JPH1152789A - 画像形成装置 - Google Patents
画像形成装置Info
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- JPH1152789A JPH1152789A JP9204356A JP20435697A JPH1152789A JP H1152789 A JPH1152789 A JP H1152789A JP 9204356 A JP9204356 A JP 9204356A JP 20435697 A JP20435697 A JP 20435697A JP H1152789 A JPH1152789 A JP H1152789A
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- JP
- Japan
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- image forming
- image
- developer
- carrier
- filming
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- Discharging, Photosensitive Material Shape In Electrophotography (AREA)
- Dry Development In Electrophotography (AREA)
- Cleaning In Electrography (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 画像形成装置において研磨ムラが生じたり傷
を付けたりすることなく、像担持体を研磨してフィルミ
ングを除去すること。 【解決手段】 像担持体(2)の表面の静電潜像を現像
装置(7)の現像剤担持体(29)より供給する現像剤
により顕像化する画像形成装置である。像担持体の表面
速度を0から画像形成動作時の像担持体の表面速度の1
/10に設定し、かつ、現像剤担持体の表面速度を画像
形成動作時の現像剤担持体の表面速度の等倍から2.5
倍に設定して像担持体表面を研磨する研磨工程を実行す
る。
を付けたりすることなく、像担持体を研磨してフィルミ
ングを除去すること。 【解決手段】 像担持体(2)の表面の静電潜像を現像
装置(7)の現像剤担持体(29)より供給する現像剤
により顕像化する画像形成装置である。像担持体の表面
速度を0から画像形成動作時の像担持体の表面速度の1
/10に設定し、かつ、現像剤担持体の表面速度を画像
形成動作時の現像剤担持体の表面速度の等倍から2.5
倍に設定して像担持体表面を研磨する研磨工程を実行す
る。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複写機、FAX、
プリンタ等の電子写真方式の画像形成装置に関するもの
である。
プリンタ等の電子写真方式の画像形成装置に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】この種の画像形成装置では、帯電装置に
よって均一に帯電された像担持体の表面を露光装置によ
って像露光して静電潜像を形成し、この静電潜像を現像
剤により顕像化して転写材に転写する。この転写工程後
も像担持体表面に残留した現像剤(残留現像剤)は、専
用のクリーナ等を設けた場合でも完全に回収されずに、
残留現像剤が溶融して像担持体表面に付着する場合があ
る。また、帯電装置や転写装置と像担持体の間の放電に
より生成されたNOxが上記像担持体表面に付着する場
合もある。このようなフィルミングが像担持体表面に存
在すると、画像濃度の低下や像流れ現象等によりいわゆ
る画像ぼけ、画像かぶり等が発生して画質が低下する。
特に、像担持体がアモルファスシリコン製である場合に
は、上記フィルミングがなければ長期間にわたって使用
可能であるため、フィルミングの発生防止及び除去が重
要となってくる。
よって均一に帯電された像担持体の表面を露光装置によ
って像露光して静電潜像を形成し、この静電潜像を現像
剤により顕像化して転写材に転写する。この転写工程後
も像担持体表面に残留した現像剤(残留現像剤)は、専
用のクリーナ等を設けた場合でも完全に回収されずに、
残留現像剤が溶融して像担持体表面に付着する場合があ
る。また、帯電装置や転写装置と像担持体の間の放電に
より生成されたNOxが上記像担持体表面に付着する場
合もある。このようなフィルミングが像担持体表面に存
在すると、画像濃度の低下や像流れ現象等によりいわゆ
る画像ぼけ、画像かぶり等が発生して画質が低下する。
特に、像担持体がアモルファスシリコン製である場合に
は、上記フィルミングがなければ長期間にわたって使用
可能であるため、フィルミングの発生防止及び除去が重
要となってくる。
【0003】これに対して従来より、画像形成動作を実
行しつつ、像担持体表面の研磨を行うことによりフィル
ミングの発生防止や除去を行う試みがなされている。
行しつつ、像担持体表面の研磨を行うことによりフィル
ミングの発生防止や除去を行う試みがなされている。
【0004】例えば、特公平6−29982号公報に
は、現像剤にシリコンカーバイドからなる研磨材粒子を
添加し、この研磨材粒子により画像形成動作中に像担持
体表面を研磨することが記載されている。
は、現像剤にシリコンカーバイドからなる研磨材粒子を
添加し、この研磨材粒子により画像形成動作中に像担持
体表面を研磨することが記載されている。
【0005】また、特開昭64−2083号公報に記載
の画像形成装置では、残留現像剤を除去するためのクリ
ーニングブレードの像担持体の回転方向上流側に、炭化
珪素からなる弾性研磨材を混入したスポンジ製の研磨ロ
ーラを設け、クリーニングブレード通過後も像担持体表
面に残留したフィルミングを像担持体に圧接した研磨ロ
ーラにより擦り取るようにしている。
の画像形成装置では、残留現像剤を除去するためのクリ
ーニングブレードの像担持体の回転方向上流側に、炭化
珪素からなる弾性研磨材を混入したスポンジ製の研磨ロ
ーラを設け、クリーニングブレード通過後も像担持体表
面に残留したフィルミングを像担持体に圧接した研磨ロ
ーラにより擦り取るようにしている。
【0006】さらに、特開昭59−88776号公報に
は、上記アモルファスシリコン製の像担持体を備える画
像形成装置に、金属製のクリーニングブレードを設ける
ことが記載されている。
は、上記アモルファスシリコン製の像担持体を備える画
像形成装置に、金属製のクリーニングブレードを設ける
ことが記載されている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記特公平6
−29982号公報に記載のもののように、現像剤に研
磨材粒子を添加する方法では、キャリヤとの摩擦帯電が
不十分となるため、画像形成動作時に研磨材粒子が現像
装置から飛散して画像形成装置の内部を汚染するおそれ
がある。
−29982号公報に記載のもののように、現像剤に研
磨材粒子を添加する方法では、キャリヤとの摩擦帯電が
不十分となるため、画像形成動作時に研磨材粒子が現像
装置から飛散して画像形成装置の内部を汚染するおそれ
がある。
【0008】また、上記特開昭64−2083号公報に
記載のもののように、研磨ローラを設けるのは、コスト
の点及び画像形成装置内に研磨ローラを配置する空間を
確保するのが困難である点で問題がある。
記載のもののように、研磨ローラを設けるのは、コスト
の点及び画像形成装置内に研磨ローラを配置する空間を
確保するのが困難である点で問題がある。
【0009】さらに、上記特開昭59−88776号公
報に記載のもののように金属製のクリーニングブレード
を設けた場合、研磨ムラや過度の研磨が生じて却って像
担持体の寿命を縮めるおそれがある。
報に記載のもののように金属製のクリーニングブレード
を設けた場合、研磨ムラや過度の研磨が生じて却って像
担持体の寿命を縮めるおそれがある。
【0010】このように上記複写動作実行中に像担持体
を研磨するのでは、確実にフィルミングを除去すること
ができないため、実際には、サービスマンが像担持体を
含むユニットを装置本体から取り出して、酸化珪素粉末
製の研磨剤を使用した手作業で像担持体表面の研磨を行
っている。しかし、この作業には熟練を要し、研磨ムラ
が発生して画質が低下したり、研磨時に像担持体表面を
傷付けてしまい使用不可能となる場合があった。
を研磨するのでは、確実にフィルミングを除去すること
ができないため、実際には、サービスマンが像担持体を
含むユニットを装置本体から取り出して、酸化珪素粉末
製の研磨剤を使用した手作業で像担持体表面の研磨を行
っている。しかし、この作業には熟練を要し、研磨ムラ
が発生して画質が低下したり、研磨時に像担持体表面を
傷付けてしまい使用不可能となる場合があった。
【0011】本発明は、上記従来の画像形成装置におけ
る問題を解決するためになされたものであり、研磨ムラ
を生じたり傷を付けたりすることなく、確実に像担持体
表面を研磨してフィルミングを除去することを課題とし
ている。
る問題を解決するためになされたものであり、研磨ムラ
を生じたり傷を付けたりすることなく、確実に像担持体
表面を研磨してフィルミングを除去することを課題とし
ている。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に本発明に係る画像形成装置は、像担持体表面の静電潜
像を現像装置の現像剤担持体より供給する現像剤により
顕像化する画像形成装置において、上記像担持体の表面
速度を0から画像形成工程時の1/10に設定し、か
つ、現像剤担持体の表面速度を画像形成工程時の等倍か
ら2.5倍に設定して、現像装置を研磨装置として用
い、現像剤担持体表面の現像剤により像担持体表面を研
磨する研磨工程を実行することを特徴としている。本発
明の画像形成装置では、上記のような研磨工程を実行す
ることにより、像担持体を含むユニットを装置本体から
取り出すことなく、現像剤担持体表面の現像剤により像
担持体表面を研磨してフィルミングを除去することがで
きる。かかる研磨工程であれば像担持体表面を傷つける
ことなく、確実にフィルミングを除去することができ
る。
に本発明に係る画像形成装置は、像担持体表面の静電潜
像を現像装置の現像剤担持体より供給する現像剤により
顕像化する画像形成装置において、上記像担持体の表面
速度を0から画像形成工程時の1/10に設定し、か
つ、現像剤担持体の表面速度を画像形成工程時の等倍か
ら2.5倍に設定して、現像装置を研磨装置として用
い、現像剤担持体表面の現像剤により像担持体表面を研
磨する研磨工程を実行することを特徴としている。本発
明の画像形成装置では、上記のような研磨工程を実行す
ることにより、像担持体を含むユニットを装置本体から
取り出すことなく、現像剤担持体表面の現像剤により像
担持体表面を研磨してフィルミングを除去することがで
きる。かかる研磨工程であれば像担持体表面を傷つける
ことなく、確実にフィルミングを除去することができ
る。
【0013】上記現像剤をキャリアとトナーからなる二
成分現像剤として、像担持体表面に形成された現像剤ブ
ラシにより像担持体表面を研磨することが好ましい。現
像剤が二成分系である場合、上記トナーよりもキャリア
の方がフィルミングを掻き取る効果が大である。よっ
て、現像剤が二成分系現像剤である場合には、上記研磨
工程時の現像剤のトナー比を画像形成工程時のトナー比
よりも低く設定することが好ましい。
成分現像剤として、像担持体表面に形成された現像剤ブ
ラシにより像担持体表面を研磨することが好ましい。現
像剤が二成分系である場合、上記トナーよりもキャリア
の方がフィルミングを掻き取る効果が大である。よっ
て、現像剤が二成分系現像剤である場合には、上記研磨
工程時の現像剤のトナー比を画像形成工程時のトナー比
よりも低く設定することが好ましい。
【0014】上記研磨工程は、画像形成工程を所定時間
連続する度に定期的に実行してもよく、研磨工程の実行
を指令する指令装置を設け、この指令装置からの指令に
応じて実行する構成としてもよい。
連続する度に定期的に実行してもよく、研磨工程の実行
を指令する指令装置を設け、この指令装置からの指令に
応じて実行する構成としてもよい。
【0015】
【発明の実施の形態】次に、図面に示す実施形態につい
て詳細に説明する。 (第1実施形態)図1に示すように、本発明に係る画像
形成装置を構成する複写機1は、像担持体としてアモル
ファスシリコン製で直径100mmの感光体2を備えて
いる。この感光体2はモータ3Aにより回転駆動され
る。また、矢印Aで示す感光体2の回転方向に沿って、
帯電装置4、露光装置5、現像装置7、転写装置8、ク
リーニングブレード9及び帯電イレーサ10が設けられ
ている。さらに、感光体2の図1において下方側には、
用紙(図示せず。)を蓄積した給紙トレイ12、給紙ト
レイ12内の用紙を取り出す給紙ローラ13、給紙路1
4、用紙を転写装置8と感光体2が対向する転写領域に
所定のタイミングで供給するためのタイミングローラ1
5が設けられている。さらにまた、複写機1内には、定
着ローラ18、転写領域から定着ローラ18に用紙を送
るためのサクションデッキ19、排紙部20に用紙を排
出するための排紙ローラ21が設けられている。
て詳細に説明する。 (第1実施形態)図1に示すように、本発明に係る画像
形成装置を構成する複写機1は、像担持体としてアモル
ファスシリコン製で直径100mmの感光体2を備えて
いる。この感光体2はモータ3Aにより回転駆動され
る。また、矢印Aで示す感光体2の回転方向に沿って、
帯電装置4、露光装置5、現像装置7、転写装置8、ク
リーニングブレード9及び帯電イレーサ10が設けられ
ている。さらに、感光体2の図1において下方側には、
用紙(図示せず。)を蓄積した給紙トレイ12、給紙ト
レイ12内の用紙を取り出す給紙ローラ13、給紙路1
4、用紙を転写装置8と感光体2が対向する転写領域に
所定のタイミングで供給するためのタイミングローラ1
5が設けられている。さらにまた、複写機1内には、定
着ローラ18、転写領域から定着ローラ18に用紙を送
るためのサクションデッキ19、排紙部20に用紙を排
出するための排紙ローラ21が設けられている。
【0016】上記帯電装置4は、電源22Aから電圧
(帯電電圧)が印加され、感光体2の表面を均一に帯電
させる。
(帯電電圧)が印加され、感光体2の表面を均一に帯電
させる。
【0017】上記露光装置5は、図示しない原稿を移動
しつつ露光する露光ランプ24を備え、その走査光線は
露光ランプ24と共に移動するミラー25aからミラー
25b,25cを経てレンズ27に入射し、さらに、ミ
ラー25dを経て感光体2表面に結像投影される。その
結果、帯電装置4により予め均一に帯電された感光体2
表面の電位が部分的に減衰して静電潜像が形成される。
この静電潜像は、現像装置7より供給されるトナーによ
り顕像化された後、転写領域に送られて電源22Cから
転写装置8に供給される電圧(転写電圧)により用紙に
転写される。転写されたトナー画像を定着ローラ18に
より定着させた後、用紙は排紙部20に送られる。
しつつ露光する露光ランプ24を備え、その走査光線は
露光ランプ24と共に移動するミラー25aからミラー
25b,25cを経てレンズ27に入射し、さらに、ミ
ラー25dを経て感光体2表面に結像投影される。その
結果、帯電装置4により予め均一に帯電された感光体2
表面の電位が部分的に減衰して静電潜像が形成される。
この静電潜像は、現像装置7より供給されるトナーによ
り顕像化された後、転写領域に送られて電源22Cから
転写装置8に供給される電圧(転写電圧)により用紙に
転写される。転写されたトナー画像を定着ローラ18に
より定着させた後、用紙は排紙部20に送られる。
【0018】上記現像装置7は、図2に示すように、ト
ナーとキャリアからなる二成分系現像剤を収容する現像
槽28内に現像ローラ29を備えている。この現像ロー
ラ29は、公知の構造であり、マグネットローラ29a
上に像担持体を構成する現像スリーブ29bを設けてな
る。この現像スリーブ29bはモータ3Bにより矢印B
方向に回転駆動されると共に、電源22Bより電圧(現
像電圧)が印加される。現像スリーブ29bの回転方向
上流側には、現像スリーブ29b上のトナー層厚を規制
するための穂高規制板30が設けられている。また、現
像槽28内には、モータ3Bにより回転駆動されて現像
ローラ29に現像剤を供給するバケットローラ31とモ
ータ3Bにより駆動されて図示しないトナー補給部から
バケットローラ31にトナーを供給するスクリューロー
ラ32が設けられている。さらに、現像槽28内のスク
リューローラ32の下側には、トナー濃度検出センサ3
3が設けられている。
ナーとキャリアからなる二成分系現像剤を収容する現像
槽28内に現像ローラ29を備えている。この現像ロー
ラ29は、公知の構造であり、マグネットローラ29a
上に像担持体を構成する現像スリーブ29bを設けてな
る。この現像スリーブ29bはモータ3Bにより矢印B
方向に回転駆動されると共に、電源22Bより電圧(現
像電圧)が印加される。現像スリーブ29bの回転方向
上流側には、現像スリーブ29b上のトナー層厚を規制
するための穂高規制板30が設けられている。また、現
像槽28内には、モータ3Bにより回転駆動されて現像
ローラ29に現像剤を供給するバケットローラ31とモ
ータ3Bにより駆動されて図示しないトナー補給部から
バケットローラ31にトナーを供給するスクリューロー
ラ32が設けられている。さらに、現像槽28内のスク
リューローラ32の下側には、トナー濃度検出センサ3
3が設けられている。
【0019】図1において35は中央処理装置(CP
U)等を備える制御装置である。この制御装置35には
図示しない各種スイッチ類の他、トナー濃度検出センサ
33等から信号が入力され、これらの信号に基づいて、
上記モータ3A,3B及び電源22A〜22Cを含む装
置全体の動作を制御する。
U)等を備える制御装置である。この制御装置35には
図示しない各種スイッチ類の他、トナー濃度検出センサ
33等から信号が入力され、これらの信号に基づいて、
上記モータ3A,3B及び電源22A〜22Cを含む装
置全体の動作を制御する。
【0020】図3に示すフローチャートに基づいて、本
実施形態の作動について説明すると、図示しないスター
トスイッチがオンされるとステップ#1で上記した画像
形成動作(画像形成工程)が実行され用紙に画像が印刷
される。本実施形態では、この画像形成動作時には、感
光体2の周速(表面速度)Vpが340mm/secと
なるようにモータ3Aを駆動し、現像ローラ29の現像
スリーブ29bの周速(表面速度)Vbが感光体2の周
速の1.8倍である612mm/secとなるようにモ
ータ3Bを駆動する。また、この画像形成動作時には、
上記帯電電圧、現像電圧及び転写電圧は所定の極性及び
電圧値に設定される。次に、ステップ#2において、画
像形成動作の継続時間(画像形成動作時間t1)の計時
が開始される。ステップ#3で画像形成動作が終了であ
ればステップ#4に移行し、ステップ#3で画像形成動
作終了でなければステップ#1に戻る。
実施形態の作動について説明すると、図示しないスター
トスイッチがオンされるとステップ#1で上記した画像
形成動作(画像形成工程)が実行され用紙に画像が印刷
される。本実施形態では、この画像形成動作時には、感
光体2の周速(表面速度)Vpが340mm/secと
なるようにモータ3Aを駆動し、現像ローラ29の現像
スリーブ29bの周速(表面速度)Vbが感光体2の周
速の1.8倍である612mm/secとなるようにモ
ータ3Bを駆動する。また、この画像形成動作時には、
上記帯電電圧、現像電圧及び転写電圧は所定の極性及び
電圧値に設定される。次に、ステップ#2において、画
像形成動作の継続時間(画像形成動作時間t1)の計時
が開始される。ステップ#3で画像形成動作が終了であ
ればステップ#4に移行し、ステップ#3で画像形成動
作終了でなければステップ#1に戻る。
【0021】ステップ#4は、上記画像形成動作時間t
1が所定時間t1’以上であるか否かを判断し、t1が
t1’以上である場合、すなわち感光体2の研磨を行う
ことなく所定時間t1’以上画像形成動作が連続した場
合は、感光体2を研磨する時期であると判断してステッ
プ#5に移行する。一方、ステップ#4で上記画像形成
動作時間t1が所定時間t1’未満である場合、すなわ
ち感光体2の研磨を行うことなく画像形成動作を行った
時間が長くない場合は、感光体2の研磨はまだ不要であ
ると判断して作動を終了する。
1が所定時間t1’以上であるか否かを判断し、t1が
t1’以上である場合、すなわち感光体2の研磨を行う
ことなく所定時間t1’以上画像形成動作が連続した場
合は、感光体2を研磨する時期であると判断してステッ
プ#5に移行する。一方、ステップ#4で上記画像形成
動作時間t1が所定時間t1’未満である場合、すなわ
ち感光体2の研磨を行うことなく画像形成動作を行った
時間が長くない場合は、感光体2の研磨はまだ不要であ
ると判断して作動を終了する。
【0022】上記ステップ#5では、制御装置35によ
りフィルミング除去工程の条件設定が行われる。第1実
施形態のフィルミング除去工程では、感光体2を固定、
すなわち感光体2の周速度Vpを0に設定すると共に、
現像スリーブ29bの周速度Vbを画像形成動作時と同
じ周速度612mm/secとして20秒間回転させた
後、感光体2を4mm回転させて同じ動作を繰り返す。
また、帯電電位、現像電位及び転写電位はすべてオフ
(0V)に設定する。
りフィルミング除去工程の条件設定が行われる。第1実
施形態のフィルミング除去工程では、感光体2を固定、
すなわち感光体2の周速度Vpを0に設定すると共に、
現像スリーブ29bの周速度Vbを画像形成動作時と同
じ周速度612mm/secとして20秒間回転させた
後、感光体2を4mm回転させて同じ動作を繰り返す。
また、帯電電位、現像電位及び転写電位はすべてオフ
(0V)に設定する。
【0023】上記のように感光体2の直径が100mm
であれば、感光体2の周壁を1周研磨するには、約80
回上記フィルミング除去動作を実行する必要がある。そ
こで、第1実施形態では、80回フィルミング除去動作
を実行するのに要する1600秒と、感光体2を4mm
だけ回転駆動する動作を80回実行するのに要する40
0秒との和である2000秒をフィルミング除去終了時
間t2’として設定する。
であれば、感光体2の周壁を1周研磨するには、約80
回上記フィルミング除去動作を実行する必要がある。そ
こで、第1実施形態では、80回フィルミング除去動作
を実行するのに要する1600秒と、感光体2を4mm
だけ回転駆動する動作を80回実行するのに要する40
0秒との和である2000秒をフィルミング除去終了時
間t2’として設定する。
【0024】次に、ステップ#6でフィルミング除去動
作の継続時間(フィルミング除去時間t2)の計時を開
始し、ステップ#7で上記した条件でフィルミング除去
動作(研磨工程)を実行する。
作の継続時間(フィルミング除去時間t2)の計時を開
始し、ステップ#7で上記した条件でフィルミング除去
動作(研磨工程)を実行する。
【0025】このステップ#7では、帯電電位、現像電
位及び転写電位を0Vに設定して現像ローラ29の現像
スリーブ29bを回転させるため、マグネットローラ2
9aにより吸引されて現像スリーブ29bの表面に穂状
に付着した現像剤(現像剤磁気ブラシ)により、感光体
2表面が研磨されフィルミングが除去される。なお、上
記のように20秒間現像スリーブ29bを回転駆動する
と、感光体2表面のフィルミングは感光体2の周方向に
5mm削り取られる。また、上記したように感光体2の
周速Vpを0、現像スリーブ29bの周速Vbを612m
m/secとして、感光体2の周速Vbに対する現像ス
リーブ29bの周速Vbを画像形成動作時よりも大きく
設定しているため、上記現像剤磁気ブラシの感光体2に
対する摺接力が画像形成動作時よりも高まり、感光体2
表面を確実に研磨してフィルミングを効果的に除去する
ことがきる。
位及び転写電位を0Vに設定して現像ローラ29の現像
スリーブ29bを回転させるため、マグネットローラ2
9aにより吸引されて現像スリーブ29bの表面に穂状
に付着した現像剤(現像剤磁気ブラシ)により、感光体
2表面が研磨されフィルミングが除去される。なお、上
記のように20秒間現像スリーブ29bを回転駆動する
と、感光体2表面のフィルミングは感光体2の周方向に
5mm削り取られる。また、上記したように感光体2の
周速Vpを0、現像スリーブ29bの周速Vbを612m
m/secとして、感光体2の周速Vbに対する現像ス
リーブ29bの周速Vbを画像形成動作時よりも大きく
設定しているため、上記現像剤磁気ブラシの感光体2に
対する摺接力が画像形成動作時よりも高まり、感光体2
表面を確実に研磨してフィルミングを効果的に除去する
ことがきる。
【0026】さらに、現像ローラ29と感光体2との間
のギャップ精度は、1/100程度であるため、感光体
2の長手方向に研磨ムラは殆ど発生しない。
のギャップ精度は、1/100程度であるため、感光体
2の長手方向に研磨ムラは殆ど発生しない。
【0027】さらにまた、上記のように研磨時には感光
体2の回転を停止させ、現像スリーブ29bのみを一定
の周速で回転させるため感光体2の周方向の研磨ムラも
ほとんど発生しない。
体2の回転を停止させ、現像スリーブ29bのみを一定
の周速で回転させるため感光体2の周方向の研磨ムラも
ほとんど発生しない。
【0028】ステップ#8では上記フィルミング除去時
間t2とフィルミング除去終了時間t2’を比較し、フ
ィルミング除去時間t2がフィルミング除去終了時間t
2’以上であれば、ステップ#9でフィルミング除去動
作を終了し、ステップ#10で画像形成動作時間t1及
びフィルミング除去時間t2をクリアする。一方、ステ
ップ#8でフィルミング除去時間t2がフィルミング除
去終了時間t2’未満であればステップ#7に戻る。
間t2とフィルミング除去終了時間t2’を比較し、フ
ィルミング除去時間t2がフィルミング除去終了時間t
2’以上であれば、ステップ#9でフィルミング除去動
作を終了し、ステップ#10で画像形成動作時間t1及
びフィルミング除去時間t2をクリアする。一方、ステ
ップ#8でフィルミング除去時間t2がフィルミング除
去終了時間t2’未満であればステップ#7に戻る。
【0029】このように本実施形態では、画像形成動作
を所定時間実行する毎に、画像形成動作時よりも感光体
2の周速Vpに対する現像スリーブ29bの周速Vbの比
を大きくして、現像剤磁気ブラシによる感光体2に対す
る摺接力を高めた状態フィルミング除去を行うため感光
体表面のフィルミングを確実に除去することができる。
また、現像装置29の現像スリーブ29bをフィルミン
グ除去に兼用しており、フィルミング除去のための専用
のブレード、ローラ等が不要である点でコストの低減を
図ることができる。さらに、上記研磨作業は、装置内で
自動的に実行されるため、作業者が感光体2を手で取り
扱う必要がなく、感光体2表面に傷を付けてしまうのを
防止することができる。
を所定時間実行する毎に、画像形成動作時よりも感光体
2の周速Vpに対する現像スリーブ29bの周速Vbの比
を大きくして、現像剤磁気ブラシによる感光体2に対す
る摺接力を高めた状態フィルミング除去を行うため感光
体表面のフィルミングを確実に除去することができる。
また、現像装置29の現像スリーブ29bをフィルミン
グ除去に兼用しており、フィルミング除去のための専用
のブレード、ローラ等が不要である点でコストの低減を
図ることができる。さらに、上記研磨作業は、装置内で
自動的に実行されるため、作業者が感光体2を手で取り
扱う必要がなく、感光体2表面に傷を付けてしまうのを
防止することができる。
【0030】(第2実施形態)次に、本発明の第2実施
形態について説明する。この第2実施例では、上記フィ
ルミング除去モードの条件設定(図3のステップ#5)
のみが第1実施形態と異なる。すなわち、第2実施形態
では、感光体2を通常の画像形成動作時の1/10の周
速Vp(3.40mm/sec)として定速で連続回転
させ、かつ、現像スリーブ29bを通常画像形成動作時
と同じ周速Vb(612mm/sec)で定速回転させ
てフィルミング除去動作を実行する。そして、ステップ
#8においてフィルミング除去時間t2がフィルミング
除去終了時間t2’に達するまで感光体2及び現像スリ
ーブ29bを停止させることなく連続的に回転させる。
この第2実施形態においてフィルミング除去終了時間t
2’を約1時間に設定したところ感光体2表面のフィル
ミングを十分に除去することができた。
形態について説明する。この第2実施例では、上記フィ
ルミング除去モードの条件設定(図3のステップ#5)
のみが第1実施形態と異なる。すなわち、第2実施形態
では、感光体2を通常の画像形成動作時の1/10の周
速Vp(3.40mm/sec)として定速で連続回転
させ、かつ、現像スリーブ29bを通常画像形成動作時
と同じ周速Vb(612mm/sec)で定速回転させ
てフィルミング除去動作を実行する。そして、ステップ
#8においてフィルミング除去時間t2がフィルミング
除去終了時間t2’に達するまで感光体2及び現像スリ
ーブ29bを停止させることなく連続的に回転させる。
この第2実施形態においてフィルミング除去終了時間t
2’を約1時間に設定したところ感光体2表面のフィル
ミングを十分に除去することができた。
【0031】なお、感光体2の周速Vpを画像形成動作
時の1/20の周速(17mm/sec)、現像スリー
ブ29bの周速Vbを画像形成動作時と同じ周速(61
2mm/sec)とした場合には、上記フィルミング除
去終了時間t2’を約30分に設定すれば、感光体2表
面のフィルミングを十分に除去できることができた。
時の1/20の周速(17mm/sec)、現像スリー
ブ29bの周速Vbを画像形成動作時と同じ周速(61
2mm/sec)とした場合には、上記フィルミング除
去終了時間t2’を約30分に設定すれば、感光体2表
面のフィルミングを十分に除去できることができた。
【0032】(第3実施形態)上記第1及び第2実施形
態で説明したように、本発明では現像スリーブ29b表
面に形成された現像剤磁気ブラシにより感光体2の表面
を研磨してフィルミングを除去しているが、二成分系の
現像剤を構成するトナーとキャリアのうち、比較的硬く
粒子径が大きいキャリアのほうが感光体2表面のフィル
ミングを掻き取る効果が高い。そこで第3実施形態で
は、図4のステップ#12で示すようにフィルミング除
去動作(ステップ#7)を実行する前に、現像装置7の
現像槽28内の現像剤におけるキャリアに対するトナー
の割合(トナー比)を低下させるようにしている。な
お、画像形成動作時のトナー比は6%程度である。
態で説明したように、本発明では現像スリーブ29b表
面に形成された現像剤磁気ブラシにより感光体2の表面
を研磨してフィルミングを除去しているが、二成分系の
現像剤を構成するトナーとキャリアのうち、比較的硬く
粒子径が大きいキャリアのほうが感光体2表面のフィル
ミングを掻き取る効果が高い。そこで第3実施形態で
は、図4のステップ#12で示すようにフィルミング除
去動作(ステップ#7)を実行する前に、現像装置7の
現像槽28内の現像剤におけるキャリアに対するトナー
の割合(トナー比)を低下させるようにしている。な
お、画像形成動作時のトナー比は6%程度である。
【0033】上記ステップ#12では、図5に示すよう
に、まず、ステップ#12−1でトナー補給部から現像
槽28へのトナーの供給を停止する。この状態でステッ
プ#12−2においてトナーを消費するために、画像形
成動作時と同様の設定で黒べた現像を実行する。なお、
この際に感光体2表面に供給されたトナーは上記クリー
ニングブレード9により除去してもよいし、用紙に転写
することにより除去してもよい。この黒べた現像は、ス
テップ#12−2でトナー比が3%以下であることが検
出されるまで、繰り返し実行される。ステップ#12−
3でトナー比が3%以下であることが検出されると、図
4のステップ#6,7に移行してフィルミング除去動作
を実行する。
に、まず、ステップ#12−1でトナー補給部から現像
槽28へのトナーの供給を停止する。この状態でステッ
プ#12−2においてトナーを消費するために、画像形
成動作時と同様の設定で黒べた現像を実行する。なお、
この際に感光体2表面に供給されたトナーは上記クリー
ニングブレード9により除去してもよいし、用紙に転写
することにより除去してもよい。この黒べた現像は、ス
テップ#12−2でトナー比が3%以下であることが検
出されるまで、繰り返し実行される。ステップ#12−
3でトナー比が3%以下であることが検出されると、図
4のステップ#6,7に移行してフィルミング除去動作
を実行する。
【0034】この第3実施形態で、フィルミング除去動
作時の感光体2の周速Vpと現像スリーブ29bの周速
Vbを上記第2実施形態と同一の設定、すなわち感光体
2の周速Vpを画像形成動作時の1/10、現像スリー
ブ29bの周速Vbを画像形成動作時と同一に設定した
ところ、フィルミング除去終了時間t2’を約45分に
設定すればフィルミングを十分に除去することができ
た。上記したようにトナー比を低下させない第2実施形
態ではフィルミングを十分に除去するためには、フィル
ミング除去終了時間t2’を約1時間に設定であるの
で、トナー比を低下することにより約15分だけフィル
ミング除去に要する時間を短縮できることになる。
作時の感光体2の周速Vpと現像スリーブ29bの周速
Vbを上記第2実施形態と同一の設定、すなわち感光体
2の周速Vpを画像形成動作時の1/10、現像スリー
ブ29bの周速Vbを画像形成動作時と同一に設定した
ところ、フィルミング除去終了時間t2’を約45分に
設定すればフィルミングを十分に除去することができ
た。上記したようにトナー比を低下させない第2実施形
態ではフィルミングを十分に除去するためには、フィル
ミング除去終了時間t2’を約1時間に設定であるの
で、トナー比を低下することにより約15分だけフィル
ミング除去に要する時間を短縮できることになる。
【0035】なお、第3実施形態において、感光体2の
周速Vpを画像形成動作時の1/20、現像スリーブ2
9bの周速Vbを画像形成動作時と同一に設定した場
合、フィルミング除去終了時間t2’を約23分に設定
すればフィルミングを十分に除去することができた。
周速Vpを画像形成動作時の1/20、現像スリーブ2
9bの周速Vbを画像形成動作時と同一に設定した場
合、フィルミング除去終了時間t2’を約23分に設定
すればフィルミングを十分に除去することができた。
【0036】このように、第3実施形態では、現像剤中
のトナー比が低い状態、すなわちフィルミングを掻き取
る効果の高いキャリアの割合が高い状態で現像スリーブ
29bに形成された現像剤磁気ブラシによる研磨を実行
するため、より効率よくフィルミングを除去することが
できる。
のトナー比が低い状態、すなわちフィルミングを掻き取
る効果の高いキャリアの割合が高い状態で現像スリーブ
29bに形成された現像剤磁気ブラシによる研磨を実行
するため、より効率よくフィルミングを除去することが
できる。
【0037】上記第1から第3実施形態と比較するため
に、画像形成動作時と同様に感光体2の周速Vpを34
0mm/sec、現像スリーブ29bの周速Vbを61
2mm/secに設定し、帯電電位、現像電位及び転写
電位を0Vに設定して感光体2の研磨を試みた。この条
件で5時間感光体の研磨を実行したが、フィルミングを
ほとんど除去することができず、研磨作業後に画像形成
動作を実行した場合にフィルミングに起因する画質の低
下が確認された。このことからも上記第1から第3実施
形態のように、画像形成動作時よりも感光体2の周速V
pに対する現像スリーブ29bの周速Vbに対する比を高
くして現像剤磁気ブラシによる研磨を実行するとフィル
ミングを効果的に除去できることが確認できる。
に、画像形成動作時と同様に感光体2の周速Vpを34
0mm/sec、現像スリーブ29bの周速Vbを61
2mm/secに設定し、帯電電位、現像電位及び転写
電位を0Vに設定して感光体2の研磨を試みた。この条
件で5時間感光体の研磨を実行したが、フィルミングを
ほとんど除去することができず、研磨作業後に画像形成
動作を実行した場合にフィルミングに起因する画質の低
下が確認された。このことからも上記第1から第3実施
形態のように、画像形成動作時よりも感光体2の周速V
pに対する現像スリーブ29bの周速Vbに対する比を高
くして現像剤磁気ブラシによる研磨を実行するとフィル
ミングを効果的に除去できることが確認できる。
【0038】なお、本発明は、上記実施形態に限定され
ず種々の変形が可能である。例えば、上記実施形態で
は、現像剤はトナーとキャリヤからなる二成分系現像剤
であるが、本発明は一成分系現像剤の場合にも適用する
ことができる。ただし、上記したようにキャリアによる
フィルミングを掻き取る効果が大であるため、二成分系
現像剤であることが好ましい。
ず種々の変形が可能である。例えば、上記実施形態で
は、現像剤はトナーとキャリヤからなる二成分系現像剤
であるが、本発明は一成分系現像剤の場合にも適用する
ことができる。ただし、上記したようにキャリアによる
フィルミングを掻き取る効果が大であるため、二成分系
現像剤であることが好ましい。
【0039】また、上記第1実施形態から第3実施形態
では、1台の複写機が画像形成動作を実行した時間を計
時し、この時間が所定値となったときに感光体2の研磨
を行う構成としているが、図6に示すように、指令装置
を構成する複写機管理装置40に複数台の複写機1A〜
1Dを接続しておき、複写機管理装置40からの指令信
号を受信すると各複写機1A〜1Dが上記第1から第3
実施形態のようなフィルミング除去動作を実行するよう
にしてもよい。かかる構成とした場合、例えば、夜間等
の複写機1A〜1Dを使用していない時間帯を有効に利
用して上記感光体の研磨を実行することができる。
では、1台の複写機が画像形成動作を実行した時間を計
時し、この時間が所定値となったときに感光体2の研磨
を行う構成としているが、図6に示すように、指令装置
を構成する複写機管理装置40に複数台の複写機1A〜
1Dを接続しておき、複写機管理装置40からの指令信
号を受信すると各複写機1A〜1Dが上記第1から第3
実施形態のようなフィルミング除去動作を実行するよう
にしてもよい。かかる構成とした場合、例えば、夜間等
の複写機1A〜1Dを使用していない時間帯を有効に利
用して上記感光体の研磨を実行することができる。
【0040】さらに、フィルミング除去動作時の感光体
2や現像スリーブ29bの周速Vp,Vbも上記の値に限
定されるものでない。すなわち、フィルミング除去動作
時の感光体2の周速Vpを0から画像形成動作時の感光
体2の周速の1/10に設定し、かつ、現像スリーブ2
9bの周速Vbを上記画像形成動作時の現像スリーブ2
9bの周速Vbの等倍から2.5倍に設定すれば、感光
体2表面のフィルミングを効果的に除去することができ
る。
2や現像スリーブ29bの周速Vp,Vbも上記の値に限
定されるものでない。すなわち、フィルミング除去動作
時の感光体2の周速Vpを0から画像形成動作時の感光
体2の周速の1/10に設定し、かつ、現像スリーブ2
9bの周速Vbを上記画像形成動作時の現像スリーブ2
9bの周速Vbの等倍から2.5倍に設定すれば、感光
体2表面のフィルミングを効果的に除去することができ
る。
【0041】さらにまた、上記第3実施形態において、
フィルミング除去動作時のトナー比は3%に限定され
ず、画像形成動作時のトナー比(6%)よりも低く設定
すればよい。
フィルミング除去動作時のトナー比は3%に限定され
ず、画像形成動作時のトナー比(6%)よりも低く設定
すればよい。
【0042】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
に係る画像形成装置では、像担持体の表面速度を0から
画像形成動作時の1/10、画像形成装置の現像剤担持
体の表面速度を画像形成動作時の等倍から2.5倍とし
て、画像形成動作時よりも像担持体の表面速度に対する
像担持体の表面速度を大きく設定し、現像剤担持体表面
の現像剤の像担持体表面に対する摺接力を高めて像担持
体表面を研磨している。よって、研磨ムラを生じたり研
磨時に感光体表面を傷付けたりすることなく、フィルミ
ングを確実に除去することができる。
に係る画像形成装置では、像担持体の表面速度を0から
画像形成動作時の1/10、画像形成装置の現像剤担持
体の表面速度を画像形成動作時の等倍から2.5倍とし
て、画像形成動作時よりも像担持体の表面速度に対する
像担持体の表面速度を大きく設定し、現像剤担持体表面
の現像剤の像担持体表面に対する摺接力を高めて像担持
体表面を研磨している。よって、研磨ムラを生じたり研
磨時に感光体表面を傷付けたりすることなく、フィルミ
ングを確実に除去することができる。
【0043】また、本発明では現像装置の現像剤担持体
により、研磨を行うため、ブレード、ローラ等の専用の
装置が不要である点でコストの低減を図ることができ
る。
により、研磨を行うため、ブレード、ローラ等の専用の
装置が不要である点でコストの低減を図ることができ
る。
【0044】さらに、上記研磨作業を手作業で行う必要
がなくなるため、感光体を手で取り扱うことにより、感
光体表面に傷を付けるのを防止することができる。
がなくなるため、感光体を手で取り扱うことにより、感
光体表面に傷を付けるのを防止することができる。
【図1】 本発明の第1実施形態に係る複写機を示す概
略構成図である。
略構成図である。
【図2】 現像装置を示す概略構成図である。
【図3】 第1実施形態の作動を説明するためのフロー
チャートである。
チャートである。
【図4】 第2実施形態の作動を説明するためのフロー
チャートである。
チャートである。
【図5】 図4のステップ#12の現像槽内のトナー比
低下処理を示すフローチャートである。
低下処理を示すフローチャートである。
【図6】 本発明の変形例を示す概略構成図である。
1 複写機 2 感光体 4 帯電装置 7 現像装置 8 帯電装置 29 現像ローラ 29a マグネットローラ 29b 現像スリーブ 40 複写機管理装置
Claims (5)
- 【請求項1】 像担持体表面の静電潜像を現像装置の現
像剤担持体より供給する現像剤により顕像化する画像形
成装置において、 上記像担持体の表面速度を0から画像形成工程時の1/
10に設定し、かつ、現像剤担持体の表面速度を画像形
成工程時の等倍から2.5倍に設定して、現像装置を研
磨装置として用い、現像剤担持体表面の現像剤により像
担持体表面を研磨する研磨工程を実行することを特徴と
する画像形成装置。 - 【請求項2】 上記現像剤はキャリアとトナーからなる
二成分現像剤であって、像担持体表面に形成された現像
剤ブラシにより像担持体表面を研磨することを特徴とす
る請求項1に記載の画像形成装置。 - 【請求項3】 上記研磨工程時の現像剤のトナー比を画
像形成工程時のトナー比よりも低く設定することを特徴
とする請求項2に記載の画像形成装置。 - 【請求項4】 画像形成工程を所定時間連続する度に、
定期的に上記研磨工程を実行することを特徴とする請求
項1又は請求項2に記載の画像形成装置。 - 【請求項5】 研磨工程の実行を指令する指令装置を備
え、該指令装置からの指令に応じて研磨工程を実行する
ことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の画像形
成装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9204356A JPH1152789A (ja) | 1997-07-30 | 1997-07-30 | 画像形成装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9204356A JPH1152789A (ja) | 1997-07-30 | 1997-07-30 | 画像形成装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH1152789A true JPH1152789A (ja) | 1999-02-26 |
Family
ID=16489161
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9204356A Pending JPH1152789A (ja) | 1997-07-30 | 1997-07-30 | 画像形成装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH1152789A (ja) |
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN1076878C (zh) * | 1994-07-18 | 2001-12-26 | 夏普公司 | 半导体激光器及其制造方法 |
US6567632B2 (en) * | 2000-12-21 | 2003-05-20 | Hitachi, Ltd. | Electrophotographic device |
US7493071B2 (en) | 2004-12-27 | 2009-02-17 | Brother Kogyo Kabushiki Kaisha | Process cartridge and image forming apparatus |
JP2011133769A (ja) * | 2009-12-25 | 2011-07-07 | Brother Industries Ltd | 画像形成装置および感光ドラムの周面のクリーニング方法 |
US8532545B2 (en) | 2009-11-20 | 2013-09-10 | Ricoh Company, Limited | Image forming apparatus and image forming method |
EP3096187A1 (en) * | 2015-05-19 | 2016-11-23 | Ricoh Company Ltd. | Image forming apparatus |
-
1997
- 1997-07-30 JP JP9204356A patent/JPH1152789A/ja active Pending
Cited By (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN1076878C (zh) * | 1994-07-18 | 2001-12-26 | 夏普公司 | 半导体激光器及其制造方法 |
US6567632B2 (en) * | 2000-12-21 | 2003-05-20 | Hitachi, Ltd. | Electrophotographic device |
US7493071B2 (en) | 2004-12-27 | 2009-02-17 | Brother Kogyo Kabushiki Kaisha | Process cartridge and image forming apparatus |
US8532545B2 (en) | 2009-11-20 | 2013-09-10 | Ricoh Company, Limited | Image forming apparatus and image forming method |
JP2011133769A (ja) * | 2009-12-25 | 2011-07-07 | Brother Industries Ltd | 画像形成装置および感光ドラムの周面のクリーニング方法 |
US8346130B2 (en) | 2009-12-25 | 2013-01-01 | Brother Kogyo Kabushiki Kaisha | Image forming apparatus and a method of cleaning photosensitive drum surface |
EP3096187A1 (en) * | 2015-05-19 | 2016-11-23 | Ricoh Company Ltd. | Image forming apparatus |
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