JP2009025440A - 画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】回転駆動される像担持体に、この像担持体を帯電手段により帯電させる工程を含む画像形成工程を適用して画像形成を実行する画像形成装置において、商用電源から画像形成装置への電力供給が遮断された状態時においても、画像流れへの対応を可能にして、長期に亘って良好な画像品質を維持する。
【解決手段】商用電源ライン301による像担持体の回転駆動系とは別に、像担持体を回転駆動させることができるエネルギー補助手段307を有し、商用電源301から画像形成装置への電力供給が遮断された状態時には、画像形成装置の過去の画像形成情報と画像形成装置が配置されている環境情報をもとに、画像品質を維持するために像担持体の回転動作が必要か否かを判断し、必要と判断されたときの像担持体の回転制御を前記エネルギー補助手段307を用いて実行させる制御シーケンスを有する。
【選択図】図2

Description

本発明は、回転駆動される像担持体に、この像担持体を帯電手段により帯電させる工程を含む画像形成工程を適用して画像形成を実行する画像形成装置に関する。
複写機、レーザビームプリンタ、ファクシミリなどの転写式電子写真法を使用した画像形成装置では、像担持体である感光体を中心に、帯電、画像露光、現像、転写、分離、クリーニング等の画像形成工程を実行する各装置が配設されている。そして、感光体上のトナー像を記録材(転写材)に直接転写、或いは中間転写後に記録材に転写し、記録材上に形成されたトナー像を定着装置にて定着して機外に排出する。
このような画像形成装置においては、画像形成を行う準備が必要で、ウォームアップまでの時間をかなり必要としていた。ところが、近年、ユーザーの使い勝手の向上要求と地球環境問題から省エネルギー化に対するユーザー要求が厳しく、ウォームアップ時間の短縮及び画像形成が行なわれていない時の電力消費をできるだけなくすことが要請されている。
これに応える形で近年、定着装置の低熱容量化によりウォームアップ時間が非常に短くなり、装置の使われ方としてもコピー動作終了後すぐに電源がOFFされるという使われ方が多くなった。また、省エネルギー化するために画像形成動作が終了して一定時間後に定着装置の温度調整をおこなう省エネルギーモードを設けたり、一定時間後に装置全体を自動的にOFFさせて省電力化させるような対策が取られてきている。また、ユーザーの省エネに対する意識が高まりにより、夜間や週末といった時間帯においては、オフィスへの電源供給を元から遮断するといった省エネ対応も行なわれるようになっている。またユーザー自身が電源コンセントをOFFさせることも頻繁に行なわれるようになってきている。
一方、画像形成装置は、画像形成終了後においても、その使われ方によって、画像形成終了直後に電源供給を断たれると幾つかの不都合が生じる場合がある。
その1つである画像流れについて説明する。現在、画像形成装置で広く使用される帯電装置には、導電性ブラシや導電性ローラなどの帯電部材を使用した接触帯電装置がある。また、感光体と帯電部材間を30〜250μm程度隔離した非接触帯電装置がある。また、金属ワイヤや鋸歯状の電極をシールド電極で囲った構成のコロナ放電装置などがある。これら帯電装置のなかで、タングステンワイヤ等の金属ワイヤを用いた放電装置は、金属ワイヤが比較的安価で交換が容易で比較的長寿命であることから、今でも高耐久、低ランニングコストが要求される画像形成装置においては広く利用されている。
しかし、コロナ放電生成物が多くなる。また、硝酸アンモニウム等のイオン性の放電生放電の多くがシールド電極に流れるように構成されるために放電電流が大きく、コロナ放電生成物であるオゾンや窒素酸化物の発生が多い。コロナ放電生成物の直接の被爆を受ける感光体表面は、その酸化作用によって表面にカルボニル基やカルボン酸や水酸基等の増大といった変質を受ける。さらに、この変質によって表面は親水化し、水分吸着成物が感光体に付着する等により、表面抵抗の低下が発生し、解像度が低下して画像流れ、ぼけといった画像品質の低下を起こすことが知られている。
また、コロナ放電生成物は、シールド電極に付着蓄積して蓄積再放出を繰り返し、非常に長時間に渡り、徐々に放電生成物が放出されていく。このため、感光体停止時に帯電器に対向していた感光体の部分がとくにひどく画像流れが発生する。また、画像流れのレベルとしては、たとえば、数時間とか10時間では発生していなかった画像流れが、1日放置でやや弱く発生し、1日目より2日目、3日目と徐々に停止期間が長いと悪化する。そのため、週末に電源OFFしてコンセントが抜かれた画像形成装置の場合、翌週の月曜日に画像流れが発生するということが良く生じる。
この画像流れを防止・緩和するためには、放電生成物が帯電器周辺部に滞ることは良くない。そのため、従来から、これらを防止するために、帯電器に開口部を設け、開口部から放電生成物を排出することやファンによる帯電器への送風により帯電器周辺に漂う高濃度の放電生成物をうすめることがなされている。また、感光体に放電生成物が付着しないように、帯電器と感光体の間に遮蔽物を帯電動作終了後に配置すること(特許文献1)、感光体に水分が吸着しないように除湿ヒータを設けることが提案されている。また、或いは、感光体表面を研磨して、表面に付着した放電生成物と変質した表面を削り取って疎水化すること、或いは、感光体と帯電器対向面が帯電動作終了後に移動するように回転させること等が提案されている。この中で、例えば、特許文献2には、非画像形成処理時に感光体ドラムの回転操作を実行し、回転操作開始時とは異なる角度で感光体ドラムが停止するようにして画像流れが局所的に悪化することを防止する提案がなされている。
特開昭61−50170号公報 特開2005−77575号公報
しかしながら、上記従来例において、ファン回すこと、ヒータで暖めること、或いは感光体を回転させることは、商用電源からの電力供給によりなされるもので、商用電源ラインからの電力供給が断たれた場合の画像流れへの対応方法については記載がない。そのため、商用電源コンセントから画像形成装置側の電源プラグがユーザーによって抜かれてしまった場合や、電源ラインのブレーカーがOFFされてしまった場合においては、画像流の発生を防止することが出来なかった。
そこで、本発明の目的は、商用電源から画像形成装置への電力供給が遮断された状態時においても、画像流れへの対応を可能にして、長期に亘って良好な画像品質を維持する事の出来る画像形成装置を提供することにある。
上記目的を達成するための本発明に係る画像形成装置の代表的な構成は、回転駆動される像担持体に、この像担持体を帯電手段により帯電させる工程を含む画像形成工程を適用して画像形成を実行する画像形成装置において、商用電源ラインによる像担持体の回転駆動系とは別に、像担持体を回転駆動させることができるエネルギー補助手段を有し、商用電源から画像形成装置への電力供給が遮断された状態時には、画像形成装置の過去の画像形成情報と画像形成装置が配置されている環境情報をもとに、像担持体の回転動作が必要か否かを判断し、必要と判断されたときの像担持体の回転制御を前記エネルギー補助手段を用いて実行させる制御シーケンスを有することを特徴とする。
本発明によれば、商用電源から画像形成装置への電力供給が遮断された状態時においても、画像流れへの対応が可能となり、長期に亘って良好な画像品質を維持する事の出来る。
ここで、以下の実施の形態に記載されている構成部品の寸法、材質、及び形状、その他相対配置などは、特に特定的な記載がない限りは、この発明の範囲をそれらのみに限定する趣旨のものではない。
<実施の形態1>
(1)画像形成装置例
図1は本発明を適用した画像形成装置例の概略構成図である。この画像形成装置は、回転駆動される像担持体に、この像担持体を帯電手段により帯電させる工程を含む画像形成工程を適用して画像形成を実行する画像形成装置である。より具体的には、1ドラム−4サイクルタイプ−中間転写構成の電子写真4色フルカラー画像形成装置であり、複写機、プリンタ、ファクシミリとして使用される複合機能機である。複写機モードの場合は、装置本体(画像形成部)Aの上部に搭載の画像読取り部Bからコントローラ305に入力した原稿の光電読取り画像情報が画像処理され、装置本体Aが複写機として機能する。画像読取り部Bは、原稿を光学的に走査して画像をRGB(レッド・グリーン・ブルー)の3原色に色分解光電読み取りする。コントローラ305は画像形成装置を統括制御する制御手段(制御回路部、制御基板)である。プリンタモードの場合は、外部装置であるパーソナルコンピュータCからコントローラ305に入力した電気的画像情報が画像処理され、装置本体Aがプリンタとして機能する。ファクシミリ受信モードの場合は、外部装置である相手方ファクシミリ装置Cからコントローラ305に入力した電気的画像情報が画像処理され、装置本体Aがファクシミリ受信装置として機能する。ファクシミリ送信モードの場合は、画像読取り部Bで光電読取りした原稿の電気的画像情報がコントローラ305により外部装置である相手方ファクシミリ装置Cに送信される。
装置本体Aにおいて、1は像担持体としてのドラム型の電子写真感光体(以下、感光体と略記する)であり、中心軸を中心に回転可能に配設されている。そして、ドラムモータM1(図2)により矢印の反時計方向R1に所定のプロセススピード(周速度)で回転駆動される。
本例では、感光体1としてアモルファスシリコン感光体を使用している。即ち、感光体1は、ドラム型の導電性支持体上に、非晶質シリコンを主成分とした光導電層を設けて構成されている。一般的に、アモルファスシリコン感光体と呼ばれているものである。このような感光体1を用いて静電潜像形成を行う場合、露光による光減衰特性が、OPC感光体(有機感光体)などよりも直線的に変化するため、静電潜像形成における孤立ドットの再現性に優れ、高画質な画像が得られる。感光体1は、それぞれ電子写真画像形成に必要な機能が分離された積層構造をしており、最内側の層は、主にアルミニニウムなどの金属導電材が用いられる。導電支持部体、電荷注入を阻止する阻止層、光の照射により電荷対の発生が行われる電荷発生層、発生した電荷が移動可能な電荷輸送層、最表層に電荷を保持するための電荷保持層が積層されている。
回転する感光体1は、その表面が一次帯電器(帯電手段)2により所定の極性・電位に一様に一次帯電処理される。
本例では、一次帯電器2としてスコロトロン方式のコロナ帯電器(コロナ放電式の帯電器)を用いており、シールド2aと、放電ワイヤ2bと、グリッド2cとを有している。放電ワイヤ2b(本例では、2本使用しているが、1本又は3本以上でもよい)として直径40〜100μm程度のタングステンワイヤを使用している。ただし、導電性材料(表層に酸化防止層を持たせたてもよい)で形成されたワイヤや、別の針電極、鋸歯電極等の放電可能な導電材料を使用することもできる。放電ワイヤ2bに印加する電圧(帯電バイアス)は、最大で10KV、電流量として1400μA程度のものが印加されて放電動作が行われる。グリッド2cとしては、直径50〜200μmの導電部材(SUS304、430や他の導電性材料)を用いている。ただし、金属導電材料にエッジング加工によって網目などの特定のパターン形状を施したものを採用してもよい。上述の一次帯電器2により、感光体1表面は、200〜600V程度の範囲に帯電される。
そして、感光体1の帯電処理面に対して、露光装置(露光手段)3により像露光がなされる。これにより、感光体1の表面に像露光パターンに対応した静電潜像が形成される。
本例において、露光装置3はレーザ露光装置である。レーザ露光装置3は、コントローラ503から入力する画像信号に対応して変調されたレーザ光を半導体レーザから出力して、回転する感光体1の一次帯電面を走査露光Lする。これにより、感光体表面の露光明部の電位減衰により像露光パターンに対応した静電潜像が形成される。本例では、画像イメージの非画像部分を像露光している。
露光装置3は、半導体レーザ光の他、LED光等の公知の光源を利用したものを使用することができる。露光装置3については特に制限はなく、感光体表面に対し、半導体レーザ光、LED光を、所望の像露光イメージに露光できる光学系機器であればよい。
そして、上記のようにして感光体表面に形成された静電潜像が現像装置(現像手段)5によりトナー像として現像される。なお、4は像露光部と現像部の間に配設した電位センサ(電位検知手段)であり、感光体表面の電位状態を検知してコントローラ503にフィードバックする。コントローラ503はフィードバックされる検知電位に基づいて一次帯電器2に対する印加電圧等のプロセス条件を調整制御する。
本例において、現像装置5は、第1の現像装置5Aと、第1の現像装置5Aよりも感光体回転方向下流側の第2の現像装置5Bを有する。
第1の現像装置5Aは、磁性非接触現像方式で静電潜像を正規現像により黒色(ブラック)Kのトナー像に現像するブラック現像器である。このブラック現像器5Aは、K色トナー現像剤を担持する現像スリーブ5aを有しており、現像スリーブ5aと感光体1との間のギャップを一定に保持させて固定的に配置されている。即ち、現像位置からの離間機構を有していない。このブラック現像器5Aは、感光体1の帯電極性とは逆極性の帯電トナーを用いて現像可能な機能を備えており、トナー像形成時には、所定の駆動が入力される。また、現像時には、DC成分にAC成分を重畳した高圧の現像バイアスが印加される。このとき、現像スリーブ5aと感光体1とのギャップは、100〜300μm程度に保たれ、かつ現像スリーブ上には、1〜2mg/cm程度のトナー層を形成し、AC成分は、1〜3KV程度のピーク間電圧、1〜3kKHz程度の周波数で印加される。
第2の現像装置5Bはローラリー式の現像装置であり、回転自在な回転支持体(ローラリー)5bと、これに搭載された3個の現像器5Y、5M、5Cを有する。現像器5Yは、イエロー色Yのトナーを有する現像剤が収容された現像器であり、静電潜像をY色トナー像に現像する。現像器5Mは、マゼンタ色Mのトナーを有する現像剤が収容された現像器であり、静電潜像をM色トナー像に現像する。現像器5Cは、シアン色Cのトナーを有する現像剤が収容された現像器であり、静電潜像をC色トナー像に現像する。
上述の第2の現像装置5Bは、フルカラー画像形成時に用いられ、感光体1に形成された静電潜像の現像に供される色の現像器が、回転支持体5bの回転により、感光体表面に対向する現像位置に選択的に移動配置されて現像を行う。
このカラー画像形成用の第2の現像装置5Bは、上述の第1の現像装置5Aとは異なり、トナーとギヤリヤとを主成分とする二成分現像剤を用いて磁気ブラシを形成し、この磁気ブラシを感光体表面に接触させて感光体1表面の静電潜像を接触現像する。
上述の第2の現像装置5Bは、公知の技術で用いられている現像手段であり、特に特定の条件を要するものではない。本例では、現像バイアスとして、DC高圧成分にAC成分のピーク間電圧Vppとして、1〜2kV、周波数5〜10kHz程度の矩形波を重畳している。
感光体1の表面に形成されたトナー像は、転写前帯電器(転写前帯電手段)6により所定の転写前帯電を受ける。この転写前帯電は次ぎの一次転写工程の補助工程である。次いで、中間転写体ユニット7の一次転写部T1において、中間転写体としてのエンドレスの中間転写ベルト(以下、ベルトと記す)8の表面に一次転写される。ベルト8は、無端状の誘電体製ベルトであり、複数のローラ9a〜9e間に懸回張設されている。そして、ローラ9aにより感光体1に対して接触状態にされている。感光体1とベルト8の接触ニップ部が一次転写部T1である。ベルト8は、例えばローラ9bを駆動ローラとして、矢印の時計方向R8に感光体1の回転速度に対応した速度で回転駆動される。また、ローラ9aを一次転写ローラとし、このローラ9aに対して、一次転写バイアス印加電源(不図示)から、トナーの帯電極性とは逆極性の所定の一次転写電圧が所定の制御タイミングで印加される。これにより、感光体1上のトナー像がベルト8の面に移動される。
また、ローラ9dを二次転写対向ローラとし、このローラ9dに対してベルト8を挟ませて二次転写ローラ12がシフト機構(不図示)により接離可能に配設されている。二次転写ローラ12がベルト8に接触しているときの接触ニップ部が二次転写部T2である。二次転写ローラ12には、二次転写バイアス印加電源(不図示)から、トナーの帯電極性とは逆極性の所定の二次転写電圧が所定の制御タイミングで印加される。
二次転写ローラ12は、二次転写対向ローラ9dに対してベルト8を挟んで所定に圧接した第1の状態と、ベルト8の外面から離間した第2の状態とにシフト機構により切り換え制御される。二次転写ローラ12は、常時はベルト8の外面から離間した第2の状態に切り換えられて保持されている。第1の状態に切り換えられることで、ベルト8の外面との間に二次転写部T2が形成される。
また、ローラ9dとローラ9eとの間のベルト部分に対向させてベルトクリーニング装置13が配設されている。このベルトクリーニング装置13は、クリーニング部材がベルト8に所定に接した第1の状態と、クリーニング部材がベルト8の外面から離間した第2の状態とにシフト機構(不図示)により切り換え制御される。ベルトクリーニング装置13は、常時はベルト8の外面から離間した第2の状態に切り換えられて保持されている。
フルカラー画像の形成は次のようにしてなされる。まず、感光体1に対して、1色目としての例えばK色トナー像が、上記の一次帯電・像露光・K色トナー現像の画像形成工程により形成される。そして、そのK色トナー像が一次転写部T1において、一次転写電圧が印加されている一次転写ローラ9aによりベルト8上に一次転写される。
ベルト8に転写されないで感光体1の表面に残った一次転写残トナーはドラムクリーニング装置10により感光体1の表面から除去される。ドラムクリーニング装置10は、感光体表面に当接配置されたクリーニングブレードを有しており、このクリーニングブレードによる感光体表面の摺擦によって、感光体表面に付着した、一次転写残トナー等の付着異物を除去する。
ドラムクリーニング装置10により清掃された感光体表面は、次いで、光除電器(除電手段)11により全面露光されて除電(残留電荷の除去)される。光除電器11は、例えば、それ自体公知の光源を用いて照射される。光除電に用いられる露光手段、及び光源の種類に特に制限はない。本例では、露光装置3から発生される光の中心波長が655nmであるのに対して、光除電器11から発生される光の中心波長は660nmとなっている。
上記と同様の画像形成工程(帯電、像露光、現像、一次転写)が、2色目、3色目、4色目としての、例えばY色トナー像、M色トナー像、C色トナー像の順で繰り返えされて、回動しているベルト8の表面に順次に重ね合わせるように一次転写される。これにより、ベルト8上に、K色トナー像、Y色トナー像、M色トナー像、C色トナー像の順次重畳転写からなる未定着のフルカラートナー像(多重トナー像)が合成形成される。なお、色トナー像の形成順序は上記の順序に限られるものではない。
一方、所定の制御タイミングで、給紙カセット(給紙部)14の給紙ローラ15が駆動される。これにより、給紙カセット14に積載収容された、紙、透明フィルム等の記録材Pが一枚分離されて送り出され、シートパス16からレジストローラ17へ送られる。レジストローラ17は、記録材Pの斜行補正と、ベルト8から記録材Pへのトナー像の二次転写のタイミングを制御するもので、給紙カセット14側から給紙された記録材Pの先端を受け止めて一旦停止させる。
また、二次転写ローラ12が所定の制御タイミングで第1の状態に切り変えられる。そして、レジストローラ17の位置で停止されている記録材Pは所定の制御タイミングでレジストローラ17から再給紙され、第1の状態に切り変えられた二次転写ローラ12とベルト8との間の二次転写部T2に導入され、二次転写部T2を挟持搬送されていく。その間、二次転写ローラ12には所定の二次転写電圧が印加されて、ベルト8上のフルカラーのトナー像が記録材P上に静電的に一括で二次転写される。即ち、ベルト8上のフルカラーのトナー像が記録材Pの面に移動される。これにより、記録材P上には未定着のフルカラートナー像が形成される。
記録材Pに転写されないでベルト8の面に残った二次転写残トナーはベルトクリーニング装置13によりベルト面から除去される。このベルトクリーニング装置13により清掃されたベルト8は繰り返して画像形成に供される。ベルトクリーニング装置13は、二次転写部T2にてベルト8から記録材Pに対するトナー像の二次転写がなされるときに、所定の制御タイミングにてベルト8の外面に接触した第1の状態に切り換えられる。ベルトクリーニング装置13は、ベルト8に対するフルカラー画像形成中は第2の状態に保持されてベルト8から離間しており、単色画像形成時は第1の状態に保持されて常時当接するように制御される。
二次転写部T2を出た記録材Pはベルト8の面から分離されて、搬送ベルト装置18によって定着装置(定着手段)19へ搬送され、定着ニップ部Nに導入される。これにより、フルカラートナー像が記録材Pの表面に熱圧定着される。定着装置19は、ヒータを内蔵する定着ローラ19aと、定着ローラ19aに対して相対的に付勢して設けられている加圧ローラ19bを有する。定着ローラ19aと加圧ローラ19bとの圧接部が定着ニップ部Nである。
そして、定着装置19を出た記録材Pは排紙ローラ20により排紙トレイ21上に排紙される。
ここで、上述の、感光体1から中間転写ベルト8上にトナー像を転写する一次転写手段及びベルト8から記録材P上にトナー像を転写する2次転写手段については、特に限定されるものではない。本例では、一次転写手段として一次転写ローラ9aを使用し、2次転写手段として二次転写ローラ12を使用している。これらのローラ9a・12は、導電支持体と、その外周面に形成された導電性弾性ローラとによって構成されている。導電性支持体に一定電流、又は一定電圧などに制御された高圧(一次転写バイアス、二次転写バイアス)が印加され、環境、トナー像、記録材に応じて好適に一次転写及び二次転写が行われるように高圧制御が行われる構成になっている。
感光体1はモータM1(図2)により、中間転写体ベルト8はモータM2により、同一速度に駆動される。また、第1の現像装置5AはモータM3により駆動される。第2の現像装置5Bの現像器5Y・5M・5CはモータM4により駆動され、回転支持体5bはモータM5により駆動される。また、搬送ベルト装置18、及び定着装置19の定着ローラ19aはモータM6により駆動される。各モータM1〜M6は、コントローラ503の制御信号を受けてモータドライバ306(図2)によって駆動制御されている。
F1は一次帯電器2に対する送風ファン(帯電器送風ファン)、F2は吸気ファン、F3は定着装置19等で生じる熱気を排気する廃熱ファンである。これらのファンF1〜F3もコントローラ503の制御信号を受けてモータドライバ306(図2)によって駆動制御されている。
(2)制御系統
本例の画像形成装置は、商用電源ラインによる感光体1の回転駆動系とは別に、感光体1を回転駆動させることができるエネルギー補助手段を有する。そして、コントローラ503は、商用電源から画像形成装置への電力供給が遮断された状態時には、画像形成装置の過去の画像形成情報と画像形成装置が配置されている環境情報をもとに、画像品質を維持するために像担持体の回転動作が必要か否かを判断する。画像品質を維持するための感光体1の回転動作とは、オゾン、NOx等のコロナ生成物の影響による画像流れやぼけの発生を抑制するための回転動作である。そして、必要と判断されたときの像担持体の回転制御を前記エネルギー補助手段を用いて実行させる制御シーケンスを有する。以下、これについて説明する。
図2は本例の画像形成装置の電源供給と制御回路の特徴的部分の説明図である。301は主電源(商用電源)のコンセント、302は画像形成装置側の電源プラグであり、コンセント301に対して差し込まれる。この差し込みにより、画像形成装置が主電源に対して電気的に接続されて、主電源から画像形成装置への電力供給が可能となる。
303と304は、商用電源ラインから作られる5V電源と24V電源である。305は画像形成装置のコントローラ、306はモータドライバ、307はエネルギー補助手段としての補助電源、308は補助電源307に対する充電器である。
SW1はメイン電源スイッチであり、このスイッチSW1がOFFされると、商用電源ラインからの画像形成装置への電力供給はすべて断たれる(商用電源から画像形成装置への電力供給が遮断された状態)。
SW2はコントローラ305の供給電源の切り替えスイッチである。SW3はモータドライバ306の供給電源の切り替えスイッチである。そして、上記のスイッチSW1・SW2・SW3は実際には機械的に連結されており、メイン電源スイッチSW1のON−OFFに連動して切り替わるようになっている。メイン電源スイッチSW1がOFFされると(矢印方向に回転)、スイッチSW2も矢印方向に回転し、電源供給が、電源ラインで作られる5V電源303から、キャパシタ等からなる補助電源307の5V出力に切り替わる。
スイッチSW3も、同じく、メイン電源スイッチSW1がOFFされると、矢印方向に回転し、電源ラインで作られる24V電源304から、補助電源307の24V出力に切り替わるようになっている。
感光体の光感度の安定性と画像流れ防止のため、感光体1に水分が吸着しないように除湿ヒータ(ドラムヒータ)309が配設されている。このヒータ309は商用電源ラインに接続されている。そして、感光体1の表面温度を検知するセンサS1が感光体周辺に配置されている。このセンサS1から表面温度に関する検知信号がコントローラ305に送られる。コントローラ305はこの信号にもづいて、感光体1の表面温度が所定の温度に保たれるように、ヒータ制御スイッチSW4をON−OFF制御して感光体1の表面温度を温調する。
画像形成装置には、その他各種のセンサが配置される。例えば、機外の温度と湿度をモニターするために、給紙装置周辺に配置された温度センサ(機外温度センサ)S2と湿度センサ(機外湿度センサ)S3である。これらのセンサS2・S3からコントローラ305に対して、画像形成装置が配置されている環境情報(温度・湿度)に関する検知信号が送られる。
定着装置19には定着ローラ19aの温度を検知する温度センサS4が配置されており、このセンサS4からコントローラ305に定着ローラ19aの温度に関する検知信号が送られる。コントローラ305はこの信号にもづいて、定着ローラ19aのヒータに対する電力供給量を制御して、画像形成実行時における定着ローラ19aの表面温度を所定の定着温度に温調する。
また、コントローラ305は上記のような各種センサの信号に基づいて各種のファンやモータ等の駆動制御を行う。モータドライバ306には、感光体1の回転を制御するモータM1、その他のモータM2〜M6等が接続されている。また、モータドライバ306には、帯電器送風ファンF1、吸気ファンF2、定着等の廃熱ファンF3等のファンが駆動できるように接続されている。
そして、スイッチSW1、SW2、SW3は操作者によってON−OFF制御されるだけでなく、省エネルギーのため、コントローラ305からの信号(省エネルギーモード信号)によりOFF制御できるように構成されている。
また、画像形成装置側の電源プラグ302が商用電源のコンセント301から急に抜かれてしまう場合、商用電源の大元のブレーカーが落とされ電源供給が落とされた場合、停電の場合の対策として次の構成を採っている。即ち、AC電圧検知回路310はこれらの場合において、AC電圧が一定以上低下したことを検知する。そして、このAC電圧検知回路310からの信号によりスイッチ制御回路311が働き、メイン電源スイッチSW1が自動的にOFFされるように構成されている。
以上のように構成することで、メイン電源スイッチSW1をOFFすることで、補助電源307に切り替えてドラムモータM1の制御を行うことができる。また、補助電源307の充電は、コントローラ305からの信号により画像形成装置の消費電力が100V・15Aの範囲超えないように、画像形成装置の動作中(メイン電源スイッチSW1のON状態時)に行われる。
補助電源307としては、鉛蓄電池やカドニカ電池等のケミカル電池を用いることも可能であるが、充電時間が短く、長寿命である、電気二重層キャパシタを用いることも可能である。また、電気二重層キャパシタとしては、複数の会社から、近年電源モジュールとして大容量のものが市販されており、直列或いは並列に組み合わせることで5V及び25V電源等を作ることが出来る。
コントローラ503は、商用電源から画像形成装置への電力供給が遮断された状態時には、画像形成装置の過去の画像形成情報と画像形成装置が配置されている環境情報をもとに、画像品質を維持するための感光体1の回転動作が必要か否かを判断する。そして、必要と判断したときは、本例では、エネルギー補助手段である補助電源307を用いてドラムモータM1を回転制御して感光体1を回転させる制御シーケンスを実行する。
本例において、実際にドラムモータM1がどのように制御されるのかを説明する。図3は、その制御動作の1例を示すタイムチャートである。
画像形成装置の電源(メイン電源スイッチSW1)がOFFされ、補助電源307がONされ、その後しばらくは画像形成装置を停止したままに放置し、補助電源307を用いてドラムモータM1を駆動して感光体1を回転させる。この感光体1の回転で、ドラムクリーニング装置10のクリーニングブレードによって感光体表面を摺擦して、感光体表面に付着のオゾン、NOx等のコロナ生成物の影響による画像流れを解消する方法である。
これにより、停電時や、画像形成装置側の電源プラグ302を主電源のコンセント301から抜いたり、電源ラインをOFF(メイン電源スイッチSW1−OFF)するユーザーに対しても画像流れの発生のない画像形成装置を実現できる。
図3において、まず、画像形成装置は、メイン電源スイッチWS1がONにされていて電源が入っている状態にある(商用電源ラインがONの状態時)。この状態で画像形成動作が行われる。このメイン電源スイッチWS1がONのときは、商用電源ラインによりドラムモータM1が回転駆動されて、感光体1が回転駆動される。たとえば、画像形成設定枚数によって異なるけれども、画像形成が時間hh1(秒)行われ、また、画像形成が行われなかった時間hh2(秒)を経過する。この画像形成が行われなかった時間hh2の間は、ドラムモータM1はOFFであり、感光体1は回転を停止している。そして、次ぎに、画像形成が時間hh3(秒)行われる。そして、画像形成が行われない時間hh4(秒)が経過する。この画像形成が行われなかった時間hh3の間は、ドラムモータM1はOFFであり、感光体1は回転を停止している。その後に、メイン電源スイッチSW1がOFFされる。即ち、商用電源から画像形成装置への電力供給が遮断された状態時にされる。そして、メイン電源スイッチWS1のOFFとともに、補助電源307がONされる。機外温度センサS2と機外湿度センサS3は、電源−ON時、OFF後も継続的に温度および湿度を検知し、信号をコントローラ305に送っている。コントローラ305は、この補助電源307から電力が供給される。
コントローラ305は、メイン電源スイッチWS1のOFF前(商用電源ラインのOFF前)の画像形成装置の過去の画像形成情報として、一定時間内(例えば、WS1−OFF前8時間)の動作情報を記憶している。動作情報は、例えば、感光体1の回転時間(積算の回転時間)、或いは帯電器2の感光体帯電時間(積算の帯電時間)などである。
本例においては、動作情報は、感光体1の積算の回転時間としている。即ち、コントローラ305は、ドラムモータM1の回転時間(感光対1の回転時間)をつねに積算しておく積算カウンタ1(不図示)をもっている。このカウンタ1は、画像形成が行なわれない時は減算していく。1時間内のモータ回転時間の割合が常にわかるカウンタである。そして、コントローラ305は、メイン電源スイッチWS1がOFFされると一定時間(たとえば8時間)前までのモータ回転時間の積算値(図3の例では(hh1+hh2))を記憶している。
そして、コントローラ305は、メイン電源スイッチWS1がOFFされると、上記の画像形成装置の過去の画像形成情報と画像形成装置が配置されている環境情報をもとに、画像品質を維持するための感光体1の回転動作が必要か否かを判断する。そして、必要と判断したときは、補助電源307を用いてドラムモータM1を回転制御して感光体1を回転させる制御シーケンスを実行する。具体的には、メイン電源スイッチWS1がOFFされると、積算カウンタ1の値と機外温度湿度センサS2・S3の値(T,H)から所定時間後(たとえば16時間経過後)に行なう感光体1の回転制御の回転数を決定し、所定回転数の回転を行って停止する。
図4は上記の制御動作のフローチャートである。図4において、コントローラ305或いは操作者によってメイン電源スイッチ(電源スイッチ)SW1がOFFされる(ステップ1)。すると、ドラムヒータ309がOFF(ステップ2)し、補助電源307がONする(ステップ3)。コントローラ305は、メイン電源スイッチSW1がOFFに切り替わったことを認識すると、カウンタ1の値を取得する(ステップ4)。そして、所定の時間たとえば16時間経過後(ステップ5)、次に環境情報T(そのときの温度)、H(そのときの湿度)を取得する(ステップ6)。そして、カウンタ1と環境情報である温湿度T,Hから、何分間(Tp、たとえば2分摺擦回転)感光体1を回すかを決定する(ステップ7)。この値は、テーブルを作って各条件にあわせて決定すればよいが、湿度が高いほど、そしてカウンタ値が高いほど回転数を大きくするようにする。そして、16時間ごとに上記条件で回転させ(ステップ9)、放置時間が72時間を超えた場合(ステップ8)、それ以上の画像流れの変化はないとして、以後は感光体1の回転はさせずに補助電源307をOFFさせて終了する(ステップ10)。超えていない場合は、72時間経過するまで補助電源307をONさせておく(ステップ9→5)。
以上のように、画像形成装置のメイン電源スイッチSW1がOFFされた後、補助電源307をONさせ、所定時間後に感光体1を回すようにした。これにより、メイン電源スイッチSW1−OFF後、ユーザーが画像形成装置側の電源プラグ302を主電源のコンセント301から抜いたり、商用電源ラインをOFFして画像形成装置を放置しても画像流れが発生しないように出来る。
なお、商用電源ラインがONされている状態で画像形成装置が放置されている場合の、画像品質を維持するための、感光体1の回転動作、ファン駆動動作、ドラムヒータへの電力供給等は、従来例の場合と同様に、商用電源ラインの電力により実行される。
また、省エネルギーのため、コントローラ305からの信号(省エネルギーモード信号)によりメイン電源スイッチSW1がOFFされたときは、これに連動して補助電源307がONに切り替えられる。これにより、補助電源307を用いた感光体1の回転制御が実行される。
<実施の形態2>
前記実施の形態1においては、電源−OFF後に感光体1を回転動作させるためのエネルギー補助手段として補助電源307を用いた。しかし、上記のエネルギー補助手段としては、補助電源307にかぎられることはなく、機械的エネルギー蓄積手段にすることもできる。即ち、電源−ON時に機械的エネルギーの形で感光体回転力を貯めることで、電源−OFF後の感光体回転駆動動作を行うことも可能である。
この方法は、比較的簡単な構成であり、補助電源307を用いる場合にくらべて、初期コストをさげてつくることが可能である。
図5はその機械的エネルギー蓄積手段の一例の説明図ある。図5は、画像形成装置の感光体1を長手軸方向に見た図であり、図面上、左が画像形成装置の手前側(被駆動側)になり、右が奥側(駆動側)になる。そして、感光体1の奥側には感光体1を駆動するギヤ62と感光体1を駆動するドラムモータM1がある。また、ドラムモータM1とは別に、ゼンマイばね66とこのゼンマイばねの巻き上げと巻き上げ量を制御するモータ67がある。そして、このゼンマイばね66の力によって、感光体駆動ギヤ64に伝える駆動力を制御するギヤボックス65がある。
モータ67によるゼンマイばね66の巻上げ量は、コントローラ305からの信号で制御されるようになっている。
そして、メイン電源スイッチSW1がOFFされると同時に、補助電源307がONされる。また、感光体1を回転する駆動系が、ドラムモータM1側から、ゼンマイばね66の側の駆動ギヤ64側に切り替えられる。そして、ゼンマイばね66を開放する制御がなされることで、ゼンマイばね66の力によってギヤ64・ギヤ62を介して感光体1が非常にゆっくり回転するようになっている。ゼンマイばね66の開放はメイン電源スイッチSW1がOFFされる時、コントローラ305からの信号により機械タイマー(不図示)が動き出し、このタイマーが一定時間後に巻き上げ制御モータ67のブレーキが解除手段68により開放され回転が開始される。
ゼンマイばね66の巻上げ制御は、電源−ON時に、画像形成装置の画像形成時間に応じておこなわれ、画像形成時間が長くなると巻き上げ量が多くなる。さらに、湿度が一定以上(たとえば、40%以上)のとき行われ、それ以下(40%以下)の場合巻き上げは行なわれない。
以上のように構成することでメイン電源スイッチSW1がOFFになってから所定時間経過後に感光体1が回り、画像流れを防止することが出来る。
以上説明したように、商用電源からの電力供給と遮断を切り替えるメイン電源スイッチがOFFされた時に、感光体回転駆動系をエネルギー補助手段側に切り替えるようにした。これにより、電源OFF後のコンセントOFFや電源ラインのブレーカー等が落とされ電源ラインからの電力供給がなされなくなった時も画像流れの防止を行なうことが出来る。即ち、感光体に対する、オゾン、NOx等のコロナ生成物の影響を抑制し、長期に亘って良好な画像品質を維持する事の出来る。
ここで、上述した実施の形態の画像形成装置は、感光体1に形成した画像を中間転写体8を介して記録材Pに転写する中間転写構成の装置であるが、画像形成装置は、感光体1に形成した画像を記録材に直接に転写する構成のものであってもよい。
感光体1は、ドラム型の形態に限られず、回動駆動されるフレキシブルるなエンドレスベルト型の形態のものにすることもできる。
像担持体は、電子写真感光体に限られず、静電記録誘電体であってもよい。即ち、画像形成装置は、回転駆動される像担持体に、この像担持体を帯電手段により帯電させる工程を含む画像形成工程を適用して画像形成を実行する装置であればよい。
実施の形態1の画像形成装置の概略図 電源部とコントローラ部を説明する図 制御を説明する図 制御フロー図 実施の形態2の要部図
符号の説明
1・・感光体、2・・一次帯電器、3・・露光装置(露光手段)、4・・電位センサ、5・・現像装置(現像手段)、7・・中間転写ベルトユニット、10・・ドラムクリーニング装置、11・・光除電器、9a・・一次転写ローラ、9d・・二次転写対向ローラ、12・・二次転写ローラ、18・・搬送ベルト装置、19・・定着装置、301・・主電源のコンセント、302・・画像形成装置側の電源プラグ、303・・5V電源、304・・24V電源、305・・コントローラ、306・・モータドライバ、307・・補助電源、308・・充電器、309・・ドラムヒータ、62・・ギヤ、64・・ギヤ、65・・ギヤボックス、66・・ゼンマイばね、67・・巻き上げ量制御モータ、68・・ブレーキ解除手段

Claims (9)

  1. 回転駆動される像担持体に、この像担持体を帯電手段により帯電させる工程を含む画像形成工程を適用して画像形成を実行する画像形成装置において、
    商用電源ラインによる像担持体の回転駆動系とは別に、像担持体を回転駆動させることができるエネルギー補助手段を有し、商用電源から画像形成装置への電力供給が遮断された状態時には、画像形成装置の過去の画像形成情報と画像形成装置が配置されている環境情報をもとに、像担持体の回転動作が必要か否かを判断し、必要と判断されたときの像担持体の回転制御を前記エネルギー補助手段を用いて実行させる制御シーケンスを有することを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記エネルギー補助手段が補助電源或いは機械的エネルギー蓄積手段であることを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記補助電源が電気二重層キャパシタであることを特徴とする請求項2に記載の画像形成装置。
  4. 前記機械的エネルギー蓄積手段がゼンマイばねであることを特徴とする請求項2に記載の画像形成装置。
  5. 前記画像形成情報として商用電源ラインのOFF前の一定時間内の画像形成装置の動作情報を用いるようにしたことを特徴とする請求項1から4のいずれかに記載の画像形成装置。
  6. 前記動作情報が、前記像担持体の回転時間或いは前記帯電手段の帯電時間であることを特徴とする請求項5に記載の画像形成装置。
  7. 前記像担持体がドラム型或いはエンドレスベルト型の電子写真感光体であることを特徴とする請求項1から6のいずれかに記載の画像形成装置。
  8. 前記帯電手段がコロナ放電式の帯電器であることを特徴とする請求項1から7のいずれかに記載の画像形成装置。
  9. 前記像担持体に形成された画像が記録材に直接に転写される、或いは前記像担持体に形成された画像が中間転写体を介して記録材に転写されることを特徴とする請求項1から8のいずれかに記載の画像形成装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2009139433A (ja) * 2007-12-03 2009-06-25 Konica Minolta Business Technologies Inc 画像形成装置
JP2018155782A (ja) * 2017-03-15 2018-10-04 コニカミノルタ株式会社 制御装置、画像形成装置およびプログラム

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