JP2008066119A - 電源制御装置、インターロック装置及び電気機器 - Google Patents

電源制御装置、インターロック装置及び電気機器 Download PDF

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Abstract

【課題】本発明は、電源オン時の突入電流を安価かつ適切に抑制するとともに定常時の電流を安定して供給する電源制御装置、インターロック装置及び電気機器に関する。
【解決手段】インターロック装置1は、電気機器の開閉部等の機械的操作に連動してオン/オフ動作して電源部2から負荷3への電力の供給停止及び停止の解除を行うスイッチ部5に直列に抵抗4が接続され、抵抗4に並列にスイッチ部6が接続されていて、オン検知部7が、スイッチ部5のオン動作を検出して所定の待ち時間を経過した後にスイッチ部6をオンさせる。したがって、簡単かつ安価な構成で、電源供給開始時に抵抗4で過大な突入電流を適切に抑制することができるとともに、適切なタイミングでスイッチ部6をオンさせて、適切な定常時電力を負荷3に供給することができる。
【選択図】 図1

Description

本発明は、電源制御装置、インターロック装置及び電気機器に関し、詳細には、電源オン時の突入電流を安価かつ適切に抑制するとともに定常時の電流を安定して供給する電源制御装置、インターロック装置及び電気機器に関する。
従来から画像形成装置や画像読取装置等の電気機器においては、電源部と電気機器の被電源供給部との間にスイッチ部を設けて、スイッチ部がオンされると、電源部から被電源供給部に電力を供給して、該電機器機を動作させているが、スイッチのオン時に過渡的に過大な突入電流が被電源供給部に流れ、被電源供給部の誤動作やノイズの発生等の原因となる。
特に、レーザファクシミリ装置、複写装置及びプリンタ等の画像形成装置等の内部に高電圧を使用する負荷や高温を発生する負荷を有する電気機器においては、感電や火傷等を防止するために、カバーの開閉等の機械的操作に応じて上記負荷への電源供給を制御するインターロック装置が設けられており、インターロック装置としては、従来、カバーの開閉等の電気機器の機械的操作に連動してオン/オフ(ON/OFF)するインターロックスイッチを電源部と負荷との間に直列に挿入したインターロック装置や、電気機器の機械的操作に連動してリレーコイルへの電源供給をオン/オフするリレーを設け、このリレーの接点を電源と負荷との間に直列に挿入したインターロック装置等がある。
ところが、このような従来のインターロック装置は、インターロックスイッチやリレー接点が閉じたときに、過渡的に過大な突入電流が電流ラインを流れる。
すなわち、従来の電気機器においては、図8に示すように、電源部101と負荷102との間に、マイクロスイッチ等のスイッチ(インターロックスイッチ)103が設けられており、スイッチ103がオンすることで、電源部101から負荷102に電力が供給される。
ところが、電気機器の負荷102には、その回路構成によって、負荷抵抗成分102Rと負荷コンデンサ成分102Cとがあり、接続された負荷コンデンサ成分102Cは、電源オフの間に放電され、スイッチ103がオンされると、この負荷コンデンサ成分102Cへの大きな充電電流がスイッチ103を通って直接流れる。この突入電流は、電圧条件や部品条件等にもよるが、画像形成装置等の電気機器においては、突入電流として100Aを超える場合もあり、回路部品やスイッチ部品の耐久性や回路設計における負荷102の負荷コンデンサ成分102の選定が課題となっていた。
そこで、従来、突入電流を抑制するために、供給電源の出力側と負荷回路の入力側の間にエミッタ及びコレクタの接続されたトランジスタと、供給電源の出力側と該トランジスタのベースの間に接続され供給電源のオンによりベース電流を供給しトランジスタを作動させる作動回路と、該トランジスタのベースに接続されベース電流を制御するベース制御回路を備えた突入電流抑制回路が提案されている(特許文献1参照)。すなわち、この従来技術は、スイッチ部で電源のオン/オフを行うが、このスイッチ部でオン/オフされる電源と負荷回路との間にトランジスタを用いた突入電流抑制回路を設けて、電源のオン時にトランジスタを通して負荷回路に流れる電流を制御している。
また、従来、電源と負荷との間に負荷への電力の供給を遮断可能な無接点スイッチと機械的に接続を遮断可能な遮断部を直列に接続し、無接点スイッチと並列に抵抗を接続して、突入電流を抵抗で抑制し、また、無接点スイッチを一定時間後にオンさせることで、負荷への適切な電力供給を行う直流リレーが提案されている(特許文献2参照)。
特開2005−354855号公報 特開2005−19107号公報
しかしながら、上記従来技術にあっては、適切かつ安価に突入電流を抑制するとともに、被電源供給部に適切な電力供給を行う上で、改良の必要があった。
すなわち、特許文献1記載の従来技術にあっては、スイッチ部でオン/オフされる電源をトランジスタを用いた突入電流制御回路で電流制御しているため、スイッチ部とは別に突入電流制御回路を設ける必要があり、コストが高くつくとともに、トランジスタのベース電流を抵抗によって制御することで、負荷回路への突入電流の抑制とその後の定常状態の負荷電流の制御を行っているため、定常時の電流がトランジスタの内部抵抗の影響を受けることとなり、安価に、適切な突入電流の抑制と定常状態での適切な電流供給を行う上で、改良の必要があった。
また、特許文献2記載の従来技術にあっては、機械的な遮断部と直列に無接点スイッチを接続するとともに、無接点スイッチに並列に抵抗を接続して、電源オン時の突入電流を抵抗で抑制するとともに、その後に無接点スイッチをオンさせることで、定常状態での電流供給の適正化を図っているが、無接点スイッチをオンさせるタイミングが明確でないため、回路構成が複雑で高価なものとなるとともに、突入電流を抑制した後の適切な定常電流の供給を適切なタイミングで開始する上で改良の必要があった。
そこで、本発明は、簡単な回路構成で、適切な突入電流の抑制と定常状態での適切な電流供給を行う電源制御装置、インターロック装置及び電気機器を提供することを目的としている。
請求項1記載の発明の電源制御装置は、電源部と該電源部から電力の供給される被電源供給部との間に配設され該電源部から該被電源供給部への電力の供給を制御する電源制御装置において、前記電源部と前記被電源供給部との間の電力ラインに直列に接続され該電源部から該被電源供給部への電力の供給/停止を行う電力供給/停止手段と、該電力供給/停止手段に直列に接続された所定の抵抗値の抵抗と、該抵抗に並列に接続されたスイッチ手段と、該電力供給/停止手段のオン動作を検出して所定の待ち時間を経過した後に該スイッチ手段をオンさせるスイッチ制御手段と、を備えていることにより、上記目的を達成している。
請求項2記載の発明のインターロック装置は、所定の装置の電源部と該電源部から電力の供給される被電源供給部との間に配設され、前記装置の所定の機械的操作に連動してオン/オフ動作して前記被電源供給部への電力の供給停止及び停止の解除を行うインターロックスイッチを備えたインターロック装置において、前記インターロックスイッチに直列に接続された所定の抵抗値の抵抗と、該抵抗に並列に接続されたスイッチ手段と、該電力供給/停止手段のオン動作を検出して所定の待ち時間を経過した後に該スイッチ手段をオンさせるスイッチ制御手段と、を備えていることにより、上記目的を達成している。
請求項3記載の発明の電気機器は、電源部から被電源供給部に電源が供給され該被電源供給部の動作によって各種動作処理を行う電気機器において、前記電源部と前記被電源供給部との間に請求項1記載の電源制御装置または/及び請求項2記載のインターロック装置が配設されていることにより、上記目的を達成している。
請求項3の場合、例えば、請求項4に記載するように、前記電気機器は、所定の画像形成方式で記録媒体に画像を形成する画像形成装置であってもよい。
また、上記各場合において、例えば、請求項5に記載するように、前記スイッチ制御手段は、前記電力供給/停止手段及び前記抵抗を介して前記被電源供給部に供給される電圧を分圧する分圧抵抗と、該分圧抵抗で分圧された分圧電圧に基づいてオン/オフ動作するトランジスタと、を備え、該トランジスタがオン動作することで、前記スイッチ手段をオンさせるものであってもよい。
さらに、例えば、請求項6に記載するように、前記スイッチ制御手段は、前記待ち時間が、前記分圧抵抗の抵抗値で決定されてもよい。
また、例えば、請求項7に記載するように、前記電力供給/停止手段または前記インターロックスイッチは、マイクロスイッチであってもよい。
また、例えば、請求項8に記載するように、前記電力供給/停止手段または前記インターロックスイッチは、リレーであってもよい。そして、このリレーは、例えば、前記電源部からの電力で動作するようにしてもよい。
本発明の電源制御装置によれば、電源部と該電源部との間の電力ラインに直列に該電源部から該被電源供給部への電力の供給/停止を行う電力供給/停止手段が接続され、該電力供給/停止手段に直列に所定の抵抗値の抵抗が接続され、該抵抗に並列にスイッチ手段が接続されていて、スイッチ制御手段が、該電力供給/停止手段のオン動作を検出して所定の待ち時間を経過した後に該スイッチ手段をオンさせるので、簡単かつ安価な構成で、電源供給開始時に抵抗で過大な突入電流を適切に抑制することができるとともに、適切なタイミングでスイッチ手段をオンさせて、定常時に適切な電力を被電源供給部に供給することができる。
また、本発明のインターロック装置によれば、装置の所定の機械的操作に連動してオン/オフ動作して装置の電源部から被電源供給部への電力の供給停止及び停止の解除を行うインターロックスイッチに直列に所定の抵抗値の抵抗を接続し、該抵抗に並列にスイッチ手段を接続して、スイッチ制御手段が、該電力供給/停止手段のオン動作を検出して所定の待ち時間を経過した後に該スイッチ手段をオンさせるので、簡単かつ安価な構成で、電源供給開始時に抵抗で過大な突入電流を適切に抑制することができるとともに、適切なタイミングでスイッチ手段をオンさせて、定常時に適切な電力を被電源供給部に供給することができる。
さらに、本発明の電気機器によれば、電気機器の電源部と被電源供給部との間に請求項1記載の電源制御装置または/及び請求項2記載のインターロック装置が配設されているので、簡単かつ安価な構成で、電源供給開始時に抵抗で過大な突入電流を適切に抑制することができるとともに、適切なタイミングでスイッチ手段をオンさせて、定常時に適切な電力を被電源供給部に供給することができる。
以下、本発明の好適な実施例を添付図面に基づいて詳細に説明する。なお、以下に述べる実施例は、本発明の好適な実施例であるから、技術的に好ましい種々の限定が付されているが、本発明の範囲は、以下の説明において特に本発明を限定する旨の記載がない限り、これらの態様に限られるものではない。
図1〜図4は、本発明の電源制御装置、インターロック装置及び電気機器の第1実施例を示す図であり、図1は、本発明の電源制御装置、インターロック装置及び電気機器の第1実施例を適用したインターロック装置1の回路ブロック構成図である。
図1において、インターロック装置1は、電源部2と被電源供給部である負荷3との間に接続されており、インターロック装置1は、電源部2と負荷3との間の電力ラインに直列に接続されている抵抗4とスイッチ部(電力供給/停止手段、インターロックスイッチ)5、抵抗4に並列に接続されているスイッチ部(スイッチ手段)6及びオン検知部7を備えている。負荷3は、接地されており、インターロック装置1のスイッチ部5がオンの定常状態のときに、電源部2からインターロック装置1の抵抗4及びスイッチ部5を通して定常電流が流れて、負荷3に電力が供給される。
なお、インターロック装置1は、抵抗4とスイッチ部5は、図1では、電源部2側に抵抗4が接続され、負荷3側にスイッチ部5が接続されているが、接続順序は、上記順序に限るものではなく、図2に示すように、電源部2側に、スイッチ部5が接続され、負荷3側に抵抗4が接続されていてもよい。
図1の配置の場合、インターロック装置(電源制御装置)1は、具体的には、図3に示すように回路構成され、図3では、電源部2として、直流電源が用いられている場合を示しており、また、負荷3は、負荷抵抗成分3Rと負荷コンデンサ成分3Cを有している。
スイッチ部5としては、マイクロスイッチ5aが用いられ、抵抗4としては、電源供給開始時に突入電流を抑制するのに適切な所定の抵抗値の抵抗が用いられている。
スイッチ部6としては、FET((Field Effect Transistor :電解効果トランジスタ)6Qが用いられ、オン検知部7は、エミッタ接地のNPN型のトランジスタ7Trと5個の抵抗7R1〜7R5を備えている。
スイッチ部6のFET6Qは、抵抗4に並列に接続されているとともに、そのドレインがスイッチ部5との間に接続され、そのソースが電源部2側に接続されている。FET6Qのゲート−ドレイン間には、オン検知部7の抵抗7R1が接続され、また、FET6Qは、オン検知部7の抵抗7R2を介してエミッタ接地されているトランジスタ7Trのコレクタに接続されている。
オン検知部7のトランジスタ7Trは、そのベースが、直列接続されている抵抗7R5と抵抗7R3を介してスイッチ部5と負荷3との間に接続され、抵抗7R3と抵抗7R5との間が、抵抗7R4を介してトランジスタ7Trの接地されているエミッタに接続されている。すなわち、オン検知部7は、抵抗7R3と抵抗7R4を分圧抵抗として、負荷3に供給されている電圧を分圧して、抵抗7R5を介してトランジスタ7Trのベースに供給して、分圧電圧がトランジスタ7Trのオン電圧に上昇すると、トランジスタ7Trがオンする。
したがって、オン検知部7は、負荷3の負荷コンデンサ成分3Cの容量を考慮して、その回路定数、特に、抵抗7R3、抵抗7R4及び抵抗7R1の抵抗値を適宜設定することにより、マイクロスイッチ5aがオンした後にFET6Qをオンさせるまでの待ち時間を適宜の時間に設定することができ、この待ち時間経過後にFET6Qをオンさせることで、後述するように、マイクロスイッチ5aがオンしたときの突入電流を抵抗4で適切に抑制しつつ、定常時の供給電流を適切なものとすることができる。
次に、本実施例の作用を説明する。本実施例のインターロック装置1は、スイッチ部5が投入されたときの突入電流を抵抗4で抑制するとともに、その後、所定の待ち時間経過後にスイッチ部6をオンさせて、適正な定常電流を負荷3に供給する。
すなわち、インターロック装置1は、定常状態時、スイッチ部6のFET6Qがオンしているとともに、スイッチ部5のマイクロスイッチ5aが閉じ、FET6Q及びマイクロスイッチ5aを通して、電源部2から負荷3に定常電流を供給する。
この定常状態においては、インターロック装置1は、抵抗7R3と抵抗7R4との分圧電圧が抵抗7R5を介してトランジスタ7Trのベースに入力されて、トランジスタ7Trがオンとなっており、トランジスタ7Trがオンとなっていることから、抵抗7R1と抵抗7R2との分圧電圧が、FET6Qのゲート−ドレイン間電圧を、FET6Qをオンさせるのに十分な電圧となっていて、FET6Qがオンとなっている。
したがって、インターロック装置1は、電源部2からの電力をFET6Q及びマイクロスイッチ5aを通して、負荷3に供給し、適切な定常電流を負荷3に供給する。
インターロック装置1は、この定常状態において、電気機器の開閉部が開かれると、スイッチ部5のマイクロスイッチ5aがオフになり、電源部2から負荷3への定常電流の供給を遮断して、電源オフ状態とする。また、マイクロスイッチ5aがオフすると、トランジスタ7Trのベース電圧が低下して、トランジスタ7Trがオフし、マイクロスイッチ5aがオフしてトランジスタ7Trがオフすることで、FET6Qのゲート−ドレイン間電圧がFET6Qをオフさせる電圧になって、FET6Qがオフする。
この電源オフ状態において、電気機器の開かれていた開閉部が閉じられると、インターロック装置1は、マイクロスイッチ5aがオン(閉)し、電源部2からの電力を抵抗4及びマイクロスイッチ5aを通して負荷3に供給する。このとき、負荷3には、抵抗4を通して電力を供給するため、過大な突入電流を適切に抑制することができる。
そして、インターロック装置1は、マイクロスイッチ5aがオンして、電源部2から抵抗4を介して負荷3に電力の供給が開始されると、負荷3の負荷コンデンサ成分3Cへの充電が開始され、負荷コンデンサ成分3Cの充電が行われるに従って、オン検知部7のトランジスタ7Trのベースに入力されている抵抗7R3と抵抗7R4との分圧電圧が上昇して、回路定数で設定されている所定の待ち時間が経過すると、トランジスタ7Trがオンし、抵抗7R1と抵抗7R2の分圧電圧が、FET6Qのゲート−ドレイン間電圧を、FET6Qをオンさせるのに十分な電圧に上昇して、FET6Qがオンする。
FET6Qがオンすると、抵抗4を通して供給されていた電源部2から負荷3への電力が、FET6Qを通して供給され、適切な定常電流を負荷3に供給することができる。
そして、本実施例のインターロック装置1を用いて、その回路定数を、以下のように設定して、回路シミュレーションを行ったところ、図4に示すような結果となった。なお、シミュレーションツールとしては、計測技術研究所製のSCATを用いた。
図3の回路において、負荷3の負荷コンデンサ成分3Cが、13mF、負荷抵抗成分3Rが、10kΩ、電源部2が、直流24Vであって、インターロック装置1の各回路定数として、抵抗4を、10kΩ、オン検知部7の各抵抗7R1〜抵抗7R5を、それぞれ10kΩとして、マイクロスイッチ5aをオンさせたときの電源部2から負荷3に供給される電流を求めたところ、図4に示すような結果となった。なお、インターロック装置1のトランジスタ7Trのベース−エミッタ間電圧を、1V/divとし、FET6Qのゲート−ソース間電圧を、15V/divとしている。
図4において、Ioは、図8に示した従来技術による電源オン時の負荷102に流れる電流の変化を示しており、Iaは、図3のマイクロスイッチ5aを流れる電流、Vbは、トランジスタ7Trのベース電圧、Icは、FET6Qを流れる電流の波形をそれぞれ示している。
図4から分かるように、図8の従来技術では、大きな突入電流が発生しているが、図3のインターロック装置1を用いると、簡単で安価な構成で、突入電流を適切に防止することができるとともに、待ち時間経過後に適切な定常電流を安定して供給することができる。
なお、図4では、実際のスイッチ操作を考慮して、図3のマイクロスイッチ5a及び図8のスイッチ103にチャタリングを発生させた場合の電流、電圧を示している。
このように、本実施例のインターロック装置1は、電気機器の開閉部等の所定の機械的操作に連動してオン/オフ動作して電源部2から付加3への電力の供給停止及び停止の解除を行うスイッチ部5のマイクロスイッチ5aに直列に抵抗4が接続され、抵抗4に並列にスイッチ部6のFET6Qが接続されていて、オン検知部7が、マイクロスイッチ5aのオン動作を検出して所定の待ち時間を経過した後にFET6Qをオンさせている。
したがって、簡単かつ安価な構成で、抵抗4で電源供給開始時の過大な突入電流を適切に抑制することができるとともに、適切なタイミングでFET6Qをオンさせて、定常時に適切な電力を負荷3に供給することができる。
また、本実施例のインターロック装置1は、スイッチ部5として、マイクロスイッチ5aを用いている。
したがって、より一層安価かつ簡単な構成で、安価かつ適切に電力供給開始時の過大な突入電流を抑制することができるとともに、適切な電力を供給することができる。
さらに、本実施例のインターロック装置1は、オン検知部7が、スイッチ部5のマイクロスイッチ5a及び抵抗4を介して負荷3に供給される電圧を分圧する分圧抵抗(抵抗R7R3と抵抗7R4)と、該分圧抵抗で分圧された分圧電圧に基づいてオン/オフ動作するトランジスタ7Trと、を備え、トランジスタ7Trがオン動作することで、スイッチ部6をオンさせている。
したがって、簡単な回路構成で、適切にかつ正確にスイッチ部5のオン動作を検出して、適切なタイミングでスイッチ部6をオンさせることができ、電源供給開始時の過大な突入電流を適切に抑制することができるとともに、より一層安価にかつ適切なタイミングでFET6Qをオンさせて、定常時に適切な電力を負荷3に供給することができる。
また、オン検知部7は、待ち時間を、分圧抵抗の抵抗値、すなわち、抵抗R7R3と抵抗7R4の抵抗値で決定している。
したがって、簡単な回路構成で、適切にかつ正確にスイッチ部5のオン動作を検出して、適切なタイミングでスイッチ部6をオンさせることができ、電源供給開始時の過大な突入電流を適切に抑制することができるとともに、より一層安価にかつ適切なタイミングでFET6Qをオンさせて、定常時に適切な電力を負荷3に供給することができる。
なお、上記説明では、負荷3が、接地されていて、インターロック装置1のスイッチ部5(マイクロスイッチ5a)がオンの定常状態のときに、インターロック装置1のFET6Qを通して、負荷3の負荷抵抗成分3Rに常に電流が流れるような構成となっているが、スイッチ部5(マイクロスイッチ5a)のがオンのときに負荷抵抗成分3Rに流れる電流をオン/オフ制御可能な構成(例えば、直接GND接続しない構成)としてもよい。
そして、このような負荷の代表的な例としては後述する図7の出力制御部が挙げられる。また、通常、このような出力制御部を備えた電気機器や画像形成装置では、出力制御部の駆動負荷に流れる電流制御は、前記スイッチ部5がオンしたことを確認してから、駆動負荷電流をオンにする制御方式をとっている。したがって、この種の負荷では、駆動負荷電流がオフ制御の場合は、負荷抵抗成分3Rは非常に大きな値となって、電流はほとんど流れない。すなわち、前記スイッチ部5がオンしてから駆動負荷電流がオン制御されるまでは、負荷コンデンサ成分3Cだけに充電電流が流れることになる。(満充電状態になるとほとんど電流は流れない。)
図5は、本発明の電源制御装置、インターロック装置及び電気機器の第2実施例を適用したインターロック装置10の回路構成図である。
なお、本実施例の説明においては、上記第1実施例のインターロック装置1と同様の構成部分については、同一の符号を付して、その詳細な説明を省略する。
図5において、インターロック装置10は、電源部2と被電源供給部である負荷3との間に接続されており、インターロック装置10は、電源部2と負荷3との間の電力ラインに直列に接続されている抵抗4とスイッチ部11、抵抗4に並列に接続されているスイッチ部6及びオン検知部7を備えている。負荷3は、接地されており、インターロック装置10のスイッチ部11がオンの定常状態のときに、電源部2からインターロック装置1の抵抗4及びスイッチ部11を通して定常電流が流れて、負荷3に電力が供給される。
スイッチ部11は、リレー12、リレー制御部13及びリレー駆動用電源14を備えており、リレー12は、電源部2と負荷3との間の電力ラインに抵抗4と直列に接続されて該電力ラインを開閉するリレー接点12aと、リレー接点12aを開閉駆動させる駆動コイル12bを有している。駆動コイル12bの両端にリレー駆動用電源14が接続され、駆動コイル12bとリレー駆動用電源14との間にリレー制御部13が接続されている。
このインターロック装置10は、そのスイッチ部11のリレー制御部13が、例えば、電気機器の開閉部(例えば、ファクシミリ装置、プリンタ装置等の電気機器の開閉扉や給紙トレイ等の開閉部等)の開閉動作(機械的操作)を検知するセンサからの信号や該電気機器の図示しない制御部からの電源のオン/オフ信号に応じて、電源部12から駆動コイル12bへの駆動電流の供給/停止を制御して、駆動コイル12bに駆動電流を供給している間、リレー接点12aをオンさせて、電源部2から負荷3に定常電流を供給させ、また、駆動コイル12bへの駆動電流の供給を停止している間、リレー接点12aをオフさせて、電源部2から負荷3への定常電流の供給を停止させる。
抵抗4は、第1実施例と同様に、リレー12のリレー接点12aがオンして、負荷3に電力の供給を開始したときに、負荷3への突入電流を適切に抑制することのできる抵抗値のものが用いられている。
次に、本実施例の作用を説明する。本実施例のインターロック装置10は、スイッチ部11がオンされたときの突入電流を抵抗4で抑制するとともに、その後、所定の待ち時間経過後にスイッチ部6をオンさせて、適正電流を負荷3に供給する。
すなわち、インターロック装置10は、定常状態時、スイッチ部11のリレー制御部13がリレー駆動用電源14から駆動コイル12bに駆動電流を流させて、リレー接点12aが閉じさせ、また、スイッチ部6のFET6Qがオンして、FET6Qおよびリレー12を通して、電源部2から負荷3に定常電流を供給させる。
この定常状態において、抵抗4の両端をスイッチ部6のFET6Qで短絡状態とするので、所望の定常電流を負荷3に安定して供給することができる。
そして、インターロック装置10は、この定常状態において、電気機器の開閉部が開かれたことを検知するセンサからの開信号や電気機器の制御部からの電源オフ信号がスイッチ部11のリレー制御部13に入力されると、リレー制御部13がリレー駆動用電源14からの駆動コイル12bへの駆動電流の供給を停止させ、リレー12のリレー接点12aをオフにして、電源部2から負荷3への定常電流の供給を遮断して、電源オフ状態とする。
そして、電源オフ状態において、電気機器の開かれた開閉部が閉じられたことを示す信号や電気機器の制御部からの電源オン信号がリレー制御部13に入力されると、インターロック装置10は、リレー制御部13がリレー駆動用電源14から駆動コイル12bに駆動電流を供給させて、リレー接点12aをオン(閉)させ、電源部2から抵抗4及びリレー12のリレー接点12aを通して、負荷3に電力を供給する。電源部2から抵抗4を介して負荷3に電力の供給が開始されると、負荷3の負荷コンデンサ成分3Cへの充電が開始され、負荷コンデンサ成分3Cの充電が行われるに従って、オン検知部7のトランジスタ7Trのベースに入力されている抵抗7R3と抵抗7R4との分圧電圧が上昇して、回路定数で設定されている所定の待ち時間が経過すると、トランジスタ7Trがオンすると、抵抗7R1と抵抗7R2の分圧電圧が、FET6Qのゲート−ドレイン間電圧を、FET6Qをオンさせるのに十分な電圧に上昇して、FET6Qがオンとなる。
FET6Qがオンすると、抵抗4を通して供給されていた電源部2から負荷3への電力が、FET6Qを通して供給され、適切な定常電流を安定して負荷3に供給することができる。
このように、本実施例のインターロック装置10は、インターロック装置10として、リレー12を用いているため、簡単かつ安価な構成で、電源供給開始時に抵抗4で過大な突入電流を適切に抑制することができるとともに、適切なタイミングでFET6Qをオンさせて、定常時に適切な電力を負荷3に供給することができる。
なお、上記説明では、スイッチ部11が、リレー12を駆動させる電源として、専用の電源であるリレー駆動用電源14を用いているが、リレー12を駆動させるための電源としては、専用の電源に限るものではなく、例えば、図6に示すように、リレー12の駆動コイル12bを電気機器の電源2に接続して、電気機器の電源2を利用したスイッチ部20としてもよい。
なお、図6では、リレー制御部13として、電気機器の開閉部に設けられたマイクロスイッチ21が用いられている場合を示している。
したがって、図6のインターロック装置10の場合、電気機器の開閉部が閉じられているときには、スイッチ部20のマイクロスイッチ21が閉じて(オンとなって)、リレー12の駆動コイル12bに電源部2から駆動電流が流れて、リレー接点12aがオン(閉)となり、電源部2から負荷3に定常電流が流れる。そして、電気機器の開閉部が開けられると、マイクロスイッチ21が開いて(オフとなって)、リレー12の駆動コイル12bへの駆動電流が遮断されて、リレー接点12aがオフ(開)となる。
このインターロック装置10では、スイッチ部20に専用の電源を用いず、かつ、スイッチ部20に容量性の負荷が存在しないため、マイクロスイッチ21がオンとなったときに駆動コイル12bには、大きな突入電流が流れることがなく、マイクロスイッチ21として電流定格の小さな部品を用いることができ、インターロック装置10を小型で安価なものとすることができる。
図7は、本発明の電源制御装置、インターロック装置及び電気機器の第3実施例を適用した画像形成装置30の要部ブロック構成図である。
図7において、画像形成装置(電気機器)30は、電源ユニット40、ヒータ(定着ヒータ)50、エンジン制御部51、出力制御部52、コントローラ53、24VR駆動負荷54及び24VS駆動負荷55等を備えているとともに、インターロック装置60とインターロック装置70を備えている。
電源ユニット40は、24V、12V及び5Vの3つのPSU(Power Supply Unit :電源供給部)41〜43、ゼロクロス信号発生回路44、定着ドライブ回路45及び5Vb出力制御スイッチ46等を備えているとともに、インターロック装置60の抵抗61、リレー62、スイッチ部63及びオン検知部64を内蔵し、さらに、インターロック装置70の抵抗71、スイッチ部73及びオン検知部74を内蔵している。
各PSU41〜43には、100Vの商用交流電源が入力され、PSU(電源部)41は、該100Vの商用交流電源を24Vの直流(DC)電源に変換して、インターロック装置60を通して出力制御部52に24VRとして供給するとともに、インターロック装置70を通して出力制御部52に24VSとして供給し、また、ゼロクロス信号発生回路44と定着ドライブ回路45に供給する。
PSU42は、100Vの商用交流電源を12Vの直流(DC)電源に変換して、エンジン制御部51に供給し、PSU43は、100Vの商用交流電源を5Vの直流(DC)電源に変換して、エンジン制御部51の5Va端子に直接供給するとともに、5Vb出力制御スイッチ46を介してエンジン制御部51の5Vb端子に供給する。
エンジン制御部51は、PSU42からの12V電源を、さらに、コントローラ53に出力し、コントローラ53は、主にハードディスクの駆動電源として12V電源を使用する。
また、エンジン制御部51は、PSU43からの5Va電源及び5Vb電源を、さらに、コントローラ53に出力し、コントローラ53は、システムとして5Vb出力の要/不要を判断して(システムの待機時や動作時は必要と判断し、システムのオフモードや省エネモード等では不要と判断する。)、オン/オフ制御信号を、エンジン制御部51に出力する。エンジン制御部51は、コントローラ53から入力されるオン/オフ制御信号を電源ユニット10の5Vb出力制御スイッチ46に出力し、5Vb出力制御スイッチ46をオン/オフ制御する。
インターロック装置60は、抵抗61、リレー(電源供給/停止手段)62、抵抗61に並列に接続されたスイッチ部63及びオン検知部64を有し、リレー62は、そのリレー接点62aが24VのPSU41側の抵抗61と出力制御部52との間に直列に接続されている。リレー62の駆動コイル62bは、一方端が接地され、他方端が、インターロック装置70のスイッチ部72と抵抗71を介して24VのPSU41に接続されている。
インターロック装置70は、上記抵抗71とマイクロスイッチ(電力供給/停止手段、インターロックスイッチ)72が直列に接続されており、マイクロスイッチ72は、画像形成装置30のドアや給紙トレイ等の開閉部に設けられていて、開閉部が機械的操作によって開かれると、オフ(開)となり、開閉部が閉じられると、オン(閉)となる。インターロック装置70は、抵抗71に並列にスイッチ部73が接続されており、スイッチ部73及びオン検知部74は、上記第1実施例のスイッチ部6及びオン検知部7と同様の構成であって、オン検知部74がマイクロスイッチ72のオン/オフを検知して、スイッチ部73のオン/オフを制御する。
すなわち、画像形成装置30の開閉部が閉じられて、インターロック装置70のマイクロスイッチ72がオンすると、インターロック装置70の抵抗71を通して、PSU41から24Vの直流電圧による電流の供給がゼロクロス信号発生回路44と定着ドライブ回路45に開始され、また、インターロック装置60の駆動コイル62bに駆動電流が流れる。
インターロック装置60は、駆動コイル62bに駆動電流が流れると、リレー接点62aがオンして、抵抗61を通してPSU41を出力制御部52に接続し、PSU41から抵抗61を通して24Vの直流電圧による電流を出力制御部52に24VRとして供給する。
そして、マイクロスイッチ72がオンすると、このオン動作をオン検出部74が検出して、所定の待ち時間経過後にスイッチ部73をオンさせ、スイッチ部73がオンすると、PSU41からの24Vの直流電圧による定常電流を、スイッチ部73及びマイクロスイッチ72を通してゼロクロス信号発生回路44と定着ドライブ回路45に供給する。
また、リレー62がオンすると、このリレー62のオン動作をオン検出部64が検出して、所定の待ち時間経過後にスイッチ部63をオンさせ、スイッチ部63がオンすると、PSU41からの24Vの直流電圧による定常電流を出力制御部52に供給する。
ゼロクロス信号発生回路44は、ゼロクロス信号をエンジン制御部51へ出力し、エンジン制御部51は、このゼロクロス信号によるゼロクロスタイミングと定着部のヒータ点灯条件を判断して定着制御信号を定着ドライブ回路45に出力する。
定着ドライブ回路45は、ゼロクロス信号発生回路44からのゼロクロス信号とエンジン制御部51からの定着制御信号に基づいてヒータ50への駆動電流を制御して、ヒータ50を加熱制御する。ヒータ50は、電子写真方式でトナー画像の転写された用紙を搬送しつつ加熱加圧して、トナー画像を用紙に定着させる図示しない定着部の加熱ローラを加熱する。
出力制御部52は、負荷制御ブロック部52aを備えており、電源ユニット40のPSU41から24VSおよび24VRが、負荷制御ブロック部52aに電源として入力される。出力制御部52は、その負荷制御ブロック部52aがその負荷にコンデンサ成分を有しているため、24VSおよび24VRの入力部に、それぞれ負荷コンデンサ(容量)成分52SCと負荷コンデンサ成分52RCが接続されている状態となる。負荷制御ブロック部52aは、エンジン制御部51からの負荷制御信号が入力され、この負荷制御信号に基づいて、24VR駆動負荷54と24VS駆動負荷55への通電制御を行う。24VR駆動負荷54は、24VR電源で駆動される負荷であり、24VS電源で駆動される負荷である。
次に、本実施例の作用を説明する。本実施例の画像形成装置30は、インターロック装置60のリレー62のリレー接点62aがオン(閉)状態のときに、該リレー接点62aを通してPSU41から出力制御部52に定常時の24VRを供給し、また、インターロック装置70のマイクロスイッチ72がオン(閉)状態のときに、PSU41から該マイクロスイッチ72を通して出力制御部52に定常時の24VSを供給するとともに、ゼロクロス信号発生回路44及び定着ドライブ回路45に定常時の24VSを供給する。
この定常状態において、画像形成装置30のドア等の開閉部が開かれると、インターロック装置70のマイクロスイッチ72がオフ(開)となって、出力制御部52への24VSの供給を停止するとともに、ゼロクロス信号発生回路44及び定着ドライブ回路45への24VSの供給を停止し、インターロック装置60の駆動コイル62bに供給していた駆動電流を停止する。
そして、インターロック装置60は、駆動コイル62bへの駆動電流の供給が停止されると、リレー接点62aがオフ(開)となって、PSU41から出力制御部52への24VRの供給を停止して、電源をオフ状態とする。
そして、この電源オフ状態において、画像形成装置30のドア等の開閉部が開状態から閉状態となると、インターロック装置70のマイクロスイッチ72がオンして、PSU41から該マイクロスイッチ72を通して出力制御部52に定常時の24VSの供給を開始するとともに、ゼロクロス信号発生回路44及び定着ドライブ回路45に定常時の24VSの供給を開始する。
このマイクロスイッチ72がオンしたときにインターロック装置70を通して出力制御部52に供給される電流は、インターロック装置70の抵抗71を通して流れるため、過大な突入電流を抑制することができる。
また、マイクロスイッチ72がオンすると、リレー62の駆動コイル62bに駆動電流が流れて、リレー接点62aがオンし、PSU41から出力制御部52へ24VRの供給を開始する。
このリレー62がオンしたときにインターロック装置60を通して出力制御部52に供給される電流は、インターロック装置60の抵抗61を通して流れるため、過大な突入電流を抑制することができる。
そして、マイクロスイッチ72がオンすると、このオン動作をオン検出部74が検出して、所定の待ち時間経過後にスイッチ部73をオンさせ、スイッチ部73がオンすると、PSU41からの24Vの直流電圧による定常直流を、スイッチ部73及びマイクロスイッチ72を通してゼロクロス信号発生回路44と定着ドライブ回路45に供給する。また、リレー62がオンすると、このリレー62のオン動作をオン検出部64が検出して、所定の待ち時間経過後にスイッチ部63をオンさせ、スイッチ部63がオンすると、PSU41からの24Vの直流電圧による定常電流を出力制御部52に供給する。したがって、出力制御部52に適切な定常電流を適切なタイミングで供給することができる。
このように、本実施例の画像形成装置30は、画像形成装置30のPSU41と出力制御部52、特に、負荷制御ブロック部52aとの間に、インターロック装置60とインターロック装置70が配設されている。
したがって、簡単かつ安価な構成で、簡単かつ安価な構成で、電源供給開始時に抵抗4で過大な突入電流を適切に抑制することができるとともに、適切なタイミングでFET6Qをオンさせて、定常時に適切な電力を負荷3に供給することができる。
なお、本実施例においては、電気機器として、ファクシミリ装置、複合装置、プリンタ装置等の画像形成装置30に適用した場合について説明したが、電気機器としては、これらの画像形成装置に限るものではなく、電源をオン/オフすることで、突入電流の発生するおそれのある機器一般に適用することができる。
以上、本発明者によってなされた発明を好適な実施例に基づき具体的に説明したが、本発明は上記のものに限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更可能であることはいうまでもない。
本発明は、電源をオフ/オンさせたときの過大な突入電流を安価にかつ適切に抑制する電源制御装置、インターロック装置及び電気機器に適用することができる。
本発明の電源制御装置、インターロック装置及び電気機器の第1実施例を適用したインターロック装置の回路ブロック構成図。 図1のインターロック装置の配置を変更した回路ブロック構成図。 図1のインターロック装置の詳細な回路構成図。 図3のインターロック装置の電源オン時の各部の電流・電圧を従来例との比較で示す図。 電源制御装置、インターロック装置及び電気機器の第2実施例を適用したインターロック装置の回路構成図。 図3のインターロック装置の他の例を示す回路構成図。 電源制御装置、インターロック装置及び電気機器の第3実施例を適用した画像形成装置の要部ブロック構成図。 従来の電気機器の電源系統の回路ブロック図。
符号の説明
1 インターロック装置
2 電源部
3 負荷
3R 負荷抵抗成分
3C 負荷コンデンサ成分
4 抵抗
5 スイッチ部
5a マイクロスイッチ
6 スイッチ部
6Q FET
7 オン検知部
7Tr トランジスタ
7R1〜7R5 抵抗
10 インターロック装置
11 スイッチ部
12 リレー
12a リレー接点
12b 駆動コイル
13 リレー制御部
14 リレー駆動用電源
20 スイッチ部
21 マイクロスイッチ
30 画像形成装置
40 電源ユニット
41〜43 PSU
44 ゼロクロス信号発生回路
45 定着ドライブ回路
46 5Vb出力制御スイッチ
50 ヒータ(定着ヒータ)
51 エンジン制御部
52 出力制御部
53 コントローラ
54 24VR駆動負荷
55 24VS駆動負荷
60 インターロック装置
61 抵抗
61a リレー接点
61b 駆動コイル
62 リレー
63 スイッチ部
64 オン検知部
70 インターロック装置
71 抵抗
72 マイクロスイッチ
73 スイッチ部
74 オン検知部

Claims (8)

  1. 電源部と該電源部から電力の供給される被電源供給部との間に配設され該電源部から該被電源供給部への電力の供給を制御する電源制御装置において、前記電源部と前記被電源供給部との間の電力ラインに直列に接続され該電源部から該被電源供給部への電力の供給/停止を行う電力供給/停止手段と、該電力供給/停止手段に直列に接続された所定の抵抗値の抵抗と、該抵抗に並列に接続されたスイッチ手段と、該電力供給/停止手段のオン動作を検出して所定の待ち時間を経過した後に該スイッチ手段をオンさせるスイッチ制御手段と、を備えていることを特徴とする電源制御装置。
  2. 所定の装置の電源部と該電源部から電力の供給される被電源供給部との間に配設され、前記装置の所定の機械的操作に連動してオン/オフ動作して前記被電源供給部への電力の供給停止及び停止の解除を行うインターロックスイッチを備えたインターロック装置において、前記インターロックスイッチに直列に接続された所定の抵抗値の抵抗と、該抵抗に並列に接続されたスイッチ手段と、該電力供給/停止手段のオン動作を検出して所定の待ち時間を経過した後に該スイッチ手段をオンさせるスイッチ制御手段と、を備えていることを特徴とするインターロック装置。
  3. 電源部から被電源供給部に電源が供給され該被電源供給部の動作によって各種動作処理を行う電気機器において、前記電源部と前記被電源供給部との間に請求項1記載の電源制御装置または/及び請求項2記載のインターロック装置が配設されていることを特徴とする電気機器。
  4. 前記電気機器は、所定の画像形成方式で記録媒体に画像を形成する画像形成装置であることを特徴とする請求項3記載の電気機器。
  5. 前記スイッチ制御手段は、前記電力供給/停止手段及び前記抵抗を介して前記被電源供給部に供給される電圧を分圧する分圧抵抗と、該分圧抵抗で分圧された分圧電圧に基づいてオン/オフ動作するトランジスタと、を備え、該トランジスタがオン動作することで、前記スイッチ手段をオンさせることを特徴とする請求項1から請求項4のいずれかに記載の電源制御装置、インターロック装置または電気機器。
  6. 前記スイッチ制御手段は、前記待ち時間が、前記分圧抵抗の抵抗値で決定されることを特徴とする請求項5記載の電源制御装置、インターロック装置または電気機器。
  7. 前記電力供給/停止手段または前記インターロックスイッチは、マイクロスイッチであることを特徴とする請求項1から請求項4のいずれかに記載の電源制御装置、インターロック装置または電気機器。
  8. 前記電力供給/停止手段または前記インターロックスイッチは、リレーであることを特徴とする請求項1から請求項4のいずれかに記載の電源制御装置、インターロック装置または電気機器。
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