させるための異常信号を送出するラッチトランジスタを備えた第2のハードロジック回路と、
    を有する画像形成装置。
  3. 前記異常の内容を本体又は定着装置のメモリに記憶しておき、当該異常内容によって電源オン・オフ後の定着装置への電源供給を許可・不許可を判断することを特徴とする請求項1または請求項2記載の画像形成装置。
  4. 前記定着装置の交換を検出した場合に、前記電源供給を許可することを特徴とする請求項3記載の画像形成装置。
  5. 前記異常内容によっては、一度異常を発生した定着装置が装着された場合は電源供給を不許可とすることを特徴とする請求項3記載の画像形成装置。
  6. 前記比較器の一方が、前記発熱体の温度検出装置及びその配線の断線を判別する断線異常検知を実行し、前記比較器の他方が、前記発熱体の過熱状態を判別する高温異常検知を実行することを特徴とする請求項1乃至請求項5の何れか1項記載の画像形成装置。
  7. 前記制御回路から出力された第1の信号と、前記第1の信号とレベルが異なる、前記制御回路から出力された第2の信号と、に基づいて、前記発熱体の前記電源供給ライン断続回路が接続される側と反対側の端部と、電源とを接続するためのスイッチング制御回路を備えたことを特徴とする請求項1乃至請求項6の何れか1項記載の画像形成装置。
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