JP5645872B2 - 画像形成装置 - Google Patents
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Description
しかし、DC帯電方式においては、転写後の感光体の電位ムラ(以下、転写メモリ)が均しにくく、転写メモリが画像として現れることがあった。
転写メモリは、トナーが有る部分とない部分との感光体への転写電流の流れ込み量が違うことで、転写後の感光体上の電位にムラが生じ、帯電工程で十分に均一にできないため、画像上にその電位ムラが現れる現象である。このため、従来は、転写後の感光体表面の電位を一度均すために、メモリ除去手段による光除電を行なっている。しかし、メモリ除去手段を設けることは、装置の大型化、コストアップの原因となる。
そこで、メモリ除去手段を別途設けることなく転写メモリを抑制する方法として、いわゆるバックグラウンド露光が知られている(特許文献2)。バックグラウンド露光とは、帯電工程にて所定の電位に帯電された感光体に対して、露光手段によってトナー像を形成する部分を露光するとともに、トナー像を形成しない白地部にも弱い光量で露光することをいう。
近年は、製品の長寿命化や高画質化が進み、さらにはユーザの多様化が進んでいる。これらに合わせて、感光体においても長期に渡って安定した性能が求められている。更なる長寿命化を達成するためには、感光体の光疲労を極力低減し、感度低下を抑制することが重要となる。
記録材に画像を形成する画像形成装置において、
少なくとも一つの像担持体と、
前記像担持体の表面を帯電する帯電手段と、
前記像担持体の表面を露光する露光手段と、
前記像担持体の表面に形成された潜像にトナーを供給して前記像担持体の表面にトナー像を形成する複数の現像手段と、
前記像担持体の表面からトナー像を記録材又は中間転写体に転写するため、電圧が印加される転写手段と、
を有し、
前記複数の現像手段によって形成された各色のトナー像を、前記像担持体の表面から記録材又は中間転写体に順次重ねるように転写して画像を形成するカラーモードと、前記複数の現像手段のうちの1つの現像手段を用いて単色のトナーで画像形成を行うモノモードと、を切り替えて実行可能であって、
前記モノモードで用いられるモノモード用の現像手段は、前記カラーモードで2番目以降に記録材又は中間転写体に転写されるトナー像を現像する現像手段であり、
前記露光手段は、前記モノモード用の現像手段がカラーモードにおいて前記像担持体を現像する際に、その像担持体の表面のうち、トナー像が形成されない非画像部を、トナー像が形成される画像部に対する露光量よりも小さい露光量で露光し、
前記露光手段によって露光された前記非画像部の電位の絶対値は、前記帯電手段によって帯電された後の前記像担持体の電位の絶対値より低く、かつ、前記現像手段に印加される電圧の絶対値よりも高くなるものであって、
前記露光手段は、前記モノモード用の現像手段が前記モノモードにおいて前記像担持体の表面にトナー像を形成する際に、その像担持体の非画像部に露光を行わないか、又は、前記非画像部に露光する際の露光量を、前記カラーモードが行われる場合よりも小さくすることを特徴とする。
(実施例)
以下に、実施例について説明する。
<画像形成装置全体構成>
図6は、本実施例の画像形成装置1の概略構成を示す断面図である。
図6において、画像形成装置1は、4つの作像ステーション(画像形成ステーション、画像形成部)を有するカラーレーザビームプリンタである。画像形成装置1において、画像形成(画像形成動作)は、電子写真プロセスを用いて行われる。
制御部100は、画像形成装置1の動作を制御する手段であり、プリンタコントローラ200と各種の電気的情報信号の授受をする。また、制御部100は、各種のプロセス機
器やセンサから入力される電気的情報信号の処理、各種のプロセス機器への指令信号の処理、所定のイニシャルシーケンス制御、所定の作像シーケンス制御を司る。プリンタコントローラ200は、ホストコンピュータ、ネットワーク、イメージリーダ、ファクシミリ等である。
以下に、プロセスカートリッジ10Y,10M,10C,10Kについて説明する。各プロセスカートリッジ10Y,10M,10C,10Kは、それぞれイエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、ブラック(K)のトナー像を形成する。ここで、各プロセスカートリッジの構成及び動作は、用いるトナーの色が異なることを除いて実質的に同じである。従って、以下の説明において特に区別を要しない場合は、いずれかの色用に設けられた要素であることを表すために図6中符号に与えた添え字Y,M,C,Kは省略して総括的に説明する。
ここで、帯電ローラ12は、感光ドラム11の表面を所定電位で一様に帯電するためのものである。現像ローラ13は、感光ドラム11上に形成された静電潜像を現像するために、非磁性一成分トナー(マイナス帯電特性)を担持搬送する(静電潜像にトナーを供給して感光ドラム11の表面にトナー像を形成する)ためのものである。現像ブレード15は、現像ローラ13上のトナー層を均一化するためのものである。ドラムクリーナ14は、転写後の感光ドラム11表面を清掃するためのものである。
各感光ドラム11は、不図示の駆動手段によって図中の矢印方向に120(mm/sec)の表面移動速度で回転駆動される。トナーは、現像容器16に収納されている。
帯電ローラ12は、芯金と、芯金周りに同心一体に形成された導電性弾性体層とを有し、感光ドラム11に対してほぼ平行(並行)に配列され、かつ導電性弾性体層の弾性に抗して所定の押圧力で当接するように配設されている。芯金の両端部は回転可能に軸受け支持されており、帯電ローラ12は感光ドラム11の回転に従動して回転する。本実施例においては、帯電ローラ12の芯金に対して、帯電バイアス電圧として約−1000V程度のDC電圧(直流電圧)が印加される。
現像ローラ13は、摩擦によって負極性に帯電されたトナーを感光ドラム11と対向する現像位置に担持搬送する。感光ドラム11に対しては、不図示の接離機構によって、当接/離間状態をとり得る構成となっており、画像形成時には、感光ドラム11に当接し、現像ローラ13の芯金に対して、現像バイアス電圧として約−300VのDC電圧が印加される。
本実施例の画像形成装置1では、露光手段として、プロセスカートリッジ10のそれぞれに配設された感光ドラム11を露光するレーザ露光ユニット20が設けられている。レーザ露光ユニット20には、プリンタコントローラ200からインターフェース201を
介して制御部100に入力し画像処理された画像情報の時系列電気デジタル画素信号が入力する。
レーザ露光ユニット20は、入力される時系列電気デジタル画素信号に対応して変調されたレーザ光Lを出力するレーザ出力部、回転多面鏡(ポリゴンミラー)、fθレンズ、反射鏡等を有しており、レーザ光Lで感光ドラム11表面を主走査露光する。この主走査露光と、感光ドラム11の回転による副走査により、画像情報に対応した静電潜像が感光ドラム11に形成される。
一次転写ローラ31の軸には、正極性のDC電圧が印加されることで転写電界が形成されるように構成される。
二次転写ローラ32は、中間転写ベルト30を介して二次転写対向ローラ33に対向して配置され、中間転写ベルト30に対して適度な圧力を加えた状態で保持されている。
ベルトクリーナ70は、二次転写部(二次転写位置)T2に対して中間転写ベルト30の回転方向下流で、中間転写ベルト30上のトナーを除去するように配置される。
給送ユニットは、記録材Pを収納するカセット50と、カセット50から記録材Pを一枚ずつ送り出すピックアップローラ51と、ピックアップローラ51から送り出された記録材Pを搬送する給送ローラ対52,53から構成される。
画像形成装置1においては、制御部100がプリント信号を受け取ると、感光ドラム11、中間転写ベルト30などの回転駆動部の動作が開始され、画像形成動作が開始される。
カラー画像形成時には、これらの工程が4つのプロセスカートリッジ10で順次行われ、中間転写ベルト30上に複数色のトナー像が順次重なるように転写(形成)される。
一括転写される。記録材Pに転写されたトナー像は、定着ユニット60にて、所定の温度に暖められた定着ローラ61と所定の圧力で押圧している加圧ローラ62の間を通過することでトナーが融解して記録材Pに定着され、排出トレイへと搬送される。
モノモード時は、上記画像形成動作をブラックのプロセスカートリッジ10Kのみで行うため、イエロー、マゼンタ、シアンの画像形成を行う必要はない。よって、イエロー、マゼンタ、シアンのプロセスカートリッジ10の現像ローラ13は、感光ドラム11から離間し、回転駆動力が伝達されない状態で待機している。つまり、現像ローラ13は停止した状態である。また、ブラック以外の感光ドラム11は中間転写ベルト30と当接しているため、摺擦によるメモリが発生しないように回転駆動している。このとき、帯電ローラ12には電圧は印加されていない。
ここで本実施例では図6のように、モノモード時に画像形成動作をブラックのプロセスカートリッジ10Kは、一連の(1枚の記録材に対する)画像形成動作を行う4つのプロセスカートリッジ10のうち中間転写ベルト30の回転方向の最下流に配置されている。
本実施例の画像形成装置1では、感光ドラム11表面のトナー像形成部と白地部との感度差から生じるゴースト画像を抑制するため、白地部にもトナー像形成部よりも弱い光量で露光をするバックグラウンド露光制御を行っている。このように、レーザ露光ユニット20は、感光ドラム11表面の白地部に対しても、トナー像形成部よりも弱い光量で露光可能に設けられている。ここで、トナー像形成部は感光ドラム11表面のうち画像部に相当し、白地部は、感光ドラム11表面のうちトナー像が形成されない(トナー像を形成しない)非画像部に相当する。
本実施例の構成では、トナー像形成部の感光ドラム11表面が受ける光量LPは0.320(μJ/cm2)に対して、バックグラウンド露光量BGLP1は光量LPよりも小さい0.015(μJ/cm2)に設定している。
感光ドラム11の感度は、レーザ露光を受けた部分と受けていない部分とで、次の露光工程で露光を受けたときの感度が変わることがある。前の工程で露光を受けている部分は、電荷輸送層内に残留した電荷などの影響で若干感度が低下している。そのため、図2のように、再度、露光工程で露光を受けると前の工程で露光を受けている部分(y部)と露光を受けていない部分(x部)の露光後の電位に差が生じる。この電位差が大きくなると最終的に形成した画像に濃度差が生じる。
この現象を抑制するために、露光工程においてトナー像を形成しない部分である白地部にもレーザ照射するバックグラウンド露光制御を行っている。これによって、トナー像形成部と白地部ともに露光を受けた状態になっているため感度に差が生じにくくなり、濃度差を抑制することが可能となる。この現象に対するバックグラウンド露光量BGLP1は
0.015(μJ/cm2)程度の弱い光量でも効果があり、そのとき、感光ドラム11表面電位は20〜30V程度落ちることになる。
カラー画像をプリントする際には、例えば、赤色をプリント出力する際にはイエローとマゼンタ、青色をプリント出力する際にはマゼンタとシアン、緑であればイエローとシアン、というように、複数の色を重ねることで所望の色を出力する。
そのため、ブラックのプロセスカートリッジ10Kでの作像時には、すでに中間転写ベルト30上にイエロー、マゼンタ、シアンのトナー像が存在している。このように、中間転写ベルト30上に多色のトナーが乗った状態のとき、特に複数色のトナーが大量に重なった状態(以下、多次色部)では、一次転写ローラ31から中間転写ベルト30を介して感光ドラム11に流れる転写電流が非常に少なくなる。そのため、多次色部とトナーが存在しない部分で流れる電流量の違いによって、一次転写通過後の感光ドラム表面電位に大きな差が生じる。
図3−Aは、一次転写通過後の電位を表している。一次転写通過前の電位に対してa部の電位は約−100V程度まで変化している。これに対し、b部の電位は、一次転写通過前の電位に対して若干変化しているものの大きな変化は無い。この状態で、帯電工程を行なうと、図3−Bに示すように、a部に対してb部の電位が約10V程度高くなってしまう。
この現象の原因は、転写後に形成された電位差により帯電後の電位が均一にならないためであることを本発明者らの検討で発見した。このような現象は、特に、DC帯電において生じやすい。
上記したように、多色トナー転写メモリは、トナーがある部分の帯電前の感光ドラム表面電位がほぼ帯電後電位と同じ電位を保ってしまうため、この過帯電現象が起こり帯電後電位に差が生じることが原因である。
すなわち、図4を用いて説明したように、狙いの帯電後電位と帯電前電位の差が約60V以上あれば安定した帯電が可能となる。よって、本実施例では、バックグラウンド露光によって、常に、帯電後の電位を約100Vを落とすために、必ず狙いの帯電電位と帯電前の電位が100V以上になっているため、帯電後電位は狙いの帯電電位を保つことが可能である。
しかしながら、多色トナー転写メモリを抑制するために行うバックグラウンド露光は、常時100V程度電位を変化させるようにレーザを光らせる必要がある。そのため、感光ドラム11は常にやや強めの光量でレーザ照射された状態になり、特に長寿命化を目指すときには、感光ドラム11の電荷輸送層やその下にある電荷発生層が光疲労することがあった。
光疲労した感光ドラム11では、感度が悪化するため、必要な現像バイアスと暗部電位とのコントラスト(以下、現像コントラスト)が確保できず濃度が薄くなる現象が生じることがあった。また光疲労した感光ドラム11では、帯電した後の電位が時間と共に減衰し現像位置に到達するときには所望の現像バイアスと明部電位のコントラスト(以下、バックコントラスト)が確保できず白地部にもトナーを現像してしまうカブリ現象が生じることがあった。
さらに、バックグラウンド露光を行うためには、一度、感光ドラム11表面の電位を狙いの帯電電位よりもマイナス側に大きな値にする必要がある。そのため、帯電時に通常よりも多くの放電量が必要となり、感光ドラム11表面が劣化し削れやすくなる。
以下に、本実施例の特徴である、上記の長寿命化に対するバックグラウンド露光制御の課題に対応するために極力バックグラウンド露光量を低減する方法について説明する。
上述のように、多色トナー転写メモリのために強い光量でのバックグラウンド露光をする必要があるのはカラーモードのみである。
このことから、本実施例では、ブラックのプロセスカートリッジ10Kにおいて、モノモード時は、カラーモード時よりも弱い露光量でバックグラウンド露光を行う制御を行っている。ここで、本実施例では、モノモード時は、通常のバックグラウンド露光を行う場合の露光量と同じとしている。
以下、図1を用いて本実施例の画像形成動作について詳細に説明する。
最初にプリンタコントローラ200から送られてくる画像形成に関する情報を制御部100が受け取る(S001)。受け取った情報には、形成する画像がカラー画像かモノクロ画像かを判断する情報が含まれており、制御部100でカラー画像であればカラーモード選択し、モノクロ画像であればモノモードを選択する(S002)。モノモードを選択した時には(S003)、バックグラウンド露光量を第一の光量BGLP1(0.015(μJ/cm2))に設定し(S004)、ブラックステーション(ブラックのプロセスカートリッジ10K)のみで画像形成を行う(S005)。カラーモードを選択した時には(S006)、ブラックステーション(ブラックのプロセスカートリッジ10K)において、バックグラウンド露光量を第二の光量BGLP2(0.055(μJ/cm2))に設定する(S007)。そして、全ステーション(全プロセスカートリッジ10)で画像形成を行う(S008)。
画像形成後は、次の画像信号が入っているかを判断して(S009)、画像信号があればS001に戻り、上記の工程を繰り返す。画像信号がなければ画像形成動作を終了する(S010)。
これにより、レーザ寿命を約60〜70%程度延命させることが可能となる。
カラーモード、モノモードそれぞれ2500枚(合計5000枚)を印字した際、従来のように、モードで露光量を切り替えずバックグラウンド露光したときに30V程度の感度低下が生じる。これに対して、モノモード時に弱いバックグラウンド露光量に切り替えることで、感度低下を15V程度に抑制できた。
帯電電位の減衰に対しても、感光ドラムの受光量が減ることで良化した。感光ドラムの削れ量に関しては、約15%程度の良化傾向があることを確認した。
本実施例では、上述したように、ブラックステーションにおいて、カラーモードとモノモードでバックグラウンド露光量の光量を切り替え、強いバックグラウンド露光量が必要
でないモノモード時は弱い光量でバックグラウンド露光を行っている。このことで、ブラックステーションの感光ドラムの受光量を抑えるとともに、レーザ素子の発光量を抑えることが可能となる。
これによって、カラー画像の品質を向上させつつ、ブラックステーションの感光ドラムの長寿命化、レーザ素子の長寿命化が可能となり、長期にわたってより安定した画像形成を行うことが可能となる。
また、本実施例では、中間転写ベルトに一次転写する構成の画像形成装置について説明したが、本発明を適用可能な画像形成装置は、これに限るものではない。本発明は、搬送される記録材Pに、感光ドラムから直接、転写する構成の画像形成装置であっても好適に適用することができる。
また、本実施例では、作像ステーションを一列に配置した構成の画像形成装置について説明したが、これに限るものではない。本発明は、一つの感光ドラムに対して複数の現像手段が設けられ、この複数の現像手段を順次切り替えて一つの感光ドラムに対して現像動作を行うロータリー現像方式の画像形成装置であっても好適に適用することができる。
また、本実施例では、ブラックのプロセスカートリッジ10Kは、4つのプロセスカートリッジ10のうち中間転写ベルト30の回転方向の最下流に配置されていたが、これに限るものではない。ブラックのプロセスカートリッジ10Kに対して、中間転写ベルト30の回転方向の上流に、他のプロセスカートリッジが存在するものであればよい。すなわち、ブラックのプロセスカートリッジ10Kは、カラーモードで画像形成が行われる際に複数のプロセスカートリッジのうち1番目に中間転写ベルト30に転写されるトナー像を形成するプロセスカートリッジ以外のものであればよい。
また、本実施例においては、帯電ローラ12の芯金に対して、帯電バイアス電圧としてDC電圧を印加するものであったが、これに限るものではない。しかし、上述したように、多色トナー転写メモリは、特に、DC帯電において生じやすいので、DC帯電の構成において上述した制御を実行すると、より効果的である。
Claims (11)
- 記録材に画像を形成する画像形成装置において、
少なくとも一つの像担持体と、
前記像担持体の表面を帯電する帯電手段と、
前記像担持体の表面を露光する露光手段と、
前記像担持体の表面に形成された潜像にトナーを供給して前記像担持体の表面にトナー像を形成する複数の現像手段と、
前記像担持体の表面からトナー像を記録材又は中間転写体に転写するため、電圧が印加される転写手段と、
を有し、
前記複数の現像手段によって形成された各色のトナー像を、前記像担持体の表面から記録材又は中間転写体に順次重ねるように転写して画像を形成するカラーモードと、前記複数の現像手段のうちの1つの現像手段を用いて単色のトナーで画像形成を行うモノモードと、を切り替えて実行可能であって、
前記モノモードで用いられるモノモード用の現像手段は、前記カラーモードで2番目以降に記録材又は中間転写体に転写されるトナー像を現像する現像手段であり、
前記露光手段は、前記モノモード用の現像手段がカラーモードにおいて前記像担持体を現像する際に、その像担持体の表面のうち、トナー像が形成されない非画像部を、トナー像が形成される画像部に対する露光量よりも小さい露光量で露光し、
前記露光手段によって露光された前記非画像部の電位の絶対値は、前記帯電手段によって帯電された後の前記像担持体の電位の絶対値より低く、かつ、前記現像手段に印加される電圧の絶対値よりも高くなるものであって、
前記露光手段は、前記モノモード用の現像手段が前記モノモードにおいて前記像担持体の表面にトナー像を形成する際に、その像担持体の非画像部に露光を行わないか、又は、前記非画像部に露光する際の露光量を、前記カラーモードが行われる場合よりも小さくすることを特徴とする画像形成装置。 - 前記モノモード用の現像手段が前記モノモードにおいて前記像担持体の表面にトナー像
を形成する際に、前記露光手段による露光前後における前記非画像部の電位の変化量は、前記露光手段が露光した後の前記非画像部の電位と前記現像手段に印加される電圧との差よりも小さいことを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。 - 前記モノモード用の現像手段が前記モノモードにおいて前記像担持体の表面にトナー像を現像する際、前記像担持体の非画像部に前記露光手段は露光を行わないことを特徴とする請求項1又は2に記載の画像形成装置。
- 前記モノモード用の現像手段が前記モノモードにおいて前記像担持体の表面にトナー像を現像する際、前記露光手段は前記像担持体の非画像部に、前記カラーモードが実行される際よりも小さい露光量で露光をすることを特徴とする請求項1又は2に記載の画像形成装置。
- 前記帯電手段は、直流電圧のみが印加されることで、前記像担持体の表面を帯電することを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の画像形成装置。
- 前記像担持体を複数有し、
前記複数の像担持体にはそれぞれ異なる現像手段によってトナー像が形成されることを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項に記載の画像形成装置。 - 前記複数の現像手段は、同じ像担持体に対してトナー像を形成することを特徴とする請求項1乃至6のいずれか1項に記載の画像形成装置。
- 前記複数の現像手段は、それぞれカートリッジ化され、前記画像形成装置の装置本体に対して着脱可能となることを特徴とする請求項1乃至7のいずれか1項に記載の画像形成装置。
- 前記モノモードにおいてブラックのトナーが用いられ、前記カラーモードにおいて、イエロー、マゼンタ、シアン、ブラックのトナーが用いられることを特徴とする請求項1乃至8のいずれか1項に記載の画像形成装置。
- 前記モノモードで用いられる現像手段は、前記カラーモードにおいて最後に重ねられるトナー像を形成することを特徴とする請求項1乃至9のいずれか1項に記載の画像形成装置。
- 前記露光手段は、前記カラーモードにおいて、前記像担持体の非画像部を露光することで、その非画像部の電位を60V以上変化させ、かつ
前記露光手段は、前記モノモードにおいて、前記像担持体の非画像部を露光しないか、前記像担持体の非画像部を露光した際にその露光による非画像部の電位の変動を60Vより小さくすることを特徴とする請求項1乃至10のいずれか1項に記載の画像形成装置。
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