JP2016118720A - 画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】転写部が低温時、転写部を速やかに温めることにより、転写性を上げることができる画像形成装置を提供すること。【解決手段】本発明の一態様に係る画像形成装置は、トナー像を担持する中間転写ベルト7と、中間転写ベルト7上にトナー像を形成するプロセスユニット14と、中間転写ベルト7上のトナー像を、プロセスユニット14以外の位置で記録媒体に転写する二次転写ローラー11と、二次転写ローラー11によりトナー像の転写を受けた記録媒体を加熱することで記録媒体上のトナー像を定着する定着ローラー301と加圧ローラー302とを有する画像形成装置において、定着ローラー301、及び加圧ローラー302から二次転写ローラー11による転写位置へ向かう気流を起こさせる送風ダクト100を有している。【選択図】図3

Description

本発明は、トナー像を形成し、形成したトナー像を記録媒体に転写することにより画像を形成する画像形成装置に関する。さらに詳細には、トナー像の転写を受けた記録媒体を加熱する定着部を有する画像形成装置に関する。
トナーを用いる画像形成装置では、像担持体上にトナー像を形成し、それを記録媒体上に記録し、その後に記録媒体を加熱することにより画像を定着させている。この様な画像形成装置には特許文献1に記載されたようなものがあった。特許文献1には、加圧ローラーと定着ローラーを加熱する定着部の構成が開示されている。
特開2014−153682号公報
しかし従来の画像形成装置では、次に述べる問題点があった。すなわち、使用状況によって転写が不十分となることがあった。特に電源ON時等、長期休止時の直後にそういうことがあった。それは転写部の温度が低く抵抗が高いことが理由であった。特に使用条件が低温環境の場合に顕著であった。これに対し従来は、転写部が温まるまで待ったり、ラインスピードを遅くしたりして転写性を確保している。そのため生産性が犠牲になっている。
本発明は前記課題を解決するためのものであり、その目的とするところは、転写部が低温時、転写部を速やかに温めることにより、転写性を上げることができる画像形成装置を提供することである。
この課題の解決を目的としてなされた本発明の一態様に係る画像形成装置は、トナー像を担持するトナー像担持体と、トナー像担持体上にトナー像を形成するトナー像形成部と、トナー像担持体上のトナー像を、トナー像形成部による形成位置以外の位置で記録媒体に転写する転写部材と、転写部材によりトナー像の転写を受けた記録媒体を加熱することで記録媒体上のトナー像を定着する定着ローラー対とを有する画像形成装置において、定着ローラー対から転写部材による転写位置へ向かう気流を起こさせる送風ダクトを有している。
この画像形成装置では、トナー像担持体上にトナー像形成部によりトナー像が形成される。そのトナー像は、トナー像形成部による形成位置以外の位置で、転写部材により記録媒体に転写される。そして、トナー像の転写を受けた記録媒体が定着ローラー対で加熱されることで、記録媒体上にトナー像が定着される。こうして記録媒体上に画像が形成される。この画像形成装置では、上記の画像形成動作の他に、転写部材の温度が低下しているときにこれを加温する加温動作をすることができる。すなわち、送風ダクトにより、定着ローラー対から転写部材による転写位置へ向かう気流を起こさせるのである。定着ローラー対を加熱しつつこの送風ダクトによる送風を行うことで、早期に転写部材の温度を適温まで上昇させることができる。その上で画像形成動作を行うことにより、転写不良のない良好な画像形成を、少ない待ち時間で行うことができる。
上記態様に係る画像形成装置はさらに、転写部材がトナー像担持体に押し当てられるとともに定着ローラー対が互いに接触している通常配置と、転写部材がトナー像担持体から離隔するとともに定着ローラー対が離隔する加温時配置とを切り替える動作制御部を有し、動作制御部は、画像形成時には転写部材および定着ローラー対を通常配置にするとともに、加温動作時には、転写部材および定着ローラー対を加温時配置にし、定着ローラー対の加熱をオンにして、送風ダクトにより気流を起こさせるものであることとするとよりよい。
この画像形成装置では、動作制御部により、転写部材がトナー像担持体に押し当てられるとともに定着ローラー対が互いに接触する通常配置と、転写部材がトナー像担持体から離隔するとともに定着ローラー対も離隔される加温時配置との切り替えが行われる。そして、通常配置時には画像形成が行われる。また、加温動作時には画像形成が行われず、転写部材が温められる。
上記態様に係る画像形成装置はさらに、送風ダクトは、記録媒体の搬送方向に定着ローラー対より下流側であって、かつ、記録媒体の搬送経路に対してトナー像担持体側の位置に配置されているとともに、通常配置時の定着ローラー対のニップ部に吐出口から気流を吹き付ける通常状態と、通常状態に比して吐出口を記録媒体の搬送経路に近づける向きに移動した加温時状態とをとるものであり、動作制御部には、送風ダクトを、画像形成時には通常状態とするとともに、加温動作時には加温時状態とすることが望ましい。
この画像形成装置では、送風ダクトは、通常配置時には、定着ローラー対のニップ部に吐出口から気流を吹き付け、加温時状態では通常状態に比して吐出口を記録媒体の搬送経路に近づけ、転写部材に向かって気流を吹き付け、転写部材を温める。
上記態様に係る画像形成装置はさらに、転写部材の温度を指標する検知値を出力する温度センサーを有し、動作制御部は、あらかじめ定めた加温動作開始事象に相当する事象があった時に加温動作を開始し、温度センサーの検知値があらかじめ定めた目標値に達したときに加温動作を終了するものであることとするとよい。
この画像形成装置では、制御部にあらかじめ加温動作の目標の温度を定めており、温度センサーの検知値が目標の温度まで達するまで加温動作を行い、目標温度に達すると、加温動作は終了する。
上記態様に係る画像形成装置はさらに、送風ダクトは記録媒体の幅方向に内部が複数の区画に区分されるとともに、区画ごとに気流の吐出が可能なものであり、定着ローラー対は、記録媒体の幅方向の区画ごとに発熱力の調整が可能なものであり、温度センサーは、送風ダクトの区画に相当する幅方向範囲内にそれぞれ設けられており、動作制御部は、送風ダクトの区画ごとに加温動作を行うものであることとすることが望ましい。
この画像形成装置では、記録媒体の幅方向の区画ごとに気流を吐出する。また、定着ローラー対は記録媒体の幅方向の区画ごとに発熱力の調整が可能であり、送風ダクトも区画ごとに送風することができ、二次転写ローラー11の温度を軸方向に均一に目標温度以上とすることができる。
上記態様により、本発明では、転写部が低温時、転写部を速やかに温めることにより、転写性を上げることができる画像形成装置を提供される。
第1実施形態、及び第2実施形態に係る画像形成装置の全体構成図である。 第1実施形態、及び第2実施形態に係る通常時の定着装置、および二次転写ローラーの配置図である。 第1実施形態、及び第2実施形態に係る、二次転写ローラーの加温動作時の定着装置、および二次転写ローラーの配置図である。 第2実施形態に係る送風ダクトと、温度検知素子の配置図である。
以下、本発明を具体化した実施形態について、添付図面を参照しつつ詳細に説明する。
[第1実施形態]
本実施形態は、電子写真方式の画像形成装置において本発明を具体化したものである。図1に、本実施形態が配されている画像形成装置1の概略構成を示す。画像形成装置1は、画像形成部2、スキャナー部40、および制御部60を主に備えて構成されている。
スキャナー部40は、原稿装置台42と、自動原稿送り装置41とを備えている。スキャナー部40はこれにより、原稿装置台42に載置された原稿を、自動原稿送り装置41で自動的に順次搬送しつつ、その画像データを取得するようになっている。スキャナー部40で取得された画像データに基づき、画像形成部2での画像形成がなされる。
画像形成部2は、中間転写ベルト7と、プロセスユニット14とを備える。中間転写ベルト7は通電性を有する無端状のベルト部材である。中間転写ベルト7は、上端部2箇所をローラー26、27によって支持される。中間転写ベルト7の下端部2箇所にも、ローラー28、29が配されている。画像形成時にはこれらローラー26、27、28、29が時計回りに回転駆動される。これにより、中間転写ベルト7が従動回転する。
プロセスユニット14は、所定速度で移動する中間転写ベルト7のベルト表面に、所定濃度のトナー画像を形成するものである。プロセスユニット14は、イエロー(Y)色の画像を形成する画像形成ユニット10Yと、マゼンタ(M)色の画像を形成する画像形成ユニット10Mと、シアン(C)色の画像を形成する画像形成ユニット10Cと、ブラック(K)色の画像を形成する画像形成ユニット10Kとを備えている。
画像形成ユニット10Yは感光体3Yを有する。また、画像形成ユニット10Yは、感光体3Yの周囲に配される帯電部4Y、光書き込みユニット5Y、現像装置6Y、およびクリーニング部9Yを有している。他の画像形成ユニット10M、10C、10Kも、画像形成ユニット10Yと同様に構成されている。以下、区別が必要な場合を除いて、Y、M、C、K、の符号を付さずに表記する。
画像形成ユニット10において、帯電部4は感光体3の表面を帯電させる。光書き込みユニット5は、帯電された感光体3を、画像データに基づいて露光する。これにより、感光体3には、画像データに基づく静電潜像が形成される。現像装置6は、この静電潜像を現像する。これにより、感光体3に、可視画像であるトナー画像が形成される。
このようにして、各感光体3Y、3M、3C、3Kにそれぞれの色のトナー画像が形成される。感光体3に形成された各色のトナー画像は、感光体3Y、3M、3C、3Kに対応して設けられた一次転写ローラー8Y、8M、8C、8Kにより、中間転写ベルト7に転写される。これを「一次転写」という。
中間転写ベルト7に形成されたトナー画像は、複数のローラー26、27、28、29の回転に従って中間転写ベルト7が図1の時計方向に回転することで、二次転写ローラー11に向けて順次送られる。二次転写ローラー11は、中間転写ベルト7の図中下方に配されている。
また画像形成装置1は、用紙供給ユニット15を備えている。用紙供給ユニット15は、印刷用紙を収納する供給トレイを含んで構成されている。用紙供給ユニット15により供給される用紙Pは、ループローラー22およびレジストローラー23を経て二次転写ローラー11に搬送される。
中間転写ベルト7に形成されたトナー画像は、二次転写ローラー11において、中間転写ベルト7から用紙Pに一括して転写される。これを二次転写という。用紙搬送経路における二次転写ローラー11の左側には、定着装置17が設けられている。定着装置17は、加熱ローラー300と定着ローラー301、および加圧ローラー302とを備える。定着装置17は、定着ローラー対をなす定着ローラー301および加圧ローラー302により用紙Pを加熱しつつ加圧することによって、用紙Pに転写されたカラー画像の定着処理を行う。定着後の用紙は、排紙ローラー20、および排出ローラー24を経て排出される。なお、画像形成装置1は、片面印刷だけでなく、両面印刷が可能となっている。また、中間転写ベルト7の左上方にはクリーニング部12が設けられている。
図2は上記のうち、定着装置17、および二次転写ローラー11の配置の詳細図である。定着装置17は加熱ローラー300、定着ローラー301、加圧ローラー302、定着ベルト303、定着ランプ200、定着ランプ250、および排紙ローラー20を有している。二次転写ローラー11はローラー28に対して押圧されている。定着ローラー301と加圧ローラー302との間には、未定着トナーを担持した用紙Pが通過経路Sをたどって搬送されてくる。また、送風ダクト100は用紙Pの搬送方向に定着ローラー301と加圧ローラー302より下流側にあって、かつ、用紙Pの搬送経路に対して、前記中間転写ベルト7側にある。さらに送風ダクト100が加熱ローラー300と排出ローラー24との間に配置されている。送風ダクト100には外気を吸引する送風ファン160が備えられている。また、送風ダクト100には送風口170が形成されている。送風口170は送風ダクト100の図中下端にあり、定着装置17側に向いている。また、二次転写ローラー11の近傍には温度検知素子400が配されている。
定着装置17において、定着部材としての定着ベルト303は、駆動ローラーである定着ローラー301、従動ローラーである加熱ローラー300に張架され、回転走行する。加圧ローラー302は、定着ローラー301と定着ベルト303を介して対峙するように設けられている。加圧ローラー302は、定着ベルト303を介して定着ローラー301に対して押圧されている。
加熱ローラー300の軸部には、加熱手段である定着ランプ200が設置されている。加熱ローラー300は、定着ランプ200が点灯することにより加熱されて、定着ベルト303が加熱ローラー300により加熱される。また、加圧ローラー302の軸部には、
加熱手段である定着ランプ250が設置され、定着ランプ250が点灯することによって、加圧ローラー302は加熱される。
図2の構成において、画像形成時には未定着トナーを担持した用紙Pが定着ベルト303と加圧ローラー302とのニップ部を通過する。ニップ部を通過する用紙Pは加熱と加圧により、トナーが溶融される。溶融されたトナーは用紙Pに定着される。送風ダクト100は、送風ファン160がONとなることにより、外気を吸引する。これにより送風ダクト100の送風口170から空気が吐き出される。吐き出された空気は定着ベルト303と加圧ローラー302とのニップ部にむけて流れる。トナーが定着された用紙Pは送風口170からの送風により、定着ベルト303から分離される。分離された用紙Pは排紙ローラー20により装置本体外に送り出される。
次に本実施形態における二次転写ローラー11の加温動作時の配置を説明する。電源ON時等、長期休止時の直後には、二次転写ローラー11の温度が低い。この状態を加温動作開始事象とする。このため前述のように二次転写不良の問題が発生する。このような場合に二次転写ローラー11を加温する必要があり、通常動作に先立ち、二次転写部の加温動作を行う。加温動作の際には送風ダクト100、加圧ローラー302、および二次転写ローラー11の配置を図2に示した配置から変更し、加温時状態専用の配置とする。それを図3に示す。なお、図2に示したのは、通常時の配置である。
図3の配置では、送風ダクト100の送風口170が定着ローラー301と加圧ローラー302との間に位置しており、これは図2に対して送風口170を記録媒体の搬送経路に近づける向きに移動したものである。また、加圧ローラー302が定着ローラー301から離れた位置に配されている。二次転写ローラー11も中間転写ベルト7から離れた位置に配されている。この状態での二次転写ローラー11は、中間転写ベルト7への押圧が解除されている。
図3の配置における動作、すなわち二次転写ローラー11の加温動作を説明する。この動作では定着ランプ200、定着ランプ250、および送風ファン160がONされる。制御部60には、二次転写ローラー11の目標温度が設定されている。目標温度とは、二次転写時の転写不良の問題を起こさないような、十分高い温度の下限温度のことである。定着ランプ200、定着ランプ250、および送風ファン160は制御部60により、フィードバック制御される。また、定着ベルト303も定着ローラー301が駆動されることにより回転走行する。定着ベルト303は定着ランプ200がONされることにより加熱ローラー300を介して加熱される。加圧ローラー302は定着ランプ250がONされることにより加熱される。また、送風ダクト100の送風ファン160がONとなることによって送風口170から空気が吐き出される。送風口170から吐き出された空気は矢印Dの方向、つまり二次転写ローラー11の方へ向かって流れる。その途中で、吐き出された空気は、加圧ローラー302と定着ベルト303との間で加温される。したがって二次転写ローラー11には、加温された空気が当たる。これにより、二次転写ローラー11は加温される。この動作において、二次転写ローラー11、および中間転写ベルト7は回転方向の温度不均一を抑止するため、常に回転する。
図3において、二次転写ローラー11の温度が目標温度以上になると加温動作は終わる。具体的には温度検知素子400の検知温度が目標温度となったとき、加温動作を終了する。加温動作が終ると、送風ダクト100、および加圧ローラー302は、通常時の状態である図2の配置に戻る。このことにより、転写不良の問題なく、良好な画像形成ができる状態となる。
第1次実施形態では、上記の動作は以下に述べる状況において実行される。まず、ユーザーが当該画像形成装置1の電源をONにした時である。また、ユーザーが当該画像形成装置1の機械前扉を開きその後に扉を閉めた時、あるいは当該画像形成装置1がスリープ状態から復帰した時である。さらには、当該画像形成装置1のプリントをする前の待機が終了した時である。よって、これらの事象を、加温動作開始事象として定めておけばよい。
[第2実施形態]
次に第2実施形態について説明する。第2実施形態に係る画像形成装置は、概略、図1等に示した第1実施形態と同様の構成のものである。第1実施形態と第2実施形態との相違点は、送風ダクトの詳細にある。図4に示すように、第2実施形態に係る送風ダクト110は、内部に隔壁501、502を有している。図4中、左右方向が二次転写ローラー11の軸方向である。なお、送風ダクト110を、正面から見ると、第1実施形態の図3の送風ダクト100と同様である。隔壁501、502により送風ダクト110の内部は、二次転写ローラー11の軸方向に両端の領域1、3、および、中央の領域2に区分されている。第2実施形態では、送風ダクト110は、領域1、2、3のそれぞれに、送風口171、172、173を有し、これらは第1実施形態の送風口170に対応する。さらに、送風ダクト110は、領域1、2、3のそれぞれに、送風ファン161、162、163を有し、これらは第1実施形態の送風ファン160に対応する。
第2実施形態の図4における二次転写ローラー11の近傍には、領域1、2、3のそれぞれに、温度検知素子401、402、403が設けられている。これらは第1実施形態の温度検知素子400に対応する。また加圧ローラー302の軸部には、第2実施形態の領域1、2、3のそれぞれに、定着ランプ251、252、253が設けられている。これらは第1実施形態の定着ランプ250に対応する。送風ダクト110は第1実施形態の図2、および図3に示した伸縮機能を有する。さらに、送風ダクト110が伸縮するとともに、加圧ローラー302、および二次転写ローラー11も、第1実施形態で図2、図3により説明したのと同様に、配置を変えることになる。
図4の送風ダクト110は第1実施形態と同じく、二次転写ローラー11の加温動作を行うことができる。例えば、二次転写ローラー11の軸方向全体に一律の加温動作を行うことができる。また、第2実施形態では、二次転写ローラー11の領域1、2、3ごとに別々の加温動作を行うことができる。通常、二次転写ローラー11を一律に加温したとしても、中央部である領域2が先に温まる。それは二次転写ローラー11の両端部である領域1、3の熱が外部に逃げてしまうためである。それにより、二次転写ローラー11の軸方向に温度の不均一が起きる。具体的には領域1、3の温度が領域2の温度より低くなる。そのため、二次転写ローラー11の軸方向において区画ごとに加温動作をすることが好ましい。つまり、二次転写ローラー11のうち、中央部である領域2が先に目標温度に達する。すると、二次転写ローラー11を均一に温めるために、領域2の定着ランプ252、および、送風ファン162をパワーダウン、またはOFFにする。そして領域1、3の定着ランプ251、253、および送風ファン161、163をONし続けることによって領域1、3の温度を目標温度に達するまで温めつづける。そして、領域1、3の温度も目標温度に達すると、この加温動作は終わる。
また、上記の目標温度との比較の他に、領域ごとの相互比較による制御を行うことができる。例えば、上記の様に領域1、3の温度が領域2の温度よりも低い状態となったとする。その場合には、領域2の定着ランプ252、および、送風ファン162をパワーダウン、またはOFFにする。そして領域1、3の定着ランプ251、253、および送風ファン161、163はONし続ける。これによって領域1、3の温度と領域2の温度とが均一になれば、再び全体を均一に温める状態とする。領域1、2、3の温度が均一になり、かつ、その温度が目標温度に達していれば、加温動作は終わる。このような制御のためには、領域間の温度差について、一定の閾値を設けておけばよい。すなわち、検知された各領域の間の最大差が上記閾値以上であった場合には、温度が高い領域の加温動作を停止し、あるいは弱めるのである。そうでない場合には全体を均一に温める。
第2実施形態における領域ごとの別々の加温動作には、上記以外に次の様な例がある。通常のサイズではなく、小サイズ紙に連続的に印刷することにより、二次転写ローラー11の中央部の領域2の温度が、端部の領域1、3に比べて低くなることがある。これも加温動作開始事象として定めておくことができる。これは印刷用紙が、二次転写ローラー11の中央部しか通らないことにより、中央部である領域2の熱を選択的に奪い去ってしまうためである。しかし、上記の様に、二次転写ローラー11の軸方向の加温動作を別々に行うことにより、二次転写ローラー11の軸方向の温度の均一性を回復することができる。上記の設例では、中央部である領域2の温度が、目標温度より低くなったとする。その場合、中央部である領域2の定着ランプ252、および送風ファン162をパワーアップ、またはONにする。このようにして、温度が低いと検出された、領域2の温度が速やかに温められ、目標温度以上となる。
もしくは、前記と同様に、領域ごとに相互比較による制御を行うことができる。上記の設例で、領域2の温度が、領域1、3の温度より低いと検出されたとする。その場合、中央部である領域2の定着ランプ252、および送風ファン162をパワーアップ、またはONにする。そして領域2の温度が領域1、3の温度に達し、領域1、2、3が目標温度に達していれば、領域1、2、3の加温動作は終わる。
図4において、加温動作が終わると、送風ダクト110、および定着ランプ251、252、253は、第1実施形態の図2に示した通常時の状態に戻る。
以上詳細に説明したように本形態の画像形成装置1では、二次転写ローラー11の温度が低いと考えられるときには、図3に示したように各部の配置を変更し、定着ローラー対を加熱しつつこの送風ダクト100による送風を行うこととしている。それにより、早期に二次転写ローラー11を目標温度まで上昇させることができる。これにより、二次転写ローラー11を加温して二次転写不良の問題を発生させないようにすることとしている。さらには、第2実施形態の送風ダクト110のように領域を分けて二次転写ローラー11を領域ごとに別々に加温することにより、二次転写ユニットの転写不良の問題をさらに改善することができる。これにより、ラインスピードを遅くすることなく生産性の高い画像形成装置1が実現されている。
なお、本実施の形態は単なる例示にすぎず、本発明を何ら限定するものではない。従って本発明は当然に、その要旨を逸脱しない範囲内での種々の改良、変形が可能である。例えば、カラーコピー機に限らず、モノクロコピー機、さらには、複合機などにも適用可能である。また例えば、中間転写ベルトを用いず、感光体から印刷用紙に直接転写する形式の画像形成装置にも本発明の適用が可能である。その場合、感光体がトナー像担持体に相当し、露光器や現像器がトナー像形成部に相当する。また、送風ダクト100の伸縮機能は、絶対に必要なものという訳ではない。例えば、画像形成装置の各部の全体の配置によっては、通常時の配置(図2)に対して、定着装置17および二次転写ローラー11のみ、図3に示した配置に変更することで、送風口170から吹き出す気流の行き先が二次転写ローラー11となる場合がある。そのような場合には、送風ダクト100は伸縮機能を有しなくてもよい。
7 中間転写ベルト
11 二次転写ローラー
17 定着装置
28 ローラー
100 送風ダクト
160 送風ファン
170 送風口
200 定着ランプ
250 定着ランプ
300 加熱ローラー
301 定着ローラー
302 加圧ローラー
303 定着ベルト
400 温度検知素子
D 送風経路

Claims (5)

  1. トナー像を担持するトナー像担持体と、
    前記トナー像担持体上にトナー像を形成するトナー像形成部と、
    前記トナー像担持体上のトナー像を、前記トナー像形成部による形成位置以外の位置で記録媒体に転写する転写部材と、
    前記転写部材によりトナー像の転写を受けた記録媒体を加熱することで記録媒体上のトナー像を定着する定着ローラー対とを有する画像形成装置において、
    前記定着ローラー対から前記転写部材による転写位置へ向かう気流を起こさせる送風ダクトを有することを特徴とする画像形成装置。
  2. 請求項1に記載の画像形成装置において、
    前記転写部材が前記トナー像担持体に押し当てられるとともに前記定着ローラー対が互いに接触している通常配置と、前記転写部材が前記トナー像担持体から離隔するとともに前記定着ローラー対が離隔する加温時配置とを切り替える動作制御部を有し、
    前記動作制御部は、
    画像形成時には前記転写部材および前記定着ローラー対を前記通常配置にするとともに、
    加温動作時には前記転写部材および前記定着ローラー対を前記加温時配置にし、前記定着ローラー対の加熱をオンにして、前記送風ダクトにより気流を起こさせるものであることを特徴とする画像形成装置。
  3. 請求項2に記載の画像形成装置において、
    前記送風ダクトは、
    記録媒体の搬送方向に前記定着ローラー対より下流側であって、かつ、記録媒体の搬送経路に対して前記トナー像担持体側の位置に配置されているとともに、
    前記通常配置時の前記定着ローラー対のニップ部に吐出口から気流を吹き付ける通常状態と、
    前記通常状態に比して前記吐出口を記録媒体の搬送経路に近づける向きに移動した加温時状態とをとるものであり、
    前記動作制御部は、前記送風ダクトを、
    画像形成時には前記通常状態とするとともに、
    加温動作時には前記加温時状態とするものであることを特徴とする画像形成装置。
  4. 請求項2または請求項3に記載の画像形成装置において、
    前記転写部材の温度を指標する検知値を出力する温度センサーを有し、
    前記動作制御部は、あらかじめ定めた加温動作開始事象に相当する事象があったときに加温動作を開始し、
    前記温度センサーの検知値があらかじめ定めた目標値に達したときに加温動作を終了するものであることを特徴とする画像形成装置。
  5. 請求項4に記載の画像形成装置において、
    前記送風ダクトは、記録媒体の幅方向に内部が複数の区画に区分されるとともに、区画ごとに気流の吐出が可能なものであり、
    前記定着ローラー対は、記録媒体の幅方向の区画ごとに発熱力の調整が可能なものであり、
    前記温度センサーは、前記送風ダクトの区画に相当する幅方向範囲内にそれぞれ設けられており、
    前記動作制御部は、前記送風ダクトの区画ごとに加温動作を行うものであることを特徴とする画像形成装置。
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