JP2012233951A - 定着装置及び画像形成装置 - Google Patents

定着装置及び画像形成装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2012233951A
JP2012233951A JP2011100667A JP2011100667A JP2012233951A JP 2012233951 A JP2012233951 A JP 2012233951A JP 2011100667 A JP2011100667 A JP 2011100667A JP 2011100667 A JP2011100667 A JP 2011100667A JP 2012233951 A JP2012233951 A JP 2012233951A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
paper
unit
airflow
recording medium
fixing
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2011100667A
Other languages
English (en)
Other versions
JP5708208B2 (ja
Inventor
Hiroshi Matsumoto
浩 松本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Konica Minolta Business Technologies Inc
Original Assignee
Konica Minolta Business Technologies Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Konica Minolta Business Technologies Inc filed Critical Konica Minolta Business Technologies Inc
Priority to JP2011100667A priority Critical patent/JP5708208B2/ja
Priority to US13/450,588 priority patent/US9268267B2/en
Publication of JP2012233951A publication Critical patent/JP2012233951A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5708208B2 publication Critical patent/JP5708208B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03GELECTROGRAPHY; ELECTROPHOTOGRAPHY; MAGNETOGRAPHY
    • G03G15/00Apparatus for electrographic processes using a charge pattern
    • G03G15/20Apparatus for electrographic processes using a charge pattern for fixing, e.g. by using heat
    • G03G15/2003Apparatus for electrographic processes using a charge pattern for fixing, e.g. by using heat using heat
    • G03G15/2014Apparatus for electrographic processes using a charge pattern for fixing, e.g. by using heat using heat using contact heat
    • G03G15/2017Structural details of the fixing unit in general, e.g. cooling means, heat shielding means
    • G03G15/2028Structural details of the fixing unit in general, e.g. cooling means, heat shielding means with means for handling the copy material in the fixing nip, e.g. introduction guides, stripping means

Landscapes

  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Fixing For Electrophotography (AREA)
  • Control Or Security For Electrophotography (AREA)

Abstract

【課題】よりエネルギー効率のよい定着装置及び画像形成装置を提供する。
【解決手段】定着装置は、加熱部により加熱されて用紙に対して圧力及び熱を加えて用紙に画像を定着させながら当該用紙を搬送するニップ部Nを有する定着部20と、ニップ部Nに対して用紙の搬送方向の下流側に設けられて、ニップ部Nにより搬送された用紙と加熱ローラ21との間に気流を供給する剥離部30と、剥離部30のファン31a、31b、31c、31dの動作を制御する制御部101と、を備え、剥離部30は、搬送方向に直交する用紙の幅方向に沿って複数の区画に分けられた気流の供給口としてのダクト32a、32b、32c、32dを有し、制御部101は、用紙に関する情報に基づいて気流の速度及び供給量の少なくともいずれか一方を複数の区画の夫々について個別に制御する。
【選択図】図4

Description

本発明は、定着装置及び画像形成装置に関する。
従来、トナー画像が形成された用紙を挟み込みながら用紙を加熱、加圧して未定着のトナー画像を用紙に定着させる定着装置がある。かかる定着装置において、定着装置に挟み込まれた用紙が定着後に定着装置に貼り付いてしまう場合がある。そこで、用紙と定着装置との間に気流を送り込んで定着装置から用紙を離間させる送風装置を備えた定着装置がある(例えば、特許文献1)。かかる送風装置は、画像形成に用いられる用紙のうち、用紙の搬送方向に直交する幅方向の大きさが最も大きい用紙を定着装置から離間させることができるよう設けられる。つまり、送風装置の送風の範囲は、幅方向の大きさが最も大きい用紙に対応する。
特開平3−164777号公報
しかしながら、従来の送風装置は、用紙の搬送方向に直交する用紙の幅方向の大きさの大小に関わらず、幅方向の大きさが最も大きい用紙に対応する範囲で送風を行っていたので、用紙の離間に必要ない範囲まで送風を行うこととなり、無駄なエネルギーの消費を生じさせていた。
また、幅方向の大きさが最も大きい用紙よりも幅方向の大きさが小さい用紙による画像形成が行われる場合、幅方向について用紙の端部の外側に位置する定着装置の一部は、送風装置からの風を全て直接受けることにより冷却されてしまう。このため、幅方向の大きさが最も大きい用紙よりも幅方向の大きさが小さい用紙による画像形成が行われた後、幅方向の大きさがより大きい用紙による画像形成を行う場合、定着装置の冷却された部分を画像形成に用いることとなるため、定着処理の開始前に定着装置の再加熱が必要となる。つまり、用紙の離間に必要ない範囲の送風により定着装置が不要に冷却されてしまうことで、定着装置の再加熱が必要となるためにエネルギー効率がさらに悪化する場合があった。
本発明の課題は、よりエネルギー効率のよい定着装置及び画像形成装置を提供することである。
請求項1に記載の発明による定着装置は、加熱手段により加熱されて記録媒体に対して圧力及び熱を加えて記録媒体に形成された未定着のトナー画像を定着させながら当該記録媒体を搬送するニップ部を有する定着手段と、前記ニップ部に対して前記記録媒体の搬送方向の下流側に設けられて、前記ニップ部により搬送された記録媒体と当該定着手段との間に気流を供給する供給手段と、この供給手段の動作を制御する制御手段と、を備え、前記供給手段は、前記搬送方向に直交する前記記録媒体の幅方向に沿って複数の区画に分けられた前記気流の供給口を有し、前記制御手段は、前記記録媒体に関する情報に基づいて前記気流の速度及び供給量の少なくともいずれか一方を前記複数の区画の夫々について個別に制御することを特徴とする。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の定着装置であって、前記複数の区画の夫々に対応する前記定着手段の各部分の温度を個別に検出する検出手段を備え、前記制御手段は、前記検出手段により検出された前記定着手段の各部分の温度に基づいて前記気流の速度及び供給量の少なくともいずれか一方を前記複数の区画の夫々について個別に制御することを特徴とする。
請求項3に記載の発明は、請求項2に記載の定着装置であって、前記制御手段は、前記検出手段により検出された前記定着手段の各部分の温度のうち、所定の温度以上であることが検出された部分に対応する区画の供給口から前記気流を供給させることを特徴とする。
請求項4に記載の発明は、請求項1から3のいずれか一項に記載の定着装置であって、前記記録媒体に関する情報は、前記記録媒体の幅方向の大きさ、前記記録媒体の単位面積あたりの重さ及び前記記録媒体の種類のうち少なくともいずれか一つを示す情報を含むことを特徴とする。
請求項5に記載の発明は、請求項1から4のいずれか一項に記載の定着装置であって、前記供給手段は、前記複数の区画の夫々について個別に気流を生じさせる気流発生手段と、この気流発生手段の夫々について個別に設けられたダクトと、を有し、前記制御手段は、前記記録媒体の幅方向の大きさに応じて前記気流の速度及び供給量の少なくともいずれか一方を複数の前記気流発生手段の夫々について個別に制御することを特徴とする。
請求項6に記載の発明は、請求項1から5のいずれか一項に記載の定着装置であって、前記供給口から供給される気流の前記幅方向に沿った方向を変更する変更手段を備え、前記制御手段は、前記記録媒体の幅方向の大きさに応じて前記変更手段に前記供給口から供給される気流の前記幅方向に沿った方向を変更させることを特徴とする。
請求項7に記載の発明は、請求項3に記載の定着装置であって、前記制御手段は、前記定着手段による前記記録媒体に対する定着処理の終了後に、前記検出手段により検出された前記定着手段の各部分の温度のうち、所定の温度以上であることが検出された部分に対応する区画の供給口から前記気流を供給させることを特徴とする。
請求項8に記載の発明による画像形成装置は、記録媒体に未定着のトナー画像を形成する画像形成部と、請求項1から7のいずれか一項に記載の定着装置と、を備えることを特徴とする。
本発明によれば、よりエネルギー効率のよい定着装置及び画像形成装置を提供することができる。
本発明の一実施形態による画像形成装置の概略構成を示すブロック図である。 画像形成部の主要構成を示す図である。 画像定着装置の定着部、剥離部及び温度検出部の構成の一例を示す図である。 図3に示す定着部及び剥離部の斜視図である。 用紙Pの幅方向の大きさに応じて供給される気流の一例を示す図である。図5(A)は、ファン31b、31cが動作し、ファン31a、31dが動作しない場合の一例を示す図である。図5(B)は、ファン31a、31b、31c、31dが動作する場合の一例を示す図である。 用紙の斤量と用紙の画像形成面の平滑度との組み合わせパターンと、各々の組み合わせパターンに対応する気流の流速とを対応付けるデータの一例を示す図である。 加熱ローラの各部分の温度と、複数のファンの夫々の動作(ON/OFF)との対応関係の一例を示す図である。 加熱ローラの各部分の温度と、複数のファンの夫々の流速との対応関係の一例を示す図である。 ダクトの夫々に設けられた風向変更板による気流の方向の変更例を示す図である。図9(A)は、加熱ローラの軸方向に直交する角度を取っている場合の風向変更板による風向のイメージ図である。図9(B)は、加熱ローラの軸方向の中央側に向かって傾斜する角度を取っている場合の風向変更板による風向のイメージ図である。
以下、本発明の一実施形態である画像形成装置1について、図面を用いて詳細に説明する。なお、実施形態は本発明の一例であり、これに限定されるものではない。
図1は、本発明の一実施形態による画像形成装置1の概略構成を示すブロック図である。
画像形成装置1は、例えば、図1に示すように、制御部101、記憶部102、操作表示部103、送受信部104、画像処理部105、画像形成部106、温度検出部107等を備え、各部はバス110により接続されている。
制御部101は、CPU(Central Processing Unit)、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)等により構成される。制御部101のCPUは、ROMに記憶されているシステムプログラムや各種処理プログラムを読み出してRAMに展開し、展開されたプログラムに従って、画像形成装置1の各部の動作を集中制御する。
記憶部102は、例えば、フラッシュメモリ等により構成され、画像形成装置1の各部により用いられる各種のプログラムやデータ等を記憶する。
操作表示部103は、例えば、LCD(Liquid Crystal Display)等の表示装置(図示略)を有し、制御部101から出力される表示信号に基づいて、各機能の動作状況等の表示を行う。LCDの表示画面上は、例えば、透明電極を格子状に配置して構成された感圧式(抵抗膜圧式)のタッチパネル(図示略)により覆われている。タッチパネルは、手指やタッチペン等で押下された力点のXY座標を電圧値で検出し、検出された位置信号を操作信号として制御部101に出力する。また、操作表示部103は、数字ボタン、スタートボタン等の各種操作ボタン(図示略)を備え、ボタン操作による操作信号を制御部101に出力する。
送受信部104は、例えば、通信回路(図示略)等を備え、有線LAN(Local Area Network)や無線LAN等の所定の通信規格により、通信ネットワークIを介して接続された外部の機器との間で情報の通信制御を行う。
具体的には、送受信部104は、外部の機器から通信ネットワークIを介して送信された印刷ジョブ等を受信する。
なお、通信ネットワークIは、例えば、専用線や既存の一般公衆回線を利用して構築された通信ネットワークIであり、LANやWAN(Wide Area Network)等の様々な回線形態を適用することが可能である。また、通信ネットワークIには、例えば、電話回線網、ISDN(Integrated Services Digital Network)回線網、専用線、移動体通信網、通信衛星回線、CATV回線網等の各種通信回線網と、それらを接続するインターネットサービスプロバイダ等が含まれる。
また、送受信部104は、例えば、所定のインタフェース(例えば、USB:Universal Serial Bus)等による接続を介して外部の機器と画像形成装置1とを接続するものであってもよい。
画像処理部105は、画像データ(例えば、送受信部104により受信された印刷ジョブに含まれる画像データ等)に対して所定の色変換処理(例えば、YMCKデータ生成処理)、YMCKデータのγ補正処理、中間調処理等の画像処理を施し、画像処理が施された画像データ(プリントデータ)を画像形成部106に出力する。
画像形成部106は、画像処理部105から出力されたプリントデータに基づいて、記録媒体(例えば、用紙P等)に画像形成を行う。
本実施形態における画像形成部106は、例えば、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、ブラック(K)の4色それぞれを個別の静電ドラムで転写する構成(タンデム方式)である。
図2は、画像形成部106の主要構成を示す図である。
図2に示すように、画像形成部106は、カセット11、給紙ローラ12、搬送ローラ13、搬送ベルト14、静電ドラム15Y、15M、15C、15K、プリントユニット16Y、16M、16C、16K、レーザユニット17Y、17M、17C、17K、転写ローラ18Y、18M、18C、18K、定着部20、排紙ローラ19等を備える。
カセット11は、用紙Pを格納する。
給紙ローラ12は、カセット11に格納されている用紙Pを一枚ずつ引き出す。
搬送ローラ13は、給紙ローラ12により引き出された用紙Pを、搬送ベルト14へ搬送する。
搬送ベルト14は、静電ドラム15Y、15M、15C、15Kと協働して用紙Pにトナー画像を転写する。
ここで、トナー画像の転写について、静電ドラム15Yによるイエロー(Y)のトナー画像の転写を一例として説明する。
静電ドラム15Yは、駆動部(図示略)により回転駆動される円筒状の部材であり、帯電ユニット(図示略)によりその円筒の外周面が帯電している。レーザユニット17Yは、静電ドラム15Yの外周面に静電潜像を形成する。具体的には、レーザユニット17Yは、帯電した静電ドラム15Yの外周面に対して、プリントデータに基づいて用紙Pに形成されるイエローの画像に応じたレーザを照射する。
プリントユニット16Yは、静電ドラム15Yの外周面にイエロー(Y)のトナー画像を形成する。
具体的には、プリントユニット16Yは、トナーカートリッジと、現像ユニットとを有する。トナーカートリッジは、イエロー(Y)のトナーを備蓄し、現像ユニットに供給する。現像ユニットは、静電ドラム15Yの外周面に形成された静電潜像に対して、トナーカートリッジのトナーを付着させる現像処理を行う。現像処理により、イエロー(Y)のトナー画像が静電ドラム15Yの外周面に形成される。
転写ローラ18Yは、静電ドラム15Yの外周面に形成されたイエロー(Y)のトナー画像を用紙Pへ転写する。
転写ローラ18Yは、搬送ベルト14を挟んで静電ドラム15Yと対向する位置に設けられる。転写ローラ18Yは、搬送ベルト14と静電ドラム15Yとによって用紙Pが挟まれるタイミングで、用紙Pをトナー画像と逆の電荷により帯電させる(逆帯電処理)。逆帯電処理により、静電ドラム15Yの外周面に形成されたイエロー(Y)のトナー画像が用紙Pに転写される。
前述の静電ドラム15Yによるイエロー(Y)のトナー画像の転写と同様の仕組みにより、静電ドラム15Mはマゼンタ(M)のトナー画像を転写し、静電ドラム15Cはシアン(C)のトナー画像を転写し、静電ドラム15Kはブラック(K)のトナー画像を転写する。この時点では、用紙Pには未定着のトナー画像がプリントデータに基づいて形成されている。
また、搬送ベルト14は、4色のトナー画像が重ねて転写された用紙Pを、定着部20へ搬送する。
定着部20は、用紙Pに転写されたトナー画像を定着させる。定着部20の詳細については、後述する。
排紙ローラ19は、定着部20によりトナー画像が定着された用紙Pを搬送し、排紙トレイ上に排出する。
図3は、画像定着装置の定着部20、剥離部30及び温度検出部107の構成の一例を示す図である。
図4は、図3に示す定着部20及び剥離部30の斜視図である。
定着部20は、加熱ローラ21及び加圧ローラ22を備える。
加熱ローラ21及び加圧ローラ22は協働により、加熱ローラ21の外周面と加圧ローラ22の外周面との圧接部(ニップ部N)を形成する。駆動部(図示略)により駆動された加圧ローラ22及び加圧ローラ22と転接する加熱ローラ21は、ニップ部Nにおいて用紙Pを挟み込んで加圧、加熱し、用紙Pに定着処理を施す。また、加熱ローラ21及び加圧ローラ22は、ニップ部Nにおいて用紙Pに定着処理を施しながら、用紙Pを所定の方向(例えば、図3におけるニップ部Nの左側)へ搬送する。
また、加熱ローラ21は、加熱部(例えば図3に示す、加熱ローラ21の内側に設けられた加熱部21a)により加熱される。加熱部21aは、例えば、加熱ローラ21の内側に設けられた伝導体であり、電流が流されると電気抵抗により発熱して加熱ローラ21を内側から加熱するヒータとして機能する。加熱ローラ21は、例えば、所定の耐熱性を有する樹脂(シリコンゴム等)により外周を覆われており、当該樹脂が内側から加えられた熱を外周面に伝達させることにより、ニップ部Nを通過する用紙Pに熱を伝達する。
加熱ローラ21及び加圧ローラ22は、ニップ部Nにおいて用紙Pに定着処理を施しながら、定着処理が施された用紙Pを搬送し、当該搬送方向の下流側へ用紙Pを排出する。 以下、「上流側」又は「下流側」と記載するものは、用紙Pの搬送方向に基づく記載である。
剥離部30は、ニップ部Nに対して下流側に設けられて、ニップ部Nにより搬送(排出)された用紙と加熱ローラ21との間に気流を供給する。剥離部30による気流を受けた用紙Pは、加熱ローラ21に対して下方に付勢され、加熱ローラ21から離間するよう誘導されることとなる。
本実施形態では、剥離部30はファン31a、31b、31c、31dの駆動により生じた気流を供給するが、一例であり、これに限られるものではない。例えば、コンプレッサー等により生じた圧縮空気による噴流を供給するようにしてもよい。
本実施形態の剥離部30は、図4に示すように、加熱ローラ21の軸方向に沿って複数設けられたファン31a、31b、31c、31d及びダクト32a、32b、32c、32dを有する。ここで、加熱ローラ21の軸方向は、記録媒体(用紙P)の搬送方向に直交する記録媒体の幅方向に沿っている。即ち、剥離部30のファン31a、31b、31c、31d及びダクト32a、32b、32c、32dは、記録媒体の幅方向に沿って設けられている。
ファン31a、31b、31c、31dは、夫々、駆動により気流を生じさせてダクト32a、32b、32c、32dへ供給する。
ダクト32a、32b、32c、32dは、夫々、ファン31a、31b、31c、31dから供給された気流を、ニップ部Nにより搬送(排出)されて加熱ローラ21に付着した用紙と加熱ローラ21との間に誘導する。ここで、記録媒体の幅方向に沿って設けられた複数のダクト32a、32b、32c、32dは、協働により、記録媒体(用紙P)の幅方向に沿った気流の供給口として機能する。また、複数のダクト32a、32b、32c、32dの夫々が、記録媒体の幅方向に沿って複数の区画に分けられた気流の供給口の一区画に対応する。
温度検出部107は、複数の区画の夫々に対応する定着手段(例えば、定着部20の加熱ローラ21)の各部分の温度を個別に検出する。
具体的には、温度検出部107は、例えば、サーミスタを複数有し、夫々のサーミスタが、複数のダクト32a、32b、32c、32dにより分けられた複数の区画の夫々に対応する加熱ローラ21の各部分の近傍に設けられる。夫々のサーミスタは、近傍の加熱ローラ21の各部部の温度変化に応じて電気抵抗値を変化させる。温度検出部107は、夫々のサーミスタの電気抵抗値に基づいて、複数の区画の夫々に対応する加熱ローラ21の各部分の温度を検出し、検出された温度を示す情報を出力する。制御部101は、温度検出部107から出力された温度を示す情報により、加熱ローラ21の各部分の温度を取得する。
制御部101は、記録媒体(用紙P)に関する情報に基づいて気流の速度及び供給量の少なくともいずれか一方を複数の区画の夫々について個別に制御する。
具体的には、例えば、制御部101は、用紙Pの幅方向の大きさに応じて、気流の供給量を複数の区画の夫々について個別に制御する。
記憶部102は、画像形成に用いられる用紙Pの大きさの種類(例えば、A列やB列等の規格化された寸法等に基づく大きさの種類)及び用紙Pの向きにより変化する、搬送方向に直交する用紙Pの幅方向の大きさを特定するためのデータを記憶している。具体的には、記憶部102は、例えば、画像形成に用いられうる用紙Pの大きさ及び向きの設定の組み合わせパターンと、各々の組み合わせパターンにおける用紙Pの幅方向の大きさと、を対応付けたテーブルデータを記憶している。
また、記憶部102は、用紙Pの幅方向の大きさに応じて、複数のファン31a、31b、31c、31dのうちいずれを動作させるのかを特定するためのデータを記憶している。
また、制御部101は、画像形成に用いられる用紙Pの大きさ及び向きの設定を取得する。具体的には、例えば、操作表示部103等を介してユーザにより入力指示された用紙Pの大きさ及び向きの設定を取得する。制御部101は、取得した設定を記憶部102にデータとして記憶させてもよい。
制御部101は、画像形成に用いられる用紙Pの大きさ及び向きの設定を取得すると、記憶部102に記憶されたデータに基づいて、取得された用紙Pの大きさ及び向きの組み合わせに対応する用紙Pの幅方向の大きさを特定し、さらに、特定された幅方向の大きさに応じて動作させるファンを特定する。そして、制御部101は、定着部20による定着処理が用紙Pに行われることに伴い、複数のファン31a、31b、31c、31dのうち、動作させるファンとして特定されたファンを動作させる。
図5は、用紙Pの幅方向の大きさに応じて供給される気流の一例を示す図である。図5(A)は、ファン31b、31cが動作し、ファン31a、31dが動作しない場合の一例を示す。図5(B)は、ファン31a、31b、31c、31dが動作する場合の一例を示す。
例えば、用紙Pの幅方向の大きさが所定の大きさ(例えば、210[mm])以下の場合にファン31b、31cのみを動作させ、当該所定の大きさを上回る場合にファン31a、31b、31c、31dを動作させることがデータにより設定されているものとする。かかる設定がなされた画像形成装置1において、画像形成に用いられる用紙の設定がA4縦(用紙Pの長手方向が搬送方向に沿う向き)である場合や、用紙Pの幅方向の大きさがA4縦の場合の幅方向の大きさより小さくなる用紙の設定がなされている場合、制御部101は、図5(A)に示すように、ファン31b、31cを動作させ、ファン31a、31dを動作させない。一方、用紙Pの幅方向の大きさがA4縦の場合の幅方向の大きさより大きくなる用紙の設定がなされている場合、制御部101は、図5(B)に示すように、ファン31a、31b、31c、31dを動作させる。
また、制御部101は、用紙Pに関する情報に基づいて、気流の速度(流速)を制御する。
図6は、用紙Pの斤量と用紙Pの画像形成面の平滑度との組み合わせパターンと、各々の組み合わせパターンに対応する気流の流速([m/s])とを対応付けるデータの一例を示す図である。なお、図6の平滑度は、熊谷理機工業株式会社のベック平滑度試験機による測定結果によるものである。
記憶部102は、例えば、図6に示すように、用紙Pの斤量と用紙Pの画像形成面の平滑度との組み合わせパターンと、各々の組み合わせパターンに対応する気流の流速とを対応付けるデータを記憶している。図6に示す例は、用紙Pの斤量が小さいほど風量が大きくなり、用紙Pの画像形成面の平滑度が小さいほど風量が大きくなるデータである。当該データは、より加熱ローラ21に付着しやすい傾向を示す属性(斤量や画像形成面の平滑度)を有する用紙により大きな流速の気流を供給するよう設けられたデータである。
制御部101は、画像形成に用いられる用紙Pの斤量及び用紙Pの画像形成面の平滑度を取得する。具体的には、例えば、操作表示部103等を介してユーザにより入力指示された用紙Pの斤量及び用紙Pの画像形成面の平滑度に関する設定を取得する。当該設定は、例えば、用紙の種類(普通紙、光沢紙等)の指定として入力される。制御部101は、取得した設定を記憶部102にデータとして記憶させてもよい。
制御部101は、指定された用紙の種類と、記憶部102等に予め記憶された用紙の種類と用紙Pの斤量と用紙Pの画像形成面の平滑度とを対応付けるデータに基づいて用紙Pの斤量及び用紙Pの画像形成面の平滑度を特定し、特定された用紙Pの斤量と用紙Pの画像形成面の平滑度とを組み合わせた組み合わせパターンに対応する気流の流速を特定する。そして、制御部101は、定着部20による定着処理が用紙Pに行われることに伴い、複数のファン31a、31b、31c、31dのうち、動作させるファンとして特定されたファンの動作による気流が特定された流速となるよう動作させる。
また、制御部101は、検出手段(例えば、温度検出部107)により検出された定着手段(例えば、定着部20の加熱ローラ21)の各部分の温度に基づいて気流の速度及び供給量の少なくともいずれか一方を複数の区画の夫々について個別に制御する。
具体的には、制御部101は、例えば、温度検出部107により検出された加熱ローラ21の各部分の温度に応じて、気流の供給量を複数の区画の夫々について個別に制御する。
図7は、加熱ローラ21の各部分の温度と、複数のファン31a、31b、31c、31dの夫々の動作(ON/OFF)との対応関係の一例を示す図である。
なお、図7及び後述する図8に示す例において、用紙Pの設定はA4縦であるものとする。また、図7、図8において加熱ローラ21のうち用紙Pと当接する部分の温度変化を線L1、加熱ローラ21のうち用紙Pと当接しない部分の温度変化を線L2で示している。
図7に示すように、本実施形態の画像形成装置1では、加熱ローラ21の上限温度L3が設定されている。上限温度L3は、加熱ローラ21の温度ムラを防止すると共に、加熱ローラ21が過熱されることによる破損や部品寿命の低下等を生じさせないために予め定められた温度である。上限温度L3を示すデータは、例えば、制御部101のROM又は記憶部102等に記憶されている。
定着処理において、加熱ローラ21のうち用紙Pと当接する部分は、用紙Pにより熱の一部を奪われる。一方、加熱ローラ21のうち用紙Pと当接しない部分は、用紙Pにより奪われる熱がないので、加熱ローラ21のうち用紙Pと当接する部分に比して大きな熱を有する状態となる。この状態が継続されると、加熱ローラ21のうち用紙Pと当接しない部分が大きくなりすぎて上限温度L3以上となる場合がある。そこで、制御部101は、温度検出部107により検出された温度が上限温度L3以上(上限温度L3を含む)となった加熱ローラ21の部分に対応する区画のファンを動作させる。
制御部101は、例えば、画像形成の開始後、用紙に関する情報に基づいて、動作させるファンとして特定されたファン(例えば、ファン31b、31d)を動作させる。その後、画像形成の継続に伴い、ファン31a、31dの区画に対応する加熱ローラ21の部分の温度が上昇すると、制御部101は、ファン31b、31cに加えて、ファン31a、31dを動作させる。ファン31a、31dの動作により、上限温度L3以上となったことが検出された加熱ローラ21の部分に気流が供給され、気流が加熱ローラ21から熱を奪うことにより当該部分の温度が下がる。これにより、加熱ローラ21を上限温度L3以下の温度に保つことができる。
つまり、制御部101は、所定の温度(例えば、上限温度L3)以上であることが検出された部分に対応する区画の供給口から気流を供給させる。
なお、これらの気流の供給量や風速の制御は一例であり、これに限られるものではない。例えば、上限温度L3に加えて、これ以上冷却する必要がない所定の温度(下限温度)を設けて、制御部101が、温度検出部107により検出された温度が下限温度以下となった加熱ローラ21の部分に対応する区画の気流の供給量及び流速の少なくともいずれか一方を小さくするよう制御するようにしてもよい。
また、加熱ローラ21に温度ムラを生じさせないための気流の供給量、流速となるファン31a、31b、31c、31dの動作制御パターンを、記録媒体(用紙P)の幅方向の大きさや斤量、種類等のいずれか一つ以上が異なる複数の記録媒体の夫々について事前の測定等により個別に設け、記憶部102等に記憶させておいてもよい。そして、制御部101が、ユーザにより指示された用紙Pの設定に応じた動作制御パターンを読み出してファン31a、31b、31c、31dの動作を制御するようにしてもよい。
以上、本実施形態の画像形成装置1によれば、ニップ部Nに対して記録媒体(用紙P)の下流側に設けられて、ニップ部Nにより搬送された記録媒体と当該定着手段との間に気流を供給する供給手段(例えば、剥離部30)と、供給手段の動作を制御する制御手段(例えば、制御部101)と、を備え、供給手段は、搬送方向に直交する記録媒体の幅方向に沿って複数の区画に分けられた気流の供給口(例えば、ダクト32a、32b、32c、32d等)を有し、制御手段は、記録媒体に関する情報(例えば、画像形成に用いられる用紙Pの幅方向の大きさを示すデータ)に基づいて気流の速度及び供給量の少なくともいずれか一方を複数の区画の夫々について個別に制御するので、記録媒体に応じて複数の区画の夫々の気流の速度や供給量を変更させることができる。即ち、気流の供給が必要ない区画に対する気流の供給のためのエネルギーの消費を防止することができることに加えて、定着部20の不要な冷却を防止して当該不要な冷却を補うための加熱ローラ21の再加熱を不要とすることができることとなり、よりエネルギー効率のよい定着装置及び画像形成装置を提供することができる。
また、加熱ローラ21に温度ムラを生じさせないための気流の供給量、流速とするための各区画の気流の制御パターンを用いることにより、加熱ローラ21の幅方向の温度ムラを防止とエネルギー効率のよい気流の制御とを両立させることができる。
また、複数の区画の夫々に対応する定着手段(例えば、定着部20の加熱ローラ21)の各部分の温度を個別に検出する検出手段(例えば、温度検出部107)を備え、制御手段(例えば、制御部101)は、検出手段により検出された定着手段の各部分の温度に基づいて気流の速度及び供給量の少なくともいずれか一方を複数の区画の夫々について個別に制御するので、加熱ローラ21の温度が上がった部分に対応する区画の気流の流速や供給量を大きくすることにより、温度が上がった部分を冷却することができ、加熱ローラ21の幅方向について、温度を均一にすることができる。温度の不均一(温度ムラ)は、用紙Pに形成された画像に光沢ムラを生じさせることや、用紙に皺を生じさせることがあるので、温度ムラを防止して温度を均一にすることにより、印刷出力の品質をより高い状態で維持することができる。
また、制御手段(例えば、制御部101)は、検出手段(例えば、温度検出部107)により検出された定着手段(例えば、定着部20の加熱ローラ21)の各部分の温度のうち、所定の温度(例えば、上限温度L3)以上であることが検出された部分に対応する区画の供給口から気流を供給させるので、所定の温度以上となった加熱ローラ21の部分を気流により冷却することができ、加熱ローラ21の一部分が過熱されることにより生じうる破損や部品寿命の低下等を防止することができる。
また、記録媒体(用紙P)に関する情報は、記録媒体の幅方向の大きさ、記録媒体の単位面積あたりの重さ及び記録媒体の種類のうち少なくともいずれか一つを示す情報を含むので、複数の区画の夫々の気流の供給量や流速を記録媒体が定着部20から離間するのに必要な気流の速度や供給量とすることができ、気流の供給が必要ない区画に対する気流の供給を防止することができることとなり、よりエネルギー効率のよい定着装置及び画像形成装置を提供することができる。
なお、本発明の実施の形態は、今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
例えば、制御部101は、例えば、温度検出部107により検出された加熱ローラ21の各部分の温度に応じて、気流の流速を複数の区画の夫々について個別に制御するようにしてもよい。この場合、制御部101は、例えば、加熱ローラ21の外周面の温度を、上限温度L3より低い所定の温度(例えば、維持目標温度L4)で維持するように複数のファン31a、31b、31c、31dの夫々の流速を制御する。
図8は、加熱ローラ21の各部分の温度と、複数のファン31a、31b、31c、31dの夫々の流速との対応関係の一例を示す図である。
制御部101は、例えば、画像形成の開始後、用紙に関する情報に基づいて、動作させるファンとして特定されたファン(例えば、ファン31b、31d)を動作させる。
具体的には、制御部101は、例えば、図8に示す線L5のように、用紙Pの斤量と用紙Pの画像形成面の平滑度とに基づいて特定された所定の流速で動作させる。
このとき、ニップ部Nのうち用紙Pと当接する部分、即ち用紙Pの幅方向に対応する加熱ローラ21の部分では、加熱ローラ21の外周面から用紙Pに熱が伝達されることにより、外周面の温度が下がっている。用紙Pの斤量と用紙Pの画像形成面の平滑度とに基づいて特定された所定の流速の気流による冷却と用紙Pに熱が奪われることにより、用紙Pの幅方向に対応する加熱ローラ21の部分の温度(図8の線L1により示される温度)は、維持目標温度L4付近で維持される。
一方、ニップ部Nのうち用紙Pと当接しない部分に対応する加熱ローラ21の部分では、用紙Pに熱が伝達されることがないので、ニップ部Nのうち用紙Pと当接する部分と同じ冷却条件では温度が維持目標温度L4を超えて上昇してしまう。そこで、制御部101は、ニップ部Nのうち用紙Pと当接しない部分に対応する区画のファン(例えば、ファン31a、31d)を動作させ、ニップ部Nのうち用紙Pと当接しない部分に向けて気流を供給することにより、ニップ部Nのうち用紙Pと当接しない部分を冷却する。さらに、制御部101は、温度検出部107により検出された加熱ローラ21の各部分の温度に基づいて、加熱ローラ21の外周面の温度を維持目標温度L4で維持するように、ニップ部Nのうち用紙Pと当接しない部分に対応する区画のファン(例えば、ファン31a、31d)の流速を制御する。具体的には、制御部101は、例えば、図8に示す線L6のように、温度検出部107により検出された、加熱ローラ21の用紙Pと当接しない部分の温度(図8の線L2により示される温度)に応じた気流の流速の制御を行う。つまり、制御部101は、検出された加熱ローラ21の温度に応じて、各区画に対応するファンにより生じる気流の流速を制御して冷却の度合いを調節する。
これにより、加熱ローラ21の温度が上がった部分に対応する区画の気流の流速を大きくすることにより、温度が上がった部分を冷却することができ、加熱ローラ21の幅方向について、温度をより均一にすることができる。
また、供給口(例えば、ダクト32a、32d)から供給される気流の向きのうち、記録媒体(用紙P)の幅方向に沿った方向を変更する変更手段(例えば、風向変更板35)を備え、制御部101が、記録媒体の幅方向の大きさに応じて変更手段に供給口から供給される気流の幅方向に沿った方向を変更させるようにしてもよい。
図9は、ダクト32a、32dの夫々に設けられた風向変更板35による気流の方向の変更例を示す図である。図9(A)は、加熱ローラ21の軸方向に直交する角度を取っている場合の風向変更板35による風向のイメージ図である。図9(B)は、加熱ローラ21の軸方向の中央側に向かって傾斜する角度を取っている場合の風向変更板35による風向のイメージ図である。
例えば、図9(A)、(B)に示すように、ダクト32a、32dの軸方向の両端に風向変更板35を設ける。風向変更板35は、ダクト32a、32dの気流噴出口の加熱ローラ21の軸方向に沿った方向の両端に設けられて、少なくとも加熱ローラ21の軸方向に直交する角度と加熱ローラ21の軸方向の中央側に向かって所定の角度傾斜する角度との間を揺動可能に設けられた平面部を有する板状の部材である。
図9(A)に示すように、風向変更板35が加熱ローラ21の軸方向に直交する角度を取っている場合、ダクト32a、32dを介して供給される気流は、加熱ローラ21の軸方向に略直交する方向に沿って供給される。一方、図9(B)に示すように、風向変更板35が加熱ローラ21の軸方向の中央側に向かって傾斜する角度を取っている場合、ダクト32a、32dを介して供給される気流は、加熱ローラ21の軸方向の中央側に向かって供給される。
例えば、画像形成に用いられる用紙の設定がA4縦(用紙Pの長手方向が搬送方向に沿う向き)である場合や、用紙Pの幅方向の大きさがA4縦の場合の幅方向の大きさより小さくなる用紙の設定がなされている場合、制御部101は、ファン31b、31cを動作させると共に、図9(B)に示すように、風向変更板35が加熱ローラ21の軸方向の中央側に向かって傾斜する角度を取らせることにより、ファン31a、31dによる気流の向きを加熱ローラの軸方向の中央側に向けたうえでファン31a、31dを動作させる。一方、用紙Pの幅方向の大きさがA4縦の場合の幅方向の大きさより大きくなる用紙の設定がなされている場合、制御部101は、図9(A)に示すように、風向変更板35が加熱ローラ21の軸方向に直交する角度を取らせたうえでファン31a、31b、31c、31dを動作させる。かかる制御により、気流の方向の制御を行わない場合に用紙Pの幅方向のサイズによっては使用されないこととなるファン(例えば、ファン31a、31d)による気流をより小さい用紙Pの剥離のためにさらに利用することができる。
なお、図9(A)、(B)を用いて説明した風向変更板35による風向の制御は一例であって、これに限られるものではない。例えば、ダクトの供給口の内側に風向を変更するための構成を設けてもよい。また、風向の変更方向は、加熱ローラ21の軸方向の中央側に限らず、幅方向に沿った任意の方向とすることができる。
また、制御部101は、定着部20による記録媒体(用紙P)に対する定着処理の終了後に、検出手段(例えば、温度検出部107)により検出された定着部20の加熱ローラ21の幅方向に沿った各部分の温度のうち、所定の温度(例えば、上限温度L3)以上であることが検出された部分に対応する区画の供給口から気流を供給させるようにしてもよい。かかる制御により、定着処理の終了後に加熱ローラ21が所定の温度(例えば、上限温度L3)以上である状態で放置されることがなくなり、気流により加熱ローラ21が冷却されることにより、過熱による加熱ローラ21の破損や部品寿命の低下等を防止することができる。
また、制御部101は、記録媒体(用紙P)の幅方向の大きさに応じて気流の速度及び供給量の少なくともいずれか一方を複数の気流発生手段(例えば、複数のファン31a、31b、31c、31d等)の夫々について個別に制御するようにしてもよい。
例えば、複数の区画のうち一つに対応する加熱ローラ21の一つの部分が、用紙Pの幅方向について全ての範囲で用紙Pと当接する場合、当該一つの部分は均一に用紙Pに熱を奪われるので、温度ムラを生じない。よって、この場合、制御部101は、当該部分に対応する区画のファンの風速を、図6に示すような用紙の斤量と用紙の画像形成面の平滑度との組み合わせパターンと各々の組み合わせパターンに対応する気流の流速とを対応付けるデータとに基づいて制御する。
一方、複数の区画のうち一つに対応する加熱ローラ21の一つの部分が、用紙Pの幅方向について全部でない所定の割合の範囲で用紙Pと当接する場合、加熱ローラ21の一つの部分の中で、用紙Pと当接する範囲が用紙Pにより熱を奪われる一方、用紙Pと当接しない範囲が熱を奪われない状態となる。このため、仮に冷却がない状態の場合、加熱ローラ21は、用紙Pと当接する範囲と用紙Pと当接しない範囲との間で温度ムラを生じることとなる。よって、この場合、制御部101は、当該所定の割合の大小に応じて当該部分に対応する区画のファンの風速を制御し、気流による冷却能力の大小を調整する。
例えば、制御部101は、当該所定の割合が小さいほど、その加熱ローラ21の一つの部分に対応するファンによる気流の供給量や流速を大きくする制御を行う。これは、用紙Pと当接する範囲が小さいほど、用紙Pにより奪われる熱が小さくなるため、加熱ローラ21に残る熱が大きくなることとなり、より大きな冷却能力が必要となるためである。
かかる制御は、例えば、用紙Pの幅方向の大きさと複数のファン31a、31b、31
c、31dの夫々の流速と対応付けたデータが記憶部102等に記憶されており、制御部101は、画像形成に用いられる用紙Pの大きさの種類及び用紙Pの向きから用紙Pの幅方向の大きさを特定し、さらに、特定された用紙Pの幅方向の大きさから複数のファン31a、31b、31c、31dの夫々の流速を特定し、特定された流速となるよう夫々のファンの動作を制御する。
かかる制御を行う場合、制御手段(例えば、制御部101)は、記録媒体(用紙P)の幅方向の大きさに応じて気流の速度及び供給量の少なくともいずれか一方を複数の気流発生手段(例えば、複数のファン31a、31b、31c、31d等)の夫々について個別に制御するので、加熱ローラ21の各部分に必要な冷却能力に応じた気流を供給することができ、よりエネルギー効率のよい定着装置及び画像形成装置を提供することができることに加え、記録媒体の幅方向について加熱ローラ21の温度をより均一にすることができる。
また、制御部101は、温度検出部107により検出された加熱ローラ21の各部分の温度について、所定時間単位での温度変化を取得し、取得された各部分の温度変化に基づいて各部分に対応する複数の区画の夫々の気流の供給量や流速を制御するようにしてもよい。
例えば、記憶部102は、画像形成に用いられる用紙Pの大きさの種類及び用紙Pの向きと、所定時間(例えば、60秒)間隔での加熱ローラ21の温度変化の幅(例えば、1度〜3度、4度〜5度、…の温度上昇等)と、気流の流速及び供給量が対応付けられたデータを記憶する。制御部101は、温度検出部107から得られた加熱ローラ21の各部分の温度変化を当該所定時間単位でモニタリングし、モニタリングされた所定時間単位内での温度変化の幅に対応する気流の流速及び供給量を、加熱ローラ21の各部分について個別に特定する。そして、制御部101は、特定された気流の流速及び供給量となるよう、加熱ローラ21の各部分に対応する区画のファンの動作を制御する。なお、制御部101は、所定時間単位で加熱ローラ21の温度をモニタリングする場合において、加熱ローラ21のいずれかの部分の温度が所定の温度(例えば、上限温度L3)以上となった場合、所定時間を待たずに当該部分を冷却するための制御を行うようにしてもよい。
また、上記の実施形態では、複数の区画に対応する4つのファン31a、31b、31c、31d及び4つのダクト32a、32b、32c、32dを用いているが、一例であり、これに限られるものではない。複数の区画の数や各区画の幅方向の大きさ等は、適宜変更することができる。また、記録媒体の幅方向の大きさと気流の流速及び供給量の少なくともいずれか一方の制御との対応関係は、複数の区画の数や各区画の幅方向の大きさに応じて、適宜変更することができる。
また、複数の区画に分けられた気流の供給口の夫々に個別に気流発生手段(例えば、ファン31a、31b、31c、31d)を設けなくてもよい。例えば、複数の区画に分けられた気流の供給口の数より少ない気流発生手段が設けられている場合、制御部101は、供給口の開閉の制御や供給口の開口部の広さの制御等により各供給口から供給される気流の供給量や流速を制御する。
また、上記の実施形態におけるニップ部Nは、二本のローラ(加熱ローラ21及び加圧ローラ22)により形成されているが、一例であり、これに限られるものではない。例えば、当該二本のローラのうち一方又は両方を、複数のローラに担持されたベルト部材としてもよい。
また、上記実施形態における記録媒体(用紙P)に関する情報と、記録媒体に関する情報に基づいて制御される気流の供給量、速度との関係は一例であり、この限りではない。例えば、用紙Pの幅方向の大きさに応じて気流の速度を制御するようにしてもよいし、用紙Pの斤量や平滑度に応じて気流の供給量を制御するようにしてもよい。また、供給量の制御は、ファンのON/OFFに限らない。例えば、気流の流路の開口の度合い等を制御するようにしてもよい。この場合、供給口の一部又は全部を開閉するシャッタ等の部材と当該部材を駆動する構成(電動機等)を設け、気流の供給量に応じて供給口の一部又は全部の開閉を切り替えることで、気流の供給量を制御する。気流の流速についても、同様の制御を考慮したものとしてもよい。
また、記録媒体(用紙P)に関する情報は、記録媒体の幅方向の大きさ、記録媒体の単位面積あたりの重さ及び記録媒体の種類に限られるものではない。例えば、画像形成に用いられ、定着部20に搬送される用紙Pの幅方向の端部の位置を検出するセンサ等を設け、制御部101が、当該センサにより検出された用紙Pの幅方向の端部の位置に基づいて、用紙Pの端部の位置と剥離部30の各区画のダクトとの位置関係を特定し、当該位置関係に応じた気流の速度や供給量の制御を行うようにしてもよい。
また、上記の実施形態における画像形成は、4色のトナー画像を用紙に転写するカラープリント処理であるが、カラープリント処理は画像形成の一例であり、これに限られるものではない。例えば、画像形成装置1は、1色(例えば、ブラック(K))のみのトナー画像を用紙に転写するモノクロプリント処理を実行することとしてもよい。
また、用紙に対する画像形成の工程を説明したが、画像形成装置1は、用紙以外の記録媒体に対しても、用紙に対する画像形成と同様の仕組みによる画像形成を行うことができる。
また、画像形成部106は、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、ブラック(K)の4色それぞれを個別の静電ドラムで転写する構成(タンデム方式)としたが、当該構成は一例であり、これに限られるものではない。例えば、1つの静電ドラムで転写する構成としてもよい。
1 画像形成装置
20 定着部
21 加熱ローラ
21a 加熱部
22 加圧ローラ
30 剥離部
31a、31b、31c、31d ファン
32a、32b、32c、32d ダクト
101 制御部
102 記憶部
107 温度検出部
N ニップ部
P 用紙

Claims (8)

  1. 加熱手段により加熱されて記録媒体に対して圧力及び熱を加えて記録媒体に形成された未定着のトナー画像を定着させながら当該記録媒体を搬送するニップ部を有する定着手段と、
    前記ニップ部に対して前記記録媒体の搬送方向の下流側に設けられて、前記ニップ部により搬送された記録媒体と当該定着手段との間に気流を供給する供給手段と、
    この供給手段の動作を制御する制御手段と、を備え、
    前記供給手段は、前記搬送方向に直交する前記記録媒体の幅方向に沿って複数の区画に分けられた前記気流の供給口を有し、
    前記制御手段は、前記記録媒体に関する情報に基づいて前記気流の速度及び供給量の少なくともいずれか一方を前記複数の区画の夫々について個別に制御することを特徴とする定着装置。
  2. 前記複数の区画の夫々に対応する前記定着手段の各部分の温度を個別に検出する検出手段を備え、
    前記制御手段は、前記検出手段により検出された前記定着手段の各部分の温度に基づいて前記気流の速度及び供給量の少なくともいずれか一方を前記複数の区画の夫々について個別に制御することを特徴とする請求項1に記載の定着装置。
  3. 前記制御手段は、前記検出手段により検出された前記定着手段の各部分の温度のうち、所定の温度以上であることが検出された部分に対応する区画の供給口から前記気流を供給させることを特徴とする請求項2に記載の定着装置。
  4. 前記記録媒体に関する情報は、前記記録媒体の幅方向の大きさ、前記記録媒体の単位面積あたりの重さ及び前記記録媒体の種類のうち少なくともいずれか一つを示す情報を含むことを特徴とする請求項1から3のいずれか一項に記載の定着装置。
  5. 前記供給手段は、
    前記複数の区画の夫々について個別に気流を生じさせる気流発生手段と、
    この気流発生手段の夫々について個別に設けられたダクトと、を有し、
    前記制御手段は、前記記録媒体の幅方向の大きさに応じて前記気流の速度及び供給量の少なくともいずれか一方を複数の前記気流発生手段の夫々について個別に制御することを特徴とする請求項1から4のいずれか一項に記載の定着装置。
  6. 前記供給口から供給される気流の前記幅方向に沿った方向を変更する変更手段を備え、
    前記制御手段は、前記記録媒体の幅方向の大きさに応じて前記変更手段に前記供給口から供給される気流の前記幅方向に沿った方向を変更させることを特徴とする請求項1から5のいずれか一項に記載の定着装置。
  7. 前記制御手段は、前記定着手段による前記記録媒体に対する定着処理の終了後に、前記検出手段により検出された前記定着手段の各部分の温度のうち、所定の温度以上であることが検出された部分に対応する区画の供給口から前記気流を供給させることを特徴とする請求項3に記載の定着装置。
  8. 記録媒体に未定着のトナー画像を形成する画像形成部と、
    請求項1から7のいずれか一項に記載の定着装置と、
    を備えることを特徴とする画像形成装置。
JP2011100667A 2011-04-28 2011-04-28 定着装置及び画像形成装置 Expired - Fee Related JP5708208B2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2011100667A JP5708208B2 (ja) 2011-04-28 2011-04-28 定着装置及び画像形成装置
US13/450,588 US9268267B2 (en) 2011-04-28 2012-04-19 Fusing apparatus and image forming apparatus

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2011100667A JP5708208B2 (ja) 2011-04-28 2011-04-28 定着装置及び画像形成装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2012233951A true JP2012233951A (ja) 2012-11-29
JP5708208B2 JP5708208B2 (ja) 2015-04-30

Family

ID=47067985

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2011100667A Expired - Fee Related JP5708208B2 (ja) 2011-04-28 2011-04-28 定着装置及び画像形成装置

Country Status (2)

Country Link
US (1) US9268267B2 (ja)
JP (1) JP5708208B2 (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014202899A (ja) * 2013-04-04 2014-10-27 コニカミノルタ株式会社 画像形成装置
JP2014228761A (ja) * 2013-05-24 2014-12-08 コニカミノルタ株式会社 画像形成装置
JP2015060098A (ja) * 2013-09-19 2015-03-30 コニカミノルタ株式会社 画像形成装置及びプログラム
JP2016118720A (ja) * 2014-12-22 2016-06-30 コニカミノルタ株式会社 画像形成装置

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014067009A (ja) * 2012-09-06 2014-04-17 Canon Inc 画像形成装置、及び、画像形成装置の制御方法
JP2014157347A (ja) * 2013-01-21 2014-08-28 Canon Inc 画像加熱装置
US9170561B2 (en) * 2013-01-25 2015-10-27 Ricoh Company, Ltd. Cooling device and image forming apparatus incorporating same

Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003066762A (ja) * 2001-08-23 2003-03-05 Konica Corp 定着装置
JP2006119430A (ja) * 2004-10-22 2006-05-11 Canon Inc 画像形成装置
JP2007206153A (ja) * 2006-01-31 2007-08-16 Konica Minolta Business Technologies Inc 定着装置および画像形成装置
JP2007240921A (ja) * 2006-03-09 2007-09-20 Konica Minolta Business Technologies Inc 画像形成装置
JP2007328161A (ja) * 2006-06-08 2007-12-20 Canon Inc 画像加熱装置

Family Cites Families (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH03164777A (ja) 1989-11-24 1991-07-16 Hitachi Koki Co Ltd ヒートロール熱定着機の用紙剥離装置
US6015342A (en) * 1998-06-03 2000-01-18 Carrier Corporation Louver apparatus for air conditioning unit
JP5321341B2 (ja) * 2009-08-07 2013-10-23 コニカミノルタ株式会社 定着装置及び画像形成装置
JP5344615B2 (ja) * 2009-10-14 2013-11-20 キヤノン株式会社 画像形成装置、その制御方法及びプログラム
JP5440138B2 (ja) * 2009-12-10 2014-03-12 富士ゼロックス株式会社 定着装置および画像形成装置
JP5540768B2 (ja) * 2010-02-26 2014-07-02 株式会社リコー 画像形成装置

Patent Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003066762A (ja) * 2001-08-23 2003-03-05 Konica Corp 定着装置
JP2006119430A (ja) * 2004-10-22 2006-05-11 Canon Inc 画像形成装置
JP2007206153A (ja) * 2006-01-31 2007-08-16 Konica Minolta Business Technologies Inc 定着装置および画像形成装置
JP2007240921A (ja) * 2006-03-09 2007-09-20 Konica Minolta Business Technologies Inc 画像形成装置
JP2007328161A (ja) * 2006-06-08 2007-12-20 Canon Inc 画像加熱装置

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014202899A (ja) * 2013-04-04 2014-10-27 コニカミノルタ株式会社 画像形成装置
JP2014228761A (ja) * 2013-05-24 2014-12-08 コニカミノルタ株式会社 画像形成装置
JP2015060098A (ja) * 2013-09-19 2015-03-30 コニカミノルタ株式会社 画像形成装置及びプログラム
JP2016118720A (ja) * 2014-12-22 2016-06-30 コニカミノルタ株式会社 画像形成装置

Also Published As

Publication number Publication date
US9268267B2 (en) 2016-02-23
JP5708208B2 (ja) 2015-04-30
US20120275813A1 (en) 2012-11-01

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5708208B2 (ja) 定着装置及び画像形成装置
US11650527B2 (en) Heater and heating apparatus
US10067448B2 (en) Image forming apparatus having a controller that sets a target temperature based on density information
US7352979B2 (en) Image forming apparatus having a cooling section in a fixing apparatus
US10228642B2 (en) Heater and heating apparatus
US8351814B2 (en) Image forming apparatus with fan for blowing air to transfer sheet
KR20130023082A (ko) 화상 가열 장치
CN102253637B (zh) 定影装置以及图像形成装置
JP2016109977A (ja) 画像形成装置
JP6428251B2 (ja) 画像形成装置
JP5903803B2 (ja) 定着装置及び画像形成装置
JP2017097001A (ja) 画像形成装置
JP6094339B2 (ja) 画像形成装置
JP5239738B2 (ja) 画像形成装置
JP7127336B2 (ja) 画像形成装置
JP2015068838A (ja) 光沢付与装置及び光沢付与装置を有する画像形成装置
JP6237079B2 (ja) 光沢付与装置及び光沢付与装置を有する画像形成装置
JP2015187688A (ja) 光沢付与装置及び光沢付与装置を有する画像形成装置
JP6102512B2 (ja) 画像形成装置
JP2022021582A (ja) カール矯正装置及び画像形成装置
JP2020034708A (ja) 画像形成装置及びプログラム
JP2020003572A (ja) 画像形成装置
JP2020071302A (ja) 画像形成装置
JP2020112641A (ja) 微粒子除去装置及び画像形成装置
JP2016186628A (ja) 光沢付与装置及び画像形成装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20130207

A711 Notification of change in applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A712

Effective date: 20130416

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20130523

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20130528

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20130729

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20140401

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20140602

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20150203

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20150216

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5708208

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees