JP2008040173A - 画像形成装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】本発明は、メモリ除去ブラシの内部が残留トナー等により詰まることなく除去機能を維持することができる画像形成装置を提供することを目的とするものである。
【解決手段】帯電ブラシ23に所定の帯電電圧を印加するとともにメモリ除去ブラシ27に対して帯電電圧と同極性で所定の直流電圧に交流電圧を重畳した分散電圧を印加するようにしているので、所定の直流電圧を印加してメモリ除去ブラシ27に対してメモリ除去機能を持たせるとともに交流電圧を重畳してメモリ除去ブラシ27の内部に入り込んだ残留トナー等に電界振幅を与えて外部に放出可能にすることができる。
【選択図】図3
【解決手段】帯電ブラシ23に所定の帯電電圧を印加するとともにメモリ除去ブラシ27に対して帯電電圧と同極性で所定の直流電圧に交流電圧を重畳した分散電圧を印加するようにしているので、所定の直流電圧を印加してメモリ除去ブラシ27に対してメモリ除去機能を持たせるとともに交流電圧を重畳してメモリ除去ブラシ27の内部に入り込んだ残留トナー等に電界振幅を与えて外部に放出可能にすることができる。
【選択図】図3
Description
本発明は、複写機、プリンタ、ファクシミリ装置などの画像形成装置に関する。
電子写真方式の画像形成装置としては、像担持体として例えば感光体ドラムを用いて、その表面を帯電して露光することで静電潜像を形成し、静電潜像にトナーを付着させて可視像化し用紙に転写するといった画像形成を行うものが知られている。
こうした画像形成装置では、転写後に感光体ドラムに残留するトナーを静電的に吸引してメモリ除去することが行われている。こうしたメモリ除去を行うことで、残留トナーが分散されて現像器での回収やクリーニングを容易に行うことができる。
また、特許文献1では、中間転写ローラの残留トナーを回収するクリーニング部材に、トナーと逆極性の直流電圧に交流電圧を重畳させたバイアス電圧を印加してクリーニング性能を向上させる点が記載されている。特許文献2では、像担持体から掻き取った残留トナーの中から非磁性トナーを分離するために、非磁性トナーの帯電特性と逆極性の直流バイアスを重畳した交流バイアスを印加される導電性バイアスロールを設けた点が記載されている。特許文献3では、像担持体に付着している残留トナーを除去するクリーニングローラの回転速度を像担持体の回転速度の1.0倍乃至1.1倍に設定する点が記載されている。
特開平9−62111号公報
特開平8−248732号公報
特開2002−202702号公報
上述した先行文献では、感光体ドラムの表面に付着した残留トナーを除去するために、様々な対策を用いているが、メモリ除去を行うために、例えば、除去ブラシを用いている場合、感光体ドラムの表面に除去ブラシが接触して残留トナーが除去ブラシに転移するようになるが、除去ブラシに残留トナーが滞留していくと、次第に除去ブラシの内部に残留トナーが入り込んでいく。また、残留トナーの他にも紙粉等の異物が同様に除去ブラシの内部に入り込んでいくようになり、その結果除去ブラシが十分な除去機能を発揮できなくなる欠点があった。
そこで、本発明は、メモリ除去ブラシの内部が残留トナー等により詰まることなく除去機能を維持することができる画像形成装置を提供することを目的とするものである。
本発明に係る画像形成装置は、像担持体と、前記像担持体の表面に接触してその表面を帯電させる帯電手段と、前記像担持体の帯電表面を露光して静電潜像を形成する露光手段と、前記像担持体表面に形成された静電潜像にトナーを付着させて可視像化する現像手段と、前記像担持体の表面に形成されたトナー像を用紙に転写させる転写手段と、前記像担持体の表面にメモリ除去ブラシを接触させてその表面の残留トナーを分散させる分散手段と、前記像担持体を回転制御するとともに用紙に画像形成するように前記各手段を制御する制御手段とを備えた画像形成装置において、前記制御手段は、前記帯電手段に対して所定の帯電電圧を印加する帯電電圧制御手段と、前記分散手段に対して前記帯電電圧と同極性で所定の直流電圧に交流電圧を重畳した分散電圧を印加する分散電圧制御手段とを備えていることを特徴とする。さらに、前記分散電圧の値は、前記帯電電圧の値以下に設定されていることを特徴とする。
上記のような構成を有することで、分散手段に対して帯電電圧と同極性で所定の直流電圧に交流電圧を重畳した分散電圧を印加するようにしているので、所定の直流電圧を印加して分散手段のメモリ除去ブラシに対してメモリ除去機能を持たせるとともに交流電圧を重畳してメモリ除去ブラシの内部に入り込んだ残留トナー等に電界振幅を与えて外部に放出可能にすることができる。
そして、分散電圧の値を帯電電圧の値以下に設定することで、分散電圧として帯電電圧と同極性の電圧を印加する場合に分散電圧による二重帯電を避けることができる。
以下、本発明に係る実施形態について詳しく説明する。なお、以下に説明する実施形態は、本発明を実施するにあたって好ましい具体例であるから、技術的に種々の限定がなされているが、本発明は、以下の説明において特に本発明を限定する旨明記されていない限り、これらの形態に限定されるものではない。
図1は、本発明に係る実施形態である画像形成装置の全体構成図である。画像形成装置の上部には原稿を搬送して原稿を読み取る原稿読取部1が配置され、その下部に画像を記録する記録部2、画像を記録する用紙を搬送する用紙搬送部3及び給紙部4が配されている。
原稿読取部1は、原稿搬送装置(ADF)を内部に備えたカバー部10と、スキャナ11を備えた読取本体部12からなる。読取本体部12の上面には、搬送される原稿を読み取る部分にプラテンガラス13が配置され、原稿や本等を載置して読み取る部分に透明なガラス材からなる載置ベッド14が配置されている。搬送原稿を読み取る場合にはスキャナ11をプラテンガラス13に対向する位置に静止させて読取動作を行い、載置ベッド14に載置された原稿等を読み取る場合にはスキャナ11で原稿等の読取面に対して走査して読取動作を行うようにする。
カバー部10の載置ベッド14に対向する面には原稿押え15が取り付けられており、また、その上部には複数枚の原稿を載置しておく原稿トレイ16が設けられている。原稿トレイ16に載置された原稿は、ピックアップローラ17及びセパレートローラ18によりADF内に搬入されてフィードローラ19によりプラテンガラス13に対向する読取位置に搬送されてスキャン11により読み取られ排出ローラ20により原稿排出トレイ21に排出される。
記録部2では、用紙搬送部3により搬送された用紙に記録するために、現像器22、帯電ブラシ23、感光体ドラム24、転写ローラ25、LED露光ヘッド26、メモリ除去ブラシ(ERSブラシ)27及び定着ローラ28が備えられている。まず、感光体ドラム24の表面を帯電ブラシ23により一様に帯電させ、帯電された感光体ドラム24の表面にLED露光ヘッド26で画像記録信号に応じて露光することで静電潜像を形成する。次に、現像器22内のトナーを供給ローラ及び現像ローラによって感光体ドラム24に形成された静電潜像に転移させて可視像化し、転写ローラ25により感光体ドラム24表面に形成されたトナー像を用紙に転写する。そして、転写されたトナー像は、定着ローラ28によって加熱・プレスして用紙に定着される。
こうして、感光体への帯電、露光、現像、用紙への転写及び定着といった一連のプロセスが行われて、用紙に画像形成がなされる。転写後に感光体ドラム24の表面に残留したトナーは、ERSブラシ27により付着力が弱められ、感光体ドラム10の表面上に分散させられる。そして、残留トナーは、現像器22の現像ローラに回収される。
給紙部4には、給紙カセット5に複数枚の用紙が積載してセットされており、給紙ローラ29により一枚ずつ用紙搬送部3に給紙される。給紙された用紙は、フィードローラ30により搬送されてフィードローラ31及び32に挟持される。そして、フィードローラ31により記録部2に用紙が搬送されて画像形成され、画像形成処理された用紙は定着ローラ28及びフィードローラ33の間に挟持されて定着処理を行った後排紙ローラ34により排紙トレイ35に搬出される。
図2は、画像形成装置の全体ブロック図を示している。本実施形態では、ファクシミリ機能及び複写機能を備えており、具体的には、制御手段であるMPU100、ネットワークとの交信制御を行うNCU101、ファクシミリ交信制御を行うMODEM102、プログラム等を記憶するROM103、データ等を記憶するRAM104、受信したり読み取った画像情報を記憶する画像メモリ105、画像情報を符号化又は復号化するCODEC106、操作者からの入力情報や警告等の報知情報を送受信する操作部107、画像情報を読み取るスキャナ108、外部のコンピュータ等からのプリント指令を受信するプリンタインタフェース109を備えている。これらの各機能ブロックは、互いにデータバス及びアドレスバスにより接続されており、MPU100により全体制御されるようになっている。そして、ファクシミリで受信した情報、スキャナで読み取った情報及びプリント指令とともに受信した情報は、記録部コントローラ110に送信されて用紙に画像形成されるようになる。
図3は、記録部2における回路構成を示す概略図である。上述したように感光体ドラム24の周囲には、その回転方向に沿って帯電ブラシ23、LED露光ヘッド26、現像器22、転写ローラ25及びERSブラシ27が順に配列されている。
帯電ブラシ23には、帯電電圧印加回路50が接続されており、負の帯電電圧HVCが印加される。記録部コントローラ110からの制御信号に基づいて帯電電圧印加回路50が帯電電圧HVCを帯電ブラシ23に印加すると感光体ドラム24の表面は一様に帯電された状態となる。帯電ブラシ23の下流側には、表面電位センサ36が配置されており、感光体ドラム24の表面電位を検知するようになっている。
LED露光ヘッド26には、記録部コントローラ110から画像情報に基づく記録信号が送信され、記録信号に基づいてLEDアレイをオンオフ制御して感光体ドラム24の表面を選択照射し、感光体ドラム24の一様に帯電された表面を露光して画像情報に対応した静電潜像を形成する。
現像器22内の供給ローラ37、現像ローラ38及びブレード39には現像電圧印加回路51が接続されており、記録部コントローラ110からの制御信号に基づいて現像電圧印加回路51がそれぞれに電圧を印加する。供給ローラ37には所定の供給電圧が印加されて、現像器22内のトナーを負に帯電させながら現像ローラ38に供給する。現像ローラ38には所定の現像電圧HVBが印加され、感光体ドラム24の表面に接触しながら露光部分との電位差を利用してトナーを転移する。また、ブレード39には所定のバイアス電圧が印加され、現像ローラ38の表面に対して弾性力によって圧接し現像ローラ38の表面に付着したトナー層の層厚を均一にする。
転写ローラ25には、電流検出回路52を介して転写電圧印加回路53が接続されており、記録部コントローラ110からの制御信号に基づいて転写電圧印加回路53が転写電圧HVTを転写ローラ25に印加し、感光体ドラム24の表面に形成されたトナー像を電界吸引力により用紙に転写する。電流検出回路52は、転写ローラ25と感光体ドラム23との間で流れる電流値を検知し、検知された電流値に基づいて記録部コントローラ110が印加する転写電圧を調整する。
定着ローラ28にはヒータ駆動回路54が接続されており、記録部コントローラ110からの制御信号に基づいてヒータ駆動回路54が動作して定着ローラ28内のヒータランプを発熱させる。定着ローラ28の表面温度を検知するためにサーミスタ55が表面に接触して配置されており、サーミスタ55の検知信号に基づいて記録部コントローラ110はヒータ駆動回路54を制御し、定着ローラ28の表面温度を所定温度に維持するようにする。
ERSブラシ27には分散電圧印加回路56が接続されており、記録部コントローラ110からの制御信号に基づいて分散電圧印加回路56が負の分散電圧HVCLをERSブラシ27に印加し、感光体ドラム24表面の残留トナーを効率よく分散させるようにする。
記録部コントローラ110は、主モータ40に対して制御信号を送信して駆動制御を行う。主モータ40は、記録部コントローラ110からの制御信号に基づいて、記録部2の感光体ドラム24等の回転体、用紙搬送部3の各フィードローラ及び給紙部4の給紙ローラ29を回転制御して、用紙を搬送しながら一連の画像形成処理を行う。給紙動作に際しては、クラッチ41をオンオフ制御して給紙ローラ29を回転制御して給紙し、用紙検知センサ42からの検知信号に基づき搬送制御を行う。
図4は、記録動作中に印加される分散電圧HVCL及び帯電電圧HVCに関する推移を示すグラフである。この例では、帯電電圧HVCとして所定の帯電電圧−600Vが印加されて感光体ドラム24の表面を帯電していく。そして、分散電圧HVCLとして、直流電圧DC(−300V)に交流電圧AC(±300V)を重畳した電圧を印加するように分散電圧制御を行う。
このように分散電圧制御を行うことで、直流電圧DCの印加により感光体ドラム24の表面に付着した残留トナー(負に帯電)の付着力を弱めて感光体ドラム24の表面に分散させたり、ERSブラシ27に回収したりすることができ、交流電圧ACを印加することで、分散電圧が0Vから−600Vまで変動し、ERSブラシ27内に入り込んでいる残留トナーや紙粉が電界振幅を受けてERSブラシ27から引き出されたり、感光体ドラム24に放出されたりする作用が働くようになる。
このように、直流電圧に交流電圧を重畳した電圧を分散電圧として印加することで、残留トナーの分散作用と同時に放出作用を行うことができる。したがって、ERSブラシ27のメモリ除去機能を低下させることなく維持していくことが可能となる。
また、分散電圧値を帯電電圧値(−600V)以下に設定しているので、帯電電圧値を超えた電圧値を印加することによる二重帯電を防止し、帯電ブラシによる感光体ドラム24の表面の帯電に対して悪影響を及ぼすことがなくなる。
1 画像形成装置
2 記録部
3 用紙搬送部
4 給紙部
5 給紙カセット
23 帯電ブラシ
27 ERSブラシ
2 記録部
3 用紙搬送部
4 給紙部
5 給紙カセット
23 帯電ブラシ
27 ERSブラシ
Claims (2)
- 像担持体と、前記像担持体の表面に接触してその表面を帯電させる帯電手段と、前記像担持体の帯電表面を露光して静電潜像を形成する露光手段と、前記像担持体表面に形成された静電潜像にトナーを付着させて可視像化する現像手段と、前記像担持体の表面に形成されたトナー像を用紙に転写させる転写手段と、前記像担持体の表面にメモリ除去ブラシを接触させてその表面の残留トナーを分散させる分散手段と、前記像担持体を回転制御するとともに用紙に画像形成するように前記各手段を制御する制御手段とを備えた画像形成装置において、前記制御手段は、前記帯電手段に対して所定の帯電電圧を印加する帯電電圧制御手段と、前記分散手段に対して前記帯電電圧と同極性で所定の直流電圧に交流電圧を重畳した分散電圧を印加する分散電圧制御手段とを備えていることを特徴とする画像形成装置。
- 前記分散電圧の値は、前記帯電電圧の値以下に設定されていることを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2006215026A JP2008040173A (ja) | 2006-08-07 | 2006-08-07 | 画像形成装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2006215026A JP2008040173A (ja) | 2006-08-07 | 2006-08-07 | 画像形成装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2008040173A true JP2008040173A (ja) | 2008-02-21 |
Family
ID=39175248
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2006215026A Pending JP2008040173A (ja) | 2006-08-07 | 2006-08-07 | 画像形成装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2008040173A (ja) |
-
2006
- 2006-08-07 JP JP2006215026A patent/JP2008040173A/ja active Pending
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