JPH09292761A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

Info

Publication number
JPH09292761A
JPH09292761A JP8158590A JP15859096A JPH09292761A JP H09292761 A JPH09292761 A JP H09292761A JP 8158590 A JP8158590 A JP 8158590A JP 15859096 A JP15859096 A JP 15859096A JP H09292761 A JPH09292761 A JP H09292761A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
developer
latent image
carrier
image carrier
voltage
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP8158590A
Other languages
English (en)
Inventor
Yasuhiro Ogasawara
康裕 小笠原
Masahiro Sato
昌宏 佐藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujifilm Business Innovation Corp
Original Assignee
Fuji Xerox Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fuji Xerox Co Ltd filed Critical Fuji Xerox Co Ltd
Priority to JP8158590A priority Critical patent/JPH09292761A/ja
Publication of JPH09292761A publication Critical patent/JPH09292761A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Magnetic Brush Developing In Electrophotography (AREA)
  • Developing For Electrophotography (AREA)
  • Dry Development In Electrophotography (AREA)
  • Cleaning In Electrography (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明の課題は、現像以外の時に、現像剤不
足等の問題を生ずることなく潜像担持体に現像剤を付着
させることができる画像形成装置を開発することにあ
る。 【解決手段】 本発明は、回転可能に配設されて潜像が
形成される潜像担持体と、上記潜像担持体に対向して回
転可能に配置されて、現像剤で上記潜像を現像する現像
剤担持体と、上記潜像担持体に圧接して配設されたクリ
ーニングブレードと、上記潜像担持体を正逆方向に回転
駆動する潜像担持体駆動手段と、上記現像剤担持体を回
転駆動する現像剤担持体駆動手段と、上記現像剤担持体
に現像剤を飛翔させる電圧を印加する現像電圧印加手段
と、上記現像剤担持体の回転、潜像担持体の回転及び現
像剤担持体に印加する電圧のうち少なくとも1つを現像
時とは異なる状態に制御して、少量の現像剤を飛翔させ
る制御手段とを有する画像形成装置である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複写機、レーザプ
リンタ等の画像形成装置に係り、詳しくは、感光体ドラ
ム等の潜像担持体を有する画像形成装置の改良に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、上記画像形成装置は、例えば、回
転可能な感光体ドラムの周囲に一様帯電手段、露光手
段、現像手段及び転写手段が配設された構成を有する。
そして、上記画像形成装置では、感光体ドラムを所定の
1方向に順回転させながら、一様帯電手段に帯電電圧を
印加して感光体ドラムを一様な電位に帯電し、露光手段
に画像情報を供給して感光体ドラムに潜像を形成し、現
像手段に現像電圧を印加してトナー像を形成し、更に、
転写手段に転写電圧を印加して上記トナー像を記録シー
ト上に転写して、画像を形成するものである。
【0003】なお、上記現像手段は、一般的には、上記
感光体ドラムに対向して回転可能に配置された現像剤担
持体を有し、当該現像剤担持体に現像剤を保持させると
共に当該現像剤担持体に現像電圧を印加することでトナ
ーを感光体ドラムに飛翔させ、現像を行う。また、上記
現像手段は、上記現像剤担持体を回転させて当該現像剤
担持体と感光体ドラムとが対向する位置に順次現像剤を
供給することで、連続して現像できるようになってい
る。更に、上記現像手段は、トナーのみからなる一成分
現像剤を使用する場合には当該トナーを飛翔させて現像
を行い、トナーとキャリアとからなる二成分現像剤を使
用する場合にはトナーのみを飛翔させて現像を行う。
【0004】そして、上記画像形成装置では、通常、上
記画像形成動作後に感光体ドラム上にトナーが残留した
り、感光体ドラム上に紙粉が付着したりしてしまうの
で、ひいてはこれらトナーや外添剤が感光体に融着して
薄膜を形成してしまうとその帯電特性等が変化して使用
することができなくなってしまうので、これらの付着物
を取り除くためのクリーニング手段を有する。また、当
該クリーニング手段としては、上記感光体ドラムに圧接
して配設された定圧型ブレードや、上記感光体ドラムに
圧接して固定して配設された定変位型ブレードや、当該
感光体ドラムに当接して配置されたクリーニングブラシ
などが一般的である。なお、上記トナーあるいは外添剤
が薄膜化することをフィルミングと呼んでいる。
【0005】なお、上記定圧型ブレードと定変位型ブレ
ードとは、両者共に感光体ドラムに圧接されていること
には変わりがないが、前者の場合には他の弾性部材の作
用によって所定の圧接力にて圧接されているのに対し、
後者の場合には固定して配置されてブレードそれ自身が
変形することで所定の圧接力にて圧接されている点にお
いて異なる。
【0006】しかしながら、上記定変位型ブレードを用
いた画像形成装置では、所定の圧接力を発揮するために
当該ブレードが感光体ドラムに常に当接しているので、
上記定変位型ブレードと感光体ドラムとの間に上記残留
トナーや紙粉が詰まり易い。そして、塊状化したトナー
や紙粉が上記定変位型ブレードと感光体ドラムとの間に
詰まってしまうと、当該ブレードのエッジが感光体ドラ
ムから浮いてしまって、その間を残留トナー等がすり抜
けてしまい、ひいては画像に黒筋等が生じてしまうとい
う問題がある。
【0007】また、上記定変位型ブレードを用いた画像
形成装置では、当該ブレードと感光体ドラムとの間に小
径のトナー等が入り込むことにより潤滑性を維持してい
るのだが、上記画像形成装置によって形成する画像の幅
が感光体ドラムの全幅よりも小さいものばかりの場合に
は、上記定変位型ブレードと感光体ドラムとの間にその
全幅全体に渡って十分な潤滑剤を供給することができな
くなり、当該潤滑剤が不足した部位では上記定変位型ブ
レードが捲れたり割れたりしてしまうという問題もあ
る。
【0008】更に、上記クリーニング手段では、感光体
ドラム上に付着した紙粉、トナーあるいは外添剤等の比
較的大径の付着物を除去することができるが、タルク等
の微小で且つ劈開性を有する付着物を殆ど取り除くこと
はできなかった。なお、感光体表面に当該タルク等が付
着すると、表面の帯電特性が変化して所謂像流れ等の画
質欠陥が発生してしまい、その結果、当該感光体ドラム
を交換しなければならない。
【0009】そこで、最初の2つの問題を解決するため
に、特開平4−274476号公報等を参考にして、上
記定変位型ブレードを用いた画像形成装置においては、
現像以外の時に、現像剤担持体を回転させると共に現像
電圧を印加した状態で潜像担持体を逆回転させること
で、潜像担持体上にトナーバンドを形成し、更にトナー
バンドのトナーを上記ブレードと潜像担持体との間に潤
滑剤として供給することが考えられる。
【0010】しかしながら、当該画像形成装置において
は、現像剤担持体を回転させると共に現像電圧を印加し
た状態で潜像担持体を逆回転させてトナーバンドを形成
しているので、当該トナーバンドに使用されるトナーの
量が過剰になる可能性があり、トナーが装置内を汚染し
たり、トナー消費量が格段に増加したりしてしまうとい
う二次的な問題が生じてしまう。
【0011】また、最初の2つの問題を解決するため
に、特開平4−274476号公報等を参考にして、上
記定変位型ブレードを用いた画像形成装置においては、
現像以外の時に、上記定変位型ブレードよりも潜像担持
体の順回転方向上流側に当接させてクリーニングブラシ
を配設すると共に潜像担持体を逆回転させることで、上
記ブレードと潜像担持体との間から塊状トナーや紙粉を
取り除き、更に当該塊状トナーや紙粉をクリーニングブ
ラシで欠き落とすことが考えられる。
【0012】しかしながら、上記定変位型ブレードを用
いた画像形成装置においては、塊状トナーや紙粉をクリ
ーニングブラシで欠き落とすようにしているので、上記
ブレードと潜像担持体との間に潤滑剤が不足してしま
い、次に潜像担持体を順回転させた際に上記定変位型ブ
レードの先端が捲れたり割れたりしてしまうという二次
的な問題が生じ易くなる。
【0013】次に、最後の問題を解決するために、感光
体表面を研磨する効果を有する外添剤、例えば酸化セリ
ウム等の外添剤を現像剤に添加すると共に、現像以外の
時に当該現像剤を感光体とクリーニングブレードとの間
に供給し、当該ブレードで上記研磨剤を感光体に圧接さ
せることで、上記タルク等の小径で且つ劈開性を有する
付着物を取り除こうとした技術が考えられる。
【0014】しかしながら、当該技術では、現像剤中に
研磨剤としての外添剤を添加するため、現像剤の帯電特
性等が悪化してしまうという二次的な問題を生じてしま
う。
【0015】更に、最後の問題を解決するために、特開
昭58−173776号公報に、二成分現像剤を用いる
と共に、画像形成動作に引き続いて現像剤担持体に直流
電圧を印加した状態で感光体及び現像剤担持体を回動さ
せることで、感光体にキャリアを付着させ、更に、当該
キャリアを感光体とクリーニングブレードとの間に供給
することで、感光体表面を研磨して上記タルク等の小径
で且つ劈開性を有する付着物を取り除こうとした技術が
開示されている。
【0016】しかしながら、当該技術では、多量のキャ
リアが感光体に供給されてしまうため、現像剤中のキャ
リアが不足してしまうという二次的な問題を生じてしま
う。(実際、上記公報では、画像の形成が終了する度
に、感光体を5〜10回程度回転させ、その期間、キャ
リアを飛翔させるようにしており、多量のキャリアが感
光体に付着してしまっている。)
【0017】なお、上記公報においては、当該キャリア
不足の問題を解決するために、クリーニング手段に回収
されたキャリアを現像手段に再供給するように構成して
いるが、当該技術を実現するためにはクリーニング手段
から現像手段までにキャリアを選択し搬送するための複
雑な構成を形成する必要があり、画像形成装置の小型
化、コストダウンには適さず、特に、感光体や現像手段
をカートリッジ化することが極めて困難となってしま
う。
【0018】
【発明が解決しようとする課題】従って、本発明の課題
は、現像以外の時に、上述した二次的な問題を生じない
ように潜像担持体に現像剤を付着させることができる画
像形成装置を開発することにある。
【0019】
【課題を解決するための手段】すなわち、本発明は、回
転可能に配設されて潜像が形成される潜像担持体と、上
記潜像担持体に対向して回転可能に配置されて、現像剤
で上記潜像を現像する現像剤担持体と、上記潜像担持体
に圧接して配設されたクリーニングブレードと、上記潜
像担持体を正逆方向に回転駆動する潜像担持体駆動手段
と、上記現像剤担持体を回転駆動する現像剤担持体駆動
手段と、上記現像剤担持体に現像剤を飛翔させる電圧を
印加する現像電圧印加手段と、上記現像剤担持体の回
転、潜像担持体の回転及び現像剤担持体に印加する電圧
のうち少なくとも1つを現像時とは異なる状態に制御し
て、少量の現像剤を飛翔させる制御手段とを有する画像
形成装置である。
【0020】本発明において、上記現像剤は、トナーの
みからなる一成分現像剤であっても、トナーとキャリア
とからなる二成分現像剤であってもよい。また、上記一
成分現像剤としては、磁性トナーであっても、それ以外
のトナーであってもよい。
【0021】上記クリーニングブレードは、上記潜像担
持体に圧接して配設された定圧型ブレードであっても、
上記潜像担持体に圧接して固定して配設された定変位型
ブレードであってもよい。
【0022】上記現像電圧印加手段は、現像剤担持体に
現像電圧及び制御手段の指示に基づく電圧を印加するこ
とができるものであればよく、例えば、所定の電圧を発
生する2つの電源と、それらの出力電圧を択一的に出力
させるスイッチング回路とで構成することができる。そ
して、上記現像電圧は、トナーを飛翔させることができ
る電圧を現像剤担持体に印加できるものであればよく、
例えば、交流電圧に直流電圧を重畳した電圧を使用する
ことができる。また、上記制御手段の指示に基づく電圧
は、キャリアを飛翔させる場合であれば、少なくとも現
像時とは逆極性の電位差を生ずるような電圧である必要
があり、トナーを飛翔させる場合であれば、少なくとも
現像時と同極性の電位差を生ずるような電圧である必要
がある。また、当該電圧は、直流電圧であっても、交流
電圧であっても、あるいは、直流電圧と交流電圧とを重
畳させた電圧であってもよい。
【0023】上記制御手段は、上記現像剤担持体の回
転、潜像担持体の回転及び現像剤担持体に印加する電圧
のうち少なくとも1つを現像時とは異なる状態に制御し
て、少量の現像剤を飛翔できるものであればよく、例え
ば、現像剤担持体を停止させたり、上記潜像担持体と現
像剤担持体との電位差が小さくなるような電圧を印加し
たり、上記潜像担持体の回転速度を低くしたりした状態
で、上記キャリアあるいは磁性トナーを飛翔させるよう
にするものであればよい。
【0024】そして、上記潜像担持体と現像剤担持体と
の電位差を小さくする方法としては、例えば、キャリア
を飛翔させる時には交流電圧のみを現像剤担持体に印加
したり、トナーを飛翔させる時には現像電圧よりも低い
現像効率となる電圧を印加すればよい。なお、現像電圧
よりも低い現像効率となる電圧とは、潜像担持体の帯電
電位に対して当該2つの電圧が同じ極性であって、且
つ、潜像担持体と現像剤担持体との電位差が現像電圧よ
りも小さくなるような電圧を意味する。
【0025】また、上記潜像担持体の回転速度を低くす
る方法としては、プロセススピードよりも低い速度で潜
像担持体を回転できるように構成しても良いが、当該潜
像担持体の回転開始時、つまり潜像担持体が停止状態か
ら上記プロセススピードに到達するまでの微小な起動期
間を利用するように構成すればよい。そして、当該微小
な起動期間においてキャリアあるいは磁性トナーを飛翔
させるためには、上記制御手段は、潜像担持体を一旦停
止させた上で、再度回転起動をかけるように構成すれば
よい。また、当該場合において、潜像担持体の回転方向
は、順方向に回転させても逆方向に回転させてもよい。
【0026】なお、上記制御手段は、例えば、各画像形
成動作に引き続いて作動するようにしたり、所定のタイ
ミング、例えば装置立ち上げ時等において作動するよう
にすればよい。
【0027】そして、本発明の画像形成装置では、制御
手段が上記現像剤担持体の回転、潜像担持体の回転及び
現像剤担持体に印加する電圧のうち少なくとも1つを現
像時とは異なる状態に制御して、少量の現像剤を飛翔さ
せるようにしたので、微小量の現像剤を潜像担持体に付
着させることができる。
【0028】ところで、本発明において、クリーニング
ブレードとして、固定して配設された定変位型ブレード
を用いる場合には、上記制御手段は、現像剤担持体を停
止させ、且つ、上記現像剤担持体に現像電圧を印加した
状態で、上記潜像担持体を微小期間逆方向に回転させた
り、又は、現像剤担持体を回転させ、且つ、上記現像剤
担持体に現像電圧よりも低い現像効率となる電圧を印加
した状態で、上記潜像担持体を微小期間逆方向に回転さ
せるとよい。
【0029】これにより、潜像担持体上にトナーバンド
を形成して、当該トナーバンドのトナーを定変位ブレー
ドと潜像担持体との間に供給することができる。また、
その一方で、前者の場合には、当該トナーバンドに使用
されるトナー量を現像剤担持体の潜像担持体に対向する
側に保持されたトナー量に制限することができ、後者の
場合には、現像剤担持体に担持されている全てのトナー
が潜像担持体に付着しないようにすることができ、ひい
てはトナーによる装置内の汚染やトナー消費量の格段の
増加を防止することができる。
【0030】また、本発明を、定変位型ブレードよりも
潜像担持体の順回転方向上流側において上記潜像担持体
に当接して配置されたクリーニングブラシを有する画像
形成装置に利用した場合には、上記制御手段は、上記定
変位型ブレードと潜像担持体との当接位置と上記クリー
ニングブラシと潜像担持体との当接位置との間の潜像担
持体の周長よりも短い距離だけ潜像担持体の周面が移動
するように上記潜像担持体を逆方向に回転させるとよ
い。なお、上記定変位型ブレードと潜像担持体との当接
位置とは、例えば、定変位型ブレードと潜像担持体とが
所定の当接幅でもって当接している場合には、潜像担持
体の順回転方向上流側の上記当接領域の端部を意味し、
上記クリーニングブラシと潜像担持体との当接位置と
は、例えば、クリーニングブラシと潜像担持体とが所定
の当接幅でもって当接している場合には、潜像担持体の
順回転方向下流側の上記当接領域の端部を意味する。
【0031】これにより、当該潜像担持体上にトナーバ
ンドを形成することができ、ひいては次に潜像担持体を
順方向に回転させる際に当該トナーバンドのトナーを定
変位ブレードと潜像担持体との間に供給することができ
る一方で、上記ブレードと潜像担持体との間から塊状ト
ナーや紙粉を一旦取り出し、更に次に潜像担持体を順方
向に回転させる際に塊状トナーや紙粉を上記ブレードで
欠き落とすことができ、しかも、ブラシにより必要以上
にトナー(潤滑剤)を欠き落とすことなく新たにトナー
を上記ブレードと潜像担持体との間に補給することがで
きる。
【0032】次に、本発明では、トナーとキャリアとか
らなる二成分現像剤を使用すると共に、制御手段は、現
像剤担持体を停止させ、且つ、上記現像剤担持体と潜像
担持体との電位差が現像電圧を印加した場合とは逆の電
位差となる電圧を現像剤担持体に印加した状態で、上記
潜像担持体を微小期間回転させるとよい。
【0033】これにより、潜像担持体にキャリアを微小
量だけ付着させることができ、ひいてはキャリア不足を
生ずることなく潜像担持体に付着したタルクを除去する
ことができる。
【0034】更に、本発明では、一成分磁性トナーを使
用すると共に、制御手段は、現像剤担持体を停止させ、
且つ、上記現像剤担持体に現像電圧を印加した状態で、
上記潜像担持体を微小期間回転させたり、又は、一成分
磁性トナーを使用すると共に、制御手段は、現像剤担持
体を回転し、且つ、上記現像剤担持体に現像電圧よりも
低い現像効率となる電圧を印加した状態で、上記潜像担
持体を微小期間回転させたりするとよい。
【0035】これにより、潜像担持体に磁性トナーを微
小量だけ付着させることができ、ひいては現像剤不足を
生ずることなく潜像担持体に付着したタルクを除去する
ことができる。
【0036】
【発明の実施の形態】図面を参照しながら本発明の実施
の形態を説明する。
【0037】実施の形態1 図1に、本発明を適用した画像形成装置の要部を示す。
上記画像形成装置は、直径84mmの有機感光体ドラム
1と、その周囲に配設された一様帯電用スコロトロン2
と、レーザ露光手段3と、感光体ドラム1に対向して配
置された現像ロール4aを有する現像手段4と、転写コ
ロトロン5と、剥離コロトロン6と、クリーニング手段
7と、除電ランプ9と、定着手段8とを有する。また、
上記有機感光体ドラム1はドラム駆動手段12により正
逆回転方向に駆動され、上記現像ロール4aは現像ロー
ル駆動手段13により駆動され、更に、上記現像ロール
4aには現像ロール電圧印加手段10により電圧が印加
されるようになっている。
【0038】そして、上記画像形成装置では、有機感光
体ドラム1を160mm/sのプロセススピードで順方
向(図1内の矢線A方向)に回転させた状態で、一様帯
電用スコロトロン2に−750Vを印加して感光体ドラ
ム1を一様に帯電し、レーザ露光手段3により画像情報
に応じて露光して潜像を形成し、現像ロール4aを回転
させると共に当該現像ロール4aに−550Vの現像D
Cバイアスを印加することで上記潜像を現像してトナー
像を形成し、更に、上記転写コロトロン5に電圧を印加
することで上記トナー像を記録シートP上に転写する。
更に、上記画像形成装置では、感光体ドラム1と記録シ
ートPとが吸着しないように剥離コロトロン6を作動さ
せた後、記録シートPには定着手段8により加熱加圧さ
れることで画像が形成され、感光体ドラム1にはクリー
ニング手段7により残留トナー等が除去された後除電ラ
ンプ9で約0Vまで除電がなされる。
【0039】そして、本実施の形態では、上記クリーニ
ング手段7として、感光体ドラム1に圧接して固定して
配置され、硬度70Hsのポリウレタンゴム製の定変位
型ブレード7aと、当該ブレード7aよりも感光体ドラ
ム1の順回転方向上流側に当接するように配設されたク
リーニングブラシ7bと、これらを保持するハウジング
7dと、当該ハウジング7dとは別体に構成された図示
外の回収容器と、上記ハウジング7dの下部から回収容
器まで回収したトナー等を搬送する搬送部材7cとから
なる。また、上記定変位型ブレード7aと感光体ドラム
1との当接位置と上記クリーニングブラシ7bと感光体
ドラム1との当接位置との間の感光体ドラム1の周長は
5mmである。なお、上記定変位型ブレード7aは、金
属支持部材7eを介してハウジング7dに固定されてい
るため、その先端部分の位置が経時的に変化し難くなっ
ており、また、その感光体ドラム1への押しつけ圧力は
2g/mmに設定されている。
【0040】また、本実施の形態では、上記画像形成装
置が所定の画像形成動作を完了したら感光体ドラム1を
逆方向に回転させる制御手段11を設けた。上記制御手
段11は、図2に示すように、画像形成動作完了信号が
入力される一方で、上記ドラム駆動手段12、現像ロー
ル駆動手段13及び現像ロール電圧印加手段10に制御
信号を出力するようになっている。具体的には、上記制
御手段11は、図3に示すように、現像ロール4aを停
止させた状態で、現像ロール4aに−550Vの電圧を
印加すると共に、感光体ドラム1を所定の時間だけ逆回
転させるように制御するものである。また、上記画像形
成動作完了信号は、画像形成動作が完了したことで発せ
られる如何なる信号を基に生成しても良いが、例えば、
感光体ドラム1の駆動停止により発生されるようにすれ
ばよい。
【0041】なお、本実施の形態では、感光体ドラム1
の回転が停止してから1s後に感光体ドラム1の逆回転
動作が開始されるように設定すると共に(T2)、当該
感光体ドラム1の逆回転期間を50msに設定した(T
3)。なお、図4及び図5に示すように、感光体ドラム
1は当該50msの間にその周面は3mmだけ移動する
ので、定変位型ブレード7aと感光体ドラム1との当接
位置に溜まっていたトナー等が上記クリーニングブラシ
7bにより感光体ドラム1から欠き落とされることはな
い。
【0042】そして、上記画像形成装置を用いて画像を
形成したところ、10,000枚の画像の形成を完了し
た後でも、定変位ブレード7aと感光体ドラム1との圧
接状態が良好に保たれ、黒筋が発生したり、定変位型ブ
レード7aの先端が痛んだりすることはなかった。ま
た、現像手段におけるトナーの消費量も殆ど増加しなか
った。
【0043】実施の形態2 本実施の形態に係る画像形成装置は、制御手段11の制
御動作が異なる以外は実施の形態1と同様である。
【0044】上記制御手段11は、図6に示すように、
現像ロール4aを回転させると共に現像ロール4aに−
300Vの電圧を印加した状態で、感光体ドラム1を所
定の時間だけ逆回転させるように制御するものである。
なお、感光体ドラム1の回転が停止してから1s後に感
光体ドラム1の逆回転動作が開始されるように設定する
と共に、当該感光体ドラム1の逆回転期間を50msに
設定する点は実施の形態1と変わらない。
【0045】そして、上記画像形成装置を用いて画像を
形成したところ、10,000枚の画像の形成を完了し
た後でも、定変位ブレード7aと感光体ドラム1との圧
接状態が良好に保たれ、黒筋が発生したり、定変位型ブ
レード7aの先端が痛んだりすることはなかった。ま
た、現像手段4におけるトナーの消費量も殆ど増加しな
かった。
【0046】比較形態1 本比較形態に係る画像形成装置は、制御手段11を具備
しない点以外は、実施形態1又は2と同様である。そし
て、上記画像形成装置を用いて画像を形成したところ、
1,000枚程度の画像を形成した時点で、感光体表面
にタルクが付着して像流れが発生し、更に、2,000
枚程度の画像を形成した時点で、黒筋も発生してしまっ
た。
【0047】実施の形態3 本実施の形態の画像形成装置は、上記現像手段4に、負
帯電性の絶縁トナーと絶縁性樹脂中に磁性微粉末を分散
させた磁性キャリアとからなる二成分現像剤を収容し、
有機感光体ドラム1を300mm/sのプロセススピー
ドで順方向に回転させた状態で、一様帯電用スコロトロ
ン2に−700Vを印加して感光体ドラム1を一様に帯
電し、現像電圧として、振幅1.5kV,周波数4kH
zの交流電圧に−550Vの直流電圧を重畳した電圧を
使用し、更に、制御手段の指示による電圧として、図7
に示すように、現像ロール4aに振幅1.5kV,周波
数4kHzの交流電圧を使用した以外は、実施形態1と
同様である。
【0048】なお、本実施の形態では、感光体ドラム1
の逆回転期間を30msに設定した(T3)。また、こ
の時、感光体ドラム1は回転時間が短いので300mm
/sの速度に達しておらず、その周面は3mmだけ移動
する。
【0049】そして、上記画像形成装置を用いて画像を
形成したところ、20,000枚の画像の形成を完了し
た後でも、感光体ドラム1の表面に、紙粉、トナー、タ
ルク等が付着することはなかった。また、現像手段4内
の現像剤のキャリアが不足することもなかった。
【0050】比較形態2 本比較形態に係る画像形成装置は、制御手段11を具備
しない点以外は、実施形態3と同様である。そして、上
記画像形成装置を用いて画像を形成したところ、3,0
00枚程度の画像を形成した時点で、感光体表面にタル
クが付着して像流れが発生し、更に、2,000枚程度
の画像を形成した時点で、黒筋も発生してしまった。
【0051】実施の形態4 本実施の形態に係る画像形成装置は、装置の基本的な構
成においては、感光体ドラム1として、直径84mm,
周速度170mm/sの有機感光体ドラムを使用すると
共に、現像剤として、絶縁樹脂トナー中に磁性微粉末が
分散された一成分磁性トナーを使用した以外は、実施形
態3と同様である。
【0052】また、本実施の形態に係る画像形成装置
は、画像形成条件においては、一様帯電電圧として−7
00Vの電圧を使用し、現像電圧として振幅2.0k
V,周波数2.4kHzの交流電圧に−550Vの直流
電圧を重畳したものを使用する以外は、実施形態3と同
様である。
【0053】更に、本実施の形態に係る画像形成装置
は、感光体ドラム1の逆回転時においては、現像ロール
4aを停止させた状態で、現像ロール4aに−550V
の直流電圧を印加すると共に、当該逆転時間を50ms
に設定して、感光体ドラム1の周面の移動量を3mmに
設定した。
【0054】そして、上記画像形成装置を用いて画像を
形成したところ、10,000枚の画像の形成を完了し
た後でも、感光体ドラム1の表面に、紙粉、トナー、タ
ルク等が付着することはなかった。また、現像手段4に
おける現像剤の消費量も殆ど増加しなかった。
【0055】実施の形態5 本実施の形態に係る画像形成装置は、感光体ドラム1の
逆回転時において、現像ロール4aを回転させると共
に、当該現像ロール4aに−300Vの直流電圧を印加
するように設定した以外は、実施形態4と同様である。
【0056】そして、上記画像形成装置を用いて画像を
形成したところ、10,000枚の画像の形成を完了し
た後でも、感光体ドラム1の表面に、紙粉、トナー、タ
ルク等が付着することはなかった。また、現像手段4に
おける現像剤の消費量も殆ど増加しなかった。
【0057】比較形態3 本比較形態に係る画像形成装置は、制御手段11を具備
しない点以外は、実施形態4又は5と同様である。そし
て、上記画像形成装置を用いて画像を形成したところ、
1,000枚程度の画像を形成した時点で、感光体表面
にタルクが付着して像流れが発生し、更に、2,000
枚程度の画像を形成した時点で、黒筋も発生してしまっ
た。
【0058】
【発明の効果】以上の通り、本発明の画像形成装置は、
上記現像剤担持体の回転、潜像担持体の回転及び現像剤
担持体に印加する電圧のうち少なくとも1つを現像時と
は異なる状態に制御して、微小量の現像剤を潜像担持体
に付着させることができるので、現像以外の時に、簡易
な構成で且つ現像剤不足等の二次的な問題を生ずること
なく潜像担持体に現像剤を付着させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施の形態1に係る画像形成装置の
要部構成図。
【図2】 図1の画像形成装置に適用した制御手段の接
続図。
【図3】 図2の制御手段による画像形成装置の動作シ
ーケンス。
【図4】 図1の画像形成装置の画像形成完了時の状態
説明図。
【図5】 図2の制御手段作動後の画像形成装置の状態
説明図。
【図6】 本発明の実施の形態2にに係る制御手段の動
作シーケンス。
【図7】 本発明の実施形態3に係る制御手段による画
像形成装置の動作シーケンス。
【符号の説明】
1:感光体ドラム(潜像担持体)、4a:現像ロール
(現像剤担持体)、7a:定変位型ブレード、12:潜
像担持体駆動手段、13:現像剤担持体駆動手段、1
0:現像電圧印加手段、11:制御手段、7b:クリー
ニングブラシ。

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 回転可能に配設されて潜像が形成される
    潜像担持体と、上記潜像担持体に対向して回転可能に配
    置されて、現像剤で上記潜像を現像する現像剤担持体
    と、上記潜像担持体に圧接して配設されたクリーニング
    ブレードと、上記潜像担持体を正逆方向に回転駆動する
    潜像担持体駆動手段と、上記現像剤担持体を回転駆動す
    る現像剤担持体駆動手段と、上記現像剤担持体に現像剤
    を飛翔させる電圧を印加する現像電圧印加手段と、上記
    現像剤担持体の回転、潜像担持体の回転及び現像剤担持
    体に印加する電圧のうち少なくとも1つを現像時とは異
    なる状態に制御して、少量の現像剤を飛翔させる制御手
    段とを有することを特徴とする画像形成装置。
  2. 【請求項2】 クリーニングブレードとして、固定して
    配置された定変位型ブレードを用いると共に、制御手段
    は、現像剤担持体を停止させ、且つ、上記現像剤担持体
    に現像電圧を印加した状態で、上記潜像担持体を微小期
    間逆方向に回転させることを特徴とする請求項1記載の
    画像形成装置。
  3. 【請求項3】 クリーニングブレードとして、固定して
    配置された定変位型ブレードを用いると共に、制御手段
    は、現像剤担持体を回転させ、且つ、上記現像剤担持体
    に現像電圧よりも低い現像効率となる電圧を印加した状
    態で、上記潜像担持体を微小期間逆方向に回転させるこ
    とを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
  4. 【請求項4】 定変位型ブレードよりも潜像担持体の順
    回転方向上流側において上記潜像担持体に当接して配置
    されたクリーニングブラシを有すると共に、制御手段
    は、上記定変位型ブレードと潜像担持体との当接位置と
    上記クリーニングブラシと潜像担持体との当接位置との
    間の潜像担持体の周長よりも短い距離だけ潜像担持体の
    周面が移動するように上記潜像担持体を逆方向に回転さ
    せることを特徴とする請求項2又は3記載の画像形成装
    置。
  5. 【請求項5】 現像剤として、トナーとキャリアとから
    なる二成分現像剤を使用すると共に、制御手段は、現像
    剤担持体を停止させ、且つ、上記現像剤担持体と潜像担
    持体との電位差が現像電圧を印加した場合とは逆の電位
    差となる電圧を現像剤担持体に印加した状態で、上記潜
    像担持体を微小期間回転させることを特徴とする請求項
    1記載の画像形成装置。
  6. 【請求項6】 現像剤として、一成分磁性トナーを使用
    すると共に、制御手段は、現像剤担持体を停止させ、且
    つ、上記現像剤担持体に現像電圧を印加した状態で、上
    記潜像担持体を微小期間回転させることを特徴とする請
    求項1記載の画像形成装置。
  7. 【請求項7】 現像剤として、一成分磁性トナーを使用
    すると共に、制御手段は、現像剤担持体を回転させ、且
    つ、上記現像剤担持体に現像電圧よりも低い現像効率と
    なる電圧を印加した状態で、上記潜像担持体を微小期間
    回転させることを特徴とする請求項1記載の画像形成装
    置。
JP8158590A 1996-02-28 1996-06-19 画像形成装置 Pending JPH09292761A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8158590A JPH09292761A (ja) 1996-02-28 1996-06-19 画像形成装置

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4177996 1996-02-28
JP8-41779 1996-02-28
JP8158590A JPH09292761A (ja) 1996-02-28 1996-06-19 画像形成装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH09292761A true JPH09292761A (ja) 1997-11-11

Family

ID=26381442

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP8158590A Pending JPH09292761A (ja) 1996-02-28 1996-06-19 画像形成装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH09292761A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011154189A (ja) * 2010-01-27 2011-08-11 Ricoh Co Ltd 画像形成装置
JP2013213886A (ja) * 2012-04-01 2013-10-17 Konica Minolta Inc 画像形成装置

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011154189A (ja) * 2010-01-27 2011-08-11 Ricoh Co Ltd 画像形成装置
JP2013213886A (ja) * 2012-04-01 2013-10-17 Konica Minolta Inc 画像形成装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3278800B2 (ja) 画像形成装置
JP5121216B2 (ja) 画像形成装置
JP2008139355A (ja) 画像形成装置
JP3606389B2 (ja) 画像形成装置
JPH09292761A (ja) 画像形成装置
JP3327106B2 (ja) 画像形成装置
JPH1152789A (ja) 画像形成装置
JPH1138848A (ja) クリーニング装置、プロセスカートリッジ及び画像形成装置
JPH0683166A (ja) 帯電装置
JP3434412B2 (ja) 画像形成装置
JP3434413B2 (ja) 画像形成装置
JP2610454B2 (ja) 現像装置
JPH06308865A (ja) 画像形成装置
JPH05158338A (ja) 画像形成装置
JPH10333523A (ja) 画像形成装置
JP2006259422A (ja) 画像形成装置
JPH05249819A (ja) 一成分乾式トナー現像装置
JPH0588563A (ja) 画像形成装置の像担持体再生装置
JPH09297519A (ja) 画像形成装置
JP2001109242A (ja) 一成分トナーの現像装置
JP2002149016A (ja) 画像形成装置
JP2006201536A (ja) 画像形成装置
JP2002357953A (ja) 画像形成装置
JPH11194580A (ja) 画像形成装置
JP2001066959A (ja) クリーニング装置