JP2007057562A - 画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】転写ローラとクリーニング部材に接続する回路構成を簡素化でき、高圧基板のサイズを小さくできる画像形成装置を提供すること。
【解決手段】本画像形成装置1は、転写ローラ34及びクリーニングローラ35へのバイアス電圧の印加を制御するプリントコントローラ80を備え、プリントコントローラ80は、同一のEnable信号により転写ローラ34及びクリーニングローラ35へのバイアス電圧の印加を制御するものである。
【選択図】 図2

Description

本発明は、記録用紙に文字や図形等の画像を形成する複写機、プリンタ、ファクシミリ、デジタル複合機等に用いられる画像形成装置に関し、詳しくは、転写ローラとクリーニング部材に用いる回路構成を簡素化できる画像形成装置に関する。
複写機、プリンタ、ファクシミリ、コピー機能・プリント機能・FAX通信機能・スキャン機能等の複数の機能を兼ね備えたデジタル複合機などに用いられる画像形成装置は、一様に帯電させた電子写真感光体に画像情報に応じて選択的な露光をして潜像を形成し、形成された静電潜像を現像装置で現像してトナー像を形成し、このトナー像を記録用紙(記録シート)に転写することにより画像記録を行う。その後、この記録用紙に転写された未定着のトナー像は、定着装置で永久画像として記録用紙上に定着され、そのトナー像が定着された記録用紙は、定着装置に設けられた圧接ローラにより搬送路から排紙路へと搬送されて排紙路の端部に設けられた排紙ローラにより排紙トレイへと排出される。
転写工程を詳述すると、電子写真感光体である感光体ドラムが帯電装置により一定電圧に帯電され、帯電された感光体ドラムの表面は、露光装置であるLEDヘッドにより露光されることにより表面電位が減衰し、露光されていない部分との電位差により静電潜像が形成される。この静電潜像に基づいて現像装置によりトナー画像が感光体ドラムの表面に形成され、供給された記録用紙を感光体ドラムと転写バイアスが印加された転写ローラとによりニップして転写バイアスが印加されることにより、感光体ドラムの表面に形成されたトナー画像が記録用紙Pへ転写される。
このように、転写工程において感光体ドラムの表面に形成されたトナー画像は、記録用紙に転写されるが、一部のトナーが転写されずに感光体ドラム上に残留することがある。この残留トナーを現像装置によって回収する、いわゆるクリーナレスシステムの画像形成装置が知られている。このようなクリーナレスシステムの画像形成装置において、転写後に残留トナーが大量に発生した場合には、該残留トナーを現像装置によって回収しきれずに、次に感光体ドラム上に形成されたトナー画像に対して残留トナーが悪影響を及ぼして記録用紙に画像不良を生じさせることがある。そのため、クリーナレスシステムの画像形成装置においては、転写ローラより感光体ドラムの回転方向下流側に導電性の弾性体からなるクリーニングローラやクリーニングブラシ等のクリーニング部材を感光体ドラムに接触するように設けている。記録用紙へのトナー転写時には、クリーニング部材にトナーと逆極性で感光体ドラム106の表面電位よりも絶対値で大きいバイアス電圧を印加して感光体ドラム上に残留する残留トナーを一時的に回収し、記録用紙へトナーを転写しない時には、クリーニング部材にトナーと同極性のバイアス電圧を印加してクリーニング部材に一時的に回収されているトナーを感光体ドラム上に移動させて、その感光体ドラム上に戻されたトナーを現像装置によって回収するようにしている(例えば、特許文献1参照)。
ところで、従来のクリーナレスシステムの画像形成装置においては、図6に示すように、転写ローラ101は転写ローラ用電源102に接続され、クリーニング部材103はクリーニング部材用電源104に接続されており、それら転写ローラ用電源102及びクリーニング部材用電源104は、それぞれ別個にプリンタコントローラ105の制御による制御信号、いわゆるEnable信号により制御されてバイアス電圧をそれぞれ転写ローラ101及びクリーニング部材103に印加するようになされている。また、転写ローラ101は、トナー転写時には、トナーと逆極性で感光体ドラム106の表面電位よりも絶対値で大きいバイアス電圧を転写ローラ用電源102により印加される。一方、記録用紙へトナー転写しない時には、転写ローラ101上に付着したトナーがあった場合に該トナーが後に搬送される記録用紙に付着しないように、転写ローラ101は、感光体ドラム106にトナーを移動させるようにトナーと同極性のバイアス電圧を印加されてクリーニングされている。
特開2001−214994号公報
しかしながら、従来のクリーナレスシステムの画像形成装置においては、転写ローラ用電源102及びクリーニング部材用電源104をそれぞれ別個の信号線によりプリンタコントローラ105と接続されており、プリンタコントローラ105は、クリーニングシーケンスにおいてそれら転写ローラ用電源102及びクリーニング部材用電源104にそれぞれ別個のEnable信号を送って制御していた。そのため、スイッチング回路やトランス等がそれぞれに設置されて転写ローラ101とクリーニング部材に接続する回路構成が複雑なものとなり、高圧基板のサイズも大きくなるという問題点があった。
本発明は、上記課題に鑑みてなされたものであり、転写ローラとクリーニング部材に接続する回路構成を簡素化でき、高圧基板のサイズを小さくできる画像形成装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、請求項1記載の画像形成装置は、感光体ドラムと、搬送される記録用紙を前記感光体ドラムとともにニップする転写ローラと、前記感光体を一定電圧に帯電させる帯電装置と、前記転写ローラより前記感光体ドラム回転方向下流側において前記転写ローラと前記帯電装置との間に配設されたクリーニング部材と、を具備する画像形成装置であって、前記転写ローラ及びクリーニング部材へのバイアス電圧の印加を制御する制御手段を備え、該制御手段は、同一のEnable信号により前記転写ローラ及びクリーニング部材へのバイアス電圧の印加を制御することを特徴としている。
請求項2記載の画像形成装置は、請求項1記載の画像形成装置において、前記制御手段は、転写ローラ及びクリーニング部材に印加するバイアス電圧と前記感光体ドラムとの電位差を制御することにより転写ローラ及びクリーニング部材のクリーニングを行うことを特徴としている。
請求項3記載の画像形成装置は、請求項1又は2記載の画像形成装置において、前記制御手段は、一つのEnable信号のオン/オフのみにより前記クリーニングを行うことを特徴としている。
請求項4記載の画像形成装置は、請求項1乃至3のいずれかに記載の画像形成装置において、前記制御手段は、前記クリーニングが前記転写ローラの全周及びクリーニング部材の全周又は全幅にわたって行われるのに要する時間以上クリーニングを行うことを特徴としている。
本発明の請求項1の画像形成装置によれば、同一のEnable信号により転写ローラ及びクリーニング部材へのバイアス電圧の印加を制御するため、信号線を1本減らすことができるとともにトランス等の回路を簡素化できる。また、高圧基板も小サイズ化することができ、コストダウンすることができる。
請求項2の画像形成装置によれば、請求項1記載の画像形成装置の効果に加えて、転写ローラ及びクリーニング部材に印加するバイアス電圧と感光体ドラムとの電位差を制御することにより転写ローラ及びクリーニング部材のクリーニングを行うため、転写ローラ及びクリーニング部材のクリーニングを簡素な回路において行うことができる。
請求項3の画像形成装置によれば、請求項1又は2記載の画像形成装置の効果に加えて、一つのEnable信号のオン/オフのみにより転写ローラ及びクリーニング部材のクリーニングを行うため、複雑な回路を必要とせずに転写ローラ及びクリーニング部材のクリーニングを行うことができる。
請求項4の画像形成装置によれば、請求項1乃至3のいずれかに記載の画像形成装置の効果に加えて、クリーニングが転写ローラの全周及びクリーニング部材の全周又は全幅にわたって行われるのに要する時間以上クリーニングを行うため、転写ローラ及びクリーニング部材の全体をクリーニングでき、記録用紙への画像不良の発生を防止できる。
以下、本発明の実施の形態に係る画像形成装置の構成について図面に基づき説明する。
本発明の実施の形態に係るクリーナレスシステムの画像形成装置1(以下、装置本体1ともいう。)は、図1に示すように、装置本体1の底部に記録用紙Pを順次供給する給紙カセット2が配設されており、その給紙カセット2の上方に画像形成部3が配設され、その側方に定着装置4が配設され、その上方の装置本体1外に排紙トレイ5が配設されている。給紙カセット2から記録用紙Pを搬送するための搬送路6は、給紙カセット2の一端側から上方へ向かって延設されて画像形成部3に至り、側方へ延設されて定着装置4に至り、その後上方へ湾曲して、排紙トレイ5へ通じるように形成された排紙路7に連結されている。なお、図には示していないが、例えば、本画像形成装置1がデジタル複合機として用いられる場合には、排紙トレイ5の上方に、フラットベッドスキャナとして機能する画像読取部、及び画像読取りや記録の開始等を入力するための操作パネルが配設される。
画像形成部3は、図1に示すように、感光体ドラム30の周囲に配設された帯電装置31、LEDヘッド32、現像装置33、転写ローラ34、及びクリーニングローラ35とから構成されている。これらのうち、感光体ドラム30、帯電装置31、現像装置33、及びクリーニングローラ35は、プロセスユニットとしてカートリッジに収容されて一体となっており、トナー切れやメンテナンスの際に画像形成装置1から容易に着脱できるようになっている。
感光体ドラム30は、表面に有機感光体による光導電膜が形成され、図外のモータにより所定速度で回転するものであり、帯電装置31により一定電圧に帯電される。帯電装置31は、所謂スコロトロン帯電器と呼ばれる非接触のコロナ帯電方式のものであり、図には詳細に示していないが、半空間を形成するケーシング電極の略中心に放電ワイヤが配設されるとともに、感光体ドラム30側にグリッド電極が配設されてなり、その放電ワイヤに所定の電圧が印加されることによりコロナ放電が生じ、そのコロナ放電によるイオン量をグリッド電極で制御するものである。なお、帯電装置31には、非接触のコロナ帯電方式に代えて接触型のローラ帯電方式等、他の帯電装置を採用してもよい。
LEDヘッド32は、LEDアレイを記録画素数だけ並設し、そのLEDアレイが発した光をセルフォックレンズアレイで感光体ドラム30の表面に結像する、いわゆる自己発光型のプリンタヘッドであり、感光体ドラム30に対して画像情報に基づいて感光体ドラム30の表面を選択的に露光して、その表面に静電潜像を形成するものである。帯電装置31により帯電された感光体ドラム30の表面は、LEDヘッド32により露光されることにより表面電位が減衰し、露光されていない部分との電位差により静電潜像が形成される。また、画像情報は、例えばフラットベッドスキャナとして機能する図外の読取載置台が読み取った原稿の画像が電気信号としてLEDヘッド32に送信されるようになっている。なお、露光装置としては、LEDヘッド32の他に半導体レーザを用いた走査光学系のものを採用してもよい。
現像装置33は、供給ローラ36と、現像ローラ37と、トナー容器38とを具備してなり、不図示の電気回路から供給ローラ36及び現像ローラ37の各々に印加されるバイアス電圧の差によりトナー容器38のトナーTが正に摩擦帯電されるとともに供給ローラ36を経て現像ローラ37へ供給され、現像ローラ37の表面にトナー層が形成される。トナー層が形成された現像ローラ37が感光体ドラム30に近接した位置で回転され、感光体ドラム30の静電潜像との電位差により現像ローラ37上のトナーTが感光体ドラム30へ移動し、この静電潜像に基づいてトナー画像が感光体ドラム30の表面に形成される。また、本画像形成装置1は、クリーナレスシステムであり、トナー非転写時において、感光体ドラム30上のトナーTは、現像装置33により回収される。なお、このような現像装置33は一例であり、磁性トナー又は非磁性トナーの選択や、接触現像法又は非接触現像法の選択等は任意である。また、トナーTは、正に摩擦帯電されるものとしたが、負に帯電されるものとし、システム全体も逆極性のシステムとしてもよい。
転写ローラ34は、図2に示すように、シャフトと、カーボン導電材又はイオン導電材を用いた発泡体とからなるローラであって、搬送路6の対向位置において感光体ドラム30に圧接されており、プリンタコントローラ80により制御される転写ローラ用電源81からシャフトにバイアス電圧が印加されるようになっている。給紙カセット2から搬送路6を経て供給された記録用紙Pを感光体ドラム30及び転写ローラ34がニップして転写バイアスが印加されることにより、感光体ドラム30の表面に形成されたトナー画像が記録用紙Pへ転写される。
クリーニングローラ35は、図2に示すように、転写ローラ34より感光体ドラム30の回転方向下流において感光体ドラム30に圧接されたローラであり、プリンタコントローラ80により制御されるクリーニング部材用電源82からバイアス電圧が印加されることにより、感光体ドラム30の表面に残留したトナーTを一時的に回収したり、感光体ドラム30の表面に残留した紙粉を除去するとともに静電潜像を消去するものである。これにより、感光体ドラム30の表面が清掃されて連続使用が可能となる。また、図示していないが、クリーニングローラ35に付着した紙粉等を除去する装置を備えている。なお、クリーニング部材として、クリーニングローラ35の代わりにクリーニングブラシ等による他の接触型の方式を採用してもよい。
転写ローラ34とクリーニングローラ35は、同一径を有しており、転写ローラ34の直径φD1とクリーニングローラ35の直径φD2は、図3に示すように、等しいものである。さらに、転写ローラ34と感光体ドラム30のニップ部とクリーニングローラ35と感光体ドラム30のニップ部の感光体ドラム30上の距離Lは、転写ローラ34の円周及びクリーニングローラ35の円周と等しいものであり、次式が成り立つ関係にある。
(数1)
φD1*π=φD2*π=L
また、転写ローラ用電源81とクリーニング部材用電源82は、図2に示すように、1本の信号線によりプリンタコントローラ80と接続されており、プリンタコントローラ80は、同一のEnable信号により転写ローラ用電源81とクリーニング部材用電源82を制御して転写ローラ34とクリーニングローラ35に印加されるバイアス電圧を制御できるようになされている。このように、プリンタコントローラ80から転写ローラ用電源81とクリーニング部材用電源82に信号を送る信号線を1本にしているため、回路を簡素化でき、高圧基板も小サイズ化できる。このように構成された画像形成部3により、図外のフラットベッドスキャナで読み取られた原稿の画像データに基づくトナー画像が記録用紙P上に転写されるようになっている。
定着装置4は、図1に示すように、感光体ドラム30の下流側の搬送路6に配設されており、その搬送路6の対向位置にそれぞれ配設されたヒートローラ40及び圧接ローラ41と、ヒートローラ40を内部に配設した耐熱性を有する定着ケーシング42とを具備してなり、搬送路6を搬送された記録用紙P上のトナー画像を加熱及び加圧して融着するものである。ヒートローラ40の表面はハロゲンランプ43により所定の温度に維持されており、ヒートローラ40は、トナー画像が転写された記録用紙Pに加熱してそのトナー画像を溶融する。また、このヒートローラ40にEPDM発泡体等からなる圧接ローラ41が所定の圧力で圧接されており、双方が回転自在に配設されている。トナー画像が転写された記録用紙Pがヒートローラ40と圧接ローラ41とにニップされることにより、記録用紙P上のトナーが溶融されて記録用紙Pに定着される。
搬送路6は、図1に示すように、給紙カセット2から画像形成部3へ略上方に向かって延設されており、その途中に、記録用紙Pの搬送姿勢を調整するための一対のレジストローラ60が設けられており、該レジストローラ60から湾曲しながら略水平方向へ延設されている。レジストローラ60は、感光ドラム30へのトナー像の形成と同期して駆動回転する。排紙路7は、図1に示すように、搬送路6との合流部から湾曲しながら略垂直上方へ向かって延設されており、排紙路7の排紙トレイ5側の端部には、排紙ローラ70が配設されている。
以上のように構成された画像形成装置1において、トナー非転写時の感光体ドラム30の回転中に行われる転写ローラ34とクリーニングローラ35のクリーニングシーケンスについて説明する。
クリーニング開始時の初期状態においては、図5(a)に示すように、転写ローラ34とクリーニングローラ35にトナーTが付着している。図4は、転写ローラ34とクリーニングローラ35のクリーニングシーケンスを示すタイムチャートである。プリンタコントローラ80は、転写ローラ用電源81とクリーニング部材用電源82に同一のEnable信号を送ることにより、図示するように、正極性かつ同一大きさのバイアス電圧を転写ローラ34とクリーニングローラ35に△t時間印加して、感光体ドラム30との電位差を発生させる。ここで、この△t時間は、転写ローラ34が1回転するのに要する時間と同じであり、△t時間と、このクリーニングシーケンスにおけるプロセススピードVと、前記転写ローラ34と感光体ドラム30のニップ部とクリーニングローラ35と感光体ドラム30のニップ部の感光体ドラム30上の距離Lとは以下の関係が成立する。
(数2)
△t*V=L=φD1*π=φD2*π
すなわち、△t時間経過後、図5(b)に示すように、転写ローラ34及びクリーニングローラ35と感光体ドラム30との電位差により、転写ローラ34上のトナーTとクリーニングローラ35上のトナーTが感光体ドラム30上に移動する。これにより、転写ローラ34とクリーニングローラ35は、クリーニングされる。
次いで、プリントコントローラ80は、転写ローラ用電源81とクリーニング部材用電源82に同一のEnable信号を送ることにより、図4に示すように負極性で同一大きさのバイアス電圧を転写ローラ34とクリーニングローラ35に△t時間印加する。クリーニング開始から△t*2時間後は、図5(c)に示すように、感光体ドラム30上の転写ローラ34の円周分のトナーTがクリーニングローラ35上に移動する。
そして、プリントコントローラ80は、再度、転写ローラ用電源81とクリーニング部材用電源82に同一のEnable信号を送ることにより、正極性かつ同一大きさのバイアス電圧を転写ローラ34とクリーニングローラ35に△t時間印加する。クリーニング開始から△t*3時間後は、図5(d)に示すように、クリーニングローラ35上のトナーTが感光体ドラム30上に移動する。これにより、クリーニングローラ35は、再度クリーニングされ、クリーニングローラ35から感光体ドラム30上に移動したトナーTは、現像装置33によって回収される。
このように、転写ローラ34とクリーニングローラ35は、クリーニングされるが、これを繰り返すことにより、感光体ドラム30上に残留したトナーTを完全に回収することができる。すなわち、クリーニングシーケンスに要するトータルクリーニング時間Tは、予め設定されており、該トータルクリーニング時間Tは、次式で表される。
(数3)
T≧(φD1*π/V)*(2n+1)=△t*(2n+1)
T≧(φD2*π/V)*(2n+1)=△t*(2n+1)
n=0,1,2,...
これは、プリントコントローラ80は、少なくとも転写ローラ34の全周分のトナーT又はクリーニングローラ35の全周分のトナーTが感光体ドラム30上に移動するまでの時間(△t)以上クリーニングを行うことを示しており、また、感光体ドラム30上にトナーTが移動した状態でクリーニングシーケンスを終了することを示している。この△t時間は、クリーニングが転写ローラ34の全周及びクリーニングローラ35の全周にわたって行われるのに要する時間であり、すなわち、1回のクリーニングシーケンスにより、転写ローラ34及びクリーニングローラ35の全周をクリーニングでき、記録用紙Pへの画像不良の発生を防止できる。
トータルクリーニング時間T経過時において、プリントコントローラ80は、Enable信号をオフにしてクリーニングシーケンスを終了する。このように、1つのEnable信号のオン/オフのみにより転写ローラ34及びクリーニングローラ35のクリーニングを行うため、複雑な回路を必要とせずに転写ローラ34及びクリーニングローラ35のクリーニングを行うことができる。
例えば、トータルクリーニング時間Tが△t*4時間の場合、△t*3時間後は、図5(c)に示すように、クリーニングローラ35にトナーTが移動し、△t*4時間後は、図5(d)に示すように、感光体ドラム30上にトナーTが移動する。クリーニングローラ35から感光体ドラム30上に移動したトナーTは、現像装置33によって回収され、プリントコントローラ80は、Enable信号をオフにしてクリーニングシーケンスを終了する。このように、1つのEnable信号のオン/オフのみにより転写ローラ34及びクリーニングローラ35のクリーニングを行うため、複雑な回路を必要とせずに転写ローラ34及びクリーニングローラ35のクリーニングを行うことができる。
以上の説明から明らかなように、本発明の実施の形態に係る画像形成装置1においては、同一のEnable信号により転写ローラ34及びクリーニングローラ35へのバイアス電圧の印加を制御するため、信号線を1本減らすことができるとともにトランス等の回路を簡素化でき、高圧基板も小サイズ化することができ、コストダウンすることができる。
また、転写ローラ34及びクリーニングローラ35に印加するバイアス電圧と感光体ドラム30との電位差を制御することにより転写ローラ34及びクリーニングローラ35のクリーニングを行うため、転写ローラ及びクリーニング部材のクリーニングを簡素な回路において行うことができる。
また、1つのEnable信号のオン/オフのみにより転写ローラ34及びクリーニングローラ35のクリーニングを行うため、複雑な回路を必要とせずに転写ローラ34及びクリーニングローラ35のクリーニングを行うことができる。
さらに、クリーニングが転写ローラ34の全周及びクリーニングローラ35の全周にわたって行われるのに要する時間以上クリーニングを行うため、転写ローラ34及びクリーニングローラ35の全体をクリーニングでき、記録用紙Pへの画像不良の発生を防止できる。
なお、本発明は上記実施の形態に限定されるものではなく、本発明の要旨の範囲内で種々の変形実施が可能である。例えば、クリーニング部材としてクリーニングローラ35を用いたが、クリーニングブラシであってもよく、この場合、クリーニングがクリーニングブラシの全幅にわたって行われるのに要する時間以上クリーニングを行うものとする。また、クリーニングシーケンスにおいて、正極性のバイアス電圧を印加した後に、負極性のバイアス電圧を印加して感光体ドラム30との電位差を生じさせたが、正極性のバイアス電圧を印加した後にバイアス電圧の印加をオフにすることにより感光体ドラム30との電位差を生じさせてもよい。
本発明は、複写機、プリンタ、ファクシミリ、デジタル複合機等に用いられる画像形成装置に適用可能である。
本発明の実施の形態に係る画像形成装置の構成例を示した概略断面図である。 図1の画像形成装置の要部断面、プリンタコントローラ、転写ローラ用電源、及びクリーニング部材用電源の構成の概略を示す図である。 感光体ドラム、転写ローラ、及びクリーニングローラの関係を示す断面模式図である。 クリーニングシーケンスを示すタイムチャートである。 △t時間毎の残留トナーの位置を示した模式断面図である。 従来の画像形成装置の要部断面、プリンタコントローラ、転写ローラ用電源、及びクリーニング部材用電源の構成の概略を示す図である。
符号の説明
1 画像形成装置
30 感光体ドラム
31 帯電装置
34 転写ローラ
35 クリーニングローラ(クリーニング部材)
80 プリンタコントローラ(制御手段)
P 記録用紙

Claims (4)

  1. 感光体ドラムと、搬送される記録用紙を前記感光体ドラムとともにニップする転写ローラと、前記感光体を一定電圧に帯電させる帯電装置と、前記転写ローラより前記感光体ドラム回転方向下流側において前記転写ローラと前記帯電装置との間に配設されたクリーニング部材と、を具備する画像形成装置であって、
    前記転写ローラ及びクリーニング部材へのバイアス電圧の印加を制御する制御手段を備え、
    該制御手段は、同一のEnable信号により前記転写ローラ及びクリーニング部材へのバイアス電圧の印加を制御することを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記制御手段は、転写ローラ及びクリーニング部材に印加するバイアス電圧と前記感光体ドラムとの電位差を制御することにより前記転写ローラ及びクリーニング部材のクリーニングを行うことを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
  3. 前記制御手段は、1つのEnable信号のオン/オフのみにより前記転写ローラ及びクリーニング部材のクリーニングを行うことを特徴とする請求項1又は2記載の画像形成装置。
  4. 前記制御手段は、前記クリーニングが前記転写ローラの全周及びクリーニング部材の全周又は全幅にわたって行われるのに要する時間以上クリーニングを行うことを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の画像形成装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN114647171A (zh) * 2020-12-18 2022-06-21 佳能株式会社 图像形成装置

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