JP4318030B2 - 画像形成装置 - Google Patents

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Description

本発明は、複写機、プリンタ、ファクシミリ装置等の電子写真方式の画像形成装置に関する。
電子写真方式の画像形成装置としては、像担持体として例えば感光体ドラムを用いて、その表面に静電潜像を形成し、静電潜像にトナーを付着させて可視像化し用紙に転写する−といった画像形成を行うものが知られている。こうした画像形成装置では、感光体ドラムの表面やその表面に接触する帯電手段等にトナーが残留することが避けられず、残留トナーをそのままにしておくと画質の低下等のトラブルに原因となるため、速やかに残留トナーを除去する必要がある。
こうした残留トナーの対応策としては、例えば、特許文献1では、感光ドラムの後回転時に現像スリーブを停止して現像バイアスを所定時間印加することで、現像スリーブに担持されたトナーのうち感光ドラムに対向する部分のトナーを感光ドラムに転移させ、前回転時に転移させたトナーを転写ローラに転移させて清掃する点が記載されている。特許文献2では、非印字時で用紙がないときに、転写ローラにクリーニング電位を印加し、クリーニング電位はDC成分が0でAC成分によりトナーに往復振動する力を作用させて感光体ドラムには付着し、転写ローラからは離間させるようにする点が記載されている。特許文献3では、画像形成プロセスの終了後、一定時間は転写ローラの印加電圧を画像形成時とは逆極性とし、帯電ローラの印加電圧を画像形成時と同極性かつ、絶対値でより低く設定し、現像手段の印加電圧は感光ドラムの表面電位に対し同等、もしくはそれ以下の電圧を印加する点が記載されている。特許文献4では、転写材搬送ベルトに付着した不要トナーを感光ドラムに戻すために、感光ドラムの表面電位を前露光により低くしておき、転写ブレードに低い電圧を印加しても従来と同様の電位差を得ることができるようにした点が記載されている。
特開平9−68907号公報 特開2001−175099号公報 特開2001−249502号公報 特開2001−324854号公報
上述した先行特許文献では、クリーナ等を用いずに転写ローラへの印加電圧を調整することで残留トナーの除去を行っているが、画像形成時に感光体ドラムに接触して残留トナーが付着する帯電器等のクリーニングについては、効率よく行われておらず、例えば特許文献2のように複雑な除去方法が採られている。
そこで、本発明は、従来技術の上述した問題点に鑑み、像担持体に接触する各手段に付着する残留トナーを速やかに除去して回収することが可能な画像形成装置を提供することを目的とするものである。
本発明に係る画像形成装置は、感光体ドラムと、該感光体ドラムに接触してその表面を帯電させる帯電手段と、前記感光体ドラムの帯電された表面を露光して静電潜像を形成する露光手段と、前記静電潜像に前記感光体ドラムの表面電位と同極性に帯電させたトナーを付着させて可視像化する現像手段と、前記感光体ドラムの表面に形成されたトナー像を用紙に転写させる転写手段と、前記感光体ドラムの表面に接触してその表面の残留トナーを分散させる分散手段と、前記感光体ドラムを回転制御するとともに用紙に画像形成するように前記各手段を制御する制御手段とを備えた画像形成装置において、前記制御手段は、前記転写手段に対して画像形成時とは逆極性で前記感光体ドラムを電荷保持可能に帯電させる帯電電圧を印加して前記感光体ドラム表面を画像形成時の前記帯電手段による帯電状態と同様の状態にする転写電圧制御手段と、前記帯電電圧が印加された前記転写手段により接触された前記感光体ドラムの表面領域に対する前記分散手段の対向部位の電位をオフ状態とするか又は該表面領域の帯電極性とは逆極性とするように電圧を印加する分散電圧制御手段と、前記帯電電圧が印加された前記転写手段により接触された前記感光体ドラムの表面領域に対して前記露光手段が全露光するとともに前記感光体ドラムが1回転してさらに露光位置から前記現像手段までの間を前記露光手段が全露光するように制御する露光制御手段とを備えていることを特徴とする。
本発明に係る別の画像形成装置は、感光体ドラムと、該感光体ドラムに接触してその表面を帯電させる帯電手段と、前記感光体ドラムの帯電された表面を露光して静電潜像を形成する露光手段と、前記静電潜像に前記感光体ドラムの表面電位と同極性に帯電させたトナーを付着させて可視像化する現像手段と、前記感光体ドラムの表面に形成されたトナー像を用紙に転写させる転写手段と、前記感光体ドラムの表面に接触してその表面の残留トナーを分散させる分散手段と、前記感光体ドラムを回転制御するとともに用紙に画像形成するように前記各手段を制御する制御手段とを備えた画像形成装置において、前記制御手段は、前記転写手段に対して画像形成時とは逆極性で前記感光体ドラムを電荷保持可能に帯電させる帯電電圧を印加して前記感光体ドラム表面を画像形成時の前記帯電手段による帯電状態と同様の状態にする転写電圧制御手段と、前記帯電電圧が印加された前記転写手段により接触された前記感光体ドラムの表面領域に対する前記帯電手段の対向部位の電位をオフ状態とするか又は該表面領域の帯電極性とは逆極性とするように電圧を印加する帯電電圧制御手段と、前記帯電電圧が印加された前記転写手段により接触された前記感光体ドラムの表面領域に対して前記露光手段が全露光するとともに前記感光体ドラムが1回転してさらに露光位置から前記現像手段までの間を前記露光手段が全露光するように制御する露光制御手段とを備えていることを特徴とする。
本発明に係る画像形成装置は、上記のような構成を有することで、転写電圧制御手段が、転写手段に対して画像形成時とは逆極性で像担持体を電荷保持可能に帯電させる帯電電圧を印加するので、画像形成時の帯電手段と同様の帯電状態を像担持体の表面に形成できる。そして、転写手段は、現像手段の下流側に配置されているため、転写手段により形成された像担持体の帯電領域は、最後に現像手段を通過するようになり、他の手段の残留トナーの除去が行われた後現像手段による残留トナーの回収が行われ、効率よく残留トナーの回収動作を行うことができる。
そのため、画像形成を行っていない間に容易に行うことができ、像担持体に接触する各手段を頻繁にクリーニングすることで残留トナーが蓄積することを避けることができる。したがって、各手段を常時最適の状態に維持することが可能となる。
また、分散電圧制御手段が、帯電電圧が印加された転写手段により接触された像担持体の表面領域に対する分散手段の対向部位の電位をオフ状態とするか又は該表面領域の帯電極性とは逆極性とすることで、分散手段に付着した残留トナーが像担持体に速やかに回収することができる。
本発明に係る別の画像形成装置は、上記のような構成を有することで、上述したように残留トナーの回収が効率よく行われるとともに、帯電電圧制御手段が、帯電電圧が印加された転写手段により接触された像担持体の表面領域に対する帯電手段の対向部位の電位をオフ状態とするか又は該表面領域の帯電極性とは逆極性とするように電圧を印加することで、帯電手段に付着した残留トナーが像担持体に速やかに回収することができる。
以下、本発明に係る実施形態について詳しく説明する。なお、以下に説明する実施形態は、本発明を実施するにあたって好ましい具体例であるから、技術的に種々の限定がなされているが、本発明は、以下の説明において特に本発明を限定する旨明記されていない限り、これらの形態に限定されるものではない。
図1は本発明に係る画像形成装置全体の概略断面図である。画像形成装置1の上部には原稿読取部2が配置され、その下部には、底面から給紙部3、記録部4が配されている。
原稿読取部2では、原稿カバー10が設けられた原稿トレイ11に載置された原稿が原稿搬送装置12により読取手段5に対向する位置に搬送されて原稿読取動作が行われ、原稿排紙トレイ13に排出される。書籍等を読み取る場合には、原稿カバー10を上方に回動してフラットベッドプラテン14に書籍等の被読取部分を配置し読取手段により読取動作が行われる。以上の構成は、いわゆるADF及びフラットベッドタイプと称される従来の原稿読取装置と同様のものである。
給紙部3では、給紙カセット15が配置されており、フラッパ16に所定のサイズの用紙が複数枚積載されている。給紙カセット15の端部(図1の右端部)には、ピックアップローラ17が配置されている。そして、フラッパ16は、積載された用紙の上面がピックアップローラ17に圧接するように上方に付勢されている。この状態でピックアップローラ17が回転駆動すると、摩擦力により用紙が一枚ずつ用紙搬送路に給紙されるようになる。
給紙された用紙は、まずフィードローラ18及びプレスローラ19により記録部4に搬送される。記録部4では、搬送された用紙に記録するために、現像器20、回転ブラシ21、帯電器22、感光体ドラム23、転写ローラ24、レーザースキャンユニット(以下「LSU」と略称する。)25及び定着ローラ26が備えられている。
感光体ドラム23は、円筒状で、外周面に感光体として所定膜厚の光導電膜が設けられている。感光体ドラム23はメインモータにより回転駆動され、帯電器22、LSU25及び現像器20によってその表面に像形成が行われる。帯電器22は、帯電ローラが用いられ、感光体ドラム23の表面に接触した状態で帯電電圧が印加されることで、感光体ドラム23の外周面を一様に帯電するように作用する。帯電ローラの代わりに公知の帯電ブラシを用いてもよい。なお、感光体ドラム23が帯電した状態とは、感光体ドラム23の表面に電荷が保持された状態を意味する。
LSU25は、レーザーによって発振されたレーザー光を一様に帯電された感光体ドラム23の表面に照射して露光する。レーザー光を照射する際にポリゴンミラー等の光学系によって感光体ドラム23の表面を走査させ画像情報に従って静電潜像を形成する。現像器20は、内部にトナーが貯留されており、供給ローラ27及び現像ローラ28によってトナーを感光体ドラム23表面に転移して表面に形成された静電潜像を可視像化する。現像ローラ28には現像電圧が印加されており、感光体ドラム23の表面の帯電電荷と現像電圧との間の電位差によって現像ローラ28の表面に付着したトナーが移動してトナー像が形成される。
転写ローラ24は、電子導電性ローラ又はイオン導電性ローラが主に用いられており、いずれも高電圧の転写電圧が印加されてその電界吸引力により感光体ドラム23の表面に現像されたトナーを移動させる。感光体ドラム23と転写ローラ24との間に用紙が存在している場合には用紙にトナーが転写されるようになる。用紙がない場合には感光体ドラム23の表面に転写ローラ24が当接した状態になっている。用紙に転写されたトナーは図示せぬ除電ブラシにより電荷が除かれる。
回転ブラシ21は、転写ローラ24の下流側に配置されており、感光体ドラム23の表面に接触して表面に付着している紙粉を除去したり、転写されずに表面に残留したトナーを感光体ドラム23の表面で分散させるように作用する。回転ブラシ21には、一定の電圧が印加されており、残留トナーを効率よく分散させるようにしている。
転写されたトナー像は、定着ローラ26及びプレスローラ29によって狭持されて加熱・プレスされ用紙に定着される。定着ローラ26内にはヒータランプが設けられており、ヒータランプを発熱させて加熱する。定着された用紙は、排紙ローラ30及びプレスローラ31の間に狭持されて用紙排出トレイ32に搬出される。
図1において、給紙部3から用紙排出トレイ32までを一点鎖線で示したのが、用紙搬送路である。また、装置本体1の側面には、反転搬送ユニット40が着脱自在に装着されており、その装着側面には、用紙搬出口41及び用紙搬入口42が形成されている。搬送ユニット40内には、フィードローラ43及びプレスローラ44、フィードローラ45及びプレスローラ46の2対の搬送ローラが上下に配設されている。そして、図1の二点鎖線で示すように反転搬送路が、排紙ローラ30と定着ローラ26との間の用紙搬送路から分岐して、2対の搬送ローラ43及び44、45及び46の間を通り、ローラ対18及び19とピックアップローラ17との間の用紙搬送路に合流するように形成される。
用紙搬送路には、排紙ローラ30と記録部4の定着ローラ26との間に用紙検知センサ33が配置されており、ローラ対18及び19とピックアップローラ17との間にも用紙検知センサ34が配置されている。用紙の片面のみに記録する場合には、一点鎖線で示す用紙搬送路に用紙を搬送し用紙検知センサ33及び34の検知信号に基づいて適宜動作制御されて画像形成が行われるが、用紙の両面に記録を行う場合には、片面記録された用紙を一旦用紙排出トレイ32に排出し、用紙の後端が用紙検知センサ33により検知されると、排紙ローラ30を逆回転して用紙を反転搬送路に搬入するように制御される。反転搬送路に搬入された用紙は再び搬送ローラ18及び19に搬入されて用紙搬送路を搬送され、もう一方の片面に記録が行われるようになる。
図2は、画像形成装置の全体ブロック図を示している。本実施形態では、ファクシミリ機能及び複写機能を備えており、具体的には、制御手段であるMPU100、ネットワークとの交信制御を行うNCU101、ファクシミリ交信制御を行うMODEM102、プログラム等を記憶するROM103、データ等を記憶するRAM104、受信したり読み取った画像情報を記憶する画像メモリ105、画像情報を符号化又は復号化するCODEC106、操作者からの入力情報や警告等の報知情報を送受信する操作部107、画像情報を読み取るスキャナ108、外部のコンピュータ等からのプリント指令を受信するプリンタインタフェース109を備えている。これらの各機能ブロックは、互いにデータバス及びアドレスバスにより接続されており、MPU100により全体制御されるようになっている。そして、ファクシミリで受信した情報、スキャナで読み取った情報及びプリント指令とともに受信した情報は、記録部コントローラ110に送信されて用紙に画像形成されるようになる。
図3は、記録部4における回路構成を示す概略図である。上述したように感光体ドラム23の周囲には、その回転方向に沿って帯電器22、LSU25、現像器20、転写ローラ24及び回転ブラシ21が順に配列されている。
帯電器22には、帯電電圧印加回路50が接続されており、正の帯電電圧HVCが印加される。記録部コントローラ110からの制御信号に基づいて帯電電圧印加回路50が帯電電圧HVCを帯電器22に印加すると感光体ドラム23の表面は約+900Vに一様に帯電された状態となる。LSU25には、記録部コントローラ110から画像情報に基づく記録信号が送信され、レーザー光を感光体ドラム23の表面に走査しながら記録信号に基づいて照射し、感光体ドラム23の一様に帯電された表面を露光して画像情報に対応した静電潜像を形成する。露光されることで、感光体ドラム23の表面電位は約+100Vの露光電位となる。
現像器20内の供給ローラ27、現像ローラ28及びブレード35には現像電圧印加回路51が接続されており、記録部コントローラ110からの制御信号に基づいて現像電圧印加回路51がそれぞれに電圧を印加する。供給ローラ27には所定の供給電圧(+300V〜+700V)が印加されて、現像器20内のトナーを正に帯電させながら現像ローラ28に供給する。現像ローラ28には所定の現像電圧HVB(+300V〜+700V)が印加され、感光体ドラム23の表面に接触しながら露光部分との電位差を利用してトナーを転移する。また、ブレード35には所定のバイアス電圧(+300V〜+700V)が印加され、現像ローラ28の表面に対して弾性力によって圧接し現像ローラ28の表面に付着したトナー層の層厚を均一にする。
転写ローラ24には転写電圧印加回路52が接続されており、記録部コントローラ110からの制御信号に基づいて転写電圧印加回路52が転写電圧HVT(1700V)を転写ローラ24に印加し、感光体ドラム23の表面に形成されたトナー像を電界吸引力により用紙に転写する。
定着ローラ26にはヒータ駆動回路53が接続されており、記録部コントローラ110からの制御信号に基づいてヒータ駆動回路53が動作して定着ローラ26内のヒータランプを発熱させる。定着ローラ26の表面温度を検知するためにサーミスタ54が表面に接触して配置されており、サーミスタ54の検知信号に基づいて記録部コントローラ110はヒータ駆動回路53を制御し、定着ローラ53の表面温度を所定温度に維持するようにする。
回転ブラシ21には分散電圧印加回路55が接続されており、記録部コントローラ110からの制御信号に基づいて分散電圧印加回路55が分散電圧HVCLを回転ブラシ21に印加し、感光体ドラム23表面の残留トナーを効率よく分散させるようにする。
記録部コントローラ110は、主モータ56及び副モータ57に対して制御信号を送信して駆動制御を行う。主モータ56は、記録部コントローラ110からの制御信号に基づいて、ピックアップローラ17、フィードローラ18、回転ブラシ21、感光体ドラム23、供給ローラ27、現像ローラ28、定着ローラ26、プレスローラ29を回転駆動させる。また、排紙ローラ30は、主モータ56からの回転駆動力によりクラッチを介して用紙を排紙する方向に回転されるようになっている。副モータ57は、記録部コントローラ110からの制御信号に基づいて、フィードローラ43及び45を回転駆動するとともに、排紙ローラ30をクラッチを介して用紙を反転搬送する方向に回転駆動する。
記録部コントローラ110は、装置内に配設された排気ファン58及び吸気ファン59に対しても制御信号を送信して装置内の吸排気制御を行う。排気ファン58は、装置内の空気を外部に排出し、吸気ファン59は、外気を装置内に取り込むように作用する。
転写ローラ24には、感光体ドラム23との間で流れる電流値を検知する電流値検知回路60が接続されており、また、その近傍には、温度検知センサ61及び湿度検知センサ62が配設されている。そして、電流値検知回路60、温度検知センサ61及び湿度検知センサ62のそれぞれの検知信号は記録部コントローラ110に送信されるようになっている。これらの検知信号に基づいて記録部コントローラ110は、感光体ドラム23の表面のピンホール等の画質低下を招くような異常状態を判定する。
図4から図9は、回転ブラシ21及び帯電ローラ22に付着した残留トナーを除去してクリーニングし残留トナーを現像ローラ28に回収するための制御処理を示しており、図4から図8は、制御処理における転写ローラ24、回転ブラシ21及び帯電ローラ22への電圧印加処理過程及びLSU25の露光処理過程を示しており、図9は、制御処理のタイムチャートを示している。
図4は、画像形成時における各手段の制御処理を示しており、帯電器22には、帯電電圧印加回路50により約+1200Vの電圧が印加されており、そのため感光体ドラム23の表面は帯電状態になる。感光体ドラム23が回転して帯電状態の表面領域にLSU25により露光を行うことで露光部分の電位が低下し静電潜像が形成される。現像ローラ28には、現像電圧印加回路51により約+400Vの電圧が印加されており、感光体ドラム23が回転して静電潜像が形成された表面領域に現像ローラ28が当接することで静電潜像にトナーが付着して可視像化される。転写ローラ24には、転写電圧印加回路52により約−1500Vの電圧が印加されており、感光体ドラム23が回転して表面に形成されたトナー像が転写ローラ24に対向すると、感光体ドラム23と転写ローラ24との間を矢印方向に通過する用紙Sにトナー像を転移させる。回転ブラシ21には、分散電圧印加回路53により約+400Vの電圧が印加されており、感光体ドラム23が回転して回転ブラシ21と接触すると、表面の残留トナーが分散されて現像ローラ28への回収を容易にする。
図5は、非画像形成時において用紙が感光体ドラム23と転写ローラ24との間に存在していない状態で、残留トナーの除去処理が開始された状態を示している。残留トナーの除去処理は、図9の時刻taから開始され、感光体ドラム23を回転する主モータ56が回転駆動された状態(オン状態)で、転写電圧HVTとして約+1500Vが転写ローラ24に印加される。この転写電圧HVTは、画像形成時とは逆極性で、感光体ドラム23の表面が電荷保持可能に帯電される帯電電圧に設定される。したがって、感光体ドラム23の表面は、画像形成時の帯電器22と同様に約+900Vの表面電位で帯電状態となる。
転写電圧HVTは、図9に示すように、タイマT1がタイムアップするまで+1500Vが印加されてその後オフされる。タイマT1は、感光体ドラム23が回転して転写ローラ24により帯電された表面領域が回転ブラシ21及び帯電器22の全周と接触するのに必要な時間以上に設定されている。
次に、回転ブラシ21には、図9に示すように、時刻taからカウント開始したタイマT2がタイムアップするタイミングで分散電圧HVCLが約ー200V印加される。タイマT2は、感光体ドラム23が回転して転写ローラ24により帯電された表面領域が回転ブラシ21に当接するまでに必要な時間に設定されている。
分散電圧HVCLとして、転写ローラ24により帯電された感光体ドラム23の表面領域の帯電極性とは逆極性の電圧を印加するので、回転ブラシ21と感光体ドラム23との間に大きな電位差が生じる。そのため、回転ブラシ21に付着している残留トナーは、電位差による電気的な力と回転ブラシ21の摺動による機械的な力により感光体ドラム23の表面に転移して保持されるようになる。分散電圧HVCLは、逆極性の電圧印加と同時にカウントを開始するタイマT3がタイムアップすると、画像形成時と同様の約+400Vが印加されるようになる。タイマT3は、タイマT1と同程度の時間に設定されており、タイマT3の間に回転ブラシ21の全周が転写ローラ24により帯電された感光体ドラム23の表面領域に接触するようになるため、回転ブラシ21の全周について残留トナーの除去が行われるようになる。
図6に示すように、感光体ドラム23が回転して転写ローラ24により帯電された表面領域が帯電器22に当接する位置に到来すると、帯電器22に印加される帯電電圧HVCはオフされる。そのため帯電器22の電位は0Vとなり、感光体ドラム23との間に大きな電位差が生じる。そのため、帯電器22に付着している残留トナーは、電位差による電気的な力と帯電器22の摺動による機械的な力により感光体ドラム23の表面に転移して保持されるようになる。帯電電圧HVCは、図9に示すように、分散電圧HVCLに逆極性の電圧印加開始と同時にカウントを開始するタイマT4がタイムアップするタイミングでオフされ、オフされると同時にカウントを開始するタイマT5がタイムアップすると画像形成時と同様に約1200Vの電圧が印加されるようになる。タイマT5は、タイマT1と同程度の時間に設定されており、タイマT5の間に帯電器22の全周が転写ローラ24により帯電された感光体ドラム23の表面領域に接触するようになるため、帯電器22の全周について残留トナーの除去が行われるようになる。
図7に示すように、感光体ドラム23が回転して転写ローラ24により帯電された表面領域が露光位置に到来すると、LSU25により全露光される。全露光により感光体ドラム23の表面電位は約+100Vまで低下する。そのため、感光体ドラム23の表面に転移した残留トナーは付着力が弱められて現像ローラ28に容易に回収されるようになる。LSU25は、図9に示すように、帯電器22がオフされると同時にカウントを開始するタイマT6がタイムアップするタイミングで露光を開始し、露光開始と同時にカウントを開始するタイマT7がタイムアップする時刻tbには、露光が停止されるとともに主モータが回転を停止して、回転ブラシ21及び帯電器22への電圧の印加がオフされる。タイマT7は、LSU25による全露光が感光体ドラム23が1回転してさらに露光位置から現像ローラ28まで行うのに必要な時間に設定されており、図8に示すように、その間転写ローラ24はオフされて感光体ドラム23から残留トナーが転移するのが防止され、回転ブラシ21及び帯電器22には画像形成時と同様の電圧が印加されて感光体ドラム23の表面の残留トナーが現像ローラ28に回収されやすくする。したがって、タイマT7の間に感光体ドラム23の表面のクリーニングが十分行うことようになる。
以上の例では、回転ブラシ21に分散電圧HVCLとして約−200Vの電圧を印加しているが、オフして回転ブラシ21の電位を0Vとしてもよい。逆に、帯電器22に印加する帯電電圧HVCとして、感光体ドラム23の帯電極性と逆極性の電圧を印加するようにしてもよい。また、回転ブラシ21及び帯電器22が、平板状に形成されている場合にはその幅を基準にタイマT1を設定するようにすればよい。
本発明に係る実施形態に関する全体構成を示す概略断面図である。 本発明に係る実施形態に関する全体ブロック図である。 本発明に係る実施形態に関する要部回路構成図である。 本発明に係る実施形態に関する電圧印加処理過程を示す説明図である。 本発明に係る実施形態に関する電圧印加処理過程を示す説明図である。 本発明に係る実施形態に関する電圧印加処理過程を示す説明図である。 本発明に係る実施形態に関する電圧印加処理過程を示す説明図である。 本発明に係る実施形態に関する電圧印加処理過程を示す説明図である。 本発明に係る実施形態に関するタイムチャートである。
符号の説明
1 装置本体
2 原稿読取部
3 給紙部
4 記録部
5 読取手段

Claims (2)

  1. 感光体ドラムと、該感光体ドラムに接触してその表面を帯電させる帯電手段と、前記感光体ドラムの帯電された表面を露光して静電潜像を形成する露光手段と、前記静電潜像に前記感光体ドラムの表面電位と同極性に帯電させたトナーを付着させて可視像化する現像手段と、前記感光体ドラムの表面に形成されたトナー像を用紙に転写させる転写手段と、前記感光体ドラムの表面に接触してその表面の残留トナーを分散させる分散手段と、前記感光体ドラムを回転制御するとともに用紙に画像形成するように前記各手段を制御する制御手段とを備えた画像形成装置において、前記制御手段は、前記転写手段に対して画像形成時とは逆極性で前記感光体ドラムを電荷保持可能に帯電させる帯電電圧を印加して前記感光体ドラム表面を画像形成時の前記帯電手段による帯電状態と同様の状態にする転写電圧制御手段と、前記帯電電圧が印加された前記転写手段により接触された前記感光体ドラムの表面領域に対する前記分散手段の対向部位の電位をオフ状態とするか又は該表面領域の帯電極性とは逆極性とするように電圧を印加する分散電圧制御手段と、前記帯電電圧が印加された前記転写手段により接触された前記感光体ドラムの表面領域に対して前記露光手段が全露光するとともに前記感光体ドラムが1回転してさらに露光位置から前記現像手段までの間を前記露光手段が全露光するように制御する露光制御手段とを備えていることを特徴とする画像形成装置。
  2. 感光体ドラムと、該感光体ドラムに接触してその表面を帯電させる帯電手段と、前記感光体ドラムの帯電された表面を露光して静電潜像を形成する露光手段と、前記静電潜像に前記感光体ドラムの表面電位と同極性に帯電させたトナーを付着させて可視像化する現像手段と、前記感光体ドラムの表面に形成されたトナー像を用紙に転写させる転写手段と、前記感光体ドラムの表面に接触してその表面の残留トナーを分散させる分散手段と、前記感光体ドラムを回転制御するとともに用紙に画像形成するように前記各手段を制御する制御手段とを備えた画像形成装置において、前記制御手段は、前記転写手段に対して画像形成時とは逆極性で前記感光体ドラムを電荷保持可能に帯電させる帯電電圧を印加して前記感光体ドラム表面を画像形成時の前記帯電手段による帯電状態と同様の状態にする転写電圧制御手段と、前記帯電電圧が印加された前記転写手段により接触された前記感光体ドラムの表面領域に対する前記帯電手段の対向部位の電位をオフ状態とするか又は該表面領域の帯電極性とは逆極性とするように電圧を印加する帯電電圧制御手段と、前記帯電電圧が印加された前記転写手段により接触された前記感光体ドラムの表面領域に対して前記露光手段が全露光するとともに前記感光体ドラムが1回転してさらに露光位置から前記現像手段までの間を前記露光手段が全露光するように制御する露光制御手段とを備えていることを特徴とする画像形成装置。
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