JP2007140126A - 画像形成装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】簡単な構成で二次転写部の低温湿度環境を改善し、記録材の中間転写体側への巻き付きを防止する画像形成装置を提供することを目的とする。
【解決手段】定電流制御手段により二次転写ローラと中間転写体との間に二次転写バイアスを印加し、中間転写体から記録材にトナー像を二次転写する二次転写手段と、前記二次転写手段によりトナー像が転写された記録材の帯電を除去する除電部材と、前記除電部材に除電バイアスを印加する除電電圧印加手段を有する画像形成装置において、低温度、低湿度環境時に定着器からの排気を二次転写部に所定時間供給する供給手段を備えることを特徴とする。
【選択図】図5
【解決手段】定電流制御手段により二次転写ローラと中間転写体との間に二次転写バイアスを印加し、中間転写体から記録材にトナー像を二次転写する二次転写手段と、前記二次転写手段によりトナー像が転写された記録材の帯電を除去する除電部材と、前記除電部材に除電バイアスを印加する除電電圧印加手段を有する画像形成装置において、低温度、低湿度環境時に定着器からの排気を二次転写部に所定時間供給する供給手段を備えることを特徴とする。
【選択図】図5
Description
本発明は、電子写真技術を用いて紙等の記録材に画像を形成するプリンター、ファクシミリ、複写機等の画像形成装置に関し、特に、中間転写体から記録材に定電流制御により転写バイアスを印加しトナー像を転写する二次転写手段を備えた画像形成装置に関する。
特開2004−241947号公報には、電子写真技術を用いて用紙等の記録材に画像を形成する画像形成装置において、中間転写ベルト又は中間転写ドラム等の中間転写体上のトナー像を用紙等の記録材に二次転写するため、二次転写ローラに定電流制御により転写バイアスを印加する二次転写手段が開示されている。この従来技術においては、中間転写ベルトの駆動ローラ(2次転写バックアップローラを兼ねる)と対向する位置に、離当接機構により中間転写ベルトに離当接する二次転写ローラが設けられ、この位置で二次転写ローラに定電流制御手段から転写バイアスが印加され中間転写ベルト上の4色のトナー像が記録材に二次転写される。
二次転写部で未定着トナー像が転写された記録材は、帯電しており、この帯電を放置すると、その後の記録材の円滑な搬送が阻害される等の不具合が生じるので、記録材を除電する必要がある。そのため、二次転写ローラの下流側に近接して導電性繊維をシート状に加工した不織布からなる除電部材が設けられている。除電部材は、除電部材に除電電圧を印加する導電性プレートに貼り付けられ、二次転写後の記録材を除電する。
特開2004−241947号公報
二次転写後の記録材には、除電プレートによる引き付き力と、中間転写体と記録材との間に発生する巻き付き電界による巻き付き力が作用する。巻き付き電界は、定電流制御される二次転写部が種々の要因により抵抗が変化し、抵抗変化により転写電圧値が変化し、記録材の帯電が不均一になることにより変化する。除電部材による記録材の除電が不十分であると、記録材と中間転写体との間に巻き付き力が、除電プレートの引き付け力より大きくなり、二次転写後の記録材が中間転写体に巻き付く現象が発生する。また、除電プレートによる引き付け力が強すぎると、記録材がガイドと接触して画像不良を引き起こす。また、記録材の帯電を除電しすぎると、トナーを記録材に引き付ける力が弱くなり画像がボケやすくなる。記録材の中間転写体への巻き付きを防止し、高質な画像をえるためには、除電プレートによる引き付き力と、中間転写体と記録材との間に発生する巻き付き電界による巻き付き力とをバランスさせることが必要である。
二次転写後の記録材の中間転写体への巻き付けの発生の原因として、装置の電源オン時、装置オフ継続時間が長い場合や、冬季の低温度、低湿度環境の場合に、装置内が低温度、低湿度環境となり二次転写部及び記録材の抵抗が上昇し、二次転写電圧が高くなり、二次転写後の記録材の除電部材による除電が不十分となり、記録材の中間転写体への巻き付きが発生しやすい。また、両面印字の場合の2枚目の記録材は定着手段により脱水され低湿度となり、巻き付きが発生しやすい。
本発明は、前記課題を解決する、簡単な構成で二次転写部の低温湿度環境を改善し、記録材の中間転写体側への巻き付きを防止する画像形成装置を提供することを目的とする。
本第1発明は、前記課題を解決するために、定電流制御手段により二次転写ローラと中間転写体との間に二次転写バイアスを印加し、中間転写体から記録材にトナー像を二次転写する二次転写手段と、前記二次転写手段によりトナー像が転写された記録材の帯電を除去する除電部材と、前記除電部材に除電バイアスを印加する除電電圧印加手段を有する画像形成装置において、低温度、低湿度環境時に定着器からの排気を二次転写部に所定時間供給する供給手段を備えることを特徴とする。
本第2発明は、本第1発明の画像形成装置において、前記供給手段は、定着器と二次転写部を結ぶ排気ダクトを備え、前記ダクト内にオン・オフ可能な送風ファンを配置することを特徴とする。
本第3発明は、本第1発明の画像形成装置において、前記供給手段は、定着器と二次転写部を結ぶ排気ダクトを備え、前記排気ダクトに排気を機外又は二次転写部に選択送気する風向き切り替え弁を配置することを特徴とする。
本第4発明は、本第1〜第3発明のいずれかの画像形成装置において、装置電源オン時に装置電源オフ継続時間を判定し、定着器からの排気を二次転写部へ所定時間供給することを特徴とする。
本第5発明は、本第1〜第4発明の画像形成装置において、両面印字場合の2枚目を低湿度環境と判定し、定着器からの排気を二次転写部への所定時間供給することを特徴とする。
本第6発明は、本第1〜第5発明のいずれかの画像形成装置において、低温度、低湿度環境のデータを装置内に配置した温湿度センサにより取得することを特徴とする。
本第7発明は、本第1〜第5発明のいずれかの画像形成装置において、低温度、低湿度環境のデータを低温度、低湿度となる季節を記憶したカレンダ情報により取得することを特徴とする。
定電流制御手段により二次転写ローラと中間転写体との間に二次転写バイアスを印加し、中間転写体から記録材にトナー像を二次転写する二次転写手段と、前記二次転写手段によりトナー像が転写された記録材の帯電を除去する除電部材と、前記除電部材に除電バイアスを印加する除電電圧印加手段を有する画像形成装置において、低温度、低湿度環境時に定着器からの排気を二次転写部に所定時間供給する供給手段を備える構成により、定着器の排気の温度と水分が所定時間二次転写部に供給され、二次転写部の低温度、低湿度環境が改善され、記録材の中間転写体への巻き付きの発生を抑制することができる。
定着器と二次転写部を結ぶ排気ダクトを備え、前記排気ダクト内にオン・オフ可能な送風ファンを配置する構成により、簡単な構成で必要な時のみ所定時間定着器の排気を二次転写部に供給することができ、巻き付きの発生を抑制できる。
前記排気ダクトに排気を機外又は二次転写部に選択供給する風向き切り替え弁を配置する構成により、簡単な構成で必要な時のみ所定時間定着の排気を二次転写部に供給することができ、巻き付きの発生を抑制できる。
装置電源オン時に装置オフ継続時間を判定し、定着器からの排気を二次転写部へ所定時間供給する構成により、巻き付きの発生しやすい条件を予め設定し対応するので巻き付きの発生を効率良く抑制できる。
両面印字場合の2枚目を低湿度環境と判定し、定着器からの排気を二次転写部への所定時間供給する構成により、定着手段により脱水され低湿度環境となる記録材の巻き付きの発生を抑制できる。
低温度、低湿度環境の判定を装置内の二次転写部近傍内に配置した温湿度センサにより取得する構成により、温湿度の正確な計測データに基づいて二次転写部の環境を制御でき、巻き付きの発生を抑制できる。
低温湿度環境の判定を低温湿度となる季節を記憶したカレンダ情報により取得する構成により、温湿度センサを用いることなく、二次転写部の環境を制御でき、巻き付きの発生を抑制できる。
定着器と二次転写部を結ぶ排気ダクトを備え、前記排気ダクト内にオン・オフ可能な送風ファンを配置する構成により、簡単な構成で必要な時のみ所定時間定着器の排気を二次転写部に供給することができ、巻き付きの発生を抑制できる。
前記排気ダクトに排気を機外又は二次転写部に選択供給する風向き切り替え弁を配置する構成により、簡単な構成で必要な時のみ所定時間定着の排気を二次転写部に供給することができ、巻き付きの発生を抑制できる。
装置電源オン時に装置オフ継続時間を判定し、定着器からの排気を二次転写部へ所定時間供給する構成により、巻き付きの発生しやすい条件を予め設定し対応するので巻き付きの発生を効率良く抑制できる。
両面印字場合の2枚目を低湿度環境と判定し、定着器からの排気を二次転写部への所定時間供給する構成により、定着手段により脱水され低湿度環境となる記録材の巻き付きの発生を抑制できる。
低温度、低湿度環境の判定を装置内の二次転写部近傍内に配置した温湿度センサにより取得する構成により、温湿度の正確な計測データに基づいて二次転写部の環境を制御でき、巻き付きの発生を抑制できる。
低温湿度環境の判定を低温湿度となる季節を記憶したカレンダ情報により取得する構成により、温湿度センサを用いることなく、二次転写部の環境を制御でき、巻き付きの発生を抑制できる。
本発明の実施の形態を図により説明する。図1は、本発明の二次転写装置を備える画像形成装置を構成する主要構成要素を示した図である。
本実施の形態に係る画像形成装置1は、図1に示すように、潜像を担持するための像担持体の一例としての感光体ドラム5の回転方向7に沿って、帯電ユニット9、ロータリー現像ユニット11、露光ユニット15、一次転写ユニット19、中間転写ベルト21を有し、さらに、二次転写ユニット23、定着ユニット27、排紙トレイ部29を有している。
感光体ドラム5は、円筒状の導電性基材とその外周面に形成された感光層を有し、中心軸を中心に回転可能であり、本実施の形態においては、図1中の矢印で示すように時計回りに回転する。
帯電ユニット9は、感光体ドラム5を帯電するための装置であり、露光ユニット15は、レーザを照射することによって帯電された感光体ドラム5上に潜像を形成する装置である。この露光ユニット15は、半導体レーザ、ポリゴンミラー、F−θレンズ等を有しており、パーソナルコンピュータ、ワードプロセッサ等の不図示のホストコンピュータから入力された画像信号に基づいて、変調されたレーザを帯電された感光体ドラム5上に照射する。
ロータリー現像ユニット11は、感光体ドラム5上に形成された潜像を、ブラック現像装置12Kに収容されたブラック(K)トナー、マゼンタ現像装置12Mに収容されたマゼンタ(M)トナー、シアン現像装置12Cに収容されたシアン(C)トナー及びイエロー現像装置12Yに収容されたイエロー(Y)トナーを用いて現像するための装置である。
ロータリー現像ユニット11は、本実施の形態においては、回転することにより、前記4つの現像装置12K、12M、12C、12Yの位置を動かすことを可能としている。すなわち、このロータリー現像ユニット11は、前記4つの現像装置12K、12M、12C、12Yを回転軸31を中心として、それらの相対位置を維持したまま回転可能となっている。
そして、1ページ分の画像形成が終了する毎に選択的に感光体ドラム5に対向し、それぞれの現像装置12K、12M、12C、12Yに収容されたトナーTにて、感光体ドラム5上に形成された潜像を順次現像する。なお、前述した4つの現像装置12K、12M、12C、12Yの各々は、ロータリー現像ユニット11の前記保持部に対して着脱可能となっている。
一次転写ユニット19は、感光体ドラム5に形成された単色トナー像を中間転写ベルト21に転写するための装置であり、4色のトナーが順次重ねて転写されると、中間転写ベルト23にフルカラートナー像が形成される。この中間転写ベルト21は、エンドレスのベルトであり、感光体ドラム5とほぼ同じ周速度にて回転駆動される。なお、中間転写体として、本実施例では、中間転写ベルト21としたが中間転写ドラムであっても良い。二次転写ユニット23は、中間転写ベルト21上に形成された単色トナー像やフルカラートナー像を紙、フィルム、布等の記録材に転写するための装置である。
定着ユニット27は、記録材上に転写された単色トナー像やフルカラートナー像を紙等の記録材に融着させて永久像とするための装置である。
図2は、二次転写ユニット23の要部拡大図である。中間転写ベルト21は2次転写バックアップローラを兼ねる駆動ローラ50や図示しない従動ローラ、テンションローラ等で張架され、駆動ローラ50により所定方向に搬送される。中間転写ベルト21は感光体5とのニップ部でトナー像が感光体から転写(1次転写)され、4色のトナー像が色重ねされた後、二次転写ローラ51とのニップ部で図示しない記録材に一括転写(2次転写)される。二次転写ローラ51は図示しない離当接手段で中間転写体ベルト21に離当接する。二次転写ローラ51が、中間転写ベルト21に当接する場合、二次転写ローラ51の両端に設けられるスプリング等の付勢手段(図示せず)により中間転写ベルト21側に押し付けられる。シャフトを軸として中間転写体ベルト21に従動して回転し、当接時に転写ガイド52を通して所定角度で導入される記録材を中間転写体ベルト21との間でニップ部に挟み込む。このとき、詳細は後述するように、定電流制御された電源(図示せず)からバイアス電圧が印加されて転写が行われる。転写後の記録材は転写ガイド52により所定角度で搬送される。転写ガイド52は、ガイド支軸53を中心に回動可能に構成されている。
転写ガイド52には、二次転写ローラ51に近接して除電部材54が設けられる。除電部材54は、無数の導電性繊維をシート状に加工した導電性不織布(除電布)で構成され、除電布で構成される除電部材54の上面を、二次転写部を通過してくる記録材と対向させ、除電部材54と記録材との間で放電させ記録材を除電する。除電部材54は、導電性の除電プレート55に貼り付けられる。除電部材54には、除電電圧印加手段(図示せず)からの除電電圧が除電プレート55を介して印加される。
このような、二次転写手段において、図3に示されるように、二次転写後の記録材Sには、除電プレート55による矢印Aの引き付き力と、中間転写ベルト21と記録材Sとの間に発生する巻き付き電界による矢印Bの巻き付き力が作用する。巻き付き電界は、定電流制御による二次転写ローラ51の環境変化や記録材Sの種類等による抵抗の変化に影響される。除電部材54による記録材Sの除電が不十分であると、記録材Sと中間転写ベルト21との間に巻き付き力が、除電プレート55の引き付け力より大きくなり、二次転写後の記録材Sが中間転写ベルト21に巻き付く現象が発生する。除電プレート55による引き付け力が強すぎると、記録材Sがガイドと接触して画像不良を引き起こす。また、記録材Sの帯電を除電しすぎると、トナーを記録材Sに引き付ける力が弱くなり画像がボケやすくなる。記録材Sの中間転写ベルト21の巻き付きを防止し、高質な画像をえるためには、図4に示されるように、除電プレート55による矢印Aの引き付き力と、中間転写ベルト21と記録材Sとの間に発生する巻き付き電界による矢印Bの巻き付き力とをバランスさせることが必要である。
記録材の中間転写ベルト21への巻き付きの発生要因として、二次転写部の低温度環境と低湿度環境が重要であることが判明した。低温度環境では、二次転写ローラ51の抵抗値が上昇し、二次転写電圧値が上昇するため、記録材の帯電量が増え、除電部材の除電能力を固定とした場合、二次転写後の記録材の除電が不十分となり巻き付きが発生する。低湿度環境では、記録材の抵抗値が上昇し、二次転写電圧値が上昇するため、記録材の帯電量が増え、除電部材の除電能力を固定とした場合、二次転写後の記録材の除電が不十分となり巻き付きが発生する。
図5は、本発明の二次転写部の低温度、低湿度環境を改善するための実施例1を示すものである。この実施例1では、定着器56と二次転写部との間に、定着器56の排気を二次転写部に供給する排気ダクト57を設け、排気ダクト57内に送風ファン58を配置する。送風ファン58の駆動は、スイッチ等の手段によりオン・オフする。二次転写部が低温度環境、低湿度環境と判定された場合、所定時間送風ファン58を駆動し、記録材から蒸発した水分を含む温風が二次転写部に供給され、二次転写部の低温度環境、低湿度環境
が改善され、巻き付きの発生を抑制する。
が改善され、巻き付きの発生を抑制する。
図6〜図8は、本発明の二次転写部の低温度、低湿度環境を改善するための実施例2を示すものである。この実施例では、定着器56の排気を、機外又は二次転写ローラ側に供給する排気ダクト57を設け、前記排気ダクト57中に、定着器56からの排気を、機外又は2次転写部に選択供給するための風向き切り替え弁59を配置する。図7は、風向き切り替え弁59をソレノイド等の電磁手段により機外への排気口を閉じる位置とし、定着器56からの排気を二次転写部に供給する状態を示すものである。図8は、風向き切り替え弁59をソレノイド等の電磁手段により二次転写部への排気口を閉じる位置とし、定着器56からの排気を機外に排気する状態を示すものである。なお、排気ダクト57中には常時駆動の送風ファン58を配置する。
図9は、実施例1の装置を用いた二次転写部の低温度、低湿度環境を改善するためのフローチャートを示すものである。図9で示す実施例では、第1ステップで、電源オン時に、装置の電源オフ継続時間を計測し、その計測時間が電源オフ継続時間の閾値より多いか少ないかを判定する。この実施例では、電源オフ継続時間の閾値を3時間としている。第1ステップの判定がYesの場合、第2ステップに移行する。第1ステップの判定がNoの場合、装置内は前の駆動により低温度、低湿度環境でないと判断し、定着器56からの二次転写部への排気の供給を行わない。第2ステップでは、二次転写部近傍に配置されている温湿度センサからの温度、湿度の計測値と、温度、湿度の閾値より小さいか否かを判定する。第2ステップの判定がYesの場合、二次転写部が低温度、低湿度環境であると判断し、排気ダクト57中の送気ファン58を所定時間αだけ駆動し、定着器56の排気を二次転写部に供給する。この実施例で、所定時間αは、15分としている。送気ファン58の駆動は、タイマー等の手段により所定時間経過後、自動的に停止すし、第2ステップ(温湿度センサによる判定)を繰り返し、第2ステップの判定がNo(低温、低湿度環境でない)になるとフローは終了する。定着器56からの排気の所定時間の供給により、二次転写部の低温度、低湿度環境が改善され、巻き付きの発生を抑制することができる。
図10は、実施例1の装置を用いた二次転写部の低温度、低湿度環境を改善するためのフローチャートを示すものである。この実施例では、図9に示されるフローチャートの第2ステップの温湿度センサにより温度、湿度の計測に代えて、低温度、低湿度となる季節、つまり日本においては冬季であるか否かにより、低温度、低湿度環境であるか否かを判定するもので、他の構成は図9に示されるフローチャートと同じである。
図11は、実施例2の装置を用いた二次転写部の低温度、低湿度環境を改善するためのフローチャートを示すものである。この実施例では、図9に示すフローチャートの送風ファン59の所定時間の駆動に代えて、風向き切り替え弁59を、二次転写部に排気が供給される位置に所定時間α保持するようにしたものであり、他の構成は図9に示されるフローチャートと同じである。
図12は、実施例2の装置を用いた二次転写部の低温度、低湿度環境を改善するためのフローチャートを示すものである。この実施例は、図11の第2ステップの温湿度センサにより温度、湿度の計測に代えて、低温度、低湿度となる季節、つまり日本においては冬季であるか否かにより、低温度、低湿度環境であるか否かを判定するもので、他の構成は図11に示されるフローチャートと同じである。
以上のような実施例において、記録材の中間転写体への巻き付きの発生が減少し、除電バイアスに消費する電力が減少した。
1:画像形成装置、5:感光体ドラム、9:帯電ユニット、11:ロータリー現像装置、12K、12M、12C、12Y:ブラック、マゼンタ、シアン、イエロー現像装置、
15:露光ユニット、19:一次転写ユニット、21:中間転写ベルト、23:二次転写ユニット、27:定着ユニット、29:排紙トレイ部、50:駆動ローラ、51:転写ローラ、52:転写ガイド、53:ガイド支軸、54:除電部材、55:除電プレート、56:定着器、57:排気ダクト、58:送風ファン、59:風向き切り替え弁
15:露光ユニット、19:一次転写ユニット、21:中間転写ベルト、23:二次転写ユニット、27:定着ユニット、29:排紙トレイ部、50:駆動ローラ、51:転写ローラ、52:転写ガイド、53:ガイド支軸、54:除電部材、55:除電プレート、56:定着器、57:排気ダクト、58:送風ファン、59:風向き切り替え弁
Claims (7)
- 定電流制御手段により二次転写ローラと中間転写体との間に二次転写バイアスを印加し、中間転写体から記録材にトナー像を二次転写する二次転写手段と、前記二次転写手段によりトナー像が転写された記録材の帯電を除去する除電部材と、前記除電部材に除電バイアスを印加する除電電圧印加手段を有する画像形成装置において、低温度、低湿度環境時に定着器からの排気を二次転写部に所定時間供給する供給手段を備えることを特徴とする画像形成装置。
- 前記供給手段は、定着器と二次転写部とを結ぶ排気ダクトを備え、前記排気ダクト内にオン・オフ可能な送風ファンを配置することを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
- 前記供給手段は、定着器と二次転写部とを結ぶ排気ダクトを備え、前記排気ダクトに排気を機外又は二次転写部に選択送気する風向き切り替え弁を配置することを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
- 装置電源オン時に装置電源オフ継続時間を判定し、定着器からの排気を二次転写部への所定時間供給することを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の画像形成装置。
- 両面印字場合の2枚目を低湿度環境と判定し、定着器からの排気を二次転写部に所定時間供給することを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の画像形成装置。
- 低温度、低湿度環境のデータを装置内に配置した温湿度センサにより取得することを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載の画像形成装置。
- 低温度、低湿度環境のデータを低温、低湿度となる季節を記憶したカレンダ情報により取得することを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載の画像形成装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005333848A JP2007140126A (ja) | 2005-11-18 | 2005-11-18 | 画像形成装置 |
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Publications (1)
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Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009192898A (ja) * | 2008-02-15 | 2009-08-27 | Ricoh Co Ltd | 画像形成装置 |
JP2012145820A (ja) * | 2011-01-13 | 2012-08-02 | Canon Inc | 画像形成装置 |
JP2016118720A (ja) * | 2014-12-22 | 2016-06-30 | コニカミノルタ株式会社 | 画像形成装置 |
-
2005
- 2005-11-18 JP JP2005333848A patent/JP2007140126A/ja active Pending
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009192898A (ja) * | 2008-02-15 | 2009-08-27 | Ricoh Co Ltd | 画像形成装置 |
JP2012145820A (ja) * | 2011-01-13 | 2012-08-02 | Canon Inc | 画像形成装置 |
JP2016118720A (ja) * | 2014-12-22 | 2016-06-30 | コニカミノルタ株式会社 | 画像形成装置 |
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