JP6738530B2 - 画像形成装置 - Google Patents

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この発明は、複写機、プリンタ、ファクシミリ、又は、それらの複合機等の電子写真方式を用いた画像形成装置に関するものである。
従来から、複写機、プリンタ等の画像形成装置において、クリーニングブレード等のブレード部材を感光体ドラム(像担持体)に摺接するように設置する技術が知られている(例えば、特許文献1〜3等参照。)。
そして、このような画像形成装置において、クリーニングブレード(ブレード部材)が感光体ドラム(像担持体)との摩擦抵抗によって振動して、異常音(ビビリ音)が生じてしまうことがあることが知られている(例えば、特許文献1等参照。)。
このような不具合を解決することを目的として、特許文献1には、クリーニングブレードの先端稜線部に、硬度が高くて摩擦係数が所定範囲内になるように形成された表面層を設ける技術が開示されている。
他方、特許文献2には、感光体ドラム(像担持体)の表面に無駄なく潤滑剤を塗布することを目的として、クリーニングブレードを保持するブレードホルダの振動を検知する振動検知センサを設置して、振動検知センサによって検知された振動周波数の帯域のうち指定周波数帯域内の振幅値が所定の閾値を超えた場合にのみ、感光体ドラムの表面に潤滑剤を塗布する塗布モードを実行する技術が開示されている。
また、特許文献3には、経時や環境変化が生じた場合であっても感光体ドラム(像担持体)の表面に安定的に潤滑剤を塗布することを目的として、潤滑剤供給ローラの総走行距離や温度センサなどの検知結果に基いて、潤滑剤供給ローラの回転数を増速する技術が開示されている。
上述した特許文献1の技術は、ブレード部材(クリーニングブレード)の先端稜線部に特殊な表面層を設けているため、ブレード部材の振動による異常音(ビビリ音)を低減する効果がある程度期待できるものの、経時においてブレード部材の表面層が磨滅してしまったときに、ブレード部材の振動による異常音が生じてしまう可能性があった。
この発明は、上述のような課題を解決するためになされたもので、経時においても、ブレード部材が像担持体との摩擦抵抗によって振動して異常音が生じてしまう不具合が安定的に軽減される、画像形成装置を提供することにある。
この発明における画像形成装置は、所定方向に回転する像担持体と、前記像担持体に摺接するブレード部材と、前記ブレード部材を保持するブレードホルダと、前記ブレードホルダに設置されて、前記ブレードホルダの振動を検知する振動検知センサと、前記像担持体の表面に潤滑剤を供給する潤滑剤供給装置と、電源部からクリーニングバイアスが印加されて、前記像担持体の表面に担持された未転写トナーを静電気的に除去するクリーニング部材と、を備え、前記振動検知センサによって検知された結果に基いて求めた振動波形において所定の振動周波数帯域内の振幅値が所定の閾値を超えた場合に、前記像担持体と前記クリーニング部材との間に形成される電界によって潤滑剤が前記像担持体の側から前記クリーニング部材の側に移動する力が弱められるように、前記電源部から前記クリーニング部材に印可されるクリーニングバイアスを可変制御して、
次のページに関わる画像形成プロセスがおこなわれるか否かによって、前記クリーニングバイアスを調整制御するものである。
本発明によれば、経時においても、ブレード部材が像担持体との摩擦抵抗によって振動して異常音が生じてしまう不具合が安定的に軽減される、画像形成装置を提供することができる。
この発明の実施の形態における画像形成装置を示す全体構成図である。 プロセスカートリッジとその近傍とを示す構成図である。 異常音防止モード時の制御を示すタイミングチャートである。 (A)異常音が生じていないときのブレードホルダの振動波形を示すグラフと、(B)異常音が生じているときのブレードホルダの振動波形を示すグラフと、である。 変形例1としての、異常音防止モード時の制御を示すタイミングチャートである。 変形例2としての、異常音防止モード時の制御を示すタイミングチャートである。 変形例3としての、異常音防止モード時の制御を示すタイミングチャートである。 変形例4としての、異常音防止モード時の制御を示すタイミングチャートである。 変形例5としての、異常音防止モード時に補助的におこなわれる制御を示すタイミングチャートである。
以下、この発明を実施するための形態について、図面を参照して詳細に説明する。なお、各図中、同一又は相当する部分には同一の符号を付しており、その重複説明は適宜に簡略化ないし省略する。
まず、図1及び図2にて、画像形成装置1における全体の構成・動作について説明する。
図1は、実施の形態における画像形成装置1を示す全体構成図である。図2は、図1の画像形成装置1に設置されたイエロー用のプロセスカートリッジ10Y(作像部)の構成を示す断面図である。
なお、4つのプロセスカートリッジ10Y、10M、10C、10BK(作像部)は、作像プロセスに用いられるトナーTの色が異なる以外はほぼ同一構造であるので、図2ではイエロー用のプロセスカートリッジ10Yのみを代表的に図示する。
図1において、1は画像形成装置としてのタンデム型カラー複写機、2は入力画像情報に基づいたレーザ光を発する書込み部、3は原稿Dを原稿読込部4に搬送する原稿搬送部、4は原稿Dの画像情報を読み込む原稿読込部、7は転写紙等の記録媒体が収容される給紙部、9は記録媒体の搬送タイミングを調整するレジストローラ、10Y、10M、10C、10BKは各色(イエロー、マゼンタ、シアン、ブラック)のトナー像が形成されるプロセスカートリッジ、16は各プロセスカートリッジ10Y、10M、10C、10BKの感光体ドラム上に形成されたトナー像を中間転写ベルト17上に重ねて転写する1次転写バイアスローラ、17は複数色のトナー像が重ねて転写される中間転写ベルト、18は中間転写ベルト17上のトナー像を記録媒体上に転写するための2次転写バイアスローラ、19は中間転写ベルト17を清掃する中間転写ベルトクリーニング部、20は記録媒体上のトナー像(未定着画像)を定着する定着装置、を示す。
以下、画像形成装置における、通常のカラー画像形成時の動作について説明する。
まず、原稿Dは、原稿搬送部3の搬送ローラによって、原稿台から図中の矢印方向に搬送されて、原稿読込部4のコンタクトガラス5上に載置される。そして、原稿読込部4で、コンタクトガラス5上に載置された原稿Dの画像情報が光学的に読み取られる。
詳しくは、原稿読込部4は、コンタクトガラス5上の原稿Dの画像に対して、照明ランプから発した光を照射しながら走査させる。そして、原稿Dにて反射した光を、ミラー群及びレンズを介して、カラーセンサに結像する。原稿Dのカラー画像情報は、カラーセンサにてRGB(レッド、グリーン、ブルー)の色分解光ごとに読み取られた後に、電気的な画像信号に変換される。さらに、RGBの色分解画像信号をもとにして画像処理部で色変換処理、色補正処理、空間周波数補正処理等の処理をおこない、イエロー、マゼンタ、シアン、ブラックのカラー画像情報を得る。
そして、イエロー、マゼンタ、シアン、ブラックの各色の画像情報は、書込み部2に送信される。そして、書込み部2からは、各色の画像情報に基づいたレーザ光L(露光光)が、それぞれ、対応するプロセスカートリッジ10Y、10M、10C、10BKの感光体ドラム11(像担持体)上に向けて発せられる。
一方、4つのプロセスカートリッジ10Y、10M、10C、10BKの感光体ドラム11(図2を参照できる。)は、それぞれ、所定方向(反時計方向)に回転(走行)している。そして、まず、感光体ドラム11の表面は、帯電装置12との対向部で、一様に帯電される(帯電工程である。)。こうして、感光体ドラム11上には、帯電電位(−900V程度である。)が形成される。その後、帯電された感光体ドラム11の表面は、それぞれのレーザ光Lの照射位置に達する。
書込み部2において、4つの光源から画像信号に対応したレーザ光Lが各色に対応してそれぞれ射出される。各レーザ光Lは、イエロー、マゼンタ、シアン、ブラックの色成分ごとに別の光路を通過することになる(露光工程である。)。
イエロー成分に対応したレーザ光Lは、紙面左側から1番目の感光体ドラム11(像担持体)の表面に照射される。このとき、イエロー成分のレーザ光は、高速回転するポリゴンミラーにより、感光体ドラム11の回転軸方向(主走査方向)に走査される。こうして、帯電装置12にて帯電された後の感光体ドラム11上には、イエロー成分に対応した静電潜像(−50〜100V程度の露光電位が形成される。)が形成される。
同様に、マゼンタ成分に対応したレーザ光は、紙面左から2番目の感光体ドラム11の表面に照射されて、マゼンタ成分に対応した静電潜像が形成される。シアン成分のレーザ光は、紙面左から3番目の感光体ドラム11の表面に照射されて、シアン成分の静電潜像が形成される。ブラック成分のレーザ光は、紙面左から4番目の感光体ドラム11の表面に照射されて、ブラック成分の静電潜像が形成される。
その後、各色の静電潜像が形成された感光体ドラム11の表面は、それぞれ、現像装置13との対向位置に達する。そして、各現像装置13から感光体ドラム11上に各色のトナーが供給されて、感光体ドラム11上の潜像が現像されてトナー像が形成される(現像工程である。)。
その後、現像工程後の感光体ドラム11の表面は、それぞれ、中間転写ベルト17との対向部(1次転写ニップ)に達する。ここで、それぞれの対向部には、中間転写ベルト17の内周面に当接するように1次転写バイアスローラ16が設置されている。そして、1次転写バイアスローラ16の位置で、中間転写ベルト17上に、感光体ドラム11上に形成された各色のトナー像が、順次重ねて転写される(1次転写工程である。)。
そして、1次転写工程後の感光体ドラム11の表面は、それぞれ、クリーニング装置14(クリーニング部)との対向位置に達する。そして、この位置で、クリーニングブレード14aとクリーニングブラシローラ14cとによって感光体ドラム11上に残存する未転写トナーが機械的に除去されて、除去された未転写トナーがクリーニング装置14内に回収される(クリーニング工程である。)。クリーニング装置14内に回収された未転写トナーは、搬送スクリュによってクリーニング装置14外に搬送されて、廃トナー回収容器の内部に廃トナーとして回収される。
その後、感光体ドラム11の表面は、潤滑剤供給装置15、除電部の位置を順次通過して、感光体ドラム11における一連の作像プロセスが終了する。
他方、感光体ドラム11上の各色のトナーが重ねて転写(担持)された中間転写ベルト17は、図中の時計方向に走行して、2次転写バイアスローラ18との対向位置(2次転写ニップ)に達する。そして、2次転写バイアスローラ18との対向位置で、記録媒体上に中間転写ベルト17上に担持されたカラーのトナー像が転写される(2次転写工程である。)。
その後、中間転写ベルト17の表面は、中間転写ベルトクリーニング部19の位置に達する。そして、中間転写ベルト17上に付着した未転写トナーが中間転写ベルトクリーニング部19に回収されて、中間転写ベルト17における一連の転写プロセスが終了する。
ここで、中間転写ベルト17と2次転写バイアスローラ18との間(2次転写ニップである。)に搬送される記録媒体は、給紙部7からレジストローラ9等を経由して搬送されたものである。
詳しくは、記録媒体を収納する給紙部7から、給紙ローラ8により給送された記録媒体が、搬送ガイドを通過した後に、レジストローラ9(タイミングローラ)に導かれる。レジストローラ9に達した記録媒体は、タイミングを合わせて、2次転写ニップに向けて搬送される。
そして、フルカラー画像が転写された記録媒体は、搬送ベルトによって定着装置20に導かれる。定着装置20では、定着ベルトと加圧ローラとのニップにて、カラー画像(トナー)が記録媒体上に定着される。
そして、定着工程後の記録媒体は、排紙ローラによって、装置本体1外に出力画像として排出されて、一連の画像形成プロセス(画像形成動作)が完了する。
次に、図2にて、プロセスカートリッジ10Yについて詳述する。
図2に示すように、プロセスカートリッジ10Yは、像担持体としての感光体ドラム11と、帯電装置12(帯電部)と、現像装置13(現像部)と、クリーニング装置14(クリーニング部)と、潤滑剤供給装置15と、が一体的にユニットとして構成されている。プロセスカートリッジ10Yは、画像形成装置本体1に対して着脱可能(交換可能)に設置されていて、適宜に画像形成装置本体1から取り出されて新品のものに交換されたり修理がされたりすることになる。
ここで、像担持体としての感光体ドラム11は、負帯電性の有機感光体であって、ドラム状導電性支持体上に感光層等を設けたものである。
感光体ドラム11は、基層としての導電性支持体上に、絶縁層である下引き層、感光層としての電荷発生層及び電荷輸送層、表面層(保護層)が順次積層されている。
感光体ドラム11は、第1駆動モータ50(メインモータ)によって図2の反時計方向に回転駆動される。
図2を参照して、帯電装置12は、コロトロンによるコロナ放電方式を用いた帯電チャージャである。帯電装置12には帯電用電源部から所定の電圧(帯電バイアス)が印加されて、これにより対向する感光体ドラム11の表面を一様に帯電する。
なお、本実施の形態において、帯電装置12として、スコロトロンによるコロナ放電方式を用いたグリッドを有する帯電チャージャを用いることもできるし、導電性芯金の外周に中抵抗の弾性層を被覆してなる帯電ローラを用いることもできる。
また、帯電装置12に印加する帯電バイアスとして、DC電圧にAC電圧が重畳されたものとすることもできるし、DC電圧のみとすることもできる。
現像装置13は、主として、感光体ドラム11に対向する現像ローラ13aと、現像ローラ13aに対向する第1搬送スクリュ13bと、仕切部材を介して第1搬送スクリュ13bに対向する第2搬送スクリュ13cと、現像ローラ13aに対向するドクターブレード13dと、で構成される。現像ローラ13aは、内部に固設されてローラ周面に磁極を形成するマグネットと、マグネットの周囲を回転するスリーブと、で構成される。マグネットによって現像ローラ13a(スリーブ)上に複数の磁極が形成されて、現像ローラ13a上に現像剤Gが担持されることになる。現像装置13内には、キャリアCとトナーTとからなる2成分現像剤Gが収容されている。
現像ローラ13aと2つの搬送スクリュ13b、13cとは、感光体ドラム11を回転駆動する第1駆動モータ50とは別に設けられた現像駆動モータによって、回転駆動される。
クリーニング装置14には、感光体ドラム11の表面に当接して感光体ドラム11の表面をクリーニングするブレード部材としてのクリーニングブレード14aと、感光体ドラム11の表面に当接しながら所定方向に回転して感光体ドラム11の表面をクリーニングするクリーニング部材としてのクリーニングブラシローラ14cと、が設置されている。
クリーニングブレード14a(ブレード部材)は、ウレタンゴム等のゴム材料からなり、金属材料からなる板状のブレードホルダ14bに保持されて、感光体ドラム11表面に所定角度かつ所定圧力で当接している。これにより、感光体ドラム11上に付着する未転写トナー(記録媒体から生じる紙粉、帯電装置12による放電時に感光体ドラム11上に生じる放電生成物、トナーに添加されている添加剤、等の付着物も含むものとする。)が機械的に掻き取られてクリーニング装置14内に回収されることになる。なお、本実施の形態において、クリーニングブレード14aは、感光体ドラム11の走行方向(回転方向)に対してカウンタ方向にて感光体ドラム11に当接している。
クリーニングブラシローラ14c(クリーニング部材)は、芯金の外周に、ポリエステル、ナイロン、レーヨン、アクリル、ビニロン、塩化ビニル等の樹脂繊維に導電性材料が添加された直毛状又はループ状の導電性ブラシ毛が巻装されたものであって、ブラシ毛が感光体ドラム11の表面に摺接する。クリーニングブラシローラ14cは、感光体ドラム11を回転駆動する第1駆動モータ50からギア列を介して駆動力を受けて、図2の反時計方向に回転駆動される。これにより、感光体ドラム11上に付着した未転写トナー(記録媒体から生じる紙粉、帯電装置12による放電時に感光体ドラム11上に生じる放電生成物、トナーに添加されている添加剤、等の付着物も含むものとする。)が機械的に掻き取られてクリーニング装置14内に回収されることになる。
また、本実施の形態では、電源部61からクリーニングブラシローラ14cの芯金に所定のクリーニングバイアス(マイナス極性のトナーに対して逆極性のプラス極性の電圧である。)が印加されていて、感光体ドラム11上に付着した未転写トナーがクリーニングブラシローラ14cに向けて静電気的にも移動して、クリーニング装置14内に回収されることになる。すなわち、クリーニングブラシローラ14c(クリーニング部材)は、電源部61からクリーニングバイアスが印加されて、感光体ドラム11の表面に担持された未転写トナーを静電気的に除去することになる。
なお、本実施の形態において、クリーニングブレード14aを保持するブレードホルダ14bには、ブレードホルダ14bの振動を検知する振動検知センサ40が設置されているが、これについては後で詳しく説明する。
図2を参照して、潤滑剤供給装置15は、感光体ドラム11に摺接する発泡弾性層が周設されて感光体ドラム11上に潤滑剤を供給する潤滑剤供給ローラ15a(潤滑剤供給部材)、潤滑剤供給ローラ15a(発泡弾性層)に摺接する固形潤滑剤15b、固形潤滑剤15bを潤滑剤供給ローラ15aに向けて付勢する付勢部材としての圧縮スプリング15c、感光体ドラム11に当接して感光体ドラム11上に供給された潤滑剤を薄層化(均一化)する薄層化ブレード15f(均しブレード)、等で構成される。
潤滑剤供給装置15は、クリーニング装置14(クリーニングブレード14a)に対して感光体ドラム11の回転方向下流側であって、帯電装置12に対して感光体ドラム11の回転方向上流側に配設されている。また、薄層化ブレード15fは、潤滑剤供給ローラ15aに対して感光体ドラム11の回転方向下流側に配設されている。
潤滑剤供給ローラ15aは、金属材料からなる軸部(芯金)上に発泡ポリウレタン(ウレタンフォーム)からなる発泡弾性層が形成されたローラ状部材であって、その発泡弾性層が感光体ドラム11表面に接触した状態で第2駆動モータ45によって図2の反時計方向に回転駆動される。これにより、固形潤滑剤15bから潤滑剤供給ローラ15aを介して感光体ドラム11上に潤滑剤が供給される。
ここで、潤滑剤供給ローラ15aを回転駆動する第2駆動モータ45は、感光体ドラム11やクリーニングブラシローラ14cなどを回転駆動する第1駆動モータ50(メインモータ)や、現像装置13を駆動する現像駆動モータとは別に独立して設けられていて、潤滑剤供給ローラ15aのみを回転駆動するモータである。
なお、この第2駆動モータ45は、回転数可変型のモータであって、制御部60による制御によって潤滑剤供給ローラ15aの回転数を可変できるように構成されている。潤滑剤供給ローラ15aの回転数が増減されると、それにともない潤滑剤供給ローラ15aから感光体ドラム11の表面に供給される現像剤供給量も増減されるため、第2駆動モータ45は、潤滑剤供給装置15によって感光体ドラム11の表面に供給する潤滑剤供給量を可変する潤滑剤量可変手段として機能することになる。
潤滑剤供給ローラ15aは、図2の反時計方向に回転する感光体ドラム11に対してカウンタ方向(逆方向)で摺接するように回転駆動される(図2の反時計方向の回転である。)。すなわち、潤滑剤供給ローラ15aの回転方向は、感光体ドラム11との摺接位置において、感光体ドラム11の回転方向(走行方向)と逆方向になるように構成されている。
また、潤滑剤供給ローラ15aは、固形潤滑剤15bと感光体ドラム11とに摺接するように配置されていて、潤滑剤供給ローラ15aが回転することによって固形潤滑剤15bから潤滑剤を掻き取り、その潤滑剤を感光体ドラム11上に塗布する。
また、固形潤滑剤15b(潤滑剤保持部材15e)の後方部には、潤滑剤供給ローラ15aと固形潤滑剤15bとの接触ムラをなくすために圧縮スプリング15cが配置されていて、固形潤滑剤15bを潤滑剤供給ローラ15aに付勢している。
ここで、固形潤滑剤15bは、脂肪酸金属亜鉛に無機潤滑剤を含有させて形成したものである。また、脂肪酸金属亜鉛としては、少なくともステアリン酸亜鉛を含んだものが好ましい。また、無機潤滑剤としては、窒化ホウ素、タルク、マイカのうち少なくとも1つであることが好ましい(特に、窒化ホウ素が好ましい)。
ステアリン酸亜鉛は、代表的なラメラ結晶紛体である。ラメラ結晶は両親媒性分子が自己組織化した層状構造を有していて、せん断力が加わると層間にそって結晶が割れて滑りやすい。したがって、感光体ドラム11表面を低摩擦係化することができる。すなわち、せん断力を受けて均一に感光体ドラム11表面を覆っていくラメラ結晶によって、少量の潤滑剤によって効果的に感光体ドラム11表面を覆うことができる。そして、感光体ドラム11表面を比較的均等に覆い帯電工程における電気的ストレスから良好に保護できることになる。
また、窒化ホウ素、タルク、マイカのような板状構造を有する無機潤滑剤を使用することで、クリーニング装置14(クリーニングブレード14a)でのトナーや潤滑剤のすり抜けが生じにくくなり、帯電装置12を汚れにくくすることができる。
薄層化ブレード15fは、ウレタンゴム等のゴム材料からなる板状のブレード部材であって、金属材料からなる板状のブレードホルダに保持されて、感光体ドラム11の表面に所定角度かつ所定圧力で当接している。薄層化ブレード15fは、クリーニングブレード14aに対して、感光体ドラム11の回転方向下流側(走行方向下流側)に配設されている。そして、潤滑剤供給ローラ15aによって感光体ドラム11上に供給された潤滑剤は、薄層化ブレード15fによって、感光体ドラム11上に均一かつ適量に薄層化される。
固形潤滑剤15bを潤滑剤供給ローラ15aを介して感光体ドラム11の表面に塗布すると、感光体ドラム11表面には粉体状の潤滑剤が塗布されるが、この状態のままでは潤滑性は充分に発揮されないため、薄層化ブレード15fが潤滑剤を薄層化・均一化する部材として機能することになる。薄層化ブレード15fにより、感光体ドラム11上での潤滑剤の皮膜化がおこなわれて、潤滑剤はその潤滑性を充分に発揮することになる。
なお、本実施の形態において、薄層化ブレード15fは、感光体ドラム11の走行方向(回転方向)に対してカウンタ方向にて感光体ドラム11に当接しているが、感光体ドラム11の走行方向(回転方向)に対してトレーディング方向にて感光体ドラム11に当接するように構成してもよい。
このように、本実施の形態では、クリーニングブレード14aと薄層化ブレード15fとの2つのブレード部材を別々に設けているために、クリーニング性と潤滑剤塗布性とを良好に維持することができるとともに、感光体ドラム11への潤滑剤供給によって双方のブレード部材14a、15fの磨耗・劣化を軽減することができる。
図2にて、先に述べた作像プロセスをさらに詳しく説明する。
現像ローラ13aは、図2中の矢印方向に回転している。現像装置13内の現像剤Gは、間に仕切部材を介在するように配設された第1搬送スクリュ13b及び第2搬送スクリュ13cの矢印方向の回転によって、トナー補給部30からトナー補給口を介して補給されたトナーTとともに撹拌混合されながら長手方向(図2の紙面垂直方向である。)に循環する。
そして、摩擦帯電してキャリアCに吸着したトナーTは、キャリアCとともに現像ローラ13a上に担持される。現像ローラ13a上に担持された現像剤Gは、その後にドクターブレード13dの位置に達する。そして、現像ローラ13a上の現像剤Gは、ドクターブレード13dの位置で適量に調整された後に、感光体ドラム11との対向位置(現像領域である。)に達する。
その後、現像領域において、現像剤G中のトナーTが、感光体ドラム11表面に形成された静電潜像に付着する。詳しくは、レーザ光Lが照射された画像部の潜像電位(露光電位)と、現像ローラ13aに印加された現像バイアス(−500V程度である。)と、の電位差(現像ポテンシャル)によって形成される電界によって、トナーTが潜像に付着する。
その後、現像工程にて感光体ドラム11に付着したトナーTは、そのほとんどが中間転写ベルト17上に転写される。そして、感光体ドラム11の表面に付着(残留)した未転写のトナーTが、クリーニングブレード14aやクリーニングブラシローラ14cによってクリーニング装置14内に回収される。その後、クリーニング工程後の感光体ドラム11の表面は、潤滑剤供給装置15、除電部を順次通過して、一連の作像プロセスが終了する。
ここで、画像形成装置本体1に設けられたトナー補給部30は、交換可能に構成されたトナーボトル31と、トナーボトル31を保持・回転駆動するとともに現像装置13に新品トナーTを補給するトナーホッパ部32と、で構成されている。また、トナーボトル31内には、新品のトナーT(図2では、イエローのトナーである。)が収容されている。また、トナーボトル31の内周面には、螺旋状の突起が形成されている。
なお、トナーボトル31内の新品トナーTは、現像装置13内のトナーT(既設のトナーである。)の消費にともない、トナー補給口から現像装置13内に適宜に補給されるものである。現像装置13内のトナーTの消費は、現像装置13の第2搬送スクリュ13cの下方に設置された磁気センサによって間接的又は直接的に検知される。
以下、本実施の形態における画像形成装置1において、特徴的な構成・動作について説明する。
先に図2を用いて説明したように、本実施の形態における画像形成装置1(プロセスカートリッジ10Y)には、感光体ドラム11(像担持体)に摺接するブレード部材としてのクリーニングブレード14aや、クリーニングブレード14a(ブレード部材)を保持するブレードホルダ14bや、クリーニング部材としてのクリーニングブラシローラ14c、などで構成されるクリーニング装置14が設けられている。
また、画像形成装置1(プロセスカートリッジ10Y)には、感光体ドラム11の表面に潤滑剤を供給する潤滑剤供給装置15が設けられている。そして、潤滑剤供給ローラ15aを回転駆動する回転数可変型の第2駆動モータ45が、潤滑剤供給装置15によって感光体ドラム11の表面に供給する潤滑剤供給量を可変する潤滑剤量可変手段として機能している。
ここで、図2を参照して、クリーニング装置14のブレードホルダ14bには、ブレードホルダ14bの振動を検知する振動検知センサ40(振動検知手段)が設置されている。振動検知センサ40は、ブレードホルダ14bの振動(クリーニングブレード14aが感光体ドラム11との摩擦抵抗によって振動することによって生じる振動である。)を検知するものであって、クリーニングブレード14aの振動を間接的に検知することになる。
振動検知センサ40としては、公知の圧電式振動センサや圧電型加速度ピックアップ(例えば、昭和計測器社製「MODEL−2351A」)などを用いることができる。振動検知センサ40は、ネジ止めや、エポキシ樹脂などの接着剤による接着などの方法によって、ブレードホルダ14bの面上に固設されている。
そして、本実施の形態では、振動検知センサ40によって検知された結果に基いて求めた振動波形において所定の振動周波数帯域内(指定周波数帯域内)の振幅値が所定の閾値を超えた場合に、潤滑剤供給量が増加するように第2駆動モータ45(潤滑剤量可変手段)を制御している。換言すると、振動検知センサ40によって検知された振動周波数の帯域のうち所定帯域内の振幅値が所定の閾値を超えた場合(ブレードホルダ14bの振動が大きい場合である。)に、潤滑剤供給量が増加するように第2駆動モータ45(潤滑剤量可変手段)を制御している。
なお、このようにブレードホルダ14bの振動が大きいときにおこなわれる制御は、クリーニングブレード14aが感光体ドラム11との摩擦抵抗によってブレードホルダ14bとともに振動することによる異常音を防止するためのものであって、以下、このように異常音を防止するためにおこなわれる制御モードを適宜に「異常音防止モード」と呼ぶ。
具体的に、振動検知センサ40によって検知された結果(センサ信号)は、制御部60に送られて、制御部60の信号処理部にて、その検知結果に基いて図4に示すような振動波形が作成される。
そして、作成した振動波形が、図4(A)に示したもののように、所定の振動周波数帯域内(指定周波数帯域内)の振幅値(振動検知センサ40によって加速度として検知されるものである。)が所定の閾値を超えていない場合には、クリーニングブレード14aが保持されたブレードホルダ14bの振動レベルはそれほど大きくなくて、振動(共振)による異常音(ビビリ音)が生じないものとして、「異常音防止モード」は実行しない。すなわち、潤滑剤供給ローラ15aの回転数が通常の画像形成プロセス時のものから変化しないように、制御部60によって第2駆動モータ45(潤滑剤量可変手段)が制御される。
これに対して、作成した振動波形が、図4(B)に示したもののように、所定の振動周波数帯域内(指定周波数帯域内)の振幅値が所定の閾値を超えている場合には、クリーニングブレード14aが保持されたブレードホルダ14bの振動レベルが大きくて、振動(共振)による異常音(ビビリ音)が生じるものとして、「異常音防止モード」を実行する。すなわち、潤滑剤供給ローラ15aの回転数が通常の画像形成プロセス時のものに比べて大きくなるように、制御部60によって第2駆動モータ45(潤滑剤量可変手段)が制御される。
潤滑剤供給ローラ15aの回転数が増速されると、感光体ドラム11の表面に供給される潤滑剤供給量が増加して、感光体ドラム11に対するクリーニングブレード14aの摩擦抵抗が減ぜられるため、クリーニングブレード14a(ブレードホルダ14b)の振動による異常音の発生を確実に軽減することができる。特に、本実施の形態では、振動検知センサ40によってブレードホルダ14b(クリーニングブレード14a)の振動を常に検知しながら、その振動が大きくなって異常音が生じそうになったときに、「異常音防止モード」を実行しているため、そのような効果が経時においても安定的に発揮されることになる。
なお、上述した振動波形における「所定の振動周波数帯域(指定周波数帯域)」は、ブレードホルダ14b(クリーニングブレード14a)が振動したときに、その振動によって共振が生じて異常音(ビビリ音)が生じる周波数帯域であって、実機を用いた実験やシミュレーションなどによって予め求められて設定されたものである。
また、本実施の形態では、異常音防止モード時において潤滑剤供給装置15による潤滑剤供給量を増加する方法として、第2駆動モータ45によって潤滑剤供給ローラ15aの回転数を増速する方法を用いた。これに対して、潤滑剤供給ローラ15aに対する固形潤滑剤15bの加圧力を可変する可変手段(例えば、圧縮スプリング15cのスプリング力を可変するカム機構などである。)を設置して、異常音防止モード時に固形潤滑剤15bの加圧力が増加するように可変手段を制御して、潤滑剤供給装置15による潤滑剤供給量を増加するように構成することもできる。
また、本実施の形態では、振動検知センサ40によって検知された結果に基いて求めた振動波形において所定の振動周波数帯域内の振幅値が所定の閾値を超えた場合に、感光体ドラム11とクリーニングブラシローラ14c(クリーニング部材)との間に形成される電界によって潤滑剤が感光体ドラム11の側からクリーニングブラシローラ14cの側に移動する力が弱められるように、電源部61からクリーニングブラシローラ14cに印可されるクリーニングバイアスを可変制御している。
すなわち、本実施の形態では、「異常音防止モード」として、(1)潤滑剤供給装置15による潤滑剤供給量を増加する制御、に加えて、(2)クリーニングバイアスの可変制御、をおこなっている。
具体的に、振動検知センサ40の検知結果に基いて作成した振動波形が図4(B)に示したもののようになった場合、電源部61からクリーニングブラシローラ14cにクリーニングバイアスが印可されないように制御するか(クリーニングバイアスをオフするか)、又は、電源部61からクリーニングブラシローラ14cに印可するクリーニングバイアスの大きさが小さくなるように制御するか、する。これにより、感光体ドラム11に付着した潤滑剤がクリーニングブラシローラ14cの側に静電的に移動しにくくなって、感光体ドラム11とクリーニングブレード14aとの当接部に充分な潤滑剤が供給されて、感光体ドラム11に対するクリーニングブレード14aの摩擦抵抗が減ぜられるため、クリーニングブレード14a(ブレードホルダ14b)の振動による異常音の発生を確実に軽減することができる。
特に、本実施の形態では、「異常音防止モード」として、(1)潤滑剤供給装置15による潤滑剤供給量を増加する制御、に加えて、(2)クリーニングバイアスの可変制御、をおこなっているため、異常音を防止する効果がさらに確実に発揮されることになる。
以下、図3のフロー図を用いて、上述した異常音防止モード時の制御について、まとめとして説明する。
図3に示すように、まず、ユーザーによって画像形成装置本体1の操作パネルが操作されて、制御部60にプリント信号が受信されて通常の画像形成プロセスが開始されると(ステップS1〜S2)、ブレードホルダ14bの振動振幅値が所定の閾値Aを超えているかが判別される(ステップS3)。すなわち、振動検知センサ40によってブレードホルダ14b(クリーニングブレード14a)の振動が検知されて、先に図4を用いて説明したような振動波形が求められて、所定の振動周波数帯域内(指定周波数帯域内)の振幅値が所定の閾値Aを超えているかが判別される。
その結果、ブレードホルダ14bの振動振幅値が所定の閾値Aを超えているものと判別された場合には、異常音が生じる状態であるものとして、「異常音防止モード」として、(1)潤滑剤供給装置15による潤滑剤供給量を増加する制御、に加えて、(2)クリーニングバイアスの可変制御、が実行されて(ステップS5)、本フローが終了される(ステップS6)。具体的に、本実施の形態では、潤滑剤供給ローラ15aの回転数が増速されるとともに、クリーニングバイアスがオフされる。
これに対して、ステップS3で、ブレードホルダ14bの振動振幅値が所定の閾値Aを超えていないものと判別された場合には、その時点で異常音が生じない状態であるものとして、さらに一連のプリント動作が終了しているかが判別される(ステップS4)。その結果、プリント動作が終了していないものと判別された場合には、ステップS3以降のフローが繰り返されて、プリント動作が終了しているものと判別された場合には、本フローが終了される(ステップS6)。
なお、本実施の形態では、「異常音防止モード」として、(1)潤滑剤供給装置15による潤滑剤供給量を増加する制御、(2)クリーニングバイアスの可変制御、の2つをおこなったが、「異常音防止モード」として、いずれか1つのみをおこなうこともできる。
<変形例1>
図5は、変形例1としての、異常音防止モード時の制御を示すタイミングチャートである。
変形例1における異常音防止モードは、(1)潤滑剤供給装置15による潤滑剤供給量を増加する制御、(2)クリーニングバイアスの可変制御、の2つに加えて、(3)クリーニングブレード14aの当接圧(ブレード圧)の可変制御、をおこなっている点が、本実施の形態のものと相違する。
詳しくは、変形例1におけるクリーニング装置14(プロセスカートリッジ10Y)には、図2を参照して、感光体ドラム11に対するクリーニングブレード14a(ブレード部材)の当接圧を可変するブレード圧可変手段としてのソレノイド62が設置されている。クリーニングブレード14aを保持するブレードホルダ14bは、クリーニング装置14の筐体に、支軸14b1を中心に回動可能に保持されている。ブレードホルダ14bは、スプリングによって、クリーニングブレード14aが感光体ドラム11に圧接する方向に付勢されている。また、ブレードホルダ14bには、制御部60による制御によって、スプリングの付勢力に抗するようにクリーニングブレード14aを感光体ドラム11から離間する方向にブレードホルダ14bを付勢するソレノイド62が設置されている。そして、このソレノイド62が稼働することで、クリーニングブレード14aの当接圧が減圧されることになる。
そして、変形例1では、振動検知センサ40によって検知された結果に基いて求めた振動波形において所定の振動周波数帯域内の振幅値が所定の閾値Aを超えた場合に、クリーニングブレード14aの当接圧が減少するようにソレノイド62(ブレード圧可変手段)を制御している。
詳しくは、図5のフロー図に示すように、ステップS3にて、ブレードホルダ14bの振動振幅値が所定の閾値Aを超えているものと判別された場合には、異常音が生じる状態であるものとして、「異常音防止モード」として、(1)潤滑剤供給装置15による潤滑剤供給量を増加する制御、(2)クリーニングバイアスの可変制御、に加えて、(3)クリーニングブレード14aの当接圧の可変制御、が実行される(ステップS10)。具体的に、変形例1では、潤滑剤供給ローラ15aの回転数が増速されるとともに、クリーニングバイアスがオフされて、さらにクリーニングブレード14aの当接圧が減ぜられる。クリーニングブレード14aの当接圧が減ぜられると、感光体ドラム11とクリーニングブレード14aとの摩擦抵抗が低下して、異常音が生じにくくなる。これにより、異常音を防止する効果がさらに確実に発揮されることになる。
なお、変形例1では、「異常音防止モード」として、(1)潤滑剤供給装置15による潤滑剤供給量を増加する制御、(2)クリーニングバイアスの可変制御、(3)クリーニングブレード14aの当接圧の可変制御、の3つをおこなったが、「異常音防止モード」として、いずれか1つのみをおこなうこともできるし、そのうちの2つを組み合わせておこなうこともできる。
<変形例2>
図6は、変形例2としての、異常音防止モード時の制御を示すタイミングチャートである。
変形例2における異常音防止モードは、(1)潤滑剤供給装置15による潤滑剤供給量を増加する制御、(2)クリーニングバイアスの可変制御、の2つに加えて、(4)感光体ドラム11を逆回転する制御、をおこなっている点が、本実施の形態のものと相違する。
詳しくは、変形例2において、感光体ドラム11を回転駆動する第1駆動モータ50(図2を参照できる。)は、正逆方向可変型のモータであって、制御部60による制御によって、感光体ドラム11の回転方向を、正方向(図2の矢印方向であって、反時計方向である。)から逆方向(図2の時計方向である。)に切り替えられるように構成されている。
そして、変形例2では、振動検知センサ40によって検知された結果に基いて求めた振動波形において所定の振動周波数帯域内の振幅値が所定の閾値Aを超えた場合に、非画像形成時に感光体ドラム11を正方向(所定方向)に対して逆方向に回転させるように制御している。
詳しくは、図6のフロー図に示すように、ステップS3にて、ブレードホルダ14bの振動振幅値が所定の閾値Aを超えているものと判別された場合には、異常音が生じる状態であるものとして、「異常音防止モード」として、(1)潤滑剤供給装置15による潤滑剤供給量を増加する制御、(2)クリーニングバイアスの可変制御、に加えて、(4)感光体ドラム11を逆回転する制御、が実行される(ステップS11)。具体的に、変形例2では、潤滑剤供給ローラ15aの回転数が増速されるとともに、クリーニングバイアスがオフされて、さらに一連の画像形成動作が終了したタイミングで感光体ドラム11が所定時間だけ逆方向に回転駆動される。感光体ドラム11が逆回転されると、感光体ドラム11に当接して大きく弾性変形して当接した状態のクリーニングブレード14aの姿勢が元の当接状態に戻されて、異常音が生じにくくなる。これにより、異常音を防止する効果がさらに確実に発揮されることになる。
なお、変形例1では、「異常音防止モード」として、(1)潤滑剤供給装置15による潤滑剤供給量を増加する制御、(2)クリーニングバイアスの可変制御、(4)感光体ドラム11を逆回転する制御、の3つをおこなったが、「異常音防止モード」として、いずれか1つのみをおこなうこともできるし、そのうちの2つを組み合わせておこなうこともできる。さらに、これらの3つの制御に、変形例1で説明した(3)クリーニングブレード14aの当接圧の可変制御、を加えた4つの制御のうちの3つを組み合わせておこなうこともできる。
<変形例3>
図7は、変形例3としての、異常音防止モード時の制御を示すタイミングチャートである。
変形例3における異常音防止モードは、変形例1と同様に、(1)潤滑剤供給装置15による潤滑剤供給量を増加する制御、(2)クリーニングバイアスの可変制御、(3)クリーニングブレード14aの当接圧の可変制御、の3つをおこなっているが、これらの3つの制御を同時におこなっていない点が、変形例1のものと相違する。
詳しくは、図7のフロー図に示すように、まず、制御部60にプリント信号が受信されて通常の画像形成プロセスが開始されると(ステップS1〜S2)、ブレードホルダ14bの振動振幅値が所定の閾値Aを超えているかが判別される(ステップS3)。
その結果、ブレードホルダ14bの振動振幅値が所定の閾値Aを超えているものと判別された場合には、異常音が生じる状態であるものとして、「異常音防止モード」として、(1)潤滑剤供給装置15による潤滑剤供給量を増加する制御、に加えて、(2)クリーニングバイアスの可変制御、が実行される(ステップS5)。
その後、一連のプリント動作が終了しているかが判別される(ステップS21)。その結果、プリント動作が終了しているものと判別された場合には、本フローが終了される(ステップS6)。これに対して、プリント動作が終了していないものと判別された場合には、ブレードホルダ14bの振動振幅値が所定の閾値Aを超えているかが再び判別される(ステップS22)。
その結果、ブレードホルダ14bの振動振幅値が所定の閾値Aを超えているものと判別された場合には、異常音が生じる状態であるものとして、「異常音防止モード」として、(3)クリーニングブレード14aの当接圧の可変制御が実行される(ステップS23)。具体的に、クリーニングブレード14aの当接圧が減ぜられる。
その後、一連のプリント動作が終了しているかが判別される(ステップS24)。その結果、プリント動作が終了しているものと判別された場合には、本フローが終了される(ステップS6)。これに対して、プリント動作が終了していないものと判別された場合には、ブレードホルダ14bの振動振幅値が所定の閾値Aを超えているかが再び判別される(ステップS25)。
その結果、ブレードホルダ14bの振動振幅値が所定の閾値Aを超えているものと判別された場合には、異常音防止モードをおこなっても異常音の発生を防止できない状態であるものとして、装置本体1の外装部に設置された表示パネルにエラー表示(修理を要する旨の表示である。)をおこなって(ステップS26)、本フローが終了される(ステップS6)。これに対して、ブレードホルダ14bの振動振幅値が所定の閾値Aを超えていないものと判別された場合には、異常音の発生が防止された状態であるものとして、クリーニングブレード14aの当接圧を元の状態(通常の画像形成時の状態である。)に戻して(ステップS27)、その後にステップS21以降のフローが繰り返される。
これに対して、ステップS22にて、ブレードホルダ14bの振動振幅値が所定の閾値Aを超えていないものと判別された場合には、異常音の発生が防止された状態であるものとして、潤滑剤供給ローラ15aの回転数と、クリーニングバイアスと、がそれぞれ元の状態(通常の画像形成時の状態である。)に戻される(ステップS28)。
そして、一連のプリント動作が終了しているかが判別される(ステップS29)。その結果、プリント動作が終了していないものと判別された場合には、ステップS3以降のフローが繰り返されて、プリント動作が終了しているものと判別された場合には、本フローが終了される(ステップS6)。
このように、「異常音防止モード」としておこなわれる複数の制御をすべて同時におこなうのではなくて、複数回にわけて段階的におこなうように制御することで、異常音の程度に合わせた効率的な制御をおこなうことができる。
なお、このように段階的に「異常音防止モード」としておこなわれる複数の制御は、ここまで説明した、(1)潤滑剤供給装置15による潤滑剤供給量を増加する制御、(2)クリーニングバイアスの可変制御、(3)クリーニングブレード14aの当接圧の可変制御、(4)感光体ドラム11を逆回転する制御、の4つのうちの自由な組み合わせでおこなうこともできる。
<変形例4>
図8は、変形例4としての、異常音防止モード時の制御を示すタイミングチャートである。
変形例4における異常音防止モードは、潤滑剤供給ローラ15a(潤滑剤供給装置15)の使用頻度や、作像部の周囲温度(環境)に応じて、潤滑剤供給装置15による潤滑剤供給量を可変している点が、本実施の形態のものと相違する。
詳しくは、変形例4における画像形成装置1(プロセスカートリッジ10Y)には、図2を参照して、潤滑剤供給ローラ15aの総走行距離(又は,総駆動時間)を検知するカウンタ47と、作像部の周囲の温度を検知する温度センサ46(例えば、プロセスカートリッジ10Yの筐体に固設されている。)と、が設置されている。
そして、変形例4では、カウンタ47の検知結果が所定値を超えたとき、及び、温度センサ46の検知結果が所定範囲から外れたとき、のうち少なくとも一方のときに、潤滑剤供給量が増加するように第2駆動モータ45(潤滑剤量可変手段)を制御している。このような制御をおこなうのは、潤滑剤供給ローラ15a(潤滑剤供給装置15)の使用が進んで摩耗劣化したり、周囲温度が所定範囲から外れて低温や高温になったりすると、潤滑剤供給量が低下してしまい、異常音防止モードにて潤滑剤供給量を増量する制御をおこなっても狙いの効果が得られない可能性があるためである。
詳しくは、図8のフロー図に示すように、ステップS3にて、ブレードホルダ14bの振動振幅値が所定の閾値Aを超えているものと判別された場合には、異常音が生じる状態であるものとして、カウンタ47の検知結果が所定値を超えていて、温度センサ46の検知結果が所定範囲から外れているかが、判別される(ステップS31)。
その結果、カウンタ47の検知結果が所定値を超える条件と、温度センサ46の検知結果が所定範囲から外れる条件と、の両方を満足していないものと判別された場合には、問題が生じるような潤滑剤供給量の低下はないものとして、「異常音防止モード」として、潤滑剤供給ローラ15aの回転数をX1に増速して(1)潤滑剤供給装置15による潤滑剤供給量を増加する制御、をおこなうとともに、(2)クリーニングバイアスの可変制御、をおこなって(ステップS32)、本フローが終了される(ステップS6)。
これに対して、カウンタ47の検知結果が所定値を超える条件と、温度センサ46の検知結果が所定範囲から外れる条件と、の両方を満足しているものと判別された場合には、問題が生じるような潤滑剤供給量の低下があるものとして、「異常音防止モード」として、潤滑剤供給ローラ15aの回転数をX2(上述した回転数X1よりも大きな回転数である。)に増速して(1)潤滑剤供給装置15による潤滑剤供給量を増加する制御、をおこなうとともに、(2)クリーニングバイアスの可変制御、をおこなって(ステップS33)、本フローが終了される(ステップS6)。
なお、変形例4では、カウンタ47の検知結果が所定値を超える条件と、温度センサ46の検知結果が所定範囲から外れる条件と、の両方を満足するか否かによって、増速する潤滑剤供給ローラ15aの回転数を可変するか決定した。これに対して、上述した2つの条件のうち、一方の条件を満足するか否かによって、増速する潤滑剤供給ローラ15aの回転数を可変するか決定することもできる。また、上述した2つの条件のうち、一方の条件のみ満足するときに、増速する潤滑剤供給ローラ15aの回転数をX2に可変するように決定することもできる。
また、このようなカウンタ47や温度センサ46を用いた制御は、「異常音防止モード」として、(1)潤滑剤供給装置15による潤滑剤供給量を増加する制御、をおこなうことが前提となるものの、それに加えて、ここまで説明した、(2)クリーニングバイアスの可変制御、(3)クリーニングブレード14aの当接圧の可変制御、(4)感光体ドラム11を逆回転する制御、の3つの制御を自由に組み合わせておこなうこともできる。
<変形例5>
図9は、変形例5としての、異常音防止モード時に補助的におこなわれる制御を示すタイミングチャートである。
変形例5における異常音防止モードは、「異常音防止モード」として、(2)クリーニングバイアスの可変制御、がおこなわれるときに、次のページに関わる画像形成プロセスがおこなわれるか否かによって、クリーニングバイアスの可変制御の態様を可変している。これは、次のページに関わる画像形成プロセスがおこなわれる場合に、クリーニングバイアスをオフにしてしまうと、感光体ドラム11上の潤滑剤がクリーニングブラシローラ14cの側に移動しにくくなるものの、感光体ドラム11上の未転写トナーもクリーニングブラシローラ14cの側に移動しにくくなって、クリーニング性が低下して、次ページに関わる画像形成プロセスで残像が生じてしまう可能性があるためである。
そのため、変形例5では、図9のフロー図に示すように、「異常音防止モード」として、感光体ドラム11を1回転させて(2)クリーニングバイアスの可変制御、がおこなわれると(ステップS41)、その後に次のページに関わる画像形成プロセスがおこなわれるかが判別される(ステップS42)。
その結果、次のページに関わる画像形成プロセスがおこなわれるものと判別された場合には、クリーニング性が低下するものとして、クリーニングバイアスを完全にオフするのではなくて、通常の画像形成時のクリーニングバイアスよりも低いクリーニングバイアスに調整制御する(ステップS43)。これにより、クリーニング性の低下をある程度防止しつつ、感光体ドラム11上の潤滑剤がクリーニングブラシローラ14cの側に移動しにくくなるようにすることができる。
これに対して、ステップS42にて、次のページに関わる画像形成プロセスがおこなわれないと判別された場合には、クリーニング性の低下を考慮する必要がないものとして、クリーニングバイアスを完全にオフする(ステップS44)。これにより、感光体ドラム11上の潤滑剤がクリーニングブラシローラ14cの側に移動しにくくなるようにすることができる。
なお、このような制御は、「異常音防止モード」として、ここまで説明した、(2)クリーニングバイアスの可変制御、をおこなうすべての場合に、おこなうことができる。
以上説明したように、本実施の形態では、クリーニングブレード14a(ブレード部材)を保持するブレードホルダ14bの振動を検知する振動検知センサ40を設置して、振動検知センサ40によって検知された結果に基いて求めた振動波形において所定の振動周波数帯域内の振幅値が所定の閾値Aを超えた場合に、(1)潤滑剤供給装置15による潤滑剤供給量を増加する制御、(2)クリーニングバイアスの可変制御、(3)クリーニングブレード14aの当接圧の可変制御、(4)感光体ドラム11を逆回転する制御、のうち少なくとも1つをおこなっている。
これにより、経時においても、クリーニングブレード14aが感光体ドラム11(像担持体)との摩擦抵抗によって振動して異常音が生じてしまう不具合を安定的に軽減することができる。
なお、本実施の形態では、感光体ドラム11や帯電装置12(帯電部)や現像装置13やクリーニング装置14や潤滑剤供給装置15を一体化してプロセスカートリッジ10Yを構成して、作像部のコンパクト化とメンテナンス作業性の向上とを図っている。
これに対して、これらの構成部材を、プロセスカートリッジの構成部材とせずに、それぞれ単体で画像形成装置本体1に交換可能に設置されるように構成することもできる。
なお、本願において、「プロセスカートリッジ」とは、像担持体を帯電する帯電部(帯電装置)と、像担持体上に形成された潜像を現像する現像部(現像装置)と、像担持体上をクリーニングするクリーニング部(クリーニング装置)と、のうち少なくとも1つと、像担持体とが、一体化されて、画像形成装置本体に対して着脱可能に設置されるユニットと定義する。
また、本実施の形態では、潤滑剤供給ローラ15aとして芯金上に発泡弾性層が形成されたものを用いたが、潤滑剤供給ローラ15aとして芯金の外周に直毛状又はループ状のブラシ毛が巻装されたものを用いることもできる。その場合、ブラシ毛としては、ポリエステル、ナイロン、レーヨン、アクリル、ビニロン、塩化ビニル等の樹脂繊維を用いることができ、必要に応じてカーボン等の導電付与剤が混入された導電繊維を用いることができる。また、ブラシ毛は、長さ(毛足)が0.2〜20mm、ブラシ密度が2〜10万F/inch2のものを用いることができる。
そして、そのような場合であっても、本実施の形態のものとほぼ同様の効果を得ることができる。
また、本実施の形態では、ブレード部材としてのクリーニングブレード14aに本発明を適用したが、ブレード部材としての薄層化ブレード15fにも感光体ドラム11との摩擦抵抗による異常音が生じる場合には、薄層化ブレード15fを保持するブレードホルダに振動検知センサを設置して、本発明を適用することもできる。
そして、そのような場合であっても、本実施の形態のものとほぼ同様の効果を得ることができる。
なお、本発明が本実施の形態に限定されず、本発明の技術思想の範囲内において、本実施の形態の中で示唆した以外にも、本実施の形態は適宜変更され得ることは明らかである。また、前記構成部材の数、位置、形状等は本実施の形態に限定されず、本発明を実施する上で好適な数、位置、形状等にすることができる。
1 画像形成装置(画像形成装置本体)、
10Y、10M、10C、10BK プロセスカートリッジ、
11 感光体ドラム(像担持体)、
14 クリーニング装置、
14a クリーニングブレード(ブレード部材)、
14b ブレードホルダ(保持部材)、
14c クリーニングブラシローラ(クリーニング部材)、
15 潤滑剤供給装置、
15a 潤滑剤供給ローラ(潤滑剤供給部材)、
15b 固形潤滑剤、
15c 圧縮スプリング(付勢部材)、
40 振動検知センサ(振動検知手段)、
45 第2駆動モータ(潤滑剤量可変手段、第2駆動手段)、
50 第1駆動モータ(第1駆動手段)、
61 電源部、
62 ソレノイド(ブレード圧可変手段)。
特開2009−300750号公報 特開2013−250469号公報 特開2013−20232号公報

Claims (6)

  1. 所定方向に回転する像担持体と、
    前記像担持体に摺接するブレード部材と、
    前記ブレード部材を保持するブレードホルダと、
    前記ブレードホルダに設置されて、前記ブレードホルダの振動を検知する振動検知センサと、
    前記像担持体の表面に潤滑剤を供給する潤滑剤供給装置と、
    電源部からクリーニングバイアスが印加されて、前記像担持体の表面に担持された未転写トナーを静電気的に除去するクリーニング部材と、
    を備え、
    前記振動検知センサによって検知された結果に基いて求めた振動波形において所定の振動周波数帯域内の振幅値が所定の閾値を超えた場合に、
    前記像担持体と前記クリーニング部材との間に形成される電界によって潤滑剤が前記像担持体の側から前記クリーニング部材の側に移動する力が弱められるように、前記電源部から前記クリーニング部材に印可されるクリーニングバイアスを可変制御して、
    次のページに関わる画像形成プロセスがおこなわれるか否かによって、前記クリーニングバイアスを調整制御することを特徴とする画像形成装置。
  2. 次のページに関わる画像形成プロセスがおこなわれる場合には、前記クリーニングバイアスをオフせずに通常の画像形成時のものより低く調整制御し、
    次のページに関わる画像形成プロセスがおこなわれない場合には、前記クリーニングバイアスをオフすることを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記潤滑剤供給装置によって前記像担持体の表面に供給する潤滑剤供給量を可変する潤滑剤量可変手段を備え、
    前記振動検知センサによって検知された結果に基いて求めた振動波形において所定の振動周波数帯域内の振幅値が所定の閾値を超えた場合に、前記潤滑剤供給量が増加するように前記潤滑剤量可変手段を制御することを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の画像形成装置。
  4. 前記潤滑剤供給装置の潤滑剤供給ローラの総走行距離又は総駆動時間を検知するカウンタと、
    周囲の温度を検知する温度センサと、
    を備え、
    前記カウンタの検知結果が所定値を超えたとき、及び、前記温度センサの検知結果が所定範囲から外れたとき、のうち少なくとも一方のときに、前記潤滑剤供給量が増加するように前記潤滑剤量可変手段を制御することを特徴とする請求項3に記載の画像形成装置。
  5. 前記像担持体に対する前記ブレード部材の当接圧を可変するブレード圧可変手段を備え、
    前記振動検知センサによって検知された結果に基いて求めた振動波形において所定の振動周波数帯域内の振幅値が所定の閾値を超えた場合に、前記当接圧が減少するように前記ブレード圧可変手段を制御することを特徴とする請求項1〜請求項4のいずれかに記載の画像形成装置。
  6. 前記振動検知センサによって検知された結果に基いて求めた振動波形において所定の振動周波数帯域内の振幅値が所定の閾値を超えた場合に、非画像形成時に前記像担持体を前記所定方向に対して逆方向に回転させることを特徴とする請求項1〜請求項5のいずれかに記載の画像形成装置。
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