JP7127336B2 - 画像形成装置 - Google Patents
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Description
像保持体と、
帯電バイアスを印加して前記像保持体を前記帯電バイアスに応じた帯電電位に帯電する帯電手段と、
前記像保持体上に形成された静電潜像をトナーにより現像してトナー像を形成する現像手段と、
自装置の使用電力量に応じて、前記現像手段に直流電圧と交流電圧とが重畳された第1の現像バイアスを印加する第1モードと、前記現像手段に直流電圧のみからなる第2の現像バイアスを印加する第2モードと、のいずれかを選択可能な選択手段と、を備え、
前記選択手段は、自装置の使用電力量が予め定められた閾値を超える場合、前記第2モードの選択を促す表示を行う、
ことを特徴とする。
像保持体と、
帯電バイアスを印加して前記像保持体を前記帯電バイアスに応じた帯電電位に帯電する帯電手段と、
前記像保持体上に形成された静電潜像をトナーにより現像してトナー像を形成する現像手段と、
自装置の使用電力量に応じて、前記現像手段に直流電圧と交流電圧とが重畳された第1の現像バイアスを印加する第1モードと、前記現像手段に直流電圧のみからなる第2の現像バイアスを印加する第2モードと、のいずれかを選択可能な選択手段と、を備え、
前記選択手段は、画像形成装置の経時ないし履歴情報に応じて自装置の使用時間が予め定められた閾値を超えている場合、前記第1モードの選択を促す表示を行う、
ことを特徴とする。
像保持体と、
帯電バイアスを印加して前記像保持体を前記帯電バイアスに応じた帯電電位に帯電する帯電手段と、
前記像保持体上に形成された静電潜像をトナーにより現像してトナー像を形成する現像手段と、
自装置の使用電力量に応じて、前記現像手段に直流電圧と交流電圧とが重畳された第1の現像バイアスを印加する第1モードと、前記現像手段に直流電圧のみからなる第2の現像バイアスを印加する第2モードと、のいずれかを選択可能な選択手段と、を備え、
前記選択手段は、自装置の停止時間が予め定められた閾値を超えている場合、前記第1モードの選択を促す表示を行う、
ことを特徴とする。
また、以下の図面を使用した説明において、図面は模式的なものであり、各寸法の比率等は現実のものとは異なることに留意すべきであり、理解の容易のために説明に必要な部材以外の図示は適宜省略されている。
(1)画像形成装置の全体構成及び動作
図1は本実施形態に係る画像形成装置1の全体構成を示す断面模式図、図2は画像形成部10の内部構成を示す断面模式図である。
以下、図面を参照しながら、画像形成装置1の全体構成及び動作を説明する。
画像形成装置1は、画像形成部10と、画像形成部10の底部に装着された給紙装置20と、操作表示部30と、制御装置40と、を備えて構成されている。
給紙装置20は、種類(例えば、材質や厚さ、用紙サイズ、紙目)の異なる用紙を収容する複数のトレイを備えており、これら複数のトレイのいずれか一つから繰り出した用紙を画像形成部10に対して供給するように構成されている。
画像処理部402は、外部の情報送信装置(例えばパーソナルコンピュータ等)から入力された印刷情報を潜像形成用の画像情報に変換して予め設定されたタイミングで、駆動信号を露光装置12に出力する。本実施形態の露光装置12は、LED(Light Emitting Diode)が線状に配置されたLEDヘッドにより構成されている。
このような構成の画像形成装置1では、画像形成のタイミングに合わせて給紙装置20又はトレイモジュールTMのうち、印刷ジョブで印刷の1枚毎に指定されたトレイから繰り出された用紙Pが画像形成部10へ送り込まれる。
現像装置14各々は、現像ハウジング41に収容される現像剤を除いて略同様に構成され、それぞれがイエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、黒(K)のトナー像を形成する。
(2.1)作像部の機能構成
図3は画像形成部10における感光体ユニット13、現像装置14、転写装置15等から構成される作像部の機能を説明するための模式図、図4は帯電ローラに印加する印加電圧と感光体ドラム31の表面電位との関係を示す図、図5は感光体ドラム31における帯電電位VHおよび露光部電位VLと現像装置14におけるAC重畳バイアスを印加した現像電位との関係を説明するための図、図6は感光体ドラム31における帯電電位VHおよび露光部電位VLと現像装置14におけるDCバイアスを印加した現像電位との関係を説明するための図である。
また、コントローラ401は、現像装置14に設けられた現像ローラ42に直流現像バイアスを供給する直流現像電源432A、現像ローラ42に交流現像バイアスを供給する交流現像電源432B、現像ローラ42を回転駆動する駆動装置17に、それぞれ制御信号を出力する。さらに、コントローラ401は、一次転写ローラ52に一次転写バイアスを供給する一次転写電源433A、二次転写ローラ53に二次転写バイアスを供給する二次転写電源433B(不図示)に、それぞれ制御信号を出力する。
帯電ローラ32を用いた接触帯電方式においては、帯電ローラ32に帯電のための直流電圧Vcと交流電圧Vppとが重畳された帯電バイアスを印加している。直流電圧Vcの印加だけでは、感光体ドラム31上の抵抗の低いところにだけ電流が流れるため均一に帯電することができない。また、感光体ドラム31表面が局所的に汚れると、その部分だけ帯電しなくなるという問題が生じる。そのため、直流電圧Vcと交流電圧Vppとが重畳された帯電バイアスを印加して、感光体ドラム31表面を帯電させている。
このようにして一様に帯電された感光体ドラム31は、露光装置12から出射する潜像形成光により静電潜像が形成され、現像ローラ42と対向した領域でトナー像が形成される。
直流現像電源432Aは、DC成分を含むDC現像バイアスVdv-DCを現像ローラ42に供給する。これに対し、交流現像電源432Bは、AC成分を含むAC現像バイアスVdv-ACを現像ローラ42に供給する。ここで、DC現像バイアスVdv-DCは、現像ローラ42から感光体ドラム31にトナーを移動させるためのものであり、AC現像バイアスVdv-ACは、DC現像バイアスVdv-DCによる現像ローラ42から感光体ドラム31へのトナーの移動を、トナーを振動させることで促進するためのものである。
また、現像電位VBは、DC現像バイアスVdv-DCの大きさによって決まる。なお、図5には、AC現像バイアスVdv-ACの大きさは、交流であるためにピークトゥピーク値で表している。
帯電電位VHと露光部電位VLと現像電位VBとがこのような大小関係を有している場合、現像領域を通過する現像ローラ42上のトナー(負極性に帯電)は、感光体ドラム31上で相対的に正電位となる露光部電位VL(画像部)に移動(飛翔)しやすくなる(Vdv)一方、感光体ドラム31上で相対的に負電位となる帯電電位VH(背景部)には移動(飛翔)しにくくなる(Vc)。
一般的に、電源装置43の消費電力は、DC現像バイアスVdv-DCに比べて、AC現像バイアスVdv-ACが大きい。一方、消費電力の低減を目的として、現像ローラ42に供給する現像バイアスをDC現像バイアスVdv-DCのみとした場合、トナーを振動させることで感光体ドラム31へのトナーの移動を促進する作用がなくなり、現像により得られるトナー像の画質が低下してしまう虞がある。
図7は中間転写ベルト51上に形成される画質調整用トナー像の例を示す図である。図7に示すように、中間転写ベルト51上のイメージ領域S1と次のイメージ領域S1との間のインターイメージ領域S2には、画質調整用トナー像TN2が形成される。本実施形態においては、例えば、画質調整用トナー像TN2は、これから画像形成を行う3枚分の画像データに対応した3枚分のパッチデータに基づく画質調整用トナー像P2、P3、P4が連続して形成される。
本実施形態に係る画像形成装置1は、画像形成動作における現像装置14の動作モードとして、消費電力の低減に比べて画質を優先させた第1のモードとしての通常モードと、画質に比べて消費電力の低減を優先させた第2のモードとしての消費電力抑制モードと、のいずれかを選択可能な選択手段としての操作表示部30を備えている。
そして、使用者から受け付けた指示に基づいて、通常モードによる画像形成動作又は消費電力抑制モードによる画像形成動作を実行する。
図8は画像形成装置1の作像部における動作パラメータを示す模式図、図9は通常モードによる画像形成動作のタイミングシーケンスを示す図である。
通常モードにおいては、コントローラ401から駆動装置17にカラー(YMC)用感光体ドラム31(Y、M、C)の駆動信号Drv10、K色用感光体ドラム31(K)の駆動信号Drv11が入力されて感光体ドラム31が回転駆動される。
また、コントローラ401からは、各色の帯電ローラ32(Y、M、C、K)に、それぞれ独立して直流電圧Vc1、Vc2、Vc3、Vc4が印加されるように直流帯電電源421Aに信号が入力される。尚、直流電圧Vcに重畳される交流電圧Vppは一定である。
画像形成装置1においては、帯電ローラ32、現像ローラ42にそれぞれ帯電バイアス、現像バイアスが印加されて通常モードで画像形成動作を行う場合に、図10に示すように、AC重畳用のパラメータを使用して画像濃度制御及びトナー濃度制御を行う。例えば、各感光体ドラム31に対応した帯電ローラ32(Y、M、C、K)には、それぞれ、bias sa 11~bias sa 41が適用され、現像ローラ42には、Vdv1-DCとしてbias sa 51、Vdv2-DCとしてbias sa 61が適用され、それぞれの画像濃度目標値(SAパッチ目標値)はsa target 11~sa target 14が適用される。また、それぞれのトナー濃度目標値(TCパッチ目標値)はtc target 11~tc target 14が適用されて目標画像濃度となるように現像剤中のトナー濃度が制御される。
このとき、Vdv1-AC(Y、M、C)及びVdv2-AC(K)は「on」が適用される。
図11は通常モードによる画像形成動作のタイミングシーケンスを示す図、図12は、消費電力抑制モードで画像形成動作を行う場合に実施される画質調整のパラメータの一例を示す図である。
消費電力抑制モードにおいては、通常モードと同様に、コントローラ401から駆動装置17にカラー(YMC)用感光体ドラム31(Y、M、C)の駆動信号Drv10、K色用感光体ドラム31(K)の駆動信号Drv11が入力されて感光体ドラム31が回転駆動される。また、コントローラ401からは、各色の帯電ローラ32(Y、M、C、K)に、それぞれ独立して直流電圧Vc1、Vc2、Vc3、Vc4が印加されるように直流帯電電源421Aに信号が入力される。尚、直流電圧Vcに重畳される交流電圧Vppは一定である。
このとき、図11に示すように、DC用のパラメータを使用して画像濃度制御及びトナー濃度制御を行う。例えば、各感光体ドラム31に対応した帯電ローラ32(Y、M、C、K)には、それぞれ、bias sa 12~bias sa 42が適用され、現像ローラ42には、Vdv1-DCとしてbias sa 52、Vdv2-DCとしてbias sa 62が適用され、それぞれの画像濃度目標値(SAパッチ目標値)はsa target 21~sa target 24が適用される。また、それぞれのトナー濃度目標値(TCパッチ目標値)はtc target 21~tc target 24が適用されて目標画像濃度となるように現像剤中のトナー濃度が制御される。
このとき、Vdv1-AC(Y、M、C)及びVdv2-AC(K)は「off」が適用される。
図13は画像形成装置1の印刷動作の流れを示すフローチャート、図14は操作表示部30におけるモード選択画面の表示例を示す図である。
画像形成装置1は、印刷ジョブを受け付けると、図14に示すように、操作表示部30にモード選択画面を表示する(S101)。使用者は、操作表示部30の選択画面に従って、消費電力抑制モードか通常モードかを選択することができる。
図15は実施例1に係る画像形成装置1の印刷動作の流れを示すフローチャート、図16は操作表示部30の表示例を示す図である。
コントローラ401は、現在の自装置の消費電力が予め定められた閾値Wthを超えているか否か判断する(S201)。その結果、消費電力が閾値Wthを超えている場合(S201:Yes)、図16に示すように、操作表示部30に消費電力抑制モードの選択を促す表示を行う(S202)。
図17は実施例2に係る画像形成装置1の印刷動作の流れを示すフローチャート、図18は操作表示部30の表示例を示す図である。
コントローラ401は、温湿度センサSTの検知結果から画像形成装置1の機内環境条件である温度及び湿度のデータを取得する(S301)。
そして、温度が低温で閾値Tthを下回っているか、又は湿度が低湿で閾値Hthを下回っているか判断する(S302)。その結果、温度が閾値Tthを下回っている場合又は湿度が閾値Hthを下回っている場合(S302:Yes)、図18に示すように、操作表示部30に通常モードの選択を促す表示を行う(S303)。
図19は実施例3に係る画像形成装置1の印刷動作の流れを示すフローチャートである。
コントローラ401は、用紙情報を取得し(S401)、指定されている用紙が普通紙よりも厚い厚紙か、又はコート紙であるか判断する(S402)。その結果、用紙が厚紙である場合又はコート紙である場合(S402:Yes)、図18に示すように、操作表示部30に通常モードの選択を促す表示を行う(S403)。
図20は実施例4に係る画像形成装置1の印刷動作の流れを示すフローチャートである。
コントローラ401は、自装置の経時情報を取得し(S501)、使用時間が閾値Kthを超えているか否か判断する(S502)。その結果、自装置の使用時間が閾値Kthを超えている場合(S502:Yes)、図18に示すように、操作表示部30に通常モードの選択を促す表示を行う(S503)。
図21は実施例5に係る画像形成装置1の印刷動作の流れを示すフローチャートである。
コントローラ401は、前回の画像形成動作が終了してからの停止時間情報を取得し(S601)、停止時間が閾値Pthを超えているか否か判断する(S602)。その結果、自装置の停止時間が閾値Pthを超えている場合(S602:Yes)、図18に示すように、操作表示部30に通常モードの選択を促す表示を行う(S603)。
図22は実施例6に係る画像形成装置1の印刷動作の流れを示すフローチャートである。
コントローラ401は、印刷設定情報を取得し(S701)、印刷設定がカラー印刷か否か判断する(S702)。その結果、印刷設定がカラー印刷設定の場合(S702:Yes)、図18に示すように、操作表示部30に通常モードの選択を促す表示を行う(S703)。
本実施形態では画像形成装置1は、いわゆるタンデム型であったが、これに限られるものではない。また、現像装置を複数備えたカラー画像形成装置として説明したが、これに限られず、例えば、モノクロの画像形成装置であっても適用することができる。
10・・・画像形成部
13・・・感光体ユニット
31・・・感光体ドラム
32・・・帯電ローラ
33・・・クリーニングローラ
34・・・クリーニングブレード
14・・・現像装置
42・・・現像ローラ
15・・・転写装置
51・・・中間転写ベルト
52・・・一次転写ローラ
53・・・二次転写ローラ
16・・・定着装置
17・・・駆動装置
20・・・給紙装置
30・・・操作表示部
40・・・制御装置
41・・・コントローラ
42・・・画像処理部
43・・・電源装置
SR・・・濃度センサ
ST・・・温湿度センサ
Claims (3)
- 像保持体と、
帯電バイアスを印加して前記像保持体を前記帯電バイアスに応じた帯電電位に帯電する帯電手段と、
前記像保持体上に形成された静電潜像をトナーにより現像してトナー像を形成する現像手段と、
自装置の使用電力量に応じて、前記現像手段に直流電圧と交流電圧とが重畳された第1の現像バイアスを印加する第1モードと、前記現像手段に直流電圧のみからなる第2の現像バイアスを印加する第2モードと、のいずれかを選択可能な選択手段と、を備え、
前記選択手段は、自装置の使用電力量が予め定められた閾値を超える場合、前記第2モードの選択を促す表示を行う、
ことを特徴とする画像形成装置。 - 像保持体と、
帯電バイアスを印加して前記像保持体を前記帯電バイアスに応じた帯電電位に帯電する帯電手段と、
前記像保持体上に形成された静電潜像をトナーにより現像してトナー像を形成する現像手段と、
自装置の使用電力量に応じて、前記現像手段に直流電圧と交流電圧とが重畳された第1の現像バイアスを印加する第1モードと、前記現像手段に直流電圧のみからなる第2の現像バイアスを印加する第2モードと、のいずれかを選択可能な選択手段と、を備え、
前記選択手段は、画像形成装置の経時ないし履歴情報に応じて自装置の使用時間が予め定められた閾値を超えている場合、前記第1モードの選択を促す表示を行う、
ことを特徴とする画像形成装置。 - 像保持体と、
帯電バイアスを印加して前記像保持体を前記帯電バイアスに応じた帯電電位に帯電する帯電手段と、
前記像保持体上に形成された静電潜像をトナーにより現像してトナー像を形成する現像手段と、
自装置の使用電力量に応じて、前記現像手段に直流電圧と交流電圧とが重畳された第1の現像バイアスを印加する第1モードと、前記現像手段に直流電圧のみからなる第2の現像バイアスを印加する第2モードと、のいずれかを選択可能な選択手段と、を備え、
前記選択手段は、自装置の停止時間が予め定められた閾値を超えている場合、前記第1モードの選択を促す表示を行う、
ことを特徴とする画像形成装置。
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