JP2017026679A - 画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】本発明の目的は、帯電器及び現像装置に用いられる昇圧回路を共用化した画像形成装置であって、帯電器及び現像装置への電力供給を停止する過程である立下げプロセスの際に、現像剤の移動を抑制することができる画像形成装置を提供することである。【解決手段】画像形成装置1の立下げプロセスにおいて、制御部4は、帯電電圧を遷移時帯電電圧Vc2とし、現像バイアスを遷移時現像バイアスVdc2とする。レーザー走査光学ユニット14は、感光体ドラム11表面における遷移時帯電電圧Vc2が印加された部分N2が照射位置に差し掛かったら露光を開始し、該表面の電荷を中和する。印加された部分N2が現像ローラ16に差し掛かったら、帯電チャージャ12及び現像装置13への電力供給は停止される。そして、帯電停止部分Pが該レーザー走査光学ユニット14の照射位置に差し掛かったら露光は停止される。【選択図】図3

Description

本発明は、画像形成装置、特に、電子写真方式の画像形成装置に関する。
昨今、一部の電子写真方式の画像形成装置では、像担持体の表面を帯電させる帯電器に用いられる昇圧回路、及び像担持体の表面の静電潜像を現像する現像装置に用いられる昇圧回路を共用している。しかし、昇圧回路を共用化すると、帯電器及び現像装置への電力供給を停止する過程である立下げプロセスにおいて、帯電器と現像装置とが同時に停止する。この場合、像担持体の一部の表面は、電力供給停止前に帯電器を通過して帯電し、電力供給停止後に現像装置を通過する。ここで、例えば2成分系現像剤を使用していた場合に、現像剤に含まれるキャリアが像担持体の一部の表面に移動してしまう虞がある。そこで、特許文献1に記載の画像形成装置のように、帯電器と現像装置との間に除電光源を設けて、電力供給が停止されたら像担持体の表面の電荷を中和する方法が考えられている。
特開平1−109373号公報
ただし、除電光源を設けて電力供給停止後に像担持体の表面の電荷を中和する方法では、像担持体の表面における除電光源と現像装置との間の区間は帯電したままであり、キャリアが像担持体の表面の該区間に移動してしまう虞がある。さらに、除電光源を設けることによる商品のコストアップも招来する。
この課題に対して、除電光源を設けずに、キャリアが像担持体表面に移動してしまうことを抑制する方法が考えられている。具体的には、像担持体の表面に静電潜像を形成するための露光装置を用いて、像担持体の表面を露光することで該表面の電荷を中和し、該表面における電荷が中和された中和部分が現像剤担持体に差し掛かったら、帯電器及び現像装置への電力供給が停止する方法である。しかし、この方法であっても、例えば、露光装置を構成するレーザー発光素子の表面の汚れなどにより露光装置から感光体ドラムへの光量が低下すると、感光体ドラム表面の電荷の中和が十分に行われず、結果として、キャリアが像担持体表面に移動してしまう虞があった。
本発明の目的は、帯電器及び現像装置に用いられる昇圧回路を共用化した画像形成装置であって、帯電器及び現像装置への電力供給を停止する過程である立下げプロセスの際に、現像剤の移動を抑制することができる画像形成装置を提供することである。
本発明の一の形態である画像形成装置は、
静電潜像を担持するための回転可能な像担持体と、
前記像担持体の表面を帯電させる帯電器と、
前記静電潜像を現像する現像剤を担持するための現像剤担持体を含む現像装置と、
前記像担持体の回転方向における前記帯電器の下流側、かつ、前記現像剤担持体の上流側に位置し、前記像担持体の表面を露光し該像担持体に静電潜像を形成する露光装置と、
前記帯電器に供給される電力の電圧を制御する昇圧回路と、
前記昇圧回路からの電力を分圧して前記現像装置に供給する分圧回路と、
現像により前記像担持体の表面に形成されたトナー像を被転写媒体に移動させる転写を行う転写部材と、
各部を制御する制御部と、
を備え、
前記制御部は、前記帯電器及び前記現像装置への電力供給を停止する過程である立下げプロセスにおいて、該帯電器により発生させる帯電電圧を、静電潜像を前記像担持体上に描画する際の帯電電圧である第1の帯電電圧よりも絶対値が小さい第2の帯電電圧とし、前記現像剤担持体に印加される電圧である現像バイアスを、静電潜像を現像する際の現像バイアスである第1の現像バイアスよりも絶対値が小さい第2の現像バイアスとし、
前記露光装置は、前記像担持体の表面のうち第2の帯電電圧が印加された部分が該露光装置の照射位置に差し掛かったら、該像担持体の表面を露光することで該表面の電荷を中和し、
前記表面における電荷が中和された部分が前記現像剤担持体に差し掛かったら、前記帯電器及び前記現像装置への電力供給が停止され、
前記露光装置は、前記像担持体の表面のうち電力供給を停止した際に前記帯電器を通過した帯電停止部分が、該露光装置の照射位置に差し掛かったら露光を停止すること、
を特徴とする。
本発明の一の形態である画像形成装置では、立下げプロセスにおいて、露光装置が像担持体の表面を露光することで該表面の電荷を中和し、該表面における電荷が中和された部分が現像剤担持体に差し掛かったら、帯電器及び現像装置への電力供給が停止される。これにより、像担持体表面への現像剤の移動を抑制することが出来る。さらに、本発明の一の形態である画像形成装置では、露光装置による像担持体表面の電荷の中和に先立ち、帯電器により発生させる帯電電圧を、静電潜像を像担持体上に描画する際の帯電電圧である第1の帯電電圧よりも絶対値が小さい第2の帯電電圧とし、現像剤担持体に印加される電圧である現像バイアスを、静電潜像を現像する際の現像バイアスである第1の現像バイアスよりも絶対値が小さい第2の現像バイアスとしている。これにより、何らかの理由で露光装置から感光体ドラムへの光量が低下した場合であっても、感光体ドラム表面の帯電量が小さいため、感光体ドラム表面の電荷の中和を十分に行うことができる。結果として、立下げプロセスにおいて、像担持体表面への現像剤の移動をより確実に抑制することができる。
本発明によれば、帯電器及び現像装置への電力供給を停止する過程である立下げプロセスの際に、現像剤の移動を抑制することができる。
一実施例に係る画像形成装置の内部構造を示す概略図である。 一実施例に係る画像形成装置における感光体ドラム周辺の構成を示す概略図である。 立下げプロセスに係る部材の作動及び電位を示したタイミングチャートである。 印字時及び非印字時における、感光体ドラムの表面電位及び現像バイアスを示す図である。 レーザー走査光学ユニットを作動させる際の感光体ドラムの状態を示す図である。 帯電チャージャ及び現像装置を停止する際の感光体ドラムの状態を示す図である。 レーザー走査光学ユニットを停止する際の感光体ドラムの状態を示す図である。 エラーから復帰した際の感光体ドラム表面の電荷の中和に係る部材の作動、停止及び電位を示したタイミングチャートである。 立下げプロセスに関する部分の構成を示すブロック図である。 画像形成及び立下げプロセスの制御に関するフローチャートである。 画像形成及び立下げプロセスの制御に関するフローチャートである。 エラーから復帰した際の感光体ドラム表面の電荷の中和の制御に関するフローチャートである。 エラーから復帰した際の感光体ドラム表面の電荷の中和の制御に関するフローチャートである。 変形例に係る画像形成装置における感光体ドラム周辺の構成を示す概略図である。 他の実施例に係る画像形成装置における感光体ドラム周辺の構成を示す概略図である。
(画像形成装置の概略構成、図1参照)
以下、一実施例である画像形成装置1について、添付図面を参照して説明する。各図においては、同じ部材、部分について共通する符号を付し、重複する説明は省略する。
画像形成装置1は、図1に示すように、タンデム方式の電子写真プリンタであり、画像形成装置1の各部及び各手段を制御する制御部4、Y(イエロー),M(マゼンタ),C(シアン),K(ブラック)の各色のトナー画像を形成するためのイメージングユニット10と、中間転写ユニット20を備えている。
イメージングユニット10は、それぞれ、感光体ドラム11を中心として帯電チャージャ12、現像装置13などを配置したもので、レーザー走査光学ユニット14から照射される光によってそれぞれの感光体ドラム11上に描画される静電潜像を、マイナスに帯電したトナーを現像装置13から感光ドラム11に移動させることにより、現像して各色のトナー画像を形成する。
中間転写ユニット20は、矢印W方向に無端状に回転駆動される中間転写ベルト21を備え、各感光体ドラム11と対向する1次転写ローラ22から付与される電界により、各感光体ドラム11上に形成されたトナー画像を中間転写ベルト21上に1次転写して合成する。なお、本実施例における電子写真法による具体的なプロセスは、後で説明する。
装置本体の下部には、用紙を1枚ずつ給紙する自動給紙ユニット30が配置され、用紙は給紙ローラ31からタイミングローラ対32を経て、中間転写ベルト21と2次転写ローラ25とのニップ部に搬送され、2次転写ローラ25から付与される電界にてトナー画像(合成カラー画像)が2次転写される。その後、用紙は定着ユニット35に搬送されてトナーの加熱定着を施され、装置本体の上面に配置されたトレイ部2に排出される。
(感光体ドラム及びその周囲の部材の詳細 図2参照)
上述のとおり、感光体ドラム11の周囲には、帯電チャージャ12、現像ローラ16を含む現像装置13などが配置されている。具体的には、図2に示すように、感光体ドラム11の回転軸方向から見たとき、時計回りに回転する感光体ドラム11の周囲に、帯電チャージャ12、レーザー走査光学ユニット14、現像ローラ16、1次転写ローラ22及びイレーサ17がこの順で時計回りに並んでいる。
そして、画像形成の際には、帯電チャージャ12が感光体ドラム11の表面をマイナスに帯電させる。マイナスに帯電した感光体ドラム11の表面の一部は、レーザー走査光学ユニット14からの光の照射、つまり、露光により、電荷が中和される。その結果、感光体ドラム11の表面の一部に静電潜像が描画される。その後、静電潜像が描画された感光体ドラム11の表面が、現像ローラ16を通過することで、マイナスに帯電したトナーが感光体ドラム11の表面における静電潜像部分に移動し、静電潜像が現像される。さらに、トナー画像が形成された感光体ドラム11の表面が、1次転写ローラ22付近を通過することで、1次転写ローラ22から付与される電界により、感光体ドラム11上のトナー画像が中間転写ベルト21に転写される。転写後、感光体ドラム11の表面に残存する不要な電荷はイレーサ17により除去される。なお、以下で、感光体ドラム11から中間転写ベルト21にトナー画像の転写が行われる位置を、転写位置Kと称す。
ここで、帯電チャージャ12及び現像装置13は、昇圧回路40を共用している。具体的には、帯電チャージャ12に電力供給する昇圧回路40の電力を、分圧回路42を介して、現像装置13に供給している。従って、昇圧回路40からの電力供給が停止されると、帯電チャージャ12及び現像装置13が同時に停止する。
また、本実施例における1次転写ローラ22は、画像形成中、つまり、トナー画像の転写時には、中間転写ベルト21を挟んで感光体ドラム11に圧接している。そして、転写終了後に、1次転写ローラ22は図示しない移動機構により感光体ドラム11から離れる。
(立下げプロセスの説明 図3乃至図7参照)
立下げプロセスは、感光体ドラム11の表面の電荷を中和しつつ、帯電チャージャ12及び現像装置13への電力供給を停止する過程である。以下で、立下げプロセスについてより詳しく説明する。
まず、レーザー走査光学ユニット14による感光体ドラム11上への静電潜像の形成が終了することで、立下げプロセスが開始される。
静電潜像の形成終了後、所定時刻T1になると、図3に示すように、制御部4は、帯電チャージャ12により発生させる帯電電圧Vcを、印字時、つまり、静電潜像を描画する際の印字帯電電圧Vc1よりも絶対値が小さい遷移時帯電電圧Vc2とする。これと略同時に、制御部4は、現像ローラ16に印加される現像バイアスVdcを、印字時、つまり、静電潜像を現像する際の印字現像バイアスVdc1よりも絶対値が小さい遷移時現像バイアスVdc2とする。
ここで、遷移時現像バイアスVdc2は、印字中と非印字時における印加電圧の違いを利用して、印字現像バイアスVdc1よりも小さくすることが可能である。具体的には、現像バイアスVdcと感光体ドラム11表面の電位Vgとの電位差をかぶりマージンと呼ぶ。このかぶりマージンを大きくすることで、現像ローラ16から感光体ドラム11表面への意図しないトナーの付着を抑制することができる。一方、かぶりマージンを大きくしすぎると、現像ローラ16から感光体ドラム11の表面にキャリアが飛んでしまう。従って、かぶりマージンにも上限がある。しかし、非印字時では印字中と異なり、現像バイアスVdcに交流電圧が重畳されていない。これにより、非印字時では印字中よりも、キャリアが感光体ドラム11の表面に飛びにくいため、かぶりマージンを大きくすることができる。そして、画像形成装置1では、この印字中のかぶりマージンと非印字時のかぶりマージンとの差(以下で、許容かぶりマージンVm)を利用して、遷移時現像バイアスVdc2を印字現像バイアスVdc1よりも小さくすることができる。
図4を用いてより具体的に説明すると、許容かぶりマージンVmは、静電潜像を描画していない時(非印字時)に必要な現像バイアスVdcと感光体ドラム11表面の電位Vgとの電位差である停止中かぶりマージンVts、及び静電潜像を描画する際(印字時)に必要な現像バイアスVdcと該感光体ドラム表面の電位Vgとの電位差である印字中かぶりマージンVtpの差である。
また、遷移時帯電電圧Vc2は、意図しないトナーが感光体ドラム11表面に飛散することを考慮して、図3に示すように、遷移時現像バイアスVdc2よりも絶対値の大きな値となる。これに加え、画像形成装置1では、種々の要素を考慮して、遷移時帯電電圧Vc2を決定している。例えば、感光体ドラム11がその使用により消耗していた場合には、感光体ドラム11の表面が帯電しにくくなる。従って、制御部4が、遷移時帯電電圧Vc2を、その使用開始時よりも高く設定する。これとは逆に、現像装置13に蓄えられた現像剤が消耗していた場合には、制御部4が、遷移時帯電電圧Vc2を、その使用開始時よりも低く設定する。これは、現像剤が消耗していた場合にはトナーの帯電量が減るため、感光体ドラム11表面に飛ぶトナーの量が多くなるためである。
帯電電圧が遷移時帯電電圧Vc2になり、現像バイアスが遷移時現像バイアスVdc2になった後、感光体ドラム11の表面のうち遷移時帯電電圧Vc2が印加された部分N2が、レーザー走査光学ユニット14の照射位置に到達する時刻である所定時刻T2になると、図3及び図5に示すように、レーザー走査光学ユニット14により、感光体ドラム11の表面の電荷を中和する全露光が開始される。なお、全露光は、静電潜像を形成する露光とは異なり、レーザー走査光学ユニット14により照射が可能な位置を通過する感光体ドラム11の表面全体に亘って行われる。
さらに、所定時刻T3になり、感光体ドラム11の表面における遷移時帯電電圧Vc2が印加され、その後、電荷の中和が行われた部分N2が現像ローラ16に差し掛かると、図3及び図6に示すように昇圧回路40からの電力供給が停止される。これにより、帯電チャージャ12及び現像装置13が停止する。
そして、感光体ドラム11の表面のうち、昇圧回路40からの電力供給停止時に帯電チャージャ12を通過した帯電停止部分P(図6参照)が、レーザー走査光学ユニット14の照射位置に差し掛かかる時刻T4になったら、図3及び図7に示すように、該レーザー走査光学ユニット14による全露光を停止する。以上により、感光体ドラム11の表面の電荷を除去することができる。
ところで、立下げプロセスにおいて、図3に示すように、時刻Tt1にトナー画像の中間転写ベルト21への転写が終了し、該中間転写ベルト21に転写された画像の後端が転写位置Kを離れると、1次転写ローラ22への帯電が停止される。さらに、中間転写ベルト21に転写された画像の後端が中間転写ベルト21と2次転写ローラ25とのニップ部を通過した時刻Tt2になると、一次転写ローラ22は図示しない移動機構により感光体ドラム11からの離間を開始する。これにより、感光体ドラム11の表面のうち現像装置13が停止した際に現像ローラ16を通過した現像停止部分R(図6参照)が、転写位置Kに差し掛かる時刻T5には、図3に示すように、一次転写ローラ22は感光体ドラム11から離れている。
なお、1次転写の終了時刻Tt1から帯電電圧及び現像バイアスを変更する時刻T1までの時間I7は、時刻T1から時刻T2までの時間I1、時刻T2から時刻T3までの時間I2、時刻T3から時刻T5までの時間I3、時刻Tt1から時刻Tt2までの時間I4、及び時刻Tt2から時刻T5までの時間I5を用いて、下記の式で表される。
I7=I4+I5−(I1+I2+I3)
(エラー時の対応 図8及び図9参照)
画像形成装置1が動作している最中に、例えばジャム等で、上記の立下げプロセスが適正に行われなかった場合について説明する。
エラーにより立下げプロセスが適正に行われなかった場合、画像形成装置1では、該エラーから復帰した際、例えば、ジャムを起こした用紙が取り除かれた際に、感光体ドラム11表面の電荷の中和を行う。
具体的には、画像形成装置1が再起動すると(時刻T6になると)、昇圧回路40から帯電チャージャ12及び現像装置13に電力が供給される。このとき、図8に示すように、制御部4は、帯電電圧Vcを、印字帯電電圧Vc1よりも絶対値が小さい昇圧時帯電電圧Vc3とする。また、現像バイアスVdcを、印字現像バイアスVdc1よりも絶対値が小さい昇圧時現像バイアスVdc3とする。
そして、現像バイアス電圧Vdcが昇圧時現像バイアス電圧Vdc3で安定する時刻T7になると、感光体ドラム11が回転を開始し、さらに、レーザー走査光学ユニット14も起動する。これにより、レーザー走査光学ユニット14による感光体ドラム11表面の電荷の中和、つまり、全露光が開始される。
その後、所定時刻T8になり、感光体ドラム11の表面における昇圧時帯電電圧Vc3が印加された部分が現像ローラ16に差し掛かると、制御部4は、帯電電圧Vcを印字帯電電圧Vc1とし、現像バイアスVdcを印字現像バイアスVdc1にする。
そして、感光体ドラム11の表面のうち、印字帯電電圧Vc1が印加された部分が、レーザー走査光学ユニット14の照射位置に差し掛かかる時刻T9になったら、該レーザー走査光学ユニット14による全露光を停止する。
画像形成装置1では、該エラーから復帰した際に、以上のようなプロセスを経てから画像形成を行う。
(画像形成及び立下げプロセスのメインフロー 図9乃至図11参照)
画像形成装置1における画像形成及び立下げプロセスの制御は、図9に示すように、画像形成命令やその終了等を知らせるMFPコントローラ102からの指示に基づき、エンジン制御部104に含まれるエンジン制御CPU106が、レーザー走査光学ユニット14などに命令を出すことにより行われる。なお、MFPコントローラ102及びエンジン制御部104は、制御部4の一部である。以下で、図10及び図11に記載のフローチャートを参照しながら、画像形成から立下げプロセスまでの制御のメインフローを説明する。
画像形成及び立下げプロセスの制御は、まず、画像形成装置1の電源が投入され、画像形成をすぐに行うことができる待機状態になることでスタートする。
本制御のステップMS1では、制御部4が、画像形成装置1に設けられたユーザー入力用のインターフェース、画像形成装置1と接続されたコンピュータ端末、及び画像形成装置1に設けられたセンサ等から各種の情報を得る。
ステップMS2では、制御部4がステップMS1で得た情報から、帯電チャージャ12及び現像装置13への電力供給を開始する過程である立上げプロセスの開始条件が存在するか否かが、制御部4により判定される。立上げプロセスの開始条件が存在する場合には、本制御はステップMS3に進み、存在しない場合にはステップMS1に戻る。なお、立上げプロセス開始の条件としては、画像形成命令、画像の安定化や感光体表面のクリニーング、トナーの補給、現像装置13のトナー濃度の確認、及び感光体ドラム11の電気抵抗のモニタリング等である。
ステップMS3では、制御部4が立上げプロセスを開始する。具体的には、昇圧回路40から帯電チャージャ12及び現像装置13への電力供給、感光体ドラム11の回転、及び中間転写ベルト21の駆動等が開始される。
ステップMS4では、制御部4が、立上げプロセス開始の条件となった画像形成等の処理が終了したか否かを判定する。終了した場合には本制御はステップMS5に進み、終了していない場合には本制御はステップMS4で待機する。
ステップMS5では、時刻T1までの時間を計時するタイマーE1を起動する。タイマーE1は、画像形成等の処理の終了時を基準時として、制御部4が、帯電電圧Vcを印字帯電電圧Vc1から遷移時帯電電圧Vc2に変更するまでの時間、及び現像バイアスVdcを印字現像バイアスVdc1から遷移時現像バイアスVdc2に変更するまでの時間を計時するタイマーである。
ステップMS6では、制御部4が、時刻T1になったか否かを判定する。時刻T1になった場合には、本制御はステップMS7に進む。時刻T1を経過していない場合には、ステップMS6において時刻T1になるまで待機する。
ステップMS7では、制御部4が、帯電電圧Vcを印字帯電電圧Vc1から遷移時帯電電圧Vc2に変更する。また、現像バイアスVdcを印字現像バイアスVdc1から遷移時現像バイアスVdc2に変更する。
ステップMS8では、時刻T2までの時間を計時するタイマーE2を起動する。タイマーE2は、制御部4が帯電電圧Vc及び現像バイアスVdcを変更した時間を基準時として、レーザー走査光学ユニット14による全露光を開始するまでの時間を計時するタイマーである。
ステップMS9では、制御部4が、時刻T2になったか否かを判定する。時刻T2になった場合には、本制御はステップMS10に進む。時刻T2を経過していない場合には、ステップMS9において時刻T2になるまで待機する。
ステップMS10では、レーザー走査光学ユニット14により、感光体ドラム11の表面の電荷を中和する全露光が開始される。
ステップMS11では、時刻T3までの時間を計時するタイマーE3を起動する。タイマーE3は、レーザー走査光学ユニット14による全露光の開始時刻を基準時として、感光体ドラム11の表面における遷移時帯電電圧Vc2が印加された部分N2が、現像ローラ16に差し掛かるまでの時間を計時するタイマーである。
ステップMS12では、制御部4が、時刻T3になったか否かを判定する。時刻T3になった場合には、本制御はステップMS13に進む。時刻T3なっていない場合には、ステップMS12において時刻T3になるまで待機する。
ステップMS13では、制御部4により昇圧回路40からの電力供給が停止され、帯電チャージャ12及び現像装置13が停止する。
ステップMS14では、時刻T4までの時間を計時するタイマーE4を起動する。タイマーE4は、昇圧回路40からの電力供給の停止時を基準時として、該停止時に帯電チャージャ12を通過した感光体ドラム11の表面の帯電停止部分Pが、レーザー走査光学ユニット14の照射位置に差し掛かるまでの時間を計時するタイマーである。
ステップMS15では、制御部40が、時刻T4になったか否かを判定する。時刻T4になった場合には、本制御はステップMS16に進む。時刻T4になっていない場合には、ステップMS15において時刻T4になるまで待機する。
ステップMS16では、レーザー走査光学ユニット14による全露光を停止する。その後、本制御は再びステップMS1に戻る。なお、上記の時刻T1,T2,T3,T4は、感光体ドラム11の回転速度が一定であれば、その回転速度から割り出すことができる。
(エラーから復帰した際のフロー 図12及び図13参照)
エラーにより立下げプロセスが適正に行われなかった場合、画像形成装置1では、該エラーから復帰した際に感光体ドラム11表面の電荷の中和を行う。そのフローについて以下で説明する。
まず、本制御は画像形成から立下げプロセスまでの制御のメインフローにおいて、トラブルにより立下げプロセスが正常に終了しなかったことでスタートする。
本制御のステップSS1では、エラーの要因が取り除かれたか否かを制御部4が判定する。エラーの要因が取り除かれたと判定した場合には、本制御はステップSS2に進み、要因が取り除かれていないと判定した場合は、本制御はステップSS1で待機する。
ステップSS2では、昇圧回路40から帯電チャージャ12及び現像装置13への電力供給が開始される。このとき、制御部4は、帯電電圧Vcを昇圧時帯電電圧Vc3に設定し、現像バイアスVdcを現像バイアスVdc3に設定する。
ステップSS3では、制御部4が、現像バイアス電圧Vdcが昇圧時現像バイアス電圧Vdc3で安定したか否かを判定する。現像バイアス電圧Vdcが昇圧時現像バイアス電圧Vdc3で安定した場合には、本制御はステップSS4に進み、到達していない場合には、本制御は現像バイアス電圧Vdcが安定するまでステップSS3で待機する。
ステップSS4では、感光体ドラム11の回転が開始されるとともに、レーザー走査光学ユニット14により、感光体ドラム11の表面の電荷を中和する全露光が開始される。
ステップSS5では、制御部4が、時刻T8までの時間を計時するタイマーE8を起動する。時刻T8は、感光体ドラム11の表面における昇圧時帯電電圧Vc3が印加された部分が、現像ローラ16に差し掛かる時刻である。
ステップSS6では、制御部4が、時刻T8になったか否かを判定する。時刻T8になった場合には、本制御はステップSS7に進む。時刻T8になっていない場合には、ステップSS6において時刻T8になるまで待機する。
ステップSS7では、制御部4は、帯電電圧Vcを印字帯電電圧Vc1とし、現像バイアスVdcを印字現像バイアスVdc1にする。
ステップSS8では、制御部4が、時刻T9までの時間を計時するタイマーE9を起動する。タイマーE9は、帯電電圧Vcが印字帯電電圧Vc1となった時刻を基準時として、感光体ドラム11の表面のうち該時刻に帯電チャージャ12を通過した部分が、レーザー走査光学ユニット14の照射位置に差し掛かる時刻T9までの時間を計時するタイマーである。
ステップSS9では、制御部40が、時刻T9になったか否かを判定する。時刻T9になった場合には、本制御はステップSS10に進む。時刻T9になっていない場合には、ステップSS9において時刻T9になるまで待機する。
ステップSS10では、レーザー走査光学ユニット14による全露光を停止する。その後、本制御は待機状態に戻る。
(効果)
画像形成装置1では、立下げプロセスにおいて、レーザー走査光学ユニット14が感光体ドラム11の表面を露光することで該表面の電荷を中和し、該表面における電荷が中和された部分、つまり、遷移時帯電電圧Vc2が印加された部分N2が現像ローラ16に差し掛かったら、帯電チャージャ12及び現像装置13への電力供給が停止される。これにより、感光体ドラム11表面への現像剤の移動を抑制することが出来る。
また、画像形成装置1では、レーザー走査光学ユニット14による感光体ドラム11表面の電荷の中和に先立ち、帯電器12により発生させる帯電電圧Vcを、静電潜像を感光体ドラム11上に描画する際の帯電電圧である印字帯電電圧Vc1よりも絶対値が小さい遷移時帯電電圧Vc2とし、現像バイアスVdcを、静電潜像を現像する際の現像バイアスである印字現像バイアスVdc1よりも絶対値が小さい遷移時現像バイアスVdc2としている。これにより、レーザー走査光学ユニット14から感光体ドラム11への光量が低下した場合であっても、感光体ドラム11表面の帯電量が小さいため、感光体ドラム11表面の電荷の中和を十分に行うことができる。結果として、立下げプロセスにおいて、感光体ドラム11表面への現像剤の移動をより確実に抑制することができる。
さらに、遷移時現像バイアスVdc2の設定は、印字中と非印字時における印加電圧の違いを利用している。具体的には、非印字時では印字中と異なり、現像バイアスVdcに交流電圧が印加されていない。これにより、非印字時では印字中よりも、キャリアが感光体ドラム11の表面に飛びにくいため、かぶりマージンを大きくすることができる。そして、画像形成装置1では、この印字中のかぶりマージンと非印字時のかぶりマージンとの差、いわゆる許容かぶりマージンの分だけ、遷移時現像バイアスVdc2を印字現像バイアスVdc1よりも小さくしている。これにより、立下げプロセスにおいて、キャリアを感光体ドラム11の表面に飛ばすことなく、現像バイアスを下げることができる。
これに加え、画像形成装置1では、例えば、感光体ドラム11の消耗度合や現像剤の消耗度合、並びに感光体ドラム11の周囲の温度、湿度及び気圧等の環境など種々の要素を考慮して、遷移時帯電電圧Vc2を決定している。これにより、画像形成装置1では、立下げプロセスにおける感光体ドラム11表面へのトナーの飛散を抑制することが可能である。
ところで、画像形成装置1では、感光体ドラム11の表面のうち現像装置13が停止したときに現像ローラ16を通過した現像停止部分Rが、転写位置Kに差し掛かかる前に、一次転写ローラ22は図示しない移動機構により感光体ドラム11から離れる。これにより、現像停止部分Rにわずかに付着したトナーが、中間転写ベルト21に付着することを抑制することができる。なお、一次転写ローラ22を移動させる移動機構と、定着ユニット35に含まれるローラとが駆動系を共用している場合であって、可能な限り移動機構による一次転写ローラ22の移動を遅らせたい場合には、現像停止部分Rが転写位置Kに差し掛かかるタイミングと略同時に、一次転写ローラ22を移動させてもよい。
また、画像形成装置1では、エラーにより立下げプロセスが適正に行われなかった場合、該エラーから復帰した際にレーザー走査光学ユニット14により全露光を行う。これにより、立下げプロセスが適正に行われなかったことにより感光体ドラム11の表面に残留した電荷を中和することができ、エラー復帰後に現像装置13から感光体ドラム11に意図せず現像剤が移動することを抑制することができる。
しかも、エラーから復帰した際の全露光時に、帯電器12により発生させる帯電電圧Vcを、静電潜像を感光体ドラム11上に描画する際の帯電電圧である印字帯電電圧Vc1よりも絶対値が小さい遷移時帯電電圧Vc3とし、現像バイアスVdcを、静電潜像を現像する際の現像バイアスである印字現像バイアスVdc1よりも絶対値が小さい遷移時現像バイアスVdc3としている。これにより、レーザー走査光学ユニット14から感光体ドラム11への光量が低下した場合であっても、感光体ドラム11表面の帯電量が小さいため、感光体ドラム11表面の電荷の中和を十分に行うことができる。結果として、エラーから復帰した際の全露光時において、感光体ドラム11表面への現像剤の移動をより確実に抑制することができる。
(変形例 図14参照)
変形例である画像形成装置1Aと画像形成装置1との相違点は、画像形成装置1Aでは、帯電チャージャ12に代わり、帯電ブラシ18を備えている点である。
そして、帯電ブラシ18を備えた画像形成装置1Aでは、遷移時帯電電圧Vc2を決定する要素の一つして、帯電ブラシ18によって感光体ドラム11の表面を帯電させることのできる最低の帯電電圧である帯電開始電圧を考慮している。これにより、帯電電圧Vcを下げすぎたために、感光体ドラム11の表面が帯電しないという事態を回避できる。
画像形成装置1Aにおける他の構成は画像形成装置1と同様である。従って、その作用効果は一実施例と基本的に同様である。
(他の実施例)
なお、本発明に係る画像形成装置は前記実施例に限定するものではなく、その要旨の範囲内で種々に変更することができる。例えば、本実施例は、いわゆる中間転写ベルト方式であったが、図15に示すような感光体ドラム11上のトナー像を繰り返し用紙に転写する転写ドラム方式であってもよい。また、例えば、分圧回路42の機械的な制約により、該分圧回路42を介して現像装置13に供給される電力の電圧と、昇圧回路40から帯電チャージャ12に電力供給される電力の電圧との電圧差に制限がある場合には、この制限を遷移時帯電電圧Vc2を決定する要素の一つとして考慮してもよい。
以上のように、本発明に係る画像形成装置は、帯電器及び現像装置への電力供給を停止する過程である立下げプロセスの際に、現像剤の移動を抑制することができる点で優れている。
K 転写位置
N2 遷移時帯電電圧Vc2が印加された部分(第2の帯電電圧が印加された部分)
P 帯電停止部分
R 現像停止部分
Vc 帯電電圧
Vc1 印字帯電電圧(第1の帯電電圧)
Vc2 遷移時帯電電圧(第2の帯電電圧)
Vc3 昇圧時帯電電圧(第3の帯電電圧
Vdc 現像バイアス
Vdc1 印字現像バイアス(第1の現像バイアス)
Vdc2 遷移時現像バイアス(第2の現像バイアス)
Vdc3 昇圧時現像バイアス(第3の現像バイアス)
Vts 停止中かぶりマージン
Vtp 印字中かぶりマージン
1 画像形成装置
4 制御部
11 感光体ドラム(像担持体)
12 帯電チャージャ(帯電器)
13 現像装置
14 レーザー走査光学ユニット(露光装置)
16 現像ローラ(現像担持体)
21 中間転写ベルト(被転写媒体)
22 一次転写ローラ(転写部材)
40 昇圧回路
42 分圧回路

Claims (10)

  1. 静電潜像を担持するための回転可能な像担持体と、
    前記像担持体の表面を帯電させる帯電器と、
    前記静電潜像を現像する現像剤を担持するための現像剤担持体を含む現像装置と、
    前記像担持体の回転方向における前記帯電器の下流側、かつ、前記現像剤担持体の上流側に位置し、前記像担持体の表面を露光し該像担持体に静電潜像を形成する露光装置と、
    前記帯電器に供給される電力の電圧を制御する昇圧回路と、
    前記昇圧回路からの電力を分圧して前記現像装置に供給する分圧回路と、
    現像により前記像担持体の表面に形成されたトナー像を被転写媒体に移動させる転写を行う転写部材と、
    各部を制御する制御部と、
    を備え、
    前記制御部は、前記帯電器及び前記現像装置への電力供給を停止する過程である立下げプロセスにおいて、該帯電器により発生させる帯電電圧を、静電潜像を前記像担持体上に描画する際の帯電電圧である第1の帯電電圧よりも絶対値が小さい第2の帯電電圧とし、前記現像剤担持体に印加される電圧である現像バイアスを、静電潜像を現像する際の現像バイアスである第1の現像バイアスよりも絶対値が小さい第2の現像バイアスとし、
    前記露光装置は、前記像担持体の表面のうち第2の帯電電圧が印加された部分が該露光装置の照射位置に差し掛かったら、該像担持体の表面を露光することで該表面の電荷を中和し、
    前記表面における電荷が中和された部分が前記現像剤担持体に差し掛かったら、前記帯電器及び前記現像装置への電力供給が停止され、
    前記露光装置は、前記像担持体の表面のうち電力供給を停止した際に前記帯電器を通過した帯電停止部分が、該露光装置の照射位置に差し掛かったら露光を停止すること、
    を特徴とする画像形成装置。
  2. 前記第2の現像バイアスは、前記第1の現像のバイアスから所定の電圧を引いた値であり、
    前記所定の電圧は、静電潜像を描画していない時に必要な現像バイアスと前記像担持体表面の電位差である停止中かぶりマージン、及び静電潜像を描画する際に必要な現像バイアスと該像担持体表面の電位差である印字中かぶりマージンの差であること、
    を特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記第2の帯電電圧は、前記第2の現像バイアスよりも絶対値が大きく、かつ、前記帯電器が前記像担持体の表面を帯電させることができる最低電圧である帯電開始電圧を考慮した値であること、
    を特徴とする請求項2に記載の画像形成装置。
  4. 前記第2の帯電電圧は、前記第2の現像バイアスよりも絶対値が大きく、かつ、前記像担持体の消耗状態を考慮した値であること、
    を特徴とする請求項2に記載の画像形成装置。
  5. 前記第2の帯電電圧は、前記第2の現像バイアスよりも絶対値が大きく、かつ、前記現像装置に蓄えられた現像剤の消耗状態を考慮した値であること、
    を特徴とする請求項2に記載の画像形成装置。
  6. 前記第2の帯電電圧は、前記第2の現像バイアスよりも絶対値が大きく、かつ、前記像担持体周辺雰囲気の環境状態を考慮した値であること、
    を特徴とする請求項2に記載の画像形成装置。
  7. 前記第2の帯電電圧は、前記分圧回路によって作り出すことのできる前記昇圧回路の出力電圧との電位差を考慮した値であること、
    を特徴とする請求項2に記載の画像形成装置。
  8. 前記転写は、前記転写部材が帯電し、かつ、前記被転写媒体を前記像担持体に圧接させることにより行われ、
    前記立下げプロセスにおいて、圧接時に前記被転写媒体と該像担持体とが接触する転写位置を該非転写媒体に転写された画像の後端が離れたら前記転写部材の帯電を停止し、
    前記画像の印刷媒体への転写が完了したら前記転写部材は該像担持体からの離間を開始し、
    前記露光装置は、前記像担持体の表面において最後に現像が行われた現像停止部分が、圧接時に前記被転写媒体と該像担持体とが接触する転写位置に到達した際には、該転写部材は該像担持体から離れていること、
    を特徴とする請求項1乃至請求項7のいずれかに記載の画像形成装置。
  9. 前記帯電器及び前記現像装置への電力供給が開始される立上げプロセスにおいて、
    前記制御部は、前記帯電電圧を第1の帯電電圧よりも絶対値が小さい第3の帯電電圧とし、前記現像剤担持体に印加される電圧である現像バイアスを、静電潜像を現像する際の現像バイアスである第1の現像バイアスよりも絶対値が小さい第3の現像バイアスとし、
    前記露光装置は、前記現像バイアスが第3の現像バイアスで安定したら、前記像担持体の表面を露光することで該表面の電荷を中和し、
    前記制御部は、前記表面における第3の帯電電圧が印加された部分が前記現像剤担持体に差し掛かったら、前記帯電電圧を第1の帯電電圧とするとともに、前記現像バイアスを第1の現像バイアスとし、
    前記露光装置は、前記表面における第1の帯電電圧が印加された部分が前記照射位置に差し掛かったら、露光を停止すること、
    を特徴とする請求項1乃至請求項8のいずれかに記載の画像形成装置。
  10. 動作中のトラブルにより前記立下げプロセスが適正に行われなかった場合、該トラブルから復帰後の、前記帯電器及び前記現像装置への電力供給が開始される立上げプロセスにおいて、
    前記制御部は、前記帯電電圧を第1の帯電電圧よりも絶対値が小さい第3の帯電電圧とし、前記現像剤担持体に印加される電圧である現像バイアスを、静電潜像を現像する際の現像バイアスである第1の現像バイアスよりも絶対値が小さい第3の現像バイアスとし、
    前記露光装置は、前記現像バイアスが第3の現像バイアスで安定したら、前記像担持体の表面を露光することで該表面の電荷を中和し、
    前記制御部は、前記表面における第3の帯電電圧が印加された部分が前記現像剤担持体に差し掛かったら、前記帯電電圧を第1の帯電電圧とし、前記現像バイアスを第1の現像バイアスとし、
    前記露光装置は、前記表面における第1の帯電電圧が印加された部分が前記照射位置に差し掛かったら、露光を停止すること、
    を特徴とする請求項1乃至請求項8のいずれかに記載の画像形成装置。
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