JP2009042376A - 画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】省エネルギー時におけるインターロックスイッチの開、閉に伴う、システムリセット動作を防止でき、また制御部の素子破壊を引き起こすことを防止できる画像形成装置を提供する。
【解決手段】駆動負荷用電源1019と、駆動負荷用電源から電源供給されるロジック用電源1020と、ロジック用電源から電源供給されるCPU210と、外部に連通するドアの開,閉に応じて前記駆動負荷用電源から駆動負荷への電源供給を遮断,導通するスイッチ1030と、スイッチの導通状態および遮断状態を検知するスイッチ状態検知手段とを備え、動作待機状態から省エネルギー状態へ移行した際に、駆動負荷用電源の出力電圧を低下させる画像形成装置であって、CPUは、動作待機状態においてスイッチ状態検知手段でスイッチの遮断状態を検知した場合に、動作待機状態から省エネルギー状態への移行を禁止する画像形成装置により前記課題を解決する。
【選択図】図1

Description

本発明は、プリンタや複写機などの画像形成装置に関し、特にその省エネルギー状態からの復帰制御に関するものである。
近年の画像形成装置は、環境問題やエネルギー問題における対策として、待機時には省エネ状態または省エネモードと呼ぶ状態を有し消費電力を低減する機能を備えている。
省エネモード時に消費電力を削減する手法として、例えば特許文献1に示された画像形成装置においては省エネモードにおいて電力供給が不要となる周辺機やモータ制御部への電力供給を本体制御部からの指示に基づいてリレーにて停止する手法が開示されている。なお、パワーリレーでは形状が大きいので、通常はMOSFETで構成するのが一般的である。
さらなる省エネモード時における消費電力削減のために、特許文献2、3に示された電源回路においては省エネモード時に電源部からの出力電圧を低下させる手法が開示されている。
これらの従来技術と基本的には同一な電源回路を用いた画像形成装置の電源構成を図11に示す。以下、図11に従って従来技術にあるLBPの電源システムの概略構成を説明する。
まず、電源構成を図11に示す。絶縁トランス1001を介して変圧し、モータなどを駆動する24V程度のDC電圧を出力する駆動負荷用電源と、駆動負荷用電源から非絶縁のDC/DCコンバータを用いて降圧し3.3Vのロジック用の電圧を出力するロジック用電源の2電源で構成されている。
図11において1002は整流平滑手段であり、商用AC電源1003から入力された電流は整流ダイオード1004を介し1次側平滑コンデンサ1005により平滑されピーク充電されたDC電圧を出力する。発振器、MOSFETのゲート駆動回路、定電圧制御部から構成される1次側制御部1006により、NチャネルMOSFET1007のON/OFFスイッチング制御が行われる。MOSFET1007のスイッチングにより絶縁トランス1001を介し2次側への電力伝達が行われ、2次側整流ダイオード1008と2次側平滑コンデンサ1009により駆動負荷用電圧を出力する。
誤差増幅器(シャントレギュレータ)1010は、抵抗1011と抵抗1012、抵抗1013で分圧された電圧と誤差増幅器1010内部の基準電圧とを比較し、フォトカプラ1014を介して1次側制御部1006の定電圧制御部へと帰還する。このフィードバック制御により安定化した24VのDC電圧が得られる。
トランジスタ1015は駆動負荷用電源の電圧値を省エネモード時と通常時で切り換える目的で配されている。省エネモード時はエンジン制御CPU210のポート2(P2)がLowになっており、トランジスタ1015は遮断状態となっている。この状態においては抵抗1012と抵抗1013の抵抗比に応じた電圧が出力される。一方、通常時は電エンジン制御CPUのポート2(P2)がHighになりトランジスタ1015が導通状態になる。よって出力電圧は抵抗1011と抵抗1012の並列合成抵抗値と抵抗1013の抵抗比に応じた電圧が出力される。つまり、トランジスタ1015が導通状態である通常時の抵抗分圧比を大きくすることで、通常時の出力電圧が高くなるよう制御している。
補助巻線1016は2次巻線1017と同極性で結合しており、補助巻線1016からの出力を整流ダイオード1028と平滑コンデンサ1029によりDC電圧化し、1次側制御部1006を駆動する電圧として使用している。なお、起動抵抗1018は補助巻線1016からの電力供給がない起動時に、電源起動のトリガを発生させるための起動抵抗である。
ロジック用電源部1020は、駆動負荷用電源部からロジック用電圧を生成する非絶縁型のDC/DCコンバータで構成される。発振器、MOSFETのゲート駆動回路、定電圧制御部から構成される2次側制御部1021によりPチャネルMOSFET1022のON/OFFスイッチング制御が行われる。MOSFET1022のスイッチング制御によりコイル1023を介し平滑コンデンサ1024に電力伝達が行われる。なお、ダイオード1025はMOSFET1022がOFFしている際にコイル1023のエネルギーを回生させる目的で配されたフライホイールダイオードである。また、抵抗1026と抵抗1027で分圧された電圧値を2次側制御部1021へと帰還させ、フィードバック制御により安定化された3.3Vの電圧を得るよう構成されている。
駆動負荷用電源部1019には、ユーザが開閉するドアに連動したインターロックスイッチ1030を介して電子写真プロセスの画像形成に必要な高電圧を出力する高圧電源や駆動源としてのモータが接続されている。
また、ロジック用電源部にはプリンタエンジンを制御するCPU210およびセンサ(不図示)が接続されている。
以上、説明したように従来技術にある電源構成においては待機時において、駆動負荷用電源の電圧値を下げるよう制御することで、ロジック用電源の電力変換効率を向上させ、消費電力削減を実現している。
特開平5−333636号公報 特開2000−209524号公報 特開2000−245153号公報
しかしながら、特許文献1に開示された従来技術では前述したように、待機時の消費電力の低減が十分であるとは言えなかった。
また、特許文献2および特許文献3に開示された電源構成においては、待機時に駆動負荷用電源の電圧値をロジック用電源電圧とほぼ等しくなるまで低下させ、さらには駆動用負荷電源の出力を直接ロジック部へと供給している。このために、ロジック用電源部のMOSFETを常に導通状態になるよう制御した場合、以下のような問題が生じる。
待機時に駆動負荷用電源の電圧値を低下させると、補助巻線からの出力も低下し1次側制御部は補助巻線からの電力供給で動作することが不可能となる。そのため1次側制御部は起動抵抗からの電力供給のみで動作しなければならず、結果として1次側制御部は起動と停止を繰り返す動作状態になる。このような電源駆動状態においては2次側出力への電力供給能力が著しく低下しており、具体的な弊害としてインターロックスイッチが導通状態の場合、出力端のコンデンサへのラッシュ電流により出力電圧の瞬時的な低下を招くことが考えられる。待機時制御中に駆動負荷用電源出力が瞬時的に低下した場合、導通状態のMOSFETを介しマイコンへの入力電圧がマイコンのリセット電圧以下となりシステムリセットを引き起こすおそれがある。
インターロックスイッチが遮断状態において駆動負荷用電源の電圧値を低下させ待機状態へと移行した場合、出力端のコンデンサには通常動作時の電圧(約24V)が残留電圧としてチャージされている。よって、コンデンサにチャージされた状態でインターロックスイッチが導通状態になった場合、インターロックスイッチが導通した瞬間に、MOSFETを介しマイコンなどのロジック回路部にコンデンサのディスチャージによって持ち上げられた電圧が加わる。これにより素子破壊を引き起こすおそれがある。
本発明は、このような状況のもとでなされたもので、省エネネギー時におけるインターロックスイッチの開、閉に伴う前述のような望ましくない動作を防止できる画像形成装置を提供することを課題とするものである。
すなわち、インターロックスイッチの導通時に容量性負荷への充電電流により駆動負荷用電源の電圧が瞬時的に低下する。この現象によりロジック用電源に配された導通状態のスイッチング素子を介してマイコンがシステムリセットを引き起こすことを防止できる画像形成装置を提供することを課題とする。
また、インターロックスイッチが遮断状態において、インターロックスイッチより出力側にある容量性部品に蓄えられた電圧が、インターロックスイッチの導通時にロジック用電源に配された導通状態のスイッチング素子を介してマイコン等のロジック部に加わる。この現象により素子破壊を引き起こすことを防止できる画像形成装置を提供することを課題とする。
前記課題を解決するため、本発明は、画像形成装置を次の(1)ないし(4)のとおりに構成する。
(1)駆動負荷用電源と、
前記駆動負荷用電源から電源供給されるロジック用電源と、
前記ロジック用電源から電源供給される制御部と、
外部に連通するドアの開,閉に応じて前記駆動負荷用電源から駆動負荷への電源供給を遮断,導通するスイッチ手段と、
前記スイッチ手段の導通状態および遮断状態を検知するスイッチ状態検知手段と、
を備え、
動作待機状態から省エネルギー状態へ移行した際に、前記駆動負荷用電源の出力電圧を低下させる画像形成装置であって、
前記制御部は、前記動作待機状態において前記スイッチ状態検知手段で前記スイッチ手段の遮断状態を検知した場合に、前記動作待機状態から前記省エネルギー状態への移行を禁止する画像形成装置。
(2)駆動負荷用電源と、
前記駆動負荷用電源から電源供給されるロジック用電源と、
前記ロジック用電源から電源供給される制御部と、
外部に連通するドアの開,閉に応じて前記駆動負荷用電源から駆動負荷への電源供給を遮断,導通するスイッチ手段と、
前記スイッチ手段の導通状態および遮断状態を検知するスイッチ状態検知手段と、
を備え、
動作待機状態から省エネルギー状態へ移行した際に、前記駆動負荷用電源の出力電圧を低下させる画像形成装置であって、
前記制御部は、前記省エネルギー状態において前記スイッチ状態検知手段で前記スイッチ手段の遮断状態を検知した場合に、前記省エネルギー状態から前記動作待機状態へ移行させる画像形成装置。
(3)駆動負荷用電源と、
前記駆動負荷用電源から電源供給されるロジック用電源と、
前記ロジック用電源から電源供給される制御部と、
外部に連通するドアの閉,開に応じて前記駆動負荷用電源から駆動負荷への電源供給を導通,遮断するスイッチ手段と、
前記スイッチ手段の導通状態および遮断状態を検知するスイッチ状態検知手段と、
を備え、
動作待機状態から省エネルギー状態へ移行した際に、前記駆動負荷用電源の出力電圧を低下させる画像形成装置であって、
前記制御部は、前記動作待機状態において前記スイッチ状態検知手段で前記スイッチ手段の遮断状態を検知した場合に、所定時間の経過後に前記動作待機状態から前記省エネルギー状態へ移行させる画像形成装置。
(4)駆動負荷用電源と、
前記駆動負荷用電源から電源供給されるロジック用電源と、
前記ロジック用電源から電源供給される制御部と、
外部に連通するドアの閉,開に応じて前記駆動負荷用電源から駆動負荷への電源供給を導通,遮断するスイッチ手段と、
前記スイッチ手段の導通状態および遮断状態を検知するスイッチ状態検知手段と、
を備え、
動作待機状態から省エネルギー状態へ移行した際に、前記駆動負荷用電源の出力電圧を低下させる画像形成装置であって、
前記制御部は、前記動作待機状態において前記スイッチ状態検知手段で前記スイッチ手段の遮断状態を検知した場合に、前記駆動負荷への供給電圧が所定値以下になるのを待って前記動作待機状態から前記省エネルギー状態へ移行させる画像形成装置。
本発明によれば、省エネルギー時におけるインターロックスイッチの開、閉に伴う、システムリセット動作を防止でき、また制御部の素子破壊を引き起こすことを防止できる画像形成装置を提供することができる。
以下、本発明を実施するための最良の形態を、実施例により詳しく説明する。
実施例1である“画像形成装置”について説明する。本実施例は、省エネルギー状態で、駆動負荷用電源のインターロックスイッチが導通(オン)した際に、システムリセットを引き起こすことを防止する例である。すなわち、前記システムリセットを防止するため、インターロックスイッチが遮断(オフ)状態であると判断した場合に、動作待機状態から省エネルギー状態への移行処理を行わないよう制御する例である。
図2は実施例1の画像形成装置の概略構成を示す断面図である。図示のように、画像形成装置101は、用紙カセット102、給紙ローラ103、用紙検知センサ123、転写ベルト駆動ローラ104、転写ベルト105、イエロー、マゼンタ、シアン、ブラックの各感光ドラム106〜109を備えている。さらに、各色用の転写ローラ110〜113、イエロー、マゼンタ、シアン、ブラックの各カートリッジ114〜117、イエロー、マゼンタ、シアン、ブラックの各光学ユニット118〜121、および定着ユニット122を備えている。
画像形成装置101には、画像形成手段としての光学ユニット、感光ドラム、転写ベルト105、定着ユニット122が設けられており、一般に電子写真プロセスを用いて記録材上にイエロー、マゼンタ、シアン、ブラックの画像を重ねて転写する。そして、定着ローラを含む定着ユニット122によって転写されたトナー画像を熱定着させる。また、各色の光学ユニット118〜121は、各感光ドラム106〜109の表面をレーザビームによって露光走査して潜像を形成する。これら一連の画像形成動作は搬送される記録材上のあらかじめ決まった位置から画像が転写されるよう同期がとられている。
さらに、画像形成装置101は記録材であるところの記録紙を給紙、搬送する給紙モータを備え、給紙された記録紙は、転写ベルト、定着ローラへと搬送されながらその表面上に所望の像を形成する。
不図示のエンジン制御CPU210は、定着ユニット122によって、所望の熱量を記録材に与えることによって、記録材上のトナー画像を融着し定着させる。
次に、図3を用いて本実施例の画像形成装置におけるエンジン制御CPUの動作について説明する。図3はエンジン制御CPU210が制御する各ユニットの構成を示す図である。図3において、エンジン制御CPU210は、ポリゴンミラー、モータおよびレーザを含む各色用の光学ユニット118〜121に接続され、感光ドラム面上にレーザを走査し、所望の潜像を描くために各色用の光学ユニットの制御を行う。同様に、記録材を搬送するための給紙モータ216、記録材を給紙するための給紙ローラの駆動開始に使用する給紙ソレノイド217、記録材が所定位置にセットされているか否かを検知する紙有無センサ218を制御する。また、電子写真プロセスに必要な1次帯電、現像、1次転写、2次転写バイアスを制御する高圧電源219、感光ドラムおよび転写ローラを駆動するドラム駆動モータ220を制御する。また、転写ベルトおよび定着ユニットのローラを駆動するためのベルト駆動モータ221、定着ユニットおよび駆動負荷用電源部1019を制御する。さらに、エンジン制御CPU210によってサーミスタ(図示せず)により温度をモニタし、定着温度を一定に保つ制御がなされる。
エンジン制御ASIC223は、エンジン制御CPU210の指示に基づき、光学ユニット118〜121内部のモータ速度制御、給紙モータの速度制御を行うハードウエア回路である。モータの速度制御は、モータ(図示せず)からのタック信号を検出して、タック信号の間隔が所定の時間となるようモータに対して加速または減速信号を出力して速度制御を行う。複数のモータの速度制御を行うため、ソフトウエアによる制御よりは、制御回路としてエンジン制御ASIC223のハードウエアによる回路で構成したほうが、エンジン制御CPU210の制御負荷の低減が図れるメリットがある。
エンジン制御CPU210は、不図示のコントローラ部からのプリントデータを受信すると、紙有無センサ218によって記録材の有無を判断し、紙有りの場合は、給紙モータ216、ドラム駆動モータ220、ベルト駆動モータ221を駆動する。また、給紙ソレノイド217を駆動して記録材を所定位置まで搬送する。記録材の先端は不図示のトップセンサで検知され、画像形成タイミングを決定し画像と記録材との位置関係を補正するものである。以上説明した動作は印字状態の説明である。
一方、電源オンの状態で印刷を停止している場合を、動作待機状態と呼ぶ。この動作待機状態では定着ユニットの温度を印字時よりも低い温度で保温する温度制御を行う。印字停止状態で保温する目的は印刷を開始した際の印刷開始時間を早めるためである。
本実施例においては省エネルギーモード時に駆動負荷用電源部1019からの出力電圧を低下させる制御を行うことで待機時の消費電力を削減する。
図1は本実施例における電源回路を示す図である。図1において、1019は駆動負荷回路1031に直流出力電圧を供給する駆動負荷用電源部であり、1020は駆動負荷用電源部1019から電源供給を受けてエンジン制御CPU210に直流出力電圧を供給するロジック用電源部である。省エネルギー状態では、駆動負荷用電源部1019の直流出力電圧はロジック用電源部1020の直流出力電圧に近い値になるまで低減される。
詳しくは、1002は整流平滑手段であり、商用AC電源1003から入力された電流は整流ダイオード1004を介し1次側平滑コンデンサ1005により平滑され、ピーク充電されたDC電圧を出力する。発振器、MOSFETのゲート駆動回路、定電圧制御部から構成される1次側制御部1006により、NチャネルMOSFET1007のON/OFFスイッチング制御が行われる。MOSFET1007のスイッチングにより絶縁トランス1001を介し2次側への電力伝達が行われ、2次側整流ダイオード1008と2次側平滑コンデンサ1009により駆動負荷用電圧を出力する。
誤差増幅器1010は、抵抗1011と抵抗1012、抵抗1013で分圧された電圧と誤差増幅器1010内部の基準電圧とを比較しフォトカプラ1014を介して1次側制御部1006の定電圧制御部へと帰還する。このフィードバック制御により安定化した24VのDC電圧が得られる。すなわち、駆動負荷用電源部1019はフィードバック制御型の電源である。
ロジック用電源部1020は、駆動負荷用電源部から電源供給されロジック用電圧を生成する非絶縁型のDC/DCコンバータで構成される。発振器、MOSFETのゲート駆動回路、定電圧制御部から構成される2次側制御部1021によりPチャネルMOSFET1022のON/OFFスイッチング制御が行われる。MOSFET1022のスイッチング制御によりコイル1023を介し平滑コンデンサ1024に電力伝達が行われる。なお、ダイオード1025は、MOSFET1022がOFFしている際にコイル1023のエネルギーを回生させる目的で配されたフライホイールダイオードである。また、抵抗と抵抗で分圧された電圧値を2次側制御部へと帰還させ、フィードバック制御により安定化された3.3Vの電圧を得るよう構成されている。また、ロジック用電源部1020にはプリンタエンジンを制御するエンジン制御CPU210およびセンサ類が接続されている。
駆動負荷用電源部1019には、ユーザが開,閉するドア(外部に連通するドア)に連動したインターロックスイッチ1030を介して高圧電源219やドラム駆動モータ220などの駆動負荷回路1031が接続されている。駆動負荷回路1031に近接した位置にはコンデンサ1032が配置されており、電源配線によるインピーダンスを低下し安定動作を実現するよう配慮されている。
インターロックスイッチ1030の遮断,導通状態は抵抗1033と抵抗1034により分圧した電圧値をエンジン制御CPU210のポート1(P1)でモニタする(スイッチ状態検知)ことで判断する。すなわち、インターロックスイッチ1030の導通,遮断により電力を供給,遮断される電源ラインの電圧値によりインターロックスイッチ1030の導通,遮断を判別する。駆動負荷用電源部1019の電圧が省エネルギー状態において低下した場合においてもインターロックスイッチ1030の状態が判別できるようエンジン制御CPU210のポート1(P1)はA/Dポートを使用する。トナーカートリッジの交換などの要因でユーザによりプリンタのドアが開けられている場合、インターロックスイッチ1030が遮断状態となりエンジン制御CPU210のポート1(P1)は、ほぼ0Vを検出する。逆にインターロックスイッチ1030が導通状態にある場合、ポート1(P1)には通常時および省エネルギー状態において出力電圧を抵抗1033および抵抗1034によって分圧された電圧を検出する。
トランジスタ1015は駆動負荷用電源部1019の電圧値を省エネルギー状態時と通常時で切り換える目的で配されている。通常時はエンジン制御CPU210のポート2(P2)からの信号がHighになりトランジスタ1015が導通状態になる。よって出力電圧は抵抗1011と抵抗1012の並列合成抵抗値と抵抗1013の分圧に応じた電圧が出力される。一例として抵抗1013が18kΩ、抵抗1011が2.1kΩ、抵抗1012が54.9kΩであり、誤差増幅器1010の基準電圧が2.48Vであった場合、通常動作時の駆動負荷用電源部1019の電圧値は約24.8Vに制御される。
一方、省エネルギー状態時はエンジン制御CPU210のポート2(P2)からの信号がLowになっており、トランジスタ1015は遮断状態となっている。この状態においては抵抗1013と抵抗1012の抵抗比に応じた電圧が誤差増幅器1010の基準電圧である2.48Vと等しくなるようフィードバック制御される。すなわち省エネルギー状態への移行の際に、動作待機状態より駆動負荷用電源の帰還率を高める。先にあげた抵抗値を用いれば、待機制御中の駆動用負荷電源の電圧値は約3.29Vに制御される。
また、省エネルギー状態においてはDC/DCコンバータに配されたMOSFET1022が常に導通状態になるようエンジン制御CPU210により制御される。MOSFET1022のゲート端子は、抵抗1035を介しNPNトランジスタ1036とPNPトランジスタ1037を直列に接続したゲートドライブ回路1038に接続されている。ゲートドライブ回路1038は、2次側制御部に抵抗1039を介して接続されている。エンジン制御CPU210はコントローラ部1040から省エネルギー状態への移行命令を受け取った後、駆動負荷用電源部1019の出力を3.3V程度まで低下させ、ポート4(P4)をHighにする。ポート4(P4)をHighにすることでトランジスタ1041がONし、ゲートドライブ回路1038を介してMOSFET1022のゲート端子がほぼ0Vに維持され、MOSFET1022は導通状態を維持する。
補助巻線1016は2次巻線1017と同極性で結合されているので、補助巻線電圧は駆動負荷用電源部1019の出力電圧に比例した値となる。よって省エネルギー状態で駆動負荷用電源電圧を低下させた場合、補助巻線電圧も低下する。すなわちスイッチング制御部は省エネルギー状態において補助巻線1016からの電力供給では動作できず、起動抵抗1018からの電力供給でのみ動作する。
しかしながら起動抵抗1018のみでは1次側制御部1006の電力を賄うことは不可能であるため、1次側制御部1006は起動抵抗1018により起動し、その後、平滑コンデンサ1029の電位が低下すると停止するといった動作を繰り返す。
図4に示すように駆動負荷用電源部1019が省エネルギー状態でインターロックスイッチ1030がオンし出力端のコンデンサ1032へチャージ電流が流れると、2次側出力が瞬間的に低下する。この現象は導通状態のMOSFET1022を介してエンジン制御CPU210への入力電圧を瞬間的に低下させる。その結果エンジン制御CPU210のリセット電圧を下回りシステムリセットを引き起こす可能性がある。
そこで、本実施例においてはエンジン制御CPU210がインターロックスイッチ1030の遮断を検出していた場合、前述の省エネルギー状態への遷移を禁止する制御を行う。
以下に図5のフローチャートを用いて本実施例におけるエンジン制御CPUの通常状態から省エネルギー状態への状態遷移について説明する。このフローチャートの処理は、エンジン制御CPU210により行われる。
まず、エンジン制御CPU210がコントローラ部1040から省エネルギー状態への移行命令を受信した場合に、ステップ501でポート1(P1)に電圧があるかどうかを確認する。ポート1(P1)に電圧があると判断した場合、エンジン制御CPU210はインターロックスイッチ1030が導通状態であると判断し、ステップ502で画像形成装置本体を省エネルギー状態へ移行する。ステップ502の具体的な処理としては、定着ローラの離間動作や外部装置に配されているCPU(不図示)への通知などの処理がある。次にステップ503でエンジン制御CPU210のポート2(P2)をLowにすることで、トランジスタ1015がOFFになり、駆動負荷用電源部1019の出力電圧が約3.29Vまで低下し始める。駆動負荷用電源部1019の電圧値は抵抗1042と抵抗1043で分圧した電圧値をエンジン制御CPU210のA/Dポート3(P3)でモニタし、駆動負荷用電源部1019の電圧値が規定電圧値以下になるのをステップ504で判別する。ステップ504で駆動負荷用電源部1019の電圧値が規定電圧値以下になったと判断した場合、エンジン制御CPU210はポート4(P4)をHighに設定しトランジスタ1041を導通状態にする。これによりMOSFET1022を常時導通常態へと設定し省エネルギー状態へと移行する。
ステップ501でポート1(P1)に電圧がないとエンジン制御CPUが判断した場合、エンジン制御CPU210はインターロックスイッチ1030が遮断状態であると判断し、省エネルギー状態への移行処理を行わないよう制御する。このため、コントローラ部1040から通常状態への復帰命令を受信したかどうかをステップ506で判断し、ステップ506でコントローラ部から通常状態への復帰命令を受信した場合、通常状態を維持したまま移行処理を終了する。ステップ506で通常状態への復帰命令を受信していない場合、再度ステップ501に戻りインターロックスイッチ1030の状態を判別する。
以上説明したように、本実施例によれば、次の効果が得られる。
すなわち、本実施例は、駆動負荷用電源の電圧をほぼロジック用電源部の出力電圧に近い値まで低下させ、かつ、ロジック用電源部に配されたスイッチング素子を導通状態に固定することで省エネルギー状態へと移行する画像形成装置である。しかし、インターロックスイッチが遮断状態であった場合に、前述の省エネルギー状態へ移行する処理を禁止する。この制御により、インターロックスイッチが導通する際に生じる、駆動負荷用電源の出力端にあるコンデンサへのラッシュ電流により、省エネルギー状態にある駆動負荷用電源の電圧が瞬時的に低下することを防止する。この結果エンジン制御CPUがシステムリセットを引き起こす問題を回避可能にする。
実施例2である“画像形成装置”について説明する。
本実施例は、インターロックスイッチが導通する際に生じるラッシュ電流により、省エネルギー状態にある駆動負荷用電源の電圧が瞬時的に低下することを防止し、結果としてエンジン制御CPUがシステムリセットを引き起こすことを防止する例である。すなわち、前記システムリセットを防止するため、省エネルギー状態においてユーザによりインターロックスイッチが遮断されたことを検知した場合、省エネルギー状態から通常状態へ復帰する制御を行う例である。本実施例では、前述の制御を行うことで省エネルギー状態においてインターロックスイッチが導通されることを回避する。これにより前述したインターロックスイッチの導通時に流れる、駆動負荷用電源の出力端のコンデンサへのラッシュ電流によって引き起こされるシステムリセットを回避可能とする。
なお、本実施例の画像形成装置の要部構成は実施例1と同様なので、その説明を援用し、ここでの詳細な説明は省略する。
図6は本実施例におけるエンジン制御CPU210の省エネルギー状態から通常状態への復帰制御を示したフローチャートである。まずステップ601でコントローラ部1040からの復帰信号を受信したかどうかを判別する。ステップ601でコントローラ部1040からの復帰信号を受信していない場合、ステップ602でユーザによりインターロックスイッチ1030が遮断されたかどうかを判断する。エンジン制御CPU210のポート1(P1)に電圧があり、インターロックスイッチ1030が導通状態であると判断した場合、ステップ601に戻り再度、コントローラ部1040からの復帰信号を待つ。
一方、ステップ602でポート1(P1)への入力電圧が0Vであると検知した場合、インターロックスイッチ1030が遮断していると判断し、ステップ603でコントローラ部1040へ省エネルギー状態から復帰することを通知する。そして、ステップ604から続く通常状態復帰処理を行う。また、ステップ601でエンジン制御CPU210がコントローラ部1040から通常状態への復帰信号を受信した場合も同様にステップ604から続く通常状態復帰処理を行う。
通常状態への復帰処理は、まずステップ604でポート2(P2)をHighにし、駆動負荷用電源部1019の出力電圧を24Vへ戻すよう制御する。その後ステップ605で駆動負荷用電源の電圧をモニタするA/Dポート3(P3)への入力値が規定電圧値を上回ったと判断した場合、エンジン制御CPU210のポート4(P4)をLowにし、トランジスタ1041をOFFする。トランジスタ1041がOFFになると2次側制御部1021のゲート駆動信号に従ってMOSFET1022はON/OFFを行う。また、ステップ605でA/Dポート3(P3)への入力値が規定電圧値を下回っている状態では、ステップ606に移行せず規定電圧を上回るまで待機する。
ステップ606でポート4(P4)をLowにした後、駆動負荷用電源部1019の電圧が24Vまで正常に立ち上がったかどうかをA/Dポート3(P3)への入力値をモニタすることで判断する。ステップ607でA/Dポート3(P3)への入力値が規定値以上に上昇しない場合、ステップ608でコントローラ部1040に駆動負荷用電源部1019の故障を通知しシーケンスを終了させる。
ステップ607で駆動負荷用電源部1019が正常に立ち上がったと判断した場合、ステップ609でエンジン部の起動処理を行う。具体的な起動処理としてはレーザスキャナユニットやドラムモータなどの異常検知、画像形成装置内の記録材の有無検知等を行う。その後、ステップ610でエンジン制御CPU210がエンジンの正常起動を判断した場合、ステップ612でコントローラ部1040へエンジンが正常に通常状態へ復帰したことを通知し処理を終了する。
また、ステップ610でエンジンが正常に起動しないと判断した場合、ステップ611でコントローラ部1040にエンジンのエラーを通知し処理を終了させる。
以上説明したように、本実施例によれば、次の効果が得られる。
すなわち、本実施例は、駆動負荷用電源の電圧をほぼロジック用電源部の出力電圧と等しくなるまで低下させ、かつ、ロジック用電源部に配されたスイッチング素子を導通状態に固定することで省エネルギー状態へと移行する画像形成装置である。しかし、省エネルギー状態におおいてインターロックスイッチが遮断になった場合、前述の省エネルギー状態から通常状態へと復帰する処理を行う。この制御により、インターロックスイッチが導通する際に生じるラッシュ電流により、省エネルギー状態にある駆動負荷用電源の電圧が瞬時的に低下することを防止する。この結果、エンジン制御CPUがシステムリセットを引き起こす問題を回避可能とする。
実施例3である“画像形成装置”について説明する。本実施例は、実施例1または実施例2に記載した画像形成装置において、コンデンサに蓄積された電圧が、省エネルギー状態で、インターロックスイッチ導通時にMOSFETを介し、エンジン制御CPU加わることで引き起こされる素子破壊を防止する例である。すなわち、前記素子破壊を防止するため、省エネルギー状態への移行を、インターロックスイッチが遮断されてから規定時間後(所定時間の経過後)に行う例である。
なお、本実施例の画像形成装置の要部構成は実施例1および2同様なので、その説明を援用し、ここでの詳細な説明は省略する。
図7は本実施例における電源システムを示すブロック図である。実施例1および2に記載の電源システムと異なり、補助巻線1016を1次巻線1044と同極性で結合させている。これにより補助巻線1016から得られる補助巻線電圧は1次側に配された平滑コンデンサ1005に比例した電圧値となり、2次側出力を省エネルギー状態で低下させても1次側制御部が起動と停止を繰り返す動作に至ることはなくなる。そのため、インターロックスイッチ1030の導通時に流れるラッシュ電流により電圧が低下することを防止可能とする。
しかしながら、図8のタイミングチャートに示したようにインターロックスイッチ1030が遮断された後に省エネルギー状態へ移行した場合、インターロックが導通した際にコンデンサ1032に残留した電圧が、MOSFET1022に加わる。そして、この電圧はMOSFET1022を介しエンジン制御CPU210に加わり素子破壊を引き起こす。
よって本実施例においては省エネルギー状態への移行を、インターロックスイッチ1030が遮断されてから規定時間後に行う。これにより、コンデンサ1032の電荷が十分放電された後にインターロックスイッチ1030を導通させることが可能となり、前述したエンジン制御CPU210の素子破壊の問題を解決できる。
図9のフローチャートを用いて本実施例におけるエンジン制御CPU210の通常状態から省エネルギー状態への状態遷移制御について説明を加える。まず、ステップ901でエンジン制御CPU210がコントローラ部1040から省エネルギー状態への移行命令を受信した後、ポート1(P1)への入力電圧があるかどうかを確認する。ポート1(P1)が0Vであった場合、エンジン制御CPU210はインターロックスイッチ1030が遮断されていると判断し、ステップ902でインターロックスイッチ1030が遮断されてから規定時間以上経過しているかどうかを判断する。ステップ902でインターロックスイッチ1030が遮断されてからの経過時間が短いと判断した場合、ステップ901に戻りインターロックスイッチ1030の状態を検出する。
一方、ステップ901でポート1(P1)がHighであった場合、およびステップ902でインターロックスイッチ1030が遮断されてから規定時間以上経過しているとエンジン制御CPU210が判断した場合には、ステップ903へ移行する。ステップ903ではエンジンを省エネルギー状態移行の処理を行う。ステップ903の具体的な処理としては、定着ローラの離間動作や外部装置に配されているCPU(不図示)への通知などの処理がある。次にステップ904でエンジン制御CPU210のポート2(P2)をLowにすることで、トランジスタ1015がOFFになり、駆動負荷用電源部1019の出力電圧が約3.29Vまで低下し始める。駆動負荷用電源部1019の電圧値はエンジン制御CPU210のA/Dポート3(P3)でモニタし、駆動負荷用電源部1019の電圧値が規定電圧値以下になるのをステップ905で判別する。ステップ905で駆動負荷用電源の電圧値が規定電圧値以下になったと判断した場合、ステップ906でエンジン制御CPU210はポート4をHighに設定しトランジスタ1041を導通状態にする。これによりMOSFET1022を常時導通常態へと設定し省エネルギー状態へと移行する。
以上説明したように、本実施例によれば、次の効果が得られる。
すなわち、本実施例は、駆動負荷用電源の電圧をほぼロジック用電源部の出力電圧と等しくなるまで低下させ、かつ、ロジック用電源部に配されたスイッチング素子を導通状態に固定することで省エネルギー状態へと移行する画像形成装置である。しかし、インターロックスイッチが遮断されてから規定時間以上経過した後に、前述の省エネルギー状態へと移行する。この制御により、インターロックスイッチより後に配されたコンデンサに残留している電圧がロジック用電源部のスイッチング素子を介してエンジン制御CPUへ加わることを防止する。この結果、エンジン制御CPUが素子破壊を引き起こす問題を回避することを可能とする。
実施例4の“画像形成装置”について説明する。本実施例は、コンデンサに蓄積された電圧が、インターロックスイッチの導通時にMOSFETを介し、エンジン制御CPUに加わることで引き起こされる素子破壊を防止する例である。すなわち、インターロックスイッチより駆動負荷側の電圧をモニタし、インターロックスイッチ開放後の電圧値が規定値以下であった場合に、実施例1〜3に記載した省エネルギー状態に移行する制御を行うことにより前記素子破壊を防止する例である。この制御により実施例3に記載した課題であるコンデンサに蓄積された電圧が、インターロックスイッチ1030導通時にMOSFETを介し、エンジン制御CPU加わることで引き起こされる素子破壊を防止可能とする。なお、本実施例の画像形成装置の要部構成は実施例1と同様なので、その説明を援用し、ここでの詳細な説明は省略する。
図10のフローチャートを用いて本実施例におけるエンジン制御CPU210の通常状態から省エネルギー状態への状態遷移制御について説明を加える。まず、ステップ1001でエンジン制御CPU210がコントローラ部1040から省エネルギー状態への移行命令を受信した後、ポート1(P1)が規定電圧値以下(駆動負荷への供給電圧が所定値以下)であるかどうかを確認する。ポート1(P1)が規定電圧値以上であった場合、コンデンサ1032に残留している電圧値が高いと判断しエンジン制御CPU210はステップ1001に戻りインターロックスイッチ1030の状態を検出する。
一方、ステップ1001でコンデンサ1032に残留している電圧値が規定値以下であるとエンジン制御CPU210が判断した場合には、ステップ1002でエンジンを省エネルギー状態へ移行する。ステップ1002の具体的な処理としては、定着ローラの離間動作や外部装置に配されているCPU(不図示)への通知などの処理がある。次にステップ1003でエンジン制御CPU210のポート2(P2)をLowにすることで、トランジスタ1015がOFFになり、駆動負荷用電源部1019の出力電圧が約3.29Vまで低下し始める。駆動負荷用電源部1019の電圧値はエンジン制御CPU210のA/Dポート3(P3)でモニタし、駆動負荷用電源部1019の電圧値が規定電圧値以下になるのをステップ1004で判別する。ステップ1004で駆動負荷用電源部1019の電圧値が規定電圧値以下になったと判断した場合、エンジン制御CPU210はポート4をHighに設定しトランジスタ1041を導通状態にする。これによりMOSFET1022を常時導通常態へと設定し省エネルギー状態へと移行する。
以上説明したように、本実施例によれば、次の効果が得られる。
すなわち、本実施例は、駆動負荷用電源の電圧をほぼロジック用電源部の出力電圧と等しくなるまで低下させ、かつ、ロジック用電源部に配されたスイッチング素子を導通状態に固定することで省エネルギー状態へと移行する画像形成装置である。しかし、駆動負荷用電源におけるインターロックスイッチより出力側のコンデンサの電圧値が規定値以下であるとエンジン制御CPUが判断した場合、前述の省エネルギー状態へと移行する。この制御により、インターロックスイッチ後に配されたコンデンサに残留している電圧がロジック用電源部のスイッチング素子を介してエンジン制御CPUへ加わることを防止する。この結果、エンジン制御CPUが素子破壊を引き起こす問題を回避することを可能とする。
実施例1の画像形成装置における電源システムの回路図 実施例1の概略構成を示す断面図 実施例1の基本構成を示すブロック図 インターロックスイッチの導通時における各部の電圧を示す図 実施例1の処理を示すフローチャート 実施例2の処理を示すフローチャート 実施例3の電源システムの回路図 インターロックスイッチの導通時における各部の電圧を示す図 実施例3の処理を示すフローチャート 実施例4の処理を示すフローチャート 従来例の電源システムの回路図
符号の説明
210 エンジン制御CPU
1019 駆動負荷用電源部
1020 ロジック用電源部
1022 MOSFET
1030 インターロックスイッチ

Claims (7)

  1. 駆動負荷用電源と、
    前記駆動負荷用電源から電源供給されるロジック用電源と、
    前記ロジック用電源から電源供給される制御部と、
    外部に連通するドアの開,閉に応じて前記駆動負荷用電源から駆動負荷への電源供給を遮断,導通するスイッチ手段と、
    前記スイッチ手段の導通状態および遮断状態を検知するスイッチ状態検知手段と、
    を備え、
    動作待機状態から省エネルギー状態へ移行した際に、前記駆動負荷用電源の出力電圧を低下させる画像形成装置であって、
    前記制御部は、前記動作待機状態において前記スイッチ状態検知手段で前記スイッチ手段の遮断状態を検知した場合に、前記動作待機状態から前記省エネルギー状態への移行を禁止することを特徴とする画像形成装置。
  2. 駆動負荷用電源と、
    前記駆動負荷用電源から電源供給されるロジック用電源と、
    前記ロジック用電源から電源供給される制御部と、
    外部に連通するドアの開,閉に応じて前記駆動負荷用電源から駆動負荷への電源供給を遮断,導通するスイッチ手段と、
    前記スイッチ手段の導通状態および遮断状態を検知するスイッチ状態検知手段と、
    を備え、
    動作待機状態から省エネルギー状態へ移行した際に、前記駆動負荷用電源の出力電圧を低下させる画像形成装置であって、
    前記制御部は、前記省エネルギー状態において前記スイッチ状態検知手段で前記スイッチ手段の遮断状態を検知した場合に、前記省エネルギー状態から前記動作待機状態へ移行させることを特徴とする画像形成装置。
  3. 駆動負荷用電源と、
    前記駆動負荷用電源から電源供給されるロジック用電源と、
    前記ロジック用電源から電源供給される制御部と、
    外部に連通するドアの開,閉に応じて前記駆動負荷用電源から駆動負荷への電源供給を遮断,導通するスイッチ手段と、
    前記スイッチ手段の導通状態および遮断状態を検知するスイッチ状態検知手段と、
    を備え、
    動作待機状態から省エネルギー状態へ移行した際に、前記駆動負荷用電源の出力電圧を低下させる画像形成装置であって、
    前記制御部は、前記動作待機状態において前記スイッチ状態検知手段で前記スイッチ手段の遮断状態を検知した場合に、所定時間の経過後に前記動作待機状態から前記省エネルギー状態へ移行させることを特徴とする画像形成装置。
  4. 駆動負荷用電源と、
    前記駆動負荷用電源から電源供給されるロジック用電源と、
    前記ロジック用電源から電源供給される制御部と、
    外部に連通するドアの開,閉に応じて前記駆動負荷用電源から駆動負荷への電源供給を遮断,導通するスイッチ手段と、
    前記スイッチ手段の導通状態および遮断状態を検知するスイッチ状態検知手段と、
    を備え、
    動作待機状態から省エネルギー状態へ移行した際に、前記駆動負荷用電源の出力電圧を低下させる画像形成装置であって、
    前記制御部は、前記動作待機状態において前記スイッチ状態検知手段で前記スイッチ手段の遮断状態を検知した場合に、前記駆動負荷への供給電圧が所定値以下になるのを待って前記動作待機状態から前記省エネルギー状態へ移行させることを特徴とする画像形成装置。
  5. 請求項1ないし4のいずれかに記載の画像形成装置において、
    前記スイッチ状態検知手段は、前記スイッチ手段の導通,遮断により電力を供給,遮断される電源ラインの電圧値により前記スイッチ手段の導通,遮断を判別することを特徴とする画像形成装置
  6. 請求項1ないし4のいずれかに記載の画像形成装置において
    前記駆動負荷用電源はフィードバック制御型の電源であり、
    前記制御部は、前記動作待機状態から前記省エネルギー状態への移行の際に、前記駆動負荷用電源の帰還率を高めることにより前記駆動負荷用電源の出力電圧を低減することを特徴とする画像形成装置。
  7. 請求項1ないし4のいずれかに記載の画像形成装置において
    前記ロジック用電源は、前記駆動負荷用電源の直流出力電圧をスイッチングするスイッチング素子を有し、
    前記制御部は、省エネルギー状態において前記駆動負荷用電源の直流出力電圧を前記ロジック用電源の直流出力電圧に近い値になるまで低下させると共に、前記スイッチング素子を導通状態に固定させる制御を行うことを特徴とする画像形成装置。
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