JP2008046202A - 画像形成装置 - Google Patents

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Takahiro Sasai
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Abstract

【課題】本発明は、帯電ブラシに寝癖が付いた状態で回転させても帯電不良を抑止することができる画像形成装置を提供することを目的とするものである。
【解決手段】帯電ブラシ23の回転軸には駆動機構43が設けられており、帯電ブラシ23は、駆動機構43により感光体ドラム24との接触部分において感光体ドラム24の回転方向と同一方向又は反対方向に回転するとともに回転速度を可変とすることができるようになっている。ブラシ回転制御部111は、回転速度テーブル113に記憶された設定値に基づいて駆動機構44を制御して帯電ブラシ23の回転方向及び回転速度を変更し、画像形成区間で帯電ブラシ23を感光体ドラム24との接触部分において同一方向に回転させるとともに非画像形成区間で反対方向に回転させる。
【選択図】図3

Description

本発明は、複写機、プリンタ、ファクシミリ装置などの画像形成装置に関する。
電子写真方式の画像形成装置としては、像担持体として例えば感光体ドラムを用いて、その表面を帯電して露光することで静電潜像を形成し、静電潜像にトナーを付着させて可視像化し用紙に転写するといった画像形成を行うものが知られている。
こうした画像形成装置では、感光体ドラムの表面を帯電させる方式の1つとして帯電ブラシを表面に接触させて電圧を印加する方式が用いられており、例えば、図4に示すように、感光体ドラム100に対して帯電ブラシ101を回転させながら感光体100の表面を帯電するようになっている。図4では、帯電ブラシ101は、感光体ドラム100に接触する部分において感光体ドラム100の回転方向とは反対方向に回転して帯電している。
このように帯電ブラシの回転制御としては、例えば、特許文献1では、接触帯電手段の回転速度を切り替え可能とし、切り替え後の回転速度で像担持体に接触する時間を環境検知手段の情報を基に可変とした点が記載されている。また、特許文献2では、感光体の表面を帯電する回転帯電ブラシと、回転帯電ブラシに当接した状態で回転するフリッカ部材を備え、回転帯電ブラシとフリッカ部材が互いに異なる方向に回転する点が記載されている。また、特許文献3では、画像形成時に帯電ブラシを感光体の回転方向と順方向に回転させるとともに非画像形成時に画像形成時とは逆方向に間欠的に回転させる点が記載されている。
特開2003−162132号公報 特開2005−49571号公報 特開2004−184934号公報
図4に示すような従来の帯電ブラシの回転方式では、帯電ブラシ101及び感光体ドラム100は、接触部分で互いに反対方向に回転しているため、帯電ブラシ101の回転が感光体ドラム100の回転動作を制動するように作用する。こうした回転動作を行うため、感光体ドラム100及び帯電ブラシ101は、同一の駆動源から駆動力が伝達されて回転するようになっており、図5に示すように、感光体ドラム100の回転軸に固定されたギアG1から伝達ギアG2を介して帯電ブラシ101の回転軸に固定されたギアG3が連結されて、感光体ドラム100及び帯電ブラシ101が同期して回転するようになっている。
ところで、帯電ブラシ101は、装置の停止が長時間に及ぶと、感光体ドラム100に接触している部分の毛が倒れて、いわゆる寝癖が付いた状態になるという問題点が指摘されている。帯電ブラシ101の一部分に寝癖が付いた状態で回転すると、寝癖が付いた部分が感光体ドラム100に接触するときには、上述した制動作用が弱くなり、感光体ドラム100はその分速く回転するようになる。すなわち、駆動伝達機構としてギア列を用いる場合、各ギアの歯の間にバックラッシ(歯間の遊び)が形成されているので、帯電ブラシ101の制動作用が弱まると、バックラッシの分だけ不連続に感光体ドラム100の回転速度が速くなる。そのため、感光体ドラム100の表面において回転速度が不連続に速くなった範囲だけ帯電ブラシ101との接触が不十分となり、部分的に帯電不良が発生するおそれがある。
そこで、本発明は、帯電ブラシに寝癖が付いた状態で回転させても帯電不良を抑止することができる画像形成装置を提供することを目的とするものである。
本発明に係る画像形成装置は、像担持体と、前記像担持体の表面に帯電ブラシを接触させて帯電させる帯電手段と、前記像担持体の帯電表面を露光して静電潜像を形成する露光手段と、前記像担持体表面に形成された静電潜像にトナーを付着させて可視像化する現像手段と、前記像担持体の表面に形成されたトナー像を用紙に転写させる転写手段と、前記像担持体を回転制御するとともに用紙に画像形成するように前記各手段を制御する制御手段とを備えた画像形成装置において、前記帯電ブラシを前記像担持体との接触部分で前記像担持体の回転方向と同一方向又は反対方向に回転させるブラシ回転手段を備えていることを特徴とする。さらに、前記ブラシ回転手段は、画像形成期間において前記帯電ブラシを前記像担持体との接触部分で前記像担持体の回転方向と同一方向に回転させることを特徴とする。さらに、前記ブラシ回転手段は、前記画像形成期間の前後の非画像形成期間において少なくとも1回前記帯電ブラシを前記像担持体との接触部分で前記像担持体の回転方向と反対方向に回転させることを特徴とする。さらに、前記ブラシ回転手段は、前記帯電ブラシの回転方向の切換時に前記帯電ブラシの回転を一旦停止することを特徴とする。さらに、装置内の温度又は湿度を検知する検知手段を備えており、前記ブラシ回転手段は、前記検知手段の検知出力に応じて前記帯電ブラシの反対方向の回転時間を変更するように設定することを特徴とする。さらに、前記像担持体が回転停止している時間を計測する計測手段を備えており、前記ブラシ回転手段は、前記計測手段が所定時間以上計測した場合に前記帯電ブラシの反対方向の回転時間を変更するように設定することを特徴とする。
上記のような構成を有することで、帯電ブラシを像担持体との接触部分において像担持体の回転方向と同一方向に回転させて、帯電ブラシを像担持体と反対方向に回転させた場合に生じる上述のような帯電不良を抑止することができる。すなわち、帯電ブラシを像担持体との接触部分において像担持体の回転方向と同一方向に回転させることで、帯電ブラシに寝癖が付いた部分が接触しても像担持体の回転速度に影響を与えることがなく、帯電不良が発生することが抑止される。また、帯電ブラシを像担持体との接触部分において像担持体の回転方向と反対方向に回転させて、帯電ブラシの寝癖を矯正するとともに接触部分での像担持体との間の相対速度が大きくなって効率よくクリーニングすることができ帯電不良の発生が抑えられる。
そして、画像形成期間において帯電ブラシを像担持体との接触部分で像担持体の回転方向と同一方向に回転させることで、帯電不良が問題となる画像形成時に帯電不良を抑止することができる。また、画像形成期間の前後の非画像形成期間において少なくとも1回帯電ブラシを像担持体との接触部分で像担持体の回転方向と反対方向に回転させることで、帯電ブラシの寝癖の矯正及びクリーニングを行うことができ、反対方向への回転による帯電不良が発生しても非画像形成期間であるので、問題は生じない。
また、帯電ブラシの寝癖が発生しやすいのは、温度又は湿度が低下した状態であることから、こうした環境条件を検知する検知手段を設けて、その検知出力に応じて帯電ブラシの反対方向の回転時間を変更することで帯電ブラシの寝癖による帯電不良の発生を抑えることができる。また、像担持体の回転が停止した状態が長時間継続すると、帯電ブラシの一部分のみが像担持体に接触した状態が継続して寝癖が付いた状態になることから、回転停止時間を計測する計測手段を設けて、計測手段が所定時間以上計測した場合に帯電ブラシの反対方向の回転時間を変更することで帯電ブラシの寝癖による帯電不良の発生を抑えることができる。
以下、本発明に係る実施形態について詳しく説明する。なお、以下に説明する実施形態は、本発明を実施するにあたって好ましい具体例であるから、技術的に種々の限定がなされているが、本発明は、以下の説明において特に本発明を限定する旨明記されていない限り、これらの形態に限定されるものではない。
図1は、本発明に係る実施形態である画像形成装置の全体構成図である。画像形成装置の上部には原稿を搬送して原稿を読み取る原稿読取部1が配置され、その下部に画像を記録する記録部2、画像を記録する用紙を搬送する用紙搬送部3及び給紙部4が配されている。
原稿読取部1は、原稿搬送装置(ADF)を内部に備えたカバー部10と、スキャナ11を備えた読取本体部12からなる。読取本体部12の上面には、搬送される原稿を読み取る部分にプラテンガラス13が配置され、原稿や本等を載置して読み取る部分に透明なガラス材からなる載置ベッド14が配置されている。搬送原稿を読み取る場合にはスキャナ11をプラテンガラス13に対向する位置に静止させて読取動作を行い、載置ベッド14に載置された原稿等を読み取る場合にはスキャナ11で原稿等の読取面に対して走査して読取動作を行うようにする。
カバー部10の載置ベッド14に対向する面には原稿押え15が取り付けられており、また、その上部には複数枚の原稿を載置しておく原稿トレイ16が設けられている。原稿トレイ16に載置された原稿は、ピックアップローラ17及びセパレートローラ18によりADF内に搬入されてフィードローラ19によりプラテンガラス13に対向する読取位置に搬送されてスキャン11により読み取られ排出ローラ20により原稿排出トレイ21に排出される。
記録部2では、用紙搬送部3により搬送された用紙に記録するために、現像器22、帯電ブラシ23、感光体ドラム24、転写ローラ25、LED露光ヘッド26、メモリ除去ブラシ27及び定着ローラ28が備えられている。まず、感光体ドラム24の表面を帯電ブラシ23により一様に帯電させ、帯電された感光体ドラム24の表面にLED露光ヘッド26で画像記録信号に応じて露光することで静電潜像を形成する。次に、現像器22内のトナーを供給ローラ及び現像ローラによって感光体ドラム24に形成された静電潜像に転移させて可視像化し、転写ローラ25により感光体ドラム24表面に形成されたトナー像を用紙に転写する。そして、転写されたトナー像は、定着ローラ28によって加熱・プレスして用紙に定着される。
こうして、感光体への帯電、露光、現像、用紙への転写及び定着といった一連のプロセスが行われて、用紙に画像形成がなされる。転写後に感光体ドラム24の表面に残留したトナーは、メモリ除去ブラシ(ERSブラシ)27により付着力が弱められ、感光体ドラム10の表面上に分散させられる。そして、残留トナーは、現像器22の現像ローラに回収される。
給紙部4には、給紙カセット5に複数枚の用紙が積載してセットされており、給紙ローラ29により一枚ずつ用紙搬送部3に給紙される。給紙された用紙は、フィードローラ30により搬送されてフィードローラ31及び32に挟持される。そして、フィードローラ31により記録部2に用紙が搬送されて画像形成され、画像形成処理された用紙は定着ローラ28及びフィードローラ33の間に挟持されて定着処理を行った後排紙ローラ34により排紙トレイ35に搬出される。
図2は、画像形成装置の全体ブロック図を示している。本実施形態では、ファクシミリ機能及び複写機能を備えており、具体的には、制御手段であるMPU100、ネットワークとの交信制御を行うNCU101、ファクシミリ交信制御を行うMODEM102、プログラム等を記憶するROM103、データ等を記憶するRAM104、受信したり読み取った画像情報を記憶する画像メモリ105、画像情報を符号化又は復号化するCODEC106、操作者からの入力情報や警告等の報知情報を送受信する操作部107、画像情報を読み取るスキャナ108、外部のコンピュータ等からのプリント指令を受信するプリンタインタフェース109を備えている。これらの各機能ブロックは、互いにデータバス及びアドレスバスにより接続されており、MPU100により全体制御されるようになっている。そして、ファクシミリで受信した情報、スキャナで読み取った情報及びプリント指令とともに受信した情報は、記録部コントローラ110に送信されて用紙に画像形成されるようになる。
図3は、記録部2における回路構成を示す概略図である。上述したように感光体ドラム24の周囲には、その回転方向に沿って帯電ブラシ23、LED露光ヘッド26、現像器22、転写ローラ25及びERSブラシ27が順に配列されている。
帯電ブラシ23は、回転軸の周囲に同じ長さの多数の導電性線条体が放射状に密集して植設されており、感光体ドラム24との接触部分では導電性線条体が撓んだ状態で圧接される。帯電ブラシ23の回転軸には駆動機構43が設けられており、帯電ブラシ23は、駆動機構43により感光体ドラム24との接触部分において感光体ドラム24の回転方向と同一方向(図3中の矢印Wの方向)又は反対方向(図3中の矢印Cの方向)に回転するとともに回転速度を可変とすることができるようになっている。
駆動機構43としては、感光体ドラム24等の回転駆動を行う主モータ40とは別の駆動モータを用いて帯電ブラシ23の回転軸を回転させる方法と、主モータ40からの駆動力を無段変速機を介して伝達して帯電ブラシ23の回転軸を回転させる方法がある。
帯電ブラシ23の回転速度を変更する場合には、別の駆動モータを用いる場合には駆動モータの回転数を変更することで回転速度を変更することができ、無段変速機を用いる場合には、例えば、ベルト式CVT方式のように、伝達用ベルトを一対のプーリで挟持してプーリの間の間隔を変更することで連続的に回転速度を変更することができる。
駆動機構43において、帯電ブラシ23の回転方向を切り換える機構としては、例えば、図6に示すような切換機構が挙げられる。この例では、帯電ブラシ23の回転軸に固定された駆動ギア60に対して、上下動可能に設けられた切換用ブラケット61に、回転ギア62及び63、中間ギア64を回転可能に配設している。回転ギア62は、駆動ギア60よりも上方に配設され、回転ギア63は、駆動ギア60よりも下方に配設されてる。そして、回転ギア63に中間ギア64が噛み合っている。
切換用ブラケット61が下方に移動すると、図6(b)に示すように、回転ギア62が駆動ギア60と噛み合うとともに図示しない感光体ドラム24の回転駆動機構のギアと噛み合うようになっている。また、切換用ブラケット61が上方に移動すると、図6(c)に示すように、回転ギア63が駆動ギア60に噛み合うとともに中間ギアが図示しない感光体ドラム24の回転駆動機構のギアと噛み合うようになっている。
したがって、感光体ドラム24の回転駆動機構から伝達される駆動力により、回転ギア62及び駆動ギア61が噛み合った場合の帯電ブラシ23の回転方向と、回転ギア63及び駆動ギア60が噛み合った場合の回転方向とは、互い逆方向に回転するようになる。
また、切換用ブラケット61を上下動させて帯電ブラシ23の回転方向の切換動作を行う際に、駆動ギア60が回転ギア62及び63の両方からいったん離れた状態となるため、帯電ギア23の回転が一瞬停止した状態となる。回転が一瞬停止してから別の回転ギアが噛み合って逆方向に回転するようになるので、回転方向の切換動作をスムーズに行うことができる。
帯電ブラシ23には、帯電電圧印加回路50が接続されており、正の帯電電圧HVCが印加される。記録部コントローラ110からの制御信号に基づいて帯電電圧印加回路50が帯電電圧HVCを帯電ブラシ23に印加すると感光体ドラム24の表面は一様に帯電された状態となる。帯電ブラシ23の下流側には、表面電位センサ36が配置されており、感光体ドラム24の表面電位を検知するようになっている。また、装置内の温度及び湿度を検知する環境状態検知センサ44が帯電ブラシ23の付近に設置されている。
LED露光ヘッド26には、記録部コントローラ110から画像情報に基づく記録信号が送信され、記録信号に基づいてLEDアレイをオンオフ制御して感光体ドラム24の表面を選択照射し、感光体ドラム24の一様に帯電された表面を露光して画像情報に対応した静電潜像を形成する。
現像器22内の供給ローラ37、現像ローラ38及びブレード39には現像電圧印加回路51が接続されており、記録部コントローラ110からの制御信号に基づいて現像電圧印加回路51がそれぞれに電圧を印加する。供給ローラ37には所定の供給電圧が印加されて、現像器22内のトナーを正に帯電させながら現像ローラ38に供給する。現像ローラ38には所定の現像電圧HVBが印加され、感光体ドラム24の表面に接触しながら露光部分との電位差を利用してトナーを転移する。また、ブレード39には所定のバイアス電圧が印加され、現像ローラ38の表面に対して弾性力によって圧接し現像ローラ38の表面に付着したトナー層の層厚を均一にする。
転写ローラ25には、電流検出回路52を介して転写電圧印加回路53が接続されており、記録部コントローラ110からの制御信号に基づいて転写電圧印加回路53が転写電圧HVTを転写ローラ25に印加し、感光体ドラム24の表面に形成されたトナー像を電界吸引力により用紙に転写する。電流検出回路52は、転写ローラ25と感光体ドラム23との間で流れる電流値を検知し、検知された電流値に基づいて記録部コントローラ110が印加する転写電圧を調整する。
定着ローラ28にはヒータ駆動回路54が接続されており、記録部コントローラ110からの制御信号に基づいてヒータ駆動回路54が動作して定着ローラ28内のヒータランプを発熱させる。定着ローラ28の表面温度を検知するためにサーミスタ55が表面に接触して配置されており、サーミスタ55の検知信号に基づいて記録部コントローラ110はヒータ駆動回路54を制御し、定着ローラ28の表面温度を所定温度に維持するようにする。
ERSブラシ27には分散電圧印加回路56が接続されており、記録部コントローラ110からの制御信号に基づいて分散電圧印加回路56が分散電圧HVCLをERSブラシ27に印加し、感光体ドラム24表面の残留トナーを効率よく分散させるようにする。
記録部コントローラ110は、主モータ40に対して制御信号を送信して駆動制御を行う。主モータ40は、記録部コントローラ110からの制御信号に基づいて、記録部2の感光体ドラム24等の回転体、用紙搬送部3の各フィードローラ及び給紙部4の給紙ローラ29を回転制御して、用紙を搬送しながら一連の画像形成処理を行う。給紙動作に際しては、クラッチ41をオンオフ制御して給紙ローラ29を回転制御して給紙し、用紙検知センサ42からの検知信号に基づき搬送制御を行う。
記録部コントローラ110は、ブラシ回転制御部111、タイマ112及び回転速度テーブル113を備えており、ブラシ回転制御部111は、回転設定テーブル113に記憶された設定値に基づいて駆動機構44を制御して帯電ブラシ23の回転方向及び回転速度並びに反対方向の回転時間を変更し、帯電ブラシ23を感光体ドラム24との接触部分において感光体ドラム24の回転方向と同一方向(図3中の矢印Wの方向)又は反対方向(図3中の矢印Cの方向)に回転させるとともに感光体ドラム24よりも速く回転させることもでき、さらに反対方向の回転時間を調整することで帯電ブラシ23の寝癖状態の矯正及びクリーニングに必要な時間を確保できる。タイマ112は、主モータ40の回転停止時間を計測するために用いられる。回転設定テーブル113は、帯電ブラシ23の回転速度及び反対方向の回転時間について種々の条件下(主モータの回転停止時間、温度、湿度をパラメータとする条件設定)での設定値を記憶する。一般に、回転停止時間が長いほど帯電ブラシの寝癖が付きやすくなるため、回転速度やを大きくしたり反対方向の回転時間を長く設定する。また、温度及び湿度については、温度又は湿度が低下するほど帯電ブラシの寝癖が付きやすくなるため、同様に回転速度を大きくしたり反対方向の回転時間を長く設定する。
図7は、画像処理を行う場合の主モータ40の回転駆動動作及び駆動機構43のギアの切換動作に関するタイムチャートを示している。主モータ40は、記録信号が入力されて駆動回転を開始し、前回転区間T0、画像形成区間T1及び後回転区間T2の間継続して駆動回転が行われる。前回転区間T0では、定着ローラ28の加熱して感光体ドラム24を回転させ画像形成処理のための準備処理を行い、画像形成処理区間T1では給紙を開始して用紙に画像形成処理を行い、記録信号の終了とともに後回転区間T2で感光体ドラム24のクリーニング動作等が行われる。
駆動機構43は、帯電ブラシ23を感光体ドラム24との接触部分において感光体ドラム24の回転方向と同一方向に回転させる切換状態W、両方の回転ギアから切り離されて帯電ブラシ23の回転がいったん停止した切離し状態N及び帯電ブラシ23を感光体ドラム24との接触部分において感光体ドラム24の回転方向と反対方向に回転させる切換状態Cの3つの状態に設定される。
まず、前回転区間T0では、主モータ40の駆動回転開始から所定時間経過後に切換状態Cに設定されて、切換区間T01だけ感光体ドラム24との接触部分で反対方向に回転させることで、待機時に帯電ブラシ23に付いた寝癖を起こすようにして寝癖の状態を矯正するとともに、接触部分での感光体ドラム24との間の相対速度を大きくすることで帯電ブラシ23に付着したトナー等を感光体ドラム24に転移しやすくしてクリーニング効率を向上させる。
そして、画像形成区間T1では、その直前で切換動作を行うことで、一旦切離し状態Nとなって帯電ブラシ23の回転を停止し、切換状態Wに設定して、感光体ドラム24との接触部分で同一方向に回転させる。画像形成区間T1では、帯電ブラシ23を感光体ドラム24との接触部分において感光体ドラム24の回転方向と同一方向に回転させることで、帯電ブラシ23に寝癖が付いた部分が感光体ドラム24に接触してもその回転速度に影響を与えることがなく、帯電不良が発生することが抑止される。この場合、帯電ブラシ23を感光体ドラム24の接触部分において感光体ドラム24よりも速く回転させれば、さらに寝癖の付いた部分が接触する際の影響を抑えることが可能となる。
後回転区間T2では、一旦切離し状態Nに設定した後切換状態Cに設定し、切換区間T21だけ感光体ドラム24との接触部分で反対方向に回転させることで、前回転区間T0の場合と同様に帯電ブラシ23の効率的なクリーニングを行うことができる。
以上説明した例では、前回転区間T0及び後回転区間T2において駆動機構43を切換状態Cに設定しているが、どちらか一方のみの区間で設定するようにしてもよい。
また、画像形成区間T1では、温度や湿度といった環境状態の変化や主モータ40の回転停止時間の長さによって帯電ブラシ23の寝癖の状態が変化することから、そうした変化に対応して帯電ブラシ23の回転速度を調整することが望ましい。
図8は、前回転区間T0において、帯電ブラシ23の反対方向の回転時間(切換区間T01)の長さを環境状態に基づいて変更するための処理フローである。まず、記録信号が受信されたかチェックし(S100)、記録信号が受信されると、環境状態検知センサ44の検知出力を読み込み(S101)、回転設定テーブル113から対応する反対方向の回転時間の設定値を読み出して回転時間を決定する(S102)。そして、駆動機構43を切換状態Cに設定して帯電ブラシ23の回転を開始し(S103)、設定された回転時間だけ反対方向に回転した(S104)後帯電ブラシ23の回転を停止する(S105)。帯電ブラシ23の回転停止は、駆動機構43を切離し状態Nに設定すればよい。そして、駆動機構43を切換動作して切換状態Wに設定し(S106)、帯電ブラシ23を同一方向に回転させて(S107)記録処理を行う(S108)。記録が終了したかチェックし(S109)、終了していなければ記録処理を続行する。記録が終了した場合には帯電ブラシの回転を停止して(S110)終了する。
図9は、画像形成区間T1において、帯電ブラシ23の反対方向の回転時間(切換区間T01)の長さを主モータ40の回転停止時間に基づいて変更するための処理フローである。まず、記録信号が受信されたかチェックし(S200)、記録信号が受信されると、タイマ24からの時刻信号に基づいて積算した主モータ40の回転停止時間を読み込み(S201)、回転設定テーブル113から対応する反対方向の回転時間の設定値を読み出して回転時間を決定する(S202)。そして、駆動機構43を切換状態Cに設定して帯電ブラシ23の回転を開始し(S203)、設定された回転時間だけ反対方向に回転した(S204)後帯電ブラシ23の回転を停止する(S205)。帯電ブラシ23の回転停止は、駆動機構43を切離し状態Nに設定すればよい。そして、駆動機構43を切換動作して切換状態Wに設定し(S206)、帯電ブラシ23を同一方向に回転させて(S207)記録処理を行う(S208)。記録が終了したかチェックし(S209)、終了していなければ記録処理を続行する。記録が終了した場合には帯電ブラシの回転を停止し(S210)、回転停止時間のカウントを開始して(S211)終了する。
以上のように、装置内の環境状態及び主モータの回転停止時間に基づいて帯電ブラシの反対方向の回転時間を調整しているので、帯電ブラシの寝癖の状態に応じてその矯正に必要な時間を設定して寝癖を矯正することで帯電不良の発生をできる限り抑えることが可能となる。
本発明に係る実施形態に関する画像形成装置全体の概略断面図である。 画像形成装置の全体ブロック図を示している。 記録部における回路構成を示す概略図である。 従来の帯電ブラシの回転動作に関する説明図である。 従来の帯電ブラシの回転駆動伝達機構に関する説明図である。 駆動機構のギアの切換機構に関する説明図である。 画像処理を行う場合の主モータの回転駆動動作及び駆動機構のギアの切換動作に関するタイムチャート 反対方向の回転時間を環境状態に基づいて変更するための処理フローである。 反対方向の回転時間を回転停止時間に基づいて変更するための処理フローである。
符号の説明
1 画像形成装置
2 記録部
3 用紙搬送部
4 給紙部
5 給紙カセット
23 帯電ブラシ
43 駆動機構
44 環境状態検知センサ

Claims (6)

  1. 像担持体と、前記像担持体の表面に帯電ブラシを接触させて帯電させる帯電手段と、前記像担持体の帯電表面を露光して静電潜像を形成する露光手段と、前記像担持体表面に形成された静電潜像にトナーを付着させて可視像化する現像手段と、前記像担持体の表面に形成されたトナー像を用紙に転写させる転写手段と、前記像担持体を回転制御するとともに用紙に画像形成するように前記各手段を制御する制御手段とを備えた画像形成装置において、前記帯電ブラシを前記像担持体との接触部分で前記像担持体の回転方向と同一方向又は反対方向に回転させるブラシ回転手段を備えていることを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記ブラシ回転手段は、画像形成期間において前記帯電ブラシを前記像担持体との接触部分で前記像担持体の回転方向と同一方向に回転させることを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記ブラシ回転手段は、前記画像形成期間の前後の非画像形成期間において少なくとも1回前記帯電ブラシを前記像担持体との接触部分で前記像担持体の回転方向と反対方向に回転させることを特徴とする請求項1又は2に記載の画像形成装置。
  4. 前記ブラシ回転手段は、前記帯電ブラシの回転方向の切換時に前記帯電ブラシの回転を一旦停止することを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載の画像形成装置。
  5. 装置内の温度又は湿度を検知する検知手段を備えており、前記ブラシ回転手段は、前記検知手段の検知出力に応じて前記帯電ブラシの反対方向の回転時間を変更するように設定することを特徴とする請求項1から4のいずれかに記載の画像形成装置。
  6. 前記像担持体が回転停止している時間を計測する計測手段を備えており、前記ブラシ回転手段は、前記計測手段が所定時間以上計測した場合に前記帯電ブラシの反対方向の回転時間を変更するように設定することを特徴とする請求項1から5のいずれかに記載の画像形成装置。
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JP2013182255A (ja) * 2012-03-05 2013-09-12 Konica Minolta Inc 画像形成装置

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