JP2019120717A - 定着装置及び画像形成装置 - Google Patents

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雅美 柴原
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Abstract

【課題】加熱部材の熱源のスイッチング素子の異常を適切に判定して加熱部材の過昇温を抑制する。【解決手段】定着装置13は、用紙に形成されたトナー像を加熱する加熱部材20と、加熱部材20を加熱する熱源23と、熱源23に電力を供給する電源22と、リレー回路30、31、32と、スイッチング素子33と、異常検出回路35、36、37、38、39とを備える。リレー回路は、電源22が通電状態の場合にオン状態になり電源22と熱源23とを接続し、電源22が非通電状態の場合にオフ状態になり電源22と熱源23との接続を解除する。スイッチング素子は、電源22と熱源23との間に直列接続され、加熱部材20の温度検知結果に基づいてオン及びオフが切り換えられる。異常検出回路は、スイッチング素子の両端電圧が異なる場合にリレー回路をオン状態し、スイッチング素子の両端電圧が等しい場合にリレー回路をオフ状態にする。【選択図】図3

Description

本発明は、用紙にトナー像を定着させる定着装置と、この定着装置を備えた画像形成装置に関する。
従来、画像形成装置では、用紙に形成されたトナー像を定着させる定着装置を備える。定着装置は、トナー像を加熱する加熱部材と、用紙に対してトナー像を加圧する加圧部材とを備える。加熱部材は、熱源によって定着温度まで加熱されてトナー像を加熱する。
例えば、特許文献1に開示される画像形成装置の定着器(定着装置)は、定着ローラー(加熱部材)への電力の供給と遮断をトライアックにより切り換え、またサーミスタで温度を検出し、コントローラにより定着ローラーの温度を所定温度に制御する。この定着器では、トライアックへの制御信号が電力遮断状態のときに、定着ローラーへの電力供給の状態検出信号のエッジ間隔を計測し、計測されたエッジ間隔が第1の設定時間以上であると判断したときに異常信号を出力し、またその異常信号が第2の設定時間以上連続して出力されたことを計測し、それらの結果によりトライアックへの制御信号を設定する。
特開2004−138639号公報
定着装置では、サーミスタ等の温度検知器によって加熱部材の温度を検知し、加熱部材の熱源への電力供給を、温度検知器の検知結果に基づいてトライアック等の整流素子によって切り換えるものがある。上記した定着装置では、熱源への電力が供給状態か遮断状態かを示す状態検出信号のエッジ間隔を計測し、その計測結果に基づいて整流素子の異常を判定している。しかしながら、このような定着装置では、整流素子の異常を判定するためには、電源と熱源との接続を切り換えるリレー回路をオンにしておいて、コントローラが立ち上がるまで待機する必要がある。そのため、コントローラが立ち上がるまでに、整流素子に異常が発生した場合には、コントローラで整流素子の異常を判定することができず、熱源に電力が供給され続けて、加熱部材が過昇温するおそれがある。
本発明では、加熱部材の熱源のスイッチング素子の異常を適切に判定して加熱部材の過昇温を抑制することを目的とする。
本発明の定着装置は、用紙に形成されたトナー像を加熱する加熱部材と、前記加熱部材を加熱する熱源と、前記熱源に電力を供給する電源と、前記電源が通電状態の場合にオン状態になり前記電源と前記熱源とを接続する一方、前記電源が非通電状態の場合にオフ状態になり前記電源と前記熱源との接続を解除するリレー回路と、前記電源と前記熱源との間に直列接続され、前記加熱部材の温度の検知結果に基づいてオン及びオフが切り換えられるスイッチング素子と、前記スイッチング素子の両端電圧が異なる場合に前記リレー回路をオン状態にする一方、前記スイッチング素子の両端電圧が等しい場合に前記リレー回路をオフ状態にする異常検出回路と、を備えることを特徴とする。
上記した定着装置において、前記リレー回路は、前記異常検出回路と電源電圧とに接続された第1プルアップ抵抗と、前記第1プルアップ抵抗からの出力信号に基づいてオン状態とオフ状態とを切り換えるリレースイッチと、から構成され、前記スイッチング素子は、トライアックから構成され、前記異常検出回路は、前記トライアックの両端電圧が異なる場合にオンになる一方、前記トライアックの両端電圧が等しい場合にオフになるフォトカプラと、コンデンサと電源電圧とに接続されていて、前記フォトカプラがオフの場合に前記電源電圧によって前記コンデンサを充電する第2プルアップ抵抗と、前記コンデンサと前記第1プルアップ抵抗とに接続されていて、前記コンデンサが充電された場合に、オンになって前記第1プルアップ抵抗を接地させるトランジスタと、から構成されるとよい。
本発明の画像形成装置は、上記した何れかの定着装置を備えていることを特徴とする。
本発明によれば、加熱部材の熱源のスイッチング素子の異常を適切に判定して加熱部材の過昇温を抑制することが可能となる。
本発明の一実施形態に係るプリンターを示す断面図である。 本発明の一実施形態に係る定着装置を示す断面図である。 本発明の一実施形態に係る定着装置の制御装置、電源、熱源及び加熱制御回路を示す回路図である。
先ず、本発明の実施形態に係るプリンター1(画像形成装置)の全体の構成について図1を参照しながら説明する。以下、説明の便宜上、図1における紙面手前側をプリンター1の前側とする。各図に適宜付される矢印L、R、U、Loは、それぞれプリンター1の左側、右側、上側、下側を示している。
プリンター1は、略箱型形状のプリンター本体2を備え、プリンター本体2の下部には用紙(記録媒体)を収納する給紙カセット3が設けられ、プリンター本体2の上部には排紙トレイ4が設けられる。
プリンター本体2内の上部には、レーザー・スキャニング・ユニット(LSU)で構成される露光器5が排紙トレイ4の下方に配置され、露光器5の下方には、画像形成部6が設けられる。画像形成部6には、トナー像を担持する感光体ドラム7(像担持体)が回転可能に設けられ、感光体ドラム7の周囲には、帯電器と、トナーコンテナに接続された現像装置と、転写ローラーと、クリーニング装置とが、感光体ドラム7の回転方向に沿って配置される。
また、プリンター本体2の内部には、用紙の搬送経路10が設けられる。搬送経路10の上流端には給紙部11が給紙カセット3の近傍に設けられ、搬送経路10の中流部には、感光体ドラム7及び転写ローラーによって構成される転写部12が設けられる。搬送経路10の下流部には定着装置13が設けられ、搬送経路10の下流端には排紙部14が排紙トレイ4の近傍に設けられる。また、プリンター本体2の内部には、定着装置13を制御する制御装置15が備えられる。制御装置15は、CPU等のコンピューターと、ROMやRAM等のメモリとを備えて構成される。なお、制御装置15として、プリンター1の各部を統括制御するメイン制御装置が適用されてもよい。
次に、このような構成を備えたプリンター1の画像形成動作について説明する。プリンター1は、外部のコンピューター等から画像データが入力され、印刷開始の指示がなされると、画像形成動作を開始する。画像形成動作では、先ず、画像形成部6の帯電器によって感光体ドラム7の表面が帯電された後、露光器5からのレーザー光により感光体ドラム7に対して画像データに対応した露光が行われ、感光体ドラム7の表面に静電潜像が形成される。次に、この静電潜像を、画像形成部6の現像装置がトナーを用いてトナー像に現像する。
一方、給紙カセット3に収納された用紙は、給紙部11によって取り出されて搬送経路10上を搬送される。搬送経路10上の用紙は、所定のタイミングで転写部12へと搬送され、転写部12によって感光体ドラム7上のトナー像が用紙に転写される。トナー像を転写された用紙は、定着装置13へと搬送され、定着装置13によって用紙にトナー像が定着される。トナー像が定着された用紙は、排紙部14から排紙トレイ4に排出される。
次に、定着装置13の構成について説明する。図2に示すように、定着装置13は、加熱部材20と加圧部材21とを備える。また、定着装置13は、電源22、熱源23、加熱制御回路24、温度検知部25及び駆動源26を備える。加熱部材20及び加圧部材21は、搬送経路10を挟んで対向すると共に接触して配置される。そして、搬送経路10には、加熱部材20と加圧部材21との間に加圧領域が形成される。加圧領域とは、加熱部材20と加圧部材21とが接触している領域であって、加熱部材20及び加圧部材21による用紙への圧力が0Paである搬送方向上流側の位置から、その圧力が最大となる搬送方向の位置を経由して再びその圧力が0Paとなる搬送方向下流側の位置までの領域を示す。
加熱部材20は、用紙の搬送方向(左右方向)と直交(交差)する用紙の幅方向(前後方向)に長い円柱状の定着ローラーで構成される。加熱部材20は、定着装置13のフレーム(図示せず)内の上部に配置される。加熱部材20は、例えば、円筒状の金属製の芯材と、芯材に周設されたシリコンゴム等の樹脂製の弾性層から構成され、弾性層はフッ素系樹脂で離型層によって被覆される。なお、本実施形態では、加熱部材20がローラーで構成される例を説明するが、加熱部材20は、ベルトで構成されてもよい。加熱部材20は、前後方向を回転軸方向として、フレームに対して回転可能に取り付けられ、加圧部材21の回転に従動して回転する。
加熱部材20の内部には、用紙の幅方向に亘って加熱部材20を加熱する熱源23が備えられる。熱源23は、例えば、ハロゲンヒーターやセラミックヒーター等によって構成される。熱源23は、制御装置15及び加熱制御回路24によってオン及びオフが切り換えられ、オンのときに電源22から電力を供給されることで発熱して加熱部材20を加熱し、オフのときに電源22からの電力供給が遮断されて加熱部材20の加熱を停止する。あるいは、熱源23は、加熱部材20の外部に設けられて、外側から加熱部材20を加熱するように構成されてもよく、ハロゲンヒーターやセラミックヒーターに限定されず、IHヒーターでもよい。
加熱部材20の周囲には、加熱部材20の温度を検知する温度検知部25が加熱部材20の表面の近傍に備えられる。温度検知部25は、例えば、サーミスタ等で構成される。温度検知部25は、制御装置15に接続されていて、検知結果である加熱部材20の温度を制御装置15へ出力する。
加圧部材21は、用紙の幅方向(前後方向)に長い略円柱状のローラーで構成される。加圧部材21は、定着装置13のフレーム(図示せず)内の下部において、例えば、加熱部材20の下方で、加熱部材20と互いの外周面が対向するように配置される。加圧部材21は、例えば、円柱状の金属製の芯材と、この芯材に周設されるシリコンゴム等の弾性層から構成され、この弾性層は離型層によって被覆されてもよい。なお、本実施形態では、加圧部材21がローラーで構成される例を説明するが、加圧部材21は、ベルトで構成されてもよい。加圧部材21は、前後方向を回転軸方向として、フレームに対して回転可能に取り付けられ、モーター等の駆動源26から伝達される回転駆動力によって回転する。駆動源26は、制御装置15によって制御されて定着装置13が定着処理を行うときに加圧部材21を回転させる。
次に、加熱制御回路24について説明する。図2及び図3に示すように、加熱制御回路24は、上記した制御装置15、電源22及び熱源23に接続されている。また、加熱制御回路24は、リレースイッチ30、第1プルアップ抵抗31、リレー駆動回路32、トライアック33、トライアック制御回路34、ダイオードブリッジ35、フォトカプラ36、第2プルアップ抵抗37、コンデンサ38、第1トランジスタ39及び第2トランジスタ40を備える。
リレースイッチ30は、電源22と熱源23との間に接続されていて、リレー駆動回路32からの駆動信号に応じて電源22及び熱源23の接続と接続解除とを切り換える。例えば、リレースイッチ30は、駆動信号がハイレベルの場合に電源22及び熱源23を接続し、駆動信号がローレベルの場合に電源22及び熱源23の接続を解除する。
第1プルアップ抵抗31の一端は、第1トランジスタ39に接続され、第1プルアップ抵抗31の他端は、電源電圧Vccに接続されている。電源電圧Vccは、電源22の出力電圧でよい。第1トランジスタ39がオフの場合には、第1プルアップ抵抗31を介してリレー駆動回路32へと供給される出力信号は、電源電圧Vccによってハイレベルとなる。一方、第1トランジスタ39がオンの場合には、第1プルアップ抵抗31の一端が第1トランジスタ39を介して接地されるので、第1プルアップ抵抗31を介してリレー駆動回路32へと供給される出力信号は、電源電圧Vccに拘らずローレベルとなる。
リレー駆動回路32は、第1プルアップ抵抗31を介して供給される出力信号がハイレベルの場合には、出力電圧を調整しつつ、ハイレベルの駆動信号をリレースイッチ30へと供給する。一方、リレー駆動回路32は、第1プルアップ抵抗31を介して供給される出力信号がローレベルの場合には、ローレベルの駆動信号をリレースイッチ30へと供給する。
換言すれば、リレースイッチ30、第1プルアップ抵抗31及びリレー駆動回路32は、電源22が通電状態の場合にオン状態になり電源22と熱源23とを接続する一方、電源22が非通電状態の場合にオフ状態になり電源22と熱源23との接続を解除するリレー回路を構成する。
トライアック33は、リレースイッチ30とは反対側で、電源22と熱源23との間に直列接続されていて、トライアック制御回路34からの制御信号に応じてオン及びオフが切り換えられるスイッチング素子である。トライアック33は、トライアック制御回路34からオン(ハイレベル)の制御信号を入力した場合に導通状態(オン状態)となり、電源22から熱源23への電力供給を許容する。一方、トライアック33は、トライアック制御回路34からオフ(ローレベル)の制御信号を入力した場合に非導通状態(オフ状態)となり、電源22から熱源23への電力供給を遮断する。
トライアック制御回路34は、制御装置15に接続されていて、制御装置15からの制御信号に基づいてトライアック33を制御する。例えば、制御装置15では、温度検知部25による加熱部材20の表面温度が定着温度未満である場合に、熱源23をオンにするためにオン(ハイレベル)の制御信号をトライアック制御回路34へ出力する。トライアック制御回路34は、制御装置15からのオンの制御信号に基づいてトライアック33を導通状態にするためにオンの制御信号をトライアック33へ出力する。一方、制御装置15では、温度検知部25による加熱部材20の表面温度が定着温度以上である場合に、熱源23をオフにするためにオフ(ローレベル)の制御信号をトライアック制御回路34へ出力する。トライアック制御回路34は、制御装置15からのオフの制御信号に基づいてトライアック33を非導通状態にするためにオフの制御信号をトライアック33へ出力する。
ダイオードブリッジ35は、トライアック33の両端に接続されていて、更に、フォトカプラ36にも接続されている。ダイオードブリッジ35は、トライアック33が導通状態で電源22から熱源23へ電力を供給している場合や、トライアック33が非導通状態で電源22から熱源23へ電力が供給されない場合、即ち、トライアック33の両端電圧が異なる場合に、フォトカプラ36の駆動部材36aに電流を流すように構成されている。一方。ダイオードブリッジ35は、トライアック33が短絡状態でトライアック33の両端電圧が等しくなっている場合には、フォトカプラ36の駆動部材36aに電流を流さないように構成されている。
フォトカプラ36は、発光ダイオード等の駆動部材36aと、受光素子等の制御部材とで構成され、制御部材はスイッチング部材36bとして機能する。フォトカプラ36では、駆動部材36aに電流が流れた場合(トライアック33の両端電圧が異なる場合)にスイッチング部材36bがオンになり、駆動部材36aに電流が流れない場合トライアック33の両端電圧が等しい場合にスイッチング部材36bがオフになる。
換言すれば、ダイオードブリッジ35及びフォトカプラ36は、トライアック33が正常状態でオンになる一方、トライアック33が短絡状態でオフになる短絡検出回路を構成する。
また、フォトカプラ36のスイッチング部材36bは、第2プルアップ抵抗37の一端に接続されていて、オンになった場合に第2プルアップ抵抗37の一端を接地させるように構成されている。なお、第2プルアップ抵抗37の他端は、電源電圧Vccに接続されている。電源電圧Vccは、電源22の出力電圧でよい。更に、第2プルアップ抵抗37の一端は、コンデンサ38にも接続されている。そして、フォトカプラ36のスイッチング部材36bがオフになった場合、第2プルアップ抵抗37の一端を介して接続されたコンデンサ38は、電源電圧Vccによって充電される。
第1トランジスタ39のベースは、コンデンサ38に接続され、第1トランジスタ39のエミッタは、接地され、第1トランジスタ39のコレクタは、第1プルアップ抵抗31に接続されている。そして、第1トランジスタ39は、コンデンサ38が充電されることでオンになり、第1プルアップ抵抗31を接地させるように構成されている。
このように、第1トランジスタ39は、トライアック33が正常状態で両端電圧が異なる場合にオフになって第1プルアップ抵抗31からリレー駆動回路32への出力信号をハイレベルにする一方、トライアック33が短絡状態で両端電圧が等しい場合にオンになって第1プルアップ抵抗31からリレー駆動回路32への出力信号をローレベルにする。
換言すれば、ダイオードブリッジ35及びフォトカプラ36からなる短絡検出回路、並びに第2プルアップ抵抗37、コンデンサ38及び第1トランジスタ39は、トライアック33の両端電圧が異なる場合にリレー回路をオン状態にする一方、トライアック33の両端電圧が等しい場合にリレー回路をオフ状態にする異常検出回路を構成する。
また、コンデンサ38は、制御装置15に接続されていて、充電された電圧レベルの出力信号を制御装置15に供給している。制御装置15は、コンデンサ38からの出力信号が、第1トランジスタ39をオンにするような電圧レベルを示している場合に、トライアック33の異常(短絡状態)を判定し、スピーカ(図示せず)やディスプレイ(図示せず)を用いてユーザーにトライアック33の故障等のエラーを通知する。このとき、制御装置15は、定着装置13の各部の動作を停止させる。
第2トランジスタ40のベースは、制御装置15に接続され、第2トランジスタ40のエミッタは、接地され、第2トランジスタ40のコレクタは、コンデンサ38に接続されている。トライアック33が正常状態であって、温度検知部25による加熱部材20の表面温度が定着温度未満である場合には、トライアック制御回路34への出力と同様に、オンの制御信号を第2トランジスタ40のベースへ出力する。これにより、第2トランジスタ40はオンになり、コンデンサ38が第2トランジスタ40を介して接地されるので、第1トランジスタ39を強制的にオフにすることができる。従って、第1プルアップ抵抗31は、第1トランジスタ39を介して接地されることなく、ハイレベルの出力信号をリレー駆動回路32へ供給して、熱源23を正常に加熱することができる。
換言すれば、第2トランジスタ40は、異常検出回路の構成に拘らず、トライアック33の正常状態の動作を維持する正常維持回路を構成する。
本実施形態によれば、上述のように、プリンター1(画像形成装置)の定着装置13は、用紙に形成されたトナー像を加熱する加熱部材20と、加熱部材20を加熱する熱源23と、熱源23に電力を供給する電源22と、リレー回路(リレースイッチ30、第1プルアップ抵抗31及びリレー駆動回路32)と、スイッチング素子(トライアック33)と、異常検出回路(ダイオードブリッジ35、フォトカプラ36、第2プルアップ抵抗37、コンデンサ38及び第1トランジスタ39)とを備える。リレー回路は、電源22が通電状態の場合にオン状態になり電源22と熱源23とを接続する一方、電源22が非通電状態の場合にオフ状態になり電源22と熱源23との接続を解除する。スイッチング素子は、電源22と熱源23との間に直列接続され、加熱部材20の温度の検知結果に基づいてオン及びオフが切り換えられる。異常検出回路は、スイッチング素子の両端電圧が異なる場合にリレー回路をオン状態にする一方、スイッチング素子の両端電圧が等しい場合にリレー回路をオフ状態にする。
これにより、加熱部材20の熱源23のスイッチング素子となるトライアック33の短絡状態等の異常を適切に判定することができる。そして、トライアック33が短絡状態になった場合には、リレー回路を強制的にオフ状態にすることにより、電源22から熱源23への電力供給を確実に遮断することができる。そのため、トライアック33の短絡状態に起因して熱源23が誤って加熱されることを抑制し、加熱部材20が誤って加熱されることを抑制することができる。従って、加熱部材20の過昇温を抑制することができる。
また、本実施形態によれば、リレー回路は、異常検出回路と電源電圧Vccとに接続された第1プルアップ抵抗31と、第1プルアップ抵抗31からの出力信号に基づいてオン状態とオフ状態とを切り換えるリレースイッチ30とから構成される。スイッチング素子は、トライアック33から構成される。異常検出回路は、トライアック33の両端電圧が異なる場合にオンになる一方、トライアック33の両端電圧が等しい場合にオフになるフォトカプラ36と、コンデンサ38と電源電圧Vccとに接続されていて、フォトカプラ36がオフの場合に電源電圧Vccによってコンデンサ38を充電する第2プルアップ抵抗37と、コンデンサ38と第1プルアップ抵抗31とに接続されていて、コンデンサ38が充電された場合に、オンになって第1プルアップ抵抗31を接地させる第1トランジスタ39(トランジスタ)と、から構成される。
これにより、トライアック33の短絡状態等の異常を検出する異常検出回路を簡易な構成で実現することができる。
本実施形態では、プリンター1に本発明の構成を適用する場合について説明したが、他の異なる実施形態では、複写機、ファクシミリ、複合機等の他の画像形成装置に本発明の構成を適用することも可能である。
1 プリンター(画像形成装置)
2 プリンター本体
6 画像形成部
7 感光体ドラム
10 搬送経路
13 定着装置
15 制御装置
20 加熱部材
21 加圧部材
22 電源
23 熱源
24 加熱制御回路
25 温度検出部
26 駆動部
30 リレースイッチ
31 第1プルアップ抵抗
32 リレー駆動回路
33 トライアック
34 トライアック制御回路
35 ダイオードブリッジ
36 フォトカプラ
37 第2プルアップ抵抗
38 コンデンサ
39 第1トランジスタ(トランジスタ)
40 第2トランジスタ

Claims (3)

  1. 用紙に形成されたトナー像を加熱する加熱部材と、
    前記加熱部材を加熱する熱源と、
    前記熱源に電力を供給する電源と、
    前記電源が通電状態の場合にオン状態になり前記電源と前記熱源とを接続する一方、前記電源が非通電状態の場合にオフ状態になり前記電源と前記熱源との接続を解除するリレー回路と、
    前記電源と前記熱源との間に直列接続され、前記加熱部材の温度の検知結果に基づいてオン及びオフが切り換えられるスイッチング素子と、
    前記スイッチング素子の両端電圧が異なる場合に前記リレー回路をオン状態にする一方、前記スイッチング素子の両端電圧が等しい場合に前記リレー回路をオフ状態にする異常検出回路と、を備えることを特徴とする定着装置。
  2. 前記リレー回路は、
    前記異常検出回路と電源電圧とに接続された第1プルアップ抵抗と、
    前記第1プルアップ抵抗からの出力信号に基づいてオン状態とオフ状態とを切り換えるリレースイッチと、から構成され、
    前記スイッチング素子は、トライアックから構成され、
    前記異常検出回路は、
    前記トライアックの両端電圧が異なる場合にオンになる一方、前記トライアックの両端電圧が等しい場合にオフになるフォトカプラと、
    コンデンサと電源電圧とに接続されていて、前記フォトカプラがオフの場合に前記電源電圧によって前記コンデンサを充電する第2プルアップ抵抗と、
    前記コンデンサと前記第1プルアップ抵抗とに接続されていて、前記コンデンサが充電された場合に、オンになって前記第1プルアップ抵抗を接地させるトランジスタと、から構成されることを特徴とする請求項1に記載の定着装置。
  3. 請求項1又は請求項2に記載の定着装置を備えていることを特徴とする画像形成装置。
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