JP3299340B2 - 画像形成装置 - Google Patents
画像形成装置Info
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Description
ファクシミリ等に用いられ、像担持体に従動して回転す
る帯電ローラによって像担持体の帯電を行う画像形成装
置に関するものである。
の画像形成装置における帯電には、一般的にコロナ放電
器が用いられているが、この種の帯電装置では、コロナ
放電時にオゾンを発生する。このオゾンは人体に対して
有害であり、また画像形成装置内のゴム製部品等を劣化
させる原因ともなっている。そこで、環境問題等の理由
からも、帯電手段として帯電ローラによるローラ帯電装
置が実用化されてきている。この装置を用いることによ
り、従来のコロナ放電器に比べてオゾン発生量、及び印
加電圧を大幅に低減することができ、さらに全体の構成
も簡単なものとすることができる。
ラが感光体ドラムと接触して従動回転しているため、ク
リーニング装置でクリーニングできなかった感光体ドラ
ム上のトナー汚れ等によって帯電ローラの表面が汚染さ
れると、その部分に当接した感光体ドラム表面が帯電不
良となり、それが画像上にスジとなって現れる場合があ
る。そこで、この種の帯電装置には一般的に、帯電ロー
ラ表面をクリーニングするためのクリーニング機構が設
けられている。また、帯電ローラの材料としては、10
8〜1010Ωcm程度の体積抵抗率を持つ中抵抗のゴムが
用いられているが、温度依存性が大きく、帯電ローラ温
度によって抵抗値が変化し、帯電電位もそれに伴って変
化することが知られている。したがって、低温時におい
ては、その特性から実使用不可能である等の問題点を持
つため、帯電ローラの加熱機構を設けたり、温度検知に
よる帯電ローラの温度制御等が提案されている(特開平
1−284872号公報、特開平3−288174号公
報)。
来の画像形成装置においては、帯電ローラ表面の温度分
布を見ると、部分的に変動が有り、特に、感光体ドラム
と帯電ローラとの接触面の温度は全体の温度に比べて多
少異なり、この温度差によって帯電ローラの抵抗値に微
妙な差が生じて、帯電が不均一となるため、画像上(特
にハーフトーン)にその部分が軸方向のスジとなって現
れる。特に、感光体ドラム及び帯電ローラに加熱手段を
持つ場合に、この影響が強く現れるという問題点があっ
た。また、感光体ドラムと帯電ローラの材質によって
は、接触跡が残ったり、感光体ドラムと帯電ローラが接
着したりすることも有り、画像に悪影響を及ぼすという
問題点があった。
には帯電ローラを感光体ドラムから引き離すローラ接離
機構等が提案されているが、この場合でも、コピー開始
の再接触時に上述のような温度差が発生するのは避けら
れない上に、再接触時の感光体ドラムと帯電ローラ間の
スリップによって、逆にトナー汚れ等によるスジが帯電
ローラ上に付着し、その部分が帯電不良になるという問
題点があった。そこで、この発明は、上述した従来の問
題点を解消して、感光体ドラム表面と帯電ローラ表面の
温度を同一、且つ均一な状態に保つことができると共
に、感光体ドラムと帯電ローラの接触跡が生じるのを防
止でき、良好な画像を得ることができる画像形成装置を
提供することを課題としている。
ころは、請求項1では、像担持体と、作像中に上記像担
持体をクラッチを介して回転駆動する駆動手段と、上記
像担持体に当接した状態で従動回転する帯電ローラとを
備えた画像形成装置であって、非作像中に上記像担持体
を上記クラッチを介して回転駆動する、上記駆動手段と
は別の予備駆動手段と、を備え、上記予備駆動手段の駆
動中は、上記クラッチが解除されて、上記予備駆動手段
の駆動が上記駆動手段に伝わらない画像形成装置におい
て、上記像担持体及び、上記帯電ローラの表面にそれぞ
れ設けた温度検知手段と、これら温度検知手段による検
知結果の温度差が所定値以上となった時に、上記予備駆
動手段を動作させる制御手段とを備えたこと、請求項2
では、請求項1記載の画像形成装置において、上記予備
駆動手段による上記像担持体の回転速度は、作像中の回
転速度よりも低い速度であること、請求項3では、請求
項1または2記載の画像形成装置において、上記制御手
段は、上記温度検知手段による検知結果の温度差の大小
に応じて、上記像担持体の回転速度を変える機能を有し
ていることにある。
り、像担持体と帯電ローラのそれぞれの表面温度が検知
され、それらの温度差が制御手段に入力される。制御手
段は、それらの温度差が所定値以上になったと判定する
と、前記予備駆動手段に信号出力して像担持体を駆動さ
せることにより、必要な時のみ像担持体を駆動させる最
低限の動作を行わせることで消費電力を抑える。また、
請求項2では、請求項1記載の画像形成装置において、
非作像中には、予備駆動手段により、作像中の回転速度
よりも低速度で像担持体を回転駆動させることにより、
像担持体と帯電ローラは、常時接触して従動回転し、帯
電ローラの部分的な温度差、及び像担持体と帯電ローラ
の接触跡の発生を防止する。
載の画像形成装置において、前記温度検知手段により、
像担持体と帯電ローラのそれぞれの表面温度が検知され
て、それらの温度差が前記制御手段に入力される。制御
手段は、その温度差に応じて、像担持体の回転速度を変
えることにより、必要に応じたより細かな制御を行い、
消費電力を抑える。
明する。この発明の画像形成装置が適用される複写機を
図2に示しており、同図において、原稿4が載置される
コンタクトガラス3の下面側に光源5、ミラー6,7,
8,10、レンズ9から成る光走査光学系が配置され、
この光走査光学系の下側に、光走査光学系から射出され
る光で露光される感光体ドラム1が配置されている。こ
の感光体ドラム1の周囲に近接して、転写チャージャ1
2、分離チャージャ13、現像装置17、帯電ローラ
2、除電ランプ16、クリーニング装置15が配置さ
れ、転写紙11の搬送経路上に搬送ベルト18と定着装
置14が配置されている。そして、図1に示すように、
感光体ドラム1の軸方向の一方の端部には、クラッチを
内蔵したドラム駆動プーリ25が取り付けられ、このド
ラム駆動プーリ25はドラム駆動モータ24によって回
転駆動される。一方、主駆動手段としてのメインモータ
23の動力はドラム駆動タイミングベルト26によりド
ラム駆動プーリ25に伝達される。このドラム駆動プー
リ25、及びドラム駆動モータ24により予備駆動手段
が構成されている。
材22がその短手方向の一方の端部が接触する形で配置
されており、感光体ドラム1のドラム駆動プーリ25と
は反対側の端部、及び同じ側の帯電ローラ2の端部には
それぞれ温度検知手段である温度検知サーミスタ27
b、及び27aが配置されている。上記構成において、
感光体ドラム1上に帯電ローラ2によって静電荷が与え
られ、全面が均一に帯電される。一方、コンタクトガラ
ス3上に載置された原稿4に応じて光源5により画像走
査が行われ、この走査光像がミラー6,7,8、レンズ
9、及びミラー10を介して感光体ドラム1上に投影さ
れ、原稿4の明暗の光像に応じて感光体ドラム1の表面
電位が減衰されることにより感光体ドラム1上に静電潜
像が形成される。
って可視像化され、このトナー像の上に転写紙11を重
ねて、その背面側から転写チャージャ12によってトナ
ーの極性とは逆極性の電荷を与えることにより、トナー
像を感光体ドラム1上から転写紙11上に転写させる。
この転写動作後、分離チャージャ13によって分離され
た転写紙11上のトナー像を、定着装置14で定着させ
る。一方、転写後の感光体ドラム1には未転写のトナー
が残留しており、これを除去するために、ブラシやブレ
ード等で構成されるクリーニング装置15を用いて未転
写トナーを掻き落として感光体ドラム1をクリーニング
した後、除電ランプ16によって残留電荷を取り除き、
初期状態に戻す。これら一連のプロセスを繰り返すこと
により、コピー画像が得られる。
ついて説明する。図1に示すように、通常のコピー動作
時には、感光体ドラム1はドラム駆動タイミングベルト
26及びドラム駆動プーリ25を介してメインモータ2
3によって駆動されている。そして、感光体ドラム1が
回転すると共に、帯電ローラ2が従動回転することによ
り帯電動作が行われる。この時の帯電ローラ2の温度と
帯電電位との関係は図3に示すようになる(但し、印加
電圧は一定)。
3が停止するとドラム駆動プーリ25の前記クラッチが
解除され、他のプロセス(他のユニット)は停止させた
まま、感光体ドラム1のみが単独で回転可能な状態とな
る。その後、ドラム駆動モータ24によって感光体ドラ
ム1は予め設定した線速(低線速)で回転すると共に、
帯電ローラ2も従動回転させられる。この動作が次のコ
ピー動作開始時まで継続される。
を設けた実施例の動作について図4を参照して説明す
る。コピー動作終了後、メインモータ23が停止すると
ドラム駆動プーリ25の前記クラッチが解除され、温度
検知サーミスタ27aによって帯電ローラ2の表面温度
が、又温度検知サーミスタ27bによって感光体ドラム
1の表面温度がそれぞれ検知される。その信号が検知回
路30へ出力されてそれらの温度差が検出され、その信
号が制御手段である制御部31ヘ出力される。制御部3
1では、入力された前記温度差と予め設定した値(例え
ばxとする)とを比較し、その比較結果に応じた制御信
号を駆動電源32へ出力し、ドラム駆動モータ24を駆
動させて感光体ドラム1を所定の線速で回転させる。即
ち、前記温度差が設定値xを越える時は、感光体ドラム
1は予め設定した線速(低線速)で回転すると共に、帯
電ローラ2も従動回転させられる。
れたプログラムに従って、例えば前記温度差が10℃以
上の時は、感光体ドラム1を通常コピー時の1/2の線
速、温度差が5℃〜10℃の時は、通常コピー時の1/
4の線速にするという具合に、温度差に応じて、多段階
の線速となるように制御する構成にすることもできる。
この場合、制御部31において、検知された温度差が設
定値xより小さいと判定されると、ドラム駆動モータ2
4を停止させ、感光体ドラム1の動作は停止する。この
一連の動作が次のコピー開始時まで繰り返される。
度差がない場合でも、ある一定時間が経過した場合には
感光体ドラム1と帯電ローラ2間の接触跡の発生を防ぐ
ために、帯電ローラ2の1/2回転分程度回転させて、
接触位置のずらし動作が行われるようにしても良い。な
お、感光体ドラム1と帯電ローラ2の接触面での温度は
感光体ドラム1の表面温度と略一致するため、2つの温
度検知サーミスタ27a,27bによって検知された温
度差はそのまま帯電ローラ2自身の部分的な温度差とし
てとらえることができる。
ば、像担持体と前記帯電ローラの表面にそれぞれ設けた
温度検知手段と、これら温度検知手段による検知結果の
温度差が所定値以上となった時に、前記予備駆動手段を
動作させる制御手段とを備えたので、像担持体の必要最
低限の動作を行わせることで消費電力を抑えながら、帯
電ローラの部分的な温度差、及び像担持体と帯電ローラ
の接触跡の発生を防止して、常に均一な帯電を行うこと
ができ、良好な画像を得ることができる。また、請求項
2によれば、請求項1記載の画像形成装置において、非
作像中には、予備駆動手段により、作像中の回転速度よ
りも低速度で像担持体を回転駆動させることにより、ラ
ンニング消費電力を抑え、省エネルギー化を計ることが
でき、像担持体と帯電ローラは、常時接触して従動回転
し、帯電ローラの部分的な温度差、及び像持体と帯電ロ
ーラの接触跡の発生を防止して、良好な画像を得ること
ができる。
2記載の画像形成装置において、前記制御手段は、前記
温度検知手段による検知結果の温度差に応じて、前記像
担持体の回転速度を変える機能を有しているので、必要
に応じたより細かな制御を行うことができ、請求項1と
同様の効果を得ることができる。
である。
成図である。
す特性線図である。
る。
Claims (3)
- 【請求項1】像担持体と、作像中に上記像担持体をクラ
ッチを介して回転駆動する駆動手段と、上記像担持体に
当接した状態で従動回転する帯電ローラとを備えた画像
形成装置であって、非作像中に上記像担持体を上記クラ
ッチを介して回転駆動する、上記駆動手段とは別の予備
駆動手段と、を備え、上記予備駆動手段の駆動中は、上
記クラッチが解除されて、上記予備駆動手段の駆動が上
記駆動手段に伝わらない画像形成装置において、上記像
担持体及び、上記帯電ローラの表面にそれぞれ設けた温
度検知手段と、これら温度検知手段による検知結果の温
度差が所定値以上となった時に、上記予備駆動手段を動
作させる制御手段とを備えたことを特徴とする画像形成
装置。 - 【請求項2】請求項1記載の画像形成装置において、上
記予備駆動手段による上記像担持体の回転速度は、作像
中の回転速度よりも低い速度であることを特徴とする画
像形成装置。 - 【請求項3】請求項1または2記載の画像形成装置にお
いて、上記制御手段は、上記温度検知手段による検知結
果の温度差の大小に応じて、上記像担持体の回転速度を
変える機能を有していることを特徴とする画像形成装
置。
Priority Applications (1)
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---|---|---|---|
JP16184293A JP3299340B2 (ja) | 1993-06-30 | 1993-06-30 | 画像形成装置 |
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---|---|---|---|
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JPH0756403A JPH0756403A (ja) | 1995-03-03 |
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ID=15742981
Family Applications (1)
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JP6308164B2 (ja) * | 2015-04-09 | 2018-04-11 | 京セラドキュメントソリューションズ株式会社 | 画像形成装置 |
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1993
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