JP2006058509A - 画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【解決課題】 突入電流の発生を回避する回路の下流側で起こり得るインターロックスイッチの短時間でのオン・オフに起因する突入電流の発生を解消し、供給される電源電圧で駆動する駆動系に対して負担をかけることを回避する。
【解決手段】 インターロックスイッチ110のオン・オフ状態をCPU114で認識し、分岐線122によって非接触で24V電源部112からの電源を導通させるインターロックリレー回路124のスイッチ部124Bのオン・オフの時期を遅延させることで、インターロックスイッチ110の短時間でのオン・オフ動作に起因する突入電流の発生を回避することができ、各部の駆動系への過電流による誤動作、損傷を防止することができる。
【選択図】 図3

Description

この発明は、電子写真方式を適用した複写機、プリンター、ファクシミリあるいはこれらの複合機等の画像形成装置に関するものである。
従来、この種の電子写真方式を適用した複写機、プリンター、ファクシミリあるいはこれらの複合機等の画像形成装置では、像担持体としての感光体ドラムを中心として、この感光体ドラムの周面に対向するように帯電部、光走査部、現像部、転写部等が配置されている。
すなわち、帯電部によって感光体ドラムの表面を一様に帯電し、光走査部からの光ビームによって静電潜像を形成し、現像部においてトナーを供給して現像し、転写部において例えば、中間転写体等へトナー像を転写した後、記録用紙へ画像を転写する。
上記構成の画像形成装置では、商用電源から所望の電源電圧を生成し、各部の駆動系へ送っており、このため、画像形成装置の制御系では、電源管理部に高圧電源供給部、低圧電源供給部をそれぞれ設け、例えば、低圧電源供給部では感光体ドラム等の回転駆動のための24V電源を生成し、高圧電源供給部では、帯電するための数KVの電源を生成している。
ここで、LVPSでは24V電源を画像形成用制御部からの指令により立ち上げ、立ち下げを制御している。画像形成用制御部には、インターロックスイッチが設けられており、このインターロックスイッチのオン・オフにより、24V電源が各部の駆動系を供給、供給遮断される。
ところで、インターロックスイッチのオンの際、突入電流が発生することがある。この突入電流によって、各部の駆動系に過電流が流れ、誤動作を起こしたり、最悪の場合、損傷(モータの焼き付き、定着用のランプ切れ等)を起こす場合がある。
このため、特許文献1には、インターロックスイッチがオンされた直後は、電源供給ラインに介在させた抵抗を通過させることで、この抵抗によって電流を消費し、所定時間経過後に、この抵抗間を短絡させることが提案されている。
これにより、インタロックスイッチのオン時の突入電流による、各部の駆動系への不具合を解消することができる。
特開平5−111149号公報
しかしながら、インターロックスイッチの突入電流を回避する回路は確立されているものの、インターロックスイッチが繰り返してオン・オフされるようなことがあると、前記特許文献1に記載されたような突入電流回避のための回路構成では対応できない。
すなわち、インターロックスイッチの短時間でのオン・オフがあると、突入電流が各部の駆動系や基板へ流れることがある。
このような突入電流による不具合は、インターロックスイッチが一旦オンになると、LVPSを構成する回路の1つであるコンデンサ(突入電流回避のための回路の上流側に配置)に電荷が蓄積(充電)され、一旦オフされた次のインターロックスイッチのオン時にコンデンサに充電された電荷が放電されるために発生する。
本発明は上記事実を考慮し、突入電流の発生を回避する回路の下流側で起こり得るインターロックスイッチの短時間でのオン・オフに起因する突入電流の発生を解消し、供給される電源電圧で駆動する駆動系に対して負担をかけることを回避することができる画像形成装置を得ることが目的である。
本発明は、像担持体に表面に対して近接される帯電部材へ所定の電圧を印加することで、前記像担持体の表示を一様に帯電し、前記一様に帯電された像担持体へ画像データに応じて光ビームを照射することで静電潜像を形成した後、トナーを供給することで現像すると共に、記録媒体へトナー画像を転写し、当該転写したトナー画像を定着することで画像を形成する画像形成エンジンを有する画像形成装置であって、前記画像形成エンジンの各部の駆動系電源電圧を立ち上げるためのインターロックスイッチと、前記インターロックスイッチのオン・オフ状態を検出する制御回路と、前記インターロックスイッチと直列に接続されたコイル部、及び前記コイル部への通電・非通電に基づきオン・オフされるスイッチ部とで構成され、前記前記インターロックスイッチのオン・オフにより、前記画像形成エンジンの各部に対して間接的に前記駆動系電源電圧を立ち上げるリレー回路と、前記リレー回路のコイル部と、前記制御回路によるインターロックスイッチのオン状態の検出時に遅延して、前記コイル部への通電へ許可する遅延手段と、を有している。
本発明によれば、インターロックスイッチがオンされると、このオン・オフ状態を制御回路で検出する。
ここで、遅延手段は、制御回路において前記インターロックスイッチのオン状態の検出時に対して、所定時間遅延して、リレー回路のコイル部への通電を許可する。この結果、実際に電源電圧を供給するラインに設けられたリレー回路のスイッチ部がオンする時期が、インターロックスイッチのオン時よりも遅延し、この間にインターロックスイッチが短期間でオン・オフを繰り返しても、これに忠実にスイッチ部がオン・オフすることが防止できる。
また、上記発明において、前記遅延手段が、前記制御回路内に設けられ、前記インターロックスイッチのオン時にリセット・スタートするタイマと、前記リレー回路のコイル部と前記制御回路との間に設けられ、前記タイマの所定時間後のタイムアップ時に出力される信号により前記コイル部への通電を許可するスイッチングトランジスタと、で構成されていることを特徴としている。
インターロックスイッチがオンされるとタイマがリセット・スタートする。このタイマが所定時間でタイムアップすると、スイッチングトランジスタへ信号を送出する。この信号によりスイッチングトランジスタの動作(例えば、オン)により、コイル部への通電が許可され、このコイル部の通電によりスイッチ部がオンとなる。
以上説明した如く本発明では、突入電流の発生を回避する回路の下流側で起こり得るインターロックスイッチの短時間でのオン・オフに起因する突入電流の発生を解消し、供給される電源電圧で駆動する駆動系に対して負担をかけることを回避することができるという優れた効果を有する。
(画像形成装置の概略構成)
図1には、本発明の実施の形態に係る画像形成装置10の概要が示されている。画像形成装置10には、エンジン部12が備えられており、エンジン部12の下部には、給紙ユニット14が設けられている。
この給紙ユニット14は、用紙が積載される用紙トレイ22と、この用紙トレイ22から用紙を送り出す給紙ロール24と、で構成されており、給紙ロール24により送り出された用紙は、搬送ロール26、28を経て給紙路30を通過し、後述する転写ロール74へ搬送される。
この転写ロール74によってトナー像が用紙に転写され、定着部32の定着ロール32Aで定着された後、切替爪34の位置選択によって、排出ロール36又は排出ロール38により、エンジン部12の上部に設けられた第1の排出トレイ16又は第2の排出トレイ18へ排出される。
ここで、両面印刷の場合、上記のような順序で表面の印刷が終わった後、第1の排出トレイ16へ用紙が完全に排出される前に、排出ロール36が逆転し、該用紙が反転路40へ供給される。そして、搬送ロール42、44、46、48を経て再び給紙路30に戻され、用紙の裏面側が印刷される。また、手差し印刷の場合、手差しトレイ20へ用紙を載置することで、用紙は手差しロール49から搬送ロール48を経て給紙路30へ搬送され、印刷される。
前記定着部32は、ランプ(例えば、ハロゲンランプ等)の点灯によって定着ロール32Aが所定温度に加熱されており、前記トナー像は、この加熱された定着ロール32Aによる加熱及び加圧によって用紙にトナー像が定着されるようになっている。言い換えれば、定着部32は、他の部位に比べて、極めて高温環境であるため、厳重な監視の下、温度制御が行われている。この定着部32の温度制御については、後述する。
ところで、画像形成装置10の図1の右側には、各色毎の現像剤(トナーと磁性キャリアからなる)が充填された4個の現像剤カートリッジ64が配設されている。この現像剤カートリッジ64は、それぞれ現像剤供給路65によって、図1の上から順に配列された後述する現像器60Y、60M、60K、60Cと接続されており、現像剤カートリッジ64中の現像剤が現像器60Y、60M、60K、60Cへ供給される。
現像剤カートリッジ64の図1の左側には、露光ユニット62が配置されており、露光ユニット62からは、画像信号に応じた4本のレーザ光L(Y)、L(M)、L(K)、L(C)が、露光ユニット62の図1の左側に配置された感光体ユニット50を構成する感光体ドラム52Y、52M、52K、52C(以下、総称する場合は、単に「52」とする)へ向けて発せられ、感光体ドラム52に潜像を形成するようになっている。
感光体ドラム52は、図1の上からイエロー(52Y)、マゼンダ(52M)、ブラック(52K)、シアン(52C)用となっている。
露光ユニット62は、 Y、M、C、K各色のレーザ光L(Y)、L(M)、L(K)、L(C)(以下総称する場合は、レーザ光Lという)を出力する光源部と、レーザ光Lに対して変調及び走査を行なう変調処理部と、露光面上の走査速度を補正するfθレンズや走査方向にレンズパワーを持つ面倒れ補正用のシリンドリカルレンズ等により構成された光学系と、を含んで構成されている。
露光ユニット62では、光源部から射出された各色のレーザ光Lが変調処理部に入射され、各色毎の画像情報に応じてそれぞれ変調されて、ポリゴンモータ63により回転しているポリゴンミラー67により走査(主走査)される。ポリゴンミラー67により走査された各色のレーザ光Lは、ミラー群69により各色に対応する感光体ドラム52の配設方向に反射されて各感光体ドラム52上に結像される。
感光体ユニット50には、各感光体ドラム52に対応して、帯電ロール56及びリフレッシュロール54が備えられており、それぞれ感光体ドラム52に接触回転するように設けられている。帯電ロール56では、感光体ドラム52を一様に帯電させ、後述する現像器ユニット58に備えられたマグネットロール80から飛翔するトナーを感光体ドラム52の表面に付着させる。一方、リフレッシュロール54では感光体ドラム52を放電させ、感光体ドラム52の表面に付着した残留トナーを取り除き、感光体ドラム52の表面にトナーが残留することで生じるゴースト等を防止する。
ここで、現像器ユニット58は、それぞれの感光体ユニット50の図1右下側に配置されており、各感光体ドラム52(52Y、52M、52K、52C)に対応して4つの現像器60Y、60M、60K、60Cが縦方向に並べられている。
一方、感光体ユニット50の図1の左側には、中間転写ユニット66が配置されており、3つのドラム状の中間転写体68、70、72が備えられている。2つの第1中間転写体68、70は、縦方向に上下に並べられており、上部の第1中間転写体68が、感光体ドラム52のうち上部に配置された2つの感光体ドラム52Y、52Mに接触回転し、下部の第1中間転写体70が、下部に配置された2つの感光体ドラム52K、52Cに接触回転するようになっている。また、第2中間転写体72は、第1中間転写体68、70の双方に接触回転するようになっており、この第2中間転写体72に、前述した転写ロール74が接触回転する。
したがって、感光体ドラム52Y、52Mから各トナー像が第1中間転写体68に転写され、感光体ドラム52K、52Cから各トナー像が第1中間転写体70にそれぞれ転写される。この第1中間転写体68、70に転写された各2色のトナー像が、第2中間転写体72に転写されて4色となり、この4色のトナー像が転写ロール74により用紙に転写されることになる。
これらの中間転写体68、70、72の近傍には、それぞれクリーニングロール76及びクリーニングブラシ78が配置されており、中間転写体68、70、72の表面の残留トナーが掻き落とされる。
(画像形成装置全体の制御系の概略構成)
図2は、エンジン部12における画像形成のための制御系のブロック図である。
メイン電源管理部200には、図示しない商用電源が接続されており、LVPS(低電圧電源供給部)104において低電圧電源(約24V)を生成し、かつHVPS(高電圧電源供給部)105において高電圧電源(数KV)を生成しており、電源供給ラインを介して各部へ必要な電圧の電源を供給する。
メインコントローラ202には、ユーザインターフェイス204が接続され、ユーザの操作によって画像形成等に関する指示がなされると共に、画像形成時等の情報をユーザへ報知するようになっている。
また、このメインコントローラ202には、図示しない外部ホストコンピュータとのネットワークラインが接続されており、画像データが入力されるようになっている。
画像データが入力されると、メインコントローラ202では、例えば、画像データに含まれるプリント指示情報と、イメージデータとを解析し、エンジン部12に適合する形式(例えば、ビットマップデータ)に変換し、MCU100の一部を構成する画像形成処理制御部206へ画像データを送出する。
画像形成処理制御部206では、入力されたイメージデータに基づいて、画像寄生処理制御部206と共に、それぞれMCU100を構成する光走査系コントロール部208、駆動系コントロール部210、帯電器コントロール部212、現像装置コントロール部214、定着部コントロール部216のそれぞれを同期制御し、画像形成を実行する。
画像形成処理制御部206には、ユニット装填状態管理部218が接続されており、エンジン部12の稼動状態(例えば、処理モード中、スリープモード中、スリープモードからの立ち上げ中処理中等)を判別するようになっている。ユニット装填状態管理部218で判別した前記稼動状態は、メインコントローラ202へ送出されるようになっている。
また、前記メイン電源管理部200には、電源投入監視センサ220が接続され、この電源投入監視センサ220によって電源の投入時を検出し、その電源投入時情報をユニット装填状態管理部218を介してメインコントローラ202へ送出するようになっている。
さらに、メインコントローラ202には、環境検出手段としての、温度センサ221、湿度センサ222が接続されている。この温度センサ221、湿度センサ222では、エンジン部1A内の環境温度・湿度を検出する。
図3には、LVPS104から所定の電圧の電源(24V)を各部の駆動系へ供給/遮断するための回路構成が示されている。すなわち、インターロックスイッチ110はMCU100側に設けられており、LVPS104からは、インターロックスイッチ110をオンすることで、後述する24V電源部112の電源が立ち上がり、各駆動系への電源供給が可能となる。
このインターロックスイッチ110は、CPU114に接続されたインターロックスイッチのオン・オフを識別するための識別信号ライン116に設けられている。
この識別信号ライン116には、5V電源部118から電力が供給され、インターロックスイッチ110がオンのときCPU114には、第1のスイッチングトランジスタ120を介してハイレベル信号(3.3V又は5V)が供給され、インターロックスイッチ110がオフのときCPU114には、ローレベル信号(0V)が供給されるようになっている。
これにより、CPU114では、インターロックスイッチ110のオン・オフ状態が認識され、前記LVPS104の24V電源部112のオン・オフを制御する。
また、前記識別信号ライン116におけるインターロックスイッチ110と、第1のスイッチングトランジスタ120との間には分岐線122の一端が接続されている。
分岐線122は、インターロックリレー回路124のコイル部124Aの一端接続されている。また、コイル部124Aの他端は、第2のスイッチングトランジスタ126のコレクタに接続されている。この第2のスイッチングトランジスタ126のエミッタはアースされ、ベースはCPU114と接続されており、CPU114からハイレベルの信号がベースへ出力されると、第2のスイッチングトランジスタ126はオン(コレクターエミッタ間の導通)となる構成である。
前記インターロックリレー回路124には、コイル部124Aに対向してスイッチ部124Bが設けられており、このスイッチ部124Bの一端は、前記LVPS104の24V電源部112の出力端と接続されている。この24V電源部112では、予め突入電流が発生することを防止するための回路が内蔵されており、インターロックスイッチ110によるCPU114を経由した電源立ち上げ時(待機モードからの復帰時を含む)に突入電流が発生することはない。
また、このスイッチ部124Bの他端は、前記電源供給ラインに接続され、この電源供給ラインを介してMCU100の各駆動系へ送出されるようになっている。
ここで、前記24V電源部112とスイッチ部124Bとの間には、抵抗128とコンデンサ130との一端がそれぞれ並列に接続されており、それぞれの他端はアースされている。
コンデンサ130には、24V電源部112がオンされたときに供給される電力により充電されるようになっており、24V電源部112がオフされると、抵抗128によってコンデンサ130に充電された電荷が放電される構成となっている。
ここで、コイル部124Aへの通電(インターロックスイッチ110のオン)時にこのスイッチ部124Bはオンとなり、コイル部124Aへの通電が解除(インターロックスイッチ110のオフ)されると、このスイッチ部124Bはオフとなる。すなわち、分岐線122とは非接触で、MCU100へのLVPS104からの電源供給・供給遮断がなされることになる。
ところで、前記インターロックスイッチ110がオンになると、CPU114では、前記第2のスイッチングトランジスタ126のベースに対してハイレベルの信号を送出するが、このとき、インターロックスイッチ110のオンの認識時に対して、所定時間遅延させて、前記ハイレベル信号を出力するように制御している。すなわち、CPU114には、タイマ114Aが内蔵されており、インターロックスイッチ110のオン時にリセット・スタートし、前記所定時間が経過すると、ハイレベルの信号が出力される構成となっている。
このため、インターロックスイッチ110がオンされても、すぐにはコイル部124Aが通電されず、第2のスイッチングトランジスタ126のベースへのハイレベル信号の送出まで、スイッチ部124Bのオンが待機状態となる。
前記所定時間内にインターロックスイッチ110がオン→オフされると、結果としてコイル部124Aには通電がなされず、LVPS104からの電源供給もなされない。言い換えれば、突入電流を発生させるようなインターロックスイッチ110のオン・オフ動作があっても、この短時間(所定時間内)のオン・オフ動作は、直接インターロックリレー回路124は反応せず、コイル部124Aへの通電はなされないため、コンデンサ130が充分放電された後にスイッチ部124Bをオンさせることができ、突入電流の発生を低減させることができる。
以下に本実施の形態の作用を説明する。
(画像形成処理の流れ)
各感光体ドラム52の周囲では、周知の電子写真方式による各色毎の画像形成(印字)プロセスが次のように行われる。
まず、各感光体ドラム52は所定の回転速度(例えば95mm/sec)で回転駆動される。
そして、感光体ドラム52の表面は、図1に示すように、帯電ロール56に所定の帯電レベル(例えば、約−800V)の直流電圧を印加することによって、所定レベルに一様に帯電される。なお、本実施の形態では、帯電ロール56に対して直流電圧のみを印加しているが、交流成分を直流成分に重畳するように構成することもできる。
次に、一様な表面電位とされた各感光体ドラム52の表面に、露光ユニット62によって各色に対応したレーザ光Lが照射され、各色毎の画像情報に応じた静電潜像が形成される。これにより、感光体ドラム52のレーザ光Lによる露光部位の表面電位は所定レベル(例えば、−60V以下程度)にまで除電される。
そして、各感光体ドラム52の表面に形成された静電潜像は対応する各現像器ユニット58によって現像され、各感光体ドラム52上に各色のトナー像として可視化される。
次に、各感光体ドラム52上に形成された各色のトナー像は、対応する一次中間転写ドラム68、70上に静電的に一次転写される。ここで、感光体ドラム52Y、52Mに形成されたY色及びM色のトナー像は一次中間転写ドラム68に、感光体ドラム52K、52Cに形成されたK色及びC色のトナー像は一次中間転写ドラム70上に、各々転写される。
この後、一次中間転写ドラム68、70上に形成されたトナー像は、二次中間転写ドラム72上に静電的に二次転写される。これにより、二次中間転写ドラム72上には、単色像からY、M、K、Cの各色の四重色像までのトナー像が形成されることになる。
最後に、二次中間転写ドラム72上に形成されたトナー像は、転写ロール74によって用紙搬送路を通る用紙に三次転写される。当該用紙は、三次転写の後、用紙上に形成されたトナー像が、定着ユニット32によって加熱定着され、画像形成プロセスが終了する。
上記構成が画像形成装置において、その殆どの駆動系においてLVPS104からの電源供給がなされ、駆動される。すなわち、一例を挙げれば、感光体ドラム52、一次中間転写ドラム68、70、二次中間転写ドラム72等を回転するためのモータ、搬送系の各搬送ロールを駆動するためのモータ、定着部32の定着用のランプ等はLVPS104の24V電源部112からの電源電圧で駆動する。
なお、帯電ロール56や感光体ドラム52等の表面を帯電するための高電圧を生成するHVPS105の入力源も、このLVPS104からの24V電源部112とされる。
このようなLVPS104の24V電源部112は、インターロックスイッチ110のオン・オフに依存して立ち上げ(オン)、立ち下がり(オフ)ようになっており、インターロックスイッチ110のオン状態をCPU114で認識して、このCPU114で24V電源部112のオン・オフを制御する。このとき、24V電源部112には、オン時に発生する突入電流を回避する回路が内蔵されており、24V電源部112からの出力ラインに突入電流が発生することはない。
ところが、前記インターロックスイッチ110が短い時間でオン・オフが発生すると、コンデンサ130が放電仕切らないために、突入電流が流れる場合がある。この場合、各部の駆動系に負担がかかり、誤動作を起こしたり、最悪の場合は損傷(モータの焼き付き、定着部32のランプのフィラメントの破損)する場合がある。
そこで、本実施の形態では、インターロックスイッチ110のオン・オフに基づく24V電源部112の立ち上げとは別に、当該24V電源部112の出力端において、短時間でのオン・オフを防止するための回路を構成した。
すなわち、インターロックスイッチ110がオンされると、その信号は第1のスイッチングトランジスタ120を介してCPU114へ送出すると共に分岐線122によってコイル部124Aへ送られる。
CPU114では、前記24V電源部112を立ち上げる信号を遅滞なく送出すると共に、所定時間遅延させて、第1のスイッチングトランジスタ126のベースへハイレベル信号を送出する。
このため、インターロックリレー回路124では、24V電源部112が立ち上がってから、所定時間経過後にコイル部124Aへ電流が流れ、スイッチ部124Bがオンすることになる。
スイッチ部124Bがオンすると、24V電源部112からの電源電圧が電源供給ラインを介して各部の駆動系へ送出される。
このような動作の際、インターロックスイッチ110が短時間(前記所定時間よりも短時間)でオン・オフが発生しても、このオン・オフの短時間動作中は常にコイル部124Aには電流が流れないため、スイッチ部がオンしない。
従って、24V電源部112から供給される電源に突入電流が発生することが抑えられ、各部の駆動系や基板等に過電流が流れることを回避することができる。
以上説明したように本実施の形態では、インターロックスイッチ110のオン・オフ状態をCPU114で認識し、分岐線122によって非接触で24V電源部112からの電源を導通させるインターロックリレー回路124のスイッチ部124Bのオン・オフの時期を遅延させることで、インターロックスイッチ110の短時間でのオン・オフ動作に起因する突入電流を回避することができ、各部の駆動系への過電流による誤動作、損傷を防止することができる。
本実施の形態に係る画像形成装置を示す側面図である。 エンジン部の制御ブロック図である。 LVPSにおける24V電源部からの電源供給を主体とした回路図である。
符号の説明
10 画像形成装置
12 エンジン部
32 定着部
52 感光体ドラム
60 現像器
62 露光ユニット
100 MCU
104 LVPS
110 インターロックスイッチ
112 24V電源部
114 CPU(制御回路、遅延手段)
116 識別信号ライン
118 5V電源部
120 第1のスイッチングトランジスタ
122 分岐線
124 インターロックリレー回路(リレー回路)
124A コイル部
126 第2のスイッチングトランジスタ(遅延手段)
124B スイッチ部
128 抵抗
130 コンデンサ
200 メイン電源管理部

Claims (2)

  1. 像担持体に表面に対して近接される帯電部材へ所定の電圧を印加することで、前記像担持体の表示を一様に帯電し、前記一様に帯電された像担持体へ画像データに応じて光ビームを照射することで静電潜像を形成した後、トナーを供給することで現像すると共に、記録媒体へトナー画像を転写し、当該転写したトナー画像を定着することで画像を形成する画像形成エンジンを有する画像形成装置であって、
    前記画像形成エンジンの各部の駆動系電源電圧を立ち上げるためのインターロックスイッチと、
    前記インターロックスイッチのオン・オフ状態を検出する制御回路と、
    前記インターロックスイッチと直列に接続されたコイル部、及び前記コイル部への通電・非通電に基づきオン・オフされるスイッチ部とで構成され、前記前記インターロックスイッチのオン・オフにより、前記画像形成エンジンの各部に対して間接的に前記駆動系電源電圧を立ち上げるリレー回路と、
    前記制御回路によるインターロックスイッチのオン状態の検出時に遅延して、前記コイル部への通電へ許可する遅延手段と、
    を有する画像形成装置。
  2. 前記遅延手段が、前記制御回路内に設けられ、前記インターロックスイッチのオン時にリセット・スタートするタイマと、前記リレー回路のコイル部と前記制御回路との間に設けられ、前記タイマの所定時間後のタイムアップ時に出力される信号により前記コイル部への通電を許可するスイッチングトランジスタと、で構成されていることを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
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