JP2007328094A - 画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】クリーニング部材の当接圧を高めることによる不具合を発生させることなく、像担持体の表面移動速度が突発的に変動するのを抑制する。
【解決手段】中間転写ベルト8の表面移動速度が突発的に変動するのを抑制するために、クリーニングブレード11とは別の潤滑剤均し部材81を中間転写ベルト上の画像形成領域に当接させ、中間転写ベルトがクリーニングブレードから受ける動摩擦抵抗以上の動摩擦抵抗を中間転写ベルトへ付与する。このような大きな動摩擦抵抗をクリーニングブレードと潤滑剤均し部材とに分けて中間転写ベルトへ与えることにより、長寿命化を図ることができる。
【選択図】図1

Description

本発明は、表面が無端移動する像担持体上に形成されたトナー像を記録材上へ転写した後に像担持体上に残る転写残トナーをクリーニングするクリーニング手段を備えた画像形成装置に関するものである。
この種の画像形成装置においては、像担持体上にトナー像を形成し始めてからそのトナー像を像担持体上から記録材へ転写し終えるまでの間に、像担持体の表面移動速度に突発的な変動が生ずると、記録材上に形成される画像中にショックジターと呼ばれる黒スジやバンディングといった画質劣化が発生する。特に、複数色のトナー像を像担持体上に重ねて形成するカラー画像形成装置においては、その形成中に像担持体の表面移動速度に突発的な変動が生ずると、記録材上に形成される画像中に色ズレという画質劣化が発生する。このような画質劣化の原因となる突発的な像担持体の表面移動速度変動は、例えば、トナー像を像担持体から記録材へ転写する転写位置へ送り込まれる記録材の先端が像担持体の表面と衝突する時に発生する。
このような突発的な像担持体の表面移動速度変動を抑制し得る方法としては、像担持体を表面移動させるための駆動力を伝達する駆動軸にフライホイールを取り付ける方法がある。しかし、この方法では、装置が大型化するという不具合が生じる。
また、特許文献1には、中間転写体(像担持体)上の非画像形成部分(中間転写体表面移動方向に対して直交する幅方向の両端部分)に摺接部材(当接部材)を常時摺接させることにより、中間転写体に常時動摩擦抵抗を与えて定常的な回転負荷を付与する画像形成装置が記載されている。この画像形成装置によれば、記録材先端が中間転写体の表面へ衝突するなどして中間転写体の負荷トルクに急激な変動が生じても、像担持体の表面移動速度に突発的な変動が生じるのを抑制することが可能である。しかも、フライホイールを用いる方法に比べて装置が大型化することもない。
特開平11−7205号公報
しかし、上記特許文献1に記載の画像形成装置は、中間転写体の非画像形成部分という狭い領域に対して摺動部材を局所的に摺動させることで中間転写体に動摩擦抵抗を与える構成となっている。そのため、中間転写体の幅方向にわたる広い領域に対して摺動部材を摺動させる構成に比べて、中間転写体と摺動部材との間で働く単位面積当たりの当接圧が高いので、中間転写体や摺動部材のダメージが大きく、短寿命化を招くという問題がある。
本発明者は、このような問題を解消しつつ、像担持体の表面移動速度が突発的に変動するのを抑制する方法について鋭意研究を重ねた。そして、上記特許文献1に記載の画像形成装置が採用する摺動部材を用いずに、像担持体表面に当接している既存のクリーニングブレードの当接圧を高め、像担持体の表面移動速度が突発的に変動するのを抑制できるかどうかの実験を行った。その実験結果は下記の表1に示すとおりである。なお、像担持体の表面に当接している部材の中でクリーニングブレードの当接圧を変化させることにした理由は、その当接圧を変化させても画質への影響がほとんどなく、かつ、像担持体の表面に当接している部材の中で最も像担持体へ動摩擦抵抗を与える部材であることから当接圧を最も大きく変化させやすいからである。
Figure 2007328094
この実験では、クリーニングブレードの線圧を3段階に変化させた場合に、同一の作像条件でNBS180K紙上に画像形成を行ったときの像担持体の表面移動速度の落込量を測定した。なお、ここでいう像担持体の表面移動速度の落込量とは、NBS180K紙先端の像担持体表面衝突前後における像担持体表面移動速度の変化量である。この落込量が大きいほどショックジターによる画質劣化の度合いが高まることが判明している。そして、この実験の結果、クリーニングブレードの当接圧を、ブレード線圧が0.21[N/cm]となる標準的な当接圧よりも低い当接圧(ブレード線圧0.12[N/cm])に設定した場合、ショックジターにより画質劣化の度合いが最も高く、像担持体の表面移動速度が突発的に変動するのを抑制することはできなかった。また、クリーニングブレードの当接圧を標準的な当接圧(ブレード線圧0.21[N/cm])に設定した場合でも、ショックジターによる画質劣化が発生し、像担持体の表面移動速度が突発的に変動するのを十分に安定して抑制することはできなかった。これに対し、クリーニングブレードの当接圧を標準的な当接圧の2倍以上である高当接圧(ブレード線圧0.47[N/cm])に設定した場合、ショックジターによる画質劣化はほとんど発生せず、像担持体の表面移動速度が突発的に変動するのを十分に安定して抑制できた。
ところが、クリーニングブレードの当接圧を標準的な当接圧の2倍以上にまで高めると、上記特許文献1の画像形成装置に比べればクリーニングブレードや像担持体の寿命は長寿命になるものの、クリーニングブレードを標準的な当接圧で当接させる場合に比べれば短寿命となる。
また、クリーニングブレードの当接部に搬送されてくる転写残トナーの量が一定ではないため、クリーニングブレードの当接部に存在するトナーの量が時間的に変化する。これにより、クリーニングブレードと像担持体との間の動摩擦係数が時間的に変化し、その動摩擦抵抗が時間的に変動するので、像担持体へ安定した動摩擦抵抗を与えることができない。このように像担持体へ安定した動摩擦抵抗を与えることができないクリーニングブレードの当接圧を高めると、像担持体の突発的ではない表面移動速度の変動が大きくなり、バンディングなどの画質劣化が悪化するおそれが高まる。
なお、クリーニング部材としてクリーニングブレードを用いた場合に限らず、クリーニングローラやクリーニングブラシなど、像担持体上の画像形成領域を摺擦するクリーニング部材であれば、その当接圧を高めることにより、クリーニングブレードについて生じる上述した不具合と同様の不具合が発生し得る。
本発明は、以上の背景に鑑みなされたものであり、その目的とするところは、クリーニング部材の当接圧を高めることによる不具合を発生させることなく、像担持体の表面移動速度が突発的に変動するのを抑制することが可能な画像形成装置を提供することである。
上記目的を達成するために、請求項1の発明は、表面が無端移動する像担持体と、該像担持体の表面における画像形成領域にトナー像を形成するトナー像形成手段と、該像担持体上の画像形成領域に形成されたトナー像を記録材上へ転写する転写手段と、該像担持体上の画像形成領域をクリーニング部材で摺擦することで転写残トナーをクリーニングするクリーニング手段とを有する画像形成装置において、上記クリーニング部材による摺擦位置よりも像担持体表面移動方向下流側であって上記転写手段による転写位置よりも像担持体表面移動方向上流側で、該像担持体上の画像形成領域に当接部材を当接させることにより、該像担持体が表面移動中に該クリーニング部材から受ける動摩擦抵抗以上の動摩擦抵抗を該像担持体へ付与する動摩擦抵抗付与手段を設けたことを特徴とするものである。
また、請求項2の発明は、請求項1の画像形成装置において、上記像担持体上の画像形成領域に潤滑剤を付与する潤滑剤付与手段と、該像担持体上の画像形成領域に付与された潤滑剤を均す潤滑剤均し部材とを有し、上記当接部材として、該潤滑剤均し部材を用いることを特徴とするものである。
また、請求項3の発明は、請求項1又は2の画像形成装置において、上記動摩擦抵抗付与手段は、少なくとも、上記トナー像形成手段が上記像担持体上の画像形成領域へトナー像を形成している期間中、及び、上記転写手段が該像担持体上のトナー像を上記記録材へ転写している期間中は、該像担持体が表面移動中に上記クリーニング部材から受ける動摩擦抵抗以上の一定の動摩擦抵抗を該像担持体へ付与することを特徴とするものである。
また、請求項4の発明は、請求項1、2又は3の画像形成装置において、上記動摩擦抵抗付与手段は、上記当接部材を該クリーニング部材の当接圧以上の当接圧で当接させることにより、該像担持体が表面移動中に該クリーニング部材から受ける動摩擦抵抗以上の動摩擦抵抗を該像担持体へ付与することを特徴とするものである。
また、請求項5の発明は、請求項4の画像形成装置において、上記動摩擦抵抗付与手段は、上記像担持体が表面移動中に上記クリーニング部材から受ける動摩擦抵抗以上の動摩擦抵抗を該像担持体へ付与する高当接圧と、該高当接圧よりも低い低当接圧の少なくとも2段階で、上記当接部材の当接圧を変更する当接圧変更手段を備えていることを特徴とするものである。
また、請求項6の発明は、請求項5の画像形成装置において、上記転写位置へ送られる記録材の種類を検知する検知手段を有し、上記当接圧変更手段は、該記録材が像担持体の表面に接触する前に、上記当接部材の当接圧を、該検知手段が検知した種類に対応する所定の当接圧へ変更することを特徴とするものである。
また、請求項7の発明は、請求項5又は6の画像形成装置において、上記当接圧変更手段が当接圧を変更するタイミングは、上記トナー像形成手段が上記像担持体上の画像形成領域へトナー像を形成している期間と、上記転写手段が該像担持体上のトナー像を上記記録材へ転写している期間とを除く期間内であることを特徴とするものである。
また、請求項8の発明は、請求項7の画像形成装置において、上記当接圧変更手段が当接圧を変更するタイミングは、上記像担持体の前駆動期間、該像担持体の後駆動期間、連続画像形成期間中における上記転写手段が記録材への転写を終えてから次の記録材に転写されるトナー像を上記トナー像形成手段が該像担持体上の画像形成領域へ形成し始めるまでの期間のいずれかの期間内であることを特徴とするものである。
また、請求項9の発明は、請求項1、2、3、4、5、6、7又は8の画像形成装置において、上記当接部材は弾性体で形成されたものであることを特徴とするものである。
また、請求項10の発明は、請求項9の画像形成装置において、上記弾性体はウレタンゴムであることを特徴とするものである。
また、請求項11の発明は、請求項1、2、3、4、5、6、7、8、9又は10の画像形成装置において、上記クリーニング部材はクリーニングブレードであることを特徴とするものである。
本発明においては、クリーニング部材とは別の当接部材を像担持体上の画像形成領域に当接させることにより、像担持体がクリーニング部材から受ける動摩擦抵抗以上の動摩擦抵抗を像担持体へ付与する。これにより、クリーニング部材と当接部材とにより像担持体へ与える動摩擦抵抗は、クリーニング部材のみにより像担持体へ与える動摩擦抵抗の2倍以上となる。このようにクリーニング部材のみにより像担持体へ与える動摩擦抵抗の2倍以上の動摩擦抵抗をクリーニング部材と当接部材とに分けて像担持体へ与えることにより、これらの部材と像担持体との間にそれぞれ働く動摩擦抵抗は、クリーニング部材のみで像担持体へ与える場合に比べて半分以下になる。その結果、これらの部材及び像担持体の長寿命化を図ることができる。
また、本発明において、上記当接部材は、クリーニング部材による摺擦位置よりも像担持体表面移動方向下流側であって上記転写手段による転写位置よりも像担持体表面移動方向上流側で、像担持体上の画像形成領域に当接する。これにより、当接部材が当接する像担持体上の画像形成領域は、事前にクリーニング部材によりクリーニングされ、転写残トナーはほとんど存在しない。よって、当接部材の当接部に搬送されてくる転写残トナーの量はほぼ一定であり、当接部材の当接部に存在するトナーの量は時間的にほとんど変化することがない。したがって、当接部材が像担持体へ与える動摩擦抵抗が時間的に変動することがないので、安定した動摩擦抵抗を像担持体へ与えることができる。
なお、本発明において、当接部材は1つでも2つ以上でもよいが、2つ以上の当接部材を設ける場合、全当接部材により像担持体へ付与する動摩擦抵抗の合計値が、像担持体にクリーニング部材が与える動摩擦抵抗以上であればよい。
以上、本発明によれば、クリーニング部材の当接圧を高めることによる不具合、具体的には、クリーニング部材及び像担持体の短寿命化や、像担持体へ安定した動摩擦抵抗を付与できないことによる画質劣化などの不具合を発生させることなく、像担持体の表面移動速度が突発的に変動するのを抑制することが可能となるという優れた効果がある。
以下、本発明を、電子写真方式のプリンタ(以下、単に「プリンタ」という。)に適用した一実施形態について説明する。
まず、本プリンタの基本的な構成について説明する。
図2は、本プリンタを示す概略構成図である。
このプリンタは、イエロー、マゼンタ、シアン、ブラック(以下、Y、M、C、Kと記す。)のトナー像を生成するための4つのトナー像形成手段であるプロセスユニット6Y,6M,6C,6Kを備えている。これらは、画像形成物質として、互いに異なる色(Y、M、C、K)のトナーを用いるが、それ以外は同様の構成になっており、寿命到達時に交換される。Yトナー像を生成するためのプロセスユニット6Yを例にすると、図3に示すように、潜像担持体たるドラム状の感光体1Y、ドラムクリーニング装置2Y、除電装置(不図示)、帯電装置4Y、現像器5Y等を備えている。画像形成ユニットたるプロセスユニット6Yは、プリンタ本体に脱着可能であり、一度に消耗部品を交換できるようになっている。
上記帯電装置4Yは、図示しない駆動手段によって図中時計回りに回転せしめられる感光体1Yの表面を一様帯電せしめる。一様帯電せしめられた感光体1Yの表面は、レーザ光Lによって露光走査されてY用の静電潜像を担持する。このYの静電潜像は、Yトナーと磁性キャリアとを含有するY現像剤を用いる現像器5YによってYトナー像に現像される。そして、後述する像担持体としての中間転写ベルト8上に中間転写される。ドラムクリーニング装置2Yは、中間転写工程を経た後の感光体1Y表面に残留したトナーを除去する。また、上記除電装置は、クリーニング後の感光体1Yの残留電荷を除電する。この除電により、感光体1Yの表面が初期化されて次の画像形成に備えられる。他色のプロセスユニット6M,6C,6Kにおいても、同様にして感光体1M,1C,1K上にM、C、Kトナー像が形成されて、中間転写ベルト8上に中間転写される。
上記現像器5Yは、そのケーシングの開口から一部露出させるように配設された現像ロール51Yを有している。また、互いに平行配設された2つの搬送スクリュー55Y、ドクターブレード52Y、トナー濃度センサ(以下、「Tセンサ」という。)56Yなども有している。
現像器5Yのケーシング内には、磁性キャリアとYトナーとを含む図示しないY現像剤が収容されている。このY現像剤は2つの搬送スクリュー55Yによって攪拌搬送されながら摩擦帯電せしめられた後、上記現像ロール51Yの表面に担持される。そして、ドクターブレード52Yによってその層厚が規制されてからY用の感光体1Yに対向する現像領域に搬送され、ここで感光体1Y上の静電潜像にYトナーを付着させる。この付着により、感光体1Y上にYトナー像が形成される。現像器5Yにおいて、現像によってYトナーを消費したY現像剤は、現像ロール51Yの回転に伴ってケーシング内に戻される。
2つの搬送スクリュー55Yの間には仕切壁が設けられている。この仕切壁により、現像ロール51Yや図中右側の搬送スクリュー55Y等を収容する第1供給部53Yと、図中左側の搬送スクリュー55Yを収容する第2供給部54Yとがケーシング内で分かれている。図中右側の搬送スクリュー55Yは、図示しない駆動手段によって回転駆動せしめられ、第1供給部53Y内のY現像剤を図中手前側から奥側へと搬送しながら現像ロール51Yに供給する。図中右側の搬送スクリュー55Yによって第1供給部53Yの端部付近まで搬送されたY現像剤は、上記仕切壁に設けられた図示しない開口部を通って第2供給部54Y内に進入する。第2供給部54Y内において、図中左側の搬送スクリュー55Yは、図示しない駆動手段によって回転駆動せしめられ、第1供給部53Yから送られてくるY現像剤を図中右側の搬送スクリュー55Yとは逆方向に搬送する。図中左側の搬送スクリュー55Yによって第2供給部54Yの端部付近まで搬送されたY現像剤は、上記仕切壁に設けられたもう一方の開口部(図示せず)を通って第1供給部53Y内に戻る。
透磁率センサからなる上述のTセンサ56Yは、第2供給部54Yの底壁に設けられ、その上を通過するY現像剤の透磁率に応じた値の電圧を出力する。トナーと磁性キャリアとを含有する二成分現像剤の透磁率は、トナー濃度と良好な相関を示すため、Tセンサ56YはYトナー濃度に応じた値の電圧を出力することになる。この出力電圧の値は、図示しない制御部に送られる。この制御部は、Tセンサ56Yからの出力電圧の目標値であるY用Vtrefを格納したRAMを備えている。このRAM内には、他の現像器に搭載された図示しないTセンサからの出力電圧の目標値であるM用Vtref、C用Vtref、K用Vtrefのデータも格納されている。Y用Vtrefは、後述するY用のトナー搬送装置の駆動制御に用いられる。具体的には、上記制御部は、Tセンサ56Yからの出力電圧の値をY用Vtrefに近づけるように、図示しないY用のトナー搬送装置を駆動制御して第2供給部54Y内にYトナーを補給させる。この補給により、現像器5Y内のY現像剤中のYトナー濃度が所定の範囲内に維持される。他のプロセスユニットの現像器についても、M,C,K用のトナー搬送装置を用いた同様のトナー補給制御が実施される。
先に示した図2において、プロセスユニット6Y,6M,6C,6Kの図中下方には、光書込ユニット7が配設されている。潜像形成手段たる光書込ユニット7は、画像情報に基づいて発したレーザ光Lを、プロセスユニット6Y,6M,6C,6Kにおけるそれぞれの感光体に照射して露光する。この露光により、感光体1Y,1M,1C,1K上にY、M、C、K用の静電潜像が形成される。なお、光書込ユニット7は、光源から発したレーザ光Lを、モータによって回転駆動したポリゴンミラーで走査しながら、複数の光学レンズやミラーを介して感光体に照射するものである。
光書込ユニット7の図中下側には、紙収容カセット26、これらに組み込まれた給紙ローラ27など有する紙収容手段が配設されている。紙収容カセット26は、シート状の記録材たる転写紙Pを複数枚重ねて収納しており、それぞれの一番上の転写紙Pには給紙ローラ27を当接させている。給紙ローラ27が図示しない駆動手段によって図中反時計回りに回転せしめられると、一番上の転写紙Pが給紙路70に向けて送り出される。
この給紙路70の末端付近には、レジストローラ対28が配設されている。レジストローラ対28は、転写紙Pを挟み込むべく両ローラを回転させるが、挟み込んですぐに回転を一旦停止させる。そして、転写紙Pを適切なタイミングで後述の2次転写ニップ部(転写位置)に向けて送り出す。
プロセスユニット6Y,6M,6C,6Kの図中上方には、表面が無端移動する像担持体としての中間転写体である中間転写ベルト8を張架しながら無端移動せしめる転写ユニット15が配設されている。転写ユニット15は、中間転写ベルト8の他に、クリーニング装置10などを備えている。また、4つの1次転写バイアスローラ9Y,9M,9C,9K、2次転写バックアップローラ12、クリーニングバックアップローラ13、テンションローラ14なども備えている。中間転写ベルト8は、これら7つのローラに張架されながら、少なくとも1つのローラの回転駆動によって図中反時計回りに無端移動せしめられる。1次転写バイアスローラ9Y,9M,9C,9Kは、このように無端移動せしめられる中間転写ベルト8を感光体1Y,1M,1C,1Kとの間に挟み込んでそれぞれ1次転写ニップを形成している。これらは中間転写ベルト8の裏面(内周面)にトナーとは逆極性(例えばプラス)の転写バイアスを印加する方式のものである。1次転写バイアスローラ9Y,9M,9C,9Kを除くローラは、全て電気的に接地されている。中間転写ベルト8は、その無端移動に伴ってY、M、C、K用の1次転写ニップを順次通過していく過程で、感光体1Y,1M,1C,1K上のY、M、C、Kトナー像が重ね合わせて1次転写される。これにより、中間転写ベルト8上に4色重ね合わせトナー像(以下、「4色トナー像」という。)が形成される。
上記2次転写バックアップローラ12は、転写手段としての2次転写ローラ19との間に中間転写ベルト8を挟み込んで2次転写ニップ部(転写位置)を形成している。中間転写ベルト8上に形成された可視像たる4色トナー像は、この2次転写ニップ部で転写紙Pに転写される。そして、転写紙Pの白色と相まって、フルカラートナー像となる。2次転写ニップ部を通過した後の中間転写ベルト8には、転写紙Pに転写されなかった転写残トナーが付着している。これは、クリーニング手段としてのクリーニング装置10によってクリーニングされる。2次転写ニップ部で4色トナー像が一括2次転写された転写紙Pは、転写後搬送路71を経由して定着手段としての定着装置20に送られる。
定着装置20は、内部にハロゲンランプ等の発熱源を有する定着部材と、これに所定の圧力で当接しながら回転する加圧部材とによって定着ニップを形成している。定着装置20内に送り込まれた転写紙Pは、その未定着トナー像担持面を定着部材に密着させるようにして、定着ニップに挟まれる。そして、加熱や加圧の影響によってトナー像中のトナーが軟化さしめられて、フルカラー画像が定着せしめられる。
定着装置20内でフルカラー画像が定着せしめられた転写紙Pは、定着装置20を出た後、排紙路72と反転前搬送路73との分岐点にさしかかる。この分岐点には、第1切替爪75が揺動可能に配設されており、その揺動によって転写紙Pの進路を切り替える。具体的には、爪の先端を反転前搬送路73に近づける方向に動かすことにより、転写紙Pの進路を排紙路72に向かう方向にする。また、爪の先端を反転前搬送路73から遠ざける方向に動かすことにより、転写紙Pの進路を反転前搬送路73に向かう方向にする。
第1切替爪75によって排紙路72に向かう進路が選択されている場合には、転写紙Pは、排紙路72から排紙ローラ対100を経由した後、機外へと配設されて、プリンタ筺体の上面に設けられたスタック50a上にスタックされる。これに対し、第1切替爪75によって反転前搬送路73に向かう進路が選択されている場合には、転写紙Pは反転前搬送路73を経て、反転ローラ対21のニップに進入する。反転ローラ対21は、ローラ間に挟み込んだ転写紙Pをスタック部50aに向けて搬送するが、転写紙Pの後端をニップに進入させる直前で、ローラを逆回転させる。この逆転により、転写紙Pがそれまでとは逆方向に搬送されるようになり、転写紙Pの後端側が反転搬送路74内に進入する。
反転搬送路74は、鉛直方向上側から下側に向けて湾曲しながら延在する形状になっており、路内に第1反転搬送ローラ対22、第2反転搬送ローラ対23、第3反転搬送ローラ対24を有している。転写紙Pは、これらローラ対のニップを順次通過しながら搬送されることで、その上下を反転させる。上下反転後の転写紙Pは、上述の給紙路70に戻された後、再び2次転写ニップ部に至る。そして、今度は、画像非担持面を中間転写ベルト8に密着させながら2次転写ニップ部に進入して、その画像非担持面に中間転写ベルトの第2の4色トナー像が一括2次転写される。この後、転写後搬送路71、定着装置20、排紙路72、排紙ローラ対100を経由して、機外のスタック部50a上にスタックされる。このような反転搬送により、転写紙Pの両面にフルカラー画像が形成される。
上記転写ユニット15と、これよりも上方にあるスタック部50aとの間には、ボトル支持部31が配設されている。このボトル支持部31は、Y、M、C、Kトナーを収容するトナー収容部たるトナーボトル32Y,32M,32C,32Kを搭載している。トナーボトル32Y,32M,32C,32Kは、互いに水平よりも少し傾斜した角度で並ぶように配設され、Y、M、C、Kという順で配設位置が高くなっている。トナーボトル32Y,32M,32C,32K内のY、M、C、Kトナーは、それぞれ後述するトナー搬送装置により、プロセスユニット6Y,6M,6C,6Kの現像器に適宜補給される。これらのトナーボトル32Y,32M,32C,32Kは、プロセスユニット6Y,6M,6C,6Kとは独立してプリンタ本体に脱着可能である。
このプリンタに図示しない電話回線を接続することで、ファクシミリとして用いることもできる。また、このプリンタにスキャナを設けることで、複写機とすることもできる。
次に、本発明の特徴部分である、転写ユニット15の構成について説明する。
図1は、クリーニング装置10の近傍を拡大した説明図である。
本実施形態のクリーニング装置10は、中間転写ベルト8上の画像形成領域をクリーニング部材としてのクリーニングブレード11で摺擦することで転写残トナーをクリーニングするものである。このクリーニング装置10は、クリーニングブレード11を支持するブレード支持体16が、支点16aを中心に回転自在にプリンタ本体に取り付けられている。このブレード支持体16は、加圧スプリング17により支点16aを回転中心として図中時計回りに回転する付勢力を受けている。この付勢力により、クリーニングブレード11が所定の当接圧で中間転写ベルト8に当接する。
また、本実施形態においては、クリーニングブレード11による摺擦位置(以下、「クリーニング位置」という。)Aの中間転写ベルト表面移動方向下流側に近接する位置に、潤滑剤付与手段としての潤滑剤塗布装置40が設けられている。この潤滑剤塗布装置40は、固形潤滑剤41と、これを摺擦して粉体状の潤滑剤を削り取る潤滑剤塗布ブラシ42とを備えている。潤滑剤塗布ブラシ42は、中間転写ベルト8の表面に当接しており、固形潤滑剤41から削り取った潤滑剤を、中間転写ベルト8上の画像形成領域に塗布する。
また、本実施形態において、潤滑剤塗布ブラシ42による潤滑剤塗布位置Bの中間転写ベルト表面移動方向下流側に近接する位置には、潤滑剤均し機構80が設けられている。すなわち、潤滑剤均し機構80は、クリーニング位置Aよりも中間転写ベルト表面移動方向下流側であって2次転写ローラ19による転写位置よりも中間転写ベルト表面移動方向上流側に設けられている。この潤滑剤均し機構80は、中間転写ベルト8の表面上の画像形成領域に当接する当接部材としての板状でポリウレタンゴム製の潤滑剤均し部材81を有し、これを支持する均し部材支持体82が支点82aを中心に回転自在にプリンタ本体に取り付けられている。この均し部材支持体82は、加圧スプリング83により支点82aを回転中心として図中反時計回りに回転する付勢力を受けている。この付勢力により、潤滑剤均し部材81が所定の当接圧で中間転写ベルト8に当接する。したがって、潤滑剤均し機構80は、中間転写ベルト8上の画像形成領域に当接部材としての潤滑剤均し部材を当接させることにより、表面移動中の中間転写ベルト8へ動摩擦抵抗を付与する。
本実施形態において、均し部材支持体82に取り付けられている加圧スプリング83の端部とは反対側の端部には、当接圧変更手段としてのソレノイド84が取り付けられている。このソレノイド84を駆動させることによって加圧スプリング83の引っ張り距離を変更することができ、これにより潤滑剤均し部材81の中間転写ベルト8に対する当接圧を変更することができる。
ここで、本実施形態において、潤滑剤均し機構80は、ソレノイド84の駆動を制御する制御部101とともに動摩擦抵抗付与手段として機能し、中間転写ベルト8が表面移動中にクリーニングブレード11から受ける動摩擦抵抗以上の動摩擦抵抗を中間転写ベルト8へ付与する。より詳しくは、少なくとも、プロセスユニット6Y,6M,6C,6Kから中間転写ベルト8上の画像形成領域へトナー像を転写している期間中、及び、2次転写ローラ19が中間転写ベルト8上のトナー像を転写紙Pへ転写している期間中は、中間転写ベルト8が表面移動中にクリーニングブレード11から受ける動摩擦抵抗以上の一定の動摩擦抵抗を中間転写ベルト8へ付与するように、制御部101がソレノイド84の駆動制御を行う。これにより、クリーニングブレード11と潤滑剤均し部材81とが中間転写ベルト8へ与える動摩擦抵抗は、クリーニングブレード11のみが中間転写ベルト8へ与える動摩擦抵抗の2倍以上となる。
上述したように、本発明者の実験によれば、クリーニングブレード11を標準的な当接圧の2倍以上の当接圧で中間転写ベルト8に当接させた場合、NBS180K紙という厚紙の先端が中間転写ベルト8の表面に衝突したときでも、ショックジターによる画質劣化はほとんど発生しないことが確認され、中間転写ベルト8の表面移動速度が突発的に変動するのを十分に安定して抑制できることが判明している。本実施形態においては、クリーニングブレード11を標準的な当接圧のままに維持しつつ潤滑剤均し部材81の当接圧を高め、クリーニングブレード11と潤滑剤均し部材81による動摩擦抵抗の合計値が、クリーニングブレード11を標準的な当接圧の2倍以上の当接圧で中間転写ベルト8に当接させたときの動摩擦抵抗と同様の値にした。よって、本実施形態においても、NBS180K紙という厚紙の先端が中間転写ベルト8の表面に衝突した場合にショックジターによる画質劣化がほとんど発生しない。したがって、本実施形態によれば、中間転写ベルト8の表面移動速度が突発的に変動するのを十分に安定して抑制できる。
しかも、本実施形態では、クリーニングブレード11による動摩擦抵抗と潤滑剤均し部材81による動摩擦抵抗は、それぞれ、クリーニングブレード11を標準的な当接圧の2倍以上の当接圧で中間転写ベルト8に当接させる場合に比べて低い。よって、クリーニングブレード11や中間転写ベルト8の長寿命化を図ることができる。また、クリーニングブレード11の当接圧を標準的な当接圧の2倍以上に高めた場合にはブレード先端が中間転写ベルト表面移動方向下流側に捲れてしまうブレード捲れが発生するおそれが高くなるが、本実施形態によればこのようなブレード捲れが発生することはほとんどない。
更に、本実施形態では、潤滑剤均し部材81が当接する中間転写ベルト8上の画像形成領域は、事前にクリーニングブレード11によりクリーニングされ、転写残トナーがほとんど存在しない。よって、潤滑剤均し部材81の当接部に搬送されてくる転写残トナーの量はほぼ一定であり、潤滑剤均し部材81の当接部に存在するトナーの量は時間的にほとんど変化することがない。したがって、潤滑剤均し部材81が中間転写ベルトへ与える動摩擦抵抗が時間的に変動することがないので、安定した動摩擦抵抗を中間転写ベルトへ与えることができる。なお、潤滑剤均し部材81の当接圧を高めて中間転写ベルト8に与える動摩擦抵抗をクリーニングブレード11による動摩擦抵抗以上にしても、潤滑剤均し部材81による潤滑剤の均し機能は損なわれることはなかった。
なお、本実施形態においては、潤滑剤均し部材81の材質として、ポリウレタンゴムという中間転写ベルト8との間の摩擦係数が高い材質を選択したため、これよりも摩擦係数が低い材質を選択した場合に比べて当接圧が低くても、その場合と同等の動摩擦抵抗を中間転写ベルト8に付与することができる。すなわち、潤滑剤均し部材81の材質が中間転写ベルト8との摩擦係数が高いものであるほど、潤滑剤均し部材81の当接圧を低く抑えることができる。逆に言えば、潤滑剤均し部材81の材質が中間転写ベルト8との摩擦係数が高いものであるほど、より大きな動摩擦抵抗を中間転写ベルト8へ付与することができる。
また、本実施形態では、制御部101によりソレノイド84の駆動制御を行うことで、潤滑剤均し部材81の中間転写ベルト8に対する当接圧を変更することができる。これにより次のような利点が生まれる。
すなわち、経時使用によって潤滑剤均し部材81の磨耗が進むと、中間転写ベルト8との当接部分の形状が均一でなくなるし、加圧スプリング83の引っ張り距離が短くなって当接圧が弱まる。その結果、潤滑剤均し部材81と中間転写ベルト8との間に隙間が生じ、中間転写ベルト8上の潤滑剤をムラ無く均すことができなくなる。潤滑剤が均一でないと、クリーニング位置Aでトナーがクリーニングブレード11をすり抜ける事態が起こり、クリーニング不良が発生して画質劣化を招くおそれが高まる。本来ならば、その時点で潤滑剤均し機構80の交換が必要になる。これに対し、本実施形態の潤滑剤均し機構80であれば、潤滑剤均し部材81の中間転写ベルト8に対する当接圧を変更できるので、経時使用によって潤滑剤均し部材81の磨耗が進んだら、その当接圧を高めるように変更できる。このような当接圧の変更を行えば、中間転写ベルト8と潤滑剤均し部材81とに生じる隙間を無くすことができ、中間転写ベルト8上の潤滑剤をムラ無く均すことができるようになる。つまり、本実施形態によれば、潤滑剤均し機構80の寿命を延ばすことが可能となるのである。
なお、本実施形態のクリーニング装置10についても、潤滑剤均し機構80と同様に、クリーニングブレード11の中間転写ベルト8に対する当接圧を変更できる構成とすれば、クリーニング装置10の寿命を延ばすことが可能となる。
なお、中間転写ベルト8へ付与する当接圧を変更する当接圧変更手段としては、上述したソレノイド84を用いた構成に限らず、例えば図4に示すような構成を採用することもできる。
図4に示す潤滑剤均し機構180は、均し部材支持体82に取り付けられている加圧スプリング83の端部とは反対側の端部には、糸状の繊維185を介してモータ184に取り付けられている。このモータ184は正逆回転可能であり、そのモータ軸に固定された糸巻き部で繊維185を巻き取ったり巻き戻したりすることができる。よって、モータ184を駆動制御することによって加圧スプリング83の引っ張り距離を変更することができ、これにより潤滑剤均し部材81の中間転写ベルト8に対する当接圧を変更することができる。
また、潤滑剤均し部材81の当接圧を常時高い状態に維持すると、潤滑剤均し部材81の摩耗を早める結果となるので、必要な時にだけ潤滑剤均し部材81の当接圧を高くし、不要な時には潤滑剤均し部材81の当接圧を低くしておくように当接圧をコントロールするのが好ましい。このとき、当接圧を変更するタイミングが、プロセスユニット6Y,6M,6C,6Kから中間転写ベルト8上の画像形成領域へトナー像を中間転写している期間中や、2次転写ローラ19が中間転写ベルト8上のトナー像を転写紙Pへ2次転写している期間中であると、色ズレやバンディングといった画質劣化が発生するおそれが高い。また、当接圧を変更したときに中間転写ベルト8に生じる衝撃が感光体1Y,1M,1C,1Kへ伝播することがあるので、感光体1Y,1M,1C,1Kへ潜像を書き込んでいる期間中に潤滑剤均し部材81の当接圧を変更すると、書き込み不良による画質劣化が生じるおそれが高くなる。よって、潤滑剤均し部材81の当接圧を変更する場合には、これらの期間を除く期間内に変更するようにするのがよい。具体的には、中間転写ベルト8の前回転期間内か、中間転写ベルト8の後回転期間内に、当接圧を変更するとよい。連続プリント中においては、更に、2次転写ローラ19が中間転写ベルト8上のトナー像を転写紙Pへ2次転写し終えてから次の転写紙Pに転写されるトナー像をプロセスユニット6Y,6M,6C,6Kから中間転写ベルト8上へ中間転写し始めるまでの期間(紙間)内に、書き込み不良も考慮するならば、2次転写ローラ19が中間転写ベルト8上のトナー像を転写紙Pへ2次転写し終えてから次の転写紙Pに転写されるトナー像の潜像を各感光体1Y,1M,1C,1K上に書き込み始めるまでの期間内に、当接圧を変更するとよい。
図5は、1枚のプリントジョブが入力されたときの潤滑剤均し部材81の当接圧変更制御の流れを示すフローチャートである。
制御部101は、1枚のプリントジョブを受信したら(S1)、まず、各プロセスユニット6Y,6M,6C,6Kの感光体とともに中間転写ベルト8の駆動を開始し(S2)、中間転写ベルト8を前回転させる。そして、制御部101は、この前回転期間中に、ソレノイド84の駆動を制御して、低当接圧で中間転写ベルト8に当接している潤滑剤均し部材81の当接圧を、クリーニングブレード11による動摩擦抵抗以上の動摩擦抵抗を中間転写ベルト8に付与できる高当接圧へ変更する(S3)。その後、制御部101は、作像動作を開始して(S4)、各プロセスユニット6Y,6M,6C,6Kから中間転写ベルト8上へトナー像の中間転写を行い、最終的に転写紙P上にトナー像を2次転写する。転写紙P上へのトナー像の2次転写を終えて作像動作が終了したら(S5)、制御部101は、中間転写ベルト8の後回転期間中に、ソレノイド84の駆動を制御して、中間転写ベルト8上の潤滑剤を均一に均すのに必要十分な低当接圧まで落とすように、潤滑剤均し部材81の当接圧を変更する(S6)。その後、制御部101は、各プロセスユニット6Y,6M,6C,6Kの感光体とともに中間転写ベルト8の駆動を停止する(S7)。
図6は、連続プリントジョブが入力されたときの潤滑剤均し部材81の当接圧変更制御の流れを示すフローチャートである。
制御部101は、連続プリントジョブを受信したら(S21)、まず、各プロセスユニット6Y,6M,6C,6Kの感光体とともに中間転写ベルト8の駆動を開始する(S22)。そして、制御部101は、ソレノイド84の駆動を制御して、低当接圧で中間転写ベルト8に当接している潤滑剤均し部材81の当接圧を、クリーニングブレード11による動摩擦抵抗以上の動摩擦抵抗を中間転写ベルト8に付与できる高当接圧へ変更する(S23)。その後、制御部101は、1枚目の作像動作を開始して(S24)、各プロセスユニット6Y,6M,6C,6Kから中間転写ベルト8上へトナー像の中間転写を行い、最終的に転写紙P上に1枚目のトナー像を2次転写する。転写紙P上へ1枚目のトナー像の2次転写を終えて作像動作が終了したら(S25)、制御部101は、ソレノイド84の駆動を制御して、中間転写ベルト8上の潤滑剤を均一に均すのに必要十分な低当接圧まで落とすように、潤滑剤均し部材81の当接圧を変更する(S26)。その後、制御部101は、本連続プリントジョブに係る作像動作がすべて終了したらジョブが終了したと判断し、まだすべての作像動作が終了していないときはジョブが終了していないと判断する(S27)。ジョブが終了していないと判断した場合(S27のNo)、制御部101は、一定時間経過後に(S28)、潤滑剤均し部材81の当接圧を再び高当接圧へ変更し(S23)、2枚目の作像動作を行う(S24,S25)。このような制御を繰り返した後、すべての作像動作が終了してジョブが終了したと判断されたら(S27のYes)、各プロセスユニット6Y,6M,6C,6Kの感光体とともに中間転写ベルト8の駆動を停止する(S29)。
また、潤滑剤均し部材81の当接圧は、潤滑剤均し部材81の長寿命化を図る上では、中間転写ベルト8の表面移動速度が突発的に変動するのを抑制可能な範囲内でなるべく低く抑えるのが好ましい。ここで、中間転写ベルト8の表面移動速度が突発的に変動する主な原因は、転写紙Pが2次転写ニップ部へ進入する際にその転写紙先端が中間転写ベルト8の表面に衝突することである。この衝突時に瞬間的に加わる負荷が大きいほど、中間転写ベルト8の表面移動速度の落ち込み量が大きくなり、画質劣化の度合いが高まる。衝突時に加わる負荷の大きさは、転写紙Pのコシの強さと相関関係がある。すなわち、転写紙Pがコシの強い種類のものであるときには衝突時に加わる負荷が大きく、転写紙Pがコシの弱い種類のものであるときには衝突時に加わる負荷が小さい。よって、転写紙Pがコシの弱い種類のものであるときには、コシの強い種類の転写紙のときに比べて潤滑剤均し部材81の当接圧を低くしても、中間転写ベルト8の表面移動速度が突発的に変動するのを十分に安定して抑制することができる。
そこで、本実施形態においては、2次転写ニップ部に送り込まれる転写紙Pの種類を検知するための検知手段である紙種検知センサ76を設け、検知対象となった転写紙Pが2次転写ニップ部へ到達する前に、潤滑剤均し部材81の当接圧が検知した種類に対応する所定の当接圧となるように制御部101がソレノイド84を制御する。
図7は、紙種に応じて潤滑剤均し部材81の当接圧を変更する制御の流れを示すフローチャートである。
制御部101は、プリントジョブを受信したら(S31)、まず、各プロセスユニット6Y,6M,6C,6Kの感光体とともに中間転写ベルト8の駆動を開始する(S32)。また、制御部101は、紙種検知センサ76の出力信号に基づき、2次転写ニップ部に送り込まれる転写紙Pの種類を検知する(S33)。本実施形態における紙種検知センサ76は、給紙路70中に配置された透過型光学センサで構成されているが、これに限らずあらゆる紙種検知センサを利用することができる。制御部101は、転写紙Pの種類を検知したら、記憶部に記憶されている当接圧決定テーブルを参照して、その転写紙Pが中間転写ベルト8に衝突するときの潤滑剤均し部材81の当接圧を決定する(S34)。そして、制御部101は、ソレノイド84の駆動を制御して、潤滑剤均し部材81の当接圧を上記S34で決定した当接圧へ変更する(S35)。その後、制御部101は、作像動作を開始して(S36)、各プロセスユニット6Y,6M,6C,6Kから中間転写ベルト8上へトナー像の中間転写を行い、最終的に転写紙P上にトナー像を2次転写する。転写紙P上へのトナー像の2次転写を終えて作像動作が終了したら(S37)、制御部101は、各プロセスユニット6Y,6M,6C,6Kの感光体とともに中間転写ベルト8の駆動を停止する(S38)。なお、作像動作が終了した後に、中間転写ベルト8上の潤滑剤を均一に均すのに必要十分な低当接圧まで落とすように、潤滑剤均し部材81の当接圧を変更してもよい。
以上、本実施形態に係る画像形成装置であるプリンタは、表面が無端移動する像担持体としての中間転写ベルト8と、中間転写ベルト8の表面における画像形成領域にトナー像を形成するトナー像形成手段としてのプロセスユニット6Y,6M,6C,6Kと、中間転写ベルト8上の画像形成領域に形成されたトナー像を記録材である転写紙P上へ転写する転写手段としての2次転写ローラ19と、中間転写ベルト8上の画像形成領域をクリーニング部材であるクリーニングブレード11で摺擦することで転写残トナーをクリーニングするクリーニング手段としてのクリーニング装置10とを有している。そして、このプリンタは、クリーニングブレード11による摺擦位置(クリーニング位置A)よりも中間転写ベルト表面移動方向下流側であって2次転写ローラ19による転写位置(2次転写ニップ部)よりも中間転写ベルト表面移動方向上流側で、中間転写ベルト8上の画像形成領域に当接部材を当接させることにより、中間転写ベルト8が表面移動中にクリーニングブレード11から受ける動摩擦抵抗以上の動摩擦抵抗を中間転写ベルト8へ付与する動摩擦抵抗付与手段としての潤滑剤均し機構80及び制御部101を備えている。これにより、上述したように、クリーニングブレード11の当接圧を高めることによる不具合を発生させることなく、中間転写ベルト8の表面移動速度が突発的に変動するのを十分に安定して抑制することができる。
特に、本実施形態においては、中間転写ベルト8上の画像形成領域に潤滑剤を付与する潤滑剤付与手段としての潤滑剤塗布装置40と、中間転写ベルト8上の画像形成領域に付与された潤滑剤を均す潤滑剤均し部材81とを有し、この潤滑剤均し部材81を当接部材として用いている。これにより、1つの部材で、潤滑剤を均す機能と、クリーニングブレード11による動摩擦抵抗以上の動摩擦抵抗を中間転写ベルト8へ付与する機能とを実現でき、これらの機能を別個の部材で担う場合に比べて部品点数が少なくなり、低コスト化が図れる。
また、本実施形態においては、少なくとも、プロセスユニット6Y,6M,6C,6Kから中間転写ベルト8上の画像形成領域へトナー像を転写している期間中、及び、2次転写ローラ19が中間転写ベルト8上のトナー像を転写紙Pへ転写している期間中は、中間転写ベルト8が表面移動中にクリーニングブレード11から受ける動摩擦抵抗以上の一定の動摩擦抵抗を中間転写ベルト8へ付与する。これにより、これらの期間中に潤滑剤均し部材81による動摩擦抵抗が変動することはなく、これらの期間中に中間転写ベルト8の表面移動速度が変動するのを抑制できる。これらの期間中に中間転写ベルト8の表面移動速度が変動するとバンディング等が画質劣化が発生するおそれが高まる。本実施形態によれば、このようなバンディング等による画質劣化を抑制できる。
また、本実施形態においては、潤滑剤均し部材81をクリーニングブレード11の当接圧以上の当接圧で当接させることにより、中間転写ベルト8が表面移動中にクリーニングブレード11から受ける動摩擦抵抗以上の動摩擦抵抗を中間転写ベルト8へ付与する。潤滑剤均し部材81による動摩擦抵抗を高める方法としては、潤滑剤均し部材81の材質を中間転写ベルト8との間の動摩擦係数が高い材質とする方法か、潤滑剤均し部材81の当接圧を高める方法が挙げられる。前者の方法は、潤滑剤均し部材81をプリンタに組み込んだ後は潤滑剤均し部材81による動摩擦抵抗を変更することが困難となる。これに対し、本実施形態において採用する後者の方法は、潤滑剤均し部材81をプリンタに組み込んだ後に潤滑剤均し部材81による動摩擦抵抗を変更することが容易となる。
そして、本実施形態では、中間転写ベルト8が表面移動中にクリーニングブレード11から受ける動摩擦抵抗以上の動摩擦抵抗を中間転写ベルト8へ付与する高当接圧と、高当接圧よりも低い低当接圧の少なくとも2段階で、潤滑剤均し部材81の当接圧を変更する当接圧変更手段としてのソレノイド84あるいは繊維185及びモータ184を備えている。これにより、上述したように、必要な時に必要な高さの当接圧で潤滑剤均し部材81を中間転写ベルト8へ当接させることができるので、潤滑剤均し部材81や中間転写ベルト8の長寿命化を図ることができる。
特に、本実施形態においては、2次転写ニップ部へ送られる転写紙Pの種類を検知する検知手段としての紙種検知センサ76を設け、転写紙Pが中間転写ベルト8の表面に接触する前に、潤滑剤均し部材81の当接圧を、紙種検知センサ76が検知した種類に対応する所定の当接圧へ変更する。これにより、不要に高い当接圧で潤滑剤均し部材81が中間転写ベルト8へ当接するのを抑制することが可能となり、潤滑剤均し部材81や中間転写ベルト8の更なる長寿命化を図ることができる。
また、本実施形態において、潤滑剤均し部材81の当接圧を変更するタイミングは、プロセスユニット6Y,6M,6C,6Kから中間転写ベルト8上の画像形成領域へトナー像を中間転写している期間と、2次転写ローラ19が中間転写ベルト8上のトナー像を転写紙Pへ2次転写している期間とを除く期間内、具体的には、中間転写ベルト8の前回転期間(前駆動期間)、中間転写ベルト8の後回転期間(後駆動期間)、連続プリント中における2次転写ローラ19が転写紙Pへの転写を終えてから次の転写紙Pに転写されるトナー像をプロセスユニット6Y,6M,6C,6Kが中間転写ベルト8上の画像形成領域へ形成し始めるまでの期間(紙間)のいずれかの期間内である。これにより、色ズレやバンディングといった画質劣化を抑制できる。
また、本実施形態においては、潤滑剤均し部材81が弾性体で形成されている。潤滑剤均し部材が剛体であると、中間転写ベルト8の表面を傷付けて画質劣化のおそれがあり、また潤滑剤均し部材と中間転写ベルト8とを均一に接触させることが困難となって中間転写ベルト8へ付与する動摩擦抵抗にムラが生じやすい。本実施形態のように潤滑剤均し部材81を弾性体で形成すれば、これらの不具合は生じない。
特に、本実施形態では、潤滑剤均し部材81をウレタンゴムで形成されている。潤滑剤均し部材81を弾性体で形成する場合であっても、例えばスポンジ状の材質のように中間転写ベルト8との間の摩擦係数が低いものであると、潤滑剤均し部材81の当接圧を高めても十分な動摩擦抵抗を中間転写ベルト8へ付与することができない。すなわち、中間転写ベルト8へ付与できる動摩擦抵抗の幅を広く取ることができない。ウレタンゴムは、中間転写ベルト8との間の摩擦係数が高いので、潤滑剤均し部材81の当接圧が比較的低くても十分な動摩擦抵抗を中間転写ベルト8へ付与することができる。すなわち、中間転写ベルト8へ付与できる動摩擦抵抗の幅を広く取ることができる。
また、本実施形態では、クリーニング部材がクリーニングブレードであるので、クリーニング部材により中間転写ベルト8が受ける動摩擦抵抗が高いことから、潤滑剤均し部材81の当接圧を低く抑えることができ、潤滑剤均し部材81や中間転写ベルト8の更なる長寿命化を図ることができる。
なお、本実施形態では、中間転写方式のタンデム型カラー画像形成装置を例に挙げて説明したが、本発明は、像担持体としての各感光体上の各色トナー像を転写紙へ直接転写する直接転写方式のタンデム型カラー画像形成装置にも同様に適用できる。また、像担持体としての単一の感光体上に複数色のトナー像を順次形成し、これを互いに重なり合うように順次転写紙へ転写する直接転写方式のワンドラム型カラー画像形成装置や、モノクロ画像形成装置にも同様に適用できる。
実施形態に係るプリンタのクリーニング装置近傍を拡大した説明図。 同プリンタを示す概略構成図。 同プリンタのY用のプロセスユニットと、その周囲とを示す拡大構成図。 同プリンタの当接圧変更手段の変形例についての説明図。 1枚のプリントジョブが入力されたときの潤滑剤均し部材の当接圧変更制御の流れを示すフローチャート。 連続プリントジョブが入力されたときの潤滑剤均し部材の当接圧変更制御の流れを示すフローチャート。 紙種に応じて潤滑剤均し部材の当接圧を変更する制御の流れを示すフローチャート。
符号の説明
1Y,1M,1C,1K 感光体
6Y,6M,6C,6K プロセスユニット
8 中間転写ベルト
10 クリーニング装置
11 クリーニングブレード
19 2次転写ローラ
40 潤滑剤塗布装置
41 固形潤滑剤
42 潤滑剤塗布ブラシ
76 紙種検知センサ
80,180 潤滑剤均し機構
81 潤滑剤均し部材
83 加圧スプリング
84 ソレノイド
101 制御部
184 モータ
185 繊維

Claims (11)

  1. 表面が無端移動する像担持体と、
    該像担持体の表面における画像形成領域にトナー像を形成するトナー像形成手段と、
    該像担持体上の画像形成領域に形成されたトナー像を記録材上へ転写する転写手段と、
    該像担持体上の画像形成領域をクリーニング部材で摺擦することで転写残トナーをクリーニングするクリーニング手段とを有する画像形成装置において、
    上記クリーニング部材による摺擦位置よりも像担持体表面移動方向下流側であって上記転写手段による転写位置よりも像担持体表面移動方向上流側で、該像担持体上の画像形成領域に当接部材を当接させることにより、該像担持体が表面移動中に該クリーニング部材から受ける動摩擦抵抗以上の動摩擦抵抗を該像担持体へ付与する動摩擦抵抗付与手段を設けたことを特徴とする画像形成装置。
  2. 請求項1の画像形成装置において、
    上記像担持体上の画像形成領域に潤滑剤を付与する潤滑剤付与手段と、
    該像担持体上の画像形成領域に付与された潤滑剤を均す潤滑剤均し部材とを有し、
    上記当接部材として、該潤滑剤均し部材を用いることを特徴とする画像形成装置。
  3. 請求項1又は2の画像形成装置において、
    上記動摩擦抵抗付与手段は、少なくとも、上記トナー像形成手段が上記像担持体上の画像形成領域へトナー像を形成している期間中、及び、上記転写手段が該像担持体上のトナー像を上記記録材へ転写している期間中は、該像担持体が表面移動中に上記クリーニング部材から受ける動摩擦抵抗以上の一定の動摩擦抵抗を該像担持体へ付与することを特徴とする画像形成装置。
  4. 請求項1、2又は3の画像形成装置において、
    上記動摩擦抵抗付与手段は、上記当接部材を該クリーニング部材の当接圧以上の当接圧で当接させることにより、該像担持体が表面移動中に該クリーニング部材から受ける動摩擦抵抗以上の動摩擦抵抗を該像担持体へ付与することを特徴とする画像形成装置。
  5. 請求項4の画像形成装置において、
    上記動摩擦抵抗付与手段は、上記像担持体が表面移動中に上記クリーニング部材から受ける動摩擦抵抗以上の動摩擦抵抗を該像担持体へ付与する高当接圧と、該高当接圧よりも低い低当接圧の少なくとも2段階で、上記当接部材の当接圧を変更する当接圧変更手段を備えていることを特徴とする画像形成装置。
  6. 請求項5の画像形成装置において、
    上記転写位置へ送られる記録材の種類を検知する検知手段を有し、
    上記当接圧変更手段は、該記録材が像担持体の表面に接触する前に、上記当接部材の当接圧を、該検知手段が検知した種類に対応する所定の当接圧へ変更することを特徴とする画像形成装置。
  7. 請求項5又は6の画像形成装置において、
    上記当接圧変更手段が当接圧を変更するタイミングは、上記トナー像形成手段が上記像担持体上の画像形成領域へトナー像を形成している期間と、上記転写手段が該像担持体上のトナー像を上記記録材へ転写している期間とを除く期間内であることを特徴とする画像形成装置。
  8. 請求項7の画像形成装置において、
    上記当接圧変更手段が当接圧を変更するタイミングは、上記像担持体の前駆動期間、該像担持体の後駆動期間、連続画像形成期間中における上記転写手段が記録材への転写を終えてから次の記録材に転写されるトナー像を上記トナー像形成手段が該像担持体上の画像形成領域へ形成し始めるまでの期間のいずれかの期間内であることを特徴とする画像形成装置。
  9. 請求項1、2、3、4、5、6、7又は8の画像形成装置において、
    上記当接部材は弾性体で形成されたものであることを特徴とする画像形成装置。
  10. 請求項9の画像形成装置において、
    上記弾性体はウレタンゴムであることを特徴とする画像形成装置。
  11. 請求項1、2、3、4、5、6、7、8、9又は10の画像形成装置において、
    上記クリーニング部材はクリーニングブレードであることを特徴とする画像形成装置。
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