JP2006201536A - 画像形成装置 - Google Patents

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Akira Hirota
晃 広田
Shinya Matsuura
晋也 松浦
Noritoshi Hagimoto
憲俊 萩本
Hiroaki Umemoto
浩章 梅本
Naotoshi Kawai
直利 河合
Kentaro Katori
健太郎 鹿取
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Abstract

【課題】 帯電部材に付着しているトナーを回収する。
【解決手段】 画像形成装置において、転写装置と帯電装置との間に配置されて調整部材と、像坦持面を第1の方向とは逆の第2の方向に移動させる反転手段と、像坦持面が第2の方向に移動するとき、帯電装置には帯電部材に付着している画像形成用粉体を像坦持面に向かって移動させる第1のバイアスを加え、調整部材には画像形成用粉体を調整部材に向かって移動させる第2のバイアスを加える。
【選択図】図1

Description

本発明は、電子写真方式の画像形成装置に関する。
画像形成装置として、外周面に像坦持面を有する円筒状又は無端ベルト状の静電潜像坦持体を備え、この静電潜像坦持体の周囲に帯電装置、露光装置、現像装置、転写装置を配置し、帯電装置によって帯電された静電潜像坦持体表面に画像を露光して静電潜像を形成し、該静電潜像を粉体現像剤で可視像化し、そして、可視像化された現像剤像を転写部材又は紙などのシート材料に転写する、電子写真方式の複写機やプリンタが広く利用されている。このような電子写真式の画像形成装置では、静電潜像坦持体に付着した粉体現像剤はその殆どが被転写材やシート材料に転写される。しかし、一部の粉体現像剤は転写材に転写されず、静電潜像坦持体に残存する。したがって、多くの電子写真式画像形成装置では、静電潜像坦持体の近傍に独立した回収装置(クリーナ)を設け、この回収装置で未転写現像剤を回収して廃棄している。しかし、環境保全や資源の有効利用の観点からすると、現像剤を廃棄することは望ましいことではない。そこで、近年、未転写現像剤を再び現像装置に回収して再利用する、いわゆるクリーナレス式画像形成装置が提案されて実用化されている。ところが、クリーナレス式画像形成装置にあっては、未転写現像剤が帯電装置の対向部を通過していく。したがって、帯電装置として接触帯電型帯電装置を用いた場合、この接触帯電型帯電装置に未転写現像剤が付着して堆積し、この堆積した未転写現像剤が静電潜像坦持体の帯電不良を招いたり、画像形成装置の内部を汚染するという問題がある。
この問題を解消するために、例えば、特許文献1には、接触帯電部材の清掃部材を設け、この清掃部材で接触帯電部材を清掃することが提案されている。しかし、この画像形成装置では、時間の経過と共に清掃部材が汚れてその清掃能力が低下するという問題がある。また、清掃部材の清掃不良が静電潜像坦持体の帯電不良を招き、画質の低下を招くという問題がある。このような問題を解消するために、清掃部材に付着した現像剤を定期的に静電潜像坦持体から現像装置に回収する方法が考えられるが、回収された現像剤により現像装置内の状態が変化し、それが画質に悪影響を及ぼす。例えば、トナーとキャリアを用いた二成分現像剤の場合、それらトナーとキャリアの比率が一時的に変化して画像上に被りが表れる。
特開2003−270908号公報
そこで、本発明は、未転写現像剤の回収に伴う以上の問題を解消し、長期に亘って良好な画像が得られる画像形成装置を提供することを目的とする。
この目的を達成するため、本発明の第1の形態は、像坦持体と、上記像坦持体の像坦持面に当接し又は微小間隔をあけて対向して上記像坦持面を帯電する帯電手段と、上記帯電された像坦持面に静電潜像を形成する静電潜像形成手段と、上記静電潜像に画像形成用粉体を電気的に付着させて可視像化する現像手段と、上記像坦持面に付着した画像形成用粉体を転写材に転写する転写手段を備え、画像形成時、上記像坦持面を第1の方向に移動させて上記帯電手段、静電潜像形成手段、現像手段、転写手段との対向領域を順次通過させる画像形成装置において、上記転写手段と上記帯電手段との間に配置されて上記像坦持面に対向する調整部材と、上記像坦持面を上記第1の方向とは逆の第2の方向に移動させる反転移動手段と、上記像坦持面が上記第2の方向に移動するとき、上記帯電手段には上記帯電手段に付着している画像形成用粉体を上記像坦持面に向かって移動させる第1のバイアスを加え、上記調整部材には上記帯電手段から上記像坦持体に移動した上記画像形成用粉体を上記調整部材に向かって移動させる第2のバイアスを加えるバイアス手段を備えたことを特徴とする。
この形態はさらに、上記反転移動手段を、上記像坦持面が上記帯電手段との対向領域から上記調整部材との対向領域まで移動する時間以上駆動させる制御手段を備えていることが好ましい。
本発明の第1の形態は、像坦持体と、上記像坦持体の像坦持面に当接し又は微小間隔をあけて対向して上記像坦持面を帯電する帯電手段と、上記帯電された像坦持面に静電潜像を形成する静電潜像形成手段と、上記静電潜像に画像形成用粉体を電気的に付着させて可視像化する現像手段と、上記像坦持面に付着した画像形成用粉体を転写材に転写する転写手段を備え、画像形成時、上記像坦持面を第1の方向に移動させて上記帯電手段、静電潜像形成手段、現像手段、転写手段との対向領域を順次通過させる画像形成装置において、 上記転写手段と上記帯電手段との間に配置されて上記像坦持面に接触する調整部材と、上記像坦持面を上記第1の方向とは逆の第2の方向に移動させる反転移動手段と、上記像坦持面が上記第2の方向に移動するとき、上記帯電手段には上記帯電手段に付着している画像形成用粉体を上記像坦持面に向かって移動させる第1のバイアスを加え、上記調整部材には上記調整部材に付着している画像形成用粉体を上記像坦持面に向かって移動させる第2のバイアスを加え、上記転写手段には上記帯電手段と上記調整部材から上記像坦持体に移動した上記画像形成用粉体を上記転写手段に向かって移動させる第3のバイアスを加えるバイアス手段を備えたことを特徴とする。
この形態はさらに、上記反転移動手段を、上記像坦持面が上記帯電手段との対向領域から上記調整部材との対向領域を通過して上記転写手段との対向領域まで移動する時間以上駆動させる制御手段を備えていることが好ましい。
このように構成された画像形成装置によれば、像坦持体の周囲に配置されている帯電部材や調整部材に付着している画像形成用粉体を適宜回収してそれらの部材をリフレッシュすることができる。その結果、帯電部材や調整部材は安定して本来の機能を達成することができる。
〔構成〕
図1は、電子写真方式による画像形成装置の画像形成プロセスを説明するための図である。図示する画像形成装置10において、感光体(静電潜像坦持体)12は円筒体からなり、外周に感光体層(像坦持面)14を備えている。図2に示すように、画像形成装置10の駆動系100は、駆動制御部102と、駆動制御部102によって回転・停止が制御されるモータ104を備えている。感光体12は回転切換部(反転移動手段)106を介してモータ104に駆動連結されており、駆動制御部102から回転切換部106に出力される信号を切り換えることによって、後に説明する画像形成モード時は感光体12の回転方向を正方向(第1の方向:矢印108方向)に設定し、同様に後に説明する調整モード時は感光体12の回転方向を逆方向(第2の方向:図5に示す矢印110方向)に切り換えることができるようにしてある。
図1に戻り、感光体12の周囲には、正方向(矢印108方向)に沿って順番に、帯電領域16、露光領域18、現像領域20、転写領域(一次転写領域)22、調整領域24が配置されており、それぞれの領域において帯電装置(帯電手段)26、露光装置(静電潜像形成手段)28、現像装置(現像手段)30、転写装置(転写手段)32、調整装置(調整手段)34が感光体層14に対向している。
帯電装置26は、画像形成時に感光体層14の表面を所定電位に帯電させるもので、筒状の帯電ローラ(帯電部材)36を備えている。帯電ローラ36は、その外周面を感光体層14に接触させて配置されている。したがって、感光体12が正方向(矢印108方向)に回転すると帯電ローラ36は矢印38方向に回転し、逆に、感光体12が逆方向(矢印110方向)に回転すると帯電ローラ36は矢印38’方向(図5参照)に回転する。図3に示すように、帯電ローラ36は、電源装置200に帯電バイアス制御部202を介して接続されており、画像形成モード時と調整モード時にそれぞれ所定の帯電バイアス電圧Vc、Vc’が供給されるようにしてある。
図1に戻り、露光装置28は、画像形成装置10で再現される画像に対応した光を、帯電ローラ36で帯電された感光体層14に露光して静電潜像を形成する光学部40(レーザ光学部)を備えている。実施の形態では、感光体層14上で再現される画像(例えば、文字画像における文字部分)に対応する箇所に光が露光され、露光された箇所(静電潜像画像部)の電位が所定の電位(ほぼゼロボルト)まで減衰される。
現像装置30は、現像領域20で感光体層14に対向する現像ローラ42を備えている。現像ローラ42の外周面は、荷電性トナー44を含む現像剤を保持している。図2に示すように、現像ローラ42はモータ104に連結されており、画像形成モード時、図1の矢印46で示す方向に回転するようにしてある。また、図3に示すように、現像ローラ42は電源装置200に現像バイアス制御部204を介して接続されており、画像形成モード時に所定の現像バイアス電圧Vsが供給されるようにしてある。
図1に戻り、転写装置32は、転写領域22を通過する無端状の転写ベルト(現像剤坦持体)48と、転写ベルト48の背後に配置された転写ローラ(電荷付与部材)50を有し、転写ローラ50が転写ベルト48を介して感光体層14に圧接している。したがって、感光体12が正方向(矢印108方向)に回転すると転写ベルト48と転写ローラ50はそれぞれ矢印52,54方向に回転し、逆に、感光体12が逆方向(矢印110方向)に回転すると転写ベルト48と転写ローラ50はそれぞれ逆方向(図5に矢印52’,54’で示す方向)に回転する。転写ベルト48は、図示しない複数のローラに支持されて回転自在としてあり、その回転移動経路近傍に転写装置(二次転写装置)56とクリーニング装置58が配置されている。図3に示すように、転写ローラ50は、電源装置200と転写バイアス制御部206を介して接続されており、画像形成モード時と調整モード時にそれぞれ所定の転写バイアス電圧Vt、Vt’が供給されるようにしてある。
図1に戻り、調整装置34は、ブラシロールからなる調整ブラシ(調整部材)60を備えている。調整ブラシ60は、外周のブラシ先端が感光体層14と接触するように配置されており、図2に示すように、感光体12と同様に、回転切換部106を介してモータ104に駆動連結されており、画像形成モード時は正方向(第1の方向:矢印62方向)に回転し、調整モード時は逆方向(第2の方向:図5に示す矢印62’方向)に切り換えることができるようにしてある。図3に示すように、調整ブラシ60は電源装置200と調整バイアス制御部208を介して接続されており、画像形成モード時と調整モード時にそれぞれ所定の調整バイアス電圧Vr、Vr’が供給されるようにしてある。
〔画像形成モード〕
画像形成モード時、図1に示すように、モータ104の駆動に基づき、感光体12が矢印108方向に回転する。帯電装置26では、帯電ローラ36が感光体12との接触に基づいて矢印38方向に回転する。電源装置200は、帯電バイアス制御部202を通じて帯電ローラ36に所定の帯電バイアス電圧Vcを供給する。その結果、帯電領域16を通過していく感光体層14を所定の電位Vc(帯電バイアス電圧Vcにほぼ等しい。)に帯電する。実施の形態において、帯電バイアス電圧Vcの極性は、トナー44の帯電極性と同一であり、負極性である。
露光装置28は、感光体層14の帯電領域に画像を露光し、静電潜像を形成する。静電潜像において、画像が露光された部分(静電潜像画像部)の表面電位Vo(ほぼゼロボルト)まで減衰し、画像が露光されなかった部分(静電潜像非画像部)はほぼ帯電時の表面電位Vcを維持する。
現像装置30は、現像ローラ42が負極性に帯電したトナー44を保持している。また、現像ローラ42には、電源装置200から現像バイアス制御部204を介して所定の現像バイアス電圧Vbが供給される。現像バイアス電圧Vbの極性は負極性であり、その電圧は静電潜像非画像部の電位Vcよりも低い。したがって、現像ローラ42に保持されている負極性トナー44は、感光体層14の静電潜像画像部に電気的に吸引されて付着し、再現すべき画像のトナー像が形成される。
転写装置32では、転写ベルト48が、モータ104の駆動に基づいて矢印52方向に回転移動しながら転写領域22を通過していく。また、転写ローラ50は矢印54方向に回転する。このとき、転写ローラ50は電源装置200から転写バイアス制御部206を介して転写バイアス電圧Vtが供給される。転写バイアス電圧Vtの極性は正極性である。その結果、転写ローラ50から転写ベルト50に正極性の電荷が注入される。そして、正極性の電荷が注入された転写ベルト50は、転写領域22を通過する感光体層14に保持されている負極性トナー44を電気的に吸引して該転写ベルト50の外周面に保持する。転写ベルト50の外周面に保持されたトナー44は、転写装置56で用紙などのシート材料64に転写される。
一次転写領域22を通過した感光体層14は調整領域24に移動する。このとき調整装置34の調整ブラシ60には電源装置200から調整バイアス制御部208を介して調整バイアス電圧Vrが供給される。調整バイアス電圧Vrの極性は負極性である。その結果、調整ブラシ60に接触する感光体層14の表面に残る静電潜像(残像)が電気的に乱されて均される。また、均一な表面電位に調整された感光体層14は、帯電領域16を通過する際に均一に帯電される。
感光体層14に保持されているトナーは、その殆どが一次転写領域22で感光体層14から転写ベルト48に移動する。しかし、一部のトナーは、転写ベルト48に転写されず、感光体層14に残る。同様に、転写ベルト48に保持されているトナーも、その殆どがシート材料64に転写されるが、一部は転写されずに転写ベルト48に残る。後者の転写ベルト48に残ったトナーは、クリーニング装置58で回収される。一方、前者の感光体層14に残ったトナーは調整領域24に搬送され、そこで調整ブラシ60に回収される。例えば、残留トナーの中には、目的の極性(負極性)に帯電しているトナーだけでなく、逆の極性(正極性)に帯電しているトナーも存在する。また、目的の極性(負極性)に帯電しているトナーも、帯電量の多いものから少ないものまで種々存在する。これらのトナーは、調整領域24で調整ブラシ60に回収され、該調整ブラシ60に供給されている負極性の電荷が注入される。その結果、帯電量の少ない負極性トナーは所望の帯電量まで負電荷が注入され、正極性に帯電していたトナーも負極性に帯電される。このようにして荷電調整されたトナーは、適宜感光体層14に放出されて保持される。感光体層14に再び保持されたトナーは、感光体層14の移動と共に帯電領域16に進入する。このとき、帯電ローラ36には負極性の電圧が供給されている。したがって、感光体層14に保持されている負極性トナー44が電気的に帯電ローラ36に吸着することは殆どない。その後、帯電領域16を通過した負極性トナー44は、現像領域20で現像ローラ42の外周面に保持されている現像剤との物理的接触により、または現像剤に含まれている正極性荷電粒子(キャリア)との電気的吸引力により、現像ローラ42に回収される。
〔リフレッシュモード〕
上述のように、一次転写領域22で感光体層14から転写ベルト48に転写されなかったトナー44の殆どは、調整ブラシ60で荷電調整された後、現像領域20で現像装置30に回収される。しかし、極一部のトナーは、逆極性(正極性)の電荷を維持したまま、調整ブラシ60から放出されることなくそこに残存する。また、調整ブラシ60で完全に荷電調整されず、正電荷を保持したまま調整ブラシ60から放出されたトナーは、帯電領域16で帯電ローラ36に付着する。そして、調整ブラシ60や帯電ローラ36に保持された正極性トナーの量が多くなると、帯電ローラ36の帯電機能や調整ブラシ60の荷電調整機能が低下する。そのため、本発明に係る画像形成装置では、以下に説明するように、リフレッシュモード時、帯電ローラ36や調整ブラシ60に保持されているトナーを回収する。
〔実施例1〕
図4に示す実施例1のリフレッシュモードは、帯電ローラ36に付着しているトナー(特に正極性に帯電しているトナー)を調整ブラシ60に回収するもので、画像形成モードの終了直後に実行される。リフレッシュモードがスタートすると、駆動制御部102は回転切換部106を駆動し、感光体12の回転方向を逆方向(図1に点線で示す矢印110方向)に切り換える。このとき同時に、調整ブラシ60も逆転する。また、帯電バイアス制御部202と調整バイアス制御部208が帯電ローラ36と調整ブラシ60に供給する帯電バイアス電圧と調整バイアス電圧をそれぞれVc’、Vr’に変更する。具体的に、リフレッシュモード時、帯電ローラ36には、帯電バイアス電圧Vc’として、正極性の電圧(例えば、+100ボルト〜+300ボルト)と負極性の電圧(例えば、−100ボルト〜−300ボルト)が所定の周期で交互に供給される。また、調整ブラシ60には、画像形成モード時の調整バイアス電圧Vrと同極性で且つこの調整バイアス電圧Vrよりも電圧の高い調整バイアスVr’が供給される。これにより、帯電ローラ36に保持されている正極性トナーは、周期的に変化する帯電バイアス電圧Vc’によって形成される交番電界によって振動し、帯電ローラ36から感光体層14に放出される。感光体層14に保持された正極性トナーは、調整領域24で、負極性で高圧の調整バイアス電圧Vr’が供給されている調整ブラシ60の電気的吸着作用と、該調整ブラシ60との物理的な接触に基づく掻き取り作用によって、調整ブラシ60に回収される。調整ブラシ60に回収された正極性トナーは、負極性で高圧の調整バイアス電圧Vr’から負極性の電荷が注入されて荷電調整される。この荷電調整されたトナー44は、次の画像形成モード時に感光体層14に放出され、現像装置30に回収される。なお、リフレッシュモードの動作時間tは、帯電ローラ36に保持されているトナーを調整ブラシ60に回収する必要から、リフレッシュモード開始時に帯電領域16に存在していた感光体層部分が調整領域24まで移動する時間以上とする。好ましくは、帯電ローラ36の周囲からすべての正極性トナーを回収するために、リフレッシュモードの動作時間tは、感光体14上の点が帯電領域16から調整領域24に移動する時間と帯電ローラ36が一回転する時間の合計時間以上とするのが好ましい。
〔実施例2〕
図5に示す実施例2のリフレッシュモードは、帯電ローラ36と調整ブラシ60に付着しているトナー(特に、正極性に帯電しているトナー)を転写装置32に回収するもので、画像形成モードの終了直後に実行される。リフレッシュモードがスタートすると、駆動制御部102は回転切換部106を駆動し、感光体12の回転方向を逆方向(図1に点線で示す矢印110方向)に切り換える。また、帯電バイアス制御部202と調整バイアス制御部208が帯電ローラ36と調整ブラシ60に供給する帯電バイアス電圧と調整バイアス電圧をそれぞれVc’、Vr’に変更する。具体的に、リフレッシュモード時、帯電ローラ36には、帯電バイアス電圧Vc’として、正極性の電圧(例えば、+100ボルト〜+300ボルト)と負極性の電圧(例えば、−100ボルト〜−300ボルト)が所定の周期で交互に供給される。同様に、調整ブラシ60にも、調整バイアスVr’として、正極性の電圧(例えば、+100ボルト〜+300ボルト)と負極性の電圧(例えば、−100ボルト〜−300ボルト)が所定の周期で交互に供給される。また、転写ローラ50には、負極性の転写バイアスVt’が供給される。これにより、帯電ローラ36と調整ブラシ60に保持されている正極性トナーは、周期的に変化する帯電バイアス電圧Vc’と調整バイアス電圧Vr’によって形成される交番電界によって振動し、帯電ローラ36とから感光体層14に放出される。感光体層14に保持された正極性トナーは、転写領域22で、負極性の転写バイアス電圧Vt’が供給されている転写ベルト48に電気的に吸引されて回収される。転写ベルト48に回収されたトナーは、リフレッシュモードの動作中転写ベルト48に保持されており、その後画像形成モードの実行時にクリーニング装置58の対向領域に搬送され、そこでクリーニング装置58に回収される。なお、リフレッシュモードの動作時間tは、帯電ローラ36に保持されているトナーを転写領域22まで搬送する必要から、リフレッシュモード開始時に帯電領域16に存在していた感光体層部分が転写領域22まで移動する時間以上とする。また、好ましくは、その動作時間は、リフレッシュモード開始時に帯電領域16に存在していた感光体層部分が転写領域22まで移動する時間と帯電ローラ36又は調整ブラシ60が一回転する時間を加えた合計時間以上とすることが好ましい。
〔変形例〕
上述した実施例では、帯電装置26における帯電部材として帯電ローラ36を用いているが、調整ブラシ60と同様のブラシローラを用いてもよいし、非回転式の帯電部材を用いてもよい。また、帯電部材は感光体層14に接触している必要はなく、微小の隙間をあけて感光体層に対向するように配置してもよい。非接触状態に配置された帯電部材の場合、帯電部材と感光体層との電位差に基づいてトナーが帯電部材に付着することがあり、この付着したトナーが上述の実施形態で説明した方法により感光体に放出され、調整ブラシ又は転写ベルトに回収され得る。
調整装置34の調整部材も同様で、調整部材として回転式のローラ、固定式の部材(例えば、ブラシ)を用いることができる。
上述の実施例では、転写装置32を転写ベルト48と転写ローラ50で構成し、感光体12上に形成されたトナー像をいったん転写ベルト48に一次転写し、その後シート材料に二次転写するものとしたが、転写装置32を転写ローラ50で構成し、転写領域22でシート材料にトナー像を転写してもよい。
以上の説明では、画像形成モードの終了直後にリフレッシュモードを実行するものとしたが、リフレッシュモードは画像形成モードとは無関係に実行してもよい。また、実施例1のリフレッシュモード(リフレッシュモード1)と実施例2のリフレッシュモード(リフレッシュモード2)を組み合わせて実行してもよい。例えば、一方のリフレッシュモード終了直後に他方のリフレッシュモードを実行してもよいし、リフレッシュモード1,2を交互に繰り返してもよい。
本発明に係る画像形成装置の主要な構成を模式的に示した断面図。 図1に示す画像形成装置の駆動系の構成を示す図。 図1に示す画像形成装置の電源装置とバイアス制御部を示す図。 リフレッシュモード1を説明するタイムチャート。 リフレッシュモード時の動作を示す図。 リフレッシュモード1を説明するタイムチャート。 リフレッシュモード時の動作を示す図。
符号の説明
10:画像形成装置、12:感光体(静電潜像坦持体)、14:感光体層(像坦持面)、16:帯電領域、18:露光領域、20:現像領域、22:転写領域(一次転写領域)、24:調整領域、26:帯電装置、28:露光装置、30:現像装置、32:転写装置、34:調整装置、36:帯電ローラ、40:光学部、42:現像ローラ、44:トナー、46:矢印方向、48:転写ベルト、50:転写ローラ、56:転写装置(二次転写装置)、58:クリーニング装置、60:調整ブラシ、64:シート材料、100:駆動系、102:駆動制御部、104:モータ、106:回転切換部(反転移動手段)、108:正方向(第1の方向)、110:逆方向(第2の方向)、200:電源装置、202:帯電バイアス制御部、204:現像バイアス制御部、206:転写バイアス制御部、208:調整バイアス制御部。

Claims (4)

  1. 像坦持体と、上記像坦持体の像坦持面に当接し又は微小間隔をあけて対向して上記像坦持面を帯電する帯電手段と、上記帯電された像坦持面に静電潜像を形成する静電潜像形成手段と、上記静電潜像に画像形成用粉体を電気的に付着させて可視像化する現像手段と、上記像坦持面に付着した画像形成用粉体を転写材に転写する転写手段を備え、画像形成時、上記像坦持面を第1の方向に移動させて上記帯電手段、静電潜像形成手段、現像手段、転写手段との対向領域を順次通過させる画像形成装置において、
    上記転写手段と上記帯電手段との間に配置されて上記像坦持面に対向する調整部材と、
    上記像坦持面を上記第1の方向とは逆の第2の方向に移動させる反転移動手段と、
    上記像坦持面が上記第2の方向に移動するとき、上記帯電手段には上記帯電手段に付着している画像形成用粉体を上記像坦持面に向かって移動させる第1のバイアスを加え、上記調整部材には上記帯電手段から上記像坦持体に移動した上記画像形成用粉体を上記調整部材に向かって移動させる第2のバイアスを加えるバイアス手段を備えたことを特徴とする画像形成装置。
  2. 上記反転移動手段を、上記像坦持面が上記帯電手段との対向領域から上記調整部材との対向領域まで移動する時間以上駆動させる制御手段を備えたことを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 像坦持体と、上記像坦持体の像坦持面に当接し又は微小間隔をあけて対向して上記像坦持面を帯電する帯電手段と、上記帯電された像坦持面に静電潜像を形成する静電潜像形成手段と、上記静電潜像に画像形成用粉体を電気的に付着させて可視像化する現像手段と、上記像坦持面に付着した画像形成用粉体を転写材に転写する転写手段を備え、画像形成時、上記像坦持面を第1の方向に移動させて上記帯電手段、静電潜像形成手段、現像手段、転写手段との対向領域を順次通過させる画像形成装置において、
    上記転写手段と上記帯電手段との間に配置されて上記像坦持面に接触する調整部材と、
    上記像坦持面を上記第1の方向とは逆の第2の方向に移動させる反転移動手段と、
    上記像坦持面が上記第2の方向に移動するとき、上記帯電手段には上記帯電手段に付着している画像形成用粉体を上記像坦持面に向かって移動させる第1のバイアスを加え、上記調整部材には上記調整部材に付着している画像形成用粉体を上記像坦持面に向かって移動させる第2のバイアスを加え、上記転写手段には上記帯電手段と上記調整部材から上記像坦持体に移動した上記画像形成用粉体を上記転写手段に向かって移動させる第3のバイアスを加えるバイアス手段を備えたことを特徴とする画像形成装置。
  4. 上記反転移動手段を、上記像坦持面が上記帯電手段との対向領域から上記調整部材との対向領域を通過して上記転写手段との対向領域まで移動する時間以上駆動させる制御手段を備えたことを特徴とする請求項3に記載の画像形成装置。
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