JP2005107054A - 画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 画像形成装置において、転写メモリ現象を防止してしかも転写部(転写ローラ)を良好にクリーニングする。
【解決手段】 バイアス電圧印加部21は転写ローラ14に転写バイアス電圧及び転写バイアス電圧と逆極性のバイアス電圧を選択的に印加する。バイアス電圧制御部22では、転写ローラをクリーニングする転写ローラクリーニング工程の際、バイアス電圧印加部を制御して、少なくとも感光体ドラム11が一周する時間を単位として交互に転写バイアス電圧及び逆極性のバイアス電圧を転写ローラに印加する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、複写機、プリンター、又はファクシミリ装置等の画像形成装置に関し、特に、感光体ドラム等の像担持体に当接して像担持体上に形成されたトナー像を転写材(記録用紙)に転写するための転写部(例えば、転写ローラ)のクリーニングを行う際の制御に関するものである。
一般に、画像形成装置においては、像担持体である感光体ドラムの表面を均一に帯電した後(例えば、正帯電)、画像データに応じて感光体ドラムを露光し、感光体ドラム上に静電潜像を形成する。その後、静電潜像をトナーによって現像してトナー像とし、感光体ドラムに形成されたトナー像を転写部である転写ローラによって記録用紙に転写する(この際には、転写ローラに転写バイアス電圧が印加されて、感光体ドラム上のトナー像が記録用紙に転写される)。そして、記録用紙は定着ユニットに搬送されてトナー像が記録用紙に定着される。
このような画像形成装置において、画像形成装置の起動の際、記録用紙が転写ローラに搬送される以前の期間に転写ローラに対して一方極性の電圧及びそれに続く他方極性の電圧を1回以上印加して、感光体ドラム上に存在するトナーが転写ローラに付着することを阻止した状態で、転写ローラのクリーニングを行うようにしたものがある(特許文献1参照)。
さらに、転写バイアス電圧と逆極性のクリーニングバイアス電圧を転写ローラに印加して、転写ローラに付着したトナーを感光体ドラム側に転移させて、転写ローラのクリーニングを行うようにしたものがある(特許文献2参照)。
特開平6−314035号公報(段落(0021)〜段落(0038)、第2図〜第3図) 特開2002−207373公報(段落(0036)〜段落(0051)、第1図〜第4図)
ところで、特許文献1に記載のように、記録用紙が存在しない状態で、つまり、転写ローラと感光体ドラムとが直接接触した状態で、転写ローラに対して一方極性の電圧及びそれに続く他方極性の電圧を1回以上印加すると、感光体ドラムの表面が均一に帯電せず、感光体ドラムが不均一に帯電されてしまうことがある。つまり、感光体ドラムの表面に正帯電側に多くチャージされる部分と負帯電側に多くチャージされる部分とが生じて感光体ドラムの表面が不均一に帯電されてしまうことになる。
そして、このような不均一な帯電が生じた後、除電を行って、画像形成プロセスに移行すると、負帯電側にチャージされた部分において除電が十分に行われず、結果的に所謂転写メモリ現象が生じて濃淡むら及び画像かぶり等の画像欠陥が生じ、画像かぶり濃度が高い場合には、画像かぶりを目視でき、同様に、画像濃度(濃淡むら)の変化が大きい場合にも、その変化を目視できるため実用に耐えないものとなる。
一方、特許文献2に記載された画像形成装置においては、転写バイアス電圧と逆極性のクリーニングバイアス電圧を印加して転写ローラに付着したトナーを感光体ドラム側に転移させて転写ローラをクリーニングしているものの、正規の帯電と逆極性に帯電されたトナーが存在すると、これらトナーは転写ローラに吸着してしまうことになって、転写ローラのクリーニングを十分に行えないという課題がある。また、転写ローラの1周分程度をクリーニングしているため、その部分に対応した感光ドラムに転写メモリ現象が発生し、記録用紙上に形成された画像の一部に、転写メモリ現象によって画像かぶりや濃度むらが増大し、記録用紙全体に亘って均一な画像特性が得られず、実用に耐えない画像が出力される場合がある。
従って、本発明はかかる従来技術の問題に鑑み、像担持体の全周にわたって画像形成時に電位の変化が発生することを抑制して均一な画像特性を有した画像を得ることができるとともに、しかも転写部を良好にクリーニングすることができる画像形成装置を提供することを目的とする。
そこで、本発明はかかる課題を解決するために、トナー像が形成される像担持体と、転写バイアス電圧が印加され前記トナー像を転写材に転写像として転写する転写部とを有する画像形成装置において、前記転写部に前記転写バイアス電圧及び該転写バイアス電圧と逆極性のバイアス電圧を選択的に印加するバイアス電圧印加手段と、前記転写部をクリーニングする転写部クリーニング工程の際前記バイアス電圧印加手段を制御して、少なくとも前記像担持体が一周する時間を単位として交互に前記転写バイアス電圧及び前記逆極性のバイアス電圧を前記転写部に印加するバイアス電圧制御手段とを有することを特徴とする。
本発明では、前記バイアス電圧制御手段は前記像担持体が一周する時間の正の整数倍の時間毎に前記バイアス電圧印加手段を制御して、交互に前記転写バイアス電圧及び前記逆極性のバイアス電圧を前記転写部に印加するようにすることが望ましく、例えば、前記像担持体の周長をL、線速をvとした際、前記転写バイアス電圧を印加する時間T1=n×L/v(nは1以上の整数)、前記逆極性のバイアス電圧を印加する時間T2=m×L/v(mは1以上の整数)とする。
本発明では、前記転写部クリーニング工程では最後に前記逆極性のバイアス電圧を前記転写部に印加することが望ましい。
さらに、本発明によれば、トナー像が形成される像担持体と、転写バイアス電圧が印加され前記トナー像を転写材に転写像として転写する転写部とを有する画像形成装置において、前記転写部に前記転写バイアス電圧及び該転写バイアス電圧と逆極性のバイアス電圧を選択的に印加するバイアス電圧印加手段と、前記転写部をクリーニングする転写部クリーニング工程の際前記バイアス電圧印加手段を制御して交互に前記転写バイアス電圧及び前記逆極性のバイアス電圧を前記転写部に印加して最後に前記逆極性のバイアス電圧を印加するバイアス電圧制御手段とを有することを特徴とする画像形成装置が得られる。
なお、前記転写部クリーニング工程は、少なくとも前記転写材がジャムしてジャム処理が終了した後行われる。
以上のように、本発明の画像形成装置は、転写部クリーニング工程の際、少なくとも像担持体が一周する時間を単位として交互に転写バイアス電圧及び逆極性のバイアス電圧を転写部に印加するようにしたので、像担持体の全周にわたって画像形成時に電位の変化が発生することを抑制して均一な画像特性を有した画像を得ることができるとともに、さらに転写部に付着したトナーを良好にクリーニングすることができる。
また、本発明では、転写部クリーニング工程の際最後に必ず逆極性のバイアス電圧を転写部に印加するようにしたので、像担持体の除電を良好に行え、転写メモリ現象を良好に防止することができるという効果がある。
以下、図面を参照して本発明の好適な実施例を例示的に詳しく説明する。但しこの実施例に記載されている構成部品の寸法、材質、形状、その相対的配置等は特に特定的な記載がない限りは、この発明の範囲をそれに限定する趣旨ではなく、単なる説明例に過ぎない。
まず、図1を参照して、本発明による画像形成装置の一例について説明する。図示の画像形成装置は、感光体ドラム11の周囲に、帯電器12、現像装置13、転写ローラ(転写部)14、クリーニングブレード15、除電器18が感光体ドラム11の回転方向に沿って配置されている。画像形成プロセスを行う際には、帯電器12によって感光体ドラム11の表面を均一に帯電した後(帯電プロセス)、感光体ドラム11の表面に、画像データに応じてレーザ光16が照射されて感光体ドラム11が露光され、感光体ドラム11上に静電潜像が形成される(露光プロセス)。
その後、現像装置13によって感光体ドラム11上の静電潜像が現像されてトナー像とされ(現像プロセス)、感光体ドラム11上に形成されたトナー像は、転写ローラ14によって転写材(例えば、記録用紙(以下単に用紙と呼ぶ))Pに転写される(転写プロセス)。この際、転写ローラ14に転写バイアス電圧(例えば、負バイアス電圧)が印加され、帯電したトナーの移動によって感光体ドラム11と転写ローラ14との間に電流が流れるが、この電流を一定の値に制御(定電流制御)して用紙Pに対するトナーの付着量を安定させる。
転写の後、感光体ドラム11上に残留したトナーは、クリーニングブレード15によって回収された後(クリーニングプロセス)、感光体ドラム11上の残留電位が除電器18によって消去され(除電プロセス)、再び帯電器12によって感光体ドラム11の表面を均一に帯電する工程が繰り返される。一方、用紙Pは定着ユニット17に送られて、ここで用紙P上のトナー像が定着ユニット17によって定着された後、排紙経路を通って排紙トレイ(図示せず)に排紙される。
ところで、反転現像による画像形成プロセスにおいて、正帯電トナーを用いて現像を行う際には、帯電プロセスにおいて感光体ドラム11に正電荷が与えられ、転写プロセスにおいては用紙Pを挟んだ状態で感光体ドラム11に負電荷が与えられることになる。
一方、転写ローラ14に付着したトナーをクリーニングするため(以下この工程を転写ローラクリーニング工程と呼ぶ)、非画像形成時に転写ローラ14に転写バイアス電圧と逆極性のバイアス電圧(正バイアス電圧)を印加して、転写ローラ14に付着したトナーを感光体ドラム11側に転移させることが行われている。加えて、転写ローラ14に付着したトナーには、正規の帯電と逆極性に帯電されたトナー(負帯電トナー)及び非帯電のトナーが存在することがある。このため、前述のように、転写ローラクリーニング工程において、転写ローラ14に逆極性のバイアス電圧を印加しても、これら負帯電トナー及び非帯電トナーを感光体ドラム11側に転移させることができず、転写ローラ14を十分にクリーニングすることができない。
従って、転写ローラクリーニング工程において、転写ローラ14に転写バイアス電圧と同極性のバイアス電圧を印加して負帯電トナー及び非帯電トナーを感光体ドラム11側に転移させるとともに感光体ドラム11と転写ローラ14との間で生じる放電現象によって負帯電トナー及び非帯電トナーを正帯電トナーに再帯電している。
上述のように、転写ローラクリーニング工程において、正バイアス電圧を転写ローラ14に印加して、転写ローラ14に付着した正帯電トナーを電気的に感光体ドラム11側にテンスさせて(正バイアス印加ステップ)、さらに負バイアス電圧を転写ローラ14に印加して、転写ローラ14に付着した負帯電トナー及び非帯電トナーを電気的に感光体ドラム11に転移させるとともに負帯電トナー及び非帯電トナーを正帯電に再帯電させる(負バイアス印加ステップ)。このような正バイアス印加ステップ及び負バイアス印加ステップを繰り返すと、転写ローラ14に付着したトナーを十分にクリーニングすることができる。
ところが、正バイアス印加ステップ及び負バイアス印加ステップを行う際には、転写ローラ14と感光体ドラム11とが直接的に接触した状態であるため、画像形成プロセスとは異なる電荷が感光体ドラム11に与えられてしまう結果となって、前述のように感光体ドラム11の表面に不均一な帯電が形成されてしまい、画像形成プロセスに移行した際、転写メモリ現象が顕在化して、不均一な画像特性を有した画像が出力されてしまうことになる。
そこで、本実施例においては、転写ローラクリーニング工程において次のようにしてバイアス電圧制御を行う。図1に示すように、転写ローラ14にはバイアス電圧印加部21からバイアス電圧が印加される。このバイアス電圧印加部21はバイアス電圧制御部22の制御下で動作し、転写ローラ14に転写バイアス電圧(負バイアス電圧)及び転写バイアス電圧と逆極性のバイアス電圧(正バイアス電圧又はグランド電位)を印加する。
いま、感光体ドラム11の周長をLmm、感光体ドラム11の線速をvmm/sとすると、転写ローラクリーニング工程において、転写バイアス電圧(順バイアス)印加時間をT1(sec)、逆極性のバイアス電圧(逆バイアス)印加時間をT2(sec)とすると、バイアス電圧制御部22では、T1=n×L/v(nは1以上の整数)の間バイアス電圧印加部21から転写バイアス電圧を転写ローラ14に印加し、T2=m×L/v(mは1以上の整数)の間バイアス電圧印加部21から転写バイアス電圧を転写ローラ14に印加する。
なお、転写ローラクリーニング工程においては、感光体ドラム11は回転駆動された状態であり、帯電器12、及び現像装置13は停止した状態である。そして、転写ローラクリーニング工程によって帯電させられた感光体ドラム11の表面は除電器18によって除電され、画像形成プロセスに移行する。
このようにして、転写ローラクリーニング工程を行えば、つまり、感光体ドラム11が一周する時間の整数倍の時間、転写バイアス電圧を転写ローラ14に印加し、続いて感光体ドラム11が一周する時間の整数倍の時間、逆極性のバイアス電圧を転写ローラ14に印加しているから、転写ローラ14のクリーニングの際、感光体ドラム11の表面が全周にわたって不均一に帯電することがなく、均一な画像特性を有した画像を得ることができ、しかも良好に転写ローラ14のクリーニングを行うことができる。
ここで、図2も参照して、いま感光体ドラム11の外径をφ30mm、転写ローラ14の外径をφ15.7mmとし、感光体ドラム11の線速v=100mm/sとすると、感光体ドラム11の周長は約94.2mmである。前述のn=1、m=2とすると、T1=0.94秒、T2=1.88秒となり、転写ローラクリーニング工程においては、転写ローラ14に図2に示すタイミングで転写バイアス電圧及び逆極性のバイアス電圧が印加される(転写ローラクリーニング工程で転写ローラ14に印加されるバイアス電圧をクリーニングバイアス電圧と呼ぶ)。
図2に示す例では、まず、T2=1.88秒の間、逆極性のバイアス電圧(正バイアス電圧)が転写ローラ14に印加される。これによって、転写ローラ14に付着した正帯電トナーが感光体ドラム11側に転移する。そして、感光体ドラム11側に転移した正帯電トナーはクリーニングブレード15で除去される。
続いて、T1=0.94秒の間転写バイアス電圧(負バイアス電圧)が転写ローラ14に印加される。これによって、転写ローラ14に付着した負帯電トナー及び非帯電トナーが感光体ドラム11側に転移するとともに、感光体ドラム11と転写ローラ14との間で生じる放電によって負帯電トナー及び非帯電トナーが正にチャージされることになる。
その後、再度、T2=1.88秒の間正バイアス電圧を転写ローラ14に印加すると、負バイアス電圧の印加で正にチャージされたトナーが転写ローラ14から感光体ドラム11側に転移する。このようにして、転写ローラ14のクリーニングを行うと、つまり、感光体ドラム11が一周する時間交互に正負のバイアス電圧を印加するようにすると、転写ローラ14を良好にクリーニングできるばかりでなく、感光体ドラム11の表面が局部的に正帯電又は負帯電することがないから、感光体ドラム11の表面に不均一な帯電が生じることがなく、均一な画像特性を有した画像を得ることができる。
なお、転写ローラクリーニング工程においては、転写ローラ14のクリーニング終了直前において正バイアス電圧を転写ローラ14に印加することが望ましい。つまり、転写ローラクリーニング工程の後画像形成プロセスに移行することになるが、その前に正バイアス電圧を転写ローラ14に印加すれば、感光体ドラム11が正帯電することになって、除電の際良好に感光体ドラム11の除電が行える結果、転写メモリ現象を良好に防止することができる。
また、上述の例においては、感光体ドラム11が一周する都度バイアス電圧を正又は負に切り替えるようにしたが、感光体ドラム11が一周する時間の整数倍の時間、正又は負のバイアス電圧を印加するようにすれば、良好に転写ローラ14のクリーニングが行え、転写メモリ現象が生じることがないことがわかった。さらに、正又は負のバイアス電圧を印加する時間は感光体ドラム11が一周する時間以上印加すればよく、この際においても、良好に転写ローラ14のクリーニングが行え、転写メモリ現象が生じることがないことがわかった。なお、上述の例では、n=1、m=2として転写ローラ14に印加するクリーニングバイアス電圧の制御を行ったが、n及びmは1以上の整数であればよい。
ここで、転写バイアス電圧と逆極性のバイアス電圧(逆バイアス)の値を種々変化させて転写ローラ14のクリーニングを行った結果を図3に示す(なお、転写バイアス電圧(順バイアス)の絶対値は逆バイアスとほぼ同一である)。なお、図3において○は良好、△はほぼ良好、×は不良を表す。
図3を参照すると、図3は転写ローラ14の一周に相当する時間(約0.42秒、転写ローラ14の線速は感光体ドラム11の線速の1.1倍(110mm/sec)として計算した)逆バイアスを印加した場合(つまり、感光体ドラム11が一周するのに要する時間に亘って逆バイアスを印加しない場合)及び感光体ドラム11が一周するのに要する時間(整数倍)逆バイアスを印加した場合(例えば、0.94秒)の結果を示している。印加時間0.42秒においては、逆バイアスの電圧値を大きくしていくと、+800Vにおいて記録用紙に裏汚れか発生しなくなり、また、逆バイアスが+800ボルトとなると、画像が不均一となるが実用的には問題ないレベルであり、+1400Vとなると、画像の不均一さがひどくなって実用に耐えないものとなった。そして、逆バイアスの印加時間が0.42秒の場合には、画像形成の際、感光体ドラム11の表面帯電電位が不均一となって、均一な画像が得られないことが分かった。一方、前述のように逆バイアス及び順バイアスの印加を感光体ドラムが一周する時間の正の整数倍とすると(印加時間0.94秒)、+800Vにおいて記録用紙に裏汚れか発生しなくなり、逆バイアスを+1000Vとしても画像が不均一になることはなく、逆バイアスが+1200Vとなると僅かにかぶりがひどくなるが実用上問題がない程度である(Δ1は全体に僅かに画像かぶりを示す状態を表す)。つまり、前述したようにして、クリーニングバイアス電圧を制御すれば、記録用紙の裏汚れを確実に防止できるばかりでなく、画像形成の際、感光体ドラム11の表面帯電電位が均一となって、均一な画像が得られることが分かった。
図1及び図4を参照して、前述の転写ローラクリーニング工程を行うタイミングについて説明する。いま、画像形成装置の電源が投入されて印刷開始状態となると(ステップS1)、画像形成装置に備えられた制御装置31は、前述のようにして、感光体ドラム11を回転駆動するとともに、バイアス電圧制御部22に転写ローラクリーニング指令を送出する(ステップS2)。バイアス電圧制御部22では転写ローラクリーニング指令に応答して、転写ローラクリーニング工程を実行して(ステップS3)、前述のようにして、バイアス電圧印加部21を制御して転写ローラ14にクリーニングバイアス電圧を印加する。
転写ローラクリーニング工程が終了すると、バイアス電圧制御部22から制御装置31にクリーニング終了応答が返却されて、制御装置31は画像形成プロセスに移行する(ステップS4)。画像形成プロセスにおいて印字枚数(連続印字枚数)が予め設定された枚数(規定枚数)を超えると(ステップS5)、制御装置31は画像形成プロセスを一旦停止して(ステップS6)、前述のステップS2を実行する。さらに、制御装置31は画像形成装置で印刷された印刷枚数を積算して積算枚数を得ており、積算枚数が所定の閾値に達すると(ステップS7)、ステップS6に移行する(この際には、積算枚数はリセットされることになる)。
また、制御装置31は画像形成装置で用紙詰まり(用紙ジャム)が発生してジャム処理が終了すると(ジャム処理が終了すると図示しないセンサからその旨が制御装置31に与えられる:ステップ8)、ステップS6に移行する。そして、印刷が終了した旨の通知を受けると(ステップS9)、制御装置31は、バイアス電圧制御部22に転写ローラクリーニング指令を送出する(ステップS10)。バイアス電圧制御部22では転写ローラクリーニング指令に応答して、転写ローラクリーニング工程を実行することになる(ステップS11)。なお、ステップS10において印刷が終了した旨の通知を受けないと(印刷が終了しないと)、ステップS5に戻る。
このようにして、転写ローラクリーニング工程を行うようにすれば、常に転写ローラを良好にクリーニングされた状態に保つことができ、用紙の裏面側にトナーが付着して用紙が汚れることはない。
転写ローラ14をクリーニングするクリーニング工程の際、少なくとも感光体ドラム11が一周する時間毎に交互に転写バイアス電圧及び逆極性のバイアス電圧を転写ローラ14に印加するようにしたから、転写ローラ14のクリーニングを良好に行え、しかも転写メモリ現象を防止でき、複写機、プリンター、又はファクシミリ装置等の電子写真プロセスを用いた画像形成装置において画像欠陥の防止に適用できる。
本発明による画像形成装置の実施例1を概略的に示す図である。 図1に示す画像形成装置において転写ローラに印加されるクリーニングバイアス電圧のタイミングを示す図である。 本発明による画像形成装置において転写ローラのクリーニングを行った際の用紙裏汚れ及び転写メモリ現象の発生状態を説明するための図である。 図1に示す画像形成装置において転写ローラクリーニング工程を行うタイミングを説明するためのフローチャートである。
符号の説明
11 感光体ドラム
12 帯電器
13 現像装置
14 転写ローラ
15 クリーニングブレード
17 定着ユニット
18 除電器
21 バイアス電圧印加部
22 バイアス電圧制御部

Claims (5)

  1. トナー像が形成される像担持体と、転写バイアス電圧が印加され前記トナー像を転写材に転写像として転写する転写部とを有する画像形成装置において、
    前記転写部に前記転写バイアス電圧及び該転写バイアス電圧と逆極性のバイアス電圧を選択的に印加するバイアス電圧印加手段と、
    前記転写部をクリーニングする転写部クリーニング工程の際前記バイアス電圧印加手段を制御して、少なくとも前記像担持体が一周する時間を単位として前記転写バイアス電圧及び前記逆極性のバイアス電圧を交互に前記転写部に印加するバイアス電圧制御手段とを有することを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記バイアス電圧制御手段は前記像担持体が一周する時間の正の整数倍の時間毎に前記バイアス電圧印加手段を制御して、交互に前記転写バイアス電圧及び前記逆極性のバイアス電圧を前記転写部に印加するようにしたことを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
  3. 前記転写部クリーニング工程では最後に前記逆極性のバイアス電圧を前記転写部に印加するようにしたことを特徴とする請求項1又は2記載の画像形成装置。
  4. トナー像が形成される像担持体と、転写バイアス電圧が印加され前記トナー像を転写材に転写像として転写する転写部とを有する画像形成装置において、
    前記転写部に前記転写バイアス電圧及び該転写バイアス電圧と逆極性のバイアス電圧を選択的に印加するバイアス電圧印加手段と、
    前記転写部をクリーニングする転写部クリーニング工程の際前記バイアス電圧印加手段を制御して交互に前記転写バイアス電圧及び前記逆極性のバイアス電圧を前記転写部に印加して最後に前記逆極性のバイアス電圧を印加するバイアス電圧制御手段とを有することを特徴とする画像形成装置。
  5. 前記転写部クリーニング工程は、少なくとも前記転写材がジャムしてジャム処理が終了した後行われるようにしたことを特徴とする請求項1〜4いずれか1項記載の画像形成装置。
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