JPH09212066A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JPH09212066A
JPH09212066A JP8013745A JP1374596A JPH09212066A JP H09212066 A JPH09212066 A JP H09212066A JP 8013745 A JP8013745 A JP 8013745A JP 1374596 A JP1374596 A JP 1374596A JP H09212066 A JPH09212066 A JP H09212066A
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JP
Japan
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unit
fan
image forming
forming apparatus
ozone
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Application number
JP8013745A
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English (en)
Inventor
Hitoshi Nakamura
均 中村
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Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 画像形成装置の各種ユニット内の温度上昇を
抑制する空気の流れを作り出すファンの動作状態を、パ
ワーマネージメントコントローラで制御し、省電力化、
低騒音化を図ること。 【解決手段】 原稿Gの画像に対して光学的に読み取る
光学ユニット2と、感光体1を帯電する帯電器4を含み
感光体1上に潜像を形成する感光体ユニットと、潜像を
トナー像化する現像ユニット6と、トナー像を転写材P
上に転写する転写手段7と、転写材P上に転写されたト
ナー像を融着する定着ユニット10と、各ユニットに電
圧を供給する電源ユニット50とを具備する画像形成装
置において、各ユニットにそれぞれファン51、52、
53、54、55を設け、各ファンによる冷却及び空気
の流れを制御するパワーマネージメントコントローラ6
0を設けた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、画像形成装置に関
し、特に電子写真方式を用いた複写機、プリンター及び
ファクシミリ装置等における冷却に関するものである。
【0002】
【従来の技術】画像形成装置のユニットは大別すると、
原稿を光学的に読み取る光学ユニット、感光体上に静電
潜像を形成するために感光体を帯電する帯電器を有する
感光体ユニット、静電潜像を紙にトナーで現像するため
の現像ユニット、そして紙上のトナーを融着する定着ユ
ニット、さらに電源を各ユニットに供給するための電源
ユニットに分けることができる。
【0003】光学ユニットは原稿をランプ等の光で照射
し原稿の白黒部を受光装置で読み取り判別させるもので
あり、上記ランプとしてハロゲンランプが用いられてい
る。しかし、このハロゲンランプからの発熱により、原
稿台のコンタクトガラスや光学ユニット内部の温度が上
昇し、周囲の電子素子へ悪影響を及ぼすので、ファンを
設けて、強制的に空冷によって光学ユニットの温度上昇
を防止している。上記ファンの作動は、画像形成装置本
体のメインスイッチのオン時に常時作動しているか、或
るいは所定時間間隔で停止、作動の繰返しであった。
【0004】感光体ユニットは、原稿に対応した静電潜
像を形成するユニットであり、静電潜像の形成に先立
ち、帯電器でコロナ放電を利用して感光体の表面を約1
KVに均一に帯電する。この時に、コロナ放電によって
空気を絶縁破壊して発生した、H3O+の正イオンやO3-
の負イオン(オゾン)が帯電後に感光体ユニット内に過
剰に残留し、次回の帯電時に、正常な空気の電離を妨げ
ることになるので、排気ファン及び吸引ファンを設け
て、各種イオンの排出と新鮮な空気の吸入を行ってい
た。吸引ファンは、複写ボタンの押圧時に作動し、排出
ファンは画像形成装置本体のメインスイッチのオン時に
常時作動していた。
【0005】定着ユニットは、ヒータを有するローラと
このローラに圧接した加圧ローラとの間にを、紙の上に
電気的に付着しているトナーを熱により融着し、紙の上
に定着するものである。上記ヒータの熱により、その周
囲の温度が約60°Cにも達し、周囲のユニットへ悪影
響を及ぼすので、定着ユニット自体を断熱し、さらにフ
ァンを設けて、強制的に空冷によって周囲温度の上昇を
防止している。上記ファンの作動は、画像形成装置本体
のメインスイッチのオン時に常時作動するようになって
いる。
【0006】特効平4−291号公報には、吸い込む外
気温度に応じてファンの回転数を制御して、低騒音と長
寿命化を図るものが、さらに、特開平3−122708
号公報には、装置の総てのパワーレートを算出し、ファ
ンの必要個数と供給電圧を制御して低騒音を図るもの
が、さらに、特開平6−335285号公報には冷却フ
ァンを、起動時には定格動作電圧を印加し、その後定常
回転に必要な電圧までさげる回路を設けて、低騒音化と
低振動化を図るものが、さらに、特開平5−25188
4号公報には、装置の動作クロック信号、電力消費状態
を示すクロック切り替え信号などを入力する手段を設け
て、ファンの電圧制御を行い、消費電力の低下を図るも
のが紹介されている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】従来の各ユニットのフ
ァンは定常的に定格電圧で作動しているので、必要のな
い状態であっても、ファンが作動しているので、無駄に
電力が消費され、さらに騒音が発生し、ファンの寿命が
短くなるるという問題がある。
【0008】光学ユニットに関しても、このファンも常
時、光学ユニットの温度上昇がそれほど高くなくても定
格電圧で作動しているが、日常的なコピーの枚数は10
枚以下が比較的多く、1〜2枚で終わる場合も多い。そ
の間はコピー待機状態であり、この間にもファンは作動
しており、積算の電力の消費が膨大になっていた。
【0009】感光体ユニットに関しては、排気ファンと
吸引ファンも、それらの作動は、光学ユニットのファン
と同様に、オゾン濃度がそれほど高くなくても常時作動
しているが、上述の如く日常的なコピーの枚数は10枚
以下が比較的多く、1〜2枚で終わる場合も多い。その
間はコピー待機状態であり、この間にも各ファンは作動
しており、排気ファンと吸引ファンの2つが作動してい
るので、積算の電力の消費が2倍となりさらに膨大にな
っていた。
【0010】定着ユニットに関しても、このファンも常
時、定格電圧で作動しているが、画像形成装置の設置さ
れている環境で、比較的オフィスの室温が低い所では、
このユニットの温度上昇は小さく、無駄に電力が消費さ
れ、騒音が発生し、ファンの寿命が短くなるるという問
題がある。
【0011】電源ユニットに関しても、このファンも常
時、定格電圧で作動しているが、画像形成装置の設置さ
れている環境で、比較的オフィスの室温が低い所などで
は、このユニットの温度上昇は小さく、無駄に電力が消
費され、騒音が発生し、ファンの寿命が短くなるるとい
う問題がある。
【0012】そこで、本発明の第1の目的は、画像形成
装置の各種ユニット内の温度上昇を抑制する空気の流れ
を作り出すファンの動作状態を、パワーマネージメント
コントローラで制御し、省電力化、低騒音化を図ること
にある。さらに第2の目的は、光学ユニットのランプに
よる温度上昇を防止するため、ファンの作動をユーザー
のセットしたコピー枚数に応じて、パワーマネージメン
トコントローラで制御し、省電力化、低騒音化を図るこ
とにある。
【0013】さらに第3の目的は、光学ユニット内に温
度センサを設けて、温度センサからの情報に基づいて、
ファンの作動時間と風量をパワーマネージメントコント
ローラで制御し、省電力化、低騒音化を図ることにあ
る。
【0014】さらに第4の目的は、感光体ユニット内に
ファンを設けて、ファンの作動をユーザーのセットした
コピー枚数に応じて、パワーマネージメントコントロー
ラで制御し、省電力化、低騒音化を図ることにある。
【0015】さらに第5の目的は、感光体ユニット内に
ファンと、オゾンの濃度を検出するオゾン濃度検出手段
を設けて、ファンの作動をオゾンの濃度に応じて、パワ
ーマネージメントコントローラで制御し、省電力化、低
騒音化を図ることにある。
【0016】さらに第6の目的は、定着ユニットから発
生する熱による温度を温度センサで検出し、ファンの作
動を温度センサからの情報に基づいて、パワーマネージ
メントコントローラで制御し、省電力化、低騒音化を図
ることにある。
【0017】さらに第7の目的は、電源ユニットの温度
を温度センサで検出し、ファンの作動を温度センサから
の情報に基づいて、パワーマネージメントコントローラ
で制御し、省電力化、低騒音化を図ることにある。
【0018】
【課題を解決するための手段】上述した目的を達成する
ため、請求項1記載の発明は、複写すべき原稿の画像に
対して光学的に読み取る光学ユニットと、感光体を帯電
する帯電器を含み感光体上に潜像を形成する感光体ユニ
ットと、この潜像をトナーを用いて顕像化してトナー像
を形成する現像ユニットと、上記トナー像を転写材上に
転写する転写手段と、上記転写材上に転写されたトナー
像を融着する定着ユニットと、上記各ユニットに電圧を
供給する電源ユニットとを具備する画像形成装置におい
て、上記各ユニットにそれぞれファンを設け、各ファン
による冷却及び空気の流れを制御するパワーマネージメ
ントコントローラを設けたことを特徴とする。
【0019】請求項2記載の発明は、請求項1記載の画
像形成装置において、上記パワーマネージメントコント
ローラは、上記光学ユニットのファンの作動時間と風量
をコピー枚数に応じて制御することを特徴とする。
【0020】請求項3記載の発明は、請求項1記載の画
像形成装置において、上記光学ユニット内部の温度を検
出する光学温度センサを設け、上記パワーマネージメン
トコントローラは上記光学温度センサからの温度情報に
基づいて上記光学ユニットのファンの作動時間と風量を
制御することを特徴とする。
【0021】請求項4記載の発明は、請求項1記載の画
像形成装置において、上記感光体ユニットに、この感光
体ユニットから生産されるオゾンを排出するオゾン排気
ファンと、画像形成装置外部からの空気を吸引する吸引
ファンとを設け、上記パワーマネージメントコントロー
ラは、上記オゾン排気ファンと上記吸引ファンの作動時
間と風量をコピー枚数に応じて制御することを特徴とす
る。
【0022】請求項5記載の発明は、請求項1記載の画
像形成装置において、上記感光体ユニットに、この感光
体ユニットから生産されるオゾンを排出するオゾン排気
ファンと、画像形成装置外部からの空気を吸引する吸引
ファンと、オゾンの濃度を検出するオゾン濃度検出手段
とを設け、上記パワーマネージメントコントローラは、
上記オゾン排気ファンと上記吸引ファンの作動時間と風
量をオゾン濃度検出手段からのオゾン情報に応じて制御
することを特徴とする。
【0023】請求項6記載の発明は、請求項1記載の画
像形成装置において、上記定着ユニット近傍に環境温度
を検出する定着温度センサを設け、上記パワーマネージ
メントコントローラは上記定着温度センサからの温度情
報に基づいて上記定着ユニットのファンの作動時間と風
量を制御することを特徴とする。
【0024】請求項7記載の発明は、請求項1記載の画
像形成装置において、上記電源ユニットの近傍に、環境
温度を検出する電源温度センサを設け、上記パワーマネ
ージメントコントローラは、上記電源温度センサからの
温度情報に基づいて上記定着ユニットのファンの作動時
間と風量を制御することを特徴とする。
【0025】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を参照しながら
説明する。本実施例の画像形成装置は、図2に示すよう
に、画像形成装置本体30の上に配置され、複写すべき
原稿Gを所定の読み取り位置まで搬送するオートドキュ
メントフィーダー31(以下、ADF31という)と、
ADF31により搬送された原稿Gの画像を光学的に読
み取る光学ユニット2と、読み取った原稿Gの画像情報
を電気的な画像信号に変換する画像処理部3と、静電潜
像を形成するための感光体1と、感光体1を均一に帯電
する帯電器4とを含む感光体ユニットと、帯電された感
光体1に原稿に対応した静電潜像を書き込む光書込み部
5と、静電潜像をトナーを用いて顕像化してトナー像を
形成する現像装置6と、現像装置6によって形成された
トナー像を、給紙装置20から給送された転写材として
の転写紙Pに転写し、転写された転写紙Pを感光体1か
ら分離する転写分離チャージャ7と、転写紙P上に転写
されたトナー像を融着する定着ユニット10と、転写後
の感光体1に残存するトナーを除去して感光体1をクリ
ーニングするクリーニングユニット9と、転写後の感光
体1に残存する電化を消去する除電ランプ8と、上記各
ユニット及び各装置に電圧を供給する電源ユニット50
とを有する。
【0026】ADF31は、複数の原稿Gを一枚ずつに
分離し搬送する分離搬送ローラ32と、原稿Gを反転搬
送する反転ローラ33と、反転された原稿Gを搬送する
搬送ベルト34と、光学ユニット2で読み取られた原稿
Gを再度反転する反転ローラ35と、原稿Gを所定の載
置位置に送り出す送り出しローラ36とからなる。
【0027】光学ユニット2は、ADF31により、コ
ンタクトガラス40まで搬送された原稿Gに光を照射す
る照明ランプ41と、原稿Gの表面からの反射光を折り
返し反射する走査ミラー42と、走査ミラー42の半分
の速度で移動する光路折り返しミラー対43a、43b
と、結像レンズ44と、CCD45などからなる。
【0028】給紙装置20は、転写紙Pを積載する複数
の給紙カセット21を有していて、それらのうちの1つ
から給紙ローラ22で転写紙Pを給送し、分離ローラ2
3で搬送経路24に送り出す。搬送経路24上の前方に
は、感光体1上の可視像に所定のタイミングで転写紙P
を送り出すレジストローラ27が配置されている。
【0029】転写分離チャージャ7の前方には、転写さ
れた転写紙Pを定着ユニット10へ搬送する搬送ベルト
が配置されている。定着ユニット10は、内部に転写紙
P上のトナーを熱溶融するヒータを有する熱ローラ11
と、熱ローラ11に加圧手段で圧接された加圧ローラ1
2と、トナー像を融着された転写紙Pを送り出す送り出
しローラ対13a、13bとを有する。
【0030】定着ユニット10の前方には、送り出しロ
ーラ対13a、13bで送り出されたコピーされた転写
紙Pを積載するコピー受け15が配置されている。
【0031】光学ユニット2には、照明ランプ41の発
熱による温度上昇を防止するために、図1に示すよう
に、光学ユニット排気ファン51が、定着ユニット10
には、ヒータからの熱による温度上昇を防止するため
に、定着ユニット排気ファン54が、電源ユニット50
には、温度上昇を防止するために、電源ユニット排気フ
ァン55が、さらに感光体ユニットには、帯電器4によ
る帯電時に、発生するオゾンを排出する感光体ユニット
オゾン排気ファン53と、新鮮な空気の吸入を行う感光
体ユニット吸気ファン52とがそれぞれ設けられてい
る。なお、図2においては、これら各ファンの図示を省
略している。
【0032】各ファンはそれぞれ、電圧制御回路56
a、56b、56c、56d、57eを介して、各ファ
ンによる冷却及び空気の流れを制御するパワーマネージ
メントコントローラ60(以下PMC60という)に接
続されている。PMC60には、画像形成装置のセット
キー61で入力したコピー枚数と、光学ユニット2内部
の温度を検出する光学温度センサ62からの温度情報
と、感光体ユニットのオゾンの濃度を検出するオゾン濃
度検出手段としてのオゾンセンサ63からのオゾン情報
と、定着ユニット10近傍に設けられ、環境温度を検出
する定着温度センサ64からの温度情報と、電源ユニッ
ト50の近傍に設けられ、環境温度を検出する電源温度
センサ65からの温度情報とが各信号ラインを通り入力
される。PMC60は、これらの各種情報に基づいて、
各ファンの作動時間と風量を制御する。
【0033】以下、上記構成による動作を説明する。A
DF31の所定の位置にセットされた原稿Gが、分離搬
送ローラ32で一枚ずつに分離され、反転されてコンタ
クトガラス40上にて搬送ベルト34で搬送されつつ、
光学ユニット2の照明ランプ41で光を照射されて原稿
Gの画像情報がCCD45に読み取られ、画像処理部3
で電気的な画像信号に変換される。光学ユニット2で読
み取られた原稿Gは、再度反転され送り出しローラ36
で送り出される。
【0034】光書込み部5によって原稿の画像が、帯電
器4で表面を均一に帯電させられた感光体1の表面に投
影され、静電潜像が形成される。感光体1上の静電潜像
に、現像装置6によりトナーが付着させられてトナー像
が形成される。
【0035】一方、給紙装置20の給紙カセット21の
一つから一枚の転写紙Pが給紙ローラ22で給紙され、
分離ローラ23で1枚づつレジストローラ27に送られ
る。レジストローラ27は、感光体1上のトナー像と転
写紙とが転写分離チャージャ7で一致するタイミングを
もって転写紙Pを転写分離チャージャ7へ送り出す。転
写分離チャージャ7で画像を転写され、感光体1から分
離された転写紙Pは、搬送ベルト25に乗って、定着装
置10へ送られる。
【0036】トナー像を転写された転写紙Pは、所定の
温度に加熱された熱ローラ11と、加圧ローラ12との
間に挿入され、トナー像が融着され、排紙ローラ対13
a、13bで搬送されてコピー受け15上に排出され
る。
【0037】一方、感光体1上に残ったトナーは、クリ
ーニングユニット9で除去されてクリーニングされる、
その後、感光体1上の電荷が除電ランプ8で消去され次
の作像に備えられる。
【0038】画像形成装置のセットキー61で入力され
たコピー枚数が1から10枚のときには、この情報がP
MC60へ送られ、PMC60はコピー枚数が少ないの
で、光学ユニット2の照明ランプ41が点灯されても温
度上昇が規定温度以下であると判断し、光学ユニット排
気ファン51を作動させず、停止状態とする。さらに、
同様の理由により、感光体ユニット吸引ファン52及
び、感光体ユニットオゾン排気ファン53も停止の状態
とする。
【0039】次に、セットキー61で入力されたコピー
枚数が11枚以上のときには、PMC60は、光学ユニ
ット2の照明ランプ41が点灯により温度上昇が規定温
度以上であると判断し、不図示のモータに制御信号を送
り、光学ユニット排気ファン51を作動させて光学ユニ
ット2の冷却を行う。コピー動作終了後も、一定時間例
えば、2分間程度、光学ユニット排気ファン51を作動
させて停止する。さらに、PMC60は、感光体ユニッ
ト内のオゾンの濃度が基準値よりも高いと判断し、感光
体ユニット吸引ファン52及び、感光体ユニットオゾン
排気ファン53を作動させる。
【0040】ここでは、セットキー61からのコピー枚
数に応じてPMC60が各ファンの作動を制御したが、
光学ユニット2の光学温度センサ63や感光体ユニット
のオゾンセンサ63からの情報に応じてさらに細かい制
御をすることもできる。即ち、同一コピーをとる枚数
や、自動原稿送りなどで、一枚づつの連続コピーをとる
場合など、状況に応じて、各ユニットの状態を各センサ
で監視し、各ファンの作動を効果的に制御することもで
きる。
【0041】以下その制御について説明する。光学温度
センサ62、オゾンセンサ63、定着温度センサ64、
電源温度センサ65からの各情報がPMC60に送られ
る。PMC60には図3に示すように、光学ユニット排
気ファン51に供給する電圧と光学ユニット2の温度と
の制御曲線が予めプログラムされている。例えば、光学
温度センサ62が40℃を検知した場合、この制御曲線
に基づいて、光学ユニット排気ファン51を15Vの電
圧で作動させ、温度を25℃に下げようとする。さら
に、連続コピーをとる場合には、照明ランプ41が常時
点灯して光学ユニット2の温度が急激に上昇する。この
温度上昇に伴い、PMC60は、光学ユニット排気ファ
ン51に供給する電圧を24Vまで順次切り替えてい
く。
【0042】さらにPMC60には図4に示すように、
感光体ユニット吸引ファン52、感光体ユニットオゾン
排気ファン53に供給する電圧とオゾン濃度との制御曲
線が予めプログラムされている。この制御曲線に基づい
て、PMC60は感光体ユニット吸引ファン52、感光
体ユニットオゾン排気ファン53に供給する電圧を制御
する。感光体ユニットでは、オゾン濃度を低下させるよ
うに、感光体ユニット吸引ファン52、感光体ユニット
オゾン排気ファン53を作動して、空気の流れを作り、
空気の流路にオゾン除去フィルタを配置して、オゾンを
除去し、装置外に排出する。オゾンの濃度が高い場合に
は、空気の流速を上げることにより早くオゾンの濃度を
下げることができる。
【0043】ここで、PMC60は、感光体ユニット吸
引ファン52と感光体ユニットオゾン排気ファン53と
を連動させて、効果的にオゾンを除去すべく、各ファン
52、53の作動のタイミングを合わせることもでき
る。連続コピーをとる場合には、オゾン濃度が急激に上
昇する。このオゾン濃度上昇に伴い、PMC60は、感
光体ユニット吸引ファン52と感光体ユニットオゾン排
気ファン53に供給する電圧を24Vまで順次切り替え
ていく。
【0044】定着ユニット10には、熱源となるヒータ
が熱ローラ11に内蔵されていて、常時150℃程度に
加熱されている。熱ローラ11と加圧ローラ12との間
を転写紙Pが通過すると、その温度が低下するので、熱
ローラ11を所定の温度になるようにヒータを制御して
いる。定着ユニット10は、その周囲に熱が及ばないよ
うに、ある程度の断熱構造で設計されているものの、周
囲の温度は上昇する。
【0045】そこで、PMC60には図5に示すよう
に、定着ユニット排気ファン54に供給する電圧と定着
ユニット10の温度との制御曲線が予めプログラムされ
ている。この制御曲線に基づいて、PMC60は定着ユ
ニット排気ファン54に供給する電圧を制御する。例え
ば、定着温度センサ64が50℃を検知した場合、この
制御曲線に基づいて、定着ユニット排気ファン54を1
7Vの電圧で作動させ、温度を40℃に下げようとす
る。さらに、60℃に上昇するようになると、PMC6
0からファン電圧を上げる指示が送られ、徐々にファン
電圧が24Vまで上がり、風量が増加し、冷却が強めら
れ、その後50℃に低下すると、ファン電圧を下げて消
費電力を抑える。
【0046】さらに、PMC60には図6に示すよう
に、電源ユニット排気ファン55に供給する電圧と電源
ユニット50の温度との制御曲線が予めプログラムされ
ている。PMC60は、制御曲線に基づいて電源ユニッ
ト排気ファン55に供給する電圧を他のユニットと同様
に制御する。
【0047】本例によれば、コピー枚数が比較的少ない
10枚以下の場合であれば、光学ユニット2の温度はそ
れ程上昇せず、許容値以下であるので光学ユニット排気
ファン51を作動させなくても良好なコピー品質を維持
できるが、一方、コピー枚数が11枚以上の場合には許
容値の限界に近づくので、光学ユニット排気ファン51
を作動させ、冷却する。アナログ的な制御であるが省電
力化、低騒音化に有効である。コピー枚数が10枚以下
の場合であれば、感光体ユニットのオゾン濃度は許容値
以下であるので、感光体ユニット吸引ファン52と感光
体ユニットオゾン排気ファン53とを作動させなくても
良好なコピー品質を維持できるが、一方、コピー枚数が
11枚以上の場合にはオゾン濃度が許容値の限界に近づ
くので、感光体ユニット吸引ファン52と感光体ユニッ
トオゾン排気ファン53とを作動させ、オゾンの排出を
開始する。この制御により、省電力化、低騒音化に有効
である。
【0048】
【発明の効果】請求項1記載の発明によれば、画像形成
装置の各種ユニット内の温度上昇を抑制する空気の流れ
を作り出すファンの動作状態を、パワーマネージメント
コントローラで制御したので、きめ細かな電力制御が可
能になり、省電力化、低騒音化、ファンの長寿命化を図
れ、さらには、コピー品質の安定化も可能である。
【0049】請求項2記載の発明によれば、ファンの作
動をユーザーのセットしたコピー枚数に応じて、パワー
マネージメントコントローラで制御するので、省電力
化、低騒音化、ファンの長寿命化を図れる。
【0050】請求項3記載の発明によれば、光学ユニッ
ト内の温度センサからの情報に基づいて、ファンの作動
時間と風量をパワーマネージメントコントローラで制御
するので、省電力化、低騒音化、ファンの長寿命化を図
れる。
【0051】請求項4記載の発明によれば、感光体ユニ
ット内にオゾン排気ファンと吸引ファンとを設けて、各
ファンの作動をユーザーのセットしたコピー枚数に応じ
て、パワーマネージメントコントローラで制御するの
で、省電力化、低騒音化、ファンの長寿命化を図れる。
【0052】請求項5記載の発明によれば、感光体ユニ
ット内にオゾンの濃度を検出するオゾン濃度検出手段
と、オゾン排気ファンと吸引ファンとを設けて、各ファ
ンの作動をオゾンの濃度に応じて、パワーマネージメン
トコントローラで制御するので、省電力化、低騒音化、
ファンの長寿命化を図れる。
【0053】請求項6記載の発明によれば、定着ユニッ
トから発生する熱による温度を温度センサで検出し、フ
ァンの作動を温度センサからの情報に基づいて、パワー
マネージメントコントローラで制御するので、省電力
化、低騒音化、ファンの長寿命化を図れる。
【0054】請求項7記載の発明によれば、電源ユニッ
トの温度を温度センサで検出し、ファンの作動を温度セ
ンサからの情報に基づいて、パワーマネージメントコン
トローラで制御するので、省電力化、低騒音化、ファン
の長寿命化を図れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す画像形成装置の概略ブ
ロック図である。
【図2】図1に示す画像形成装置の概略側面図である。
【図3】光学ユニットの温度と光学ユニットのファンの
電圧との関係を示すグラフである。
【図4】オゾン濃度とオゾン排気ファン及び吸引ファン
の電圧との関係を示すグラフである。
【図5】定着ユニットの周囲温度と定着ユニットのファ
ンの電圧との関係を示すグラフである。
【図6】電源ユニットの温度と電源ユニットのファンの
電圧との関係を示すグラフである。
【符号の説明】
1 感光体 2 光学ユニット 10 定着ユニット 50 電源ユニット 51 光学ユニット排気ファン 52 感光体ユニット吸引ファン 53 感光体ユニットオゾン排気ファン 54 定着ユニット排気ファン 55 電源ユニット排気ファン 60 PMC 61 セットキー 62 光学温度センサ 63 オゾンセンサ 64 定着温度センサ 65 電源温度センサ

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】複写すべき原稿の画像に対して光学的に読
    み取る光学ユニットと、感光体を帯電する帯電器を含み
    感光体上に潜像を形成する感光体ユニットと、この潜像
    をトナーを用いて顕像化してトナー像を形成する現像ユ
    ニットと、上記トナー像を転写材上に転写する転写手段
    と、上記転写材上に転写されたトナー像を融着する定着
    ユニットと、上記各ユニットに電圧を供給する電源ユニ
    ットとを具備する画像形成装置において、 上記各ユニットにそれぞれファンを設け、各ファンによ
    る冷却及び空気の流れを制御するパワーマネージメント
    コントローラを設けたことを特徴とする画像形成装置。
  2. 【請求項2】請求項1記載の画像形成装置において、 上記パワーマネージメントコントローラは、上記光学ユ
    ニットのファンの作動時間と風量をコピー枚数に応じて
    制御することを特徴とする画像形成装置。
  3. 【請求項3】請求項1記載の画像形成装置において、 上記光学ユニット内部の温度を検出する光学温度センサ
    を設け、上記パワーマネージメントコントローラは上記
    光学温度センサからの温度情報に基づいて上記光学ユニ
    ットのファンの作動時間と風量を制御することを特徴と
    する画像形成装置。
  4. 【請求項4】請求項1記載の画像形成装置において、 上記感光体ユニットに、この感光体ユニットから生産さ
    れるオゾンを排出するオゾン排気ファンと、画像形成装
    置外部からの空気を吸引する吸引ファンとを設け、上記
    パワーマネージメントコントローラは、上記オゾン排気
    ファンと上記吸引ファンの作動時間と風量をコピー枚数
    に応じて制御することを特徴とする画像形成装置。
  5. 【請求項5】請求項1記載の画像形成装置において、 上記感光体ユニットに、この感光体ユニットから生産さ
    れるオゾンを排出するオゾン排気ファンと、画像形成装
    置外部からの空気を吸引する吸引ファンと、オゾンの濃
    度を検出するオゾン濃度検出手段とを設け、上記パワー
    マネージメントコントローラは、上記オゾン排気ファン
    と上記吸引ファンの作動時間と風量をオゾン濃度検出手
    段からのオゾン情報に応じて制御することを特徴とする
    画像形成装置。
  6. 【請求項6】請求項1記載の画像形成装置において、 上記定着ユニット近傍に環境温度を検出する定着温度セ
    ンサを設け、上記パワーマネージメントコントローラは
    上記定着温度センサからの温度情報に基づいて上記定着
    ユニットのファンの作動時間と風量を制御することを特
    徴とする画像形成装置。
  7. 【請求項7】請求項1記載の画像形成装置において、 上記電源ユニットの近傍に、環境温度を検出する電源温
    度センサを設け、上記パワーマネージメントコントロー
    ラは、上記電源温度センサからの温度情報に基づいて上
    記定着ユニットのファンの作動時間と風量を制御するこ
    とを特徴とする画像形成装置。
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