JP4381758B2 - 画像形成装置 - Google Patents

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Description

本発明は、光学系部品を用いて記録紙に画像を形成する画像形成装置に関するものである。
従来、複写機やプリンタなどの画像形成装置においては、供給トレイ内にある記録紙の吸湿を防止するため、あるいは、原稿画像の読み取り部に設けられたミラーやレンズ等の光学部品が結露するのを防止するために、画像形成装置内に5〜20W程度のヒータが設けられていた。このような除湿ヒータは、リレーによって電源がOFFされた時、あるいは、省エネモード(オフモード)と呼ばれるメイン制御部にのみ電源供給される状態に入った時に通電されるものがよく見られる。
また、画像形成装置の立ち上げ時やコピー時などにおいて、定着ヒータへの電力供給を補助するため、電気二重層コンデンサ等の補助電源と補助ヒータを設置する技術も公知である(特許文献1および2参照)。
特開2002−280146号公報 特開平5−241387号公報
しかしながら、このような従来の画像形成装置にあっては、上記特許文献1および2に示す手段も確かに有効ではあるが、例えば、製品出荷時などに、電源コンセントを差して直ぐにメインスイッチをONしても結露ヒータによる結露除去はできず、機械が結露状態のままウォーミングアップ動作やコピー動作を行うと、読取系のミラーが結露している場合、ミラーの水滴付着による画像異常が発生するという問題があった。
また、感光体に水分が付着した場合は、帯電不良によりトナーが付着せず、また付着したとしても感光体表面の水分によって像が歪む等の画像異常が発生するという問題があった。
さらに、搬送経路の結露による用紙の水分付着、あるいは、紙分離の帯電器の結露によるリークによって紙分離不良を起こした場合は、紙詰まりを発生させるという問題があり、製品出荷時にこれらの現象が発生すると、消費者の不審を招き、製品のイメージダウンにつながる。
そこで、結露を除去する方法としては、装置内外に温度センサを設けて電源ON時に装置の内部温度を上昇させる方法が考えられるが、温度センサを装着する個所によっては測定温度と実際の温度に誤差が生じてしまい、結露状態か否かの判断を誤る可能性がある上、温度センサや湿度センサを複数装着するとその分コストアップになるという問題があった。
また、製品出荷時にユーザ先で結露防止ヒータを通電したり、電源を投入した後、スタンバイ状態でしばらく置いておくことで機械内部が暖まり、結露を除去することは勿論可能であるが、その間ユーザを待たせたり、サービスマンの着荷作業時間が長くなって、効率的でなくなるという問題があった。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、製品出荷後の着荷や設置作業時における結露の発生を防止し、ユーザを待たせたり、着荷作業が長くなるのを防ぐと共に、結露を原因とする画像の劣化を防止することができる画像形成装置を提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するため、請求項1にかかる発明は、光学系部品を用いて読取った画像に基づいて、記録紙に画像を形成する画像形成装置であって、充電可能な補助電源と、前記補助電源からの電力供給によってのみ発熱する、前記光学系部品もしくは前記記録紙の搬送手段の結露を防止するための第1の発熱部材および前記形成された画像を定着するための第2の発熱部材と、画像形成装置本体の主電源未投入で前記光学系部品及び前記記録紙の搬送手段に電力が供給されていない時に前記補助電源から前記第1の発熱部材に対して電力供給を可能とし、前記補助電源から前記第1の発熱部材への電力供給中に前記主電源が投入されると、前記補助電源から前記第1の発熱部材への電力供給を停止し、前記補助電源から前記第2の発熱部材への電力供給を可能とする切り替え部と、を備えたことを特徴とする。
また、請求項2にかかる発明は、請求項1に記載の画像形成装置において、前記切り替え部は、主電源が投入されると、前記補助電源と前記第1の発熱部材との間の回路を開状態にすることを特徴とする。
また、請求項3にかかる発明は、請求項1または2に記載の画像形成装置において、前記切り替え部は、主電源が投入されると、前記補助電源と前記第2の発熱部材との間の回路を閉状態にすることを特徴とする。
また、請求項4にかかる発明は、請求項1〜3のいずれか一つに記載の画像形成装置において、前記切り替え部は、ノーマルクローズリレーとノーマルオープンリレーから構成され、前記ノーマルクローズリレーは、前記補助電源と前記第1の発熱部材との間に設置され、前記主電源の投入により前記補助電源と前記第1の発熱部材との間の回路を開状態にし、前記ノーマルオープンリレーは、前記補助電源と前記第2の発熱部材との間に設置され、前記主電源の投入により前記補助電源と前記第2の発熱部材との間の回路を閉状態にすることを特徴とする。
また、請求項5にかかる発明は、請求項1〜4のいずれか一つに記載の画像形成装置において、前記補助電源からの放電制御を行う制御部をさらに備え、前記制御部は、前記主電源の投入を検知すると、前記補助電源からの放電を停止するように制御を行うことを特徴とする
た、請求項にかかる発明は、請求項1〜のいずれか一つに記載の画像形成装置において、前記補助電源から前記第1の発熱部材への電力供給中は、電力供給中であることを表示する表示部、または、電力供給中であることを音で通知する通知部を備えたことを特徴とする。
請求項1にかかる画像形成装置は、画像形成装置本体の主電源未投入で光学系部品及び記録紙の搬送手段に電力が供給されていない時に補助電源から第1の発熱部材に対して電力供給が可能であって、補助電源から第1の発熱部材への電力供給中に主電源が投入されると、補助電源から第1の発熱部材への電力供給を停止して、補助電源から第2の発熱部材への電力供給を可能とする切り替え部を備えているため、主電源未投入時には補助電源から第1の発熱部材に対して電力を供給して発熱させ、主電源投入後は補助電源から第1の発熱部材への電力供給を停止し、補助電源から第2の発熱部材へ電力を供給して発熱させることで、補助電源からの電力供給を場面に応じて切り替えることにより、2種類の役目を果たすことができるという効果を奏する。
請求項2にかかる画像形成装置は、切り替え部は、主電源の投入によって補助電源と第1の発熱部材との間の回路を開状態にするため、主電源が投入されるまでは、補助電源からの電力供給によって第1の発熱部材を発熱させるが、主電源の投入によって役目を終えた第1の発熱部材への電力供給を停止させることができるという効果を奏する。
請求項3にかかる画像形成装置は、切り替え部は、主電源の投入によって補助電源と第2の発熱部材との間の回路を閉状態にするため、主電源の投入によって役目を果たす第2の発熱部材への電力供給を開始できるという効果を奏する。
請求項4にかかる画像形成装置は、切り替え部がノーマルクローズリレーとノーマルオープンリレーから構成されており、ノーマルクローズリレーは、補助電源と前記第1の発熱部材との間に設置され、主電源の投入により補助電源と第1の発熱部材との間の回路を開状態にし、ノーマルオープンリレーは、補助電源と第2の発熱部材との間に設置され、主電源の投入により補助電源と第2の発熱部材との間の回路を閉状態にするため、主電源が投入されるまでは、補助電源からの電力供給によって第1の発熱部材を発熱させる1つ目の役目を果たし、主電源の投入によって役目を終えた第1の発熱部材への電力供給を停止して、第2の発熱部材への電力供給を可能にすることで、2つ目の役目を果たすことができるという効果を奏する。
請求項5にかかる画像形成装置は、補助電源からの放電制御を行う制御部が主電源の投入を検知すると、補助電源からの放電を停止するように制御するため、主電源の投入によって補助電源を使わない通常の制御を行うことができるという効果を奏する
求項にかかる画像形成装置は、補助電源から第1の発熱部材への電力供給中は、電力供給中であることを表示部に表示したり、電力供給中であることを音で通知部が通知したりすることができるため、装置内部が一部高温になっている箇所があることを知らせることが可能となり、火傷等の事故の発生を未然に防止することができるという効果を奏する。
以下に、本発明にかかる画像形成装置の実施例を図面に基づいて詳細に説明する。なお、この実施例によりこの発明が限定されるものではない。
図1は、本発明に用いられる画像形成装置の全体構成を説明する断面である。図1に示す画像形成装置は、複写機、プリンタ、ファクシミリなどの機能をあわせ持った複合機であり、図示していない操作部のアプリケーション切り替えキーを使い、複写機能、プリンタ機能、ファクシミリ機能を順次切り替えて選択できるようになっている。つまり、複写機能の選択時には複写モードとなり、プリンタ機能の選択時にはプリントモードとなり、ファクシミリモードの選択時にはファクシミリモードとなる。
まず、図1の画像形成装置は、自動原稿送り装置(以下、ADFという)101、原稿台102、給送ローラ103、給送ベルト104、原稿台105、画像読み取り装置106、排送ローラ107、排紙台108、原稿セット検知器109、第1給紙装置110、第2給紙装置111、第3給紙装置112、第1トレイ113、第2トレイ114、第3トレイ115、縦搬送ユニット116、感光体117、書き込みユニット118、現像装置119、搬送ベルト120、定着装置121、排紙ユニット122、排紙トレイ123、両面入紙搬送路124、反転ユニット125、両面搬送ユニット126、反転排紙搬送路127、光源128、ミラー129〜131、レンズ132、撮像素子133、レーザ光源134、レンズ135、および、ポリゴンミラー136などで構成されている。
この画像形成装置の複写モードにおける動作は、ADF101において、原稿台102上に原稿束がその画像面を上にして置かれ、図示しない操作部上のスタートキーが押下されると、一番下の原稿が給送ローラ103と給送ベルト104によってコンタクトガラスからなる原稿台105上の所定の位置に給送される。このADF101は、一枚の原稿の給送完了毎に原稿枚数をカウントアップするカウント機能を有している。
コンタクトガラス105上の原稿は、画像入力を行う画像読み取り装置106によって画像情報が読み取られた後、給送ベルト104と排送ローラ107とによって排紙台108上に排出される。そして、原稿セット検知器109によって原稿台102上に次の原稿が有ることが検知されると、同様にして原稿台102上の一番下の原稿が給紙ローラ103と給送ベルト104によってコンタクトガラス105上の所定の位置に給送され、上記動作が繰り返される。上記した給送ローラ103、給送ベルト104および排送ローラ107は、搬送モータによって駆動される。
給紙を行う第1給紙装置110、第2給紙装置111、第3給紙装置112は、選択された時に各々第1トレイ113、第2トレイ114、第3トレイ115に積載された転写材としての転写紙からなる用紙を給紙し、この転写紙は縦搬送ユニット116によって像担持体としての感光体117に当接する位置まで搬送される。感光体117は、ここでは感光体ドラムが用いられ、メインモータにより回転駆動される。
画像読み取り装置106は、コンタクトガラス105上の原稿に対して、水平方向に光源128を移動しながら光を照射し、その反射光をミラー129〜131を介して、レンズ132で焦点調整を行って、撮像素子133の受光面で像を結ぶことにより、原稿の画像データを読み取る。このようにして、原稿から読み込まれた画像データは、図示しない画像処理手段を介して書き込み手段としての書き込みユニット118によって光情報に変換される。
書き込みユニット118は、上記画像読み取り装置106によって読み込んだ原稿の画像データを画像処理して光情報に変換し、レーザ光源134からレンズ135を介して、ポリゴンミラー136によりレーザを走査しながら感光体117に照射し、露光させるものである。
この感光体117は、図示しない帯電器によってその表面を一様に帯電した後、上記書き込みユニット118からの光情報で露光することにより静電潜像が形成される。この感光体117上に形成された静電潜像は、現像装置119によって現像されてトナー像となる。
一方、搬送ベルト120は、用紙の搬送と転写手段とを兼ねており、電源から転写バイアスが印加され、縦搬送ユニット116からの転写紙を感光体117と等速で搬送しながら感光体117上のトナー像を転写紙に転写させるようにする。この転写紙は、定着装置121によってトナー像が定着され、排紙ユニット122により排紙トレイ123に排出される。この定着装置121は、立ち上げ時にAC電源と共に、本発明の充電可能な補助電源からの電力供給によって発熱する発熱部材である。トナー像転写後の感光体117は、図示しないクリーニング装置によってクリーニングされ、次の画像形成に備える。
上述した画像形成動作は、通常のモードで用紙の片面に画像を複写する時の動作であるが、両面モードで転写紙の両面に画像を複写する場合には、各給紙トレイ113〜115のいずれかにより給紙されて表面に上述のように画像が形成された転写紙は、排紙ユニット122により排紙トレイ123側ではなく、両面入紙搬送路124側に切り替えられ、反転ユニット125によりスイッチバックされて表裏が反転され、両面搬送ユニット126へ搬送される。この両面搬送ユニット126へ搬送された転写紙は、両面搬送ユニット126により縦搬送ユニット116へ搬送され、縦搬送ユニット116によって感光体117に当接する位置まで搬送され、感光体117上に上述と同様に形成されたトナー像が裏面に転写されて定着装置121でトナー像が定着されることにより両面コピーとなる。この両面コピーは排紙ユニット122により排紙トレイ123に排出される。
また、転写紙を反転して排出する場合には、反転ユニット125によりスイッチバックされて表裏が反転された転写紙は、両面搬送ユニット126に搬送されずに反転排紙搬送路127を経て排紙ユニット122により排紙トレイ123に排出される。
さらに、プリントモードでは、上記した画像読み取り装置106からの画像データの代りに、外部からの画像データが書き込みユニット118に入力され、上述と同様にして転写紙上に画像が形成される。
また、ファクシミリモードでは、上記した画像読み取り装置106からの画像データが図示しないファクシミリ送受信部により相手方に送信され、相手からの画像データがファクシミリ送受信部で受信されると、上記の画像読み取り装置106からの画像データの代りに書き込みユニット118に入力されることにより、上述と同様にして転写紙上に画像が形成される。
本実施例では、この発明の発熱部材として、上述した定着装置121に定着ヒータが設けられている他、結露を防止するための結露防止ヒータが上述した画像読み取り装置106のレンズやミラー等の光学系部品、あるいは、転写紙を搬送する搬送路の近くの複数箇所にそれぞれ設けられている。
さらに、この発明に用いられる補助電源の一例として、大容量キャパシタを使用している。図2は、本実施例にかかる画像形成装置の補助電源の構成図である。
図2に示す補助電源は、AC電源140、主電源スイッチ141、入力電流検出回路142、DC電源生成部143、充電器144、ACヒータ駆動回路145、制御部146、定着ローラ147、定着ヒータ147a、AC定着ヒータ147b、キャパシタ充放電回路148、キャパシタ149、および定着サーミスタ150などにより構成されている。
次に、この補助電源の動作について説明する。図2に示すように、AC電源140は、主電源スイッチ141を介して画像形成装置のDC電源を生成するDC電源生成部143と、キャパシタ149を充電するための充電器144、および、ACヒータ駆動回路145に入力され、それらのAC電源としての入力電流を検出する入力電流検出回路142を設け、その入力電流値を制御部146に入力する。
定着ローラ147には、発熱部材である定着ヒータ147a、およびAC定着ヒータ147bが設けられている。そのAC定着ヒータ147bは、AC電源140をACヒータ駆動回路145によりON/OFF制御される。また、定着ヒータ147aは、キャパシタ充放電回路148を介してキャパシタ149と接続されている。そのキャパシタ149は、大容量のキャパシタであり、充電器144により充電される。この充電器144は、主電源スイッチ141を介してAC電源140が入力され、画像形成装置の制御部146からの信号S1によりキャパシタ149への出力がON/OFFされる。
さらに、充電器144によってキャパシタ149に充電された電力は、キャパシタ充放電回路148により定着ヒータ147aに供給される。主電源スイッチ141を介したAC電源140は、画像形成装置のDC電源を生成するDC電源生成部143へも入力される。このDC電源生成部143は、画像形成装置内部で主に制御系で使用される電源Vccと、主に駆動系、中高圧電源に使用される電源Vaaを生成する。
また、定着ローラ147の近傍には、定着ローラ147の表面温度を検出するための定着サーミスタ150が設けられており、このサーミスタの抵抗値が温度により変化することによって制御部146が定着ローラ147の表面温度を検出する。
次に、図3は、本発明の特徴的な構成を示すブロック図である。この図3における定着ヒータ147a、キャパシタ充放電回路148、キャパシタ149、および制御部146については、図2と同一の構成部を示しているため、同一符号が付してある。
まず、図3に示す制御部146とキャパシタ放電回路148については、AC電源のOFF時には、二次電池等による補助電源(以下、バックアップ電源ともいう)を供給するように構成されている。これを図2で説明すると、AC電源140の投入時には、AC電源が供給されることによって、DC電源を生成する充電器144から供給される電源が制御部146とキャパシタ放電回路148に供給され、AC電源140のOFF時には、バックアップ電源であるキャパシタ149から電源が供給されるようになっている。
このキャパシタ149は、工場出荷時、もしくはサービスマンがユーザに出荷する前に予め充電しておくようにする。そして、ユーザはアクセスできないが、サービスマンのみがアクセス可能な場所に図3の結露防止スイッチ151が設置されている。
そして、サービスマンがユーザに出荷する直前に、この結露防止スイッチ151を押下すると、制御部146にて結露防止スイッチ151の押下を検知し、キャパシタ充放電回路148に放電命令を送る。この放電命令を受けたキャパシタ充放電回路148は、放電動作を行うことにより、工場出荷時に充電されたキャパシタ149から、発熱部材としてのヒータに電力が供給される。
本実施例では、上記のような構成とすることで、ユーザ出荷前に画像形成装置内部に設けられたヒータに電源が供給されて加熱動作が行われ、装置内部の温度を上昇させることによって、外部との温度差が発生し、結露を防止することができる。
また、図3に示すように、AC電源が入力されることによりオープンになる、ノーマルクローズACリレー152をキャパシタ充放電回路148から結露防止ヒータ154,155に電源を供給するラインに設置してある。また、AC電源が入力されることによりクローズとなる、ノーマルオープンACリレー153をキャパシタ充放電回路148から定着ヒータ147aに電源を供給するラインに設置すると、AC電源ON時には、定着ヒータ147aに電源が供給され、AC電源OFF時には、結露の影響を受けやすい箇所(例えば、感光体周辺、スキャナユニット等)に設置した結露防止ヒータ154,155に電力が供給できるようになり、AC電源OFF時における結露防止を効果的に行うことができる。つまり、ここではノーマルクローズACリレー152とノーマルオープンACリレー153が切り替え部を構成している。
なお、制御部146は、AC電源が入力されたことを検知すると、強制的にキャパシタ放電をOFFするように制御を行い、AC電源入力時においては、通常の制御を行うように構成している。
図4は、上記した図2におけるキャパシタ充放電回路の動作を説明するフローチャートである。まず、ステップS400にて結露防止スイッチ151が押下(ON)されたか否かを判断し、押下されていない場合はステップS401で放電をOFFし、また、ステップS400にて結露防止スイッチ151が押下(ON)された場合は、ステップS402で放電をONした後、ステップS403でAC電源の入力の有無を判断する。
ステップS403でAC電源の入力がない場合は、ステップS400に戻って上記動作が繰り返される。しかし、ステップS403でAC電源入力があった場合は、ステップS404で放電がOFFされる。
また、図5は、AC電源が供給されていない状態で装置内部が高温になっていることを通知する警告LEDの点灯動作を説明するフローチャートである。図5に示すように、ステップS500にて結露防止スイッチ151が押下(ON)されたか否かを判断し、押下されていない場合はステップS501で放電をOFFした後、図3に示す操作部156内に設けられた警告LED156aもOFFする(ステップS502)。また、ステップS500にて結露防止スイッチ151が押下(ON)された場合は、ステップS503で放電をONした後、上記警告LED156aをONする(ステップS504)。その後、ステップS505において、AC電源の入力の有無を判断する。
ステップS505でAC電源の入力がない場合は、ステップS500に戻って上記動作が繰り返される。しかし、ステップS505でAC電源入力があった場合は、ステップS506で放電をOFFし、これと共に警告LED156aもOFFする(ステップS507)。
すなわち、AC電源が供給されていない状態で、装置内部が高温になっている状態は、結露防止スイッチ151を投入したサービスマン以外は認知しにくい状態であり、設置に同行した別のサービスマンやユーザなどが誤って高温部に触れて、万一火傷を負うという可能性も否定できない。このため、AC電源が入っていない状態で結露防止ヒータ154,155に電力が供給中である場合は、操作部156の認知しやすい箇所に設置した警告LED156aを点灯させるように制御部146が制御を行い、電力供給を行う構成としている。
このように、AC電源が入っていない状態で結露防止ヒータ154,155に電力供給中である場合は、警告LED156aを点灯させて警告表示することで、サービスマンやユーザが誤って高温部に触れる可能性を少なくすることができ、安全性を高めることができる。なお、この実施例では、通知部にLEDを用いて実施したが、必ずしもこれに限るものではなく、操作表示部に文字やグラフィックで警告表示を行ったり、スピーカなどを介して音声やビープ音等で警告通知を行うように構成することも勿論可能である。
以上説明したように、本実施例によれば、製品を設置するためにユーザ先を訪問する前に、充電可能なキャパシタから結露防止ヒータに対して事前に電力を供給し、画像形成装置内部を温めておくことで、着荷、設置作業時の結露の発生を防止すると共に、ユーザを待たせることがなくなり、着荷作業を短時間で済ませることができる。
また、本実施例によれば、結露に対して有効な箇所に設置した結露防止ヒータに対して選択的に電力供給を行うことにより、製品設置のためユーザ先に訪問する場合に、着荷、設置作業時における結露の発生を効率的に防止することができる。
さらに、本実施例によれば、製品設置のためユーザ先を訪問する前のAC電源OFF時には、結露に対して有効な箇所に設置した結露防止ヒータに対してキャパシタから電力供給を行って、製品内部を温めることで結露の発生を未然に防止することができる。また、AC電源がONされた後は、結露防止ヒータから定着ヒータ側に電力供給先を切り替えることで、主電源の補助として定着ヒータの立ち上げ時間を短縮することができ、既存の構成が利用できることから低コストで実現することができる。
また、本実施例によれば、画像形成装置にAC電源が供給されていない状態で、キャパシタから結露防止ヒータに電力供給を行っている場合は、警告LED等を用いてサービスマンやユーザに対して通知し、一部高温となっている個所があることを知らせることにより、火傷等の事故の発生を未然に防ぐことができる。
以上のように、本発明にかかる画像形成装置は、光学系部品を用いて記録紙に画像を形成する画像形成装置に有用であり、特に、複写機、ファクシミリ、プリンタ、あるいは、それらの複合機といった画像形成装置の着荷、設置作業時における結露発生を防止するのに適している。
本発明に用いられる画像形成装置の全体構成を説明する断面図である。 本実施例にかかる画像形成装置の補助電源の構成図である。 本発明の特徴的な構成を示すブロック図である。 図2におけるキャパシタ充放電回路の動作を説明するフローチャートである。 AC電源が供給されていない状態で装置内部が高温になっていることを通知する警告LEDの点灯動作を説明するフローチャートである。
符号の説明
101 自動原稿送り装置(ADF)
102 原稿台
103 給送ローラ
104 給送ベルト
105 原稿台
106 画像読み取り装置
107 排送ローラ
108 排紙台
109 原稿セット検知器
110 第1給紙装置
111 第2給紙装置
112 第3給紙装置
113 第1トレイ
114 第2トレイ
115 第3トレイ
116 縦搬送ユニット
117 感光体
118 書き込みユニット
119 現像装置
120 搬送ベルト
121 定着装置
122 排紙ユニット
123 排紙トレイ
124 両面入紙搬送路
125 反転ユニット
126 両面搬送ユニット
127 反転排紙搬送路
128 光源
129〜131 ミラー
132 レンズ
133 撮像素子
134 レーザ光源
135 レンズ
136 ポリゴンミラー
140 AC電源
141 主電源スイッチ
142 入力電流検出回路
143 DC電源生成部
144 充電器
145 ACヒータ駆動回路
146 制御部
147 定着ローラ
147a 定着ヒータ
147b AC定着ヒータ
148 キャパシタ充放電回路
149 キャパシタ
150 定着サーミスタ
151 結露防止スイッチ
152 ノーマルクローズACリレー
153 ノーマルオープンACリレー
154,155 結露防止ヒータ
156 操作部
156a 警告LED

Claims (6)

  1. 光学系部品を用いて読取った画像に基づいて、記録紙に画像を形成する画像形成装置であって、
    充電可能な補助電源と、
    前記補助電源からの電力供給によってのみ発熱する、前記光学系部品もしくは前記記録紙の搬送手段の結露を防止するための第1の発熱部材および前記形成された画像を定着するための第2の発熱部材と、
    画像形成装置本体の主電源未投入で前記光学系部品及び前記記録紙の搬送手段に電力が供給されていない時に前記補助電源から前記第1の発熱部材に対して電力供給を可能とし、前記補助電源から前記第1の発熱部材への電力供給中に前記主電源が投入されると、前記補助電源から前記第1の発熱部材への電力供給を停止し、前記補助電源から前記第2の発熱部材への電力供給を可能とする切り替え部と、
    を備えたことを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記切り替え部は、主電源が投入されると、前記補助電源と前記第1の発熱部材との間の回路を開状態にすることを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記切り替え部は、主電源が投入されると、前記補助電源と前記第2の発熱部材との間の回路を閉状態にすることを特徴とする請求項1または2に記載の画像形成装置。
  4. 前記切り替え部は、ノーマルクローズリレーとノーマルオープンリレーから構成され、前記ノーマルクローズリレーは、前記補助電源と前記第1の発熱部材との間に設置され、前記主電源の投入により前記補助電源と前記第1の発熱部材との間の回路を開状態にし、前記ノーマルオープンリレーは、前記補助電源と前記第2の発熱部材との間に設置され、前記主電源の投入により前記補助電源と前記第2の発熱部材との間の回路を閉状態にすることを特徴とする請求項1〜3のいずれか一つに記載の画像形成装置。
  5. 前記補助電源からの放電制御を行う制御部をさらに備え、
    前記制御部は、前記主電源の投入を検知すると、前記補助電源からの放電を停止するように制御を行うことを特徴とする請求項1〜4のいずれか一つに記載の画像形成装置。
  6. 前記補助電源から前記第1の発熱部材への電力供給中は、電力供給中であることを表示する表示部、または、電力供給中であることを音で通知する通知部を備えたことを特徴とする請求項1〜のいずれか一つに記載の画像形成装置。」
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