JP6696877B2 - 開閉式ルーフ付き自動車のシール構造 - Google Patents

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Description

この発明は、前側ルーフと後側ルーフとを備えた開閉式ルーフにより車室上方を開閉する開閉式ルーフ付き自動車のシール構造に関する。
従来、上述例の開閉式ルーフとしては、特許文献1に開示されているように、前側ルーフとしてのフロントルーフおよびミドルルーフと、後側ルーフとしてのデッキカバーとを備え、この開閉式ルーフにより車室上方を開閉するものが知られている。
上述の前側ルーフにはルーフ側ウエザストリップが設けられ、車体に設けられたピラーには、ピラー側ウエザストリップが設けられるのが一般的である。
上述の開閉式ルーフの閉時には、ピラー側ウエザストリップがサイドドアのサイドウインドで押されることにより、ルーフ側ウエザストリップがピラー側ウエザストリップにて車幅内側に押込まれ、ピラー側ウエザストリップとデッキカバー前部との間に隙間が発生する。
この隙間の発生を防止するには、サイドウインドの車幅外側に引っ掛かるリップ部をルーフ側ウエザストリップに設け、ルーフ閉時に、ルーフ側ウエザストリップが車幅内側に押込まれるのを上記リップ部にて防止する構造が考えられる。
この場合、上述のリップ部はフロントルーフ、ミドルルーフの格納時に、これら前側ルーフと共に格納スペースに格納されることになり、上述のピラー側ウエザストリップとデッキカバー前部との間には上述の隙間が残り、デッキカバー内側に対して風速が相対的に速く、圧力が相対的低い走行風の影響を受けて、上述の隙間から空気が車外に吸い出されて、騒音(吸い出し音)が発生する。
つまり、ピラー上部に沿って後方に流れる空気が、当該空気に対し相対速度が速く、かつ低圧な車体側面流により、上記隙間から車外に吸い出されて、騒音が発生するものである。
特開2016−117404号公報
そこで、この発明は、ルーフおよびサイドウインド閉時のリップ部によるシール性を阻害することなく、ルーフ開放状態において隙間を塞ぎ、風の吸出し音発生を防止することができる開閉式ルーフ付き自動車のシール構造を提供することにある。
この発明による開閉式ルーフ付き自動車のシール構造は、前側ルーフと後側ルーフとを備えた開閉式ルーフにより車室上方を開閉する開閉式ルーフ付き自動車のシール構造であって、上記後側ルーフの側面前方にサイドウインドが設けられ、上記後側ルーフ上縁のサイドウインド側コーナ部が、上記サイドウインド後枠部よりも車両前方に突出しており、上記コーナ部の車内側に車体に設けられたピラーが配され、上記前側ルーフに取付けられる前側ルーフ側ウエザストリップに、ルーフ閉鎖状態において上記ピラーの上端部を車外側から覆うように位置するリップ部が設けられ、上記後側ルーフのサイドウインド側コーナ部の車内側にシール部材が設けられ、該シール部材から、上記前側ルーフの開放状態において上記コーナ部と上記ピラーとの間に形成されるリップ部用の隙間を塞ぐ延長シール部が延設され、該延長シール部は、ルーフ閉鎖状態において、上記前側ルーフ側ウエザストリップのリップ部を上記ピラーとで挟む位置に設けられたものである。
上述の前側ルーフは、フロントルーフとミドルルーフとで構成してもよく、また、上述の後側ルーフはデッキカバーで構成してもよい。さらに、サイドウインドの枠部は、例えばルーフ、フロントピラー、センタピラー、デッキカバーで構成してもよく、サイドウインド後枠部は上記枠部の後部を意味する。
上記構成によれば、車内側のシール部材から上記隙間の過半部を塞ぐ延長シール部を設けたので、この延長シール部により上記隙間を塞ぎ、車体側面流に起因する風の吸い出し音(騒音)を防止することができると共に、また上記延長シール部は車内側から延設されており、ルーフ閉時には該延長シール部でリップ部を押さえるので、位置決め強度も高くなる。
この発明の一実施態様においては、上記サイドウインド後枠部の車外側にモールが設けられ、該モールの前端部と上記延長シール部の後縁とが車室内外方向に交差して係合されたものである。
上記構成によれば、車内側の延長シール部と、車外側のモールとを内外方向に交差させて係合することで、延長シール部に芯材を設ける等の硬質化をすることなく、位置決め精度の耐久性を向上させることができる。
詳しくは、延長シール部とモールとを何れも柔軟な部材で形成しても、引っ張り方向には耐久性が高いことを利用し、柔軟部材同士で互いが取付け部側(車室内側と外側)に引っ張り合い、位置決め剛性の耐久性を高めるものである。
この発明の一実施態様においては、上記ピラーの上部には、上記開閉式ルーフを受止める凹部が車両前後方向に延設されたものである。
上記構成によれば、上述の凹部により開閉式ルーフをピラー上部に位置ずれすることなく支持することができ、また凹部(ピラー凹部)に沿って上記隙間方向に流れる風による吸い出し音の発生を効果的に防止することができる。すなわち、開閉式ルーフの支持と、吸い出し音の防止との両立を図ることができる。
この発明によれば、ルーフおよびサイドウインド閉時のリップ部によるシール性を阻害することなく、ルーフ開放状態において隙間を塞ぎ、風の吸出し音発生を防止することができる効果がある。
本発明のシール構造を備えた開閉式ルーフ付き自動車のルーフオープン時の斜視図 ルーフクローズ時の斜視図 サイドウインドと開状態のデッキカバーとの間部分周辺の斜視図 図2の要部拡大斜視図 図2の部分拡大側面図 図5のA−A線矢視断面図 図1の部分拡大側面図 図7のB−B線矢視断面図 図7のC−C線矢視断面図 図9にリンク機構を取り付けた状態で示す正面図 図7のD−D線矢視断面図 車両右側の巻込み風防止構造を示す側面図 (a)はシール部材の正面図、(b)はシール部材の右側面図
ルーフおよびサイドウインド閉時のリップ部によるシール性を阻害することなく、ルーフ開放状態において隙間を塞ぎ、風の吸出し音発生を防止するという目的を、前側ルーフと後側ルーフとを備えた開閉式ルーフにより車室上方を開閉する開閉式ルーフ付き自動車のシール構造であって、上記後側ルーフの側面前方にサイドウインドが設けられ、上記後側ルーフ上縁のサイドウインド側コーナ部が、上記サイドウインド後枠部よりも車両前方に突出しており、上記コーナ部の車内側に車体に設けられたピラーが配され、上記前側ルーフに取付けられる前側ルーフ側ウエザストリップに、ルーフ閉鎖状態において上記ピラーの上端部を車外側から覆うように位置するリップ部が設けられ、上記後側ルーフのサイドウインド側コーナ部の車内側にシール部材が設けられ、該シール部材から、上記前側ルーフの開放状態において上記コーナ部と上記ピラーとの間に形成されるリップ部用の隙間の過半部を塞ぐ延長シール部が延設され、該延長シール部は、ルーフ閉鎖状態において、上記前側ルーフ側ウエザストリップのリップ部を上記ピラーとで挟む位置に設けられるという構成にて実現した。
この発明の一実施例を以下図面に基づいて詳述する。
図面は開閉式ルーフ付き自動車のシール構造を示し、図1は当該自動車のルーフオープン(ルーフ開放)時の斜視図、図2はルーフクローズ(ルーフ閉鎖)時の斜視図、図3はサイドウインドと開状態のデッキカバーとの間部分周辺の斜視図、図4は図2の要部拡大斜視図である。
図1に示すように、この実施例の自動車は車室上面および車室側面に開口部1を有するオープンカーである。
図1、図2において、サイドドア2を支持するヒンジピラー(図示せず)の上端には、当該ヒンジピラーから上方かつ後方に延びるフロントピラー3を設けている。該フロントピラー3は左右一対設けられており、これら左右の各フロントピラー3,3の上端部相互間には、車幅方向に延びるフロントヘッダ4が設けられている。
上述のサイドドア2はドアミラー5およびドアアウタハンドル6を有すると共に、昇降可能なサイドウインド7(図2参照)を備えている。
車体前部のエンジンルーム8の上方はボンネット9で覆われており、エンジンルーム8の左右両側方はフロントフェンダ10で覆われている。一方、車体後部のトランクルーム11上方はトランクリッド12で覆われており、トランクルーム11の左右両側方にはリヤフェンダ13,13が設けられている。
なお、14はリヤフェンダ13に設けられたフィラリッド、15は前輪、16は後輪である。また、図1に示すように、車室内には乗員着座用のシート17,18が設けられており、これらシート17,18の一方がドライバーズシートに設定され、他方がパッセンジャーズシートに設定される。
図1〜図4に示すように、フロントルーフ21とミドルルーフ22とから成る前側ルーフ23と、後側ルーフとしてのデッキカバー24とで開閉式ルーフ20が構成されており、前側ルーフ23とデッキカバー24とを備えた上述の開閉式ルーフ20により車室上方を開閉すべく構成している。
上述の開閉式ルーフ20は、図3に示すリンク機構25により開閉されるもので、ルーフクローズ時には、図2に示すように、フロントルーフ21、ミドルルーフ22、デッキカバー24で車室上方を覆い、ルーフオープン時には、図1に示すように、フロントルーフ21およびミドルルーフ22が後部車体に設けられた格納区画26内に格納されるものである。
上述のルーフクローズ時において、フロントルーフ21はその前端車幅方向中間に設けたフック(図示せず)を介してフロントヘッダ4の対応部に離脱可能に係合される。
また、上述のデッキカバー24は、図1〜図4に示すように、その閉鎖時に車室とトランクルーム11との間の車両外面を構成するもので、該デッキカバー24は車幅方向に延びて格納区画26を閉塞するプレート状のベース部24aと、ベース部24aの車幅方向両側において前高後低状に突出する左右の突出部24bと、これら左右の突出部24b,24b間に車幅方向に架設されたヘッダ部24cとを、一体形成したものであり、突出部24bの前端部外側面には、デッキカバー24と別体のガーニッシュ27が図示しないクリップを用いて取付けられている。
図5は図2の部分拡大側面図、図6は図5のA−A線矢視断面図、図7は図1の部分拡大側面図、図8は図7のB−B線矢視断面図、図9は図7のC−C線矢視断面図、図10は図9にリンク機構を取り付けた状態で示す正面図、図11は図7のD−D線矢視断面図、図12は車両右側の巻込み風防止構造を示す側面図、図13の(a)はシール部材の正面図、図13の(b)はシール部材の右側面図である。
図6、図8、図12、図13に示すように上述のデッキカバー24は、各部24a,24b,24cを形成するため、デッキカバーインナ24Aと、該デッキカバーインナ24Aよりも厚肉で、かつ樹脂製のデッキカバーアウタ24Bとを備えており、デッキカバー24の前上部においては、図6、図8に示すように、デッキカバーインナ24Aとデッキカバーアウタ24Bとを、シール部材28およびブラケット29を介して連結しており、さらに、図12に示すように、デッキカバー24前端部においては、ブラケット29とデッキカバーインナ24Aとをヘミング加工して、ヘミング加工部29aを形成している。
図9、図10、図12に示すように、上述のデッキカバーインナ24Aには、デッキカバー24におけるミドルルーフ22との当接部後方に設けられて下方かつ後方に突出する段部30が一体形成されている。
ところで、図2、図4に示すように、後側ルーフとしてのデッキカバー24の側面前方には上述のサイドウインド7が設けられており、デッキカバー24上縁のサイドウインド側コーナ部24Xは、図4に示すように、サイドウインド7の後枠部(フロントピラー3、フロントルーフ21、ミドルルーフ22、後述するピラー31よりなるサイドウインド枠部の後部)よりも車両前方に突出している。
図1、図2に示すように、上述のコーナ部24Xの車内側には、車体に設けられて上下方向に延びるピラー31が配されており、このピラー31にはピラー側ウエザストリップ32が設けられている。
図9、図10、図11に示すように、上述のピラー側ウエザストリップ32の上部には、外片部32aと内片部32bと底片部32cとにより車両前後方向に延びる凹部33が形成されており、この凹部33で開閉式ルーフ20を受止めるように構成している。
一方、図5、図6に示すように、前側ルーフ23としてのミドルルーフ22の車幅方向外側下部には、前側ルーフ側ウエザストリップ34が取付けられている。図5に示すように、この前側ルーフ側ウエザストリップ34は、ミドルルーフ22の下部に沿設されたもので、図6に示すように、該ルーフ側ウエザストリップ34は、ルーフ閉鎖状態において後述するシール部材40との間をシールするシール部34aと、ピラー31上端部のピラー側ウエザストリップ32およびサイドウインド7を車外側から覆うように位置するリップ部34bとが設けられると共に、ルーフ側ウエザストリップ34の必要箇所には芯材34cが内設されている。
図10、図12に示すように、上述のデッキカバー24の上記コーナ部24Xの車内側、詳しくは、突出部24bの前上部に相当するデッキカバーインナ24Aには、複数の取付け部材39,39を用いてシール部材40が取付けられている。
上述のシール部材40は、図13の(a)、(b)にも示すように、シール部材本体40aと、このシール部材本体40aの車幅方向外側かつ上部から突出部24bの内面形状に沿って湾曲状に延びて、前側ルーフ23の開放状態(格納状態)において、図8に示すように、コーナ部24Xとピラー側ウエザストリップ32との間に形成されるリップ部34b用の隙間g1の大半部を塞ぐ延長シール部40bと、図12に示すように、開口部1の後縁に対して後方に離間した部位から車室内側かつ車両前方に延びて、走行風を車両前方に返す返し部40cと、を備えている。
上述のシール部材40におけるシール部材本体40aには、図6、図8、図13に示すように、芯材40dが内設されている。また、図6に示すように、シール部材40の延長シール部40bは、ルーフ閉鎖状態において、前側ルーフ側ウエザストリップ34のリップ部34bをピラー側ウエザストリップ32とで挟む位置に設けられている。
このように、車内側のシール部材40から上述の隙間g1を塞ぐ、詳しくは、コーナ部24Xとピラー側ウエザストリップ32との間に形成されるリップ部34b用の隙間g1を、その一部を残して隙間g1の過半部を塞ぐ延長シール部40bを設けることで、車体側面流に起因する風の吸い出し音(騒音)を防止すると共に、延長シール部40bが車内側から延設されていることにより、図6に示すように、ルーフ閉鎖時には該延長シール部40bでリップ部34bを押さえて、位置決め強度をも高めるように構成したものである。
因に、上述の延長シール部40bが存在しない場合には、図9に矢印aで示すように、車体側面流により風の吸い出しが発生し、吸い出し音(騒音)が生ずるが、上述の延長シール部40bを設けることで、斯る吸い出し音の発生を防止するものである。
さらに、図5〜図8に示すように、サイドウインド7の後枠部の車外側、具体的には、ガーニッシュ27の上縁、後縁、下縁にはモール42が設けられており(なお、図1〜図4では、モール42の図示を省略している)、図6、図8に示すように、該モール42の前端部と上述の延長シール部40bの後縁とが車室内外方向に交差して係合されている。
すなわち、図6、図8に示すように、上述のモール42の前端部は、車幅方向内側に指向する鉤形状に形成されると共に、延長シール部40bの車幅方向外側後端には、鉤形状部42aを係止する係止片40eが一体形成されており、鉤形状部42aと係止片40eとの係合により、両者40b,42の係合を可能と成している。
このように、車内側の延長シール部40bと、車外側のモール42とを車幅方向の内外方向に交差させて係合することで、延長シール部40bに芯材を設ける等の硬質化をすることなく、位置決め精度の耐久性向上を図るように構成したものである。
詳しくは、延長シール部40bとモール42とを何れも柔軟な部材で形成しても、引っ張り方向には耐久性が高いことを利用し、柔軟部材(延長シール部40bとモール42)同士で互いが取付け部側(車室内側と車室外側)に引っ張り合い、位置決め剛性の耐久性を高めるように構成したものである。
ところで、図12に示すように、上述の開口部1後縁、換言すれば、デッキカバー24の前縁に対して車両後方に離間した部位から車室内側かつ車両前方に延びて、走行風を車両前方に返す返し部40cを設けている。ルーフオープン時において車両前方から車両後方に向けて流れる走行風の大半は、図12に矢印bで示すように、デッキカバー24の外面を通って、車両後方に流れるが、走行風の一部は、図12に矢印cで示すように、デッキカバー24角部であるコーナ部24Xから当該デッキカバー24内に入ってくる。
上述の開口部1から車室内に入ってきた走行風は、上述の返し部40cにて車両前方に返され、一旦、車室内に入ってきた走行風を図12の矢印cの如く車両前方に返すので、圧力が高まって、脈動音を防止し、共鳴を抑制するよう構成したものである。
図9に示すように、上述の開閉式ルーフ20はリンク機構25で開閉駆動され、開閉式ルーフ20と格納区画26との間における車幅方向左右両側部(図9では車両の左側部のみを示す)には、上記リンク機構25を配置するためのスペースS1が形成されている。
そして、上述の返し部40cは、このスペースS1に隣接して設けられている。
図10に仮想線で示すように、上述のリンク機構25の車室内側には、トリム等の内装材43が設けられている。この内装材43はフロントルーフ21、ミドルルーフ22の格納時に上述のリンク機構25と共に格納されるものである。
図9、図10、図12、図13に示すように、上述の返し部40cは、開口部1の後縁に対して後方に離間した部位から車室内側に延びる左右一対の縦片40cと、これら縦片40cの下端部から車両前方に延びる横片40cとを備えて、図12に示すように、側面視で略L字状に形成されており、かつ図10に示すように、車両正面視で門形状に形成されている。
また左右一対の縦片40c、横片40c間には、リンク機構25のうちの1つのリンク25A(図10参照)を車幅方向中間部で回避する開口部40cが形成されている。
さらに、図12に示すように、上述の返し部40cはデッキカバー24におけるミドルルーフ22との当接部、つまりデッキカバー24の上部前端の後方に設けられて下方に突出する段部30と、この段部30の下部に設けられた返し部材としてのシール部材40の一部とで構成されている。
一方、図9、図10に示す44はリヤウインド部で、このリヤウインド部44はリヤウインドガラスを有している。また、該リヤウインド部44はフロントルーフ21およびミドルルーフ22と共に動き、前側ルーフ23(図2、図4参照)の格納時には、該前側ルーフ23と共に格納されるものである。
なお、図中、矢印Fは車両前方を示し、矢印Rは車両後方を示し、矢印INは車幅方向の内方を示し、矢印OUTは車幅方向の外方を示し、矢印UPは車両上方を示す。
このように、上記実施例の開閉式ルーフ付き自動車のシール構造は、前側ルーフ23と後側ルーフ(デッキカバー24参照)とを備えた開閉式ルーフ20により車室上方を開閉する開閉式ルーフ付き自動車のシール構造であって、上記後側ルーフ(デッキカバー24)の側面前方にサイドウインド7が設けられ、上記後側ルーフ(デッキカバー24)上縁のサイドウインド側コーナ部24Xが、上記サイドウインド7後枠部よりも車両前方に突出しており、上記コーナ部24Xの車内側に車体に設けられたピラー31が配され、上記前側ルーフ23に取付けられる前側ルーフ側ウエザストリップ34に、ルーフ閉鎖状態において上記ピラー31の上端部を車外側から覆うように位置するリップ部34bが設けられ、上記後側ルーフ(デッキカバー24)のサイドウインド側コーナ部24Xの車内側にシール部材40が設けられ、該シール部材40から、上記前側ルーフ23の開放状態において上記コーナ部24Xと上記ピラー31(詳しくは、ピラー側ウエザストリップ32参照)との間に形成されるリップ部34b用の隙間g1の過半部を塞ぐ延長シール部40bが延設され、該延長シール部40bは、ルーフ閉鎖状態において、上記前側ルーフ側ウエザストリップ34のリップ部34bを上記ピラー31(詳しくは、ピラー側ウエザストリップ32)とで挟む位置に設けられたものである(図2、図6、図8、図12参照)。
この構成によれば、車内側のシール部材40から上記隙間g1の過半部を塞ぐ延長シール部40bを設けたので、この延長シール部40bにより上記隙間g1の過半部を塞ぎ、車体側面流に起因する風の吸い出し音(騒音)を防止することができると共に、また上記延長シール部40bは車内側から延設されており、ルーフ閉時には該延長シール部40bでリップ部34bを押さえるので、位置決め強度も高くなる。
また、この発明の一実施形態においては、上記サイドウインド7後枠部の車外側にモール42が設けられ、該モール42の前端部と上記延長シール部40bの後縁とが車室内外方向に交差して係合されたものである(図6、図8参照)。
この構成によれば、車内側の延長シール部40bと、車外側のモール42とを内外方向に交差させて係合することで、延長シール部40bに芯材を設ける等の硬質化をすることなく、位置決め精度の耐久性を向上させることができる。
詳しくは、延長シール部40bとモール42とを何れも柔軟な部材で形成しても、引っ張り方向には耐久性が高いことを利用し、柔軟部材同士で互いが取付け部側(車室内側と外側)に引っ張り合い、位置決め剛性の耐久性を高めるものである。
さらに、この発明の一実施形態においては、上記ピラー31(詳しくは、ピラー側ウエザストリップ32参照)の上部には、上記開閉式ルーフ20を受止める凹部33が車両前後方向に延設されたものである(図11、図12参照)。
この構成によれば、上述の凹部33により開閉式ルーフ20をピラー31上部に位置ずれすることなく支持することができ、また凹部33(ピラー凹部)に沿って上記隙間g1方向に流れる風による吸い出し音の発生を効果的に防止することができる。すなわち、開閉式ルーフ20の支持と、吸い出し音の防止との両立を図ることができる。
この発明の構成と、上述の実施例との対応において、
この発明の後側ルーフは、実施例のデッキカバー24に対応するも、
この発明は、上述の実施例の構成のみに限定されるものではない。
例えば、上記実施例においては、フロントルーフ21とミドルルーフ22とで前側ルーフ23を構成したが、この前側ルーフ23はフロントルーフのみにより構成してもよい。
また延長シール部40bは隙間g1の過半部を塞ぐよう構成したが、これに限らず、全部を塞いでもよい。
以上説明したように、本発明は、前側ルーフと後側ルーフとを備えた開閉式ルーフにより車室上方を開閉する開閉式ルーフ付き自動車のシール構造について有用である。
7…サイドウインド
20…開閉式ルーフ
23…前側ルーフ
24…デッキカバー(後側ルーフ)
24X…コーナ部
31…ピラー
33…凹部
34…前側ルーフ側ウエザストリップ
34b…リップ部
40…シール部材
40b…延長シール部
42…モール
g1…隙間

Claims (3)

  1. 前側ルーフと後側ルーフとを備えた開閉式ルーフにより車室上方を開閉する開閉式ルーフ付き自動車のシール構造であって、
    上記後側ルーフの側面前方にサイドウインドが設けられ、
    上記後側ルーフ上縁のサイドウインド側コーナ部が、上記サイドウインド後枠部よりも車両前方に突出しており、
    上記コーナ部の車内側に車体に設けられたピラーが配され、
    上記前側ルーフに取付けられる前側ルーフ側ウエザストリップに、ルーフ閉鎖状態において上記ピラーの上端部を車外側から覆うように位置するリップ部が設けられ、
    上記後側ルーフのサイドウインド側コーナ部の車内側にシール部材が設けられ、
    該シール部材から、上記前側ルーフの開放状態において上記コーナ部と上記ピラーとの間に形成されるリップ部用の隙間を塞ぐ延長シール部が延設され、
    該延長シール部は、ルーフ閉鎖状態において、上記前側ルーフ側ウエザストリップのリップ部を上記ピラーとで挟む位置に設けられたことを特徴とする
    開閉式ルーフ付き自動車のシール構造。
  2. 上記サイドウインド後枠部の車外側にモールが設けられ、該モールの前端部と上記延長シール部の後縁とが車室内外方向に交差して係合された
    請求項1に記載の開閉式ルーフ付き自動車のシール構造。
  3. 上記ピラーの上部には、上記開閉式ルーフを受止める凹部が車両前後方向に延設された
    請求項1または2に記載の開閉式ルーフ付き自動車のシール構造。
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