JP5233876B2 - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置 Download PDF

Info

Publication number
JP5233876B2
JP5233876B2 JP2009154568A JP2009154568A JP5233876B2 JP 5233876 B2 JP5233876 B2 JP 5233876B2 JP 2009154568 A JP2009154568 A JP 2009154568A JP 2009154568 A JP2009154568 A JP 2009154568A JP 5233876 B2 JP5233876 B2 JP 5233876B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
developing
image
vpp
voltage
component
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2009154568A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2011013247A (ja
Inventor
正生 近藤
正安 芳賀
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Konica Minolta Business Technologies Inc
Original Assignee
Konica Minolta Business Technologies Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Konica Minolta Business Technologies Inc filed Critical Konica Minolta Business Technologies Inc
Priority to JP2009154568A priority Critical patent/JP5233876B2/ja
Publication of JP2011013247A publication Critical patent/JP2011013247A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5233876B2 publication Critical patent/JP5233876B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Description

本発明は、電子写真方式や静電記録方式などによって静電潜像担持体上に静電潜像を形成し、これを現像装置で現像してトナー像を形成できる複写機、プリンタ、ファクシミリ機、或いはこれらのうち2以上を組み合わせた複合機等の画像形成装置に関する。
静電潜像担持体上に静電潜像を形成し、これを現像してトナー像を形成できる複写機、プリンタ、ファクシミリ機、或いはこれらのうち2以上を組み合わせた複合機等の画像形成装置で用いる現像装置は、種々のタイプのものが知られているが、その中に次のものがある。
静電潜像担持体に形成される静電潜像を現像してトナー像を形成できる現像装置であって、予め定めた現像間隙をおいて静電潜像担持体に臨む現像ローラを含み、静電潜像の現像において、該現像ローラと該静電潜像担持体間に直流電圧と交流電圧とを重畳した現像バイアスが印加されることで該現像ローラから該静電潜像担持体へトナーが飛翔するトナー飛翔型現像装置である。
図9はトナー飛翔型現像装置における現像バイアスの1例を示している。図9に示す現像バイアスは、負帯電性の感光体に画像露光を施して静電潜像を形成し、これを負に帯電したトナーで反転現像する場合の現像バイアス例である。
図9に示す例によると、直流電圧Vdc=−475〔V〕にピークツーピーク電圧Vpp=1800V、Duty=37%の交流電圧を、中心電圧をVdc=−475〔V〕として重畳印加している。
このようなトナー飛翔型現像装置を用いる画像形成装置では、適正濃度のトナー画像を得るための現像バイアス設定について種々の技術が提案されてきた。例えば特開2005−78015号公報(特許文献1)には次の現像バイアス決定手法が記載されいる。
(1)現像ローラと感光体との間にリーク検知用電圧を、該電圧の交流成分のピークツーピーク電圧(Vpp)を変化させて、且つ、Vppを小さいものから順次大きくして印加していき、現像間隙のリーク電流が予め定めた許容限界値に達するリーク検知用電圧の交流成分のVppを限界Vppとし、該限界Vppを考慮して現像バイアスを調整設定する方法。
(2)上記(1)の方法では、限界Vpp決定にあたり、Vppを小さいものから順次大きくして印加していくので、それだけ時間がかかりすぎることから、現像ローラと感光体との間の現像間隙のインピーダンスを予め測定し、該現像間隙にリーク検知用電圧を印加し、且つ、交流成分として該インピーダンスに応じて予め定めた大きさの開始交流成分を採用して、Vppを該開始Vppから順次大きくして印加していき、現像間隙のリーク電流が予め定めた許容限界値に達するリーク検知用電圧の交流成分のVppを限界Vppとし、該限界Vppを考慮して現像バイアスを調整設定する方法。
特開2005−78015号公報
ところで、今日では、画像形成装置の小型化、省エネルギー化の要請があり、小型化の点から、現像ローラや感光体の小型化が求められている。
しかし、現像ローラや感光体を小型化すると図10に示す無視できない状態が発生する。すなわち、図10において、(B)の感光体及び現像ローラ(半径r)から、小型化の要請に応じて、感光体サイズ及び感光体と現像ローラ間の現像最小間隙gをいずれも同一としつつも、左側(A)のように現像ローラを小型化(半径r’<r)すると、現像最小間隙gを与える位置からローラ回転方向において任意に上流側或いは下流側へずれた位置における両者間隙が(B)の場合のYからY’(>Y)へと大きくなる。
その結果、現像ローラが小型化された(A)の状態では、(B)の場合と同様の現像バイアスを採用していたのでは、現像ローラから感光体へのトナー供給量が低下し、現像形成されるトナー像の濃度不良が発生するおそれがある。
感光体が小型化された場合、感光体及び現像ローラの双方が小型化された場合にも同様の問題が生じる。
そこで本発明は、静電潜像担持体に静電潜像を形成し、該静電潜像を現像装置で現像してトナー像を形成できる画像形成装置であって、少なくとも一つの現像装置は、予め定めた現像間隙をおいて静電潜像担持体に臨む現像ローラを含み、静電潜像の現像において、現像バイアス印加装置から該現像ローラと前記静電潜像担持体間に直流電圧と交流電圧とを重畳した現像バイアスが印加されることで該現像ローラから該静電潜像担持体へトナーが飛翔するトナー飛翔型現像装置である画像形成装置であって、少なくとも一つの現像装置について、現像間隙に問題視すべきリークを発生させることなく、現像間隙に応じて現像バイアスにおける直流成分及び交流成分をそれぞれ適正な画像濃度が得られるように設定できる画像形成装置を提供することを課題とする。
本発明は前記課題を解決するため、
静電潜像担持体に静電潜像を形成し、該静電潜像を現像装置で現像してトナー像を形成できる画像形成装置であって、少なくとも一つの現像装置は、予め定めた現像間隙をおいて静電潜像担持体に臨む現像ローラを含み、静電潜像の現像において、現像バイアス印加装置から該現像ローラと前記静電潜像担持体間に直流電圧と交流電圧とを重畳した現像バイアスが印加されることで該現像ローラから該静電潜像担持体へトナーが飛翔するトナー飛翔型現像装置である画像形成装置であって次の画像形成装置を提供する。
すなわち、
前記トナー飛翔型現像装置の少なくとも一つについて、
現像ローラと該現像ローラが臨む静電潜像担持体との間にリーク検知のための予め定められたリーク検知用電圧をその交流成分のピークツーピーク電圧(=Vpp)を変化させて印加するリーク検知電圧印加部と、
該リーク検知電圧印加部によるリーク検知用電圧の印加により該現像ローラと該現像ローラが臨む静電潜像担持体との間の現像間隙に流れるリーク電流を検出してリーク検知出力を得るリーク検知部と、
前記現像間隙に許容限界のリーク電流を発生させるリーク検知用電圧における交流成分のVppを求める限界Vpp決定部と、
該現像装置を用いて形成される画像濃度検出用トナー像の濃度を検出するための画像濃度検出センサと、
前記限界Vpp決定部により決定される限界Vppと前記画像濃度検出センサによる濃度検出結果とに基づいて画像形成時の現像バイアスを決定する画像濃度調整部とを含んでいる画像形成装置である。
ここで、限界Vpp決定部は、前記リーク検知部で得られるリーク検知出力が予め定めた許容限界値に達するときのリーク検知用電圧における交流成分のVppを前記限界Vppと決定するものである。
前記画像濃度調整部は、
前記画像濃度検出センサで検出される前記画像濃度検出用トナー像の画像濃度に基づいて画像形成時の現像バイアスにおける直流成分電圧を決定する第1の現像バイアス決定部と、 画像形成時の現像バイアスにおける交流成分のVppを決定する第2の現像バイアス決定部とを含んでおり、
該第2の現像バイアス決定部は、前記限界Vpp決定部により決定される限界Vppからオフセット電圧値を差し引いて前記画像形成時の現像バイアスにおける交流成分のVppを決定し、且つ、該オフセット電圧値は、前記第1の現像バイアス決定部で決定される直流成分電圧の絶対値の大きさに応じて切り換える。
本発明に係る画像形成装置によると、前記トナー飛翔型現像装置の少なくとも一つについては、次の手順で先ず限界Vppが決定される。
すなわち、リーク検知電圧印加部から現像ローラと該現像ローラが臨む静電潜像担持体との間にリーク検知のための予め定められたリーク検知用電圧が、その交流成分のピークツーピーク電圧(=Vpp)を変化させて印加される。
そして、リーク検知部において、該リーク検知電圧印加部によるリーク検知用電圧の印加により該現像ローラと該現像ローラが臨む静電潜像担持体との間の現像間隙に流れるリーク電流を検出してリーク検知出力を得る。
限界Vpp決定部は、リーク検知部で得られるリーク検知出力が予め定めた許容限界値に達するときのリーク検知用電圧における交流成分のVppを限界Vppと決定する。
次いで、画像濃度調整部において、該限界Vppと画像濃度検出センサによる画像濃度検出用トナー像の濃度検出結果とに基づいて画像形成時の現像バイアスが決定される。
すなわち、画像濃度調整部における第1の現像バイアス決定部が、画像濃度検出センサで検出される前記画像濃度検出用トナー像の画像濃度に基づいて画像形成時の現像バイアスにおける直流成分電圧を決定する。
さらに、該画像濃度調整部における第2の現像バイアス決定部が、前記限界Vpp決定部により決定された限界Vppからオフセット電圧値を差し引いて画像形成時の現像バイアスにおける交流成分のVppを決定する。そのとき、該オフセット電圧値を前記第1の現像バイアス決定部で決定される直流成分電圧の絶対値の大きさに応じて切り換えて該画像形成時の現像バイアスにおける交流成分のVppを決定する。
かくして、現像間隙に問題視すべきリークを発生させることなく、現像間隙に応じて現像バイアスにおける直流成分及び交流成分をそれぞれ適正な画像濃度が得られるように設定でき、それだけ良好な画像が得られる。
前記画像濃度調整部における前記第2の現像バイアス決定部での交流成分のVppの決定にあたって採用する前記オフセット電圧値の切り換えは、前記第1の現像バイアス決定部で決定される直流成分電圧の絶対値の大きさに応じて予め定められた大きさのオフセット電圧値を採用し、且つ、直流成分電圧の絶対値がより小さい絶対値であるときに採用するオフセット電圧値より大きいオフセット電圧値を採用し、直流成分電圧の絶対値がより大きい絶対値であるときに採用するオフセット電圧値より小さいオフセット電圧値を採用して行う場合を例示できる。
以上説明したように本発明によると、静電潜像担持体に静電潜像を形成し、該静電潜像を現像装置で現像してトナー像を形成できる画像形成装置であって、少なくとも一つの現像装置は、予め定めた現像間隙をおいて静電潜像担持体に臨む現像ローラを含み、静電潜像の現像において、現像バイアス印加装置から該現像ローラと前記静電潜像担持体間に直流電圧と交流電圧とを重畳した現像バイアスが印加されることで該現像ローラから該静電潜像担持体へトナーが飛翔するトナー飛翔型現像装置である画像形成装置であって、少なくとも一つの現像装置について、現像間隙に問題視すべきリークを発生させることなく、現像間隙に応じて現像バイアスにおける直流成分及び交流成分をそれぞれ適正な画像濃度が得られるように設定できる画像形成装置を提供することができる。
本発明に係る画像形成装置の1例の構成の概略を示す図である。 図1の画像形成装置における現像装置の断面構造の概略を示す図である。 図2に示す現像装置を図2おいて右側から見て、しかし現像ローラ及び供給ローラは破線でその位置を示すだけとして、概略的に示す図である。 図1に示す画像形成装置の制御回路の概略を示すブロック図である。 図4に示す制御回路中の、現像装置について設けられている現像バイアス印加装置等と制御部を含む現像装置の現像バイアスに関する制御回路を示す図である。 図3の制御回路中の制御部による画像安定化制御動作を示すフローチャートである。 図6の画像安定化制御中のVdc/Dutyの決定制御動作を示すフローチャートである。 図6の画像安定化制御中のVpp決定制御動作を示すフローチャートである。ートである。 トナー飛翔型現像装置における現像バイアスの1例を示す図である。 現像ローラを小型化した場合の現像間隙状態の変化を示す図である。 低温低湿環境下での感光体の露光部分と無露光部分のそれぞれにおける、現像バイアスの直流成分の変化に応じた現像間隙リークの発生状況を示す図である。 高温高湿環境下での感光体の露光部分と無露光部分のそれぞれにおける、現像バイアスの直流成分の変化に応じた現像間隙リークの発生状況を示す図である。 画像濃度ムラ発生と現像間隙でのリークとの関係を示す図である。
以下、本発明の実施形態について図面を参照して説明する。
図1は本発明に係る画像形成装置の1例100の構成の概略を示している。画像形成装置100はタンデム型のフルカラープリンタである。
このプリンタ100は、駆動ローラ71とこれに対向するローラ72に巻き掛けられた無端の中間転写ベルト7を有している。転写ベルト7は、図示省略のベルト駆動部により駆動される駆動ローラ71により図中反時計方向(図中矢印方向)CCWに回される。
ローラ72には転写ベルト7上の2次転写残トナー等を清掃するクリーニング装置73が臨んでおり、駆動ローラ71には2次転写ローラ8が臨んでいる。
2次転写ローラ8は図示省略の押圧手段にて駆動ローラ71に支持された中間転写ベルト7の部分に押圧され、中間転写ベルト7との間にニップ部を形成し、中間転写ベルト7の回転に従動して、或いは、後述するように該ニップ部に送り込まれる記録媒体Sの移動に従動して、或いは駆動されて回転することができる。2次転写ローラ8には、図示省略の電源から2次転写バイアスを印加することができる。
中間転写ベルト7及び2次転写ローラ8の上方には定着装置9が配置されており、下方にはタイミングローラ対11が配置されており、さらにその下方に、記録紙等の記録媒体Sを収容した記録媒体収容カセット10が配置されている。
定着装置9はハロゲンランプヒータ等の熱源を備えた定着加熱ローラとこれに圧接される加圧ローラとを含むものである。
記録媒体収容カセット10に収容された記録媒体Sは、媒体供給ローラ101にて1枚ずつ引き出してタイミングローラ対11へ供給することができる。
中間転写ベルト7を巻き掛けたローラ71、72の間には、転写ベルト7に沿って、ローラ72からローラ71に向けて、イエロー画像形成部Y、マゼンタ画像形成部M、シアン画像形成部C及びブラック画像形成部Kがこの順序で配置されている。
ブラック画像形成部Kよりローラ71寄りの転写ベルト部分に画像濃度検出センサs1、s2が臨設されている。センサs1、s2はベルト進行方向に対して直角方向に間隔をあけて手前側及び奥側にそれぞれ配置されている。センサs1、s2は、本来の画像形成に先立って後述する画像安定化制御(図6参照)を行うにあたり、転写ベルト7上に形成される画像濃度検出用トナー像(トナーパッチ)の画像濃度を検出してその情報を提供するためのものである。画像濃度検出センサを二つ設けているのは効率よく濃度検出を行えるようにするためであるが、センサは一つでもよい。
Y、M、C、Kの各画像形成部は、静電潜像担持体としてドラム型の感光体1を備えており、該感光体の周囲に帯電器2、露光装置3、現像装置4及びクリーニング装置5がこの順序で配置されている。
各画像形成部の感光体1にはベルト7を間にして1次転写ローラ6が対向配置されている。1次転写ローラ6は、図示省略の押圧手段にて感光体1の方向へ押圧され、ベルト7に接触して従動回転するとともにベルト7を感光体1に接触させることができる。
1次転写ローラ6には、感光体1上に形成されるトナー像をベルト7へ1次転写するための1次転写バイアスを図示省略の電源から印加できる。
露光装置3は、図示省略のパーソナルコンピュータ、画像読取装置等から提供される画像情報に応じて、レーザービームの点滅により感光体1にドット(点)露光で画像露光を施せる。
各画像形成部における感光体1は、ここでは負帯電性の感光体であり、図示省略の感光体駆動モータにて図中時計方向回りに回転駆動できる。
各画像形成部における帯電器2は所定のタイミングで図示省略の電源から帯電用の電圧が印加され、感光体1表面を所定電位に一様に帯電させることができる。なお、帯電器2は本例ではコロナ放電を利用する非接触型のものであるが、帯電ローラ等でも構わない。
各画像形成部における現像装置4は、本例では、トナーを主体とする一成分現像剤を使用して感光体1上に形成される静電潜像を、後述する電源から現像バイアスが印加されるローラ形態の現像剤担持回転体(以下、「現像ローラ」という。)41(図2、図5参照)で反転現像することができる。現像装置4については後ほどさらに説明する。
図4にプリンタ100の制御回路の概略をブロック図で示してある。制御回路中の制御部Contはプリンタ100の動作を制御するものである。画像形成部Y、M、C及びKのそれぞれ、従って各画像形成部における感光体1の駆動モータ(図示省略)、帯電器2、画像露光装置3、現像装置4の回転駆動部(図示省略)や現像バイアス印加電源等はこの制御部Contからの指示に基づいて所定のタイミングで動作する。また、記録媒体の搬送機構、定着装置9等のプリンタ100の他の各部もこの制御部Contからの指示に基づいて動作する。
制御部Contには操作パネルPAも接続されており(図4参照)、このパネルにおいて画像形成モード、画像形成枚数の設定等を行える。また、制御部Contには前記画像濃度検出センサs1、s2が検出する画像濃度情報が入力される。
制御部Contについては後ほどさらに説明する。
このプリンタによると、Y、M、C、Kの画像形成部のうち1又は2以上を用いて制御部Contの指示のもとに画像を形成することができる。
画像形成部Y、M、C及びKのすべてを用いてフルカラー画像を形成する場合を例にとると、先ず、イエロー画像形成部Yにおいてイエロートナー像を形成し、これを転写ベルト7に1次転写する。
すなわち、イエロー画像形成部Yにおいて、感光体1が図中時計方向に回転駆動され、帯電器2にて表面が一様に所定電位に帯電され、該帯電域に露光装置3からイエロー画像に対応する画像露光が施され、感光体1上にイエロー画像に対応する静電潜像が形成される。この静電潜像はイエロートナーを有する現像装置4の現像バイアスが印加された現像ローラ41にて現像されて可視イエロートナー像となる。該イエロートナー像は1次転写ローラ6にて転写ベルト7上に1次転写される。このとき、1次転写ローラ6には図示省略の電源から1次転写バイアスが印加される。
同様にして、マゼンタ画像形成部Mにおいてマゼンタトナー像が形成されて転写ベルト7に転写され、シアン画像形成部Cにおいてシアントナー像が形成されて転写ベルト7に転写され、ブラック画像形成部Kにおいてブラックトナー像が形成されて転写ベルト7に転写される。
イエロー、マゼンタ、シアン、ブラックのトナー像はこれらが中間転写ベルト7上に重ねて転写されるタイミングで形成される。
かくして転写ベルト7上に形成された多重トナー像は転写ベルト7の回動により2次転写ローラ8へ向け移動する。
一方、記録媒体Sが記録媒体収容カセット10から媒体供給ローラ101にて引き出され、タイミングローラ対11へ供給され、待機している。
このようにタイミングローラ対11のところで待機する記録媒体Sは、中間転写ベルト7にて送られてくる多重トナー像に合わせて、転写ベルト7と2次転写ローラ8とのニップ部に供給される。該多重トナー像は図示省略の電源から2次転写バイアスが印加された2次転写ローラ8にて記録媒体S上に2次転写される。
その後記録媒体Sは定着装置9に通され、そこで多重トナー像が加熱加圧下に記録媒体Sに定着される。記録媒体Sはひき続き、排出ローラ対12にて排出トレイ13に排出される。
トナー像のベルト7への1次転写において感光体1上に残留する転写残トナー等はクリーニング装置5で清掃され、2次転写によりベルト7上に残留する2次転写残トナー等はクリーニング装置73で清掃される。これら清掃除去されたトナーはそれぞれ図示省略の搬送手段にて廃棄容器へ送られる。
以上説明したように画像形成されるのであるが、現像装置4についてさらに説明する。現像装置4は図2、図3及び図5示すものである。
図2は現像装置4の断面構造の概略を示している。図3は現像装置4を図2において右側から見て、しかし現像ローラ41及び供給ローラ42は破線でその位置を示すだけとして、概略的に示している。図5は図4に示す制御回路の一部、特に、現像装置4について設けられている現像バイアス印加装置等と制御部Contを含む現像装置4の現像バイアスに関する制御回路を示す図である。
現像装置4はトナー担持回転体の1例である現像ローラ41及び現像ローラ41へ現像剤を供給する、トナー供給回転体の1例である供給ローラ42を備えている。
また、現像装置4は、供給ローラ42側へ現像剤(本例ではトナーT)を攪拌しつつ供給する第1搬送回転体46及び第2回転搬送体47も備えている。第1及び第2の各回転搬送体は、ここでは、回転軸にスクリュー羽根(螺旋羽根)を周設したスクリュー搬送部材である。
これら現像ローラ41、供給ローラ42並びに第1及び第2のスクリュー搬送部材46、47は現像装置ハウジング40に収められ、該ハウジングに回転可能に支持されている。現像ローラ41は、現像装置4がプリンタ100に装着されると感光体1に臨むように、一部がハウジング40の外側へ出ている。搬送部材46、47は現像装置ハウジング40内に収容されている。
ハウジング40内には現像に供する現像剤(本例ではトナーT)(図2等参照)を保持して供給ローラ42及び現像ローラ41に臨むバッファ部43が形成されている。
第1スクリュー搬送部材46はバッフア部43における、供給ローラ42より上側、且つ、ローラ42の背後寄り位置に配置されている。第2スクリュー搬送部材47は板状の仕切り部材48を間にして第1スクリュー搬送部材46の上側、且つ、供給ローラ42の上方に配置されている。
第1スクリュー搬送部材46は現像ローラ41と平行に配置されており、第2スクリュー搬送部材47は仕切り部材48を間にして第1スクリュー搬送部材46と平行に配置されている。
第1スクリュー搬送部材46は図示省略の回転駆動部により回転駆動されることで、図3中右側から左側へ回転軸方向に現像剤を搬送することができ、第2スクリュー搬送部材47は同回転駆動部により回転駆動されることで、図3中左側から右側へ回転軸方向に現像剤を搬送することができる。
このように第1及び第2のスクリュー搬送部材46、47が回転駆動されることで、図3に矢印で示すように、現像剤は、第1搬送部材46にて、図3において右側の現像剤送入側端部(現像剤送り込み側端部)から左側の現像剤送出側端部(現像剤送り出し側端部)へ搬送され、該現像剤送出側端部から仕切り部材48の左側端部の開口部(第2開口部)482を通って第2搬送部材47の現像剤送入側端部へ上昇移動し、さらに第2搬送部材47にてその現像剤送出側端部へ向け搬送され、該送出側端部から仕切り部材48の右側端部の開口部(第1開口部)481を通って重力にも助けられつつ第1搬送部材46の現像剤送入側端部へ落下移動する。現像剤はこのようにして第1、第2の搬送部材46、47により攪拌循環されつつ、第1搬送部材46から供給ローラ42、ひいては現像ローラ41側へ供給される。
現像ローラ41及び供給ローラ42も、図示省略の回転駆動部で図2中反時計方向回りに回転駆動される。ローラ41と42とが対向するニップ部では、両ローラ表面は互いに反対方向に移動する。これにより、供給ローラ42は現像で消費されずに現像装置ハウジング40内へ戻ってくる現像剤を現像ローラ41から掻き落とすとともに、新たに現像剤を現像ローラ41へ供給する。
現像剤(トナー)をローラ42からローラ41へ供給するとき、トナー供給補助部材420にローラ42が摺動することで、ローラ42はそれだけ確実にトナーを保持して搬送することができる。
このようにして供給された現像剤は現像ローラ41に当接しているブレード形態のトナー規制部材44を通過するときにトナー量が適正に規制され、従って感光体1に臨む現像領域へ搬送されるトナーの層厚が適切に規制され、それとともに帯電せしめられ、現像領域で感光体1上の静電潜像の現像に供される。
現像で消費されなかった現像剤は現像ローラ41の回転とともにケース40内へ戻ってくる。このとき、現像剤は、供給ローラ42による現像ローラ41からの掻き取りを円滑化するために図示省略の除電電源から除電バイアスが印加された除電部材45にて除電される。
第1及び第2のスクリュー搬送部材46、47は、搬送部材46の現像剤送出側端部及びその上側にある搬送部材47の現像剤送入側端部において、現像ローラ41の回転軸方向に現像ローラ41の外側まで延在しており、第2搬送部材47の該延在部の上方に現像剤溜まり部49が連設されている。
図3において現像剤溜まり部49の互いに対向する手前側及び奥側の壁のそれぞれに現像剤量(ここでは溜まり部における現像剤の上面位置)を検知するための、例えば透明な樹脂(例えばポリスチレン)からなる透光性の検知窓dwが設けられており、これら窓に対して現像剤量検知装置TSが設けられている。
なお、現像剤溜まり部49が、例えば、透明なポリスチレン樹脂等の透明材料で形成されている場合には、その一部を検知窓として利用することができる。
現像剤量検知装置TSは、本例では発光素子と受光素子を有する光学的センサを含むものである。発光素子は一方の検知窓dwにその外側から臨み、受光素子は他方の検知窓dwその外側から臨んでいる。受光素子が発光素子からの光を所定量受けると現像装置4内現像剤量が不足していると判断され、発光素子からの光が現像剤に遮られて受光素子が所定量の光を受けないときは現像剤量は足りていると判断される。現像剤溜まり部49にはトナーボトルを含むトナー補給部TBのトナーボトル部分を着脱可能に装着できるトナー補給口490を設けてある。検知装置TSが現像剤量の不足を検出すると、トナー補給部TBからトナーを補給できるようになっている。
ここで現像装置4の現像バイアスに係る制御回路を見てみると、図5に示すように、現像ローラ41とそれに対応する感光体1との間には、該感光体1上の静電潜像を現像するにあたり、直流成分に交流成分を重畳した現像バイアススが印加される。図5に示すように、現像バイアスの直流成分は直流電源PWdから印加される直流電圧であり、交流成分は交流電源PWaから印加される交流電圧である。
直流電源PWd及び交流電源PWaはいずれも制御部Contからの指示により出力可変である。制御部Contは交流電源PWaに指示して印加する交流電圧のピークツーピーク電圧及びDutyをそれぞれ変更できる。
また、現像ローラ41と感光体1との間には、現像間隙でのリークを検知するリーク検知部401及び現像間隙gのインピーダンスを測定するインピーダンス測定部402も接続されている。
リーク検知部401は、現像間隙に流れるリーク電流を検出し、これを電圧に変換してリーク検知出力を得るものであり、リーク検知部401で得られるリーク検知出力情報は制御部Contに入力される。
インピーダンス測定部402で得られる現像間隙のインピーダスン情報も制御部Contに入力される。
プリンタ100では、制御部Contが画像形成に先立って図6のフローチャートに示す画像安定化制御を行う。この画像安定化制御の一環として、現像装置4における現像バイアス(その直流成分Vdc及び交流成分のピークツーピーク電圧Vpp等)を画像ノイズ(濃度ムラ、リーク画像)がなく、適正な画像濃度が得られるように制御し、それによりそれだけ良好な画像を形成できるようにしている。プリンタ100では各画像形成部について画像安定化制御を行う。
図6の画像安定化制御では、現像バイアス決定に係る制御として、限界Vpp決定制御(ステップS1)、Vdcと交流成分のDutyの決定制御(ステップS2)及び画像形成時の交流成分のピークツーピーク電圧Vppの決定制御(ステップS3)を行う。そのほか、階調補正制御(ステップS4)も行う。
Vppは画像ノイズ(画像ムラ、リーク画像)を抑えるために調整する。VdcとDutyはベタ画像(全画素露光 255階調)のトナー量を狙いの量にするために調整する。なお、Dutyuついては、予め実験等により定めた、ベタ画像形成にできるだけ支障のない一定のDutyを採用することも可能である。
ここで、ステップS1の限界Vpp決定制御は、例えば特開2005−78015号公報(特許文献1)に記載してある手法で行える。
すなわち、
(1)現像ローラ41とそれが臨んでいる感光体1との間にリーク検知用電圧を、該電圧の交流成分のピークツーピーク電圧(Vpp)を変化させて、且つ、Vppを小さいものから順次大きくして印加していき、現像間隙のリーク電流が予め定めた許容限界値に達するリーク検知用電圧の交流成分のVppを限界Vppとする方法や、
(2)現像ローラ41と感光体1との間の現像間隙のインピーダンスを予め測定し、該現像間隙にリーク検知用電圧を印加し、且つ、交流成分として該インピーダンスに応じて予め定めた大きさの開始交流成分を採用して、Vppを該開始Vppから順次変化させて印加していき、現像間隙のリーク電流が予め定めた許容限界値に達するリーク検知用電圧の交流成分のVppを限界Vppとする方法等である。
ここでは、後者(2)の方法によって限界Vppを決定する。
この限界Vpp決定のために、図5に示すように、感光体1と現像ローラ41との間にリーク検知部401とインピーダンス測定部402とが接続されている。
限界Vppの決定は次の手順で行う。
(1) 先ず、制御部Contから電源PWd及び電源PWaに指示して、現像ローラ41と感光体1との間に現像間隙のインピーダンス測定のためのインピーダンス測定用電圧を印加させる。このとき電源PWd及び電源PWaに印加させる電圧は実験等によりインピーダンス測定に適するものであることを確認して定めておいたものを採用すればよい。このようにしてインピーダンス測定部402に現像間隙のインピーダンスを測定させ、その情報を制御部Contに入力させる。
(2) 次いで、制御部Contから電源PWd及び電源PWaに指示して、現像ローラ41と感光体1との間にリーク検知用電圧を印加させる。このとき、直流電源PWdから印加させる直流電圧は予め実験等を通じて決めておいた、限界Vpp決定に際して支障のない一定電圧とし、交流電源PWaから印加させる交流電圧は、インピーダンス測定部402で測定した現像間隙インピーダンスに応じて予め定められた開始交流電圧からスタートして、段階的にピークツーピーク電圧(=Vpp)を変化させて印加させる。これら交流電圧のDutyは予め定めた一定とする。
なお、以上のことから分かるように、電源PWd、電源PWa及び制御部Contはインピーダンス測定用電圧印加部やリーク検知用電圧印加部を構成している。
(3) そして、リーク検知部401において、リーク検知用電圧の印加により現像ローラ41と感光体1との間の現像間隙に流れるリーク電流を電圧に変換させてリーク検知出力を取得させ、これを制御部Contに入力させる。
(4) 制御部Contはリーク検知部401で得られたリーク検知出力が予め定めておいた許容限界値に達するときのリーク検知用電圧における交流成分のVppを限界Vppと決定する。
ところで、図11は低温低湿環境(LL環境:10℃、15%RH環境)での感光体の露光部分と無露光部分のそれぞれにおける、現像バイアスの直流成分の変化に応じた現像間隙リーク発生状況の1例を示している。図12は環境が高温高湿環境(HH環境:35℃、15%RH環境)である点を除けば、その他は図11の場合と同じ条件下における、感光体の露光部分と無露光部分のそれぞれにおける、現像バイアスの直流成分の変化に応じた現像間隙リークの発生状況を示している。
図11及び図12からすると、Vdc=−420Vで現像間隙のリーク検知を実施すると、無露光部でのリーク開始電圧(Vp−p)はLL環境では2120Vであり、HH環境では1870Vとなる。
従って、画像形成時には、露光部でリークを起こさないように上記無露光部でのリーク発生電圧Vp−pからオフセットしたバイアスを設定すればよいことになる。すなわち、例えば、オフセット電圧Voffを−500Vとして、LL環境ではVpp=(2120−500)V=1620V程度、HH環境ではVpp=(1870−500)V=1370V程度とし、Vdc=−400V〜−600Vの間でも濃度ムラを発生させることなく画像を形成することができることになる。
しかしながら、先に図10を参照して説明した現像ローラ等の小型化の要請に応えると、後ほど図13を参照して説明するようにVdcによっては画像濃度ムラが発生することがある。よって、このことを考慮にいれて現像バイアスを設定することが望ましい。なお、図13は画像濃度ムラと現像間隙でのリークの関係を示している。
濃度ムラの発生するVpp設定値は図13に示すようにVdcの値によって変化する。従って、Voff=−500Vに固定してしまうと、Vdc決定値によっては画像濃度ムラが発生するようなVppを決定してしまうことがある。例えばVdc=Vdcxであるときにリーク発生電圧から固定Voffを差し引くと、そのときのVppは画像濃度ムラが発生する領域(図13においてラインPより下の領域)のものとなってしまう。
従って、画像濃度調整のために決定したVdcに応じて、Vpp決定時のオフセット電圧を切り換えなければならない。
濃度ムラ発生領域を検知することは難しいが、実験上、図13に例示するように、露光部でのリーク(露光部リーク)が発生するラインと画像濃度ムラが発生するラインPとに平行な関係が得られることから、図11や図12のような関係がある。つまり、無露光部で検出したリーク発生電圧から露光部でリークを起こさないようなVppを設定するためにVoffを設定するが、Vdcが小さい場合には決定Vppが小さく、濃度ムラ発生領域に入ってしまうため、Vdcに応じてVoffを切り換えることで、Vppを適正範囲に設定する必要がある。
そのために図6に示すように、Vdc決定制御も行うのである。
図6に示す例では、ステップS2で、Vdcを決定するだけでなく交流成分のDutyも決定する。Dutyも制御するのは、Vdcの調整だけでは狙いのトナー量を達成できない場合があるかもしれないからである。なお、Dutyは、実験等により予め定めた一定のものとしておくことも可能である。
図6のフローチャートのステップS2のVdc/Duty決定制御は図7に示すように実行される。先ず、オフセット電圧Voffを、ステップS1で決定された限界Vppに応じて予め定められたdefault 値(例えば−350V)に設定し(ステップS21)、仮Vpp(限界Vpp−default 値)を求める(ステップS22)。このとき、仮VppのDutyはトナーパッチ形成に支障のない範囲から予め定めた仮Dutyである。また、ステップS22では実験等により予め定めておいたトナーパッチ形成に支障のない範囲からVdcの範囲も仮設定される。
次いで、仮Vpp及びDutyの交流成分のもとで、且つ、直流成分Vdcを予め定めた割合で段階的に変化させて中間転写ベルト7上に画像濃度検出用トナー像(トナーパッチ)を順次複数形成させ、各トナーパッチの画像濃度をセンサs1及び(又は)s2に検出させ、その検出濃度情報を制御部Contに入力させ(ステップS23)、入力される画像濃度情報に基づいて、2巡目のトナーパッチ形成(ステップS25)のためのVdc、Dutyの設定範囲を決定する(ステップS24)。
さらに、前記仮Vpp及びステップS24で設定したDutyの交流成分のもとで、且つ、ステップS24で決定した範囲でVdcを変化させて、中間転写ベルト7上に画像濃度検出用トナー像(トナーパッチ)を順次複数形成させ、各トナーパッチの画像濃度をセンサs1及び(又は)s2に検出させ、その検出濃度情報を制御部Contに入力させ(ステップS25)、入力される画像濃度情報に基づいて、画像ノイズ(画像ムラ、リーク画像)がなく、適正な画像濃度が得られる直流成分Vdc及び交流成分のDutyを決定し(ステップS26)、そのように決定した直流成分Vdcに応じて予め定められたオフセット電圧Voffを選択する(ステップS27)。
このとき選択されるオフセット電圧Voffは、画像濃度ムラ発生を抑制するために、図13からも分かるように、直流成分Vdcが大きければ、それに応じて大きくなり、直流成分Vdcが小さければ、それに応じて小さくなる。
図6の画像安定化制御におけるステップS3のVpp決定制御では、図8に示すように、ステップS1で決定した限界Vppから前記ステップS27で選択されたオフセット電圧Voffを差し引いて画像形成で用いる現像バイアスの交流成分のピークツーピーク電圧Vppを決定する。この決定は結局のところ画像濃度を適正にする直流成分Vdcに応じて決定されたものであると言える。
かくして現像ギャップに応じてステップS2で決定された直流成分VdcとステップS3で決定された交流成分のピークツーピーク電圧Vppの交流成分を重畳した現像バイアスを画像形成に用いることとなり、そのため、現像間隙に問題視すべきリークを発生させることなく、現像間隙に応じて適正な画像濃度が得られるように設定された現像バイアスで画像形成することができる。
以上の説明から分かるように制御部Contは、
現像間隙に許容限界のリーク電流を発生させるリーク検知用電圧における交流成分のVppを求める限界Vpp決定部や
前記限界Vpp決定部により決定される限界Vppと画像濃度検出センサs1及び(又は)s2による濃度検出結果とに基づいて画像形成時の現像バイアスを決定する画像濃度調整部の少なくとも一部を構成していると言える。
また、制御部Contは、画像濃度検出センサで検出されるトナーパッチの画像濃度に基づいて画像形成時の現像バイアスにおける直流成分電圧を決定する第1の現像バイアス決定部や、画像形成時の現像バイアスにおける交流成分のVppを決定する第2の現像バイアス決定部の少なくとも一部も構成していると言える。
図1を参照して説明した画像形成装置はタンデム型のフルカラープリンタ100であったが、本発明はモノクロ画像形成装置にも適用でき、また、他のタイプの多色画像形成装置等にも適用できる。また、現像装置を複数備えている画像形成装置では、該複数の現像装置の全数より少ない数の現像装置(例えばモノクロ印字時に使用する現像装置)に本発明が適用されているだけでもよい。
本発明は、少なくとも一つのトナー飛翔型現像装置について、現像間隙に問題視すべきリークを発生させることなく、現像間隙に応じて現像バイアスを適正な画像濃度が得られるように設定できる画像形成装置を提供することに利用できる。
100 プリンタ
Y イエロー画像形成部
M マゼンタ画像形成部
C シアン画像形成部
K ブラック画像形成部
1 感光体
2 帯電器
3 画像露光装置
4 現像装置
40 現像装置ハウジング
41 現像ローラ
42 現像剤供給ローラ
43 バッファ部
44 現像剤規制部材
45 除電部材
46 第1スクリュー搬送部材
47 第2スクリュー搬送部材
48 仕切り部材
481、482 仕切り部材の現像剤流通用開口部
49 現像剤溜まり部
490 トナー補給口
TS 現像剤量検出装置
dw 検知窓
TB トナー補給装置
PWa 交流成分の現像バイアス電源
PWd 直流成分の現像バイアス電源
5 クリーニング装置
6 1次転写ローラ
7 中間転写ベルト
71 駆動ローラ
72 対向ローラ
73 クリーニング装置
8 2次転写ローラ
9 定着装置
10 記録媒体供給カセット
101 記録媒体供給ローラ
11 タイミングローラ対
12 記録媒体排出ローラ対
13 記録媒体排出トレイ
S 記録媒体
T 現像剤
s1、s2 画像濃度検出センサ
制御部Cont

Claims (2)

  1. 静電潜像担持体に静電潜像を形成し、該静電潜像を現像装置で現像してトナー像を形成できる画像形成装置であって、少なくとも一つの現像装置は、予め定めた現像間隙をおいて静電潜像担持体に臨む現像ローラを含み、静電潜像の現像において、現像バイアス印加装置から該現像ローラと前記静電潜像担持体間に直流電圧と交流電圧とを重畳した現像バイアスが印加されることで該現像ローラから該静電潜像担持体へトナーが飛翔するトナー飛翔型現像装置である画像形成装置であり、
    前記トナー飛翔型現像装置の少なくとも一つについて、
    現像ローラと該現像ローラが臨む静電潜像担持体との間にリーク検知のための予め定められたリーク検知用電圧をその交流成分のピークツーピーク電圧(=Vpp)を変化させて印加するリーク検知電圧印加部と、
    該リーク検知電圧印加部によるリーク検知用電圧の印加により該現像ローラと該現像ローラが臨む静電潜像担持体との間の現像間隙に流れるリーク電流を検出してリーク検知出力を得るリーク検知部と、
    前記現像間隙に許容限界のリーク電流を発生させるリーク検知用電圧における交流成分のVppを求める限界Vpp決定部と、
    該現像装置を用いて形成される画像濃度検出用トナー像の濃度を検出するための画像濃度検出センサと、
    前記限界Vpp決定部により決定される限界Vppと前記画像濃度検出センサによる濃度検出結果とに基づいて画像形成時の現像バイアスを決定する画像濃度調整部とを含んでおり、
    前記限界Vpp決定部は、前記リーク検知部で得られるリーク検知出力が予め定めた許容限界値に達するときのリーク検知用電圧における交流成分のVppを前記限界Vppと決定し、
    前記画像濃度調整部は、
    前記画像濃度検出センサで検出される前記画像濃度検出用トナー像の画像濃度に基づいて画像形成時の現像バイアスにおける直流成分電圧を決定する第1の現像バイアス決定部と、 画像形成時の現像バイアスにおける交流成分のVppを決定する第2の現像バイアス決定部とを含んでおり、
    該第2の現像バイアス決定部は、前記限界Vpp決定部により決定される限界Vppからオフセット電圧値を差し引いて前記画像形成時の現像バイアスにおける交流成分のVppを決定し、且つ、該オフセット電圧値は、前記第1の現像バイアス決定部で決定される直流成分電圧の絶対値の大きさに応じて切り換えることを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記画像濃度調整部における前記第2の現像バイアス決定部での交流成分のVppの決定にあたって採用する前記オフセット電圧値の切り換えは、前記第1の現像バイアス決定部で決定される直流成分電圧の絶対値の大きさに応じて予め定められた大きさのオフセット電圧値が採用されるように行われ、且つ、直流成分電圧の絶対値がより小さい絶対値であるときに採用されるオフセット電圧値より大きいオフセット電圧値が採用され、直流成分電圧の絶対値がより大きい絶対値であるときに採用されるオフセット電圧値より小さいオフセット電圧値が採用されるように行われる請求項1記載の画像形成装置。
JP2009154568A 2009-06-30 2009-06-30 画像形成装置 Active JP5233876B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009154568A JP5233876B2 (ja) 2009-06-30 2009-06-30 画像形成装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009154568A JP5233876B2 (ja) 2009-06-30 2009-06-30 画像形成装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2011013247A JP2011013247A (ja) 2011-01-20
JP5233876B2 true JP5233876B2 (ja) 2013-07-10

Family

ID=43592259

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2009154568A Active JP5233876B2 (ja) 2009-06-30 2009-06-30 画像形成装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5233876B2 (ja)

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6116506B2 (ja) * 2014-03-17 2017-04-19 京セラドキュメントソリューションズ株式会社 現像装置、およびこれを備えた画像形成装置
JP6116507B2 (ja) * 2014-03-17 2017-04-19 京セラドキュメントソリューションズ株式会社 現像装置、およびこれを備えた画像形成装置
JP7433970B2 (ja) 2020-02-19 2024-02-20 キヤノン株式会社 画像形成装置

Family Cites Families (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3815356B2 (ja) * 2002-03-28 2006-08-30 コニカミノルタビジネステクノロジーズ株式会社 現像装置
JP4333288B2 (ja) * 2003-09-03 2009-09-16 コニカミノルタビジネステクノロジーズ株式会社 画像形成装置
JP5255971B2 (ja) * 2008-09-30 2013-08-07 京セラドキュメントソリューションズ株式会社 現像装置及びそれを備えた画像形成装置
JP5255972B2 (ja) * 2008-09-30 2013-08-07 京セラドキュメントソリューションズ株式会社 現像装置及びそれを備えた画像形成装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2011013247A (ja) 2011-01-20

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5031343B2 (ja) 画像形成装置
US10394156B2 (en) Image formation apparatus controlling charging voltage and development voltage
JP5233876B2 (ja) 画像形成装置
JP5150340B2 (ja) 画像形成装置
JP5103843B2 (ja) 画像形成装置
JP6057603B2 (ja) 画像形成装置
US9989885B2 (en) Image forming apparatus and lubricant discharge control method
JP2007328094A (ja) 画像形成装置
JP5232612B2 (ja) 画像形成装置
JP2009053397A (ja) 画像形成装置
JP2016130830A (ja) 画像形成装置
JP2009086401A (ja) 画像形成装置
US11054759B2 (en) Image forming apparatus
JP2002162795A (ja) 画像形成装置
JP4635557B2 (ja) 画像形成装置および画像形成方法
JP7338288B2 (ja) 画像形成装置
US20230096743A1 (en) Image forming apparatus
JP7303715B2 (ja) 画像形成装置
JP5039589B2 (ja) 画像形成装置
JP2018155906A (ja) 画像形成装置
JP2011007982A (ja) 画像形成装置
JP2022178033A (ja) 画像形成装置
JP4858643B2 (ja) 画像形成装置および画像形成方法
JP2013182030A (ja) 画像形成装置
JP2010008457A (ja) 画像形成装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20111202

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20130226

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20130311

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Ref document number: 5233876

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20160405

Year of fee payment: 3

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313111

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350